納谷六朗

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なや ろくろう
納谷 六朗
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本名 納屋 六郎
なや ろくろう
別名
生年月日 1932年10月20日
没年月日 月日
出生地 日本の旗 日本日本東京都
死没地
国籍
民族 日本人
身長
血液型 B型
職業
ジャンル 俳優声優
活動期間 1960年代 -
活動内容
配偶者
家族
公式サイト
主な作品
受賞
備考
テンプレート

納谷 六朗(なや ろくろう、1932年10月20日 - )は日本の男性俳優声優。東京市(現・東京都)出身。旧名・本名は納屋 六郎(読みは同じ)。東京都立西高等学校立命館大学法学部卒業。

声優としては『侍ジャイアンツ』の八幡太郎平、『聖闘士星矢』の水瓶座のカミュ、『スポンジ・ボブ』のイカルド・テンタクルス、『クレヨンしんちゃん』の園長先生(高倉文太)、『幽☆遊☆白書』の仙水忍、『チャイルド・プレイ』のチャッキーなどで知られている。

来歴・人物

兄は同じく俳優・声優の納谷悟朗。低音・濁声が売りの兄とは正反対に、澄んだテノールの声質で知られる。ただし、低音での演技では兄・悟朗を髣髴とさせる声を出している。「優しい父親役」や「冷徹な理論家役」などに定評があるが、一方で迫力のある激情的な熱演でも高評価を得ている。先生、師匠、仙人など、若者に教えを説く役柄が比較的多い。

7人兄弟の六男として誕生。納谷兄弟で名前に数字が付くのは、五男の悟朗と六男の六朗だけと本人は語っている。大学卒業後、出版関係の仕事をしていた別の兄を手伝い、悟朗の所属していた劇団稲の会の手伝いから芝居を始める(悟朗は「自分が六を引きずり込んだ」と述べたこともある)。

劇団現代劇場「河の会」を経て、1974年江崎プロダクション(現・マウスプロモーション)へ。筒井康隆大一座などの結成にも参加している。

現在も『クレヨンしんちゃん』等で声優活動を続けている。また舞台の傍ら、マウスプロの後進の育成にも励んでいる。マウスプロ自主公演では、主役を張ることもある。

趣味は読書。京都弁に堪能。

エピソード

  • 売れっ子の悟朗の代役が出来ないかどうか試す為、役者仲間やディレクターから「おい、六か?」と突然電話がかかってきて「似てねえな」と数人がボソボソ話す声が聞こえてすぐ電話が切れるということがあったという。ボイスサンプルのない時代らしい逸話である。
  • 六朗が業界に入るきっかけとなった芝居は、悟朗の記憶では「坊ちゃん」であり、六郎は主役だったという。だが、その芝居はほとんど赤シャツにスポットを当てて改変されており、六郎は舞台中央に立っていればよいという形で出演していた。新聞で「赤シャツ物語とタイトルを変えた方が良い」と皮肉られていたという。
  • 六朗の声の若さは、役者仲間からもたびたび語られている。実年齢はすでに高齢であるにもかかわらず、20代の役をこなすこともある。近年は『鉄コン筋クリート』のじっちゃん役等、実年齢に近い役柄を多く演じる。
  • 熱演が評価を得た例として、OVA『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』がある。この作品ではサブキャラクターの一人である鎮三山・黄信を演じたが、六朗が配役になった為、主人公・大作を叱咤する大きな見せ場が新たに作られた。
  • 兄・悟朗が銭形警部役を務める『ルパン三世』シリーズにも何度か出演しており、銭形警部が変装した役を演じたことがある。また、テレビスペシャル第20作では、『ジョーダン』(←役名)で悟朗と競演した。
  • 幽☆遊☆白書』では、仙水忍という多重人格者を担当しており、主人格の忍、おしゃべりでプライドの高い理屈屋「ミノル」、赤子さえ平気で殺す殺人狂「カズヤ」などを初めとした全く異なる人格をそれぞれ見事に演じ別けている。
  • 映画『アマデウス』のスペシャルコレクション盤レーザーディスクの特典である監督と脚本家によるオーディオ・コメンタリーで、監督ミロシュ・フォアマンの吹替えを担当し、対する脚本家ピーター・シェーファーを兄である悟朗が吹替え、兄弟共演となった(DVDには未収録)。
  • 星獣戦隊ギンガマン』では、巨大パペットキャラクター・モークを演じた。この際、特撮作品特有の実写映像に合わせてのアフレコに苦労する若手俳優のレコーディングのアシストに大々的に協力、フィルムの時代からTV、洋画を吹き替えていたベテランの貫禄を見せた。
  • 『ジュラシック・パーク』シリーズの吹替え版には3作(2006年現在)全てに出演したが、スピルバーグが監督の2作品では、どちらもティラノサウルスに食べられる役となった。『III』でようやく最後まで生き残ったが、この際吹き替えた役は『ER緊急救命室』で持ち役にしていたウィリアム・H・メイシーが演じたものだった。
  • 上記の『ジュラシック・パーク』の他にも数多くの外画で声の出演をしているが、主にパニック映画やスリラー映画の際はなぜか途中で死亡してしまう役が多い。

聖闘士星矢への客演

聖闘士星矢』では、当時既に50代後半に達していたにもかかわらず、美形の青年である水瓶座のカミュに抜擢された。 このことは、役者仲間からからかいのタネにもされたが、カミュは今でも根強いファンがいる人気キャラクターとなり、若い層にも六朗ファンを増やす結果となった。当人もこのキャラクターを気に入り、これまで演じた代表キャラクターの五指に入ると述べている。メモリアルCDBOXにおけるインタビューでは、カミュに対する想いを語ると共に「また演じたい」とも述べている。

『星矢』への六朗の客演は非常に注目され、古谷徹他、出番の無いレギュラー陣出演者も、こぞって彼の演技を見学するためスタジオに来ていたという。

仮面ライダーの代行アフレコ

初代仮面ライダー役の藤岡弘が撮影中の事故で大怪我をし、撮影済みの映像素材のアフレコが不可能になった時、六朗が代役に呼ばれている。太田克己録音監督はショッカー首領の声を担当している納谷悟朗の実弟とは知らずにキャスティングを行ったため。

当時は、普通の芝居はできてもアフレコが苦手な俳優に代わり、六朗らアフレコのプロが吹き替えをすることは珍しいことではなかった。本人も後に『仮面ライダーSPIRITS』コミックスのインタビューで「アクション作品の事故でアフレコの代役というのも珍しくなかった。藤岡さんの芝居は自分に似ていたので、癖がつかみ易くスマートにアテられた」と語っている。

なお、劇中では悟朗演じるショッカー大首領と六朗のライダーが対決する兄弟共演のシーンもあったのだが、本人は「記憶にない」と語っている。

主な出演作品

テレビアニメ

OVA

劇場版アニメ

ゲーム

CD

吹き替え

主にウィリアム・H・メイシーを持ち役としている。

海外ドラマ

洋画

人形劇

テレビドラマ

特撮

舞台

参考文献

  • 小川びい『ロマンアルバム アニメ声優ハンドブック こだわり声優辞典'97』1997年3月10日発行,徳間書店
  • ホビージャパンMOOK『宇宙船別冊 仮面ライダー怪人大画報』2007年12月18日発行

関連項目

外部リンク

tl:Rokurō Naya