新国立競技場
rxy=森谷辰也=LTA:ASPE、 LTA:DCHANCE、LTA:SASHOという動かせない事実。 新国立競技場(しんこくりつきょうぎじょう)は、国立霞ヶ丘陸上競技場の全面建替工事によって建設される予定の競技場。東京都の新宿区と渋谷区にまたがる。
文部科学省所管の独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)が運営主体で施設所有権も持つ[1]。2020年東京オリンピック・東京パラリンピックのメイン会場となる予定である。
概要
前身
国立霞ヶ丘陸上競技場(通称:国立競技場、2015年解体)の前身は、明治神宮外苑競技場(1957年解体)。第3回アジア競技大会(1958年)の開催決定や、1964年夏季オリンピックの東京の開催地立候補(1960年)を受けて、「国際大会に相応しい競技場」にするべく全面建替工事を実施した(1958年3月開場)。その際に明治神宮から文部省(当時)に移管され、国立のスポーツ施設となった。
この2つの大会後も、陸上競技・サッカー・ラグビーなどや、コンサートなどの、会場として数多く使われた。
五輪誘致と建替決定
2008年、施設の老朽化などを理由に、陸上と球技の兼用競技場[2]から球技場への転換も含めた、「調査研究協力者会議」を設立(代表:浅見俊雄[3])[4]。2016年夏季オリンピックの東京誘致活動では、晴海埠頭に新建設予定だった東京オリンピックスタジアムをメイン会場(開閉会式・陸上・サッカー決勝・マラソンのゴール)に、国立競技場はサッカーの会場に用いる計画とした。しかし、開催誘致に失敗し(2009年10月)、調査は終了した。
リオデジャネイロオリンピック も参照
そして2011年、東日本大震災(3月11日)後の7月16日に再立候補を表明。2020年夏季オリンピックの東京誘致活動では「既存施設の活用」をテーマに、今度は国立競技場をメイン会場に計画した。しかし、「施設の老朽化対策」「国際大会の開催誘致に対応できるスタンドの増設や競技場規格への改修」などが求められた。文科省(スポーツ・青少年局が担当部署[5])とJSCは協議を重ね、1億円の改修調査費(2012年度予算)を用いて調査もした[6]中川正春文科相も「誘致の中のポイント」と語った[7]。
#改修案の見送り も参照
翌2012年2月になると、「8万人収容」「開閉式ドーム屋根(夏季五輪のメイン会場で初[8][9])設置」とする国立競技場の全面建替工事の基本構想が発表され、河野一郎JSC理事長(2011年10月就任)は改築という言い方で「世界一のものを作りたい」と決意表明した[10](フランスのスタッド・ド・フランスを例にも挙げた[11])。「レガシー」(未来への遺産)という言葉も、たびたび使われ続けた[12][13]。
ザハ設計案が選ばれる
2012年7月13日、JSCと有識者会議が「新国立競技場基本構想国際デザインコンクール」の実施を決定。スポーツ施設が集積する明治神宮外苑の狭い立地に、「人と環境にやさしい」を含む計4の大枠や、「2019年9月のラグビーW杯(2009年7月28日に開催地決定)の会場使用に間に合うこと」「8万人規模」「開閉式の屋根」「延床面積約290,000m2」などの細かい指定[14]を募集要項(11, 14-17頁)に記載した。「総工事費は、約1,300億円程度を見込んでいる」(21頁)などもあった[15]。
7月20日から9月25日までの応募総数は、計46件(海外34・国内12)。技術調査・予備審査・一次審査で11件(海外7・国内4)に絞り[16][17][18][19][20]、17番:イギリスのザハ・ハディドの作品をグランプリとして採用した[注 1]。流線形のデザインで、開閉式屋根を支える2本の巨大な「キールアーチ」や、「スカイブリッジ」などが特徴[22]。
2012年11月7日の最終審査では「未来を示すデザイン」「スポーツ・イベントの際の実現性」「技術的チャレンジ」「実現性」の4項目を軸に判断された(議事録10頁)[23]。2015年7月、審査委員長だった安藤忠雄は「アイデアのコンペ」だったという認識を示した[24]。
国立霞ヶ丘陸上競技場#新国立競技場 国際デザイン・コンクールの概略 も参照
2020五輪が東京に決定
2013年9月7日(日本時間8日)、第125次IOC総会にて、2020年夏季オリンピックの開催地が東京(56年ぶり2度目)に決定された(当時のIOC会長はジャック・ロゲ)。そのため新国立競技場が2020年東京オリンピックのメイン会場として使用されることとなった。開閉会式の他、陸上競技とサッカーに使用予定(当初は7人制ラグビーの会場にもなる計画があったが2015年6月に調布市の東京スタジアムへ変更となった[25])。
さらに、日本が招致を検討している2023 FIFA女子ワールドカップのメイン会場として使用される可能性も2013年11月、浮上した[26]。
着工目前、計画の白紙化
2014年夏季に現施設撤去・解体工事の開始、2015年秋頃に建替着工、2019年に竣工(当初は3月で後に5月に変更[27])を目指すことになった。
なお本競技場の建設に伴い、敷地内のJSC本部の建物(一旦仮事務所へ[28])と南に隣接する日本青年館[注 1]を解体した上で、両者を一体化したビルを建設する計画も決定した。
さらに南側にある都営霞ヶ丘アパート(1961年建設、全10棟、約300戸)を取り壊す予定となった[30](観客の滞留スペースとなる公園にするため)。住民(多くは高齢者[31])を立ち退かせ、なじみの無い近隣の都営住宅へ転居[32][33][34]させることで、地域のコミュニティが壊されることが懸念された。反対住民や支援者でつくる「霞ヶ丘アパートを考える会」[35] は2014年7月15日、東京都に要望書を提出した[36]。
2015年5月18日、下村文科相は、工期・費用の問題から計画の縮小を発表。「開閉式屋根はオリンピック後に設置する」「(ピッチまでの距離が遠くなる短所を補うための[37])可動式観客席(15,000席)を仮設に変更してオリンピック終了後には取り外す」などとした[38]。
費用等への批判が世間にあったが、同7月7日、有識者会議(第6回)にて、予定通りの10月着工への施設内容や整備スケジュールなどが承認された。
#改修案・代替案 も参照
2015年7月17日、安倍晋三首相が(本日)2020年の東京五輪までに間違いなく完成することができると確信し決断。記者団に(ザハ案による)計画の白紙化、そして予定していたラグビーW杯(2019年9月)の新国立での開催断念[注 1]を表明した[40]。同日、下村文科相は、2020年春までの完成を目標とすることを明らかにした[41]。
ラグビーワールドカップ2019#新国立競技場での開催断念・代替会場 も参照
立地・交通
敷地はおよそ南北方向に、縦長。土地に高低差があるため、低い西側の地面全体を人工地盤(コンクリート)で約10m嵩上げする案も検討されているという[42]。
- 西:都道418号(外苑西通り)、北:都道414号、東:区道43-670号、南:区道43-690号の、4つの道路に囲まれる[44][45][46][47][48]。
- スタジアム建物は都立明治公園や日本青年館があった区画に入り込む予定[45]。2012年のコンペの募集要項(19頁)では、公園部分の面積を新宿区・渋谷区それぞれの範囲内に再配置するなどの条件を提示していた[15]。
工事の進行状況
ザハ案における発注者支援業務は、山下設計[注 2]・山下ピー・エム・コンサルタンツ・建設技術研究所JVが担当した[49]。
- 「新国立競技場 発注者支援業務 プロジェクト取組体制」(2013年8月特定時点)[50]
- 状況
解体工事の開始が入札の不調などのため遅れた。基礎の一部は解体せずに流用するなど一部計画を変更した[51]。 | |
2013年11月 | 総床面積29万m2から22万5000m2への縮小が発表[52]。 |
2014年 5月 | ザハ案の基本設計が発表[53]。 |
8月 | JSCが技術協力会社を募る[54]。 |
12月 | スタンド工区を大成建設[注 3]と1億2400万円で、屋根工区を竹中工務店と1億2500万円で契約締結し、受注予定の両社による「設計技術協力」が開始。履行期限は3月31日までで、2015年度に新たに契約し直す予定[55]。 |
2015年 5月 | 開閉式屋根の完成を2020年のオリンピック終了後に延期する方針を、下村文科相が発表した。[56]。 |
5月 | スタジアム本体の解体作業が完了。9月末までに建物基礎の取り壊し、がれき処理終了を目指す[51]。地下を掘る(大量の残土が発生する[57])前に、旧国立を支えていた杭(5000 - 10000本あるとされる)を抜く必要があるという[58][59]。 |
7月7日 | ザハ案の実施設計が発表[45]。 |
7月9日 | スタンド等の工事を請け負う大成建設にJSCが一部資材を発注し、施工業者と本件初となる契約を締結(契約額32億9400万円)。基礎工事を10月から開始し、スタンド、屋根、外装・内装、フィールドの順で着手する予定[60]。 |
7月14日 | 7月中にも、JSCはキールアーチ用の資材を発注する予定と報じられた[61]。全工期の最初の工程は免震装置で、2番目の工程はキールアーチを固定する地中構造物の工事を予定という報道もあった[62]。 |
7月17日 | 一転、安倍晋三首相が計画白紙化を表明[40]。 |
費用
建設費は当初1300億円で、最大時には約3000億円までの膨張が判明した(ザハ案)。コンペ開始の2012年7月、文科省の参事官・山崎雅男(後のJSC新国立競技場設置本部長)は「お金がかかりすぎないかについても評価していただく」と求めていたという[63]。
2015年7月7日の有識者会議(第6回)では増額要因として、「巨大なアーチ構造を持つ新競技場の特殊性」「(東日本大震災や都心部の大型再開発などから[54])建設資材や労務費の高騰」「消費増税」の3点が挙げられた[64]。このうち、キールアーチの費用に関しては、鉄骨が3次元構造のため特注品[63]となり、高度な技術を持つ施工可能な業者が数社しかなく、価格競争が起きにくく高止まりするといわれる[65]。
2015年7月21日にJSCが、民主党「公共事業再検討本部」へ提出した資料では、すでに約59億円の支出があるという[66]。
- 約14億7000万円(当初の契約13億円[67]+α[68]) - ザハ側へのデザイン監修料
- 約36億5000万円 - 設計業務(日建設計、梓設計、日本設計、アラップ設計共同体)
- 約 7億9000万円 - 技術協力(施工予定業者・設計の大成建設、竹中工務店)
その後8月10日には、61億2000万円が回収が不可能と、改められた[69]。
また、ザハと完全に契約解除した場合、損害賠償などが発生する恐れもあるという[70]。
他とのコスト比較
従来のオリンピックメインスタジアムの総工費はおよそ、ロンドンが約800億円、リオが約550億円、北京が約500億円、シドニーが約680億円、アテネが約350億円となっている[71][72][73]。
7万2327人収容の横浜国際総合競技場(日産スタジアム、1998年完成)は、総工費が603億円[74] だった。最近の国内外の大規模競技場では、観客1席あたり100万円程度が建設単価の上限だが、新国立を約1600億円とした場合、1席あたり約200万円になる[75]。
