「未確認飛行物体」の版間の差分

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MMR。UFOは予算の関係でCGだった
  
 
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2014年8月10日 (日) 06:30時点における版

ファイル:TriangleBelgium1990.jpg
1990年にベルギーで撮影された未確認飛行物体

未確認飛行物体(みかくにんひこうぶったい)とは、その名の通り何であるか確認されていない飛行体のこと。「Unidentified Flying Object」(アナイデンティファイド・フライング・オブジェクト)の頭文字をとってUFOユーフォーユー・エフ・オー)と呼ばれる。本来アメリカ空軍で用いられている用語で、主として国籍不明の航空機などに用いられている。進路を見失った飛行機や他国のスパイ機、さらにはミサイルの可能性があるので、スクランブル(緊急発進)の対象となる。必ずしも物体ではなく、自然現象を誤認する場合もあるため、未確認空中現象(Unidentified Aerial Phenomena、UAP)が用いられることもある。

本来的は上記のような用語であるが、テレビ番組や雑誌などでは空飛ぶ円盤宇宙人(エイリアン)の乗り物(エイリアン・クラフト)の意味で「UFO」が用いられているケースが多い。未来から来た人間のタイムマシンという説もある。

概要

ファイル:1871UFO.gif
1970年アメリカニューハンプシャー州撮影された葉巻型UFOと解釈されている画像

空軍などの航空交通管制においては、レーダーに捕捉された正体不明の飛行物体に対しては、それが何であるか確認出来るまで、警戒態勢を取る緊急の必要があるため(特に、金属製の物はミサイルかもしれない)、「何かがこちらに向かって飛んで来ます!」という注意を喚起するために「未確認飛行物体接近!」と表現する。逆に正体を確認済みの物(飛行計画が配信された旅客機や民間機、鳥の集団など)はIdentified Flying Object(確認済飛行物体)と総称する。(UFO研究家の間ではIFOと呼ばれる事がある)

実際に飛行しているところが目撃されなくても、飛行可能と思われるものが着陸していた場合などにも使われる。水中に目撃されたものは USO未確認潜水物体)ということもある。

UFOの科学的な、もしくは科学的と称する研究のことを「UFO学(ufology)」と呼ぶ。

UFOの呼称について

現在、英語では「ユー・エフ・オー」の様に読まれているが、この言葉をアメリカ空軍の公式用語として採用したエドワード・J・ルッペルト大尉は、自著で「ユーフォー」と読むとしている。もともと日本でも「ユー・エフ・オー」の様に読んでいた(日本では1970年に放送されたSF特撮TVドラマ『謎の円盤UFO』参照)が、世界のオカルト・怪異現象を興味本位に紹介する特別番組等では早くから「ユーフォー」の読みで紹介されており、ピンク・レディーが大ヒット曲「UFO」の歌い出しの部分で軽やかに「ユッフォッ」と歌った1970年代後半頃から、「ユーフォー」の読みが一般化したと見られる。なお、1975年東映アニメ映画これがUFOだ!空飛ぶ円盤』では「ユーホー」という呼称を採用している。

空軍の公式用語では、あくまでも「正体を確認できない飛行物体」のことであるが、一般には異星人の乗り物の総称として使用されることが多い。なお、異星人の乗り物だということが判明した場合、「未確認飛行物体」ではなくなるため、この意味で使うことは誤用となる。そのため別に一部報道ではアメリカ軍では特にエイリアンクラフトをさして、「Identified Alien Craft(IAC)」(確認されたエイリアンの乗り物)との呼称を使っているという報告もある。

ちなみに日本では「ユーフォー」と呼ばれているが、他の国では「ユーエフオー」と発音する場合が多い。

研究と正体

政府調査

アメリカ空軍の公式のUFO研究部門「プロジェクト・ブルー・ブック」が1948年から1969年まで未確認飛行物体に対する調査を行なった。調査総数1万2千618件のうち、「データ不足」を含め「正体不明」(UNKNOWN)とされたものは全体の4パーセントに当たる501件であった[1]という報告がされている。

またアメリカ空軍は、1967年コロラド大学のエドワード・コンドン教授に依頼し、UFOに関する調査を開始した。コンドン委員会は、1969年に報告書(通称「コンドン・レポート」)をまとめ、「『UFOが地球の外からやってきた』という説には、何の証拠も認められない」という結論に達したが、その存在自体については否定していない。

イギリス国防省1967年より公式に調査を行いその後同様の報告書を発表したが、同じくその存在自体については否定していない。またその後1980年に、ロンドン郊外にあるNATOのベントウォーター基地周辺で基地関係者や近隣住人によって目撃されたUFOについても、イギリス空軍が正式な調査報告をしその存在自体を認めているが、同じく「どこから飛来したか」という点については結論を出せていない。

民間調査

1954年に「アメリカ空中現象調査委員会(NICAP)」という民間の組織が設立された。これはUFOを科学的に解明しようと設立された初の団体であると見られている。

諸説

これらの報告書はすべての未確認飛行物体、未確認空中現象について説明する物ではないため、様々な説が提唱されている。それら諸説を以下に提示する。またコンドン報告書など公的機関の調査に対しては、「国家が隠蔽しているので正しい情報を出すわけがない」などの陰謀論も根強くある。

