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こどものおもちゃ』は、小花美穂による少女漫画作品、またはテレビアニメ

概要[編集]

少女漫画雑誌『りぼん』に連載された。単行本全10巻、完全版全7巻、コミック文庫全7巻。また、作中に登場する映画「水の館」は番外編として単行本化されている。2010年には「Honey Bitter」との合作で紗南と羽山のその後を描いた番外編「Deep Clear」が発売された。略称はこどちゃ

1998年、第22回講談社漫画賞少女部門を受賞。

学級崩壊、学校の抑圧性、少年犯罪家庭崩壊、親の離婚マスコミによる意識操作、バッシングなど現代の社会問題を「こども」の視点で語っている。

人気子役タレント倉田紗南とそのクラスメイト兼大問題児羽山秋人を中心に進む学園漫画である。

あらすじ[編集]

テンプレート:要あらすじ

登場人物[編集]

声は、テレビアニメ版 / OVA版の順。

倉田家[編集]

倉田紗南(くらた サナ)
声 - 小田靜枝 / 横山智佐
主人公。神保学校初等部6年3組→中等部1年8組。1983年3月7日生まれ(※アニメでは1985年)。魚座O型。劇団こまわり所属のタレント。最初は主にバラエティ番組を中心に活動していたが、抜群の演技力を買われ、後に女優としても活躍する。実は捨て子、実紗子を実の母親のように慕っている。名前の由来は拾われた日から。羽山とは当初いがみ合っていた。天真爛漫でお調子者な反面、根は繊細。終盤には精神的病気(人形病)に罹る。
アニメ版では、誰にも使われていない校舎で自殺を図ろうとしていた中尾を助けようとし、狭い隙間から救出を試みるも、頭が挟まり出られなくなり、その後意識を失う。
「Deep Clear」では、23歳で秋人と結婚。その後も人気女優として活動する。3年後(26歳)妊娠、早産の危機を乗り越え、無事に長女「紗里(サリ)」を出産する。
倉田実紗子(くらた ミサコ)
声 - 木野花 / 稀代桜子
「ヒモと私」で青木賞を受賞した人気作家で、紗南の養母。4月1日生まれ。牡羊座。AB型。「娘と私」の執筆者でもある。頭の上でまろちゃんを飼っている(名付け親は紗南)。子供が出来にくい体質であり、18歳で結婚し20歳で離婚。以後、徹底的に変人として生きることを決意した。常に和服を着用、奇抜な髪型+破天荒な言動が目立つ美人で、楽観的な性格。家の中ではミニカーを乗りまわしている。
相模玲(さがみ レイ)
声 - 内藤玲 / 菊池正美
紗南の専属マネージャーで元恋人9月23日生まれ。乙女座。A型。麻子とは高校の頃付き合っていた。災難続きで世捨て人に陥っていたところを紗南に拾われた。紗南と麻子が共演したドラマがきっかけで、麻子と再び付き合う。
志村チヨ(しむら チヨ)
声 - 天野慶子
倉田家の家政婦で、実は実紗子の幼馴染み

羽山家[編集]

羽山秋人(はやま あきと)
声 - 中崎達也 / 緒方恵美
神保学校初等部6年3組→中等部1年1組。紗南とは天敵兼マブダチ→彼氏。(アニメ版では最後まで正式には付き合っていない)。1982年10月12日(※アニメでは1984年)生まれ。天秤座。B型。母親の顔を覚えていない。紗南との出会いによって徐々に心を開き、後に恋心を抱く。母親の死をきっかけに父や姉と不仲だったが紗南の協力で家族仲は改善される。直澄からの挑発と校長の勧めにより、空手を始める。寿司と恐竜が好き。紗南が映画の長期ロケの間に、風花と付き合うが破局し、紗南と付き合う。停学処分を受けている。右腕は、小森に刺されて以来麻痺している。
「Deep Clear」では、鍼灸マッサージ師兼空手指導者。23歳で紗南と結婚。26歳の時、紗南の妊娠・出産に対し、母親を失った経験から「恐ろしい、危険」という印象を抱いており、更に早産の危険性もあったため、紗南を愛するが故に出産に頑なに反対し別居していた。長女は彼にそっくり。
羽山冬騎(はやま ふゆき)
声 - 松山鷹志 / 小室正幸
夏美・秋人の父親。B型。有名コンピューター会社に勤務している。当初は家族とすれ違う生活を送っていたが、今では息子の理解者。昔はワルだった。えらが張っていて痩せている。作中では一度過労で倒れた。愛妻家のようで、今でも妻の写真を持ち歩いている様子。
羽山夏美(はやま なつみ)
声 - 岡村明美 / 根谷美智子
秋人より3歳上の姉。B型。10年以上も弟を忌み嫌っていた。後に紗南の協力もあり、姉弟の仲も徐々に改善。頭脳明晰で、国立大付属高校に通っている。
羽山小春(はやま こはる)
声 - 南央美
夏美・秋人の母親。命日は10月12日。夫と共に昔はワルだったらしく、言葉遣いがやや乱暴な美人だった(アニメ版では、ワルではない)。生まれつき病弱らしく、どことなく紗南に似ている。