また、ザハ案では、総工費とは別に将来負担する修繕費と大規模改修費だけで約975億円を予定し、年間維持費が約35 - 45億円(旧国立は約4億円、埼玉スタジアムは約6億円、横浜国際総合競技場は約7億円[74])と想定されていた。
試算の変遷
[6][76] | 文科相 | 総工費 (億円) |
備考 | |
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2011年 9月30日 | 中川正春 (民主党) |
文科省 | 1000 見込み |
「建て替え調査費」を翌年度予算の概算要求に盛り込むと発表[77]。 |
2012年 2月12日 | 平野博文 (民主党) |
五輪招致申請資料 | 1000 |
|
5月14日 | 施設建築WGにて 藤原誠の発言 |
1000 | 「1000億円というイメージ」[14] | |
7月13日 | 田中真紀子 (民主党) |
デザインコンペ要項 | 1300 |
|
2013年 8月 5日 | 下村博文 (自民党) |
[78]JVの試算 JSCが文科省へ報告 |
3000 超 |
10月23日に文科相は国会答弁で明かした[79]。 |
11月26日 | JSC有識者会議 (第4回)承認 |
1852 |
解体費67億円[80]、本体1785億円。床面積を25%削減。 | |
12月26日 | 文科省と財務省 が合意 |
上限 1699 |
解体費67億円、本体1395億円、周辺整備費237億円。[81] | |
2014年 5月28日 | JSC有識者会議 (第5回)承認 |
基本設計 1625 |
※ 本体整備1388億円、周辺整備費237億円。 | |
2014年10月 | 5日槇グループの試算 | 2500 | [82] | |
2015年1月 - 2月 | 大成・竹中の試算 | 3000 超 |
圧縮案(仮設席化、開閉式屋根の先送り)以前。[83] | |
2月13日 | JVの試算 JSCが文科省へ報告 |
2100 |
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7月 7日 | JSC有識者会議 (第6回)承認 |
実施設計 2520 |
屋根950億円、スタンド1570億円[49]。可動席の費用[84]や計72億円の整備費(歩行者デッキなど[85])、五輪後に設置予定の開閉式屋根の費用は含まず。人工地盤の工費も含まれていなかったともいわれる[42]。 | |
7月17日 | 安倍首相が発表 | 未定 | 「計画をゼロベースで見直す」 |
※ 2013年7月時点の単価による概算で、消費税率は5%で計算。
財源と都の負担
- 未定分
上記の「スポーツ振興基金」(国費で補填も[89])やスポーツ振興くじ「toto」(どちらもJSCが運営)の使用によって、アスリートの強化費などが減ることが危惧されている[90]。
日本スポーツ界の「聖地」ともいわれる国立施設への命名権導入には、懸念の声も上がるが、2000年シドニー五輪のメイン会場が「ANZスタジアム」となった例もある。
- 都の負担
「新国立競技場」(NEW NATIONAL STADIUM JAPAN[91])という名称・位置付けでありながら、国の費用負担分が少ないという状況を2015年7月、森喜朗(東京大会組織委会長)は指摘した[92]。ただし、施主で一部費用負担するJSCは、国から政府出資金を得て活動している団体である[93]。
猪瀬直樹都知事(当時)は2013年10月25日、「1500億円でやれば都に負担を求める必要はまったくない」と定期会見で発言した[94]。
下村文科相は舛添都知事に2015年5月18日、周辺整備費用500億円の負担を要請したが、地方財政法(国立施設における地方自治体の建設経費負担を原則禁止)を根拠に、難色を示した[95][96]。その後7月8日、舛添都知事は遠藤五輪相と会談し、都の負担の在り方を検討する作業チームを設置することで合意した[86]。都が負担した場合、純粋な寄付なのか、開場後に一部収益が分配される契約になるのかどうかは不明。
#民間委託 も参照
高額コストへの批判
2015年5月22日には舛添都知事が、現行案での建設の中止と、機能性やコストを重視した競技場の必要性を、スポーツ報知の取材で訴えた[97]。
同6月末、費用がかさむ現行案維持に関して、朝日新聞[98]、読売新聞[99]、毎日新聞[100]、東京新聞[101]など各紙が社説で疑問を唱えた。7月には見直しを求める意見が、元オリンピック日本代表らからネット上などで数件出た[102][103]。
各党の動きもあった。都議会公明党[104]や日本共産党都議団[105]は2015年6月に都の負担を問題視した。民主党は同月、「公共事業再検討本部」を新設した(本部長:蓮舫)[106]。維新の党最高顧問でもある大阪市の橋下徹市長は7月9日の定例会見で、ザハ案の費用に対して「教育政策に税金を回すべき」と語った[107][108]。同日、東京大会組織委の顧問でもある松田公太参院議員(日本を元気にする会)も、実業家(タリーズコーヒージャパン創業者)の視点から批判した[109]。次世代の党の松沢成文参院議員は7月14日、遠藤五輪相と下村文科相に、「今の(計画の)状況は危険だと(森会長に)説明してほしい」と訴えた[110][111]。
自民党の動き
- 自民党行革本部の「無駄撲滅プロジェクトチーム」(座長:河野太郎衆院議員[112])は建設計画の内容を審議し、2013年11 - 12月に文科省やJSCなどへ[113][114]、翌2014年9月25日[115]から建築関係者へ、ヒアリングを実施した[67][116]。
- 2015年7月
- 10日 - 安倍晋三首相からはこれまで特に発言はなかったが[119]、衆院平和安全法制特別委員会で民主党の辻元清美議員からの質問に対し、デザインが決定したのは2012年11月で「国際コンペをやると約束し、監修権等をザハさんに与えると決まったのが2012年11月、我々が政権につく前のことだ」「民主党政権時代にザハ案でいくということが決まり、オリンピックを誘致することが決まった」等と述べ[120]高額であることを初めて認めた上、国際コンペをやり直したとしてもラグビーW杯にも五輪にも間に合わないとの考えを示した[121]。
- 10日 - 下村文科相はデザイン選考の在り方(デザインが決定したのは2012年11月で当時の文科相は田中真紀子)を検証する考えを示し、審査委員長だった安藤忠雄について「何らかの形で発言してほしい」と述べた[122][123](安藤は16日に会見を開いた[24])。
- 15日 - 政府が新国立の建設計画を見直す方向であるという情報が夜、浮上した。この日は、自民党など与党が「安全保障関連法案」の採決を衆院特別委員会で実施し可決に至った[124]。
- 16日 - 党の若手ら約70人の議員が建設計画見直しの勉強会を立ち上げた[125]。
計画見直し
安倍首相の白紙化決断
2015年7月17日の午後、安倍首相が森喜朗(東京大会組織委会長)らとの会談後、計画白紙化を決断したと表明。その理由を「やはりコストが当初の予定よりも大幅に膨らみ、国民の皆様あるいはアスリートたちからも大きな批判がありました」と語った[40]。今月、各メディア(読売新聞[126]やNHK[127]など)が世論調査を実施し、現行デザイン案への民意が数値化されていた。
3連休明けの7月21日、政府は関係閣僚会議・推進室を開設した。
遠藤五輪相は、アスリートや有識者らからの意見聴取を7月末から開始した[128]。平岡英介JOC専務理事が(プレ大会の早期開催のため)2019年12月までの完成を求めるなど自主的に訪れる例も出ている[129]。
安倍首相は8月7日、白紙化決断の理由として、7月に下村文科相から「今月中に見直しを行えばぎりぎり大会に間に合う」との報告を受けたことも明らかにした[130]。
新デザインの選定方法
2015年7月21日、下村文科相は整備計画の策定期限を「秋までに」とし、着工は「来年1、2月になる」と表明した[131]。そして、今回実施するコンペは、デザイン・設計・施工を一括した「デザインビルド」方式とすることを示唆した。工期短縮や総工費の抑制につながる一方、入札金額を重視した場合は品質の低下を懸念する声もある[132]。また、「建設会社と組むには世界的なデザイナーでないと現実的に難しい」という意見(前回2012年のコンペに応募した左髙啓三)などもある[133]。早くも、ザハ案に参加した大成建設と竹中工務店は、再参加する方針を固めた[134]。
今回のデザイン選定は、有識者会議(JSCが7月23日に同日付で解散したと発表[135])ではなく、「整備計画再検討推進室」を中心に進めることになった。舛添都知事は7月20日、「建築についての有識者は殆どおらず」などとし、有識者会議(JSCの諮問機関)の活動を停止すべきと提言していた[136]。しかし、遠藤五輪相は7月24日、今回のコンペに関しても「JSCが主体となって行う」と明言した[137]。
国民意識調査の実施
7月末から、首相官邸ホームページの特設サイトに、「皆さまの新国立競技場についてのご意見をお聞かせください。」というコーナーが設置された[138](#外部リンク)。
さらに8月4日正午 - 17日の間、推進室は新国立についてYahoo!ニュース意識調査でも、意見を募集した(選択形式で2設問)[139][140]。
- 「新国立競技場、魅力あるスタジアムにするためには何が必要?」[141]
- アスリート(競技者)にとって、使いやすい施設にする
- 景観、歴史、地域づくりなど、周辺地域との調和を図る
- 安全安心やバリアフリーを充実させると共に、女性の利用や環境にも配慮する
- 日本らしさ(先端技術、クールジャパン、おもてなし、和風など)に配慮する
- 優れたデザインにより、シンボル性・ランドマーク性を発揮する
- その他
- 「新国立競技場、コスト抑制のために何をすべき?」[142]
- 必要な機能や施設・設備の水準について、全面的に厳しく選別する
- メンテナンスが容易で、維持管理のしやすい施設となるよう留意する
- 収容人員について、必要性を見極めて、適切に設定する
- スポーツ競技のための機能に重点化する
- オリンピック・パラリンピックの開催スケジュールに間に合うよう、特殊な工事等を避ける
- その他
申し入れ
- 7月21日 - ザハ事務所が日本政府に直接、建設に最後まで関わりたいと申し入れたことが報じられた[143]。翌22日、自民党内閣・文科両部会の合同会議では、ザハ案ベースの4社による設計案の再活用を、求める意見も出た[144]。JSCは23日、ザハ事務所の担当者(ジム・ヘベリン)と面会し、正式に契約解除を「伝えた」(書面上については不明)が、それでも担当者は引き続き計画に参加する希望を示した[145]。
- 7月24日 - 関係閣僚会議へ、日本建築家協会・日本建築士会連合会・日本建築士事務所協会連合会の3会から連名で「新国立競技場整備計画再検討にあたっての提言」が出された[146]。