だが、UFOの物質的理由が何であれ(その名称の通り、正体がはっきりしていないため不明であるが)、目撃例が世界各地であるというのは事実であり、「UFOなんて元々ない」と言う意見自体はナンセンスであると言う学者もいるために、その存在理由や使用目的、どこから飛来したかは定かではないものの、UFOは「実在するものである」と言える。

宇宙人の乗り物説

エイリアンクラフト説とも言う。現在ではUFOという語から想像される一般的なイメージの都市伝説となっており、エイリアンクラフトや空飛ぶ円盤とUFOは頻繁に混同される。この説はフィクションの世界において広く引用され(未知との遭遇インデペンデンス・デイなど)、UFOの中の宇宙人との遭遇を第三種接近遭遇と言う。本説を支持する証拠は目撃談のみであるとされる。宇宙人、後述のロズウェル事件も参照。また、地球空洞説USOなどから、宇宙人でなく地底人の乗り物であるという説もあるが、これらは現在ではあまり支持されていない。

異星文化の惑星探査機

宇宙人の乗り物説と似ているが、地球人のNASAが行っているような「異星人への興味とロマン、コンタクト願望や発見」と同様な心理で考えたものである。地球人が、「もし、異星人のいる星を見つけたとすれば」やることは、「カメラを送って探索すること(常識的な惑星間の距離の遠さからして人を乗せることは、まずない)」などが上げられ、異星人からすれば、地球はいわば「生命のいる未知の惑星」として他の惑星に住む異星人が探索をする為に送り込んだ探査機ではないか、という説だ。この考えを元にすれば、異星人は少なくとも(地球以上の)高度な技術をもち、異星への関心を持つ生命体であると考えられる。また、このような異星人などへの関心は人間とも近い「征服欲」を持っている向上心の高い生命体であると言う意見もある。

人工物誤認

これらの「人工物誤認説」の中には、ヘッドライトや飛行機、人工衛星などその存在が公になっている物の誤認や、新兵器や秘密兵器などその存在が公になっていない物の誤認など、いくつかのバリエーションがある。また新兵器や秘密兵器の存在を隠す為に、政府などがその目撃例を敢えて「超常現象」としてマスメディアを通じて喧伝したり噂話を増長させる事で、肝心な部分から目を眩ます欺瞞工作であるという意見もある。

ヘッドライトや飛行機など

遠くの車のヘッドライト、夜間に飛行する飛行機やヘリコプターなどを誤認したと言う説。不規則に明滅する人工衛星も誤認されやすい。これらが偶然に平行して移動していればより「本物」らしく見える。車のヘッドライトなら目撃者との間に木などの障害物があれば、不規則に明滅したり、瞬間的に消えたり現れたりしているように見える。複数台の車が通れば急速に左右に動いているようにも見える。また起伏のある道を走行している車のヘッドライトを遠くから見た場合も、不自然に明滅、移動しているように見えることがあるため、これらを誤認したという説もある。

秘密兵器説

どこかの国の軍部によって秘密裏に開発されている戦闘機兵器ではないかと言う説。エリア51周辺でのUFOの目撃が多いことから「アメリカ軍が開発している兵器であるのではないか」という説もある。この基地ではレーダーに察知されない飛行機の研究が第二次世界大戦中から行われており、その中には電波をすべての方向に均等に反射する目的で、円盤型の実験機も製作された。その他にプラズマ兵器ではないかという説もある。フー・ファイター事件があったときは第二次世界大戦中だったためか、敵国の兵器ではないかと噂されたこともあった。

実際に、極秘に開発した新型機が目撃された際に「UFO」ではないかとして報告されたこともある(試験飛行中だったV173など)。アメリカのエリア51における新兵器開発説が有名だが、実際にエリア51で新型機の開発、試験飛行が行われていることは公然の秘密である。冷戦期には「ソ連の新型機」ではないかという説も盛んに取り上げられた。

組織的捏造説

一部の軍事評論家は、UFOの目撃談は軍事組織情報機関によって捏造された物であると主張している[2]。これらは、上記のような実験機目撃談や実験の失敗などにより重大な機密が世間やスパイに漏れるのを防ぐため、敢えて超常現象としてマスメディアを通じて喧伝したり噂話を増長させる事で肝心な部分から目を眩ます欺瞞工作であるというのである。捏造自体はそれと証明された物が多いが、これらに軍や情報機関が関与している証言や物証は乏しく陰謀論から抜け出すものではない。

自然現象

珍しい自然現象を見た際に、そのショックと恐怖によりUFOと誤認したという説。誤認されやすい自然現象の例として球電現象、火球流星プラズマなどがある。金星火星木星も誤認されやすい物体としてあげられる。また空飛ぶ円盤が写ったと言われる写真が、実は鳥、コウモリハエなど昆虫、麦の穂だったと判明したこともある。もし目撃した物が火球や流星であれば、気象台で確認することができる。必ずしもすべての火球や流れ星を気象台が把握しているわけではないが、寄せられた同様の目撃談の特徴から正体が判明することもある。また、月や木星、金星のようにほぼ静止している光源でも、動き回りながら見る人間にとってはUFOに見えることがある。

