「ヤッターマン」の版間の差分
(ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)新設に伴う大改編。) |
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|タイトル=タイムボカンシリーズ ヤッターマン | |タイトル=タイムボカンシリーズ ヤッターマン | ||
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− | 『'''ヤッターマン'''』(英語表記:''Yatterman'' | + | 『'''タイムボカンシリーズ ヤッターマン'''』(英語表記:''Yatterman'')は[[1977年]][[1月1日]]から[[1979年]][[1月27日]]まで[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で毎週土曜18:30 - 19:00([[日本標準時|JST]])に全108話が放映された、[[タツノコプロ]]制作の[[テレビアニメ]]である。『[[タイムボカンシリーズ]]』第2作目に当たる。 |
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== 作品概要 == | == 作品概要 == | ||
− | + | 地球上のどこかにある“お宝”のありかを示したアイテムをある個数集めようとする、ヤッターマンとドロンボー一味との戦いを描いた作品。 | |
− | + | ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。 | |
− | + | 企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違い'''タイムトラベルをしない'''。(38話においてタイムトラベルを行っているが実はボヤッキーの夢だった) | |
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− | + | 題材は初期には世界七不思議([[雪男]]・[[モアイ]]・[[ネッシー]]など)や世界各地の風物([[リオデジャネイロ市#文化|カーニバル]]など)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。 | |
− | + | 2年間の平均[[視聴率]]は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。そしてタイムボカンシリーズ作品では唯一[[ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)|リメイク版]]、[[ヤッターマン (映画)|実写映画版]]も制作された。 | |
− | + | == あらすじ == | |
+ | オモチャ屋の息子・'''ガンちゃん'''は、ガールフレンドの'''アイちゃん'''と一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『'''ヤッターマン'''』となることを決意した。 | ||
− | + | 一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・'''ドロンボー一味'''のもとに泥棒の神様を自称する'''ドクロベー'''と名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記した'''ドクロストーン'''が4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬='''ヤッターワン'''を駆って一味に立ち向かう。 | |
− | + | == ストーリーフォーマット == | |
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* ドロンボー一味が'''インチキ商売'''で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。 | * ドロンボー一味が'''インチキ商売'''で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。 | ||
** インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「[[タイムボカン]]」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。 | ** インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「[[タイムボカン]]」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。 | ||
− | ** インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - | + | ** インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベーがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。 |
* ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。 | * ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。 | ||
** 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。 | ** 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。 | ||
− | * | + | * ドロンボー一味、ドクロベーの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。 |
** 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。 | ** 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。 | ||
* 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。 | * 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。 | ||
− | * 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「'''メカの素'''」で生み出された''' | + | * 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「'''メカの素'''」で生み出された'''ゾロメカ'''で形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発([[自爆]][[スイッチ]]で爆破の回などもある)、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。勝利のポーズは前期、ヤッターアンコウ登場時、後期と大きく分けて3種類がある。 |
** ちなみに後期には白兵戦はなくなった。 | ** ちなみに後期には白兵戦はなくなった。 | ||
− | * | + | * 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。なお本物は第14話と第34話で見つかっており、第34話ではヤッターマンが確保したものの、第84話でドロンボーに奪われている。 |
− | * ドロンボー一味、3人乗り[[自転車]](通称「[[タンデム自転車]]」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「[[おしおき]] | + | * ドロンボー一味、3人乗り[[自転車]](通称「[[タンデム自転車]]」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「[[おしおき]]だべぇ」の一言でドクロベーの「'''ママより怖いおしおきタイム'''」が始まる。おしおきの際、ドクロベーが「ミュージック」とコールすると、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の『[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|運命]]』のイントロ部分が、'''おしおき[[ファンファーレ]]'''として流れ、直後におしおきが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、'''おしおきポーズ'''が登場し、その決めセリフは'''「ドクポンタン」'''(意味は、ドクロベーのスカポンタン)。 |
* ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。 | * ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。 | ||
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− | + | 本作では2年と1か月、計108回にわたって同じパターンを延々と続けていた(無論時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。)ちなみにこの放送期間内で放送休止となったのは1週のみであった。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。 | |
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+ | 後期に入るとナレーションの富山敬がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともあった。 | ||
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+ | なお、テレビアニメ2作目も、概ねこのフォーマットを踏襲している。 | ||
− | + | == 登場人物 == | |
− | + | === ヤッターマン === | |
− | + | 2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲することはしない。 | |
− | ; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[太田淑子]] | + | ; ガンちゃん(ヤッターマン1号) [[声優|声]]:[[太田淑子]] |
− | : 本名は'''高田(たかだ)ガン'''。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーの[[タカトクトイス]] | + | : 本名は'''高田(たかだ)ガン'''。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーの[[タカトクトイス]]から)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。正義感と熱血漢に溢れる性格の持ち主。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。いつもは常に青色の[[つなぎ|ツナギ]]を着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。ドロンボーの前に姿を現す際は決め台詞('''「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」'''と言うパターンが多い)を発す。決め台詞後には歯をキラリと光らせるが、62話では[[股間|ある部分]]を光らせ、ドロンボーの3人をズッコケさせ、ドロンジョに「光ってりゃいいってもんじゃないよ!!」と言われた。 |
; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[岡本茉利]] | ; アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:[[岡本茉利]] | ||
− | : 本名は'''上成愛'''(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり | + | : 本名は'''上成愛'''(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じようにいつもは黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフ(ごく稀に'''「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えないわよ」'''と言う場合あり)の後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが「[[眼科|目医者]]と[[歯科|歯医者]]のコマーシャルやるな!!」などとしばしば反発する。 |
− | : | + | : シリーズ後半でドロンジョに'''「2号さん」'''と揶揄される。 |
; オモッチャマ 声:[[桂玲子]] | ; オモッチャマ 声:[[桂玲子]] | ||
− | : サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。[[乾電池]] | + | : サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。[[乾電池]]をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行することができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いたこともある。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなり乾電池が切れてしまう描写がある。ヤッターキングの内部仕様変更後はメカの素を取り出す直接的な描写は見られない。 |
− | : [[一人称]]は「ボッチ」で、語尾は「'''○○だ(で)コロン'''」。タイトルの読み上げ、[[次回予告]] | + | : [[一人称]]は「ボッチ」で、語尾は「'''○○だ(で)コロン'''」。タイトルの読み上げ、[[次回予告]]のナレーションも担当(但し本放送当時は無く、再放送で日の目を見た)。後期の次回予告では作品中で初めて「'''三悪'''」という言葉が使われている。 |
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− | + | === ドロンボー一味 === | |
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イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。 | イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。 | ||
− | + | 本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった。 | |
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; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]] | ; ドロンジョ 声:[[小原乃梨子]] | ||
− | : | + | : ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。24歳。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名は'''ササッガワ・ヒロッコ'''で、名前の元ネタは総監督の[[笹川ひろし]]。スタイル抜群で頭脳明晰な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔は序盤では、インチキ商売でしか見られず、2クール目以降(14話~)からはインチキ商売でも仮面を着用して素顔を見せなくなる(ただし95話のみ1クール目同様、インチキ商売に限り素顔を見せている)<ref>108話では終盤で素顔を出している</ref>。ヤッターマンが名乗る時や、ヤッターメカの出動時に悪態をつくことが多い。ただし、88話でヤッターマン1号の瞳を間近に見て以降、1号に恋心を抱き、困惑することがしばしばあった。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散になった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないものなんだよ」と涙ながらに語っていた。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもある[[ミレーヌ・ドモンジョ]]に由来。加えて、元々は忍者映画からの比喩で、泥棒はドロンと消失する如く逃亡することにも由来している。 |
+ | :[[極楽とんぼ]]の加藤によると「熟女のイメージがある」とのことだが、設定上は24歳の妙齢である。ただし、演じた小原は、放送開始当時42歳だったため、ある意味では「熟女のイメージ」はあって然りである。 | ||
; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]] | ; ボヤッキー 声:[[八奈見乗児]] | ||
− | : フルネームは'''ブツクサ・ボヤッキー''' | + | : フルネームは'''ブツクサ・ボヤッキー'''。この本名は、『ドクロベエさまに捧げる歌』においてネタとして使われている。身長168cm。25歳。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。[[福島県]][[会津若松市]]出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。[[オネエ言葉]]で話すがゲイではなく[[女子高生]]好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。「全国の女子高校生の皆さん」やボタンを押す際の「'''[[ポチッとな]]'''」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔はOVA『タイムボカン王道復古』においてしか見ることができない(トンズラーも同様)。名前の由来は「ぼやき」から。 |
; トンズラー 声:[[たてかべ和也]] | ; トンズラー 声:[[たてかべ和也]] | ||
− | : | + | : ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。30歳。本名は'''スタコラ・トンズラー'''。ボヤッキー同様、本名は『ドロンボーの嘆き唄』においてネタに使われている。元[[プロレスラー]]で[[岩手県]]出身だが、なぜか[[関西地方|関西]]弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。 |
− | : | + | : 本作ではインチキ商売において暴力を振るう場面が少なくない。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。 |
− | ; | + | ; ドクロベー 声:[[滝口順平]] |
− | : | + | : 「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人で、地球誕生時の爆発に巻き込まれバラバラになった自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。一人称は「我輩」。毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「'''ママより恐い[[おしおき]]'''」を行う。これがシリーズを通して人気を博した。 |
− | : | + | : ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは必ず実行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにも関わらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを実行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベーの'''唯一無二の趣味'''だった。 |
− | : | + | : 後半では、誤った情報を流したことに反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、結局おしおきを実行してドロンボーを痛い目に遭わせて楽しんでいるだけだった。 |
− | : インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『[[スパイ大作戦]] | + | : インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『[[スパイ大作戦]]』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。また、[[阪神タイガース]]のファンでもある。 |
− | + | : 放送当時の名前は「ドクロベー」であり、エンドロールでもそのように表記されていたが、『王道復古』以降の作品では「'''ドクロベエ'''」に変更されており、近年ではこちらにほぼ統一されている<ref>[http://yatterman.jp/yatterman1977/staff.html 1977年版ヤッターマン スタッフ・キャスト]、[http://yatterman.jp/yatterman1977/story.html 1977年版ヤッターマン ストーリー]</ref>。 | |
− | + | ||
− | + | ||
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− | : | + | |
− | : | + | |
− | + | === その他 === | |
; ナレーター 声:[[富山敬]] | ; ナレーター 声:[[富山敬]] | ||
− | : 要所要所で「'''説明しよう''' | + | : 要所要所で「'''説明しよう'''」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。声を担当した富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。 |
− | == | + | == 登場メカ == |
− | + | === ヤッターマン側のメカ === | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | === | + | |
==== ヤッターメカ ==== | ==== ヤッターメカ ==== | ||
; ヤッターワン 声:[[池田勝]] | ; ヤッターワン 声:[[池田勝]] | ||
− | : ガンちゃんたちが作り上げた[[イヌ|犬]] | + | : ガンちゃんたちが作り上げた[[イヌ|犬]]型ロボ。地上戦専用であり飛行能力はない。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のゾロメカ「ビックリドッキリメカ」を出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。一人称はオイラ。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが[[消防車]]であるためとの指摘が『[[BSアニメ夜話]]』においてなされている。他にも、頭部エンブレムから紐、エンブレムが開くとそれを引く手が出ていて、鼻の上の鐘に結び付けられていて、それが鼻の上の鐘を鳴らしている。その音たるや、当時の消防車のそれである。更に右手もサイレンを回し、その音もまた然りである。 |
− | : | + | : Wii用ソフト『[[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES]]』の宣伝映像として、2008年12月に[[みんなのニンテンドーチャンネル]]で配信された[[笹川ひろし]]のインタビューにおいて、「ヤッターワンの乗り方は[[蒸気機関車|SL]]がモチーフ」「SLを車庫に入れる際、(乗務員が)SLにぶらさがる姿が好きだった」という趣旨の発言がされている。 |
− | : | + | : 自前の攻撃手段には尾の手前にあるノズルからの放水や、鼻からパチンコ玉の様な弾を連射する「チンジャラ砲」がある。なお、2話の予告では、鼻から火炎放射を出した。 |
− | : | + | : 生身の犬同様縄張り意識が強く、4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかけマーキングしている場面が見られた。 |
− | : | + | : 45話で大破してしまう。その後、ガンちゃんによってヤッターキングに改造された。 |
+ | |||
; ヤッターペリカン 声:池田勝 | ; ヤッターペリカン 声:池田勝 | ||
− | : [[ペリカン]] | + | : [[ペリカン]]型ロボ。初登場は14話。主に飛行による移動を行い空中戦を得意とするが、陸上走行も可能である。甲高い声が特徴。[[ペリカン]]の大好物が[[ドジョウ]]ということで、メカの素もドジョウ型。このドジョウ型メカの素で、鳥形のビックリドッキリメカ(初期においては「ビッグショックメカ」と呼称)を作る。ヤッターキング登場後は、最終回の全機出動まで出動はなかった。 |
; ヤッターアンコウ 声:池田勝 | ; ヤッターアンコウ 声:池田勝 | ||
− | : [[アンコウ]] | + | : [[アンコウ]]型メカ。初登場は27話。主に水中移動を行い水中戦を得意とするが、飛行や陸上移動も可能である。第28話では出動2度目にして宇宙に出動した。[[あんパン]]型のメカの素で魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる[[潜水艦]]メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗することもできる。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせることができる(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッター[[ナマズ]]」と呼ばれていた。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「[[タイムボカン]]」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音の[[エフェクト]]をかけたものである。武器はヤッターワン同様の放水や背びれのカッターなど。さらには口の中にハンマーや鉄鍋などの凶器を隠していた。ヤッターキングが登場してからは、54話でヤッターキングに格納される形で出動した場合を除いて、最終回の全機出動まで出動はなかった。 |
; ヤッターキング 声:池田勝 | ; ヤッターキング 声:池田勝 | ||
− | : | + | : 45話で大破したヤッターワンをガンちゃんが改造したメカ。ヤッターワンより遙かに大型であり、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。ヤッターワンが本来の犬の前足を「両手」とし後ろ足の「両足」で立つ形になっていたのに対し、ヤッターキングは「両手」とは別に「四本足」を持つ形になっている(つまり手を前足と数えれば6本足ということになる)。ヤッターマンたちは外部側面に捕まって移動するが、2度の宇宙出動の際には内部に乗り込んだ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ドロンジョには「ヤッターギャング」と呼ばれていた。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの頃とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のゾロメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。チンジャラ砲や放水も、ヤッターワンから継承されている。 |
− | : | + | : 後に胴体部に他のヤッターメカを格納できるようになり母艦(もしくは移動要塞)役としても働くようになった。54話でヤッターアンコウを格納したのが最初である。58話からは毎回ヤッターパンダ&コパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブルを格納して基地を発進するようになった。胴体部の前半分が上に持ち上がって格納メカを発進させる。ただ最終回でヤッターペリカン、ヤッターアンコウを格納して出動した際には、口からスロープを下ろして発進させている。ちなみに54話と最終回ではヤッターキングとヤッターアンコウの大きさの比が画面上で明らかに異なっている。 |
; ヤッターゾウ 声:池田勝 | ; ヤッターゾウ 声:池田勝 | ||
− | : | + | : 91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型の[[ゾウ]]型母船メカ。この回から最終話まで出動している。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むこともできる。[[ダンボ]]のように耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かったため、ゾロメカを製造することができるかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。 |
; ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・[[滝沢久美子]] | ; ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・[[滝沢久美子]] | ||
− | : | + | : [[ジャイアントパンダ|パンダ]]型のメカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。コパンダの一人称はオレ。初出動は初登場した58話。パンダの主食は笹なのだが、なぜか[[サトウキビ]]型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボール[[タイヤ]]が飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。 |
− | ; ヤッタードジラ 声:[[田中勝]] | + | ; ヤッタードジラ 声:[[田中勝]]、富山敬(58話) |
− | : [[恐竜]] | + | : [[恐竜]]型の小型潜水艇メカ。58話でその姿が披露され、初出動は59話。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などが可能である。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴で語尾に「○○ズラ」を付けて話すクセがある。一人称はオイラ。[[ドラ焼き]]型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ゾロメカを複数作ることがあり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは[[鍵盤ハーモニカ]]での演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。ドロンジョにビア樽と揶揄される回もある。 |
