東海大学付属第四高等学校・中等部
東海大学付属第四高等学校・中等部(とうかいだいがくふぞくだいよんこうとうがっこう・ちゅうとうぶ)は、北海道札幌市南区南沢にある私立中学校・高等学校。東海大学の付属校で、略称は「東海大四」(とうかいだいよん)。
無理やりクラス全員を1年間無欠席とした話を、マスコミが美談として報道したため、一躍有名となった。
東海大学札幌キャンパスが隣接している。また、東海大学付属望星高等学校の北海道校を併設する。
目次
設置学科
- 全日制課程 普通科
以下の3コースがある。
- 国公立大学、難関私立大進学を目指す「特進コース」
- 主に東海大学への進学や他大受験、部活動との両立を図る「総合進学コース」(総進コースと言われている)
- 総合進学コースでの、より一層の進学に対応する「アルファクラス」
沿革
- 1964年 - 開校。
所在地
校舎が小高い山に位置するため、豊平川側方向から登校するには、少々長めの階段を登る事になる。
ちょっとした風景・夜景が楽しめる。
階段自体にはロードヒーティングが整備されている為、冬季間は常時通行可能。 しかし、降雪した深夜・早朝、降雪した量によっては融雪機能に影響するので、多少歩きにくくなる事がある。
林と斜面に囲まれている為、降雨による土砂などの流出物、秋季の落葉で路上が汚くなるが、付近住民の方が掃除してくれたり、生徒による校外清掃でごみ拾いが行われる。
階段中部付近には当校のテニスコート、下部付近には生徒専用の自転車駐輪場がある。 駐輪場は他所にも有るが、利用は当所が一番多い。
学校としては指折りの広さを持つ体育館を有する。 直接ではないが、東海大学の札幌キャンパスに隣接する。
大学側付近にはじょうてつバスのバス停『北海道東海大学前』が有り、真駒内駅まで運行されている。
部活動
男子バレーボール部は春高3度、夏の総体3度の全国優勝を果たした古豪として知られる。
一方、男子バスケットボール部も夏の総体・ウィンターカップの常連であり、1999年の総体では準優勝を経験している。
サッカー部は2011年に夏の総体初出場を果たした。
他に陸上競技部・スキー部なども全国大会で活躍している。
文化系でも吹奏楽部と美術部が全国大会に出場している。
強制的に1年間無欠席を美談に仕立てる
札幌市にある私立高校3年5組の35人全員が1年間無欠席(出席率100%)で、2012年3月1日の卒業式を迎えることになった。1964年の開校以来、2度目の快挙として高校はこのクラスを称えているが、熱が40度もある生徒に登校許可を出していたことについて、「危険な行為を美化すべきでない」という批判が殺到している。
この高校は札幌市南区の東海大四高校で、1年間無欠席だったのは3年5組の男女35人。同校のホームページにある学校通信「東海の風」12年2月22日号には「新たな伝説が誕生!四高史上、2クラス目の快挙達成!」という見出しで、この1年間の出来事を担任が綴っている。
それによれば、出席率100%というのは担任誰しもが目標にするが、達成は極めて難しいし、自分も本当に達成できるとは思っていなかった、と書いている。
ところが、始業式から5月まで誰も休まず、「生徒たちは意識しているのではないか」と感じるようになった。5月6日に男子生徒が欠席することになったが、このときは医者からインフルエンザと診断され「出停」扱いになったため記録は続いた。
危機は度々訪れた。6月17日には女子生徒の親から体調が悪く、大会も控えているので休ませるという連絡が入った。クラスの生徒たちは怒り心頭の様子だった。すると1時間目が終わった頃にその女子生徒が登校してきた。そして、「うちには関係ないし!こんなんで無理して学校来て体壊したら誰が責任取るのさ!」と吼えた。クラスの何人かが「休むなよ!」という電話やメールをしていたことが後にわかった。
この日をきっかけにクラスは一つになり「担任も休めなくなってしまった」。 40度近い熱があっても点滴をしてまで登校する生徒がいたり、インフルエンザの疑いがあった生徒は病院と高校を行ったり来たりした。
無欠席100日を過ぎると、強制的に登校させているのではないか、という迷いが担任自身にも生まれた。しかし、生徒から「クラス楽しいから来ている」という話を聞かされ救われたという。無事に1年間無欠席を達成し、自分たちが得たものは計り知れないほど大きいし、生徒たちは立派だったと担任は振り返っている。
例えば、「悪いことではないが、これが素晴らしいとは思えない。これが原因でいじめにつながる可能性もあるし、命にかかわる場合もある」「体調不良の生徒が無理して出席するとか教師なら止めろよ」「学校はあくまで勉強と交流と『ほどほどの』団結力の体感が第一であって、意味不明な義務をクリアするための場所じゃないと思う」などの意見が大半である。
同高校の松木道子教頭に話しを聞いてみると、1年間無欠席を貫いたこのクラスに対し、ネット上の批判があることは知っているという。
松木教頭はこのクラスが前期は全員が無欠席だったとし、11年10月12日付けの学校通信「東海の風」にその心境を綴っている。100%無欠席が目的化しすぎているとすれば、体調の異変があっても登校せざるをえなくなるなど、教育的見地からも、危険性があることは分かっている、と書いている。そして、現在、クラス全員が元気でいることに安堵しているし、こうした偉業が続いているのは、クラスの雰囲気がよく、自分の存在がありのままに認められ、居場所があるクラスなのだろう、と分析した。
松木教頭は、1年間無欠席だったクラスがあることに対し、「ファシズム的なことが行われた、とか、人間的な指導ではないか、という批判は間違っている」と強調した。仮に無欠席を生徒に強制したとしても達成できるものではなく、いくつもの奇跡が重なったからこそできた偉業だという。
「全員無欠席は生徒たちが自主的に貫いた素晴らしいことです。これを成し遂げたことは、目標に向かう諦めない心、達成感、そして仲間たちとの繋がりなど、大きな宝物を手に入れて卒業できる、そう感じています」
ネット上の反応
- キチガイだな
- マジキチ
- 馬鹿じゃねーの
- 風邪を人にうつしたら悪いだろ
- 他にがんばることないのかw
- うーん。不毛なチャレンジにしか思えない。先生しか得しないじゃん?