クラスメイト、学校関係[編集]

大木剛→佐々木剛(おおき つよし→ささき つよし)
声 - 三澤真弓 / 高山みなみ
神保学校初等部6年3組→中等部1年1組。1982年7月18日生まれ(※アニメでは1984年)。蟹座。A型。妹は碧乃(あおの)。秋人とは幼稚園の頃からの幼馴染で親友。「佐々木」は母方の姓。丸眼鏡をかけている。普段は温厚でやや影が薄いが、キレると手がつけられず、羽山にチョップされるまで止まらない。キレる頻度は5年生までは年1回程度だったが、6年生になって以降作中では何度もキレている。プレゼントに非常に弱い。一時期紗南に惚れていたが、後に亜矢と恋仲になる。
杉田亜矢(すぎた あや)
声 - 菊地晶子
神保学校初等部6年3組→中等部1年1組。紗南の友達。1983年2月10日生まれ(※アニメでは1985年)。水瓶座。O型。いつもリボンをして前髪をあげている。剛の妹思いや母親思いなところに惹かれ告白し、今では恋仲。剛と付き合ってからはよく惚気る。
松井風花(まつい ふうか)
声 - 生駒治美
神保学校中等部1年8組。1982年12月24日生まれ(※アニメでは1984年)。山羊座。O型。紗南とは中学校の入学式の日にトイレで出会った、大親友。小学生時に大阪に住んでいた事から大阪弁口調。剛&羽山とは幼稚園が一緒。羽山のファーストキスの相手(実は彼らの賭けの対象)。紗南が映画の長期ロケの間に、羽山と付き合っていた。その後、高石とはよりを戻しつつある(アニメ版では、完全によりを戻した)。
千石(せんごく)
声 - 中村大樹
神保学校中等部1年1組の担当教諭で、担当教科は理科。なにかある度に嫌みを言い、生徒からの評判が悪い(自覚あり)。高校時代、羽山にそっくりな同級生からいじめられていた。
アニメでは羽山を退学に追い込むことを念頭に置いていた。最終話で自身の学級に在籍していた中尾が、生徒に無関心だと分かる彼の言葉で傷ついたこと、助けを求めていること気付かなかったことで教師としての致命的行動を指摘され、辞職する。後に中尾から自分の何気ない一言で自分を気にするようになったと告白された。
作者曰く「彼の偏屈な性格は(おそらく)一生直らない」らしい。
小森和之(こもり かずゆき)
神保学校中等部1年1組。内気で大人しい性格。毅然とした態度の羽山に憧れているが、ある事件がきっかけで彼と友達に。
アニメには登場しない。
熊谷ひさえ(くまがい ひさえ)
声 - 菊池由美子
神保学校初等部6年3組→中等部1年8組(アニメ版)。紗南の友達。仕事が忙しすぎて自分の誕生日パーティーに来られなかった紗南を、クラスから仲間外れにしようとするも、結局和解。三つ編みをドーナツ型にかためたような髪型。アニメ版では、中学でも紗南と同級生。
鈴木まみ(すずき まみ)
声 - 仲尾あづさ
神保学校初等部6年3組→中等部1年生。紗南の友達。カチューシャをしている。羽山にいじめられたことがトラウマとなるも、徐々に解消していく。
五味真一(ごみ しんいち)
声 - 広田雅宣 / 長沢美樹
神保学校初等部6年3組→中等部1年生。羽山の舎弟。
アニメでは母親にムリヤリ難関私立中学のために受験勉強をさせられていたが、最終的には紗南たちと同じ中学に進級した。中学入学前に父親に頭を丸刈りにされる。
伊丹壯十郎
声 - 天野慶子
安田幸弘(やすだ ゆきひろ)
声 - 西森瑞絵竹内順子
神保学校初等部6年3組→中等部1年1組。羽山の舎弟。あだ名は「ゆんち」で、小学生の時はキャップ帽を被っていた。
小島正平
声 - 松本吉朗
三屋(みつや)
声 - 仲尾あづさ / 永堀美穂
神保学校初等部6年3組の担当教諭。当初はいびりに戸惑っていたが、後に毒された。
田中(たなか)
声 - 岩田光央 / 中原茂
三屋先生と乳繰り合っているところを羽山に見られ、写真を撮られた。
なるなる校長
声 - 茶風林
神保学校初等部の校長先生。とても寛容。彼の兄は中等部の校長先生。
安藤すみれ(あんどう すみれ)
声 - さとうあい
神保学校初等部の教頭先生。リンボーダンスが得意な女性。名前はアニメ版のみの登場。