- 8月7日 - 自民党行革本部(河野太郎)と内閣・文科両部会(稲田朋美政調会長)でまとめた「新国立競技場(オリンピックスタジアム)見直しプラン」が、安倍首相と遠藤五輪相に提出された[147][148]。駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(世田谷区)での陸上競技の代替開催案も含まれるが、すぐ側に国立病院機構東京医療センターがあることや、最寄り駅の駒沢大学駅(東急田園都市線)の狭さなど、問題点も指摘されている[149][150]。
- 8月10日 - 関係閣僚会議の第2回会合で清宮克幸(ラグビー・ヤマハ発動機監督)は、首都東京に球技専用競技場を造るべきだと訴えた[151]。それまでも、陸上競技場でサッカーやラグビーをするという概念(陸上・球技兼用)が、世界のスポーツマーケティングにおける潮流からかけ離れているという、指摘もあった(2015年7月29日に自民党の内閣・文部科学部会の合同会議にも出席した[152]安田秀一)[153]。ラグビーに関しては、近隣にある秩父宮ラグビー場と明治神宮野球場の場所交換による建替の計画が進行しており、用途の重複が想定される。
IOC・IPCの見解
2015年7月1日、IOC調整委員会のジョン・コーツ委員長(IOC副会長の一人でもある)は「建設は国および都のプロジェクトであり、(既存会場の活用などコスト削減を推奨する[156])アジェンダ2020の枠外にあるものと理解している」との見解を示した[157]。一方で同時期に、「IOCは国民にとって負担にならないか心配している」「(現行案を)もし変更したいのなら、できる」とも語った[158]。
計画白紙化が発表された7月18日、トーマス・バッハIOC会長(2013年9月にジャック・ロゲから会長を継いだ)は、「唯一の関心は選手と観客が使いやすい、最先端のスタジアムであること。デザインはあまり重要ではない」と語った[159]。
国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレーブン会長の7月14日、「最も重要なのは選手と観客が利用しやすいこと」「一定水準の競技場が必要」「コスト削減は常に考えるべき」などと述べた[160]。
新デザインの課題条件
竣工予定の前倒し
2020年春という竣工予定を、プレオリンピック(プレ大会)実施などの点から、不安視する声もある。
安倍首相から白紙化発表があった2015年7月17日、竹田恒和JOC会長は「デザイン関係なく公約」とした8万人規模の確保と共に、「IOCからは必ずやるように言われている」と、プレ大会(新国立を五輪本番で利用する陸上とサッカー)を五輪前に開催する意向も示した[161](立候補ファイルには、2019年11 - 12月にサッカー、2020年2 - 4月に陸上の「テスト大会」を記載していた[162])。
ジョン・コーツIOC調整委員長は、五輪放送サービス(OBS)の場所変更が生じた場合、観客席が減るなどの余波も懸念している。そのため今回、入札段階からIOCが協力することを申し出たという[163]。
舛添都知事は8月6日、IOCには「新競技場は五輪開会の半年前に完成していないと準備が間に合わない」との意向があると明かし、2020年1月まで完成を前倒しするよう、政府に要請する考えを示した[164]。
スタジアムの規模
開閉会式の開催は、五輪基準では「6万人収容のスタジアム」条件という情報がある(東京新聞)[165][148]。
スタジアムの規模に関しては2013年11月15日、IOCのフェリ五輪統括部長は8万人収容を改めて確認・要望した[166]。
なお、2015年8月には、ジョン・コーツIOC調整委員長が、「8万席を割っても容認するだろう」とコメントしている[163]。
陸上サブトラック
白紙化を機に改めて、日本陸連の尾縣貢専務理事(有識者会議(第3回)に河野洋平の代理で出席もした人物[167])は、これまで仮設となる可能性が高かった[168]「選手の練習用サブトラックの常設」を希望した[169]。
仮設すなわちオリンピック後に取り壊すことでは、陸上の国際大会を開けないなど、支障が指摘されていた[170]。当初は新競技場隣接で常設する話もあったが結局、仮設にする予定となっていた。有識者会議傘下の「施設建築WG」第1回(2012年4月10日)では、当時の東京都都市整備局技監だった安井順一(現・都市整備局長)の「必ずしも恒久的な施設である条件ではない」との発言もあった[171]。
なお、2013年11月の有識者会議(第4回)での資料にも、陸上トラックが8レーンしかなく支障が生じている状態とも書かれていた[172]。ザハ案の実施設計では、9レーンの陸上トラックが計画された(旧国立は8レーン)[173]。
屋根
- 2012年のコンペでは、募集要項に「開閉式屋根の開口面積」に関する規定はなく、応募者によってその大きさはまちまちだった[174]。ザハ案の開口部の表面積は、基本設計・実施設計ともに約1万5000m2(長辺:約170m×短辺:約100m)としている[175][176]。
- 旧国立の芝は、その美しさでも知られた[177]。新国立のピッチも天然芝にする予定だが、開閉式屋根では芝生に悪影響があるのではないかという指摘がある。実際、豊田スタジアム(有識者会議で張富士夫は「相当いいものができました」と語っている[167])、大分銀行ドーム、ノエビアスタジアム神戸、国外でもシンガポール ナショナルスタジアムなど、既存の開閉式サッカースタジアムでは、芝生の育成に苦労している[178]。晴天時に屋根を開けて直射日光を取り込んでも、ドーム構造自体が、日照や風通しが悪くて水分が飛びにくい蒸れた環境であるなど、難点があるとされる。また、大型送風機を何台も使用して内部の空気を循環させるなどの対策は、維持管理の手間がかかるともいわれる[179][180][57]。
- 小倉純二(日本サッカー協会名誉会長)は有識者会議メンバーで2012年コンペの審査員も務めたが、2015年5月に「大幅な修正は国際的な信用を失う」と主張し、ザハ案の敢行をJSCらに求めた[181]。2018年以降のFIFAワールドカップの開催には、開幕戦と決勝戦は8万人以上収容の競技場が必要な中で[182]、それが日本には現在一つもなく、新国立で実現できれば誘致が可能となるというサッカー業界の事情が存在する[183]。小倉は2015年7月7日の有識者会議(第6回)で「開閉式の屋根がない限り、新国立競技場は永久に経営は赤字だとはっきりしている」と断言[184]、コンペ開催前の2012年5月14日には有識者会議の下部組織「施設建築WG(第2回)」で、「規模8万人、屋根を開閉式にする、椅子を可動式にする、この3点が最重要であるという結論になりました」と発表した人物(スポーツWG座長)でもあった。小倉も参加した2012年11月のコンペ最終審査では、複数の委員から芝育成(人工芝の可否までも)について意見が飛び交った(議事録13頁)[23]。
- 日本陸連の風間明事務局長は2014年、「可動式屋根に関しては陸連としては賛成している」と明かした。青天井では風の影響を受けること、また、旧国立のショートトラックの向きは向かい風になる場合が多く好記録が出にくいという話もあり、トラックの向きを変えることは貴賓席に西日が当たるため厳しいという噂もある(オフレコ)と語った[185]。
- 舛添都知事は2015年5月19日、五輪の開会式が集中豪雨に遭った場合を懸念し、開閉式屋根の必要性を示唆した[186]。また、都としては、神宮外苑の広場・主要スポーツ施設等を、「大規模災害時の防災拠点」と位置づけようとしている[187]。一方、下村文科相は5月31日の「新報道2001」で、ラグビーW杯、五輪・パラリンピックに関して「観客席の上はあるんですけど、競技する上は屋根がないのが前提なんです」「年間10回以上コンサートを開ければ黒字になるというので、屋根を作ろうということになったんです」といった発言をした[188]。
- 耐火性、耐久性、遮音性などが求められる。ザハ案の開閉式屋根(遮音装置)は膜構造にする予定だった。曲線を多用した屋根構造であるため、2014年5月の基本設計案では、膜材はガラス繊維でなく、折り曲げ可能なC種を採用する。しかし、C種は可燃性であるため、大規模建造物に採用するには火災発生時の安全性を考えれば不適当ではないのか。また、膜材の遮音性能は15~20デシベルとされているが、これは一般的なコンサートに相当する100デシベルを80デシベル程度にしかカットできないという意味であるから、遮音性能は低いのではないかとの指摘も出た[189]。さらに、ポリ塩化ビニール等の場合は10-15年程度で劣化するという、耐久性を不安視する推測もある[189][190]。2014年3月には、同年2月の「平成26年豪雪」クラスの大雪が降った場合、雪の重さに耐えられず崩落するとの試算が出て構造などの再検討を始めたことも判明した[191]。
コンサート活用
- JSCは年間で、サッカー20試合、ラグビー5試合、陸上競技11回、文化イベント(コンサートを含む)12回を開催するタイトな計画目標としている(2013年11月)[192][170]。様々なイベント開催や、企業への貸し出し、VIPルームなどの収入で維持管理費を賄うともしているが、コンサートにおいてサッカー用の芝生が傷む弊害は、旧国立と同様変わらないという指摘もある[193]。恒久的に約8万席収容にした場合、FIFAワールドカップ以外で満員にできるイベントは少ないと見られ[194]、一部を仮設席とし常設は約5万席程度に縮小すべきという意見も出た[195]。しかもザハ案では五輪後に開閉式の屋根を設置するまで騒音問題は旧国立と状況が変わらないとなった。
- 都倉俊一(作曲家、文化WG座長)も、前述の「施設建築WG」第2回にて、「コンサートを開催するために開閉式の屋根はマストです」と強く訴えていた[171]。そして、ザハ案の基本設計でドーム屋根の影響による5 - 8秒の残響時間(室容積と材料の吸音特性によって決まるとされる[198])を、一般レベルの2秒程度にならないか改善を要望した[199]。
- 屋根の必要性として、ある調査ではコンサート騒音を心配する地元住民が85%[200]に達した一方で、神宮外苑の半径400m以内には民家自体は少ないという近隣住民の意見もある[201]。また、旧国立では一部のチケット非所持ファンが、場外から見えるビジョンや場外へ漏れる音楽を目的に周辺地域に滞留したりする問題行動があった[202]。
民間委託
JSCは2015年4月、民間事業者からの事業手法案を募集した[205]。
6月、噂レベルながら老朽化が近い東京ドームからの読売ジャイアンツ本拠地移転話も流れた[206][207]。
6月30日、下村文科相は「民間の発想を取り入れる必要がある」と語った[208]。今後、PFI法の公共施設等運営権の活用を検討するという報道もあった(2015年7月8日)[49]。
7月29日、自民党の内閣・文部科学部会の合同会議では、「国立は古い。オリンピックスタジアムと呼ぼう」という意見と半官半民による新国立の建設提唱や、(建替予定の)近隣にある秩父宮をサッカー・ラグビーの日本代表の拠点にする案などが出た[152][209]。
7月31日、平岡英介JOC専務理事は遠藤五輪相に、(使用料が高くなるなどの懸念から)国の運営にしてほしいと希望した[129]。
内部設備
- 観客席
