東大島駅
東大島駅(ひがしおおじまえき)は、東京都の江東区と江戸川区に跨る、東京都交通局(都営地下鉄)新宿線の駅である。
駅番号はS 16。
目次
概要[編集]
駅の所在は駅長室がある江東区大島九丁目となる。「江東区と江戸川区の区境の河川橋上駅[1]でホームに行政区分標がある[2]全国でも珍しい駅」として、2000年に関東の駅百選へ定められている。
新宿線開業時の始発駅でもある。
歴史[編集]
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線の高架駅。旧中川の真上にあるため、駅の出入口は川の両端(大島口・小松川口)にある。
当駅と船堀駅の間は、極端なゼロメートル地帯である関係上、旧中川・荒川(放水路)・中川を跨ぐ高架となっている。かつては船堀方面に折り返し用のシーサスクロッシングがあり、それを使って折り返していた。なお、船堀開業時にシーサスクロッシングの設置が困難だったため、篠崎開業まで使用されていた。(バラストが白くなっているのも、その時代の名残である。)
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営新宿線 | 馬喰横山・新宿・京王線方面 |
2 | 都営新宿線 | 船堀・本八幡方面 |
駅の北側には交通局大島庁舎があり、大島車両検修場を始め、乗務員基地(大島乗務管理所大島乗務区)などが設置されており、乗務員交代は当駅で行われる。
駅業務は東京都営交通協力会に委託されており、馬喰駅務管理所管内の受託駅を統括する7区ブロック長が配置されている。
当駅をモデルとして、太陽光発電・風力発電・雨水利用・屋上緑化・観葉植物の設置などを行う「駅エコ・プロジェクト」事業を進行している。この事業と合わせて2007年夏から1番線ホームにドライミスト噴射装置が試験的に設置され、以後毎年夏にドライミストを噴射している[3]。なお、小松川口の改札外では、同事業の展示スペースが設置されている。
利用状況[編集]
2011年度の1日平均乗降人員は30,433人(乗車人員 15,339人、降車人員 15,094人)である[4]。
各年度の1日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | 都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)11,477 | [5] |
1991年(平成 | 3年)11,768 | [6] |
1992年(平成 | 4年)12,044 | [7] |
1993年(平成 | 5年)12,296 | [8] |
1994年(平成 | 6年)12,411 | [9] |
1995年(平成 | 7年)12,222 | [10] |
1996年(平成 | 8年)12,134 | [11] |
1997年(平成 | 9年)12,400 | [12] |
1998年(平成10年) | 12,367 | [13] |
1999年(平成11年) | 12,109 | [14] |
2000年(平成12年) | 12,351 | [15] |
2001年(平成13年) | 12,849 | [16] |
2002年(平成14年) | 13,200 | [17] |
2003年(平成15年) | 13,637 | [18] |
2004年(平成16年) | 13,918 | [19] |
2005年(平成17年) | 14,362 | [20] |
2006年(平成18年) | 14,392 | [21] |
2007年(平成19年) | 14,984 | [22] |
2008年(平成20年) | 15,200 | [23] |
2009年(平成21年) | 15,448 | [24] |
2010年(平成22年) | 15,496 | [25] |
2011年(平成23年) | 15,339 | [26] |
駅周辺[編集]
- 新大橋通り
- 番所橋通り
- 旧中川
- 荒川
- 大島小松川公園
- 江東区役所 東大島出張所(2008年9月現在休止されている)
- 江東区立東大島図書館
- 城東社会保険病院
- 中川船番所資料館
- 小松川さくらホール
- 小松川健康サポートセンター
- 小松川テクノタウン
バス路線[編集]
最寄りの停留所は、大島口と小松川口のそれぞれのロータリーにある東大島駅前と、東京都道477号線にある東大島駅入口である。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局により運行されている。
東大島駅前(大島口)[編集]
東大島駅入口[編集]
東大島駅前(小松川口)[編集]
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 同じような河川橋上駅として、北赤羽駅、武庫川駅、土佐北川駅などがある。
- ↑ 同様の駅として、喜多灘駅がある
- ↑ 東京都交通局ニュース 新宿線東大島駅で「霧吹き冷却」試験を行います
- ↑ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)235ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)241ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)