その他[編集]

明石家よんま(あかしや よんま)
あっぱれさんま大先生をモチーフとしたバラエティ番組「こどものおもちゃ」の先生役で司会進行。モデルは明石家さんま
アニメには登場せず、後述の通りぜんじろうが司会進行の代役を担当している。
来海麻子(くるみ あさこ)
声 - 仲尾あづさ / 岡村明美
女優。5月20日生まれ。牡牛座。A型。初主演映画で主演女優賞を獲得する。学生の頃に玲と交際していたが、女優を目指すため距離を置いた。後に紗南との共演がきっかけで交際を再開する。
加村直澄(かむら なおずみ)
声 - 南央美
超売れっ子タレント。1982年2月10日生まれ(※アニメでは1984年)。水瓶座。A型。紗南との恋人関係の噂が絶えないし、実際彼女に恋心を抱いている。ハーフのようだが、どこの国の血が混じっているかは不明(アニメ版では父親はアメリカ人)。産まれて間もなく親に捨てられ、加村学園にて一時期紗南と一緒に暮らしていた。趣味はトランペットで情熱や焦燥を楽器で表現する。熱烈なファンがいる。
アニメのニューヨーク編では、急接近した紗南と一時的に恋人同士となる。
「Misty Blue」では、拠点をアメリカに移している。紗南を想い続けているが叶わず、紗南以外の女性を愛することも出来なかった。その矢先、紗南とも共演経験のある男性俳優からアプローチされ、前向きに検討していくうちに良い方向に向かっていった。その俳優とN.Y.で同居していることが日本の週刊誌にスクープされた。
恩多武蔵(おんだ たけぞう)
声 - 石川正明森訓久
実紗子の担当編集者。通称・恩多さん。〆切に間に合わせるためなら、実紗子を追って何処へでも行く。
鹿島良助(かしま りょうすけ)
声 - 津田健次郎
実紗子の元夫であり、ヒモ。別れたにも関わらず金を借りに来る、どうしようもない男。ギャンブル好き。
小野幹雄(おの みきお)
声 - 松山鷹志
若手映画監督。映画に命を賭けており、時に役者の生命にも関わるような危険な事をやらせる。紗南と直澄が主演した「水の館」で日本マカダミアン映画祭最優秀監督賞受賞。
坂井佳子(さかい けいこ)
声 - 土井美加
1969年生まれ(アニメでは1971年生まれ)。紗南の母親で、容姿は彼女と瓜二つ。14歳の時に叔父と恋に落ち、そして一人で妊娠&出産した後、公園のベンチに紗南を置き去りにした。現在では、一般家庭を持った1児の母親。
アニメ版では、前夫は五條武史である。
坂井まり子(さかい まりこ)
声 - 齋藤彩夏
1991年生まれ(アニメ版は1993年生まれ)。佳子の娘で、紗南の異父妹。紗南のファン。

アニメオリジナルのキャラクター(小学生編、中学生編)[編集]