; ヤッターブル 声:池田勝 | ; ヤッターブル 声:池田勝 | ||
− | : [[ブルドッグ]] | + | : [[ブルドッグ]]型メカ。58話でその姿が披露され、初出動は63話。64話では宇宙で戦った。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。一人称は僕ちん。[[ホットドッグ]]型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く'''「犬が拾ってくる物」'''(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッター[[スピッツ (犬) |スピッツ]]、ヤッター[[ドーベルマン]]など)で呼ばれる。出番は11回と一番少ない。最終回以外ヤッターゾウから出動してない。 |
; ヤッターよこづな 声:[[緒方賢一]] | ; ヤッターよこづな 声:[[緒方賢一]] | ||
− | : [[横綱]] | + | : [[横綱]](闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ91話。91話以降のほとんどの回で出動している。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと[[相撲]]をとるも負けてばかりいた。一人称は僕。ドロンジョが「ヤッター[[前頭]]三枚目」、「ヤッターおむすび」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には[[廻し|化粧廻し]]をブラウン管に見立ててそこに[[呼出|呼び出し]](声:滝口順平)が登場し、メカの名前を読み上げるという趣向になっていた。 |
− | : | + | |
− | ; ビックリドッキリメカ(ゾロメカ) | + | ====出動するヤッターメカの選択==== |
− | : 各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「'''メカの素''' | + | ; 27話~47話 |
+ | :14話から26話までのヤッターワン・ヤッターペリカンの2機体制の間は、どちらを出動させるかについては特に描かれなかった。ただ、ヤッターワン出動時のみガンちゃん・アイちゃんの通常と異なる変身パターンが描かれていた。27話でヤッターアンコウが登場して3機体制となってからは、ヤッターキングが登場する直後までは、基地における出動メカの選択シーンが描かれた。ちなみに先の変身パターンはヤッターアンコウが登場してからは見られなくなっている。 | ||
+ | :コンピュータシステムと連動した壷でサイコロモードのオモッチャマを振り、出た目の数が1、2ならヤッターワン、3、4ならヤッターペリカン、5、6ならヤッターアンコウを出動させた(ちなみに2の目は一度も出ていない)。ただし、回によってはルーレット型システムやスロットマシン型システムが用いられた。 | ||
+ | :41話ではヤッターアンコウの提案でメカ同士でじゃんけんをして、ヤッターワンが出動した。 | ||
+ | :44話ではオモッチャマが中途半端に止まってしまい、1と4が出てしまったため、ワンとペリカンがそろって出動した。これが初の複数メカ出動となる。 | ||
+ | :46話及び47話では1が出てヤッターキングが出動する。48話からは基地でのメカ選択シーンは描かれなくなった。 | ||
+ | |||
+ | ; 58話~90話 | ||
+ | :58話から79話までではグー子、チョキ子、パー子(いずれも声は[[滝沢久美子]]が担当。外見上区別がないので名乗らないとわからない)による[[椅子取りゲーム]]で、パンダ&コパンダ・ドジラ・ブルのいずれか一体を選択し発進させる。グー子が勝てばヤッターパンダ&コパンダが、チョキ子が勝てばヤッタードジラが、パー子が勝てばヤッターブルが出動する。 | ||
+ | :66話では椅子取りゲームがドロンボーメカに妨害されたためいずれも発進できず、ヤッターキング自ら応戦しビックリドッキリメカを出動させた。 | ||
+ | :80話から90話までではお見合いダック(声:滝沢久美子)(エンディングでは「アヒル」と表記された)が黒ラインを歩いてメカ選びをする方式(因みにこれは、同局で放送中の『[[クイズ・ドレミファドン!]]』の、当時のコーナーチャンピオン賞選びのパロディ)が用いられたが、この間は回によっては出動メカの選択シーンが省略されている。 | ||
+ | :91話以後、母艦がヤッターゾウに代わってからは出動メカの選択シーンは描かれていない。 | ||
+ | |||
+ | ==== ビックリドッキリメカ(ゾロメカ) ==== | ||
+ | : 各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「'''メカの素'''」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。ワンとキングは大型メカを出すことも可能 | ||
: 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。 | : 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。 | ||
− | : | + | : ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる(ただし初期は、ネズミゾロメカの「チュー、チュー、チュー……」の様に、泣き声の有る動物の時は泣き声を連呼していた)、。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。 |
− | : | + | : 初期は爆発前に退却してヤッターワンの口の中に帰還していたが、後に退却せずにドロンボーメカと共に自爆することが多くなる。 |
− | : | + | : 中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセルメカ)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。 |
− | : | + | : 終盤はヤッターメカとドロンボー大型メカとの戦闘シーンはあまり見られなくなり、双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着いてきた。 |
+ | : 99話では双方のゾロメカがより小さなゾロメカを発進させ、そのゾロメカがさらにそのまたゾロメカを発進させ、・・・という戦闘になった。 | ||
− | ==== | + | : 最終回はヤッターキング以下ヤッターワン以外の全てのメカが登場、ヤッターキングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる(ただし、ヤッターキングとヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させていない)。 |
− | + | ||
− | : | + | ====ファンファーレ担当メカ==== |
− | : [[ヤットデタマン]] | + | :ヤッターメカがビックリドッキリメカを発進させる際に演奏を行うメカ。劇中では名称は語られていない。ヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウ、ヤッターキング、ヤッタードジラ、ヤッターブルに内蔵されている。 |
− | : | + | :演奏メカの形態と演奏曲はメカごとに以下のとおりになっている。 |
+ | :ヤッターワン:3匹の犬のドラマーによるドラムの演奏。第45話でヤッターワンが大破した際には無傷で放り出され、ヤッターマン達とヤッターワンはこの3匹に引かれて帰還している。 | ||
+ | :ヤッターペリカン:3羽のペリカンによるトランペット風の演奏。 | ||
+ | :ヤッターアンコウ:3匹のアンコウによるラッパ風の演奏。 | ||
+ | :ヤッターキング:約10匹の犬(ヤッターワンと同形態)の合奏団によるオーケストラ演奏、曲目は『[[ウィリアム・テル序曲|歌劇「ウィリアム・テル」序曲第4部「スイス軍隊の行進」]]』の冒頭部分。最終話ではヤッターキング自身はビックリドッキリメカを発進させなかったが、代表して演奏を行っている。 | ||
+ | :ヤッタードジラ:1匹の恐竜型メカ(顔は卵の殻に隠れていて見えない。)による鍵盤ハーモニカの演奏。曲目はヤッターキングと同じ。 | ||
+ | :ヤッターブル:1匹のブルドッグ型メカによるドラムの演奏。メロディーはヤッターワンと全く同じ。 | ||
+ | |||
+ | :その他のメカについては以下のとおりである。 | ||
+ | :ヤッターパンダの場合はコパンダがこの役を務めており、演奏専門のメカは装備されていない。曲目はヤッターキングと同じ。 | ||
+ | :ヤッターヨコズナの場合は化粧回しのパネルに登場する呼び出し(声:[[滝口順平]])が行っている。 | ||
+ | :ヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させる場面がなく、そもそもビックリドッキリメカを製造する能力があるかも不明であるため、装備されているかどうか不明である。 | ||
+ | |||
+ | === ドロンボー側のメカ === | ||
+ | ==== ドロンボー一味の巨大メカ ==== | ||
+ | : 第1話でのレストラン→台所用品をモチーフにしたダイドコロンなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。 | ||
+ | : [[ヤットデタマン]]のミレンジョ一味の巨大メカと同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。 | ||
+ | : コクピット背後にはドロンジョ専用のバスルームがある。 | ||
+ | : インチキ商売で得た資金を元手に、すべてボヤッキーが設計し、トンズラーと共同で製作している。操縦と攻撃も主にボヤッキーの役目だが、ドロンジョやトンズラーも操縦や攻撃を担当することがある。 | ||
; 脱出用自転車 | ; 脱出用自転車 | ||
− | : ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「'''エイホ''' | + | : ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「'''エイホ'''」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベーからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベーのおしおきを受けるため「'''おしおき三輪車'''」と通称されている。 |
− | : 構造は縦列3輪で[[一輪車]] | + | :ビックリドッキリメカに破壊されたことがあったが、帰還時には登場して乗っている。 |
− | + | : 構造は縦列3輪で[[一輪車]]を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を3基備えているように見えるが、詳細は不明。また、[[ステアリング]]機構がない。 | |
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==== コクピットメカ ==== | ==== コクピットメカ ==== | ||
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; なんまんだぶ 声:富山敬 | ; なんまんだぶ 声:富山敬 | ||
− | : | + | : 袈裟をつけた坊主型ドクロのメカ。 |
; ドッチラケメカ 声:田中勝 | ; ドッチラケメカ 声:田中勝 | ||
− | : | + | : メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のメカ。一見すると女子高生のような服装だが、ヒゲが生えている。 |
; アクション予報メカ 声:富山敬 | ; アクション予報メカ 声:富山敬 | ||
− | : ゲタの形をしたメカで[[天気予報]] | + | : ゲタの形をしたメカで[[天気予報]]風に戦いの結果を予言する。 |
; おだてブタ 声:富山敬 | ; おだてブタ 声:富山敬 | ||
− | : | + | : 本作中では代表的なコクピットメカ(キャラクター)の一つだが、登場は意外と遅く、後半の60話以降から。その名の通り[[雄|♂]][[ブタ]]型のコクピットメカで、[[ヤシ]]の木を登って「'''ブタもおだてりゃ木に登る'''」と言う。主にボヤッキーがドロンジョにメカの出来栄えを褒められ、得意気になった頃合いに現れる事が多い。のちにテーマ曲も作られている(後述)。 |
− | + | ||
; お褒めブタ 声:富山敬 | ; お褒めブタ 声:富山敬 | ||
− | : | + | : 65話にて初登場。扇子を持ち、赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。 |
− | ; | + | ; なげきブタ 声:富山敬 |
− | : | + | : 67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。おだてブタ、お褒めブタと違い、色は赤。「ヒーン、カワイソカワイソ」と言ったあとに鼻をかむ。 |
; 名称不明のカラス | ; 名称不明のカラス | ||
: 58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。 | : 58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。 | ||
+ | ; トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬 | ||
+ | : 99話で出てきた三人組のメカで「[[脅し|ビックリー]]」「[[徳利|トックリー]]」「[[しゃっくり|シャックリー]]」と歌う。 | ||
+ | ; アキレカエル 声:[[西川幾雄]] | ||
+ | : 106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風の[[カエル]]型メカ。 | ||
− | + | == スタッフ == | |
− | * 製作 - [[吉田竜夫]] | + | * 製作 - [[吉田竜夫]]( - 36話)、[[吉田健二]](37話 - ) |
* 企画 - [[鳥海尽三]]、[[酒井あきよし]] | * 企画 - [[鳥海尽三]]、[[酒井あきよし]] | ||
* 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室 | * 原作 - [[竜の子プロダクション|タツノコプロ]]企画室 | ||
* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]]、[[山本正之]] | * 音楽 - [[神保雅彰|神保正明]]、[[山本正之]] | ||
− | * 協力 - | + | * 協力 - 魔人社音楽工房( - 58話) |
− | * | + | * チーフディレクター→総監督 - [[笹川ひろし]](全話)、原征太郎( - 45話) |
− | * [[プロデューサー]] - | + | * [[プロデューサー]] - 柴田勝( - 58話)、永井昌嗣、加藤長輝、内間稔、大野実 |