- 全体主義だな。
- これって人権侵害じゃないか?
- ええんちゃうの?もう高校生だし、無理して登校して死んでもそれは自己責任
- 休まない美学ってのは理解できん
- 偉業?どこが?
- なんぞの資格を全員取得とかの方が万倍良いコトだと思う
- ブラック企業に務めるための訓練だな。
- 社会人なら絶対に許されない。インフルエンザで会社来たら犯罪者扱い。
- 全員無欠席は生徒たちが自主的に貫いた あぁ・・・、そう
- 全員処女童貞なら奇跡
- 「出停」扱いになったため記録は続いた。 すまんココがわけわからんw
- 教育とはマインドコントロールする場だからな。これは良い成功例だな
>クラスの生徒たちは怒り心頭の様子だった。すると1時間目が終わった頃にその女子生徒が登校してきた。クラスの何人かが「休むなよ!」という電話やメールをしていたことが後にわかった。
こえええええええ
- 田舎村八分の縮図
- 自分の目標にするならいいと思うけど集団で他人に強要すんのはダメだろ。達成感とかあるのは仕切ってる一部の連中だけだろ。
- 社畜として将来有望なので就職に有利になりましたね
- 本末転倒とか手段の目的化とかあほらし
- 社会に出ても40℃あったら休んでくれ。インフルエンザや胃腸炎の高熱の可能性があるしそんなんで公共交通機関を使って出社してくるな
>クラスの生徒たちは怒り心頭の様子だった。すると1時間目が終わった頃にその女子生徒が>登校してきた。クラスの何人かが「休むなよ!」という電話やメールをしていたことが後にわかった。
めっちゃファシズムやん。学校側から強制してないから問題ないとでも?
- 後の奴隷制である
- 40度近い熱があっても点滴をしてまで登校する生徒がいたり 点滴はやりすぎだろ。必要なのは無欠席じゃなくて全員無事卒業だろうに
- 偉業でも何でもねえよ、ただのバカ。まあいい社蓄に育つかもね
- むしろ、そんなの周りが迷惑だし・・・・
- 常軌を逸してるわ。
- 個人の皆勤賞が讃えられるべきだと思うが、当人が希望して加入した訳でもない組での行動に、束縛される必要はないのでは
- 出席率に拘る暇があるなら進学率や就職率を気にしろ
- ワタミに通じるものがあるな
- 気持ち悪ィ。間違いを正せない教師も馬鹿過ぎて
- 病気になっても学校にこさせる努力をさせるより、病気にならない体調管理やセルフマネジメントを覚えさせるべきじゃないの?皆勤賞って自己管理して健康に過ごせたことを褒めてるんであって、病気になっても無理して学校に来るだらしないバカを表彰するもんじゃないハズだけど
- 古き日本の村社会を体現したものだな、これは。
- 古き日本の村社会なら流行り病は隔離されると思う
- お前のせいで記録が・・・と責められ、仕方なく登校ってパターン?