イタズラ

「UFOを写した」とされる写真の中には、人工物や自然現象の誤認の他に、CGや特撮による作り物が多いことも知られている。近年はCGによってかなりリアルな画像を捏造するケースが多く、研究家を悩ませている。

なお、UFOのトリック写真には以下のものが多い。

  • 吊るし型
ピアノ線など極細い糸を使ってUFOの模型を吊るし、それを撮影する。
  • 投擲型
金属製の灰皿やタイヤのホイールなど円盤状のものを投げ、それを撮影する。
  • 合成型
別々の写真を合成するもの。コンピュータでの写真合成が一般的になった頃から激増したが、それ以前にも存在していた。
  • その他
その他に窓ガラスシールを貼る、気球を上げるなどの方法もある。

しかし、世界各国で報告されているUFOやミステリーサークルの目撃情報や写真、映像については、イタズラやねつ造で説明できないものが多く存在するのも事実である。

なお、クロップサークル(ミステリーサークル)がUFOのような光によって作成されていたり、クロップサークルの近くをUFOが飛んでいたりする目撃談があることから、クロップサークルとの関連も考えられることが多かった。なお、クロップサークルのいくつかはイタズラで作ったと判明している(イギリスのサークルメイカーは、空飛ぶ円盤のファン団体の集会があると聞き、わざわざその近くにクロップサークルを作り、ライトを付けた風船を飛ばしてからかうなどのイタズラを行ったことも知られているが、多くは見破られている)が、UFOのような光によって作成されていた目撃例を含めて、残りの全てはどのようによって作られたかはいまだに解明していない。

タイムマシン説

「UFOは未来の人々が開発した、時間移動を行うために使用する乗り物(タイムマシン)である」とする説。UFOが消えたり現れたりする事を空間移動ではなく時間移動と考える人もいる。報告されるUFO搭乗員の姿形がほとんど人間型であること(宇宙人を参照)、「宇宙人が地球に来訪するのは物理的に困難であることから、宇宙人説よりは可能性がある」とする人もいる。宇宙空間は極めて広く、通常の光速以下で飛行する方法で宇宙空間を移動し地球に向かう場合には、移動には極めて長い年月を必要とする。そのためワープのような技術が想定されているが、比較的自由なワープが可能ならばその技術を利用してタイムマシンも可能になってしまう(ワープを参照)。つまり、この点でもUFOが宇宙人の乗り物であるよりは、タイムマシンである可能性が高いというのである。ジョン・タイター(2036年から来たと自称する男性)もその見解を述べている。

現在の物理学的知見では、色々な可能性は論じられているものの、時間移動は不可能か未来に向かってしか行えず、タイムマシンは実現が不可能であることが通説になっている。(タイムマシンの項目では相対性理論を活用すると未来への移動は比較的容易であることは明記されている。しかし、過去への移動については、可能性が論じられているものの、否定的意見も多い)また、同様にワープも不可能とされている。

仮にワープが現在の技術ではなく、異星人の超科学技術や未来人の技術などで可能になる可能性を持ち出す人がいる。しかし、この場合でもタイムマシンも同時に可能になってしまう。[3]これは、相対性理論による結論であるが、相対性理論を越える理論が(たとえ異星人や未来人からでも)仮に出たとしても、その超理論は当然現在多大な成果を残している相対性理論を全て内包するはずであろうし(そうでなければ、「超理論」は現在確認されている相対論の結果すら近似的にでも導き出せないことになってしまう)、そうなれば当然「タイムマシン」も可能になるのである。

SFとUFO

ファイル:Unerkanntes Fliegendes Objekt.jpg
空中に浮かぶUFO。フライング・ヒューマノイドとも考えられる形をしている。詳細は不明。

SFには無数のバリエーションにわたる異星人が登場して、その乗り物も構造から材質、推進法まで綿密に設定されており、世間に流布しているUFOのイメージ形成にも大きく寄与している。また、「日本空飛ぶ円盤研究会」(JFSA)の熱心な会員であったSF翻訳家の柴野拓美星新一は初のSF同人誌を発刊しSF作家となったなど、SFとUFOの縁は濃い。

ただ、かつてUFOブームがあった当時、SFファンやSF作家は、「SF系の人はUFO信者に違いない」というような偏見を持たれたことがあったため、そうした結び付けを嫌悪してUFOを敬遠する人もいる。実際に現在でも「UFOは絶対に実在する!」と言い張る人間は「変な人レッテル」を貼られる傾向がある。

日本においての認識

一般

世界的に広がっているUFO目撃を発表しあう会では、元アメリカ軍関連者やNASA関連者、その他パイロットと称する人々がそれまで軍や政府、NASAその他職業上の理由から沈黙せざるを得なかったという自らの体験談を告白しあっている要出典。しかしこれらの会合は一般的に英語で行われていることが多く、また目撃の多いラテンアメリカではスペイン語、もしくはポルトガル語圏であることもあり、日本へはUFO関連のイベントや会誌など情報の認知に時間がかかってしまうためか欧米諸国のブームを後追いする形になっている。

