マイルチャンピオンシップ南部杯

提供: Yourpedia
2015年10月12日 (月) 20:14時点における182.171.39.195 (トーク)による版

移動: 案内検索
マイルチャンピオンシップ南部杯
開催地 盛岡競馬場
施行時期 10月第2週(体育の日
格付け JpnI
1着賞金 6000万円
賞金総額
距離 ダート1600m
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン(中央競馬地方競馬全国)
負担重量 3歳55kg、4歳以上57kg
牝馬2kg減)
創設 1988年10月9日
特記事項:1着馬にJBCクラシックまたはJBCスプリントの優先出走権
テンプレート

マイルチャンピオンシップ南部杯(まいるちゃんぴおんしっぷなんぶはい)とは岩手県競馬組合盛岡競馬場ダート1600mで施行する地方競馬重賞統一JpnI競走である。競走名は江戸時代盛岡藩を治めていた南部氏に由来し45代当主・南部利昭の許可の下、名付けられた。

通称:南部杯。またマイルCS南部杯MCS南部杯と表記される事がある。

概要

1988年北日本マイルチャンピオンシップ南部杯として創設され、第1回は水沢競馬場のダート1600mで施行された。創設当初は北日本地区交流競走として、地方競馬の北日本地区のマイル最強馬決定戦の位置付けとされた。

1995年に中央・地方全国指定交流競走に指定されたと同時に現在の「マイルチャンピオンシップ南部杯」に改名、北日本地区以外の地方所属馬及び中央競馬所属馬も出走可能になった。1996年には開催場を現在の盛岡競馬場に変更、1997年には前年から施行されたダートグレード競走のGI(統一GI)に格付け、日本の秋のダートのマイル最強馬決定戦として定着していった。

2002年からはRoad to JBCに指定され、優勝馬にはジャパンブリーディングファームズカップ2競走(JBCクラシックJBCスプリント)への優先出走権(出走できるのはどちらか一方の競走)が与えられる。

出走条件はサラ系3歳以上の競走馬で岩手所属馬4頭、岩手以外の所属馬5頭、JRA所属馬5頭と所属別で出走枠が決められている。またトライアル競走の青藍賞(重賞・地方全国交流競走・水沢競馬場ダート1600m)の1着入賞馬は優先出走権で出走でき、優先出走権獲得をした岩手競馬以外の所属馬は岩手競馬枠(厳密には岩手競馬枠から引かれ自所属枠が増える)から出走できる。

負担重量条件は定重量で3歳牡・騸馬は55キロ、3歳牝馬は53キロ、4歳以上牡馬・騸馬は56キロ、4歳以上牝馬は54キロと決まっている。

総額賞金は1億200万円で1着賞金6,000万円、2着賞金1,800万円、3着賞金1,020万円、4着賞金780万円、5着賞金600万円と定められている。

歴史

  • 1988年 水沢競馬場のダート1600mの3歳以上の北日本地区交流競走「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」として創設。
  • 1994年
  • 1995年
    • 中央・地方全国指定交流競走に指定。
    • 名称を「マイルチャンピオンシップ南部杯」に変更。
  • 1996年 開催場を盛岡競馬場に変更。
  • 1997年 ダート競走格付け委員会にGI(統一GI)に格付けされる。
  • 2002年 Road to JBCに指定される。
  • 2004年 4回東京競馬1日の中止によりJRA東京競馬場勝馬投票券を当日販売。
  • 2005年
    • JRAのユートピアが史上2頭目の連覇。
    • 橋口弘次郎が調教師として史上2人目の連覇。
  • 2007年
  • 2008年
    • JRAのブルーコンコルドが史上初の3連覇。
    • 幸英明が騎手として史上初の3連覇。
    • 服部利之が調教師として史上初の3連覇。
  • 2009年 ファンファーレを2006年以前のものに戻す。
  • 2010年 JRAのオーロマイスターが1分34秒8のコースレコードで優勝。
  • 2011年
    • 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県競馬を支援するため、盛岡競馬場と姉妹提携を結んでいる東京競馬場で施行[1]。なお、例年通り盛岡競馬場でのファンファーレを使用する。
    • JRA主催として施行され、売り上げの一部を支援金として岩手県競馬組合に拠出された。
    • この年のみ、出走枠を地方競馬所属馬は5頭(うち岩手所属馬2頭まで)、フルゲート16頭までに変更。
  • 2012年
  • 2013年
    • JRAのエスポワールシチーが史上4頭目の連覇。史上2頭目となる3度目の優勝。
    • 安達昭夫が調教師として史上4人目の連覇。

歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1988年10月9日 グレートサーペン 牡6 高崎 1:42.4 工藤勉 渡辺和泰 三原勝太郎
第2回 1989年10月8日 ダイコウガルダン 牡4 上山 1:42.4 水戸賢二 村山博 熊久保勅夫
第3回 1990年10月7日 グレートホープ 牡4 盛岡 1:40.0 菅原勲 小西重征 小野寺喜久男
第4回 1991年10月13日 タケデンファイター 牡5 新潟 1:40.8 大枝幹也 佐藤忠雄 赤川喜一郎
第5回 1992年10月11日 タケデンマンゲツ 牡6 宇都宮 1:42.0 平沢則雄 平石正己 熊久保勅夫
第6回 1993年11月23日 トウケイニセイ 牡6 盛岡 1:39.8 菅原勲 小西重征 小野寺喜久男
第7回 1994年9月25日 トウケイニセイ 牡7 盛岡 1:39.5 菅原勲 小西重征 小野寺喜久男
第8回 1995年10月10日 ライブリマウント 牡4 JRA 1:40.6 石橋守 柴田不二男 加藤哲郎 他2名
第9回 1996年10月10日 ホクトベガ 牝6 JRA 1:38.3 的場均 中野隆良 金森森商事(株)
第10回 1997年10月10日 タイキシャーロック 牡5 JRA 1:36.2 横山典弘 土田稔 (有)大樹ファーム
第11回 1998年10月10日 メイセイオペラ 牡4 水沢 1:35.1 菅原勲 佐々木修一 (有)明正商事
第12回 1999年10月11日 ニホンピロジュピタ 牡4 JRA 1:38.4 武豊 目野哲也 小林百太郎
第13回 2000年10月9日 ゴールドティアラ 牝4 JRA 1:38.3 後藤浩輝 松田国英 吉田和子
第14回 2001年10月8日 アグネスデジタル 牡4 JRA 1:37.7 四位洋文 白井寿昭 渡辺孝男
第15回 2002年10月14日 トーホウエンペラー 牡6 水沢 1:38.7 菅原勲 千葉四美 (有)東豊物産
第16回 2003年10月13日 アドマイヤドン 牡4 JRA 1:35.4 安藤勝己 松田博資 近藤利一
第17回 2004年10月11日 ユートピア 牡4 JRA 1:35.9 横山典弘 橋口弘次郎 金子真人
第18回 2005年10月10日 ユートピア 牡5 JRA 1:36.7 安藤勝己 橋口弘次郎 金子真人ホールディングス(株)
第19回 2006年10月9日 ブルーコンコルド 牡6 JRA 1:36.6 幸英明 服部利之 (株)荻伏レーシング・クラブ
第20回 2007年10月8日 ブルーコンコルド 牡7 JRA 1:36.8 幸英明 服部利之 (株)ブルーマネジメント
第21回 2008年10月13日 ブルーコンコルド 牡8 JRA 1:37.3 幸英明 服部利之 (株)ブルーマネジメント
第22回 2009年10月12日 エスポワールシチー 牡4 JRA 1:35.4 佐藤哲三 安達昭夫 (株)友駿ホースクラブ
第23回 2010年10月11日 オーロマイスター 牡5 JRA 1:34.8 吉田豊 大久保洋吉 (有)サンデーレーシング
第24回 2011年10月10日 トランセンド 牡5 JRA 1:34.8 藤田伸二 安田隆行 前田幸治
第25回 2012年10月8日 エスポワールシチー 牡7 JRA 1:35.9 佐藤哲三 安達昭夫 (株)友駿ホースクラブ
第26回 2013年10月14日 エスポワールシチー 牡8 JRA 1:35.1 後藤浩輝 安達昭夫 (株)友駿ホースクラブ
第27回 2014年10月13日 ベストウォーリア 牡4 JRA 1:35.9 戸崎圭太 石坂正 馬場幸夫
第28回 2015年10月12日 ベストウォーリア 牡5 JRA 1:36.8 福永祐一 石坂正 馬場幸夫

注釈

関連項目

ダートグレードグレードワンレース
GI フェブラリーステークス | ☆チャンピオンズカップ | 東京大賞典
JpnI 川崎記念 | かしわ記念 | 帝王賞 | ジャパンダートダービー | マイルチャンピオンシップ南部杯 | JBCレディスクラシック | JBCスプリント | JBCクラシック | 全日本2歳優駿
  • 中央競馬主催のレースは「☆」で示している。
Wikipedia-logo.svg このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・マイルチャンピオンシップ南部杯を利用して作成されています。変更履歴はこちらです。