* [[キャラクターデザイン]] - [[天野喜孝|天野嘉孝]]、中森恵子、[[高田明美]] | * [[キャラクターデザイン]] - [[天野喜孝|天野嘉孝]]、中森恵子、[[高田明美]] | ||
* [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]] | * [[メカニックデザイン]] - [[大河原邦男]] | ||
* 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人 | * 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人 | ||
− | + | * 録音ディレクター - 鳥海俊材 | |
− | + | * 録音 - 高橋久義 | |
− | + | * 効果 - 加藤昭二([[アニメサウンドプロダクション]]) | |
− | + | * 現像 - [[東京現像所]] | |
− | + | ||
− | + | ||
− | * 録音ディレクター - 鳥海俊材 | + | |
− | * 録音 - 高橋久義 | + | |
− | * 効果 - 加藤昭二([[アニメサウンドプロダクション]]) | + | |
− | * 現像 - [[東京現像所]] | + | |
* 制作協力 - アニメルーム | * 制作協力 - アニメルーム | ||
− | |||
* 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実([[読売広告社]])、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ) | * 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実([[読売広告社]])、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ) | ||
+ | * 制作デスク - 横尾潔 | ||
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ | * 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ | ||
吉田竜夫は放映中の[[1977年]][[9月5日]]に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の[[吉田健二]]が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。 | 吉田竜夫は放映中の[[1977年]][[9月5日]]に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の[[吉田健二]]が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。 | ||
− | + | == 主題歌・挿入歌など == | |
− | レーベルは全て[[ビクターエンタテインメント|ビクター音楽産業]] | + | レーベルは全て[[ビクターエンタテインメント|ビクター音楽産業]]。特に『ヤッターマンの歌』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。 |
− | 『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年に[[JVCエンタテインメント]] | + | 『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年に[[JVCエンタテインメント]]の[[flying DOG]]レーベルからCDで復刻された。その際、『タイムボカン王道復古』のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。 |
− | + | ; 『ヤッターマンの歌』(58話まで) | |
− | ; | + | |
: 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:[[神保雅彰|神保正明]] 歌:山本正之、[[少年少女合唱団みずうみ]] | : 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:[[神保雅彰|神保正明]] 歌:山本正之、[[少年少女合唱団みずうみ]] | ||
: 初代オープニング。 | : 初代オープニング。 | ||
− | ; | + | ; 『ヤッターキング』(59話以後) |
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ | : 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ | ||
: 2代目オープニング。 | : 2代目オープニング。 | ||
::リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。 | ::リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。 | ||
− | ; | + | ; 『天才ドロンボー』(58話まで) |
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 | : 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 | ||
− | : | + | : 初代エンディング。劇中ではメカを作る際によく歌っていた。34話の劇中では高速バージョンで流れた。シリーズであることを強調するため、前奏や間奏を『タイムボカン』のEDである『それゆけガイコッツ』のものを流用しており、同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(他にはOVAのEDである『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『[[怪盗きらめきマン]]』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌ったものは後者のみである。 |
− | ; | + | ; 『ドロンボーのシラーケッ』(59話以後) |
: 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 | : 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 | ||
− | : 2代目エンディング。[[Yahoo!動画]]や[[カートゥーンネットワーク]] | + | : 2代目エンディング。[[Yahoo!動画]]や[[カートゥーンネットワーク]]の再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)([[キッズステーション]]の再放送でも、放送枠によって同様に流している)。また『[[タイムパトロール隊オタスケマン]]』の6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。 |
; 『おだてブタ』 | ; 『おだてブタ』 | ||
: 作詞:松山貫之 作曲・編曲:[[筒井広志]] 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ | : 作詞:松山貫之 作曲・編曲:[[筒井広志]] 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ | ||
285行目: | 238行目: | ||
; 『ドロンボーのなげき唄』 | ; 『ドロンボーのなげき唄』 | ||
: 作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平 | : 作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平 | ||
− | : | + | : アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本編では使用されなかった。 |
; 『ドクロベエさまに捧げる歌』 | ; 『ドクロベエさまに捧げる歌』 | ||
: 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 | : 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 | ||
293行目: | 246行目: | ||
: インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。 | : インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。 | ||
− | + | == 各話リスト == | |
− | {| class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;" | + | {|class="wikitable" align="center" style="text-align:center;font-size:small;" |
− | !話数!!サブタイトル!!脚本!!演出 | + | !話数!!サブタイトル!!脚本!!演出!!作画監督 |
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|1||ヤッターマン出動だコロン||[[鳥海尽三]]||[[笹川ひろし]]||宇田川一彦 | |1||ヤッターマン出動だコロン||[[鳥海尽三]]||[[笹川ひろし]]||宇田川一彦 | ||
401行目: | 354行目: | ||
|52||海賊船長ジルバーだコロン||山本優||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男 | |52||海賊船長ジルバーだコロン||山本優||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||海老沢幸男 | ||
|- | |- | ||
− | |53|| | + | |53||怪力ヒネクレスだコロン||鳥海尽三<br/>鈴木良武||奥田誠治<br/>野村和史||宇田川一彦 |
|- | |- | ||
|54||赤鯨を狙えだコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||林政行 | |54||赤鯨を狙えだコロン||鈴木良武||芦田豊雄<br/>長谷川康雄||林政行 | ||
409行目: | 362行目: | ||
|56||ピンクペアのベルトだコロン||毛利元||奥田誠治<br/>長谷川康雄||酒井あきお | |56||ピンクペアのベルトだコロン||毛利元||奥田誠治<br/>長谷川康雄||酒井あきお | ||
|- | |- | ||
− | |57|| | + | |57||カッパ河原の決戦だコロン||平和元||奥田誠治<br/>野村和史||[[なかむらたかし|中村たかし]] |
|- | |- | ||
|58||舌切りインコだコロン||山本優||笹川ひろし<br/>長谷川康雄||林政行 | |58||舌切りインコだコロン||山本優||笹川ひろし<br/>長谷川康雄||林政行 | ||
415行目: | 368行目: | ||
|59||ボケトルマン参上だコロン||佐藤和男||押井守<br/>野村和史||海老沢幸男 | |59||ボケトルマン参上だコロン||佐藤和男||押井守<br/>野村和史||海老沢幸男 | ||
|- | |- | ||
− | |60|| | + | |60||アタランデスの海坊主だコロン||毛利元||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||酒井あきお |
|- | |- | ||
|61||マンジュとスシ王だコロン||rowspan="4"|山本優||奥田誠治<br/>案濃たかし||林政行 | |61||マンジュとスシ王だコロン||rowspan="4"|山本優||奥田誠治<br/>案濃たかし||林政行 | ||
445行目: | 398行目: | ||
|74||ハシレメドスの友情だコロン||山田ひろし||八尋旭<br/>福村典義||植田悟 | |74||ハシレメドスの友情だコロン||山田ひろし||八尋旭<br/>福村典義||植田悟 | ||
|- | |- | ||
− | |75||忍術ジライヤだコロン||鳥海尽三<br/>海老沼三郎||芦田豊雄<br/>案濃たかし||海老沢幸男 | + | |75||忍術ジライヤだコロン||鳥海尽三<br/>海老沼三郎||rowspan="2"|芦田豊雄<br/>案濃たかし||海老沢幸男 |
|- | |- | ||
− | |76||天の川の決闘だコロン||酒井あきよし | + | |76||天の川の決闘だコロン||酒井あきよし||さかいあきお |
|- | |- | ||
|77||銅仮面だコロン||鈴木良武||長谷川康雄||林政行 | |77||銅仮面だコロン||鈴木良武||長谷川康雄||林政行 | ||
477行目: | 430行目: | ||
|90||コロンボスの珍大陸だコロン||布川ゆうじ<br/>福村典義||海老沢幸男 | |90||コロンボスの珍大陸だコロン||布川ゆうじ<br/>福村典義||海老沢幸男 | ||
|- | |- | ||
− | |91||わらしべノン太だコロン||佐藤和男||布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||佐久間信 | + | |91||わらしべノン太だコロン||佐藤和男||rowspan="2"|布川ゆうじ<br/>長谷川康雄||佐久間信 |
|- | |- | ||
− | |92||春の夜の夢だコロン||鈴木悠紀 | + | |92||春の夜の夢だコロン||鈴木悠紀||林政行 |
|- | |- | ||
|93||あっぱれトマトコケルだコロン||山本優||植田秀仁||大貫信夫 | |93||あっぱれトマトコケルだコロン||山本優||植田秀仁||大貫信夫 | ||
487行目: | 440行目: | ||
|95||ユメノパトラだコロン||山本優||山谷光和<br/>案濃たかし||中村たかし | |95||ユメノパトラだコロン||山本優||山谷光和<br/>案濃たかし||中村たかし | ||
|- | |- | ||
− | |96|| | + | |96||夕さぎの恩返しだコロン||[[筒井ともみ]]||八尋旭<br/>長谷川康雄||前田康成 |
|- | |- | ||
|97||ぶんぶくお釜だコロン||日高武治||八尋旭<br/>岩田弘||[[木下ゆうき]] | |97||ぶんぶくお釜だコロン||日高武治||八尋旭<br/>岩田弘||[[木下ゆうき]] | ||
501行目: | 454行目: | ||
|102||ヤシントン大統領だコロン||rowspan="2"|植田秀仁||rowspan="2"|平山則雄 | |102||ヤシントン大統領だコロン||rowspan="2"|植田秀仁||rowspan="2"|平山則雄 | ||
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|104||イヤ王だコロン||佐藤和男||山谷光和<br/>長谷川康雄||前田康成 | |104||イヤ王だコロン||佐藤和男||山谷光和<br/>長谷川康雄||前田康成 | ||
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|108||アワテルローの戦いだコロン||八尋旭<br/>岩田弘||鈴木英二 | |108||アワテルローの戦いだコロン||八尋旭<br/>岩田弘||鈴木英二 | ||