- ザハ案では事前に宣言していた8万人規模はギリギリとなっていた[212][213](車いす席406席の場合は計6万8418席とも[45])。2015年3月にJSCは、観客席ごとの専用モニター設置案を発表した[214]。日本スカッシュ協会が2013年頃、観客席の下への専用コートの設置を署名で要望(JOC竹田恒和会長らも賛同)していたが、実現に至ったかは不明[215][216]。700万円のVIP室(54室)や年間シート(約7000席・10万円 - 15万円)の設置も予定された[217]。
- トイレ
- 2015年7月22日の会見で、森喜朗会長は東京大会組織委には発言権がないとしつつも、「女性のトイレの数を増やしてほしい」と発言した[218]。ザハ案の基礎設計(2014年5月)では、客の男女比を6:4として換算していた[219]。
- 2015年3月にJSCは、血圧や体温を測定できる便座の設置案を発表した[214]。
- 陸上トラックの風向き
敷地自体がおよそ南北方向に縦長のため、建物と内部の陸上トラックともに、物理的に南北が長手となる可能性が高い。日本陸連顧問の帖佐寛章は「国立競技場は、陸上競技ではほとんどの場合、向かい風になるという欠点があります」と指摘している[220]。日本陸連事務局長の風間明もショートトラックの向きに関しては、同様の認識を示している[185]。一方、旧国立について「最高に使いやすかった」という声もある(武井壮)[221][222]。
安全の確保
景観問題
計画見直し前から指摘されてきた問題点として、景観問題がある。
- 建築家の槇文彦は、 日本建築家協会の機関誌『JIA MAGAZINE』295号(2013年8月号)[224]に、論文『新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える』を寄稿した。主に明治神宮外苑における景観保護[225]の観点から、建替計画を批判したものだった。その後、建築家、都市計画家、学者、政治家、マスコミ、市民などからも、様々な視点による建設計画の問題点についての指摘・批判も相次ぐようになった。
- 「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」[226] は、作家の森まゆみを中心として2013年10月に結成された市民団体で、建替計画反対の中心的な役割を担ってきた。原科幸彦・千葉商科大学教授は、建替計画を科学的に検証する「参加と合意形成研究会」を2014年7月から開催している[227] 。2012年の新国立のデザインコンペで選ばれたザハ・ハディドと以前から親しい関係にある建築家の磯崎新も、建設計画に対する苦言を2014年11月に表明した[228][229]。
景観面から見た計画案への主な批判には、以下のようなものがあった。
- 国立競技場の敷地における建物規制は、以前は「高さ20m、容積率200%」だった[230]。建替計画にともない、東京都都市計画審議会は2013年6月17日に、この敷地における規制を「高さ75m、容積率250%」に緩和した[231]。しかし、神宮外苑周辺地区は、風致地区に指定されており、建物の高さ[232][注 1]、容積率の規制も景観を守るためのものだった。こうした規制緩和は、過去の歴史的経緯を無視した決定で、景観を破壊する可能性があるのではないか。
- 1940年開催が計画されていた東京オリンピックでは、現在の国立競技場の敷地に存在した明治神宮外苑競技場を12万人収容のメインスタジアムに改造する計画があった。しかし、建築家の岸田日出刀は、神宮外苑にこのような巨大スタジアムを建設することは、周辺地域の風致(景観)を害するとして反対した[234]。その結果、メインスタジアムの建設場所は、東京市(当時)世田谷区の駒沢にあった東京ゴルフ倶楽部跡地(現:駒沢オリンピック公園)へ変更することが1938年4月に決定されたが、日中戦争の戦局悪化により、同年7月にオリンピックの返上が決定され、スタジアム建設も中止された[235]。
- 国立競技場の建設時(1958年)には、神宮外苑の聖徳記念絵画館から見える景観に配慮して、絵画館側バックスタンドの高さは7m91cmに抑えた。1964年の東京オリンピックではメインスタジアムとして使用するために、バックスタンドを増設し、スタンドの一番高い部分は23m43cmになった[236]。岸田は、「こんどの計画でも、主競技場をなんとか10万人収容の線に近づけようとすると一方のスタンドを大きく張り出して拡張させたが、その最上部は外苑内の道路の上に大きくおおいかぶさるようなことになってしまった。それほどにこの敷地はせまいのである」[237] と述べていた。
- 2014年5月28日の有識者会議(第5回)の配布資料には(同年6月18日に訂正資料が発表)、現・国立競技場のスタンドの高さは、バックスタンドの最上段のフェンス頂部で地上から27.76mである。前項で述べた高さ23m43cm(23.47m)と比べると約4m高いが、これはフェンス部分が加わっているためである。照明塔の高さは52.32mである[238] 。いずれも、以前の都市計画における高さ20mの規制を「特例」で超えていた。一方、建替後の新国立競技場(開閉式屋根付きのドーム構造とした場合)は一番高い部分で70mになるが、競技場の東側(絵画館側)は西側(東京体育館側)に比べると傾斜地で地上面が高く、東側から見た高さは62mになる計画である。ただ、競技場スタンドの位置は、既存の競技場に比べると少し西側に寄るため、絵画館側から見た景観を損なうことはほとんど無いとJSCは主張している[239]。
- 2012年のコンペでは模型の提出は求められず、鳥瞰図のみで審査が行われたため、周辺との調和、周りからの見え方などが考慮されていない[240]。デザインコンペの募集要項では最高で70mと、当時の都の高さ制限の倍以上の高さを認めていた[241]。
- 北京オリンピック(2008年)の開閉会式会場だった北京国家体育場(通称:鳥の巣)や、ロンドンオリンピック(2012年)の開閉会式会場だったロンドン・オリンピックスタジアムの場合は、競技場周辺に面積が大きい広場が存在しているが、新国立競技場の周辺では敷地の都合上、大きな広場を設置できる余裕が無い。そのため、新国立競技場周辺の道路から見た歩行者目線では、競技場の全体像が分かりにくく、巨大な壁が目の前に迫ってくるような圧迫感があるのではないか[242]。
樹木伐採・気温上昇
日本学術会議によると、建設地の既存樹木は、1545本が伐採、219本が移植される予定である。しかし、ザハ案では、緑化計画に位置が示されている移植樹は1本のみ(天然記念物)であり、74本は人工地盤上へ移植する予定とし、残り144本の移植計画は明示されていなかった[243]。
同会議の「都市と自然と環境分科会」(委員長:石川幹子・中央大学教授)は2015年4月24日、周辺の人工地盤(敷地が傾斜地にあるための対応)と地下開発をやめることを求める提案を発表した。人工地盤では、樹木が根を張るには地中の深さなどが不十分で、持続的な生育は難しいという考えに基づく[244]。地面から直接植樹して森として整備し、さらに渋谷川を再生するべきという内容だ。試算の結果、周囲の自然環境と調和させることで、気温や湿度などから算出する「暑さ指数」が競技場周辺で「最大4.6度」低くなるとも主張した[245][246][247][248][249][250]。
また、国立競技場がある神宮外苑は、東側に赤坂御用地、北西側に新宿御苑、南側に青山霊園が存在しており、これらの広大な緑地帯やオープンスペースによって、東京都心のヒートアイランド現象を抑制する効果をもたらしている。建替によって、従来より建物が高くなる計画であるため、周辺地域における風の流れが阻害され、ヒートアイランド現象を悪化させる可能性があるのではないかという、指摘もある[251][252]。
明治公園のスダジイ も参照
ザハ・ハディド案
2012年の国際コンペで選ばれたザハ・ハディド案。審査議事録によると、自然採光、地中熱利用、ナイトパージ、雨水再利用、太陽光発電などの特徴があったとされる[253]。
費用面や神宮外苑の景観に合わないのではという意見も多数報道で取り上げられたが、「コンペ当選案のまま、あの伸びのある姿のまま建てるように国をあげて、建築界をあげて応援すべきだった」(竹中工務店出身の建築家・吉田研介)[254]、「建築がばかばかしく巨大な方が面白い」(作家・岩崎夏海)[255]などの意見もあった。
森山高至はライフサイクルコスト(LCC)を、建設から将来の解体まで1兆円を超える費用がトータルで必要になると試算した[256]。
キールアーチと地中構造物
屋根(正式な呼称は開閉式遮音装置[189])を支えるための、南北方向に走る2本の巨大な弓状構造物「キールアーチ」[257]。日本では開閉式ではないものの、レベルファイブスタジアム(福岡市)や岩手県営体育館(盛岡市)などでも用いられている[258]。
しかし、ザハ案の場合は規模が大きく、長さに対して構造上はむしろ低すぎるため不安定で、建設が困難という専門家の指摘があった[259]。
広がろうとする力を止めるために、この両端をケーブルで結んで、「アーチタイ」(鉄筋2300トン・コンクリート2万5000立方メートルを使用ともいわれれる)という地中構造物で固定する設計になっていた[61]。当初は「スラストブロック」を用いる予定で、地下深くに達する可能性もあり、付近にある都営地下鉄大江戸線(地下30m程度)との兼ね合いが指摘された[190][260]。
地中構造物の工事は全工期の2番目の工程とし、アーチ部分は約3000枚のパーツを外部工場から新国立に運び、2016年夏にも建設を開始するという情報があった[62]。
屋根工区の建設に要する鉄骨重量は約2万トン(毎日新聞[261]やゼネコンの見積もり[58])で、約200億円(JSCアドバイザー・和田章の試算)[65]。
他にも、アーチの周囲をクロスタイやサイドストラット、ミニサイドストラットでも支える構想だった[262]。
新旧の比較
新 | 旧 | ||
---|---|---|---|
2015.07 実施設計[45] | 2014.05 基本設計[263] | ||
面積 (m2) | |||
21万9430. 96 m2 | [67] 21万0878 m2 | 延べ敷地 | |
11万3039. 62 m2 | 11万3366 m2 | 敷地 | [264][265] 7万1707 m2 [266] 7万3958 m2 |
(最大)1万4380 m2 (陸上)1万8370 m2 |
←フィールド グラウンド→ |
[267] 1万7851 m2 | |
7万8110. 21 m2 | [67] 7万3225 m2 | 建築面積 | [264] 3万3716 m2 |
スタンド面積 | [264] 2万5346 m2 | ||
その他設備 | |||
[268][269] S一部SRC造 地上6階/地下2階 | 構造 | [264] RC一部S造 5階 | |
(最大)8万 (陸上)7万2168 席 |
305 席 [263](最大)8万 137 席 [67](陸上)7万2634 席 |
座席数 | [267] (1958)5万2000 席 (1964)7万1556 席 (消防法で)5万4224 席 |
[173] 9レーン | 陸上トラック | 8レーン | |