ばびっと
声 - 引田とも子(TOMO) / 一部は赤土眞弓が担当
悪魔のような羽ではばたき言葉を喋る、謎の生物。当初は白コウモリと呼ばれる。名前は、読者からの公募で決定された。重要なツッコミ役。ストーリーへの関与は禁じられているが、黒崎に脅され、一度だけ禁を破った。声優のTOMOが実名で登場した際、かけ声一つで自由に操っていた。「ばびっと数え歌」なる持ち歌を持つ。赤土眞弓が声を担当していた回では、やっこちゃんコスプレをしたばびっとが一瞬登場した。
ぜんじろう
声 - ぜんじろう
アニメ版「こどものおもちゃ」の先生役で司会進行。後続番組「おばはんのおもちゃ」でも司会を担当した。
東大和実吉(ひがしやまと さねきち)
声 - 大地丙太郎
ぜんじろうのマネージャー。
内山田(うちやまだ)
声 - 石井直子
バラエティ番組「こどものおもちゃ」で紗南と共演する生徒の1人。モデルは内山信二。ぜんじろうの隣にいる事が多い。
小花美穂(おばな みほ)
声 - 小林教子
20話に登場。良くあるダイジェスト回だが、番組内のクイズ番組という形式で放送した。台詞は「お…おばなです…」のみ。本編と関係ないような20話で紗南が得た賞品(ノピア)は、その後の話で度々使用された。
幸司(こうじ)
声 - 長沢美樹
21話で登場。加村学園の生徒。苗字不明。愛称「こーちゃん」。紗南曰く「昔の秋人にそっくり」。
キムチ タクヤ
声 - 上田祐司
30話に登場。ジャニーズユニット『SNYAP(スニャップ)』のメンバー。モデルは木村拓哉。一時期、ドラマで競演した麻子と熱愛発覚のガセネタを報道された。
倉田静(くらた しずか)
声 - 京田尚子
29話、36話に登場。実紗子の母親。草津温泉「倉田屋」の女将
片桐三造
声 - ショッカーO野
29話、36話に登場。倉田家の執事。
黒崎利三
声 - 内田直哉
「ヘビレポーター」と呼ばれる凄腕の芸能記者で紗南と羽山、紗南と五條の関係などをいち早く見抜いた。ばびっとの天敵兼友人(?)。
飛田まゆ(とびた まゆ)
声 - 麻生かほ里
小学生ユニット、「少六隊」のメンバー。詳しくは「少六隊」を参照。
綾乃花丸小路智美(あやのはなまるこうじ ともみ)
声 - 西村知美
まゆ達と同じく、「少六隊」のメンバー。
津(つ)
声 - 坂東尚樹
「少六隊」や「夜更かしどさくさ劇場」などのプロデューサー。
五條武史(ごじょう たけし)
声 - 高橋広司
深夜ドラマ「夜更かしどさくさ劇場」で紗南の父親役として共演する人物。手品や人を驚かすことが大好き。口癖は「驚いた?」。長年俳優業をしているがサボリ癖があるため、一度も何かを成し遂げた所が無かった。黒崎から自分が紗南の父親であることを含め説教され、「夜更かしどさくさ劇場」だけは成し遂げようとし、無理をして撮影に臨んだため病気が悪化し、亡くなる。以前は坂井佳子と相思相愛で、俳優業を成功させるために突然アメリカに行った為、連絡がつかないまま12年が過ぎ、結局失敗に終わった。佳子の叔父ではない。
篠原ともえ(しのはら ともえ)
声 - 篠原ともえ
中学生編からの主題歌を歌うのに合わせてか、中学生編(52話)に登場、リポーター役をしているものの、あまりのはちゃらけぶりが濃く印象に残りやすいキャラとなった。
中尾翔太(なかお しょうた)
声 - 小西寛子
自分自身の存在や生きる意味を見出せず、自殺を謀った少年。アニメ版クライマックスでの重要人物。

アニメオリジナルのキャラクター(ニューヨーク編)[編集]

ゲイリー・ハミルトン
声 - 麦人
舞台のプロデューサーで、直澄の父親。ブロードウェイのキングと呼ばれている。
ミシェル・ハミルトン
声 - 榊原良子
ゲイリーの妻で、舞台インストラクター。ブロードウェイの女王で、有名な振り付け師である。その昔、シンクロの女王だったらしい。
シシル・ハミルトン
声 - こおろぎさとみ
ハミルトン家の一人娘で、直澄の異母妹。不気味な(ばびっと曰く可愛らしい)笑い方をする。舞台中の事故で靱帯を切った事が原因で踊れなくなる。
ラムシー
声 - 天野慶子
ハミルトン家の家政婦で、志村チヨに似ている。ブラッドの母親。
ブラッド
声 - 中﨑達也
秋人にそっくりな少年。シシルを守るため紗南と直澄を日本へ帰らせようと嫌がらせをしていた。
ユウコ ミズグチ(漢字名不明)
声 - 天野由梨
直澄の母親。直澄を産んですぐに、彼を加村学園の前に置き去りにする。最初は優しい母親を演じていたが、その本性は我侭そのもので、直澄に対する子の情愛はまるで無い。言動や振る舞いもヒステリックなものが多く、恋仲であったゲイリーからもその事に辟易され、去られている。直澄を利用してミュージカルの主役になろうとするも、自分の非を認めようとしないどころか、ワンマンで周囲にケチばかりつける横柄な振る舞いから、遂に周囲からも見放されて公演中止となった。
リック
声 - 江原正士
ユウコの恋人。マズイと評判のピザ屋で働いている。ユウコを大切に思ってはいるが、直澄を自分の利益の為に平気で利用したりする彼女の冷淡な態度には、心を痛めている。その事で心に深い傷を負った直澄の事も気の毒に思っているが、自暴自棄になったユウコを救いたいあまり、直澄に助けを求める。
バーナデット
声 - 江原正士
玲がアパートを探してる最中に知り合った人物。通称・バーニィ。世話好きでアパートの紹介や買い物、炊事などを全てしてくれる。踊れるバーガーショップのウェイトレス。