しかしインターネットデジタルカメラの普及により最近では現象を収めたという映像など、アマチュア発の情報が増えていることもあり近年では会の世界的な活動も易しくなってきている。youtube.comでの投稿数の多さはそれらを知る一つの手がかりとなる。日本ではメディアで度々とりあげられるなどしているが、オカルト雑誌、オカルト番組などでしか取り上げられない、決定的な証拠が提示されないままに説が流布しているなどの理由から、UFO=超自然現象・エイリアンクラフトなどとする説はでたらめであるという考え方も根強い。

政府の見解

未確認航空機の領空侵犯行為に対しては、航空自衛隊が対領空侵犯措置をとり、戦闘機スクランブル発進させている。また、海上自衛隊イージス艦も対空目標の警戒任務にあたっている。

日本国政府は、2007年12月18日閣議決定された答弁書において、「地球外から飛来してきたと思われる」[4]飛行物体について「存在を確認していない」、「研究も飛来した場合の対策も行なっていない」[5]としている。なお、この答弁書については、内閣官房長官町村信孝が、同日行われた定例記者会見において「政府答弁は政府答弁であり、私は個人的には、こういうものは絶対いると思っております」[6]と答えたため、多くのマスコミで報道された[7]


防衛大臣石破茂は、同年9月27日に放送の日本テレビモクスペ』「UFO vs 世界の科学者100人」のインタビューでUFOが領空侵犯したらどうすべきか役人と議論したと語っており[8]、12月20日に行われた会見において、「防衛省の見解ではなくあくまで個人的見解である」と前置きをした上で「未確認飛行物体、それを操る生命体が存在しないと断定しうる根拠はない。(中略)少なくともないと断定するだけの根拠を私は持っていない。そういうものはあり得るだろうということだと私は思う」と述べた上で、日本国の領空に飛来した場合の対処と法整備をなどを考えておくべきと述べた[9]

報告と調査についての現状

専門家の意見として、下記の水産庁調査船「開洋丸」の遭遇記録のように、現場レベルにおいては報告事例が存在するが、統括調査する部署が無いため、記録が散在している可能性が高い。1970年代の在日アメリカ軍の遭遇事案では、アメリカ軍上層部に板付基地周辺で目撃例を報告し、その中で、航空自衛隊漁船からも目撃、報告があったとする報告書の存在が指摘されている。このことは一部で報道された。また、日本の元首相が某国の原潜でUFO探索ツアーに出掛けたという話もある。

UFOの分類

UFOの型

ハイネック博士の分類

ファイル:Hopeh incident 1.jpeg
1942年中華民国河北省で撮影されたUFO(中心の上部)。この頃はUFOは知られていなかった。

ジョセフ・アレン・ハイネックが考案した。UFO目撃者からの観測パターンにより分類。

  • NL 夜間発光体(Nocturnal Lights):夜間に目撃されたUFO。
  • DD 白昼円盤体(Daylight Discs):日中に目撃されたUFO。
  • RV (Radar/Visual cases):レーダーと目視の2つの手段によって確認されたUFO。
  • CE 接近遭遇(Close Encounter)
    • CE1 第一種接近遭遇:近距離からの目撃[厳密には150m以内]。物理的証拠を残さないもの。(例-飛行物体の目撃、UFOの噂を聞くこと)
    • CE2 第二種接近遭遇:UFOが周囲に影響を与えたりして何らかの物理的証拠を残したもの。(例-ミステリーサークル、UFO発着時にできたと考えられている地面の焼き焦げを目撃することなど)
    • CE3 第三種接近遭遇:UFOの搭乗者、宇宙人の目撃。
    • CE4 第四種接近遭遇:アブダクション(宇宙人による誘拐)。後に追加された分類。4つに細分化出来る。
      • 誘拐体験をはっきりと記憶している。
      • 夢と現実が混在し、不明瞭。
      • 記憶が欠落している。
      • 直接の接触はせず、テレパシー等の方法によりコンタクトしたもの。

ヴァレーの分類

ジャック・ヴァレーが考案した。UFOの行動バターンにより分類。

  • タイプI:着陸もしくは低空飛行(木の高さ程度)したUFO。4つに分類出来る。
    • a:地上
    • b:水上
    • c:搭乗者が目撃者に気付いたもの。
    • d:UFOが地上の物体に偵察を行ったもの。
  • タイプII:円柱型や広がった雲を連想させるもの。3つに分類出来る。
    • a:変わった飛行をする。
    • b:静止して中からUFOを吐き出す。
    • c:他のUFOが周りを取り囲む。
  • タイプIII:球や円盤、楕円球。空中に静止。5つに分類出来る。
    • a:落ち葉のような飛行。
    • b:動いたり止まったりする。
    • c:静止し、光が変化する。
    • d:複数で群れる。
    • e:急に軌道を変える。
  • タイプIV:断続的な飛行。4つに分類出来る。
    • a:連続的な飛行。
    • b:航空機に近づく軌道。
    • c:編隊飛行。
    • d:波形やジグザグに飛行。
  • タイプV:はっきりしない外見。3つに分類出来る。
    • a:輪郭がはっきりしない発光体。
    • b:星のような物体。
    • c:星より速く空を横切る。