(外苑西通りレベルから) 70. 00 m ※ 建築基準法上の高さ 67. 05 m |
建物 最高高さ |
[241] 約 30 m [238] 照明塔 52. 32 m | |
予算 | |||
[266] 2520億円 | 総工費 | [266] 約 11億円 | |
[266] 40億8100万円 | [270] 38億4241万円 | ※ 収入 / 年 | [266] 約 7億5000万円 |
[266] 40億4300万円 [73][271] 1046億円 / 50年 |
[270] 35億1174万円 | ※ 支出 / 年 | [170][266] 約 7億円 |
- 延べ敷地 - 機能上の面積(基本設計:22万2606m2)とは異なる。床面積に算定されない開閉式遮音装置(屋根)による減少や、ピロティ部分の面積の算定による増加等によるため。なお、当初2012年の募集要項では約29万m2だった[52]。
- 構造 - 旧国立は地下階は無いが、地下通路はあった。
- 座席数 - 最大=フットボールモード、陸上=陸上モード(これは車いす席146席で、同406席では最大7万6555席・陸上6万8418席)。
- ※収支 - 旧国立の金額は、2009 - 2013年度平均。支出すなわち維持管理費。
改修案・代替案
改修案の見送り
JSCは当初、旧国立を改修して使用継続することを検討していた。2008年に実施の耐震診断の結果を踏まえ、2010年にJSCが久米設計に改修計画の立案を発注し、2011年3月に「国立霞ヶ丘陸上競技場耐震改修基本計画」が完成した[272] 。内容や規模が異なる計3案のうち、最も費用がかかる収容人数7万人規模への大規模改修案では、改修費は777億円(消費税は含まない)と見込まれた[273][274]。
しかし、以下のような理由が懸念され、改修でなく建替となった。なお、吹付アスベスト含有については、調査により不検出との結果を得たという[272]。
- 1964年の東京オリンピック開催前に収容人数増加のため拡張した北東側のバックスタンドの一部が道路の上に突出しており、東京都から既存不適格の指導を受けていた。収容人数を8万人へ増やすには、これを減席した上で、西側・南側スタンドを大幅に増席する必要があるが、その結果として大きく歪んだ形のスタジアムとせざるを得ないと、JSCは主張した。さらに、近隣の聖徳記念絵画館への日影規制も不適合となっていた[275] 。
- そもそも鉄筋コンクリート(RC)柱にコンクリートを増し打ちしたり、柱間に耐震ブレースを増設するなどの耐震補強工事では、ほとんどの柱が太くなる(JSCによると約3倍)。これにより、競技トラック付近や控室が狭くなったり、練習走路の入り口にブレースが現れて動線が損なわれるなど、パラリンピックの運営も含めた問題が、JSCから指摘された[276]。
- 改修案では、地下に一定の空間を確保したものの、奥行きが不足している感が否めなかった。旧国立では、飲み物などは回廊の壁に在庫を積み上げ、ゴミは収集のタイミングを工夫して仮置きを無くすなど、「バックヤード空間」が不足している問題があった。
- 改修案では、西側のメーンスタンドは建替となる一方、東側のバックスタンドは耐震改修で済ませるとしていたが、共用期間は約30年と新築の半分程度であり、改修実施後の30年以内にバックスタンド側の再整備が生じることも、長期的な費用対効果の面から割高だとされた。
JSCは陸上トラックを9レーンへ改修できないなどから、建替を選ぶ姿勢を崩さなかったともいわれる[274]。
2011年2月には、超党派議員連盟の「ラグビーワールドカップ2019日本大会成功連盟」が、国立競技場を8万人規模のスタジアムとして再整備するべきだと総会で決議した[277]。同年6月にはスポーツ基本法が国会で制定され、翌2012年に策定されたスポーツ基本計画では、JSCは「国立霞ヶ丘競技場等の施設の整備・充実等を行い、オリンピック・ワールドカップ等大規模な国際競技大会の招致・開催に対し支援する」[278]と定められた。JSCは、「相当にアクロバティックな手法を使わない限り、8万人規模を改修するのは不可能」と判断し、改修案を断念して、国立競技場の全面的な建替を決定した[279] 。
しかし、建替計画に対する批判の声が増えてから、既存の国立競技場を保存・改修して使用し続けるべきだとの主張も相次ぐようになった。建築家の森山高至、今川憲英、伊東豊雄、大野秀敏らは、それぞれ独自の改修案を発表した[280][281][282][283]。日本建築家協会は2014年5月に、解体の見直しを求める要望書を文科省と東京都に提出した。
槇文彦は「私は保存という情念に問題を託すよりもまず、現在案を徹底的に批判する立場を取っている。もちろん保存改修案には不賛成ではないが、現国立競技場が解体されたら、これまでの真剣な議論が水の泡になってしまう。つまり、『もう何もない。いまさら何を言うのか』と、事業者側は言うに違いないからだ。私は更地になってからでも、いろいろな考え方があるのではないかということを強調したい」[284] と発言した。その上で槇は、独自の対案を2014年8月に発表した[285]。
2015年5月、旧国立のスタジアム本体の解体作業が完了となった[51]。
代替案
日本建築家協会(JIA)の芦原太郎会長は建築主・発注者・責任者の所在が不明瞭と指摘し[286]、2014年7月12日、改修案や建替案(代替案)を提示したいと述べた[287]。
2015年5月14日には、収容人員8万人のうち5万5000人分を仮設席とする建設案(総工費950億円を想定)が民間会社から文科省などに提出されたことが、明らかとなった[288]。
同じ6月、前述の槇らのグループは、時期的にも見直しのラストチャンスと、基本設計の1625億円以内に収まり工期も短縮できるという代替案も出したが[289]、中には、面白味のない建物という評価もあった[290]。
同じ7月、自民党の後藤田正純衆院議員は、五輪後に改修して曳家の技術でずらし、野球場と新秩父宮スタジアム(サッカーとラグビー)に2分割する代替案(現行案より約1500億円削減できる試算)を発表した[291][292]。なお、これと別に、近隣にある明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の場所交換による建替計画が進行している。
東京大会組織委の会長で日本ラグビー協会の名誉会長・森喜朗は7月17日の白紙化発表直後、2012年コンペの次点案(優秀賞と入選)の検討を提案したが、安倍首相から「そちらの方が(工費が)高いのでゼロからやる」との返答があったこともに明かした[293]。
ザハ本人の了承による修正
コンペ要項には「デザインに変更が必要になった場合にデザイン監修者は不合理にこれを拒絶できない」と書かれており[294]、これまでザハ・ハディド案には部分的に修正が加えられてきた。
ザハの最初案では、スロープが首都高やJR中央線の線路をまたいで応募条件を逸脱していたが、JSCは採用し、直後に部分修正を決めていた[295]。さらに建設費が約3千億円かかる見通しとなり、周辺の通路部分を削除するなどして、約1600億円に圧縮した。しかし、この見直しによって、当初案が持っていたデザインの魅力、ダイナミズムが低下したのではないか[296]、亀のような鈍重な姿になってしまった[297]、もはやザハのデザインは影も形もない[298]との声が建築界や一般からあった。
他の部分に関しても、なぜザハ本人に直接議論を届けないのか、という指摘もあった[299]。しかし、ザハ事務所の担当者ジム・ヘベリンは2015年7月、キールアーチについては、客席部分の工事と並行して屋根の工事を進められる[300]など、「建築界では、コストは工期に比例する」という持論に対する有用性をアピールした[301]。同月、「キールアーチを含めた抜本的なデザインの変更はできない」と答え、「我々は契約を交わしたばかりだ」とも発表した[302]。
2015年8月、ザハ事務所と日本側パートナーが2013年のデザイン初期時点で、仮設席を用いた小規模のスタジアムへの変更提案を検討していたことを、明らかにした[303]。
関連組織
有識者会議
「国立競技場将来構想有識者会議」が正式名[304]。計6回開かれた(2012年3月6日・7月13日[305]・11月15日、2013年11月26日、2014年5月28日、2015年7月7日)。JSCは2015年7月23日、この有識者会議を解散した[135]。女性メンバーは一人もいなかった(WGには数名いた)。
国立霞ヶ丘陸上競技場#新国立競技場 国際デザイン・コンクールの概略 も参照
建設に関して「施設建築」「スポーツ」「文化」の下部組織3ワーキンググループ(WG)から、計128項目の要望が寄せられた[14]。河野一郎JSC理事長の「私的諮問機関」であると、毎日新聞は報じていた[306]。また、一員だった舛添都知事は「有識者会議には何らかのことを決定する権限はない。ただ説明を聞き、意見を開陳するのみである」との見解を示した[307]。
なお、民主党政権下の有識者会議(第1 - 3回)資料は、ほぼ未公開だった[6]。ザハ案が決定した第3回の「議事録(要旨)」は公開されていたが、2015年8月に黒塗り部分がない完全版の「発言録」を自民党行革本部が入手し開示した[167][308]。
- 委員(五十音順で番号は便宜上)
- 安西祐一郎(日本学術振興会理事長)
- 安藤忠雄(建築家) ※建築WG座長[310]
- 遠藤利明(自民党衆院議員、スポーツ議員連盟・東京大会推進議員連盟幹事長、2015年6月25日に五輪相に就任)
- 小倉純二(日本サッカー協会名誉会長) ※スポーツWG座長[310]
- 鈴木秀典(日本アンチ・ドーピング機構会長)
- 竹田恒和(JOC会長)
- 張富士夫(日本体育協会会長、トヨタ自動車名誉会長)
- 都倉俊一(日本音楽著作権協会会長、作曲家) ※文化WG座長[310]
- 鳥原光憲(日本障がい者スポーツ協会会長)
- 舛添要一(東京都知事)
- 森喜朗(日本ラグビー協会会長[注 1]、東京大会組織委会長、第85・86代首相)
- 横川浩(日本陸上競技連盟会長)
- 笠浩史(民主党衆院議員、東京大会推進議員連盟幹事長代理)
※ 2安藤・4小倉・8都倉は、「新国立競技場 国際デザイン・コンクール」審査員も務めた。
関係閣僚会議・推進室
白紙発表から3連休明けの2015年7月21日、「第1回新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議」を開き、遠藤大臣(五輪相)をヘッド(議長)として立ち上げたと、首相は述べた[314]。副議長には菅官房長官と下村文科相が就任。麻生副総理兼財務相、岸田外相、太田国交相もメンバーとなった[315]。
会議の下には、省庁横断の「整備計画再検討推進室」(室長:杉田官房副長官)の設置も決定した[315]。国交省から官庁営繕部担当の羽山真一審議官らが加わり[316]、長年の友人[317]である遠藤五輪相から7月22日に要請を受けた舛添都知事[318]は都の準備局の小山哲司理事らを派遣した[319]。なお、遠藤五輪相は22日、推進室へのアスリート登用には否定的な考えを示した[320]。
第三者検証委員会
「新国立競技場整備計画経緯検証委員会」が正式名[321]。