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+ | なお、演出が2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。 | ||
− | == | + | ==声の出演、そして出演者たち== |
− | + | :[[太田淑子]]、[[岡本茉利]]、[[桂玲子]]の3名の善玉役は前作の『[[タイムボカン]]』の善玉役から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。 | |
− | + | : オモッチャマについては、しばしば企画書での名称である「サイコロン」との表記がなされることもあった。41話ではヤッターアンコウから「(サイ)コロンはうるさいの!」と言い返される場面がある。 | |
− | + | :''ヤッターメカ''は、45話までは出動したメカのみが表記された。44話では「ヤッターワン・ペリカン」と表記された。なお、ヤッターアンコウは「ヤッターアンコー」と表記されている。46話でヤッターキングが登場してからは、ヤッターキングが登場しなかった91話から107話でも、ヤッターキングが表記された。 | |
− | + | :[[田中勝]]と[[滝沢久美子]]はレギュラー出演以前、以後とも、しばしば別の役でも登場しており、その役名とともにクレジット表記がされている。 | |
− | + | :[[緒方賢一]]もヤッターよこづなが登場する以前・以後を問わず別の役でも出演している。 | |
+ | :[[滝口順平]]はドクロベーやヤッターヨコズナの「呼び出し」以外にも、ドロンボー以外の悪人などしばしば別の役で登場している。同様に[[富山敬]]も勇敢な青年キャラクターからドロンボーのインチキ商売にだまされる客まで幅広い役を演じている。が、この2人についてはクレジット表記されていない。 | ||
− | + | == 登場人物のその後 == | |
− | + | 本作のキャラは、後にリバイバル企画『[[タイムボカン王道復古]]』のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる他、[[平成タイムボカン]]では再びドロンボーを結成し主役を務めている。 | |
− | + | * ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに普段の服装はツナギではない。 | |
− | + | * ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身に[[ミサイルポッド]]などの強力な武器を装備している。 | |
− | + | * ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の年子がいるという。 | |
− | + | * ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブで'''ヘルニアのボヤ'''という有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を[[国分寺市]]で経営する。『王道復古』の作中では[[科学忍者隊ガッチャマン|ガッチャマン]]のメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。『平成タイムボカン』ではハッピーという名前の娘も登場する。 | |
− | + | * トンズラーはウサギ売りの[[テキ屋]]をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『[[ドラえもん (1979年のテレビアニメ)|ドラえもん]]』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。 | |
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+ | |[[フジテレビジョン|フジテレビ]]・[[フジテレビ系列|系列局]](一部除く)||1977年1月1日 - 1979年1月27日||土曜日 18:30 - 19:00 | ||
|} | |} | ||
− | + | 2009年1月現在、[[スカパー!]]276ch[[キッズステーション]]、[[チバテレ]](毎週月曜17:30-18:00)で再放送中である。 | |
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− | ! | + | |
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+ | == ゲームソフト == | ||
+ | * [[NEWヤッターマン 難題かんだいヤジロベエ]](1996年3月22日発売。[[スーパーファミコン]]用、[[ポピー (玩具メーカー)|ユタカ]]) | ||
− | + | ;客演での登場 | |
− | + | * [[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES]](2008年12月、[[アーケードゲーム|アーケード]]および[[Wii]]用) | |
− | + | *: ヤッターマン1号とドロンボー一味が登場。ヤッターマン1号のみ代役で[[喜多村英梨]]が演じる。 | |
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== 携帯電話用アプリ == | == 携帯電話用アプリ == | ||
− | * [[ロールプレイングゲーム|RPG]] | + | * [[ロールプレイングゲーム|RPG]]ヤッターマン - 2006年・[[コトブキソリューション|ケムコ]]・[[iアプリ]]、[[BREW|EZアプリ (BREW3.1)]]、[[S!アプリ]]に配信。シナリオは[[寺田憲史]]。 |
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+ | == 関連項目 == | ||
+ | * [[フジテレビ系アニメ]] | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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== 外部リンク == | == 外部リンク == | ||
* [http://yatterman.jp/ ヤッターマン総合ポータルサイト] | * [http://yatterman.jp/ ヤッターマン総合ポータルサイト] | ||
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− | {{タイムボカンシリーズ | + | {{前後番組 |
− | + | |放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジテレビ系列|系列]] | |
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+ | |前番組=[[タイムボカン]]<br />(1975.10.4 - 1976.12.25) | ||
+ | |番組名=[[タイムボカンシリーズ]]<br/>ヤッターマン(アニメ第1作)<br />(1977.1.1 - 1979.1.27) | ||
+ | |次番組=[[ゼンダマン|タイムボカンシリーズ<br />ゼンダマン]](1979.2.3 - 1980.1.26) | ||
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+ | {{Wikipedia/Ja}} | ||
{{DEFAULTSORT:やつたあまん}} | {{DEFAULTSORT:やつたあまん}} | ||
[[Category:アニメ作品 や|つたあまん]] | [[Category:アニメ作品 や|つたあまん]] | ||
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[[Category:1977年のテレビアニメ]] | [[Category:1977年のテレビアニメ]] | ||
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2009年3月30日 (月) 20:44時点における版
この項目では、1977年に放映されたテレビアニメについて説明しています。2008年から放映中のテレビアニメについては「ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)」をご覧ください。 |
テレビアニメ:タイムボカンシリーズ ヤッターマン | |
---|---|
原作 | タツノコプロ企画室 |
総監督 | |
監督 | 笹川ひろし |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | 鳥海尽三、酒井あきよし |
シリーズ構成 | |
脚本 | 鳥海尽三ほか |
キャラクターデザイン | 天野嘉孝、中森恵子、高田明美 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | 神保正明、山本正之 |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
製作 | フジテレビ、タツノコプロ |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 1977年1月1日 - 1979年1月27日 |
話数 | 108話 |
その他 | |
コピーライト表記 | ©タツノコプロ |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』(英語表記:Yatterman)は1977年1月1日から1979年1月27日までフジテレビ系列で毎週土曜18:30 - 19:00(JST)に全108話が放映された、タツノコプロ制作のテレビアニメである。『タイムボカンシリーズ』第2作目に当たる。
目次
作品概要
地球上のどこかにある“お宝”のありかを示したアイテムをある個数集めようとする、ヤッターマンとドロンボー一味との戦いを描いた作品。
ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。
企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、シリーズの多くの作品とは違いタイムトラベルをしない。(38話においてタイムトラベルを行っているが実はボヤッキーの夢だった)
題材は初期には世界七不思議(雪男・モアイ・ネッシーなど)や世界各地の風物(カーニバルなど)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、伝記などのパロディーが激増する。舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるようなギャグパロディーとなっていた。
2年間の平均視聴率は20.1%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残している。タカトクトイスが発売したヤッターワンの玩具は出荷数120万個を超えた。そしてタイムボカンシリーズ作品では唯一リメイク版、実写映画版も制作された。
あらすじ
オモチャ屋の息子・ガンちゃんは、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。
一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味のもとに泥棒の神様を自称するドクロベーと名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って一味に立ち向かう。
ストーリーフォーマット
- ドロンボー一味がインチキ商売で稼いだ金でその商売にちなんだメカを作る。
- インチキ商売の店舗にはシンボルのドクロマーク(前作「タイムボカン」では白だったが本作より赤に変更)が必ず付いている。この地下にメカ工場がある。
- インチキ商売で物を売りつける時の額はおおむね10万円と決まっている。こうして荒稼ぎした額は(札束の数から見て)数千万円 - 数百億円にものぼる。ただし、ドクロベーがその大金の殆どを巻き上げてしまうこともある。
- ガンちゃん(ヤッターマン1号)とアイちゃん(ヤッターマン2号)の2人がインチキ商売を嗅ぎ付け、潜入して様子を窺う。
- 地下のメカ工場への入り口は外から見える場合とカモフラージュされている場合があるが、どんなにうまくカモフラージュしてもオモッチャマが見つけ出す。
- ドロンボー一味、ドクロベーの怪しげな指令情報を元にドクロストーン探しに出る。ヤッターマンはそれを追跡する。
- 多くの場合、メカが地上に出る際にインチキ商売の店舗を破壊する。
- 先にご当地に着くドロンボー一味、地元のトラブルに乗じて言葉巧みにヤッターマンを陥れ、ドクロストーンと思しきものを詐取。
- 誠意もしくは実力で危機を脱したヤッターマンと馬脚を露わしたドロンボー一味との戦闘。白兵戦はヤッターマンが圧倒、メカ戦に移行し序盤はドロンボー一味が優勢だが、ヤッターマンの「メカの素」で生み出されたゾロメカで形勢逆転。そしてドロンボーメカはビックリドッキリメカに解体され爆発(自爆スイッチで爆破の回などもある)、ドクロ雲を残す。最後にヤッターマンは勝利のポーズを決める。勝利のポーズは前期、ヤッターアンコウ登場時、後期と大きく分けて3種類がある。
- ちなみに後期には白兵戦はなくなった。
- 多くは誤解に基づくご当地トラブルはドロンボー一味の成敗と共に無事解決し、奪還されたターゲットがドクロストーンでないことも判明する。なお本物は第14話と第34話で見つかっており、第34話ではヤッターマンが確保したものの、第84話でドロンボーに奪われている。
- ドロンボー一味、3人乗り自転車(通称「タンデム自転車」「おしおき三輪車」)で敗走する途中、「おしおきだべぇ」の一言でドクロベーの「ママより怖いおしおきタイム」が始まる。おしおきの際、ドクロベーが「ミュージック」とコールすると、ベートーヴェンの『運命』のイントロ部分が、おしおきファンファーレとして流れ、直後におしおきが執行される。主に動物(象、鮫、鯨、お化け、ロボットなど)や爆発物(ミサイルや爆弾など)、重いもの(椰子の実、雪球、隕石など)に襲われる、幻を見せられる、檻に入れられる、水中や砂地獄などに落とされたりするパターンが多い。後期には、おしおきポーズが登場し、その決めセリフは「ドクポンタン」(意味は、ドクロベーのスカポンタン)。
- ヤッターマン、ナレーションと共に凱旋する。
本作では2年と1か月、計108回にわたって同じパターンを延々と続けていた(無論時折これらのパターンが破られることがあり、視聴者を飽きさせない工夫がされている。)ちなみにこの放送期間内で放送休止となったのは1週のみであった。制作者側もマンネリを開き直っている様子が後期エンディングテーマ「ドロンボーのシラーケッ」の歌詞から窺える。一方、前作のパターンだった「とどめの手段を巡っての(責任の)なすりあい」は一切使われなかった。ただし、時々脱出する際にさっさと逃げようとするドロンジョにボヤッキーが怒るという描写はあった。
後期に入るとナレーションの富山敬がBGMに合わせて「♪がんばーれー ヤッター ヤッターマーン」と歌うこともあった。
なお、テレビアニメ2作目も、概ねこのフォーマットを踏襲している。
登場人物
ヤッターマン
2人揃って「ヤッターマン」。ヤッターワンを完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。基本的に何らかの形でドロンボーの企みを察知するが、事前に彼らのアジトを急襲することはしない。
- ガンちゃん(ヤッターマン1号) 声:太田淑子