代表的な目撃例・事件

ファイル:Nuremberg Apr 14 1561.jpg
1561年にドイツで描かれた絵。UFOを描いたもので、右下には墜落して煙を上げていると見られる、と考える人もいる

遠く中世から、近代で言うUFOの目撃談は多数報告されていた。古代文明の遺跡からも異星人のような姿をした土器や壁画が見つかっており、日本の土偶もそのひとつである。NASAは「土偶の着ている衣服は現在考案されている理想的な宇宙服に酷似している」と興味を示した。しかもこの土偶は日本全土からも見つかっている。UFOは現在も世界中で目撃されており、その形状も大きさも、目撃した時間帯もまちまちである。いわゆる“宇宙人”らしきものとともに目撃される例もある。

飛行機からの目撃例が多い他、なぜか軍事施設や原子力発電所の近辺、戦争中に目撃される例(第二次世界大戦中のフー・ファイターなど)が多い(アメリカ同時多発テロ事件の際にも、2機目が突っ込んだ前後2~3秒ほどの間、UFOを付近で目撃したという証言が多発した。その為、下記のように政府機関や軍から公式に未確認飛行物体であると認定されるケースも多い。また、アメリカのジミー・カーター大統領は、自ら未確認飛行物体を目撃したことがあると公に認め、大統領在任中には情報公開法に基づいて多くの政府による未確認飛行物体情報を開示した他、カーターの後任であるロナルド・レーガン大統領も、公式の記者会見において未確認飛行物体の存在を認める発言を数回に渡り行っている。ただしこの場合、未確認飛行物体(UFO)とは「自然現象か鳥か航空機か、あるいはそれ以外の物か判別できない物体」と言う意味であって、必ずしも空飛ぶ円盤やエイリアンクラフトを意味しない。

UFOを撮影したという写真も数多くあるが、これらについてはその多くが気象現象の誤認、もしくはトリック写真であると判明している。一方、そのような結果とならなかった残りの写真を「空飛ぶ円盤、エイリアンクラフトが実在する」証拠であるとする人々もいる。

フー・ファイター事件

上記のように中世からUFOの目撃談は多数報告されていたが、近代においては、第二次世界大戦中に未確認飛行物体が戦闘が激しい地域を中心に度々目撃された。「フー・ファイター」とは連合国の兵士達の間で使用された「未確認飛行物体」の総称である。夜でも眩いほど発光しながら正確な編隊を組んでいたり、信じられない速度で飛行していたようである要出典。 アメリカ本土付近で目撃された際は「ドイツの新型爆撃機だ」「大日本帝国が秘密兵器を飛ばした」、「近海に日本の大艦隊がいる」、「ついにドイツの科学力と日本の航空技術が結ばされてしまった」など、アメリカ軍の間では様々な噂が飛び出したようである。実際、当時のドイツは原爆V2ロケット開発に着手し世界一とも言われている圧倒的科学力を持っていたため、戦後になっても実はドイツは円盤型の超音速戦闘機を完成させていたのではないか等の憶測を飛ばす事になった。そのせいか、架空戦記ではナチス・ドイツの円盤型戦闘機などがよく登場したりする。逆に、連合国側だけでなく日本軍やドイツ軍でも未確認飛行物体が目撃され、戦地で噂になっていた。 だが、このような事例から、歴史に興味を持った未来人が戦地を見に来たという意見もある。

ケネス・アーノルド事件

初めて空飛ぶ円盤が一般的に知れ渡るようになったのは、1947年6月24日にアメリカ人のケネス・アーノルドが、アメリカ、ワシントン州カスケード山脈にあるレーニア山付近の上空を自家用飛行機で飛行していた際に、レーニア山の上空を飛行する9機の奇妙な物体を目撃し「投げた皿か円盤が水面上をスキップするように凄いスピードで飛んでいた」と報告したのが最初といわれている。地元アメリカのマスコミはその物体を空飛ぶ円盤と名付けて大々的に報道し、その後同様の目撃談が相次いで報告された。この事件を受け、アメリカFBIジョン・エドガー・フーヴァー長官は直後の6月30日にUFOの目撃例を調査するプロジェクトを発足させた。

ケネスは40kmほど先に15~20m大の物が見え、特徴もはっきり分かったと述べているが、40km先の物の細部まで観察するのはいかに視力が良くても困難なこと(20m先においた1円玉の模様を判別するに等しい)、熟練したパイロットであっても距離感を掴み損ねることは珍しくないことなどから、集団飛行する鳥か、観測用の気球を見間違えたのではないかという指摘もある。

ちなみに、アーノルドは未確認飛行物体の形状ではなくその飛び方を説明するためにSaucerという語を使ったのであるが、報道で「空飛ぶ円盤」という呼び方が定着して以降は円盤型のUFOの目撃例が多くなったのは注目すべき点であろう。

この事件以降、目撃談が多く報告されるようになり、冷戦下のアメリカは一大UFOブームとなった。またこの事件を記念して6月24日はUFOの日とされている。

マンテル大尉事件

1948年1月8日(現地時間では1月7日の午後)にアメリカ合衆国のケンタッキー州にて発生したUFO(未確認飛行物体)目撃とそれに伴って起こったアメリカ空軍機の墜落事件。