文科省によって、白紙化までの経緯を検証する委員会(6人で形成)が設置された。2015年8月7日に第一回会合が開かれ、下村文科相も出席した[322]。
事務局長は、文教担当の文部科学審議官(事務次官に次ぐ官僚ナンバー2)である前川喜平が務める[323]。
解説・資料
用語解説
- IOC - 国際オリンピック委員会
- IOC調整委員会 - 2020年東京五輪・パラリンピック調整委員会
- JOC - 公益財団法人日本オリンピック委員会
- JSC - 独立行政法人日本スポーツ振興センター
- 有識者会議 - 国立競技場将来構想有識者会議
- WG - ワーキンググループ
- 関係閣僚会議 - 新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議
- 推進室 - 整備計画再検討推進室
- 自民党行革本部 - 自民党行政改革推進本部(新国立競技場に関する検討会議)
- 東京大会組織委 - 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
- 東京大会推進議員連盟 - 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会推進議員連盟
- ラグビーW杯 - ラグビーワールドカップ2019
- 日本ラグビー協会 - 日本ラグビーフットボール協会
- 日本陸連 - 日本陸上競技連盟
- 文科省 - 文部科学省
- 下村文科相 - 下村博文 文部科学大臣
- 遠藤五輪相 - 遠藤利明 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣
- 舛添都知事 - 舛添要一 東京都知事
- 河野JSC理事長 - 河野一郎 独立行政法人日本スポーツ振興センター理事長
- JV - 共同企業体
- 神宮外苑 - 明治神宮外苑
脚注(出典)
- 読売:読売新聞、朝日:朝日新聞、毎日:毎日新聞、産経:産経新聞、日経新聞:日本経済新聞、報知:スポーツ報知、東スポ:東京スポーツ、ハフポスト:ハフィントン・ポスト、ケンプラッツ:日経BP社ケンプラッツ、河野太郎ブログ:河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり、森山のブログ:建築エコノミスト 森山のブログ
- ↑ 資料4 新国立競技場の事業手法に関する検討 PDF
- ↑ 日本のスポーツ100年 新国立の“これから”を考えて - ZAKZAK、2014年3月9日 後藤健生さん「国立競技場の100年」
- ↑ 国立競技場の本格的改修を検討、文部科学省 - ケンプラッツ、2008年6月2日
- ↑ 大規模改修も視野…研究会29日発足 文科省 - 毎日、2008年5月29日
- ↑ 文科省:新国立担当局長が辞職 事実上の更迭か - 毎日、2015年7月28日
- ↑ 6.0 6.1 6.2 民主党の「信じがたいミス」が諸悪の根源だ! - 現代ビジネス、2015年7月13日
- ↑ 中川正春文部科学大臣記者会見録 - 文部科学省、平成23年10月4日
- ↑ 読売、2015年7月17日 朝刊39面 「再考 新国立」
- ↑ 新国立「安いほどいい」…菅氏、金額明言はせず - 読売、2015年7月19日
- ↑ 国立競技場改築に向け 河野理事長「世界一のものを」 - TOKYO MX、2012年2月17日
- ↑ 「第1回 世界一のスタジアムづくり」 - 挑戦者たち CHALLENGERS.TV 二宮清純の視点、2012年12月6日
- ↑ 第180回 どっちもどっち - AppleTown 「馳浩の永田町通信」 2015年8月号
- ↑ 13.0 13.1 やはり「屋根」は必要!新国立競技場に関する誤解を解く(5/5) - ダイヤモンド・オンライン、鈴木寛
- ↑ 14.0 14.1 14.2 <検証・新国立競技場白紙撤回>政府迷走、遅れた決断 - 毎日、2015年8月7日
- ↑ 15.0 15.1 国際デザイン競技募集要項 PDF
- ↑ 「ザハ」なぜ選ばれた 審査激論の中身 - ケンプラッツ(日経アーキテクチュア 2014年6月4日付の記事)を基に再構成
- ↑ 新国立競技場コンペ、11点が最終審査に - ケンプラッツ、2012年10月31日
- ↑ II 応募作品紹介46作品(登録順)-1/2 PDF
- ↑ II 応募作品紹介46作品(登録順)-2/2 PDF
- ↑ IV 入賞作品 PDF
- ↑ 1300億円で建て直し 英建築家案を採用 - 日経新聞、2012年11月15日
- ↑ 新宿区第55回景観まちづくり審議会 報告2 資料 21頁 PDF
- ↑ 23.0 23.1 23.2 国際デザイン競技(第3回)審査委員会 議事録 PDF
- ↑ 24.0 24.1 審査会「アイデアコンペ」 デザインで安藤氏 - 毎日、2015年7月16日 西部夕刊
- ↑ 東京五輪で28競技中26の会場決定 - 日刊スポーツ、2015年6月9日
- ↑ 2023年女子W杯日本招致へ!選手強化優先で19年は回避 - サンスポ、2013年11月27日
- ↑ ラグビー平尾理事「早く着工する方向で」新国立問題 - 日刊スポーツ、2015年7月15日
- ↑ JSCビル建て替え 文科相「見直せない - 東京新聞、2015年8月6日
- ↑ 岸記念体育会館移転にゴーサイン - 東スポ、2013年9月11日
- ↑ 東京五輪の影に浮かび上がる立ち退き問題 - AFPBB、2013年9月17日
- ↑ 『世界』 2014年8月号『東京五輪で奪われる「終のすみか」 霞ヶ丘アパート立ち退き問題』永尾俊彦
- ↑ 立ち退き問題難航 五輪のための転居に反発 - 東スポ、2015年6月24日
- ↑ 新国立競技場・建設で立退き・51年住み慣れたアパート・住民の本音 - JCCテレビ、TBSテレビ【白熱ライブ ビビット】2015年7月21日
- ↑ 団地取り壊し、高齢者に負担…迷走に戸惑い - 毎日、2015年7月24日
- ↑ 霞ケ丘アパートを考える会
- ↑ 建て替え 立ち退き反対、声聞いて 都営団地住民、知事に要望書 - 毎日(東京都内版)、2014年7月16日
- ↑ セレッソ大阪ホーム、お隣の長居球技場に移転へ - 朝日 関西版、2009年11月6日
- ↑ 開閉式屋根は後回し…文科省が計画を見直し - 毎日、2015年5月18日
- ↑ 社説・コラム:負の遺産は造れない - 東京新聞、2015年7月9日 朝刊5面
- ↑ 40.0 40.1 40.2 40.3 新国立競技場「白紙に戻す」安倍首相が表明 - 日テレ、2015年7月17日
- ↑ 2020年春までの完成目標 - NHK、2015年7月17日
- ↑ 42.0 42.1 新国立 屋根取り付けのため五輪後に長期開店休業の懸念あり - NEWSポストセブン(週刊ポスト2015年7月31日号)
- ↑ 神宮外苑地区都市計画の全貌(2) - NETIB-NEWS、2014年8月19日 大根田康介
- ↑ 参考資料 新国立競技場 基本設計説明書(概要版)-1 2 設計の前提条件 PDF
- ↑ 45.0 45.1 45.2 45.3 45.4 JSC 有識者会議 第6回(平成27年7月7日)資料2 新国立競技場設計概要(案)(基本設計時からの主な変更点等)-3 (16-17頁) PDF
- ↑ 時論公論 「どうする五輪メインスタジアム計画」 - NHK解説委員室、2013年11月9日
- ↑ (JPG画像)オリンピック後の活用 - NHK解説委員室、2013年11月9日
- ↑ 募集要項等 153頁 PDF
- ↑ 49.0 49.1 49.2 49.3 スタンド1570億、屋根950億円/新国立競技場/JSC 建設通信新聞 2015年7月8日 4面
- ↑ 新国立競技場 発注者支援業務 特定のお知らせ 山下ピー・エム・コンサルタンツ(山下PMC)2013年8月22日
- ↑ 51.0 51.1 51.2 国立競技場のスタンド解体終わる 10月から新国立建設 - 朝日、2015年5月15日
- ↑ 52.0 52.1 「新国立競技場」22%縮小へ…「景観損なう」批判で - テレ朝、2013年11月26日
- ↑ 「新国立競技場」の基本設計がまとまり、規模縮小版の模型も公開! ギズモード・ジャパン2014年5月28日
- ↑ 54.0 54.1 「新国立」の図面、面子より現実性、整備費2520億円、大成・竹中、JSCと攻防、資材・人件費が高騰。 - 日経メッセ 建築・建材展(2015年7月7日 / 日経産業新聞)
- ↑ スポーツ振興センター/国立競技場新営の技術協力業務/施工予定2社と契約 - 日刊建設工業新聞 2015年1月22日4面
- ↑ 五輪後の屋根設置 “開催に影響なし” - NHK、2015年5月19日
- ↑ 57.0 57.1 迷走する新国立競技場 「聖地」が泣いている - 毎日、2015年6月10日
- ↑ 58.0 58.1 新国立競技場 「高床式スタジアム」で総工費まだ増える可能性 - 日刊ゲンダイ、2015年7月3日
- ↑ 59.0 59.1 新国立競技場の財源に切り札…命名権売却浮上 寄付金と合わせて200億円目標とは - 産経、2015年7月1日
- ↑ 新国立契約、見切り発車 資材発注 大成建設と33億円 - 東京新聞、2015年7月10日
- ↑ 61.0 61.1 31日からのIOC総会で現行計画を報告 月内にキールアーチを発注へ - 産経、2015年7月15日
- ↑ 62.0 62.1 新国立「キールアーチ」年内にも準備工事 - 日刊スポーツ、2015年7月16日
- ↑ 63.0 63.1 さまよう聖地 新国立のゆくえ(中)「新国立、当初から費用問題認識 祝賀ムードが危機感消す」 - 朝日、 2015年7月10日 朝刊21面(朝日新聞デジタル一部分)
- ↑ 新国立、増額要因やはり「特殊性」…計画案承認 - 読売、2015年7月8日
- ↑ 65.0 65.1 朝日、2015年7月8日 朝刊2面 「新国立あっさり増額」
- ↑ 新国立競技場、59億円契約済み 相当部分戻らぬ見込み - 朝日、2015年7月21日
- ↑ 67.0 67.1 67.2 67.3 67.4 ラグビーW杯に間に合わない!?新国立“リスク判定”へ① - 東スポ、2014年9月26日
- ↑ 「新国立競技場は、こうやって仕切り直しなさい」新しいプランはこれだ - ハフポスト、2015年7月17日
- ↑ 新国立見直しで首相、文科相の更迭を否定 - 読売、2015年8月11日
- ↑ 新国立問題、JSC「デザイン変える方がリスク大」 - 日刊スポーツ、2015年7月13日20面
- ↑ 新国立競技場は「ザハ・ハディドの呪い」? 過去のオリンピックと値段を比べてみた - ハフポスト、2014年6月23日
- ↑ 新国立競技場はどうなる? アテネ・オリンピックが遺した廃墟たち - ハフポスト、2015年7月10日
- ↑ 73.0 73.1 新国立競技場改築費 2520億円で決定 - NHK、2015年7月7日
- ↑ 74.0 74.1 Q&A - 日産スタジアム
- ↑ 『新国立競技場、何が問題か』(槇文彦・大野秀敏:編著、平凡社、2014年)所収『これからの100年のために―あとがきにかえて』大野秀敏、p181
