ユウキ (EE JUMP)
ユウキ、YUKI(1986年7月10日- )は、2000年 - 2002年に活動した日本の歌手。男性。本名、後藤 祐樹 (ごとう ゆうき)。元受刑者。
人物
ソニン、ケン(1stシングル発売前に脱退)とともに『EE JUMP』を結成。担当はラップ。2000年、シングル「LOVE IS ENERGY!」でデビューした。
順調に活動を続けていた2001年のイベントの際に、滞在していたホテルでマネージャーと口論となり脱走。その後の仕事を全てキャンセルするとともに、半年間の謹慎処分を受ける。
2002年、第6弾シングルの発売とともに復帰するが、その僅か1か月後に当時ジャニーズJr.だった友人とキャバクラに滞在している写真が写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)に掲載された。結局、その問題によりEE JUMPを(強制的に)脱退、芸能界からも事実上の引退となった(つんくはその時点で「破門」を決定している。これらの結果から見ても、実質的には芸能界『追放』である)。
芸能界引退後は、鳶職や実家の居酒屋で働くなどしていた。その間に一読者としてヘア雑誌やバイク雑誌に掲載されたことがあるが、結局、窃盗事件を働き、逮捕される。詳細は下記。
既婚者で3児の父。
事件
- 2007年10月20日、東京都内の工事現場から銅線80束(計約100万円相当)を盗んだとして窃盗容疑で逮捕された。また、その公判中の12月4日には都内の別の工事現場に忍び込み警備員を殴打、銅線12束(計約20万円相当)を強奪した強盗傷害容疑で再逮捕された。これらを含め約10件の銅線窃盗・強盗事件への関与を認めた。
- 2008年5月21日、東京地方裁判所にて懲役5年6月の実刑判決を受け、2012年10月に川越少年刑務所から仮釈放された。
自叙伝『懺悔 ゴマキの弟と呼ばれて』で真相告白
銅線強盗で逮捕され懲役5年6カ月となった元EE JUMPのユウキこと後藤祐樹が、仮出所後に初めて事件の真相を語った書籍「懺悔 ゴマキの弟と呼ばれて」が2013年4月24日にミリオン出版から発売される。
EE JUMPのラッパーとして14歳で芸能界入りし、「おっととっと夏だぜ!」などのヒット曲で一躍人気者に上り詰めたユウキ。しかしあるスキャンダルが元で事務所追放を余儀なくされた彼は、悪の道でしか生きられなくなり、いつしか工事現場で銅線窃盗を繰り返す不良グループのリーダーになっていた。
自叙伝ではそんな彼が、父の死、母の死、芸能界での恋、獄中生活、そして姉・後藤真希のことなどについて初めて告白。芸能界で必死にがんばっていた姉の足を引っ張り、たくさんの人々を不幸にしてしまったとして懺悔の思いを打ち明けている。