中之条駅
中之条駅(なかのじょうえき)は、群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)吾妻線の駅である。
概要
中之条町の中心部に位置し、四万温泉、沢渡温泉への玄関口ともなっており、特急「草津」の全列車が停車する。また、「四万・沢渡温泉口」という副駅名が付与されており、車内放送で案内されることがある。
吾妻線の中間拠点駅であり、吾妻線で運休を伴う保線工事等が行われる際には、渋川駅 - 当駅間、当駅 - 大前駅間で区切られる。運休区間は代行バスが運転される。また、当駅の3番線の脇には保守用のレールがストックされている。
井野駅と同じ、「惑星(ジュピター)B」の発車メロディが2010年(平成22年)3月から使用開始された。吾妻線内で発車メロディが使用されているのは、起点の渋川駅を除き、当駅だけである。
歴史
- 1945年(昭和20年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継。
- 2006年(平成18年)3月7日 - みどりの窓口を廃止、「もしもし券売機Kaeruくん」を設置。
- 2012年(平成24年)2月15日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」営業終了。
吾妻線・上越線の開業以前の1912年(明治45年)より、この地には渋川から馬車鉄道の吾妻温泉馬車軌道が存在しており、同線は吾妻軌道・群馬電力・東京電力・東京電燈と経営母体が変わりながら、1920年(大正9年)には電化されて路面電車となり、上越線開業後の1933年(昭和8年)まで運行された。吾妻軌道を参照のこと。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
直営駅(駅長配置)であり、管理駅として小野上駅 - 岩島駅間の各駅を管理する。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月15日をもって営業終了し撤去された。現在は指定席券売機が設置されている。
当駅では毎年秋になると上り側1番線ホームに干し柿が吊される。地元住民が柿を提供し、駅員が協力して渋柿の皮をむいて吊す。このサービスは2001年(平成13年)の秋から始まり、柿の渋が抜けて甘くなると特急「草津」の利用客に無料で振る舞われる。また、夏には風鈴が吊され、当駅の夏と秋の風物詩となっている。
のりば
1 | ■吾妻線 | (上り) | 渋川・新前橋・高崎・上野方面 |
2 | ■吾妻線 | (下り) | 長野原草津口・万座・鹿沢口方面 |
3 | ■吾妻線 | (待避線)
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利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は987人。近年の推移は下表の通り。
乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 1,418 |
2001 | 1,387 |
2002 | 1,311 |
2003 | 1,316 |
2004 | 1,224 |
2005 | 1,223 |
2006 | 1,230 |
2007 | 1,184 |
2008 | 1,124 |
2009 | 1,054 |
2010 | 1,042 |
2011 | 1,002 |
2012 | 1,024 |
2013 | 987 |
駅周辺
- 中之条簡易裁判所・前橋家庭裁判所中之条出張所
- 群馬県吾妻県民局中之条合同庁舎
- 群馬県県土整備局 中之条土木事務所
- 前橋地方法務局中之条支局
- 中之条町役場
- 中之条郵便局
- 群馬県立中之条高等学校
- 中之条町立中之条小学校
- 関越交通吾妻営業所
- ツインプラザ - 総合施設。小渕恵三元首相(中之条町出身)の銅像がある。
温泉地
バス路線
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
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1 | 下沢渡、四万湖、温泉口 | 四万温泉 | 関越交通 | ||
2 | 下沢渡、湯原、沢渡温泉 | 沢渡 | 関越交通 | ||
山田、湯原、沢渡温泉 | 沢渡 | ||||
名久田小学校前、高山役場前 | 中山本宿 | たかやまバス | |||
日赤病院 | 原町ベイシア | ||||
四万温泉号 | 東京駅八重洲通り | 東雲車庫 | 関越交通 | ||
上州ゆめぐり号 | 練馬駅 | 新宿駅東口 | JRバス関東 |
- 高速バス「四万温泉号」の停留所は駅を出て40mほどの国道145号線上に、「上州ゆめぐり号」の停留所は改札を出て跨線橋を渡った南側約200mの国道353号バイパス上に設けられている。(上り便は乗車専用、下り便は降車専用)
隣の駅
※特急「草津」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。