幡ヶ谷駅
幡ヶ谷駅(はたがやえき)は、東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目にある、京王電鉄京王線(京王新線)の駅である。
年表
- 1913年(大正2年)11月11日 - 京王電気軌道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)5月31日 - 東京急行電鉄(大東急)に併合。同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東急から京王帝都電鉄が分離。同社の駅となる
- 1978年(昭和53年)10月31日 - 京王新線開通に伴い、現在地に移設、同時に地下駅となる。
- 2013年(平成25年)2月22日 - KO 03の駅ナンバリングを導入。
駅構造
※本項での京王線は新線新宿駅4 - 5番線に発着する列車の走行する線を指す。
駅本体は首都高速4号新宿線と国道20号(甲州街道)の地下にあり、ホームは地下2階にある。中柱のある相対式ホーム2面2線で、改札への上り階段は笹塚駅寄りにある。改札は地下1階で、改札内にトイレがある。トイレは2005年夏から秋にかけて改装され、ユニバーサルデザインの一環として車椅子やオストメイトなどの利用にも対応した「だれでもトイレ」を追加した。改札を西向きに出ると地下自由通路で、右に行けば甲州街道の北側に、左に行けば南側に出る。いくつかのビルと直結している。
元々は初台駅とともに京王線の駅であったが、新線開通時に移転・地下化された。現在は各駅停車も含め本線のすべての電車が通過する。なお、京王線の初台 - 笹塚間は1983年に地下化されている。
2004年から駅の改修工事を開始、エレベーターの新設やホームを除く床・壁・天井に至るまでほぼすべてを張り替え、または上から貼るなどして改修され、従来の圧迫感のある暗いイメージから脱却した。
2008年10月頃、ホーム初台寄りに非常階段が設置され供用された。地上の出口は1番線、2番線ともに国道20号の中央分離帯の中、首都高速4号新宿線の高架下で、幡ヶ谷出入口のほぼ真下にある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■京王新線 | 下り | 笹塚・明大前・調布・橋本方面 |
2 | ■京王新線 | 上り | 新線新宿・都営新宿線方面 |
利用状況
2013年度の一日平均乗降人員は30,985人である[1]。急行・区間急行(旧通勤快速)通過駅の下高井戸駅・仙川駅・八幡山駅より利用者が少ない。
乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗降人員 |
一日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1955年(昭和30年) | 21,659 | ||
1960年(昭和35年) | 30,667 | ||
1965年(昭和40年) | 40,375 | ||
[* 1] 1969年(昭和44年) | 41,939 | ||
1970年(昭和45年) | 40,190 | ||
1975年(昭和50年) | 40,148 | ||
[* 2] 1978年(昭和53年) | 37,079 | ||
[* 3] 1979年(昭和54年) | 33,200 | ||
1980年(昭和55年) | 33,234 | ||
1985年(昭和60年) | 32,226 | ||
1990年(平成 | 2年)33,432 | 16,052 | [2] |
1991年(平成 | 3年)16,904 | [3] | |
1992年(平成 | 4年)17,005 | [4] | |
1993年(平成 | 5年)16,784 | [5] | |
1994年(平成 | 6年)16,219 | [6] | |
1995年(平成 | 7年)34,124 | 16,044 | [7] |
1996年(平成 | 8年)16,085 | [8] | |
1997年(平成 | 9年)16,014 | [9] | |
1998年(平成10年) | 15,797 | [10] | |
1999年(平成11年) | 15,019 | [11] | |
2000年(平成12年) | 32,154 | 14,901 | [12] |
2001年(平成13年) | 15,258 | [13] | |
2002年(平成14年) | 15,230 | [14] | |
2003年(平成15年) | 15,112 | [15] | |
2004年(平成16年) | 14,964 | [16] | |
2005年(平成17年) | 30,379 | 15,066 | [17] |
2006年(平成18年) | 29,425 | 14,964 | [18] |
2007年(平成19年) | 30,097 | 15,342 | [19] |
2008年(平成20年) | 30,584 | 15,570 | [20] |
2009年(平成21年) | 30,809 | 15,655 | [21] |
2010年(平成22年) | 29,909 | 15,197 | [22] |
2011年(平成23年) | 29,639 | 15,025 | [23] |
2012年(平成24年) | 30,116 | 15,274 | [24] |
2013年(平成25年) | 30,985 |
- 注釈
駅周辺
- 道路
- 商店
- 施設
- 企業
- 教育機関
- その他
バス路線
駅そばに、「幡ヶ谷駅」停留所がある。
南口を出て徒歩数分のところに、「幡ヶ谷折返所」停留所がある。
- 東急バス
- 渋55:幡ヶ谷折返所 - 代々木上原 - 渋谷駅
駅名の由来
幡ヶ谷#由来 も参照 当時の地名である「豊多摩郡代々幡村大字幡ヶ谷」より命名される。後三年の役に出征する途中の源義家が、源氏の白旗をこの地の池(洗旗池)で洗ったという伝説が地名の由来とされている。なお、この洗旗池は1963年(昭和38年)に埋め立てられ、高知新聞社員寮になっている。
隣の駅
なお、1945年7月24日以前、初台駅 - 幡ヶ谷駅間には、多くの駅が存在していたが、いずれも廃止されている。詳しくは、京王線の新宿駅付近の廃駅を参照。
脚注
- ↑ 京王グループ 1日の駅別乗降人員
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)227ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)233ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)