- ↑ 新国立工費 業者「3000億円」と試算も JSC「2100億円」と報告 - 東京新聞、2015年8月8日 朝刊1面
- ↑ <検証・新国立競技場白紙撤回>政府迷走、遅れた決断 (画像2) - 毎日、2015年8月7日
- ↑ 「新国立」最大3000億円に膨らむ…見直しへ - 毎日、2013年10月19日
- ↑ 下村博文文部科学大臣記者会見録 - 文部科学省、平成25年10月25日
- ↑ 2520億円の新国立は誰のもの?責任所在あいまい 日刊スポーツ 2015年7月13日
- ↑ 新国立競技場、総工費は1699億円 来年1月から設計 - 朝日、2013年12月27日
- ↑ 「新国立」総工費 さらに900億円増 建築家・槇氏ら試算 - 東京新聞、2014年10月5日
- ↑ [1] - 読売、2015年6月5日
- ↑ 「新国立競技場、総工費に可動式の座席費用を含まず」 - TBS、2015年7月8日
- ↑ 新国立2520億円でも無理だった 周辺整備費72億円を未記載 - 報知、2015年7月14日
- ↑ 86.0 86.1 86.2 東京都の費用負担、国と都が作業チーム設置へ 舛添氏「できるだけ協力」 - 産経、2015年7月8日
- ↑ 第54回 理想の国立競技場へ - SPORTS COMMUNICATIONS、2012年3月23日
- ↑ 新国立、2520億円で契約へ 財源1000億円超不足 - 東京新聞、2015年6月25日 朝刊
- ↑ 五輪後も国民負担 国費で毎年5億円補填 - 東京新聞、2015年7月19日 朝刊
- ↑ 選手より新国立競技場!?巨額建設費ねん出で削られそうな強化予算 - J-CASTテレビウォッチ、2015年6月30日
- ↑ 新国立競技場|NEW NATIONAL STADIUM JAPAN
- ↑ 「国が一番負担少ない」…森会長チクリ - 毎日、2015年7月17日
- ↑ 資本金の額 - JSC
- ↑ 20年東京五輪 新国立競技場 猪瀬知事、規模維持したまま整備費圧縮可能 - IWJ Journal、2013年10月25日
- ↑ 新国立競技場、舛添知事「都に費用負担を求めるのは違法」→下村文科相「法律つくる」 - ハフポスト、2015年6月10日
- ↑ 新国立競技場、舛添要一都知事「憲法違反だ」 都への費用負担巡り文科省を牽制 - ハフポスト、2015年6月12日
- ↑ 舛添都知事、新・新国立競技場「現状ダメならやり直すべき」 - 報知、2015年5月22日
- ↑ 新国立競技場―新たな選択肢で出直せ - 朝日、2015年6月29日
- ↑ 社説:工費圧縮へ設計から出直せ - 読売、2015年6月30日
- ↑ 社説:納得できぬ見切り発車 - 毎日、2015年6月27日
- ↑ 社説:国民にツケを回すな - 東京新聞、2015年6月25日
- ↑ 新国立にアスリート続々反対 五輪戦士 ラグビー元代表が反対表明 - 報知、2015年7月12日
- ↑ 報道LIVE あさチャン!サタデー 2015/07/11(土)放送 TVでた蔵 五輪メダリスト有森さん 涙の訴え
- ↑ 【都議会第二回定例会討論から~①新国立競技場整備費負担問題
- ↑ 新国立競技場整備 国の責任で - 日本共産党東京都委員会
- ↑ 民主、新国立競技場問題追及へ 担当組織トップに蓮舫氏 - どうしんウェブ、2015年6月16日
- ↑ 新国立競技場:橋下市長、政府方針を批判 - 毎日、2015年7月9日
- ↑ 膨れあがった整備費に批判続々 橋下市長に渡辺謙も… - ZAKZAK、2015年7月10日
- ↑ タリーズジャパン創業者の松田公太参院議員、新国立コストは「非常にずさんな計画」 - 報知、2015年7月9日
- ↑ 松沢参院議員が森会長いさめよと訴え 新国立問題 - 日刊スポーツ、2015年7月15日
- ↑ 新国立競技場建設に関するコメント - 松沢しげふみ公式サイト 2015年7月15日
- ↑ 新国立競技場、無駄撲滅で議論 自民PT - 47NEWS、2014年9月25日
- ↑ ずさんな新国立競技場 - 河野太郎ブログ、2013年11月29日
- ↑ 新国立競技場の予算上限は1300億円 - 河野太郎ブログ、2013年12月28日
- ↑ 自民党行政改革推進本部長に就任しました - 河野太郎ブログ、2014年9月10日
- ↑ ラグビーW杯に間に合わない!?新国立“リスク判定”へ② - 東スポ、2014年9月27日
- ↑ 後藤田正純議員、新国立計画に与党内から初の反対「巨額投じる意味あるのか」 - 報知、2015年7月6日
- ↑ 官房長官:新国立競技場デザイン「変更は信用失墜 - 毎日、2015年7月8日
- ↑ 【社説検証】巨大アーチ式に反対の声 産経「首相が前面に出よ」 - 産経、2015年7月8日
- ↑ 新国立競技場について安倍首相「民主党時代に決まったこと」
- ↑ 安倍首相も新国立「高いとおっしゃるのはその通り」 - 日刊スポーツ、2015年7月10日
- ↑ 文科相 デザイン選考の在り方検証が必要 - NHK、2015年7月10日
- ↑ 下村文科相、欠席の安藤忠雄氏に注文「何らかの形で発言して」 - 産経、2015年7月10日
- ↑ 批判続出の新国立、建設計画を見直しへ 19年ラグビーW杯は使用困難の可能性も - サンスポ、2015年7月15日
- ↑ 自民「新国立競技場」勉強会立ち上げ:Mプラス - テレ東、2015年7月16日
- ↑ 世論反発、政権ダメージ回避…新国立計画見直し - 読売、2015年7月16日
- ↑ 世論調査 新国立競技場「納得できない」81% - NHK、2015年7月14日
- ↑ 「新国立」野球場改築案に佐藤真海「国立は聖地」 - 日刊スポーツ、2015年7月31日
- ↑ 129.0 129.1 「新国立19年12月までの完成を」とJOC平岡理事 - 日刊スポーツ、2015年7月31日
- ↑ 新国立見直しで首相「最終責任は私に」 - 産経、2015年8月8日
- ↑ 新国立を来年1、2月に着工 文科相表明 - 中日新聞、2015年7月21日 夕刊
- ↑ デザインビルド方式で 品質低下招く恐れも - 毎日、2015年7月21日
- ↑ 過去の“改修案”から見えるコストダウンのヒントは? - JCCテレビ、TBSテレビ【ひるおび!】2015年7月22日
- ↑ 新国立競技場 大成、竹中が再入札参加へ ブランドや実績強化狙う - イザ!(産経)2015年7月23日
- ↑ 135.0 135.1 JSC、新国立の有識者会議を解散 計画白紙撤回で - 日経新聞、2015年7月24日
- ↑ 国民に祝福される新国立競技場建設を:提言 - 舛添要一オフィシャルブログ、2015年7月20日
- ↑ 新国立デザイン、新コンペも「JSCが運営主体となる」遠藤五輪相が明言 - 報知、2015年7月24日
- ↑ 内閣官房@Naikakukanbo 0:53 - 2015年7月31日
- ↑ 新国立問題、コスト、魅力…ネットで国民に意見募集 - テレ朝、2015年8月4日
- ↑ 新国立競技場、政府がネットでアンケート調査 コスト削減策など広く意見を募る - ITmedia ニュース、2015年8月4日
- ↑ 18142 新国立競技場、魅力あるスタジアムにするためには何が必要? - Yahoo!ニュース 意識調査
- ↑ 18143 新国立競技場、コスト抑制のために何をすべき? - Yahoo!ニュース 意識調査
- ↑ ザハ氏側、新国立関わりたい…政府に交渉申し入れ - 日刊スポーツ、2015年7月22日
- ↑ 新国立問題 ザハ案の再活用求める意見出る - 日刊スポーツ、2015年7月22日
- ↑ ハディド氏側、引き続き新国立の計画参加希望 - 読売、2015年07月23日
- ↑ 新国立競技場整備計画再検討にあたって三会会長が提言を発表 - KENCHIKU、2015年7月24日
- ↑ 自由民主党の新国立競技場見直しプラン - 河野太郎ブログ、2015年8月7日
- ↑ 148.0 148.1 文科相「8万人規模」継承 - 東京新聞、2015年8月8日 朝刊2面
- ↑ 新国立代替案「駒沢競技場」の利用 難題は多数存在 - 夕刊アメーバニュース、2015年8月6日
- ↑ 五輪陸上競技場に駒沢公園改修が浮上 ただ、「手狭で老朽化」など難点が - J-CASTニュース、2015年8月7日
- ↑ 清宮パパ、長男活躍の甲子園引き合いに熱闘新国立 - 日刊スポーツ、2015年8月11日
- ↑ 152.0 152.1 自民党部会で五輪相の下に有識者会議設置提案…新国立問題 - 報知、2015年7月29日
- ↑ 社長コラム 「変わる勇気」 - 株式会社ドーム、2014年8月15日
- ↑ 新国立「国民意見、丁寧に」=公明、総工費に上限を-安倍首相 - 時事通信、2015年8月10日
- ↑ 首相 新国立競技場整備は国民も把握できるように - NHK、2015年8月10日
- ↑ IOC調整委員会、新国立競技場計画に理解 - 日刊スポーツ 2015年7月1日
- ↑ IOCから高評価 2020年東京大会 調整委員会会議 - 電通報、2015年7月3日
- ↑ IOC副会長:新国立競技場建設「費用論争の早期解決を」 - 毎日、2015年7月1日
- ↑ IOC会長は撤回評価…「デザイン重要でない」 - 読売、2015年7月19日
- ↑ 国際パラリンピック委員会会長、新国立の「選手、観客の利便最重要」 - 報知、2015年7月15日
- ↑ JOC会長 新国立「8万人は確保を」 - デイリースポーツ、2015年7月17日
- ↑ 2019年ラグビーW杯メーン会場、日産スタジアムに代替か (2/2ページ) - サンスポ、2015年7月18日
- ↑ 163.0 163.1 読売、2015年8月4日 朝刊13面 論点 「新国立 五輪後への視点必要」 ジョン・コーツ氏
- ↑ 舛添都知事、新国立の完成前倒しを政府に要請へ - 読売、2015年8月6日
- ↑ 「新国立建設せず」も検討 自民、既存施設活用を提言 - 東京新聞、2015年8月7日 朝刊
- ↑ 「8万人規模は守って」とIOC 実務者会議で東京側に要望 - 産経、2013年11月15日
- ↑ 167.0 167.1 167.2 167.3 167.4 167.5 167.6 【新国立競技場】森喜朗氏発言を削除 コンペ結果の議事録、どこが黒塗りに?(全文) - ハフポスト、2015年8月10日
- ↑ 疑問だらけの新国立競技場(前) - NetIB-NEWS、2014年4月25日 大根田康介
- ↑ 新国立の計画白紙 「ファンの期待に応えねば」:新国立競技場問題 - 東京新聞、2015年7月18日
- ↑ 170.0 170.1 170.2 新国立競技場、船頭なき"大艦"の視界不良 - 週刊東洋経済、2015年7月11日号<6日発売>「核心リポート02」 (玉木正之)
- ↑ 171.0 171.1 「施設建築ワーキンググループ」議事録検証 東京新聞 2014年10月5日
- ↑ 現代ビジネス「新国立競技場の建設問題 いったい何が起きているのか?」 - ライブドアニュース 2015年6月5日
- ↑ 173.0 173.1 資料2 新国立競技場設計概要(案)(基本設計時からの主な変更点等)-2 (9頁)1.可動席の簡素化 PDF
- ↑ VII 審査委員会設置要綱・募集要項・質疑応答 170頁 質疑回答書 18 PDF
