夢色パティシエール
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『夢色パティシエール』(ゆめいろパティシエール)は、松本夏実による日本の漫画作品。
概要
集英社の漫画雑誌『りぼん』にて2008年10月号から連載中。作者の松本にとっては、同誌2006年8月号限りで終了した『アリスから魔法』以来、2年2か月ぶりの『りぼん』本誌復帰作にあたる。
第1話でゲームメーカーのコナミとのタイアップ作品であることが明らかにされた。また、テレビアニメが2009年に放送開始される事が発表されている(詳細は後述)。
主な登場キャラクター
- 天野 いちご(あまの - )
- 主人公。ケーキ大食いチャンピオンで金メダルをとったことがあるほどのケーキ好き。それが高じてパティシエに憧れる14歳。ただし腕前はまだまだ未熟。
- デパートのケーキ祭りに来た時にアンリ・リュカスと名乗る人物にスカウトされ、彼が講師を務める製菓の専門学校・聖マリー学園の日本校に編入学した。
- 1月5日生まれで身長は152cm、血液型はO型で[1]、実家は神奈川にある。
- バニラ
- いちごが聖マリー学園日本校の門を初めてくぐった際に出現し、彼女に取り憑いたスイーツ精霊。結構厳しい性格。得意ジャンルはバニラを使ったケーキ。
- アンリ・リュカス
- 製菓の専門学校・聖マリー学園の講師。フランスの有名なケーキ店「マリーレーヌ」の創業者マリー・リュカスの曾孫でもある。いちごの味覚の鋭さと感受性の豊かさに着目し、学園にスカウトした。製菓の才能においては他の講師陣からも一目置かれる。いちごの聖マリー学園日本校への編入学直前にフランス本校に出張した。
- 花房 五月(はなぶさ さつき)
- 聖マリー学園の学生。ケーキ作りを得意とする一方で、飴細工でも才能を発揮する。母親は華道家。夢は菓子と華道の融合したものを作ること。父親はバラ専門の園芸家だったがフランスで客死した。
- 安藤 千乃助(あんどう せんのすけ)
- 聖マリー学園の学生。洋菓子の中に巧みに和のテイストを取り入れる鬼才。和菓子屋の跡取り息子だが洋菓子が大好き。
- 樫野 真(かしの まこと)
- 聖マリー学園の学生。チョコレートを用いた分野を得意とし、五月、千乃助と共に「スイーツ王子」の異名をとる。性格はやや冷酷で、千乃助とは幼馴染で、千乃助の祖父からは「マー坊」と呼ばれている 。
- ショコラ
- 真に取り憑いているスイーツ精霊。バニラといちごを「おちこぼれ」と罵倒した。得意ジャンルはチョコレート全般。
- キャラメル
- 千乃助に取り憑いているスイーツ精霊。語尾に「です」を付ける事が多く、かなり抜けている上に、泣き虫である。得意ジャンルはキャラメル系スイーツ。
- カフェ
- 五月に取り憑いているスイーツ精霊。4人のお菓子の精霊の中では唯一の男性。コーヒーに詳しい。
- 天野 なつめ(あまの - )
- いちごの妹。小学6年生。頭脳明晰なうえ、過去に絵画コンクール金賞、ピアノコンクール2位、書道大会特選をそれぞれ獲得している。
- 加藤ルミ
- 聖マリー学園の学生で関西弁で話す。いちごとは学生寮が同室である。
メディアミックス
2008年、コナミとのタイアップ企画第1弾が「スイーツデコカード」というトレーディングカードの一種であることが『りぼん』2008年11月号で発表され、同年11月27日に発売された。
また、テレビ東京系列および関西地方の独立UHF局の一部で放送されている『おはスタ』との連動企画が、2009年4月7日から(不定期ながら)放送されている。[2]
読売テレビ制作、日本テレビ系列によるテレビアニメ化が発表されている。アニメーション制作はぴえろ[3]。アニメ製作に当たっては日本洋菓子協会連合会と、現役のパティシエである青木定治の協力を得ている。
脚注
- ↑ コミックス第2巻参照
- ↑ なお、『おはスタ』では、映画版との絡みで、小学館以外の出版社が手掛けた漫画作品を単発で取り上げたことはあったものの、それが不定期ながらレギュラーで取り上げられるのは、本作が初めてとなる。
- ↑ 2009年7月3日付ぴえろ公式ブログ