マンテル大尉事件 を参照

ワシントン事件

1952年7月19日から27日にわたって首都ワシントンD.C.上空に68機ものUFOが現れ大勢の市民の目の前で飛び回り、ナショナル空港に着陸する旅客機を追跡、迎撃に上がったアメリカ空軍のロッキードF-94B戦闘機を取り囲んだりするという事件が発生した。この際、レーダーにもそれらしき反応があった。その後、アメリカ当局はこれを「逆転層による気象現象」と説明した。実際、「UFO」はハイウェイの上空にあらわれており、風向きに沿って移動していることがわかっている。有明海の不知火と同じ鏡映(側方)蜃気楼と呼ばれるまれな現象で、逆転層が地面の光を反射しながら移動していただけというのが真相だと考えられる。

 なお、「UFO」らしき光点を背景にした議事堂の写真がよく引き合いに出されるが、写真の議事堂には52年以降の改修工事の跡があるため、明らかに本件とは関係が無い。 一説にはロズウェル事件で墜落した、UFOから回収した通信機器がワシントンD.C.にある政府研究機関に運ばれ、通信機器をいじった際に信号を発信し、信号を傍受したUFOが飛来したと言われている。

ロズウェル事件

ケネス・アーノルド事件の直後に起きた、いわゆる「ロズウェル事件」は極めて有名であり、複数のフィクションにおいて何度も題材にされているほどである(ロズウェル - 星の恋人たちなど)。これは、アメリカ・ニューメキシコ州ロズウェル近郊に「UFOが墜落し、その残骸が軍によって回収され秘匿されている」というものである。

1947年6月14日、ニューメキシコ州ロズウェル近郊にある牧場で、マック・ブレーゼルは牧場内に散乱した金属片を発見した。7月に入ってブレーゼルと彼の家族は金属片を集め、保安官のジョージ・ウィルコックスに通報。ウィルコックスはロズウェル空軍基地に連絡した。7月7日の午後、基地からやってきた2人とブレーゼルは残りの破片を捜してゴムや金属箔を見つけたのち、元の形を復元しようとした(が、上手くはいかなかった)。翌朝、破片は基地へ持ち帰られた。

7月8日、ロズウェル基地付け報道官のウオルター・ハウト陸軍中尉が「陸軍航空隊がロズウェル近郊の牧場に墜落した空飛ぶ円盤(flying disc)を回収した」と発表し、マスコミの注目を浴びた。しかし同日中にロジャー・M・レーミー空軍准将が「発見された空飛ぶ円盤は軍が使用している気象観測用の気球だった」と訂正を行った。後に行われた発表では残骸も公表されて、事件はすぐに忘れ去られた。それから30年以上、UFO研究家も含めて誰も関心を持つことは無かった。

しかし1978年になって、破片回収を行った軍人ジェシー・マーセルに対してUFO研究家がインタビューを行った際、マーセルはこの事件を軍による隠蔽とする意見を表明した。この話題はUFO愛好家の間で関心を持たれるようになり、1980年にはタブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」がマーセルへのインタビューを載せたことで、広く世間で知られるようになった。

ファイル:GreyAlien.Roswell.jpg
ロズウェルUFO博物館

「ロズウェル事件」が有名になると、既に30年以上経過していたにも関わらず、軍の圧力があったとする証言や「政府の秘密文書」などが多数表れるようになった。「ロズウェル事件の際に回収した異星人の解剖フィルム」なるものまでが現れた。1997年には、アメリカ政府より正式報告書「ロズウェル・リポート」が改めて発行された。この報告書では「当時墜落したのは実は秘密実験に使用されていた気球で、後に発見された異星人の死体と言われるものは高度での人体への影響を調べるための観測用ダミーである」としている。

政府見解を信じない人々の全てがエイリアンクラフト説というわけではなく、他にも様々な説が唱えられている。その1つとして、1940年代から開発されてきた電磁力推進方式の円盤型航空機をアメリカ軍が改良・製造する過程で、飛行試験中の機体が墜落したのではないかという説もある。この説は異星人などの存在を必要としないが、電磁力推進方式の航空円盤が実際に高空を飛ぶほど開発が進まなかったため、あまり信じられていない。

なお、この事件で有名になったロズウェルは、その後もUFO目当てに世界中から訪れる観光客が後を立たず、現在は町の中心地にUFO博物館が建設され、町のところどころでUFOや宇宙人を模った土産物が売られるなど、まさにUFOがこの町にとっての町おこしの道具になっている。同じようなことは、ロズウェル事件で回収されたUFOが秘密裏に運ばれ修理されたといわれるネバダ州の砂漠地帯にある空軍基地、「エリア51」周辺でも起きている。

詳細は ロズウェル事件 を参照

BOAC機事件

1954年6月ニューヨークのアイドルワイルド空港を離陸し、ロンドンへ向かった英国海外航空(BOAC・現在のブリティッシュ・エアウェイズ)のボーイング377“ストラトクルーザー”旅客機のハワード機長は、上空を飛ぶ巨大な葉巻型のUFOとその周囲を守るように飛ぶ小さな6機の小型UFOを目撃した。

