「亘理駅」の版間の差分
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2015年5月14日 (木) 00:08時点における版
亘理駅(わたりえき)は、宮城県亘理郡亘理町字道田西にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。
年表
- 1897年(明治30年)11月10日 - 日本鉄道の駅として開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 水戸支社から仙台支社に業務移管。
- 2003年(平成15年)3月13日 - 自動改札導入。
- 2003年(平成15年)10月26日 - ICカード「Suica」サービスが開始。
- 2008年(平成20年)9月 - 駅舎が悠里館と一体感のある外装に。改札口に発車案内(電光掲示板)設置。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)3月16日 - 浜吉田駅 - 当駅間の運転再開[3][4]。
- 2014年(平成26年)3月15日 - 9時14分発以降の上り列車が1番線発着となる。
- 6月1日 ‐ 業務委託化。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅になっている。中線があり、毎日、貨物列車が列車待ち合わせに使っていた。また、まれに臨時列車が待ち合わせに使うこともあった。駅舎とホームとの間は跨線橋で繋がっている。また、ホーム上に待合所が置かれている。
岩沼駅管理の業務委託駅(東北総合サービス委託)。みどりの窓口(営業時間 6時30分 - 20時 途中休憩あり。)・自動券売機(多機能券売機あり)・自動改札機設置。
東日本大震災の影響
2011年3月の東日本大震災によって当駅以南の常磐線は甚大な被害を受け、運転再開後も当駅と相馬駅の間は不通となった。そのため2013年3月16日に当駅と浜吉田駅の間で運行を再開するまでは仙台側からの常磐線終着駅となっていた。
また、構内に当駅 - 相馬駅間で運行されている列車代行バスの案内拠点として、「亘理駅バスセンター」が設置されている。東北総合サービスに委託されており、同社委託だった浜吉田駅・坂元駅勤務の社員を中心に業務にあたっている。
のりば
2011年4月12日以降は、本来の1番線(下り本線)を拡張する形で、中線を仙台方面への折り返しに用いていた。2番線(上り本線)は使用を停止していたが、2013年3月16日より浜吉田行の上り列車が発着している。下り列車は、引き続きホームが拡張された中線に発着している。現在、浜吉田行は9時57分発以降はすべて1番線発着となっている。
1 | ■常磐線 | (下り) | 岩沼・仙台方面(全列車東北本線直通) |
---|---|---|---|
(上り) | 浜吉田行 | ||
2 | ■常磐線 | (上り) | 浜吉田行 (行き違い時のみ) |
駅前広場 | ■常磐線 | (上り) | 山下・相馬方面 (代行バス) |
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
1999 | 2,844 |
2000 | 2,810 |
2001 | 2,724 |
2002 | 2,621 |
2003 | 2,626 |
2004 | 2,558 |
2005 | 2,494 |
2006 | 2,411 |
2007 | 2,362 |
2008 | 2,298 |
2009 | 2,212 |
2010 | 2,158 |
2011 | データ無し |
2012 | 2,608 |
2013 | 2,280 |
1913年(大正2年)度の利用者数は1日平均276人であった。
駅周辺
東口
旧市街や代行バスの発着場は西口
その他
- 「町のシンボルでもある巨大なお城の駅舎」を有するとして、2002年に、東北の駅百選に選定された[5]。
- 発車ベルのスイッチがあり、特急発着時のみ使われることがあった。ただし、2011年の震災以後は特急運休中である。
- 駅を東側(海側・荒浜方)から利用する場合、自由通路を渡って西側の改札まで行かなくてはいけないため、町民から「東側にも改札を設けてほしい」、「首都圏の駅のように橋上駅舎にしてほしい」などの意見が出ており、町役場がJRに要望しているが正式決定には至っていない。なお2009年12月1日より、2番線に移動制約者専用の出口が設けられたが(上りホーム再開まで使用休止)、利用2日前までに岩沼駅に申し込んでおく必要がある。
- 国鉄時代からJR移行1年目まで水戸鉄道管理局 - 東京圏運行本部管内だったため、東京圏運行本部最北端の支社境界の駅だった。このため、国鉄時代は朝1番の上り始発列車に当駅始発(仙台駅→当駅間は回送)があったほか、宮城県内でありながら乗車券の様式が東京印刷所様式だったり(1986年以降は仙台鉄道局管内も仙台印刷所から東京印刷所となり差異は無くなっている)、1985年には筑波科学万博の記念乗車券が発売されており、『河北新報』には亘理駅で発売されることが記事になっていた。
- 亘理駅は仙台駅から30kmしか離れておらず、仙台通勤圏に属しながらも列車本数が少なかった。国鉄時代は水戸鉄道管理局の管轄下にあったことから、地元町役場関係者らは列車増便の陳情のためわざわざ水戸まで出向かなければならなかった。そのためかつては駅周辺に「鉄道管理局移管」を求める看板や垂れ幕が掲げられていた。
- 亘理郷土史研究会編、機関誌『郷土わたり』によれば、国鉄時代の1970年代後半の仙台行き通勤列車の一部は、ホーム長を大きく超える長大15両(郵便車を含む)編成であり、手動ドア(客車)であった為、席取りの関係上、地上から強引に乗車する光景が日常的に見られたと言う。
隣の駅
関連項目
脚注
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外部リンク
- 亘理駅(各駅情報) - 東日本旅客鉄道