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代々木駅(よよぎえき)は、東京都渋谷区代々木一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
目次
乗り入れ路線[編集]
JR東日本の中央本線と山手線の2路線、東京都交通局の都営地下鉄大江戸線が乗り入れ、接続駅となっている。大江戸線の駅には「E 26」の駅番号が付与されている。
JR東日本の駅は、中央本線を所属線としている。中央本線・山手線とも複々線で、中央本線は緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみ、山手線は電車線で運行される環状路線としての山手線電車のみがそれぞれ停車し、中央線快速・埼京線・湘南新宿ラインおよび特急列車は停車しない。特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。
歴史[編集]
- 1909年(明治42年)
- 1924年(大正13年)- 山手線の当駅付近複々線化完了により、ホームを現在地に移転。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅(中央本線所属)となる。
- 2000年(平成12年)4月20日 - 東京都交通局、都営地下鉄大江戸線新宿~国立競技場間開通と同時に同局の駅が開業。JR東日本の駅は北口を開設。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
- 2002年(平成14年)5月30日 - JR駅構内で火災発生。山手線が全線ストップ、走行していた列車も緊急停車した。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 東京都交通局でICカードPASMO供用開始。
駅構造[編集]
JR東日本[編集]
2面2線の相対式ホームが1面2線の島式ホームを挟む形の合計3面4線を有する高架駅である。2番線と3番線で島式ホームを共用し、中野方面行から渋谷方面への乗り換えは同一ホームで可能である。なお、中野方面行から池袋方面への乗り換えは北隣の新宿駅で行うのが一般的である。
新宿駅のホームは、改良工事で代々木側に延長された。これにより、両駅間の最短距離は非常に短くなり、最短では100m程度しかない。
2番線と3番線の新宿寄りには段差があり、柵と階段が設置されている。
2000年4月20日の大江戸線の駅が開業したのに伴い、以前は乗り換え用だった新宿寄りの地下通路につながる北口が開設された。同時に西口の駅舎も改築され、同線の出入口も新設された。
エスカレーターは北口出入口と北口改札内コンコースとホームの間、エレベーターは北口出入口内にある。現在、東口・西口改札内コンコースとホームの間のエレベーターと、スロープ・多機能トイレの新設工事が行われている。
出口は3か所ある。そのうち、東口は非常に狭い。西口と北口はすぐ都営大江戸線の乗り換え口がある。
かつて、駅構内に代々木アニメーション学院のアニメ調の広告が相当数存在していた。2006年に同校が民事再生法を適用して以降は経営再建の一環で広告費が削減され、以降は数か所程度である。
西口にみどりの窓口があり、北口と西口に指定席券売機が設置されている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ■山手線(外回り) | 新宿・池袋・上野方面 | |
2 | ■山手線(内回り) | 原宿・渋谷・品川方面 | |
3 | ■中央・総武線(各駅停車) | 中野・三鷹・立川・高尾方面 | 三鷹以西直通は早朝・深夜のみ |
4 | 千駄ヶ谷・御茶ノ水・東京・千葉方面 | 東京発着は早朝・深夜のみ |
東京都交通局[編集]
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。駅名併称は「山野美容専門学校前」であり、到着前の施設案内放送でも流れる。以前は「代々木アニメーション学院前」だった。
A3出口とコンコースを結ぶエレベーターは両側にドアがあり、JR北口からも利用できるようになっている。改札内コンコースとホームを結ぶ階段・エスカレーターには、周辺施設パネルが設置されている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営大江戸線 | 六本木・大門・門前仲町方面 |
2 | 新宿・都庁前・光が丘方面 |
利用状況[編集]
- JR東日本 - 2012年度の一日平均乗車人員は70,418人(JR東日本全体で59位、中央・総武線内39駅中17位)である。
- 都営地下鉄 - 2012年度の一日平均乗降人員は34,939人(乗車人員 17,394人、降車人員 17,545人)である[2]。
各年度の一日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。
年度 | JR東日本 | 都営地下鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
乗車人員 | 乗降人員[3] | 乗車人員 | ||
1992年(平成 | 4年)60,578 | 未開業 | [4] | |
1993年(平成 | 5年)58,236 | [5] | ||
1994年(平成 | 6年)56,819 | [6] | ||
1995年(平成 | 7年)55,631 | [7] | ||
1996年(平成 | 8年)54,858 | [8] | ||
1997年(平成 | 9年)52,431 | [9] | ||
1998年(平成10年) | 51,104 | [10] | ||
1999年(平成11年) | [1] 51,342 | |||
2000年(平成12年) | [2] 55,062 | 7,127 | [11] | |
2001年(平成13年) | [3] 59,431 | 10,630 | [12] | |