- やきう脳的に言えば結果的にノーヒットノーランを達成したが、7回くらいから意識してプレッシャーが凄かったというところか
- いや、結果的にノーヒットノーランを達成したけど、7回くらいから投手が体に違和感覚えて「交代させてくれ」って申し出たのに、野手全員が「何言ってんだ、最後まで投げろ」って言いだして、監督すら交代だと言い出し辛くなってしまったみたいな感じ。
で後になって「素晴らしいチームワーク」と評価する一方「下手をすると選手生命が~」 なんて新聞記事が出てきた←今ココ - バカ学校のバカはバカなことしか思いつかない。所詮バカは何をやってもバカ。と書きたかったんだな。
- 偉業というか異常
- こんな賞とって誰が喜ぶんだよ。しんどかったら素直に休めよ。一握りの基地外のために他の生徒が犠牲になってるってのは誰でもわかるだろ。熱血するんだったら自分だけでやれよ。
- クラス全員が健康で全員無欠席ならおめでたい事なんだけどねえ…記録の為、熱があっても無理して登校するのはバカげてると思う
- こういうのちょっと怖いな。休んだだけでもう二度と登校出来なくなる雰囲気ぷんぷん
- 最後の最後にずる休みした奴がほんとに価値ある伝説達成だろ
- 日本社会の縮図。自分もこれだけ努力したから、お前も努力しろと無言の圧力をかける。顔の作りが皆違うように、人の心身の状態も皆違う。有害な慣習だと思うよ。
- スタンフォード監獄実験とか、あのへんに通じる何かがあるな
- で偏差値は上がったのか?そこが知りたい。
- むしろこのクラスは休む勇気、異を唱える勇気を持てる生徒がいなかったことを恥ずべきだろう
- さすが試される大地だけの事はあるな・・・
- 病弱な生徒は休学を強要されて退学も強要されるコースだな。
- なんというか・・・・はぁ・・・・頭の悪い学校ですな。
- 休んだらいじめを受けるというプレッシャーの中で達成したものが美談になるわけねえだろ
- クラス全体が狂っている。教師は客観的な目を持つべき。学級会とかでも、何か糾弾され、こんなふうに狂った方向に向かうことあるよな。
- 要は指揮官の名誉のためのみに兵隊を酷使した悪例っつーはなしだぁね。
- こういう空気に逆らえない連中がブラック企業で過労死するんだろうな
- 誰も病気、怪我もなく無欠席になったのと、無理を強いて無欠席を達成したのでは意味が違うと思う。
- 出席だけすりゃいいとかもう完全に勘違い。小学生ならまだしも高校生だぞ 勉強が主体なんだから「成績」で判断しろよ アホかこいつら
- 体調を崩した生徒に対する、いたわりの気持ちが全然養われてない。冷たい学校だな。
- これ、工場で無事故日数更新したいがために事故が起きても隠蔽しちゃうのと一緒だぞ。
>熱い青春の1ページと評価すべき
そりゃ熱いわな。40℃の高熱だからね。アホくさ
- 集団心理って怖い
- 身体の心配より記録の心配をすることはダメだろ
- 出席率100%がすごいとは思わない。東大合格率100%ならすごいが
- 肩壊して投手生命が絶たれたのに、無理やり投げさせたのを美談にしてる甲子園投手みたいだな。
- 出席率くらいしか取り得がなかったのか?バカは何人集まっても所詮バカ
ワタミ社長のカンブリア宮殿コピペ
- 担任「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。休むから無理になるんですよ」
- 村上龍「?」
- 担任「休むから無理になるんです。休まなければ無理じゃ無くなります」
- 村上「いやいやいや、順序としては『無理だから→休んでしまう』んですよね?」
- 担任「いえ、休んでしまうから無理になるんです」
- 村上「?」
- 担任「休ませないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一年間登校させる」
- 村上「一年間」
- 担任「そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう」
- 村上「・・・んん??」
- 担任「無理じゃなかったって事です。実際に一年間も登校したのだから。『無理』という言葉は嘘だった」
- 村上「いや、一年間登校したんじゃなく登校させたって事でしょ。鼻血が出ても倒れても」
- 担任「しかし現実として登校したのですから無理じゃなかった。その後はもう『無理』なんて言葉は言わせません」
- 村上「それこそ僕には無理だなあ」
著名な卒業生
- 阿部雅司 - リレハンメルオリンピックノルディック複合団体金メダリスト
- 原田雅彦 - スキージャンプ-雪印
- 葛西紀明 - スキージャンプ-土屋ホーム
- 里谷多英 - モーグル-フジテレビ社員
- 西本和人- 元プロ野球選手
- 佐藤真一 - 元プロ野球選手
- 大村巌 - 元プロ野球選手
- 大内貴志- 元プロ野球選手
- 佐竹学 - 元プロ野球選手
- 吉村将生 - 元プロ野球選手
- 山根謙二 - 元プロバスケットボール指導者
- 細野真 - 元バスケットボール選手
- 柏木真介 - プロバスケットボール選手
- 宮永雄太 - バスケットボール選手
- 斉藤恵一 - バスケットボール選手
- 菅原洋介 - プロバスケットボール選手(琉球ゴールデンキングス所属):2002年卒業
- 野口大介 - プロバスケットボール選手(レラカムイ北海道所属):2002年卒業
- 阿部佑宇 - バスケットボール選手
- 小松秀平 - プロバスケットボール選手(新潟アルビレックス所属)
- 成田貴志 - 元バレーボール選手
- 金子宣隆 - 元陸上競技選手
- 栄花直輝 - 剣道家・警察官
- 高橋利幸 - 高橋名人-ハドソン
- 鴨志田穣 -カメラマン・ジャーナリスト・エッセイスト
- いくえみ綾 - 漫画家
- 熊谷徳明 - ドラマー (TRIX、元CASIOPEA)