いわき駅

提供: Yourpedia
2019年2月3日 (日) 22:28時点における由亜辺出夫 (トーク | 投稿記録)による版 (Mario Yonezawa (トーク) による版 363032 を取り消し)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

いわき駅(いわきえき)は、福島県いわき市字田町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

概要[編集]

いわき市の中心駅である。いわき市は1966年に大規模合併により成立した市であるが、いわき駅が立地する中心部は、1966年以前は平市を称しており、駅名も開業以来平駅(たいらえき)であった。いわき市が成立した後も駅名はそのままであったが、1994年12月3日にいわき市などの要望により、現在のいわき駅に改名している。

当駅は浜通り地方から中通り地方・宮城県茨城県の三方を結ぶ拠点駅である。旧 平市の時期およびいわき市の成立後も市役所が置かれるなど、当駅周辺は市の中心地区であり、浜通りの一大拠点となっている。

当駅に乗り入れている路線は、常磐線磐越東線の2路線である。このうち当駅の所属線と扱われる常磐線[1]では運行上の要衝のひとつとなっている。特急列車スーパーひたち」は当駅で上野方面に折り返し、普通列車は一部を除き当駅で南北に運行系統が分離されている。2011年3月11日福島原発事故以前に運行されていた原ノ町駅または仙台駅発着の「スーパーひたち」は、当駅で増解結を行っていた(多客期間は省略)。また、1日2本程度水戸線へ直通する列車や土浦行きの列車が2本運行されている。磐越東線は当駅が起点であり、いわき駅側では終点郡山駅までの便のほか、小川郷駅小野新町駅止まりの区間便が設定されているが、5時間ほど運行されない時間帯がある。

いわき駅周辺再生拠点整備事業により、駅舎改築・南北自由通路・南口駅前広場のペデストリアンデッキ・バスターミナルなどが整備された。2007年10月25日に橋上新駅舎に移転したほか、駅前には複合施設が入居する再開発ビル「ラトブ」 (LATOV) が開業した。また、2009年6月19日に橋上駅舎に付随する「いわき駅ビル」が開業し、2010年3月25日には南口駅前広場の供用が開始された。

年表[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム3面6線の地上駅で、橋上駅舎を有している。ホームは嵩上げされていない。

みどりの窓口(営業時間 午前5時40分から午後9時30分まで)、自動券売機のほか、びゅうプラザSuica対応自動改札機VIEW ALTTE(改札外)・売店(1,2番線ホーム上)・エレベーターエスカレータ待合室トイレなどが設置されている。

2007年10月、改札前にフルカラーLED発車案内が設置された。

のりば[編集]

1・2 常磐線 (上り) 高萩日立水戸土浦上野小山方面  
3・4 常磐線 (下り) 久ノ浜広野竜田方面  
5 常磐線 (下り) 久ノ浜・広野・竜田方面  
(上り) 高萩・日立・水戸・小山方面 (一部の普通)
磐越東線   小川郷小野新町郡山仙台方面 (臨時快速「あぶくま」のみ)
6 磐越東線   小川郷・小野新町・郡山・仙台方面  

発車メロディ[編集]

当駅の発車メロディは、土浦駅と同様にクラシック音楽が使われている(1991年10月13日〜)。

旧駅舎[編集]

  • 駅の機能は2階にあり、改札口周辺にはみどりの窓口・自動券売機・びゅうプラザ(旅行センター)・売店・待合室・トイレなどがあった。
  • 跨線橋に平行する自由通路「平安橋」の5・6番線寄りには橋上改札口があり、2005年7月まで朝・夕の通学時間帯のみ営業していたが、橋上化工事に伴い取り壊された。
  • 1・2番線と3・4番線のホームにそば店があったが、2007年3月31日に閉店した。

駅弁[編集]

うにめし弁当(鈴木屋)
元々はいわき駅前の旅館住吉屋」が製造と販売を行っていたが、駅前再開発に伴う区画整理に伴い、2005年5月31日をもって廃業した。その後、水戸駅で営業していた「鈴木屋」が販売することになった。しかし、2007年6月30日に撤退し、「うにめし弁当」も消滅した。
いわきカニピラフ弁当 いわきウニピラフ弁当(メヒコ)
「住吉屋」の廃業後、2005年6月1日より水戸駅で営業している「鈴木屋」「芝田屋」と、日立駅で営業している「海華軒」の3社で駅弁を販売していたが、2007年6月30日をもって3社ともでいわき駅での販売を撤退した。それ以降はNREの駅弁を販売することになってからは、東京駅新宿駅大宮駅成田空港駅と全く同じ駅弁が販売されていたが、いわきでシーフードレストランを展開する「メヒコ」との共同開発により「いわきカニピラフ弁当」と「いわきウニピラフ弁当」が2007年7月1日より販売されている。

