キンモクセイ

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ファイル:Kinmokusei01.jpg
キンモクセイの木

キンモクセイ(金木犀)とはモクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹である。ギンモクセイの変種。中国南部が原産で江戸時代に渡来した。桂花とも呼ばれる。

主に庭木として観賞用に植えられている。になると小さいオレンジ色を無数に咲かせ、芳香を放つ。芳香はギンモクセイよりも強い。雌雄異株であるが、日本では雄株しか入っていないので結実しない。雄しべが2本と不完全な雌しべを持つ。

中国では丹桂と呼び、花を白ワインに漬けたり(桂花陳酒)、に混ぜ花茶にしたりする。

香りの主成分はβ-イオノンリナロール、γ-デカラクトン、リナロールオキシド、cis-3-ヘキセノールなど。このうち、γ-デカラクトンなどはモンシロチョウなどへの忌避作用があることが判明している[1][2]

市町村の木に指定している自治体

市町村の花に指定している自治体

参考文献

  1. http://home.hiroshima-u.ac.jp/honce/forage.htm#label3
  2. Ômura, H.; Honda, K.; Hayashi, N.(2000). "Floral Scent of Osmanthus fragrans Discourages Foraging Behavior of Cabbage Butterfly, Pieris rapae." J. Chem. Ecol. 26(3): 655–666. DOI 10.1023/A:1005424121044

関連項目

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