テレビアニメ[編集]

放送はテレビ東京系列で1996年4月5日から1998年3月27日まで全102話。放送時間は毎週金曜日午後6時から30分。放送期間は8クール(2年間)と長期で、特に前半4クール第1話から第51話を「小学生編」、後半4クール第52話から第102話を「中学生編」と呼ぶ。

テレビアニメ版では、原作でも走り暴れていた紗南が更に歌い、踊りまくっている。小田靜枝は、当時広島県拠点のローカルタレントであり、その後東京・大阪等でのラジオパーソナリティとしての活動を経て、2014年は再び広島で活動している[1]。中﨑達也は当時中学生だった。木野花は、舞台女優・演出家として知られていたが、本作品によって声優経験も持つ。「つっこみ役」として作られたキャラクターは、「ばびっと」である。

芸能界という舞台設定から、アニメ版には実在芸能人も多数声をあてていた。

アニメ版では至る所にパロディが入っている(例:『赤ずきんチャチャ』や『ナースエンジェルりりかSOS』、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』など)。

小学生編[編集]

「小学生編」前半は原作通りのストーリー、中盤はアニメオリジナルの単発ストーリーが続く。後半は完全なアニメオリジナルシリーズ。

放映リスト[編集]

放送日 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1996年
4月5日
1 私、ヒモいる小学生 平見瞠 大地丙太郎 工藤裕加
4月12日 2 教室まるごとサルの山 金春智子 桜井弘明 音地正行
4月19日 3 目ン玉歯ン玉作戦だ! 丸尾みほ 大地丙太郎 和田裕一 和田高明
4月26日 4 一匹狼ヒュールルル 桶谷顕 三條なみみ 難波日登志 馬場俊子
5月3日 5 羽山グレグレどこへ行く 平見瞠 桜井弘明 音地正行
5月10日 6 親子丼バカまずくて食えん 金春智子 大地丙太郎
桜井弘明
和田裕一 真庭秀明
5月17日 7 来海くるくる恋敵 丸尾みほ ワタナベシンイチ 大畑清隆 林桂子
5月24日 8 ジュースまみれの初キッス 桶谷顕 高瀬節夫 亀井隆
5月31日 9 ピンチピンチの紗南の恋 平見瞠 桜井弘明 和田高明
6月7日 10 恋はピヨピヨとんでった 金春智子 ワタナベシンイチ 池端たかし 馬場俊子
6月14日 11 父よ、あなたは父だった 丸尾みほ 大地丙太郎 和田裕一 音地正行
6月21日 12 今度は紗南がロンリーウルフ 桶谷顕 石山タカ明 福多潤 アベ正己
6月28日 13 僕の名前が変わります 平見瞠 ワタナベシンイチ 真庭秀明
7月5日 14 約束の夏・その前編 丸尾みほ ワタナベシンイチ 大畑清隆 馬場俊子
7月12日 15 約束の夏・その続き 金春智子 藤森カズマ 高瀬節夫 亀井隆
7月19日 16 ドキドキふたつあったとさ 桶谷顕 石山タカ明 福多潤 アベ正己
7月26日 17 アッとたまげた母の本 平見瞠 和田裕一 和田高明
8月2日 18 腹ペコ二人がかくれんぼ 丸尾みほ 桜井弘明 音地正行
8月9日 19 娘泣く泣く母も泣く 金春智子 大地丙太郎 和田裕一 小林一三
8月16日 20 紗南ちゃんクイズでイー感じ 大地丙太郎