駅弁一覧[編集]

販売される主な駅弁は下記の通り。

下記のうち「いわきカニピラフ弁当」「いわきウニピラフ弁当」「いわきカニ・ウニ欲張りピラフ弁当」についてはメヒコが、「牛べん」「豚べん」「昔おにぎり」「磯べん」についてはしまだが、他の商品は日本レストランエンタプライズ (NRE) がそれぞれ販売している。

  • 鳥めし弁当
  • 深川めし
  • チキン弁当
  • 牛べん
  • 30品目のバランス弁当
  • たれカツ重
  • さば蒲焼き風弁当
  • 海苔のりべん
  • 五目わっぱめし
  • 本庄早稲田発~古代豚弁当
  • 豚べん
  • 鯵鯖よくばり寿司
  • こだわりのとんかつ弁当
  • 幕の内弁当
  • 秋露のささやき
  • 特上鯵の押寿し
  • 季節の吹き寄せ弁当
  • 釜めし弁当
  • 幸福べんとう
  • 昔おにぎり
  • 八戸鯖棒寿司
  • 大漁市場(旅情編)
  • うなぎ弁当
  • 磯べん
  • 北海味メッセ
  • 懐石弁当大人の休日
  • いわきカニピラフ弁当
  • いわきウニピラフ弁当
  • いわきカニ・ウニ欲張りピラフ弁当

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗車人員は6,136人である。利用客は減少傾向にあり、2011年度は5,000人を下回った。

近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度 乗車人員
2000年(平成12年) 8,035
2001年(平成13年) 7,960
2002年(平成14年) 7,919
2003年(平成15年) 7,541
2004年(平成16年) 7,246
2005年(平成17年) 7,031
2006年(平成18年) 6,828
2007年(平成19年) 6,650
2008年(平成20年) 6,487
2009年(平成21年) 6,268
2010年(平成22年) 6,004
2011年(平成23年) 4,175
2012年(平成24年) 5,996
2013年(平成24年) 6,136

駅周辺[編集]

北口脇には竜ヶ城の小山がそびえている。

行政機関・複合施設
名勝・旧跡
主な商業施設など
郵便局
文教施設

路線バス[編集]

一般乗合路線バスの運行は、全て新常磐交通の担当である。運行区間は、新常磐交通一般乗合路線の一覧を参照。

データは、2010年3月25日現在である。2010年3月25日より新しいバスターミナルの供用を開始するとともに、これまで当駅を通過していた上平窪・小川方面高崎・赤井岳下行きも当ターミナルに乗り入れた。

南口バスターミナル[編集]

北口のりば[編集]

いわき駅北口バス停

  • 平商前 行き

備考[編集]

  • 「平駅」を「いわき駅」に改名する際、駅名板取替などで1億3千万円に上る経費を要した[2]
  • 2007年2月頃からダイヤ改正前日の3月17日まで、それまで普通列車として運用されていた403系・415系に代わり、一部の列車が上野駅 - いわき駅間でE531系(普通車扱いのグリーン車連結)で運用された。
  • 2007年3月18日のダイヤ改正以前は、いわき駅から上野駅や仙台駅まで直通する普通列車が多く運行されていた。しかし、このダイヤ改正以後、上野行は土浦行か水戸行となり消滅し、仙台行も多くが原ノ町行となった。
  • 2009年3月14日のダイヤ改正より、高萩駅までであった東京近郊区間とSuica利用区域が当駅まで拡大され、東京近郊区間内では東京駅からSuicaが使えるもっとも遠い駅となった。なお、当駅は常磐線首都圏エリアにおけるSuica利用区域の北端であり、当駅より広野方面と磐越東線への利用はできない。
  • 2011年3月11日東日本大震災福島原発事故により、いわき駅から常磐線で北上できる駅は竜田駅までである。震災に伴う上野駅 - いわき駅間の暫定ダイヤは、2011年4月27日までは普通のみの運行であったが、翌28日から特急も運行を再開した。5月31日には震災前の水準に戻り、7月1日からは震災前のダイヤに戻った。

隣の駅[編集]

※特急「スーパーひたち」「フレッシュひたち」(当駅が終点)の隣の停車駅は、ひたち (列車)を参照してほしい。

東日本旅客鉄道
常磐線
内郷駅 - いわき駅 - 草野駅
磐越東線
いわき駅 - 赤井駅

脚注[編集]

  1. 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. 1994年12月7日、朝日新聞1面「駅名改称、費用にウーム」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]