- 本名は高田(たかだ)ガン。父の高田徳兵衛(たかだ とくべえ。名前の由来はメインスポンサーのタカトクトイスから)が経営する高田玩具店の一人息子。身長165cm。正義感と熱血漢に溢れる性格の持ち主。武器はケンダマジック。前作の丹平と同様に13歳という設定だが、体格は20歳前後の青年のものであり、逞しい。いつもは常に青色のツナギを着ており、変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。ドロンボーの前に姿を現す際は決め台詞(「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」と言うパターンが多い)を発す。決め台詞後には歯をキラリと光らせるが、62話ではある部分を光らせ、ドロンボーの3人をズッコケさせ、ドロンジョに「光ってりゃいいってもんじゃないよ!!」と言われた。
- アイちゃん(ヤッターマン2号) 声:岡本茉利
- 本名は上成愛(かみなり あい)。ガンちゃんのガールフレンド。父の上成吾呂三(かみなり ごろぞう)が経営する電気屋の一人娘。身長161cm。武器はシビレステッキ。12歳だが、ガンちゃんに合わせて20歳弱程度の女性の体格で描かれている。ガンちゃんと同じようにいつもは黄色のツナギを着ている。変身時は空に投げたツナギを裏返しに着装。決めゼリフ(ごく稀に「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えないわよ」と言う場合あり)の後に目をキラリと光らせる。2人の決めゼリフの後にドロンジョが「目医者と歯医者のコマーシャルやるな!!」などとしばしば反発する。
- シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。
- オモッチャマ 声:桂玲子
- サイコロ型ロボットで、ガンちゃんの父親が経営する高田玩具店のマスコット。前作のチョロ坊と同様にロボットでありながら喜怒哀楽の感情を持つが、ガンちゃんには感情を否定されている。乾電池をエネルギー源とし頭からプロペラを出して飛行することができる。ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知する役割。ドロンボーのインチキ商売を自ら手を下して暴いたこともある。成人男性を吊り上げることもできる(81話で判明)。ヤッターキング用のメカの素を内部に格納していたこともあるが、1度取り出すと重すぎてなぜか自力では持てなくなり乾電池が切れてしまう描写がある。ヤッターキングの内部仕様変更後はメカの素を取り出す直接的な描写は見られない。
- 一人称は「ボッチ」で、語尾は「○○だ(で)コロン」。タイトルの読み上げ、次回予告のナレーションも担当(但し本放送当時は無く、再放送で日の目を見た)。後期の次回予告では作品中で初めて「三悪」という言葉が使われている。
ドロンボー一味
イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー一味」。 本放送の放映中は前作の『タイムボカン』のマージョ一味が改名したという設定だった。
- ドロンジョ 声:小原乃梨子
- ドロンボー一味のリーダー兼お色気担当。身長173cm。24歳。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石を愛するドロンボーの女ボス。本名はササッガワ・ヒロッコで、名前の元ネタは総監督の笹川ひろし。スタイル抜群で頭脳明晰な美女だが本シリーズ歴代女ボスの中でも最も特徴ある大きなフード型の仮面を被っており、素顔は序盤では、インチキ商売でしか見られず、2クール目以降(14話~)からはインチキ商売でも仮面を着用して素顔を見せなくなる(ただし95話のみ1クール目同様、インチキ商売に限り素顔を見せている)[1]。ヤッターマンが名乗る時や、ヤッターメカの出動時に悪態をつくことが多い。ただし、88話でヤッターマン1号の瞳を間近に見て以降、1号に恋心を抱き、困惑することがしばしばあった。フライドポテトが大好き。ドロンボーが解散になった際、ボヤッキーとトンズラーに「いい女は振り返らないものなんだよ」と涙ながらに語っていた。ネーミングモデルはフランスの女優で小原の持ち役でもあるミレーヌ・ドモンジョに由来。加えて、元々は忍者映画からの比喩で、泥棒はドロンと消失する如く逃亡することにも由来している。
- 極楽とんぼの加藤によると「熟女のイメージがある」とのことだが、設定上は24歳の妙齢である。ただし、演じた小原は、放送開始当時42歳だったため、ある意味では「熟女のイメージ」はあって然りである。
- ボヤッキー 声:八奈見乗児
- フルネームはブツクサ・ボヤッキー。この本名は、『ドクロベエさまに捧げる歌』においてネタとして使われている。身長168cm。25歳。ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当。福島県会津若松市出身。故郷におハナちゃんという恋人を残し、ドロンボー一味に入るため上京してきた。オネエ言葉で話すがゲイではなく女子高生好きで知られる。一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」、ごくまれに「私」や「俺」の場合もある。後半に入ってからは、ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。「全国の女子高校生の皆さん」やボタンを押す際の「ポチッとな」などの決まり台詞がある。物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。普段からゴーグルを着用しており、ゴーグルを外した素顔はOVA『タイムボカン王道復古』においてしか見ることができない(トンズラーも同様)。名前の由来は「ぼやき」から。
- トンズラー 声:たてかべ和也
- ドロンボー一味の怪力担当。身長138cm。30歳。本名はスタコラ・トンズラー。ボヤッキー同様、本名は『ドロンボーの嘆き唄』においてネタに使われている。元プロレスラーで岩手県出身だが、なぜか関西弁を多用し語尾に「~まんねん」を付けて話す。
- 本作ではインチキ商売において暴力を振るう場面が少なくない。名前の由来は逃げるという意味の「とんずら」から。
- ドクロベー 声:滝口順平
- 「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させる。実は、その正体はドクロ惑星・XYZ星人という宇宙人で、地球誕生時の爆発に巻き込まれバラバラになった自分の体であるドクロストーンを集めさせるためだった。一人称は「我輩」。毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に対し、趣向を凝らした「ママより恐いおしおき」を行う。これがシリーズを通して人気を博した。
- ドクロストーンの情報をドロンボー一味に与えて捜索させるが不正確な情報が多く、ドロンボー一味に無駄足を踏ませることが大部分。しかし、負けて敗走中のドロンボー一味へのおしおきに関しては割り切って必ず行う。ドロンボーがガセ情報について抗弁しても無駄であり(抗議に対して逆ギレすることの方が多い)、おしおきは必ず実行される。作戦が成功してドクロストーンを手に入れたにも関わらず「いつもやっていることなのでやっておかないと気持ち悪いから」という理不尽極まりない理由でおしおきを実行するが、それもそのはず、このおしおきはドクロベーの唯一無二の趣味だった。
- 後半では、誤った情報を流したことに反省したり、お詫びとしてドロンボー一味に親切にしたりする場面が見られるが、結局おしおきを実行してドロンボーを痛い目に遭わせて楽しんでいるだけだった。
- インチキ商売の売れ残りなどに似せたメカか映写機の映像で現れることが多い。指令が終わると『スパイ大作戦』のパロディで自爆することが多い。実はドロンジョのファンである。また、阪神タイガースのファンでもある。
- 放送当時の名前は「ドクロベー」であり、エンドロールでもそのように表記されていたが、『王道復古』以降の作品では「ドクロベエ」に変更されており、近年ではこちらにほぼ統一されている[2]。
その他
- ナレーター 声:富山敬
- 要所要所で「説明しよう」などのフレーズで、様々な解説を行う。ただし、回が進むと「メカの素」などについてははぐらかすこともしばしばあった。声を担当した富山はこれ以外にもおだてブタ・おほめブタ・なげきブタも演じていた。また、劇中の青年キャラも演じることもあった。
登場メカ
ヤッターマン側のメカ
ヤッターメカ
- ヤッターワン 声:池田勝
- ガンちゃんたちが作り上げた犬型ロボ。地上戦専用であり飛行能力はない。ホネ型のメカの素を食べてパワーアップ、様々な生き物(カバやアリなど)のゾロメカ「ビックリドッキリメカ」を出動させる。しかも自我を持っており意外と女好きで、ガンちゃんやオモッチャマの命令は聞かないがアイちゃんの言うことだけは聞く。一人称はオイラ。エンジンの起動は手動のクランクハンドル式であり、初期オープニングはガンちゃんがこれを回し起動させるシーンから始まる。これは、乗員が機外に掴まって移動することとあわせてモチーフになったのが消防車であるためとの指摘が『BSアニメ夜話』においてなされている。他にも、頭部エンブレムから紐、エンブレムが開くとそれを引く手が出ていて、鼻の上の鐘に結び付けられていて、それが鼻の上の鐘を鳴らしている。その音たるや、当時の消防車のそれである。更に右手もサイレンを回し、その音もまた然りである。
- Wii用ソフト『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』の宣伝映像として、2008年12月にみんなのニンテンドーチャンネルで配信された笹川ひろしのインタビューにおいて、「ヤッターワンの乗り方はSLがモチーフ」「SLを車庫に入れる際、(乗務員が)SLにぶらさがる姿が好きだった」という趣旨の発言がされている。
- 自前の攻撃手段には尾の手前にあるノズルからの放水や、鼻からパチンコ玉の様な弾を連射する「チンジャラ砲」がある。なお、2話の予告では、鼻から火炎放射を出した。
- 生身の犬同様縄張り意識が強く、4話では出動中に「帰り道がわからなくなったときのために」という理由で電柱におシッコを引っかけマーキングしている場面が見られた。
- 45話で大破してしまう。その後、ガンちゃんによってヤッターキングに改造された。
- ヤッターペリカン 声:池田勝
- ペリカン型ロボ。初登場は14話。主に飛行による移動を行い空中戦を得意とするが、陸上走行も可能である。甲高い声が特徴。ペリカンの大好物がドジョウということで、メカの素もドジョウ型。このドジョウ型メカの素で、鳥形のビックリドッキリメカ(初期においては「ビッグショックメカ」と呼称)を作る。ヤッターキング登場後は、最終回の全機出動まで出動はなかった。
- ヤッターアンコウ 声:池田勝
- アンコウ型メカ。初登場は27話。主に水中移動を行い水中戦を得意とするが、飛行や陸上移動も可能である。第28話では出動2度目にして宇宙に出動した。あんパン型のメカの素で魚類などのビックリドッキリメカ(当初は「ビックラヒャックラメカ」とも呼称)を作る。ヤッターマンが内部に乗り込むことができる潜水艦メカであるが、他のヤッターメカ同様に機外に掴まって搭乗することもできる。通常の口以外にもコクピット内にある口からもメカの素を食べさせることができる(この機能はヤッタードジラに継承されている)。ドロンジョには「ヤッターナマズ」と呼ばれていた。なお、ヤッターアンコウがゾロメカを出すときのファンファーレは前作の「タイムボカン」で「今週のハイライト」(マージョ一味が丹平たちを爆殺しようとする)の場面に使われていたものに、水泡音のエフェクトをかけたものである。武器はヤッターワン同様の放水や背びれのカッターなど。さらには口の中にハンマーや鉄鍋などの凶器を隠していた。ヤッターキングが登場してからは、54話でヤッターキングに格納される形で出動した場合を除いて、最終回の全機出動まで出動はなかった。
- ヤッターキング 声:池田勝
- 45話で大破したヤッターワンをガンちゃんが改造したメカ。ヤッターワンより遙かに大型であり、後方に大幅に長くなった胴体部を持つ。ヤッターワンが本来の犬の前足を「両手」とし後ろ足の「両足」で立つ形になっていたのに対し、ヤッターキングは「両手」とは別に「四本足」を持つ形になっている(つまり手を前足と数えれば6本足ということになる)。ヤッターマンたちは外部側面に捕まって移動するが、2度の宇宙出動の際には内部に乗り込んだ。メカの素はヤッターワンと同様に骨型だが、重量が10倍重くなっており、その分パワーも10倍である。ドロンジョには「ヤッターギャング」と呼ばれていた。ヤッターワン同様、様々な生き物のビックリドッキリメカを出すがヤッターワンの頃とは違った生き物が出てくることが多く、ヤッターワンの時の「常連」のゾロメカ(カバやスカンク)も出てくることがあった。また、赤鬼や河童、昔話の主人公(桃太郎など)が出てくることもあった。チンジャラ砲や放水も、ヤッターワンから継承されている。
- 後に胴体部に他のヤッターメカを格納できるようになり母艦(もしくは移動要塞)役としても働くようになった。54話でヤッターアンコウを格納したのが最初である。58話からは毎回ヤッターパンダ&コパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブルを格納して基地を発進するようになった。胴体部の前半分が上に持ち上がって格納メカを発進させる。ただ最終回でヤッターペリカン、ヤッターアンコウを格納して出動した際には、口からスロープを下ろして発進させている。ちなみに54話と最終回ではヤッターキングとヤッターアンコウの大きさの比が画面上で明らかに異なっている。
- ヤッターゾウ 声:池田勝
- 91話より登場した、ヤッターキングの後継機となる大型のゾウ型母船メカ。この回から最終話まで出動している。ヤッターキング同様巨体で、これまでのメカと同様外部側面に捕まって移動するが、内部に乗り込むこともできる。ダンボのように耳を駆使して飛行が可能。キングと違い、ビックリドッキリメカを出動させるシーンが無かったため、ゾロメカを製造することができるかどうかは不明。また戦闘シーンもこれと言って無かったが鼻から水を放水可能。ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載している。勝利のポーズの後起こす地響きはキングをも上回る衝撃で、最終回はキングと並んで勝利の四股を踏んだ。
- ヤッターパンダ&コパンダ 声:池田勝・滝沢久美子
- パンダ型のメカ。コパンダは名の通り子供で、普段はパンダの頭上に乗り、サイレンを手動で回す。コパンダの一人称はオレ。初出動は初登場した58話。パンダの主食は笹なのだが、なぜかサトウキビ型のメカの素で野菜と果物をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。肩からフットボールタイヤが飛び出して攻撃する。ファンファーレはコパンダの咥える笹笛。
- ヤッタードジラ 声:田中勝、富山敬(58話)
- 恐竜型の小型潜水艇メカ。58話でその姿が披露され、初出動は59話。脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などが可能である。ひょうきんな印象を与える表情の顔ととぼけたしゃべり方が特徴で語尾に「○○ズラ」を付けて話すクセがある。一人称はオイラ。ドラ焼き型のメカの素で日用品をモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。他のヤッターメカとは違い、ゾロメカを複数作ることがあり、これらを組み合わせて攻撃する。メカの素は口に放り込む以外にコックピット内にあるドジラの顔型レリーフの口からも食べさせることができる。尻からファンファーレメカの卵を産む。ファンファーレメカは鍵盤ハーモニカでの演奏が終わると跳びあがってドジラの尻の穴に戻る。ドロンジョにビア樽と揶揄される回もある。
- ヤッターブル 声:池田勝
- ブルドッグ型メカ。58話でその姿が披露され、初出動は63話。64話では宇宙で戦った。逆立ちをした変わった姿で行動。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。一人称は僕ちん。ホットドッグ型のメカの素でビックリドッキリメカ(ボヤッキー曰く「犬が拾ってくる物」(靴など))を作る。ドロンジョにはさまざまな名前(ヤッタースピッツ、ヤッタードーベルマンなど)で呼ばれる。出番は11回と一番少ない。最終回以外ヤッターゾウから出動してない。
- ヤッターよこづな 声:緒方賢一
