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(ねん、とし)は、時間単位の一つで、地球太陽の周りを一周するのに要する期間を指す。暦法によって違いはあるが、360日前後である。

又、その期間を重ねた年齢を意味するのにも用いる。

天文学[編集]

天文学的には、数種類の年の定義がある。

  • 公転周期:365.2422日。
  • 太陽年:春分点を基準とした年。約365.24219日(2000年での値)。
  • 恒星年:恒星を基準とした年。約365.25636日(2000年での値)。
  • 近点年:地球が公転軌道上の近日点から次の近日点に戻るまでの時間。約365.2596日

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においては、おおむね太陽年に近い整数の日数を年とする。1月の長さを月の形が変化する1周期とした太陰暦では、12ヶ月を1年とした。但し、これでは太陽年とはずれていくので、太陰太陽暦では、閏月を入れて1年を13ヶ月とする年を設ける。

太陽暦では、1月の長さを月の周期とは切り離し、365日を12ヶ月に振り分け、1太陽年に合うようにしている。端数を合わせるために閏日を入れて366日とする年を設ける。

  • 太陽暦
    • ユリウス暦:平年は365日、閏年は366日。平均すると365.25日となる。
    • グレゴリオ暦:平年は365日、閏年は366日。平均すると365.2425日となる。現在世界各国で使われている。
  • 太陰暦
    • 太陰暦:12ヶ月、約354日。355日の暦もある。
    • 太陰太陽暦:平年は12ヶ月、約354日。閏年は13ヶ月、約384日。

語源[編集]

日本語で「とし」とは、「」を意味するといわれ、一年周期で稲作を行なっていたため、「年」の意味で使われるようになったという。漢字の「年」は、イネ(禾)を収穫する人の姿を象形に由来するといわれる。穀物の成熟の周期から1年の周期を感じていたと思われる。