2002年(平成14年) | [4] 65,427 | 11,770 | [13] | |
2003年(平成15年) | [5] 66,650 | 13,325 | [14] | |
2004年(平成16年) | [6] 67,768 | 28,861 | 14,055 | [15] |
2005年(平成17年) | [7] 68,471 | 14,822 | [16] | |
2006年(平成18年) | [8] 69,830 | 31,950 | 15,637 | [17] |
2007年(平成19年) | [9] 74,536 | 35,180 | 17,308 | [18] |
2008年(平成20年) | [10] 71,660 | 34,197 | 16,876 | [19] |
2009年(平成21年) | [11] 70,269 | 33,045 | 16,333 | [20] |
2010年(平成22年) | [12] 69,704 | 33,005 | 16,388 | [21] |
2011年(平成23年) | [13] 69,466 | 32,525 | 16,152 | |
2012年(平成24年) | [14] 70,418 | 34,939 | 17,394 |
駅周辺[編集]
小田急小田原線の南新宿駅まで西へ、新宿駅まで北へそれぞれ数百メートルの距離にある。タカシマヤタイムズスクエアのうち、紀伊國屋書店新宿南店は「新宿」を名乗るものの、距離は当駅の方が近い。
北口・A3出口[編集]
渋谷区代々木一丁目の北寄り、および二丁目方面。
- 東京スクールオブビジネス
- 日本共産党 東京都委員会事務所
- 新宿サザンテラス
- 代々木アニメーション学院 東京本部校
- JR東京総合病院
- 酪農会館ビル
- 山野美容専門学校
- 新宿マインズタワー
- 南新宿駅 - 小田急小田原線
- 代々木ゼミナール本部校(代ゼミタワー)
西口・A1・A2出口[編集]
渋谷区代々木一丁目の南寄り、および千駄ヶ谷四丁目方面。
- 東豊書店 - 中国語書籍
- 代々木ゼミナール 法人事務局・テレビスタジオ・国際教育センター(旧代々木本校)
- Y-SAPIX
- 代々木VILLAGE by kurkku(代々木ゼミナール本校跡地の一部)
- ミューズモード音学院
- チャイルドマインダー 養成スクール(NCMA,JAPAN校)
- 第一経理専門学校
- 代々木駅前通郵便局
- 日本共産党 本部(中央委員会)
- 軟式野球会館
- 新日本出版社 本社
- 美和書店 - 社会科学書、新日本出版社、日本共産党の書籍類
- 渋谷区千駄ヶ谷出張所
- 警視庁 原宿警察署
- 修養団(SYD)
- SYDホール
- フジタ 本社
- グラクソ・スミスクライン 日本支社
- 大京 本社
- 北参道駅 - 東京メトロ副都心線
- 補助57号線
- 代々木山谷通り
- 神社本庁
- 日本ムスリム協会(イスラム教)
- 明治神宮
- 東海大学医学部付属東京病院
- 東京国際学園高等部
- 新宿御苑
- 鉄緑会
- 木久蔵ラーメン
- FM-FUJIサテライトスタジオ(スタジオVIVID)
- スタイルキューブ
東口[編集]
渋谷区千駄ヶ谷五丁目方面。なお、都営地下鉄からは一旦A2出口を出てJR線をくぐる道路経由で東側へ行ける。
- NTTドコモ代々木ビル
- JA全農新宿ビル
- 服部栄養専門学校
- 新宿パークホテル
- タカシマヤタイムズスクエア
- 紀伊國屋書店 新宿南店
- 紀伊國屋サザンシアター
- 東急ハンズ
- 東京都立新宿高等学校
- 新宿御苑
- 丸正
- ハナ信用組合
- 西武信用金庫
- ミューズ音楽院
- しんぶん赤旗 編集局
- 東京勤労者医療会 代々木歯科
- 東京俳優生活協同組合
- 日本デザイン専門学校
- 新宿三丁目駅 - 東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営地下鉄新宿線
- 新宿駅JR高速バスターミナル - 2011年5月11日に新南口から移転。降り場は新宿駅東口(TDR発を除く)。
バス路線[編集]
- 代々木駅
- 新宿駅JR高速バスターミナル
- 高速バス(乗車のみ)[22] - 京都・大阪・神戸方面、名古屋駅行、仙台行 ほか多数(詳細は新宿駅バスのりば#新宿駅JR高速バスターミナルを参照)
駅名の由来[編集]
当駅の所在地は旧代々木村(JR駅開業当時は代々幡村)ではなく、旧千駄ヶ谷村であり、本来の代々木地域とは言えない。現在でも代々木というと、当駅周辺のことではなく、代々木上原駅や代々木郵便局などが所在する渋谷区の上原や富ケ谷といった地域を指すことが多い。代々木公園の最寄り駅も当駅ではなく、JRでは南隣の原宿駅であり、駅構内にその旨の案内表示がある。当駅に代々木駅という駅名が付けられた理由は、開業当時は小田急小田原線や京王線が開通しておらず、旧代々木村にそれまで一つも駅がなかったため、当駅が旧代々木村に最も近かったからである。
その他[編集]
- 駅の北側には新宿駅の構内敷地があり、中央線特急の引き上げ線と5・6番線ホームがすぐ近くにある。
- 1980年代から1990年頃まで、山手線内回りホーム先頭付近に落書き対策として「落書きボード」が設置されていた。初期は駅近辺の予備校生などによる合格祈願や励ましなどのコミュニケーションが行われたが、いつの頃からかアニメやマンガのキャラクターなどの落書きが多く見られるようになった。水道橋駅にも同様のものがあった。
隣の駅[編集]
- 東京都交通局
- 都営大江戸線
- 国立競技場駅 (E 25) - 代々木駅 (E 26) - 新宿駅 (E 27)
脚注[編集]
- ↑ 「停車場設置」『官報』1906年10月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ↑ 関東交通広告協議会レポート
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 新宿駅JR高速バスターミナル