同機とUFOはしばらく平行して進み、やがてカナダのニューファウンドランド上空でアメリカ空軍の戦闘機が接近すると、小型UFOが葉巻型の母船内に収容されるとともに母船が縮小し、やがて飛び去った。なお、この一連の動きは同機の他のパイロット客室乗務員、乗客によっても目撃された。

トリニダーデ島事件

1957年12月から翌年1月にかけて、ブラジル海軍国連地球観測年に向けての観測基地を南大西洋に浮かぶトリニダーデ島周辺に設営する際に、数回にわたり観測隊員や島民が円盤型の飛行物体や光を目撃した。

1958年1月1日にはブラジル海軍長官と観測隊員がトリニダーデ島周辺を飛行する光体を目撃。同月15日と16日には海軍練習船アルミランテ・サルダナ号が観測船としてトリニダーデ島に接近したときに円盤型の飛行物体が出現。乗船していた多くの乗務員が目撃し、カメラマンのアルミーロ・バラウナが写真の撮影に成功した。後にブラジル海軍はこの写真を公開するとともに未確認飛行物体の存在を公式に認めた。と言うのがUFO信者の主張だが、飛行物体の目撃例など実際には報告されていない。また、アルミーロ・バラウナ氏はトリック写真を作るのが趣味で、これ以前にもニセUFO写真を作っていることがわかっている。当時から写真の物体は湿った冷たい空気の大気の中で飛ぶ飛行機で、水蒸気のおかげで円盤型に見えるのだと言う指摘があった。引き合いに出される有名な写真は確かにはっきり土星型になっているが、この写真は本当は4枚の連続写真であり、他の写真は尾を引いたような細長い形になっている。

調査船「開洋丸」の遭遇記録

1998年の日本版「サイエンス」誌9月号に、観測・調査の複数の専門家が目撃証言した科学的記録として、水産庁調査船「開洋丸」の遭遇記録が掲載された。

一度目の遭遇は、1984年12月18日に、南アメリカ大陸南端付近のフォークランド諸島付近で 不規則な運動をする発光物体を観察。二度目の遭遇は、1986年12月21日に、北緯26度の日付変更線付近において、船の周囲でマッハ4の速度で音もなく飛行し180度ターン等の不規則運動をする、巨大タンカーほどのレーダー映像を確認したが、肉眼では見えない不可解な現象に遭遇した。飛行物体は「船の真上を通過したとき自動車ほどの音を出した後、最後に発光して消えた」との記録を残している。

日本テレビ系の番組『特命リサーチ200X』では、正体はアメリカで行われたEMPの実験に関連した現象だと言う説が紹介されていた。もっと単純に軍用機からのジャミングを受けただけと言う説もある。

メキシコ空軍UFO事件

2004年3月5日に、麻薬密輸の監視にあたっていたメキシコ空軍機が十数機のUFOに遭遇し追尾されたとする事件。赤外線探知機の画像には11個の点が映っていた。メキシコ空軍が公式に発表したために世界各国で報道された。

その後、地元のUFOに肯定的な団体の調査により、海上油田の炎の赤外線探映像の誤認だと結論されている。油田の煙突の配置と「UFO」の隊形が同じだった上、問題の赤外線探知機の映像の点が移動して見えるのは、手前に映っている雲による錯覚であり、よくみれば静止した物体であることも分かる。メキシコ政府は公式発表を修正してはいないが、そのことには何の意味もない。

ベルギーUFOフラップ事件

フラップとは、一度に多数の人々によってUFOが目撃されることである。この事件は1985年11月から1990年5月にかけて、ベルギーでUFOが頻繁に目撃された事件で、1万人以上の人がUFOを目撃したといわれている。

UFOは報告されたものだけでも150件ほどあるとされており、実際にF-16が緊急発進をかけた例もあった。実際には新型電子機器を使う試験飛行、性能の悪いレーダーによる誤認、ライトショーの光の反射、ラジコンの飛行船を飛ばしたイタズラ(犯人は、UFOの飛行経路を教えるからと空軍に対して多額の金銭を要求している)と言った事件の集まりであり、特に空軍がUFO騒動について説明せずに紛らわしい訓練飛行を行っていたことは問題視され、議会で追及されている。

アブダクション

アブダクション(誘拐)の事例報告は年々世界で増えている。体験者によると、UFOによりUFOの中に誘拐され、医学的な手術を受けたり、小さなトランスミッション(発信機)を埋め込まれたり、実験や研究の対象となったという証言、場合によっては性行為の対象となったという報告もある。

2006年に放映されたアメリカのテレビ局「ヒストリーチャンネル」の番組内においては、妊娠8ヶ月の女性がUFOによってアブダクションされて、おなかの中の子供を取り出されたという。アブダクション後、彼女のおなかの子供はこれによって体内から消えた。その後数年して彼女は再びアブダクションされたが、その際に自分の子供らしき子供をUFOで見る。その子供は宇宙人とのハイブリッド(混血)だったようだと語っている。

その他、アブダクション現象には、時間の喪失、記憶の喪失などがあげられる。具体的には周囲の物や環境の変化も報告されている。トランスミッションを後からMRIで発見した、手術によって取り出した、とする事例もある[10]