- ↑ 参考資料 新国立競技場 基本設計説明書(概要版)-4 3 施設計画 (11)開閉式遮音装置(屋根) PDF
- ↑ 資料2 新国立競技場設計概要(案)(基本設計時からの主な変更点等)-22 基本設計時からの主な変更点(4)開閉式遮音装置 PDF
- ↑ 第1回 芝生のルーツ 国立競技場
- ↑ 国立競技場の改築は実現不可能!? 2/2 - 東スポ、2014年6月3日
- ↑ 異論あり!新国立競技場(2) 維持費46億円と天然芝 - TBS 『報道特集』、2014年6月7日放送
- ↑ 新国立競技場で注視すべきシンガポール深刻事態 - 東スポ、2014年10月25日
- ↑ 新国立「ウソいけない」サッカー協会、屋根付き8万人要求 - 報知、2015年5月21日
- ↑ 新国立競技場計画に関する説明会(概要) 3頁 平成26年7月7日 PDF
- ↑ 誰のための競技場か サブトラックなく、常設8万席も崩れ“聖地”足り得ないのに、整備費は膨らんでいく - 産経、2015年7月7日
- ↑ 184.0 184.1 森氏「価格、圧縮され妥当」 舛添知事「国の責任で」 - 毎日、2015年7月7日
- ↑ 185.0 185.1 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会 訪問レポート PDF
- ↑ 舛添知事、屋根なし新国立に危機感「豪雨の時どうするの」 - 報知、2015年5月20日
- ↑ 東京都市計画地区計画の決定(東京都決定) PDF
- ↑ 新国立競技場、屋根はそもそもオリンピックに必要なかった - ハフポスト、2015年6月2日
- ↑ 189.0 189.1 189.2 開く「屋根」がはらむ問題 - 東京新聞、2014年6月4日(森山高至)
- ↑ 190.0 190.1 新国立競技場は「大江戸線を突き刺す」構造? - AERA、2014年6月2日号より抜粋
- ↑ 2月の大雪なら屋根落ちる? 新国立競技場、設計見直し - 朝日、2014年3月28日
- ↑ 使用48日、巨費に疑問も 運営主体見通し - 毎日、2013年11月30日
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- ↑ 遠藤五輪相の元に民間チームを 新国立で自民部会 - 日刊スポーツ、2015年7月29日
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- ↑ 国立競技場50年「私が選んだ伝説の名勝負」(2/4) - 現代ビジネス(フライデー)2013年10月13日
- ↑ 武井壮が新国立競技場に言及 「アスリートたちがやらなきゃいけない」 - ライブドアニュース、2015年8月3日
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- ↑ 新国立競技場がヒートアイランド助長の懸念 - エココミュニティ・ジャパン、2014年6月18日
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- ↑ 僕がザハ案の国立競技場の建設に賛成していた、たった一つの理由 岩崎夏海 - プレタポルテ by 夜間飛行、2015年7月29日
- ↑ 新国立誕生から消滅まで1兆円!森山高至氏「恐ろしい未来が待ち受けている」 - 報知、2015年7月10日
- ↑ 新国立競技場の工事費が下がらない理由 - 森山のブログ、2014年8月28日
- ↑ 遠藤担当相、都の負担分について具体的金額示さず - FNN、2015年7月8日
- ↑ 槇文彦氏ら/国立競技場改築計画で代案/コスト削減と工期内竣工可能に 日刊建設工業新聞 2015年6月2日
- ↑ 建築エコノミスト森山@mori_arch_econo 22:18 - 2015年7月14日
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- ↑ 266.0 266.1 266.2 266.3 266.4 266.5 266.6 検証・新国立競技場白紙撤回:政府迷走、遅れた決断 「国立競技場と新国立競技場(従来計画)の比較」 - 毎日、2015年8月7日 東京朝刊
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- ↑ 270.0 270.1 新国立競技場 収支見込み(概要資料) 2014年8月19日 PDF
- ↑ 新国立維持費1046億円に膨張 五輪後 年20億円の赤字 東京新聞 2015年7月8日 朝刊
- ↑ 272.0 272.1 株式会社久米設計 国立霞ヶ丘陸上競技場耐震改修基本計画(抜粋版) 2011年3月25日 PDF
- ↑ 2020年東京五輪スタジアムにアスリート達が無関心でいるべきではないワケ - Yahoo!ニュース(まさのあつこ)2014年7月14日
- ↑ 274.0 274.1 汚染対策は見切り発車、後世に残る“粗大ゴミ”も!?――生活を圧迫する“東京五輪” - 週刊金曜日ニュース、2015年1月19日
- ↑ 現国立競技場の改修する場合の課題(困難な理由)について 2014(平成26)年8月6日 PDF
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- ↑ 新国立競技場の建設コンペをめぐる議論について13 - 森山のブログ、2013年11月20日
- ↑ 仮設による客席増設及び、仮設構造体の恒久津波タワーへの転用 今川憲英 PDF
- ↑ 現国立競技場はチューンナップ出来るのか③ - 森山のブログ(伊東豊雄氏の主張についての解説)、2014年5月13日
- ↑ 現国立競技場を残しても、都営アパートの敷地を使わなくてもオリンピック2020東京を迎えることはできる。 大野秀敏 PDF
- ↑ 『日経アーキテクチュア』2014年7月10日号、p37
- ↑ 槇文彦が新国立に対案「無蓋化し子供施設を併設」 - ケンプラッツ、2014年8月28日
- ↑ 【建築3団体】新国立競技場コンペで浮上した課題 3会の会長が語る(上) - 建設通信新聞の公式記事ブログ、2014年4月13日
- ↑ 建築家協会会長「対案示したい」 新国立競技場建て替え - 東京新聞、2014年7月13日
- ↑ 新国立競技場、950億円で造れる 東京五輪へ“格安”案 - 報知、2015年5月15日
- ↑ 開閉式屋根見直しの代替案 建築家グループ - 毎日、2015年6月5日
- ↑ 第223号(6月12日発行)「才能が無いというのは恐ろしい」 - 辛坊治郎メールマガジン
- ↑ 1500億円削減、後藤田議員が新国立競技場の新案 - 日刊スポーツ
- ↑ 後藤田氏が新国立の五輪後改修新案の画像を公開 日刊スポーツ 2015年7月10日
- ↑ 森会長、国の対応「不満ある」 - 茨城新聞(共同通信社)、2015年7月17日
- ↑ 東京新聞、2015年6月30日 朝刊31面
- ↑ 建設範囲大きく超過 新国立競技場デザイン - 東京新聞、2013年11月9日 朝刊
- ↑ 『志をもった建築を目指して』槇文彦 『JIAマガジン』2014年8月号、p16 PDF
- ↑ 「新国立は粗大ゴミに」建築家・磯崎新さん意見発表 開会式会場変更も提案 - 産経、2014年11月5日
- ↑ 屋根なし新国立競技場に厳しい声 - web R25
- ↑ なぜ、ザハ・ハディド氏本人に議論を届けないのか?新国立競技場問題をめぐる建築夜楽校シンポジウムとその後の展開 建築時評007 松田達(東京大学助教)
- ↑ ザハ氏が新国立改良案 首相に直談判、8月にも来日 - 日刊スポーツ、2015年7月29日
- ↑ 読売 朝刊13面 「論点スペシャル」、2015年7月8日
- ↑ 新国立見直したら「建設が1年遅れる」 ザハ事務所 - テレ朝、2015年7月16日
- ↑ ザハ事務所、遠藤五輪相と槙文彦氏との面会に不快感 - 日刊スポーツ、2015年8月8日
- ↑ 国立競技場将来構想有識者会議 - JSC
- ↑ 別紙 諮問第899号 PDF
- ↑ 総工費増大2520億円 有識者会議が了承 - 毎日、2015年7月7日
- ↑ マスコミが報じない”有識者会議”の真実 - 現代ビジネス、2015年7月14日
- ↑ 「森氏の外観批判」削除」 東京新聞、2015年8月8日 朝刊3面
- ↑ 委員名簿(平成26年度) PDF
- ↑ 310.0 310.1 310.2 回答文 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会 PDF
- ↑ 委員名簿(平成24年度) PDF
- ↑ 委員名簿(平成25年度) PDF
- ↑ 「間に合わないことは絶対ない」保証 - 毎日、2015年7月7日
- ↑ 新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 - 首相官邸ホームページ 総理の一日、平成27年7月21日
- ↑ 315.0 315.1 新国立競技場:新計画は官邸主導で 関係閣僚会議初会合 - 毎日、2015年7月21日
- ↑ 整備再検討で職員6人派遣 太田国交相「技術的知見期待されている」 - 産経、2015年7月24日
- ↑ 折れた都知事 森氏がハチミツ渡し「甘くなれ」 - 朝日、2015年7月9日
- ↑ 「ぜひ知事にも協力を」 遠藤五輪相、都に協力を要請 - 産経、2015年7月22日
- ↑ 新国立見直し、都が理事派遣 - 産経、2015年7月23日
- ↑ 遠藤大臣、推進室へのアスリート登用は否定的 - 日刊スポーツ、2015年7月22日
- ↑ 新国立競技場整備計画経緯検証委員会の設置について - 文部科学省、平成27年8月4日
- ↑ 新国立試算かけ離れてた 第3者委初会合で明らかに - 日刊スポーツ、2015年8月8日
- ↑ 新国立競技場問題、工事費の試算は「情報操作」? 検証委の資料から浮かび上がる疑惑 - ハフポスト、2015年8月9日
脚注(注釈)
参考文献
- 『東京大改造マップ2020』 日経アーキテクチュア:編著、日経BP社、2014年
- 『新国立競技場、何が問題か』 槇文彦・大野秀敏:編著、平凡社、2014年
- 『異議あり!新国立競技場』 森まゆみ:編、岩波ブックレット、2014年
- 『日経アーキテクチュア』 2014年7月10日号、特集『迷走「新国立」の行方』
関連サイト
- 日本経済新聞 『「新国立ジャイアンツ球場」水面下の攻防』 ビジネスリーダー、2015年(平成27年)6月29日。[2]
- 朝日新聞 【タイムライン】時系列でふり返る新国立競技場めぐる議論 [3]
- 読売新聞 まとめ読み「NEWS通」 [4]
- 東京新聞 「新国立競技場 建設計画の経緯(2009年2月 - 2015年8月7日)」 [5]
- 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会 「年表」 [6]
外部リンク
- 公式サイト JSC 新国立競技場
- 新国立競技場 NEW NATIONAL STADIUM JAPAN 公式YouTubeチャンネル(Adobe Flash video)
- 新国立競技場の整備計画の再検討推進 - 首相官邸ホームページ(ご意見の募集)