8月23日 21 スモールサイズの羽山かも 桶谷顕 大畑清隆 織田美浩 馬場俊子
8月30日 22 カラテな心と引退宣言 平見瞠 ワタナベシンイチ 福多潤 アベ正己
9月6日 23 晴れときどき行方不明 丸尾みほ 藤森カズマ 高瀬節夫 亀井隆
9月13日 24 算数人生ボケラッター 金春智子 ドラゴン 和田裕一 和田高明
9月20日 25 心の傷のバンソーコー? 桶谷顕 桜井弘明 音地正行
9月27日 26 コケコッコーの朝は来る 平見瞠 玉野陽美 森中正春
10月4日 27 同情もしてカネかして 丸尾みほ ワタナベシンイチ 渡辺伸弘
10月11日 28 らぶらぶ羽山父の歌 金春智子 高本宣弘 福多潤 アベ正己
10月18日 29 やって来ました母の母 平見瞠 高瀬節夫 亀井隆
10月25日 30 私の彼はやせ我慢 桶谷顕 ワタナベシンイチ 和田高明
11月1日 31 へびが土足でヅーカヅカ 丸尾みほ 大地丙太郎 桜井弘明 望月謙
11月8日 32 父よあなたはつかまった 金春智子 寺東克己 渡辺健一郎 渡辺信弘
11月15日 33 愛はカレーの味がした 桶谷顕 高本宣弘 音地正行
11月22日 34 歌う心は3.2.1 丸尾みほ 大地丙太郎 福多潤 アベ正己
11月29日 35 プレゼントにはワケがある 平見瞠 玉野陽美 亀井隆
12月6日 36 私を草津につれてって マツイヒトユキ 渡辺はじめ
12月13日 37 キスだ戦えカラテとラッパ 金春智子 藤森カズマ 鈴木吉男 望月謙
12月20日 38 どきどきキスなクリスマス ワタナベシンイチ 音地正行
1997年
1月3日
39 100匹ハヤガーりんぷんぷん 平見瞠 ワタナベシンイチ 渡辺健一郎 渡辺伸弘
ばびんがびひんがほんばびぼー 大地丙太郎
1月10日 40 ある日突然家なき子 桶谷顕 杉島邦久 福多潤 浅沼昭弘
花輪弘昌
1月17日 41 ホサレちゃったのあの人に 丸尾みほ 玉野陽美 亀井隆
1月24日 42 しめきりギリギリきりきりまい 金春智子 池端隆史 鈴木吉男 馬場俊子
1月31日 43 オヤジのような彼だった 平見瞠 大関雅幸 和田裕一 氏家章雄
2月7日 44 五味くん五味くんどこ行くの ワタナベシンイチ 音地正行
2月14日 45 悲喜こもごものバレンタイン 桶谷顕 富字留 渡辺健一郎 渡辺伸弘
2月21日 46 逃げた私が悪いのか 丸尾みほ 木村隆一 阿部航
2月28日 47 あなたとおんなじ屋根の下 桶谷顕 藤森カズマ 福多潤 アベ正己
3月7日 48 父よ、あなたが父だった 玉野陽美 亀井隆
3月14日 49 これがふたりのラストシーン 平見瞠 大地丙太郎 小滝礼 望月謙
3月21日 50 涙なだれて春が来る 金春智子 ワタナベシンイチ 音地正行
3月28日 51 今日まで、そして明日から 高橋良輔 平典侍 渡辺はじめ

中学生編[編集]

「中学生編」も前半は原作通りのストーリーだが、中盤からはアニメ完全オリジナルストーリーとなり、そのままシリーズ終了まで原作ストーリーとは全く違うものになった。ニューヨーク編において、原作では謎だった直澄の出生の秘密が語られている。終盤では基本的に個々のキャラクターを深める単発エピソードが主となった。最終回は原作とは違い、「今のこどもからおとなへ」という強烈なメッセージが込められた。

放映リスト[編集]