また、本の内容などが変わっていたり、テレビなどから普段と違う放送などを見るケースもあり、これらの体験者は、UFOあるいは宇宙人が、「人間にはできないかなりのハイテクの持ち主」であることを信じる人が多い。また、実験体験とは別にアブダクション中に宇宙人と話した体験者もいる。平和や環境保護についての警告を受けている事例がいくつかあるが、これは破壊の予告ではなく、保護することによって地球と人類を守ることを意味しているとの説が多い。

これらの現象については、「虚偽記憶」(false memory)で十分に説明できるという考え方がある(虚偽記憶グレイ (宇宙人)も参照) 。性行為を強要されたという話に対して天文学者でSF作家のカール・セーガンは、交雑の可能性がゼロである宇宙人が地球人と交配しようとするとは考えにくく、中世の魔女狩りと同じ構図ではないかと指摘している(魔女狩り時代には男夢魔が女性と、女夢魔が男性と交わり悪魔の子を残すと信じられており、そのような経験の告白も多数残っている)。そして、この現象はアメリカでは幼児期の性的虐待の虚偽記憶が多くの人間に次々によみがえる事件とつながっている事を指摘する人もいる。

他の目撃例・事件

特殊な目撃例

丸い発光体として、夜間目撃されている。発光色は赤色、オレンジ色、黄色、白色、黄緑色等である。

  • 九州の西方地域

歴史文献とUFO

聖書とUFO

聖書の文章をUFOに関すると解釈する主張はしばしば見られる。古代宇宙飛行士説と関連づけて解釈されることもある。

真っ先に挙げられているのは、イエス・キリスト誕生の際に現れたという「動く星」である。キリスト誕生のとき東方の三博士は動く星に導かれ、星は厩(うまや)の上にとどまった、というものである(新約聖書マタイ福音書第2章)。

また、旧約聖書エゼキエル書第1章には、輝く人の姿をした生き物の横に輪があり、輪はその生き物の動きに従って移動し、屋根のようなものの上には椅子があり、人の姿をした者がいた、と記述されている。これもUFOとその搭乗者として解釈されることがある。

キリスト教の絵画にはUFOらしきもの(以下、円盤と記す)が描かれていることがある。「受胎告知」、「雪の奇跡」、「聖母と聖ジョヴァンニーノ」、「キリストの洗礼」、「三位一体」、「キリストの磔刑」など枚挙に暇がない。描かれている内容も、「円盤が光線を発射している」、「円盤を見上げる人がいる」、「円盤が火を噴いて飛行している」、「2つの円盤が飛行しており、それぞれに表情の異なる人物が搭乗している」など、意図的に描いたことは明らかである。

UFOブーム

1970年代後半に日本でUFOブームと呼ばれる現象が起きた。ピンク・レディーの楽曲「UFO」をはじめUFOを題材にした多くの派生作品が作られ、社会現象としてUFOが流行になった。1978年に映画『未知との遭遇』が日本公開されると、そのブームは頂点に達した。後述の作品リストの年代を参照。

UFOを題材にした作品

映画

ドラマ

MMR。UFOは予算の関係でCGだった

アニメ

ゲーム

小説

楽曲

作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
作詞:山本正之 作曲:山本直純 編曲:高島明彦
  • UFO(遠藤賢司、アルバム「東京ワッショイ」1979年)
作詞:遠藤賢司 作曲:遠藤賢司 編曲:遠藤賢司佐久間正英
作詞・作曲:工藤順子 編曲:MAKI
作曲:マイケル・ドアティ
作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿 編曲:小林武史Mr.Children
  • UFOロマンティクス(ギターウルフ、アルバム「UFO ロマンティクス」2002年)
  • UFO神社(LOVE JETS 2004年)

アルバム名

参考文献

脚注

  1. 呉智英(監修)『オカルト徹底批判』 朝日新聞社 1994年5月15日)
  2. 神浦元彰 ET,UFOの正体を解明する([1])
  3. 『タイムマシンの話―超光速粒子とメタ相対論』都筑卓司著
  4. 「『UFOの存在、確認していない』――閣議で答弁書を決定」『asahi.com:「UFOの存在、確認していない」 閣議で答弁書を決定 - 政治朝日新聞社、2007年12月18日。
  5. 「UFO、存在の確認なし」政府が議員質問書で閣議決定 読売新聞 2007年12月18日
  6. 「個人的にはUFOいると思う」町村官房長官会見(18日午後) 産経新聞 2007年12月18日
  7. 「町村官房長官、『UFOの存在信じる』」『町村官房長官、「UFOの存在信じる」| 世界のこぼれ話| Reuters』ロイター・ジャパン、2007年12月19日
  8. 亀和田武「テレビ健康診断」『週刊文春』2007年10月25日号、文藝春秋
  9. 「UFO対処を頭に入れるべき」石破防衛相 産経新聞 2007年12月20日
  10. CT、MRIで確認されたと主張される人体に埋め込まれた物体(発信機?)は、小規模な脳梗塞などの画像ではとする説がある(横屋正朗『UFOはこうして製造されている!』徳間書店、1993年)。

関連項目

人名

異星人関連

UFO研究団体

外部リンク

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