- 横綱(闘犬)型メカ。初登場はヤッターゾウと同じ91話。91話以降のほとんどの回で出動している。白い球形(番組内では白星型と説明していた)のメカの素でお菓子やパンなどをモチーフにしたビックリドッキリメカを作る。闘犬をモチーフした割には体格が異常に華奢であり、毎回悪玉メカと相撲をとるも負けてばかりいた。一人称は僕。ドロンジョが「ヤッター前頭三枚目」、「ヤッターおむすび」または「ヤッターふんどしかつぎ」とおちょくる。ビックリドッキリメカを出す際には化粧廻しをブラウン管に見立ててそこに呼び出し(声:滝口順平)が登場し、メカの名前を読み上げるという趣向になっていた。
出動するヤッターメカの選択
- 27話~47話
- 14話から26話までのヤッターワン・ヤッターペリカンの2機体制の間は、どちらを出動させるかについては特に描かれなかった。ただ、ヤッターワン出動時のみガンちゃん・アイちゃんの通常と異なる変身パターンが描かれていた。27話でヤッターアンコウが登場して3機体制となってからは、ヤッターキングが登場する直後までは、基地における出動メカの選択シーンが描かれた。ちなみに先の変身パターンはヤッターアンコウが登場してからは見られなくなっている。
- コンピュータシステムと連動した壷でサイコロモードのオモッチャマを振り、出た目の数が1、2ならヤッターワン、3、4ならヤッターペリカン、5、6ならヤッターアンコウを出動させた(ちなみに2の目は一度も出ていない)。ただし、回によってはルーレット型システムやスロットマシン型システムが用いられた。
- 41話ではヤッターアンコウの提案でメカ同士でじゃんけんをして、ヤッターワンが出動した。
- 44話ではオモッチャマが中途半端に止まってしまい、1と4が出てしまったため、ワンとペリカンがそろって出動した。これが初の複数メカ出動となる。
- 46話及び47話では1が出てヤッターキングが出動する。48話からは基地でのメカ選択シーンは描かれなくなった。
- 58話~90話
- 58話から79話までではグー子、チョキ子、パー子(いずれも声は滝沢久美子が担当。外見上区別がないので名乗らないとわからない)による椅子取りゲームで、パンダ&コパンダ・ドジラ・ブルのいずれか一体を選択し発進させる。グー子が勝てばヤッターパンダ&コパンダが、チョキ子が勝てばヤッタードジラが、パー子が勝てばヤッターブルが出動する。
- 66話では椅子取りゲームがドロンボーメカに妨害されたためいずれも発進できず、ヤッターキング自ら応戦しビックリドッキリメカを出動させた。
- 80話から90話までではお見合いダック(声:滝沢久美子)(エンディングでは「アヒル」と表記された)が黒ラインを歩いてメカ選びをする方式(因みにこれは、同局で放送中の『クイズ・ドレミファドン!』の、当時のコーナーチャンピオン賞選びのパロディ)が用いられたが、この間は回によっては出動メカの選択シーンが省略されている。
- 91話以後、母艦がヤッターゾウに代わってからは出動メカの選択シーンは描かれていない。
ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)
- 各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「メカの素」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。ワンとキングは大型メカを出すことも可能
- 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビッグショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、各ヤッターメカにより「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。
- ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「鍋!鍋!鍋!……」「ひつじ!ひつじ!ひつじ!……」など、自分の姿その物の名前を延々と連呼しながら出てくる(ただし初期は、ネズミゾロメカの「チュー、チュー、チュー……」の様に、泣き声の有る動物の時は泣き声を連呼していた)、。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻み、喰い荒らし、解体し、最後は爆発させる。
- 初期は爆発前に退却してヤッターワンの口の中に帰還していたが、後に退却せずにドロンボーメカと共に自爆することが多くなる。
- 中期からはヤッターマンに対抗してドロンボー一味もゾロメカを出すことが多くなる。そのメカはまるで事前に打ち合わせでもしたかの様に、その回のヤッターマン側に対抗したもの(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセルメカ)など)。もちろん身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。
- 終盤はヤッターメカとドロンボー大型メカとの戦闘シーンはあまり見られなくなり、双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着いてきた。
- 99話では双方のゾロメカがより小さなゾロメカを発進させ、そのゾロメカがさらにそのまたゾロメカを発進させ、・・・という戦闘になった。
- 最終回はヤッターキング以下ヤッターワン以外の全てのメカが登場、ヤッターキングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる(ただし、ヤッターキングとヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させていない)。
ファンファーレ担当メカ
- ヤッターメカがビックリドッキリメカを発進させる際に演奏を行うメカ。劇中では名称は語られていない。ヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウ、ヤッターキング、ヤッタードジラ、ヤッターブルに内蔵されている。
- 演奏メカの形態と演奏曲はメカごとに以下のとおりになっている。
- ヤッターワン:3匹の犬のドラマーによるドラムの演奏。第45話でヤッターワンが大破した際には無傷で放り出され、ヤッターマン達とヤッターワンはこの3匹に引かれて帰還している。
- ヤッターペリカン:3羽のペリカンによるトランペット風の演奏。
- ヤッターアンコウ:3匹のアンコウによるラッパ風の演奏。
- ヤッターキング:約10匹の犬(ヤッターワンと同形態)の合奏団によるオーケストラ演奏、曲目は『歌劇「ウィリアム・テル」序曲第4部「スイス軍隊の行進」』の冒頭部分。最終話ではヤッターキング自身はビックリドッキリメカを発進させなかったが、代表して演奏を行っている。
- ヤッタードジラ:1匹の恐竜型メカ(顔は卵の殻に隠れていて見えない。)による鍵盤ハーモニカの演奏。曲目はヤッターキングと同じ。
- ヤッターブル:1匹のブルドッグ型メカによるドラムの演奏。メロディーはヤッターワンと全く同じ。
- その他のメカについては以下のとおりである。
- ヤッターパンダの場合はコパンダがこの役を務めており、演奏専門のメカは装備されていない。曲目はヤッターキングと同じ。
- ヤッターヨコズナの場合は化粧回しのパネルに登場する呼び出し(声:滝口順平)が行っている。
- ヤッターゾウはビックリドッキリメカを発進させる場面がなく、そもそもビックリドッキリメカを製造する能力があるかも不明であるため、装備されているかどうか不明である。
ドロンボー側のメカ
ドロンボー一味の巨大メカ
- 第1話でのレストラン→台所用品をモチーフにしたダイドコロンなど、その話のインチキ商売がテーマとなっているデザインのものがほとんど。
- ヤットデタマンのミレンジョ一味の巨大メカと同じくコアとなるメカが存在しないのも特徴。
- コクピット背後にはドロンジョ専用のバスルームがある。
- インチキ商売で得た資金を元手に、すべてボヤッキーが設計し、トンズラーと共同で製作している。操縦と攻撃も主にボヤッキーの役目だが、ドロンジョやトンズラーも操縦や攻撃を担当することがある。
- 脱出用自転車
- ドロンボー一味が敗北しメカが爆発した後、帰還するために使用する自転車。3人で「エイホ」と声を掛け合いながら漕ぐ。特に固有の名称はないが、先頭部分にドクロベーからの受信機が付いており、大体これを漕いでいるときにドクロベーのおしおきを受けるため「おしおき三輪車」と通称されている。
- ビックリドッキリメカに破壊されたことがあったが、帰還時には登場して乗っている。
- 構造は縦列3輪で一輪車を3両繋いだ構造をしている。補助動力なのか、何らかの噴射機構のような物を3基備えているように見えるが、詳細は不明。また、ステアリング機構がない。
コクピットメカ
- なんまんだぶ 声:富山敬
- 袈裟をつけた坊主型ドクロのメカ。
- ドッチラケメカ 声:田中勝
- メカ爆発時に「ちんちろりんのドッチラケ」と登場する骸骨型のメカ。一見すると女子高生のような服装だが、ヒゲが生えている。
- アクション予報メカ 声:富山敬
- ゲタの形をしたメカで天気予報風に戦いの結果を予言する。
- おだてブタ 声:富山敬
- 本作中では代表的なコクピットメカ(キャラクター)の一つだが、登場は意外と遅く、後半の60話以降から。その名の通り♂ブタ型のコクピットメカで、ヤシの木を登って「ブタもおだてりゃ木に登る」と言う。主にボヤッキーがドロンジョにメカの出来栄えを褒められ、得意気になった頃合いに現れる事が多い。のちにテーマ曲も作られている(後述)。
- お褒めブタ 声:富山敬
- 65話にて初登場。扇子を持ち、赤いちゃんちゃんこを着たブタメカシリーズ第2弾。
- なげきブタ 声:富山敬
- 67話にて初登場。負けそうになったり、負けが確定すると現れるおばさんブタ型コクピットメカ。時折台詞が変わることがある。おだてブタ、お褒めブタと違い、色は赤。「ヒーン、カワイソカワイソ」と言ったあとに鼻をかむ。
- 名称不明のカラス
- 58話にのみ登場。3羽のカラスが出てきて「アホー、アホー、アホー」と歌うと引っ込む。
- トリオ・ザ・ビックリ 声:富山敬
- 99話で出てきた三人組のメカで「ビックリー」「トックリー」「シャックリー」と歌う。
- アキレカエル 声:西川幾雄
- 106話にのみ登場した帽子をかぶった紳士風のカエル型メカ。
スタッフ
- 製作 - 吉田竜夫( - 36話)、吉田健二(37話 - )
- 企画 - 鳥海尽三、酒井あきよし
- 原作 - タツノコプロ企画室
- 音楽 - 神保正明、山本正之
- 協力 - 魔人社音楽工房( - 58話)
- チーフディレクター→総監督 - 笹川ひろし(全話)、原征太郎( - 45話)
- プロデューサー - 柴田勝( - 58話)、永井昌嗣、加藤長輝、内間稔、大野実
- キャラクターデザイン - 天野嘉孝、中森恵子、高田明美
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- 美術担当 - 岡田和夫、横瀬直人
- 録音ディレクター - 鳥海俊材
- 録音 - 高橋久義
- 効果 - 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 現像 - 東京現像所
- 制作協力 - アニメルーム
- 制作担当 - 内間稔、鈴木利幸、大野実(読売広告社)、嘉義良隆、小林正典、中野政則、横尾潔(タツノコプロ)
- 制作デスク - 横尾潔
- 制作 - フジテレビ、タツノコプロ
吉田竜夫は放映中の1977年9月5日に他界。その後は竜夫の後を継いだ弟の吉田健二が製作の指揮を執った。しかし本作では健二の名はクレジットせず、最終回まで竜夫を製作者とした。
主題歌・挿入歌など
レーベルは全てビクター音楽産業。特に『ヤッターマンの歌』は山本正之の歌唱作品としては最大の50万枚を超える売り上げを記録した。
『ヤッターマンの歌』『天才ドロンボー』を収録したシングルは、2008年にJVCエンタテインメントのflying DOGレーベルからCDで復刻された。その際、『タイムボカン王道復古』のために制作された『ヤッターマンの歌'93』が追加され、それぞれのカラオケも収録されている(『天才ドロンボー』のカラオケのみモノラルでの収録)。
- 『ヤッターマンの歌』(58話まで)
- 作詞:若林一郎 補作詞/作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ
- 初代オープニング。
- 『ヤッターキング』(59話以後)
- 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、スクールメイツ・ブラザーズ
- 2代目オープニング。
- リメイク版の1話では、アイちゃんの携帯電話の着信メロディとして同曲のBメロが流れていた。
- 『天才ドロンボー』(58話まで)
- 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
- 初代エンディング。劇中ではメカを作る際によく歌っていた。34話の劇中では高速バージョンで流れた。シリーズであることを強調するため、前奏や間奏を『タイムボカン』のEDである『それゆけガイコッツ』のものを流用しており、同じ理由で劇伴も一部は「タイムボカン」のものを流用している。本作があまりに有名であることからこのベースの旋律が三悪の象徴として扱われる。しかし、実際にはテレビシリーズのEDとして使用されたのは『それゆけガイコッツ』と『天才ドロンボー』のみで(他にはOVAのEDである『さんあく18年?君を離さない チュ☆』、『怪盗きらめきマン』挿入歌の『壊盗ドロンボー』がある)、さらに三悪の担当声優が歌ったものは後者のみである。
- 『ドロンボーのシラーケッ』(59話以後)
- 作詞・作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
- 2代目エンディング。Yahoo!動画やカートゥーンネットワークの再放送では、エンディングは初回から『ドロンボーのシラーケッ』を流している(途中で背景のアニメが変わる)(キッズステーションの再放送でも、放送枠によって同様に流している)。また『タイムパトロール隊オタスケマン』の6話にて、何らかの手違いがあったのかEDとして使用されたこともある。なお、DVDでは本放送と同様に『ドロンボーのシラーケッ』がかかるのは『ヤッターキング』がオープニングになった回からである。
- 『おだてブタ』
- 作詞:松山貫之 作曲・編曲:筒井広志 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ
- 挿入歌として使用された。
- 『ドロンボーのなげき唄』
- 作詞:松山貫之 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 セリフ:富山敬、滝口順平
- アナログ17cmシングル盤『おだてブタ』のB面だったが、本編では使用されなかった。
- 『ドクロベエさまに捧げる歌』
- 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本正之、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
- 自転車で逃亡時に、このインスト型がよく流れる。山本正之が歌う歌入りバージョンは劇中では使用されていないが、第9話、第10話では三悪がインスト型に歌を乗せている。
- 『ヤッターマン・ロック』
- 作詞:若林一郎 作曲:山本正之 編曲:神保正明 歌:山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ
- インスト型が戦いのシーンでよく使われる。なお、歌入りのバージョンは第33話の冒頭で聴くことができる。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
1 | ヤッターマン出動だコロン | 鳥海尽三 | 笹川ひろし | 宇田川一彦 |
2 | プジィプトの水売り娘だコロン | 鈴木良武 | 奥田誠治 後藤雷太 |
芦田豊雄 |
3 | フロダリビーチの大王だコロン | 山本優 | 石黒昇 後藤雷太 | |
4 | 北極海のアザラシだコロン | 奥田誠治 長谷川康雄 |