放送日 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1997年
4月4日
52 トイレで出会った大親友 丸尾みほ 大地丙太郎 渡辺健一郎 渡辺伸弘
4月11日 53 人生計画キッスでブッツン 桶谷顕 武藤裕治 福多潤 アベ正己
4月18日 54 恋にはハンパな紗南だった 平見瞠 大関雅幸 木村隆一 阿部航
4月25日 55 女優はお山にこもります 丸尾みほ 玉野陽美 氏家章雄
望月謙
5月2日 56 ホントにホントにホン気にホント 桶谷顕 鈴木吉男 亀井隆
5月9日 57 スシにつられてウソンコ彼氏 平見瞠 ワタナベシンイチ 音地正行
5月16日 58 お山にラブラブあったとさ 丸尾みほ 平典待 和田裕一 小西洋子
5月23日 59 ケガも嵐も乗り越えて 桶谷顕 森脇真琴 福多潤 アベ正己
5月30日 60 フラれて気づいた恋もある 丸尾みほ 武藤裕治 渡辺健一郎 渡辺伸弘
6月6日 61 フラれて泣いてる私じゃないよ 平見瞠 玉野陽美 木村隆一 阿部航
6月13日 62 燃えつきちゃったの今年の夏は 金春智子 桜井弘明 氏家章雄
望月謙
6月20日 63 噂は信じちゃダメなのよ 桶谷顕 福多潤 高橋幸雄 亀井隆
6月27日 64 どっかにあるでしょホントのことが 丸尾みほ 鈴木吉男 音地正行
7月4日 65 そして二人はロングバイバイ 金春智子 玉野陽美 小西洋子
7月11日 66 逃げちゃえ逃げちゃえ海越えて 平見瞠 大地丙太郎 福多潤 アベ正己
7月18日 67 ニューヨークったらサスペンス 桶谷顕 桜井弘明 渡辺健一郎 渡辺伸弘
7月25日 68 渡る世間は謎ばかり 丸尾みほ 武藤裕治 木村隆一 阿部航
8月1日 69 あなたの瞳もエメラルド 金春智子 大地丙太郎 和田裕一 氏家章雄
望月謙
8月8日 70 ランチタイムは危険な感じ 平見瞠 高橋幸雄 亀井隆
8月15日 71 寝耳に水の母だった 丸尾みほ 桜井弘明 鈴木吉男 原憲一
8月22日 72 知りすぎちゃったの私の秘密 桶谷顕 玉野陽美 小滝礼 音地正行
8月29日 73 アメーリカンなバカ親子 金春智子 大地丙太郎 福多潤 アベ正己
9月5日 74 母はいそいそ悪だくみ 丸尾みほ 小滝礼 渡辺健一郎 渡辺伸弘
9月12日 75 娘よどこにマンハッタン 桶谷顕 福多潤 木村隆一 阿部航
9月19日 76 帰っちゃおーかな帰ろかな 金春智子 桜井弘明 氏家章雄
望月謙
9月26日 77 パパよ、あなたが悪かった 金春智子 玉野陽美 和田裕一 原憲一
10月3日 78 最初で最後の母子でケンカ 桶谷顕 小滝礼 福多潤 アベ正己
10月10日 79 父になれない父もいた 渡辺健一郎 渡辺伸弘
10月17日 80 も一度歌って3・2・1 静谷伊佐夫 桜井弘明 音地正行
10月24日 81 ハロー・グッバイ・私の恋 大地丙太郎 和田裕一 渡辺はじめ
10月31日 82 あれからウチらはイー感じ 平見瞠 藤森カズマ 木村隆一 阿部航
11月7日 83 ベストカップルばかりカモ 丸尾みほ 大地丙太郎 桜井弘明 氏家章雄
望月謙
11月14日 84 ジャーマネちゃんはピーチピチ 中瀬理香 小滝礼 福多潤 アベ正己
11月21日 85 言えねえセリフもあったとさ 平見瞠 福多潤 小滝礼 原憲一
11月28日 86 見えなくなったら見えてきた 金春智子 玉野陽美 渡辺健一郎 渡辺伸弘
12月5日 87 たたカレおわカレどこへ行く? 丸尾みほ 大地丙太郎
福多潤
玉野陽美 音地正行
12月12日 88 いつか来たのネこんな日が 中瀬理香 玉野陽美 木村隆一 阿部航
12月19日 89 イヴにハレルヤ?我がココロ 金春智子 藤森カズマ 小滝礼 氏家章雄
望月謙
12月30日 90 メカハヤマハハハハハハヤマ 桜井弘明 -
魔法の呪いはベベンのベンキ 平見瞠 大地丙太郎
1998年
1月9日
91 明けましちゃったらファンが来た 日色如夏 福多潤 アベ正己
1月16日 92 ちっともカンタン算数ビデオ 金春智子 小滝礼 渡辺健一郎 渡辺伸弘
1月23日 93 おんなじ名前で出ています 丸尾みほ 大地丙太郎 和田裕一 原憲一
1月30日 94 転げてハジケりゃこどちゃな春よ 中瀬理香 福多潤 木村隆一 阿部航
2月6日 95 おさまりましたね元のサヤ 金春智子 玉野陽美 氏家章雄
望月謙
2月13日 96 待っててスグ行く大人の恋 丸尾みほ 大地丙太郎 小滝礼 音地正行
2月20日 97 しあわせ計画・金貸して 金春智子 藤森カズマ 和田裕一 時永宣幸
2月27日 98 お姉ちゃんたら恋模様 丸尾みほ 桜井弘明 渡辺健一郎 渡辺伸弘
3月6日 99 カラテ部ヨイトコちょとオイデ 平見瞠 福多潤 原憲一
3月13日 100 黒板消しが消えていた 中瀬理香 小滝礼 福多潤 阿部航
3月20日 101 三人そろって消えていた 金春智子 桜井弘明 氏家章雄
望月謙
3月27日 102 こどちゃは続くよどこまでもーー 平見瞠 大地丙太郎 玉野陽美 音地正行

