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2015年2月24日 (火) 20:31時点における最新版
本川越駅(ほんかわごええき)は、埼玉県川越市新富町一丁目にある、西武鉄道新宿線の駅である。「時の鐘と蔵のまち」という副駅名が2012年10月20日から付けられている[1]。
駅番号はSS29。同線の終着駅。
目次
年表[編集]
- 1895年(明治28年)3月21日 - 川越鉄道川越駅開業。現在川越市の中心にある3駅(川越駅・川越市駅・本川越駅)の中で最も古くからある。
- 1940年(昭和15年)7月22日 - 国有鉄道川越線開業に伴い、本川越駅に改称。
- 1953年(昭和28年)3月21日 - 現在地に移設。
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 専用線貨物取扱廃止[2]。
- 1982年(昭和57年)3月15日 - 駅構内改良工事完成[3]。
- 1990年(平成2年)8月2日 - 駅構内改良工事完成。ホームが従来の3面5線から1面2線になる。
- 1991年(平成3年)9月5日 - ステーションビルオープン。
- 1998年(平成10年) - ホームの改修を実施。島式1面2線から現在の2面3線ホームとなる。
- 2002年(平成14年) - 改札口有人通路をオープンカウンター式に変更。
- 2006年(平成18年)11月11日 - 駅開業111周年として、快速急行国分寺行が運行される。
- 2007年(平成19年)3月28日 - 今上天皇・皇后とスウェーデン国王カール16世グスタフ夫妻が川越観光のために当駅を利用。それに伴い、お召し列車と露払い列車が運行される。
- 2009年(平成21年)6月11日 - 駅売店がTOMONYとしてリニューアルし開店。
- 2012年(平成24年)10月20日 - 副駅名に時の鐘と蔵のまちが追加された[1]。
駅構造[編集]
頭端式ホーム2面3線を有する地上駅である。ホームの北端に1階改札口、特急券うりば、駅事務所、AEDなどがある[4]。また、待合室、コインロッカー、多機能トイレも設置されている[4]。西武本川越ペペや川越プリンスホテルと直結している2階改札口は午前9時から午後9時までの営業となっている。ホームから2階改札口へは階段のほか、エスカレーターが設置されている[4]。
特急は乗車・降車ともに2番ホームで対応している[4]。1・4番ホームは10両編成分の有効長があるが、2・3番ホームは7両編成分であり、車止めは1・4番ホームよりも南側にある。また、2階改札口への階段・エスカレーターは2・3番ホームの車止めよりもさらに北側にある[4]。
4番ホーム側の線路脇に0.3キロポストがあり、当駅から脇田信号場までの約900mは、新宿線で唯一の単線区間である。
かつては駅北側まで線路が延びており、機回し線と踏切があった。
構内には川越市役所本川越駅証明センターや駅ナカ店舗が出店している。出店店舗の詳細は西武プロパティーズ公式サイト「本川越駅の店舗情報」を参照。併設の駅ビル・西武本川越ぺぺの出店店舗の詳細は公式サイト「フロアガイド」を参照。
のりば[編集]
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ■新宿線 | 所沢・高田馬場・西武新宿方面 | 一般種別用 |
2 | ■新宿線 | 所沢・高田馬場・西武新宿方面 | 特急「小江戸」専用 |
3 | (未使用) | ||
4 | ■新宿線 | 所沢・高田馬場・西武新宿方面 | 一般種別用 |
2009年7月4日より、2番ホームの発車メロディは当市を舞台にした連続テレビ小説『つばさ』の主題歌「愛の季節」(アンジェラ・アキ)をアレンジしたものに変更されている[5]。
配線図[編集]
↖JR川越線高麗川方面 ↑東武東上線川越市駅
↓川越駅
利用状況[編集]
一日平均乗降人員は以下の通りである。
- 2005年度:47,492人[6](西武鉄道全92駅中19位[7])
- 2006年度:47,750人[6](西武鉄道全92駅中19位[8])
- 2007年度:47,744人[9](西武鉄道全92駅中19位[10])
- 2008年度:48,686人[9](西武鉄道全92駅中19位[11])
- 2009年度:48,518人[9](西武鉄道全92駅中19位[12])
- 2010年度:47,680人[9](西武鉄道全92駅中19位[13])
- 2011年度:47,138人[9](西武鉄道全92駅中18位[14])
駅周辺[編集]
- 川越市駅(東武東上本線)
- 川越駅(JR川越線・東武東上本線)
- クレアモール
- イトーヨーカドー 川越店
- 丸広百貨店 川越店
- アニメイト 川越店
- トヨタレンタリース 新埼玉本川越店
- 川越新富町郵便局
- 川越六軒町郵便局
- 川越松江町郵便局
- 川越郵便局
- ゆうちょ銀行 川越店
- 埼玉りそな銀行
- 八十二銀行 川越支店
- 武蔵野銀行 川越支店
- 三菱東京UFJ銀行 川越支店(旧三和銀行→UFJ銀行)
- みずほ銀行 川越支店(旧富士銀行)
- 埼玉県警察川越警察署 本川越駅前交番
- 川越市役所
- 川越市立図書館
- 川越市立博物館
- 川越市立美術館
- 時の鐘
- 川越一番街(蔵造りの町並み)
- 川越市産業観光館(小江戸蔵里)
- 菓子屋横丁
- 川越まつり会館
- 川越市蔵造り資料館
- 喜多院
- 川越城址
- 川越氷川神社
- 蓮馨寺
- 埼玉県立川越女子高等学校
- 山村学園高等学校
- 星野学園中学校・星野高等学校
- 埼玉県立川越高等学校
- 埼玉県立川越工業高等学校
- 川越市立中央小学校
- 埼玉県道229号本川越停車場線
- 埼玉県道15号川越日高線