宇田川一彦 | |
5 | イルカ王国の宝だコロン | 石井喜一 | 石黒昇 後藤雷太 | |
6 | トンカの神殿を守るコロン | 鈴木良武 | 布川ゆうじ | 田中英二 |
7 | レオのカーニバルだコロン | 陶山智 | 石黒昇 長谷川康雄 |
さかいあきお |
8 | イマラヤの雪男だコロン | 山本優 | 奥田誠治 後藤雷太 |
海老沢幸男 |
9 | アフリシャ探検だコロン | 掘田史門 | 大貫信夫 | |
10 | ナス湖のナッシーだコロン | 山本優 | 小林三男 長谷川康雄 |
宇田川一彦 |
11 | ナゾの三角領域だコロン (最高視聴率28.4%) |
原征太郎 | みぶおさむ | |
12 | トースター島の秘密だコロン | 佐藤和男 | 奥田誠治 後藤雷太 |
宇田川一彦 |
13 | びっくりアマゾメスだコロン | 毛利元 | 真下耕一 | |
14 | 大怪盗ドンパンだコロン | 山本優 | 芦田豊雄 長谷川康雄 |
芦田豊雄 |
15 | ナイプスの少女だコロン | 平和元 | 布川ゆうじ | 田中英二 |
16 | ヤメタイ国の女王だコロン | 毛利元 | 石黒昇 後藤雷太 |
宇田川一彦 |
17 | ビートラズは歌うでコロン | 山田ひろし | 芦田豊雄 長谷川康雄 |
海老沢幸男 |
18 | 赤ちゃんパンダが生れるコロン | 原田益次 | 真下耕一 | |
19 | ああ!フンバルジャンでコロン | 山本優 | 布川ゆうじ 真下耕一 |
田中英二 |
20 | 暗黒街のカッポレだコロン | 奥田誠治 後藤雷太 |
宇田川一彦 | |
21 | 燃えよ!レッドスリーだコロン | 掘田史門 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
アベ正己 |
22 | ナイババの宝だコロン | 鈴木良武 | 大貫信夫 | |
23 | フラダースの猫だコロン | 小出良一 | 奥田誠治 後藤雷太 |
入間市 |
24 | ナイチンガールは天使だコロン | 鈴木良武 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
宇田川一彦 |
25 | ナゼカ平原の宇宙人だコロン | 芦田豊雄 野村和史 |
海老沢幸男 | |
26 | 狼女がやって来たコロン | 掘田史門 | 真下耕一 大貫信夫 |
大貫信夫 |
27 | 地底国の大冒険だコロン | 山本優 | 布川ゆうじ 原征太郎 |
田中英二 |
28 | 月世界のかぐや姫だコロン | 毛利元 | 石黒昇 長谷川康雄 |
アベ正己 |
29 | ソーケー牧場の決闘だコロン | 石井喜一 | 奥田誠治 野村和史 |
林政行 |
30 | キングモングの島だコロン | 山本優 | 原征太郎 | 田中英二 |
31 | ドビンソン・クロースルだコロン | 吉田喜昭 | 長谷川康雄 芦田豊雄 |
海老沢幸男 |
32 | 南極点のドクロだコロン | 桜井正明 | 奥田誠治 野村和史 |
芦田豊雄 |
33 | モーロック・オームズだコロン | 山田ひろし | 布川ゆうじ | 田中英二 |
34 | 謎のヘンクツ王だコロン | 山本優 | 奥田誠治 野村和史 |
アベ正己 |
35 | 海底ほとほとマイルだコロン | 鈴木良武 | 大貫信夫 | |
36 | ハルメンカスバに帰るコロン | 竹内進 | 奥田誠治 野村和史 |
林政行 |
37 | ケチスの商人だコロン | 山本優 | 真下耕一 | 田中英二 |
38 | 忍者サスケは男だコロン | 毛利元 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
宇田川一彦 |
39 | エカコシストだコロン | 山本優 | 富野喜幸 長谷川康雄 |
芦田豊雄 |
40 | ブーブルースのカップだコロン | 是恒雄太 | 大貫信夫 | |
41 | ピノッキンは良い子だコロン | 掘田史門 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
宇田川一彦 |
42 | 国際列車パニックだコロン | 竹内進 | 奥田誠治 野村和史 | |
43 | 白鳥の王子だコロン | 鈴木悠紀 | 奥田誠治 長谷川康雄 | |
44 | ドロンボー三銃士だコロン | 鈴木良武 | 芦田豊雄 長谷川康雄 |
海老沢幸男 |
45 | 雪女の秘密だコロン | 石井喜一 | 奥田誠治 野村和史 |
林政行 |
46 | アイアムテルは勇者だコロン | 小出良一 | 芦田豊雄 案濃たかし |
酒井あきお |
47 | 家あり子の冒険だコロン | 海老沼三郎 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
宇田川一彦 |
48 | 死のレースに挑戦だコロン | 山田ひろし | 野村和史 | 海老沢幸男 |
49 | オニエ山のスッテン童子だコロン | 山本優 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
アベ正己 |
50 | 柿太郎の鬼退治だコロン | 平和元 | 奥田誠治 野村和史 |
林政行 |
51 | カエルの王子様だコロン | 掘田史門 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
酒井あきお |
52 | 海賊船長ジルバーだコロン | 山本優 | 芦田豊雄 長谷川康雄 |
海老沢幸男 |
53 | 怪力ヒネクレスだコロン | 鳥海尽三 鈴木良武 |
奥田誠治 野村和史 |
宇田川一彦 |
54 | 赤鯨を狙えだコロン | 鈴木良武 | 芦田豊雄 長谷川康雄 |
林政行 |
55 | カン流島の大決闘だコロン | 佐藤和男 | 押井守 野村和史 |
海老沢幸男 |
56 | ピンクペアのベルトだコロン | 毛利元 | 奥田誠治 長谷川康雄 |
酒井あきお |
57 | カッパ河原の決戦だコロン | 平和元 | 奥田誠治 野村和史 |
中村たかし |
58 | 舌切りインコだコロン | 山本優 | 笹川ひろし 長谷川康雄 |
林政行 |
59 | ボケトルマン参上だコロン | 佐藤和男 | 押井守 野村和史 |
海老沢幸男 |
60 | アタランデスの海坊主だコロン | 毛利元 | 布川ゆうじ 長谷川康雄 |
酒井あきお |
61 | マンジュとスシ王だコロン | 山本優 | 奥田誠治 案濃たかし |
林政行 |
62 | 空飛ぶ孫六空だコロン | 芦田豊雄 長谷川康雄 |
海老沢幸男 | |
63 | イヤミ重太郎だコロン | 環忍 長谷川康雄 |
中村たかし | |
64 | タコの惑星だコロン | 八尋旭 案濃たかし |
落合正宗 | |
65 | らしょう門の鬼だコロン | 酒井あきよし | 八尋旭 長谷川康雄 | |
66 | ハレマンジャロの大爆発だコロン | 西島大 | 八尋旭 福村典義 |
植田悟 |
67 | 剣道一直線だコロン | 掘田史門 | 芦田豊雄 案濃たかし |
酒井あきお |
68 | 雪の女王だコロン | 鈴木悠紀 | 野村和史 福村典義 |
植田悟 |
69 | マボロスト山征服だコロン | 鈴木良武 | 芦田豊雄 福村典義 |
海老沢幸男 |
70 | くらい山のひよ若丸だコロン | 酒井あきよし | 八尋旭 植田秀仁 |
大貫信夫 |
71 | 泣き虫鉢かぶり姫だコロン | 佐藤和男 | 八尋旭 長谷川康雄 |
林政行 |
72 | ネムール森の美女だコロン | 高木良子 | 環忍 長谷川康雄 |
植田悟 |
73 | 釜ゆでゴエモンだコロン | 山本優 | 山田朝吉 案濃たかし |
さかいあきお |
74 | ハシレメドスの友情だコロン | 山田ひろし | 八尋旭 福村典義 |
植田悟 |
75 | 忍術ジライヤだコロン | 鳥海尽三 海老沼三郎 |
芦田豊雄 案濃たかし |
海老沢幸男 |
76 | 天の川の決闘だコロン | 酒井あきよし | さかいあきお | |
77 | 銅仮面だコロン | 鈴木良武 | 長谷川康雄 | 林政行 |
78 | ランプ売りの少女だコロン | 山本優 | 布川ゆうじ 福村典義 |
植田悟 |
79 | グズの魔法使いだコロン | 佐藤和男 | 八尋旭 福村典義 | |
80 | サトミ三犬伝だコロン | 山本優 | 布川ゆうじ 案濃たかし |
海老沢幸男 |
81 | 凡才画家ゴーマンだコロン | 酒井あきよし | 八尋旭 福村典義 |
植田悟 |
82 | 塚原ボケ伝だコロン | 山本優 | 布川ゆうじ 長谷川康雄 |
さかいあきお |
83 | 半里の長城だコロン | 海老沢幸男 | ||
84 | 勇士スパルタオスだコロン | 大貫信夫 植田秀仁 |
大貫信夫 | |
85 | 人魚姫だコロン | 鈴木悠紀 | 山谷光和 案濃たかし |
林政行 |
86 | ジャンダックは聖女だコロン | 毛利元 | 八尋旭 長谷川康雄 |
佐久間信 |
87 | アラランの魔法のランプだコロン | 高木良子 | 八尋旭 福村典義 |
植田悟 |
88 | 赤毛のランだコロン | 海老沼三郎 | 布川ゆうじ 長谷川康雄 | |
89 | ノンキホーテだコロン | 山本優 | 八尋旭 長谷川康雄 |
さかいあきお |
90 | コロンボスの珍大陸だコロン | 布川ゆうじ 福村典義 |
海老沢幸男 | |
91 | わらしべノン太だコロン | 佐藤和男 | 布川ゆうじ 長谷川康雄 |
佐久間信 |
92 | 春の夜の夢だコロン | 鈴木悠紀 | 林政行 | |
93 | あっぱれトマトコケルだコロン | 山本優 | 植田秀仁 | 大貫信夫 |
94 | レフト兄弟だコロン | 佐藤和男 | 矢沢規夫 岩田弘 |
長谷川憲生 |
95 | ユメノパトラだコロン | 山本優 | 山谷光和 案濃たかし |
中村たかし |
96 | 夕さぎの恩返しだコロン | 筒井ともみ | 八尋旭 長谷川康雄 |
前田康成 |
97 | ぶんぶくお釜だコロン | 日高武治 | 八尋旭 岩田弘 |
木下ゆうき |
98 | 迷犬ラッキーだコロン | 山田ひろし | 布川ゆうじ 長谷川康雄 |
アベ正己 |
99 | アーサー王の剣だコロン | 鈴木良武 | 山谷光和 案濃たかし |
林政行 |
100 | エンゼルとグレートルだコロン | 高木良子 | 矢沢規夫 岩田弘 |
長谷川憲生 |
101 | アレスサンダー大王だコロン | 山本優 | 山谷光和 長谷川康雄 |
中村たかし |
102 | ヤシントン大統領だコロン | 植田秀仁 | 平山則雄 | |
103 | シッパイツァーだコロン | 山田ひろし | ||
104 | イヤ王だコロン | 佐藤和男 | 山谷光和 長谷川康雄 |
前田康成 |
105 | コレクター博士だコロン | 酒井あきよし | 八尋旭 岩田弘 |
鈴木英二 |
106 | 二宮銀次郎だコロン | 海老沼三郎 | 布川ゆうじ 高井戸仁 |
中村たかし |
107 | ドジソンの大発明だコロン | 山本優 | 岩田弘 | 木下ゆうき |
108 | アワテルローの戦いだコロン | 八尋旭 岩田弘 |
鈴木英二 |
なお、演出が2名居る場合は、前者が絵コンテ担当。1名の場合は演出・絵コンテを兼任。ただし、エンディングテロップでは「演出」と連名表記。
声の出演、そして出演者たち
- 太田淑子、岡本茉利、桂玲子の3名の善玉役は前作の『タイムボカン』の善玉役から引き継いでいる。善玉の声優が前作から引き継がれたのはシリーズ中、唯一本作のみである。
- オモッチャマについては、しばしば企画書での名称である「サイコロン」との表記がなされることもあった。41話ではヤッターアンコウから「(サイ)コロンはうるさいの!」と言い返される場面がある。
- ヤッターメカは、45話までは出動したメカのみが表記された。44話では「ヤッターワン・ペリカン」と表記された。なお、ヤッターアンコウは「ヤッターアンコー」と表記されている。46話でヤッターキングが登場してからは、ヤッターキングが登場しなかった91話から107話でも、ヤッターキングが表記された。
- 田中勝と滝沢久美子はレギュラー出演以前、以後とも、しばしば別の役でも登場しており、その役名とともにクレジット表記がされている。
- 緒方賢一もヤッターよこづなが登場する以前・以後を問わず別の役でも出演している。
- 滝口順平はドクロベーやヤッターヨコズナの「呼び出し」以外にも、ドロンボー以外の悪人などしばしば別の役で登場している。同様に富山敬も勇敢な青年キャラクターからドロンボーのインチキ商売にだまされる客まで幅広い役を演じている。が、この2人についてはクレジット表記されていない。
登場人物のその後
本作のキャラは、後にリバイバル企画『タイムボカン王道復古』のOVAにおいてその後が描かれた。三悪についてはCD『タイムボカン名曲大全』で、タイムボカン王道復古までの解散後のエピソードを聞くことができる他、平成タイムボカンでは再びドロンボーを結成し主役を務めている。
- ガンちゃんとアイちゃんは結婚し、見ている方が恥ずかしくなるほどのアツアツ新婚生活(いわゆる「バカップル」)を送っていた。オモッチャマがドロンボー復活を知らせに駆け込んできても、相手にしてもらえなかった。因みに普段の服装はツナギではない。
- ヤッターキングは再度改修され、ヤッターワンFZ(ファイナルゼット)へとパワーアップ。全身にミサイルポッドなどの強力な武器を装備している。
- ドロンジョも西麻布のスナックのママを経た後、ドロンボーのメンバー以外の男性と結婚し、既に子持ちとなっていた。7歳を筆頭に5人の年子がいるという。
- ボヤッキーはドロンボー解散後、一時期六本木のホストクラブでヘルニアのボヤという有名売れっ子ホストになるが、その後は故郷・会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し喜多方蕎麦屋を国分寺市で経営する。『王道復古』の作中ではガッチャマンのメンバーと南部博士にコロッケそばを食い逃げされていた。『平成タイムボカン』ではハッピーという名前の娘も登場する。
- トンズラーはウサギ売りのテキ屋をやっていたが、その後芸能プロダクションのマネージャーに転職し辣腕を振るっている。この設定については演ずるたてかべが当時はタイムボカンシリーズや『ドラえもん』など旧来からの役を除いて既に声優業から殆ど引退し、声優プロダクションのマネージャーをしていたことが元ネタではないかとの指摘もある。
放送局
放送局 | 放送期間 | 放送曜日 時間 |
---|---|---|
フジテレビ・系列局(一部除く) | 1977年1月1日 - 1979年1月27日 | 土曜日 18:30 - 19:00 |
2009年1月現在、スカパー!276chキッズステーション、チバテレ(毎週月曜17:30-18:00)で再放送中である。
ゲームソフト
- NEWヤッターマン 難題かんだいヤジロベエ(1996年3月22日発売。スーパーファミコン用、ユタカ)
- 客演での登場
- タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES(2008年12月、アーケードおよびWii用)
- ヤッターマン1号とドロンボー一味が登場。ヤッターマン1号のみ代役で喜多村英梨が演じる。
パチンコ・パチスロ
- パチンコ・CRヤッターマン(2001年・平和)
- パチンコ・CRドロンジョにおまかせ(2005年・平和)
- パチンコ・CRAポチッと一発!おだてブタ(2008年・平和・オリンピア)
- パチスロ・ドロンジョにおまかせ(2003年・平和)
- パチスロ・ヤッターマン只今参上(2007年・平和)
携帯電話用アプリ
関連項目
脚注
- ↑ 108話では終盤で素顔を出している
- ↑ 1977年版ヤッターマン スタッフ・キャスト、1977年版ヤッターマン ストーリー
外部リンク
フジテレビ系列 土曜18時台後半 | ||
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前番組 | タイムボカンシリーズ ヤッターマン(アニメ第1作) (1977.1.1 - 1979.1.27) | 次番組 |
タイムボカン (1975.10.4 - 1976.12.25) | タイムボカンシリーズ ゼンダマン(1979.2.3 - 1980.1.26) | |
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