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ

エンディングテーマ

挿入歌

  • 「Good-bye love,」(#8、#10)
    作詞 - 工藤順子 / 作曲 - JOEY CARBONE & DENNIS BELFIELD / 編曲 - 富田惠一/歌 - 小田靜枝

原作とアニメのセリフの違い[編集]

  • 碧乃がポシェットの中に鶏の卵を入れて温めるシーンでは、原作では有精卵無精卵、アニメでは有精卵を特別な卵、無精卵をふつうの卵と表現している。
  • 原作の紗南のセリフにて「なんで私のこと中絶しなかったの?」が、アニメでは中絶を一切使用していない。

リリース[編集]

CDは、ソニーレコードより発売。

VHSは、ソニー・ミュージックエンタテインメントより発売されていた。(後半の数巻のみSPE・ビジュアルワークスに表示変更) LD・DVDは、株式会社SPE・ビジュアルワークスより発売・販売。

CD
VHS

こどものおもちゃ Vol.1 - 25

DVD
  • こどものおもちゃ Vol.1 - 12
  • こどものおもちゃ 中学生編 Vol.1 - 12
LD-BOX

小学生編と中学生編に分け、発売。購入者特典として、劇中で紗南が歌っていた曲をすべて収録したCDが付いてきた。

DVD-BOX
  • こどものおもちゃ 〜小学生編〜 DVDコレクション
  • こどものおもちゃ 〜中学生編〜 DVDコレクション
DVD-BOX 2010年再発売
  • こどものおもちゃ 小学生編DVD-BOX1
  • こどものおもちゃ 小学生編DVD-BOX2
  • こどものおもちゃ 中学生編DVD-BOX1
  • こどものおもちゃ 中学生編DVD-BOX2

原作者描き下ろしジャケットや前回のDVDには未収録だった映像特典などが追加される予定。

権利元の関連会社のスーパー・ビジョンより発売される。販売元:株式会社NTB

OVA[編集]

テレビアニメの放映開始前年(1995年12月16日)にリリースされた30分のオリジナルビデオアニメ。制作はJ.C.STAFF。スタッフ・担当声優は後のテレビ版とは全く異なる。ストーリーは、原作初期のエピソード(紗南が羽山の更生を目指す)。極めてシリアスな内容。2009年現在も入手可能。

スタッフ
主題歌
  • 「こどものきもち」
作詞・作曲 - 小花美穂 / 編曲 - 古賀弘史 / 歌 - 横山智佐

水の館[編集]

劇中劇。紗南と直澄が主演した映画作品。連載終了後に読みきりで描かれた。所々『こどちゃ』とリンクしている。描き下ろし漫画あり。

2002年ドラマCD化され、同年8月11日夏コミに発売されていた。キャストはテレビ版と異なる。ドラマ本編以外、ラジオ「紗南のお悩み相談局」と主題歌「水の檻」にも収録されている。現在には入手かなり困難である。

キャスト
  • 鈴原浩人・・・高原夕希
  • 園田真子・・・うさみうみ
  • 鈴原正人・・・八雲英二
  • 中川美和・・・橘みゅん
  • 探偵・・・・・・・藤谷慎二
主題歌
  • 「水の檻」
曲 - ねるげ / 詩 - 透夜月子 / 歌 - 霜月はるか

舞台[編集]

2015年の夏にりぼん60周年記念公演として上演が予定されている。脚本・演出はアニメの監督も担当した大地丙太郎が務める[2]

脚注[編集]

外部リンク[編集]