- 埼玉県道39号川越坂戸毛呂山線
- 連雀町交差点
- 札の辻交差点
- 神明町交差点
- 国道254号
- 宮元町交差点
川越市駅・川越駅との接続[編集]
東武鉄道東上線の川越市駅は当駅から西に約750mのところにあり、東武東上線と東日本旅客鉄道(JR東日本)川越線の川越駅は当駅から南東に約950mのところにある。なお、川越駅までは路線バスが運行されている(後述)。
改札口はホーム北端にしかないため、徒歩連絡による乗り換えの時間がより多くかかる。またホーム南端は幅が狭くなっていることもあり、改札口およびそこに通じる階段の設置は構造上困難である。
川越市では、2015年度までの第三次総合計画で当駅の西口開設と駅前広場の建設を計画し、川越市駅までの道路も拡幅される[15]。策定された川越駅・川越市駅を含めた市街地3駅のそれぞれの整備計画である「川越駅西口周辺地区基本構想」によると、2015年度末を目処に本川越駅と川越市駅間の所要時間は現行の徒歩11分から徒歩5分に短縮される予定である[16]。
バス[編集]
路線バス[編集]
川越駅を経由する路線は、同駅まではすべて運賃100円で乗車が可能である。
西武バス - 川越100系統以外は当駅が起・終点。※印は川越駅西口経由。
- 本52 - 川越駅東口経由 川越グリーンパーク行
- 本53 - 今福中台行 ※
- 本54 - 今福中台経由 川越営業所行 ※
- 本55 - 所沢営業所行 ※
- 川越35 - かすみ野行 ※
- 川越35-1 - 尚美学園大学行 ※
- 番号なし - 喜多院経由 南古谷駅行
- 川越100 - 川越水上公園行(川越駅西口起・終点、途中本川越駅のみ停車。季節運行)
- 新所02 - 上赤坂経由 新所沢駅東口行 ※
- 川越01 - 神明町車庫行/川越駅行
- 川越02 - 東松山駅行/川越駅行
- 川越03 - 免許センター行/川越駅行
- 川越04 - 桶川駅西口行/川越駅行
- 川越06 - 上尾駅西口行/川越駅行
- 川越09 - パイオニア前行/川越駅行
- 名02 - 小江戸名所巡り(蔵の街先回り)/川越駅行
- 若02 - 若葉駅行/川越駅行
- 東坂02 - 坂戸車庫行/川越駅行
- ミッドナイトアロー東松山・森林公園:森林公園駅南口行(深夜急行バス)
- 小江戸巡回バス(喜多院・富士見櫓跡・氷川神社前・大手門・蔵の街・菓子屋横丁循環)
高速バス[編集]
東武バスウエスト・東京ベイシティ交通
- 東京ディズニーリゾート行
- 浦安・新浦安地区行 ※夜間に1便のみ運行
空港連絡バス[編集]
西武バス・イーグルバス・東京空港交通
- 羽田空港行
川越線連絡線[編集]
軍需鉄道として国鉄川越線が1940年(昭和15年)に開通すると、西武新宿線と川越線の連絡線が敷設された。脇田信号場を過ぎて国道16号の旧道を越え右にカーブし、赤心堂病院前を通って川越線に向って進み、アトレマルヒロの前の踏切付近で川越線につながる連絡線で、戦時中に使われた。
また、西武線の線路を挟んでこの連絡線の反対側にあった日清紡績川越工場は戦時下では軍需工場で、荷物積出施設や西武新宿線のホームがあった。この国鉄川越駅への連絡線は戦後西武鉄道の所有となったが、旅客化は断念され、その後市有地となった。
隣の駅[編集]
- 西武鉄道
- ■新宿線
- ■特急「小江戸」始発・終着駅
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 10月20日(土)より本川越駅に副駅名「時の鐘と蔵のまち」を表示します!PDF - 西武鉄道ニュースリリース 2012年10月16日
- ↑ 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)112ページ
- ↑ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 本川越駅 駅構内マップ - 西武鉄道
- ↑ 本川越駅の発車メロディがNHKの連続テレビ小説「つばさ」の曲にPDF - 西武鉄道ニュースリリース 2009年7月1日
- ↑ 6.0 6.1 「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.3 2002年度 - 2006年度 新宿線・拝島線・西武園線・国分寺線・多摩湖線・多摩川線PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2005(平成17)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2006(平成18)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「joukou07-11
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 駅別乗降人員 2007(平成19)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2008(平成20)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2009(平成21)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2010(平成22)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2011(平成23)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 川越市第三次総合計画PDF - 川越市役所
- ↑ 川越駅西口周辺地区基本構想 - 川越市役所