東鷲宮駅

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東鷲宮駅(ひがしわしのみやえき)は、埼玉県久喜市西大輪にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線である。

宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ラインが停車する。

歴史

2010年平成22年)3月22日までは旧・鷲宮町に位置していた。「鷲宮」の行政上の町名は「わしみや」と読み、当駅名は「わしのみや」と読んでいた(東武伊勢崎線鷲宮駅も同様)。

駅構造

上下線いずれも線路西側に配置された単式ホーム2面2線を持つ。ただし、下り線が地上ホーム1面1線、上り線が高架ホーム1面1線の特殊な構造である。みどりの窓口(営業時間 午前7時 - 午後6時)、Suica対応自動改札機指定席券売機が設置されている。

2009年(平成21年)3月25日に多機能トイレが、2010年(平成22年)3月20日にはエレベーターエスカレータが供用開始になった。

この地に、貨物駅と東北新幹線の保線基地を設置するため、設置された。旅客駅、貨物駅、保線基地が併設され、下り本線から分岐する貨物線が上り本線に支障しないように、上り本線だけが高架となったため、このような特殊な構造になっている。停車場ではあるが、上りも本線と貨物線(引き上げ線)の分岐(第3場内信号機)が東京方にあるため、高架ホーム(上り)の停車列車は出発信号機ではなく、第2場内信号機の信号現示を確認して発車する。上りの出発信号機は分岐を過ぎた後に一つある。

その後、貨物駅は国鉄改革に伴って開業わずか5年で廃止、広大な貨物駅用地は長い間荒廃するに任せた状況であったが、最終的には売却され、駅前ロータリーと住宅地に転用・再整備されたが、上り高架の地平移設は多大な費用がかかるため見送られた。東北新幹線の保線基地は貨物駅用地の売却に併せて移転と再整備を受け存続しているが、敷地縮小のため、東北新幹線本線(鷲宮信号場)からの進入には久喜駅との間に設けられた標準軌引き上げ線狭軌線からの荷物引渡線)、および当駅に隣接した高架橋上で2回のスイッチバックが必要である。

保線基地(貨物ヤード)は2003年(平成15年)9月までは、東武鉄道の貨物授受および東武鉄道(一部営団地下鉄(現:東京メトロ)含む)向け甲種輸送の搬入があったが、東武鉄道の貨物輸送が廃止された現在は工事列車がごく稀に入線する程度である。東武鉄道の貨物廃止後は東武久喜駅との連絡線が撤去され、甲種輸送については東上線同様熊谷貨物ターミナル駅からの搬入となり、秩父鉄道経由で羽生駅から搬入する(東上線は熊谷貨物ターミナル駅から秩父鉄道経由で寄居駅から搬入する)。なお、営団日比谷線車両搬入は東武鉄道の越谷市内の高架化の関係で早期に打ち切られている。

上りの高架線路下脇には、新幹線用と在来線用の保線基地がある(新幹線用と在来線用の架線柱・無電架線・線路も備えての設置がある)。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 宇都宮線(東北線) 下り 小山宇都宮黒磯方面
2 宇都宮線(東北線) 上り 大宮上野新宿横浜大船方面
湘南新宿ライン含む)

湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。本項では湘南新宿ラインのラインカラーを青で示すが、実際のホーム案内はすべてオレンジのみ用いられている。

利用状況

  • 2010年度の1日平均乗車人員は11,086人である。
乗車人員推移
年度 1日平均乗車人員
2000 11,737
2001 11,631
2002 11,374
2003 11,295
2004 11,325
2005 11,398
2006 11,476
2007 11,486
2008 11,497
2009 11,248
2010 11,086
2011 10,844
2012 10,707

駅周辺

西側

東側 (駅には東側に出口がなく、西側から地下道を通って下り線線路をくぐり抜けてくることになる。)

バス路線

西口

東口

  • 中田観光バス
    • 東鷲宮駅 - 東鷲宮病院前 - 香日向コミュニティーセンター

隣の駅

東日本旅客鉄道
宇都宮線
通勤快速・快速「ラビット」・湘南新宿ライン快速
通過
普通・湘南新宿ライン普通
久喜駅 - 東鷲宮駅 - 栗橋駅

脚注

関連項目

外部リンク