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'''株式会社IHI'''（アイ・エイチ・アイ、''IHI Corporation''）は、[[1853年]]（[[嘉永]]6年）[[水戸藩]]主[[徳川斉昭]]が[[隅田川]]河口の石川島に建設した造船所に端を発する[[重工業]]を主体とする製造会社である。旧社名は'''石川島播磨重工業株式会社'''（いしかわじまはりまじゅうこうぎょう）。[[2007年]][[7月1日]]より、従来略称として用いてきた'''IHI'''を正式社名に変更した（「H」はハリマ（'''H'''arima）ではなくヘヴィーインダストリーズ。
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|社名 = 株式会社IHI
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|英文社名 = IHI Corporation
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|ロゴ =
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|種類 = [[株式会社]]
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|市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 7013}}{{上場情報 | 大証1部 | 7013}}{{上場情報 | 名証1部 | 7013}}{{上場情報 | 福証 | 7013}}{{上場情報 | 札証 | 7013}}
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|略称 = IHI、石播
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|国籍 =
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|郵便番号 = 135-8710
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|本社所在地 = [[東京都]][[江東区]][[豊洲]]三丁目1番1号 豊洲IHIビル
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|電話番号 = 03-6204-7800
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|設立 = [[1889年]]（明治22年）[[1月17日]]
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|業種 = 機械
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|事業内容 = [[建設機械]]・[[航空機]]
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|代表者 = 代表取締役社長兼[[最高経営責任者|CEO]] 釜 和明
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|資本金 = 957億62百万円
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|売上高 = 単独6,424億円 連結1兆2,210億円<br />（[[2007年]]3月期）
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|総資産 = 単独1兆4億円 連結1兆5,360億円<br />（2007年3月期）
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|従業員数 = 単独7,225名 連結23,702名<br />（2007年9月現在）
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|決算期 = 3月31日
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|主要株主 =
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|主要子会社 =
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|関係する人物 = [[土光敏夫]]<br />[[稲葉興作]]<br />[[永野治]]<br />[[碓井優]]
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|外部リンク = [http://www.ihi.co.jp/ www.ihi.co.jp]
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|特記事項 =
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'''株式会社IHI'''（かぶしきがいしゃ アイエイチアイ、''IHI Corporation''）は、[[重工業]]を主体とする製造会社である。本社は[[東京都]]に所在する。旧社名は'''石川島播磨重工業株式会社'''。[[2007年]][[7月1日]]より、従来略称として用いてきた'''IHI'''を正式社名に変更した。
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<!--[[インターネット掲示板]]ではまれにIHIを'''イヒ'''と呼ぶこともある。合併で新社名を決める際に旧社名を繋ぎ合わせる手法は、この石川島播磨重工業が最初に行った。←東京芝浦電気はもっと早いのでは?-->
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元来独立系の企業だが、旧石川島重工業の社長だった[[土光敏夫]]が、[[三井財閥|三井]]系の電機[[メーカー]]である[[東芝]]の再建に関わって以来、東芝と密接な関係にあるため、[[三井グループ]]を構成する二木会（社長会）及び三井業際研究所（二木会直轄のシンクタンク）に加盟している。一方、旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりから[[みずほフィナンシャルグループ]]の大株主であり、メインバンクは[[みずほコーポレート銀行]]である。さらに旧播磨造船所と旧三和銀行とのつながりから[[三菱東京UFJ銀行]]とも接点を持つ。
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元来独立系の企業だが、旧石川島重工業の社長だった[[土光敏夫]]が、[[三井財閥|三井系]]の[[電機メーカー]]である[[東芝]]の再建に関わって以来東芝と密接な関係にあるため、[[三井グループ]]を構成する二木会（社長会）・三井業際研究所（二木会直轄のシンクタンク）・[[綱町三井倶楽部]]（三井系の会員制クラブ）及び月曜会（三井グループ各社の役員間の相互親睦と情報交換を目的とする会合）に加盟している。一方、旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりから、メインバンクは[[みずほコーポレート銀行]]であり、IHIは旧[[第一勧銀グループ]]にも属しているといえる。
  
 
コーポレートスローガンは「'''Explore the Engineering Edge'''」。
 
コーポレートスローガンは「'''Explore the Engineering Edge'''」。
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== 沿革 ==
 
== 沿革 ==
 
=== 旧石川島重工業 ===
 
=== 旧石川島重工業 ===
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* [[1853年]]（嘉永6年） - 石川島造船所、[[江戸幕府]]により[[江戸]][[隅田川]]河口の石川島（現在の[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]佃二丁目）に創業。
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* [[1853年]]（嘉永6年） - [[江戸幕府]]が[[水戸藩]]に命じ[[江戸]][[隅田川]]河口の石川島（現在の[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]佃二丁目）に造船所を創業。西洋式軍艦「[[旭日丸]]」「[[千代田形]]」などを建造。
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* [[1876年]]（明治9年） - [[平野富二]]に払い下げられる。
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* 1876年 - [[平野富二]]に払い下げられる。
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* [[1877年]]（明治10年） - 民間造船所として日本初の蒸気船「通運丸」を建造。
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* 1877年 - 民間造船所として日本初の蒸気船「通運丸」を建造。
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* [[1889年]]（明治22年） - 有限責任石川島造船所設立。
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* 1889年 - 有限責任石川島造船所設立。
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* [[1893年]]（明治26年） - 東京石川島造船所株式会社に改組・商号変更。
+
* 1893年 - 東京石川島造船所株式會社に改組・商号変更。
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* [[1896年]]（明治29年） - 国産1号火力発電設備を製作、[[東京電灯]]（株）へ納入。
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* 1896年 - 国産1号火力発電設備（[[交流発電機]]）を[[東京電燈]]へ引渡し。翌年から[[浅草火力発電所]]で稼働開始。
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* [[1911年]]（明治44年） - 東京中央停車場（現・[[東京駅]]）の鉄骨を製作、組立。
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* 1911年 - 東京中央停車場（現[[東京駅]]）の鉄骨を製作、組立。
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* [[1918年]]（大正7年） - [[第一次世界大戦]]での船舶特需によりばく大な利益を得、これを自動車分野に投資し、英国[[ウーズレー#日本のウーズレー車|ウーズレー自動車]]の製造販売をおこなう。提携は1927年まで継続。以降は車名を「[[スミダ]]」とするが車両自体はウーズレーのままであった。自動車部門は[[1929年]]、[[石川島自動車製造所]]として独立。のち[[ヂーゼル自動車工業]]、[[いすゞ自動車]]と変遷をたどる。
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* 1918年 - [[第一次世界大戦]]での船舶特需により莫大な利益を得、これを自動車分野に投資し、英国[[ウーズレー|ウーズレー・モーター・カンパニー]]とライセンス提携を結ぶ。提携は1927年まで継続。以降はブランド名を「[[スミダ]]」とするが車両自体はウーズレーのままであった。自動車部門は[[1929年]]、石川島自動車製造所（現[[いすゞ自動車]]）として独立。
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* [[1924年]]（大正13年） - 石川島飛行機製作所を設立。のちに[[立川飛行機]]となる。
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* 1924年 - 石川島飛行機製作所を設立（現[[立飛企業]]）。
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* [[1945年]]（昭和20年） - 石川島重工業株式会社に商号変更。
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* 1945年 - 石川島重工業株式會社に商号変更。日本初の[[ジェットエンジン]]「[[ネ20 (エンジン)|ネ－20]]」を製作。
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* 1945年（昭和20年） - 日本初の[[ジェットエンジン]]「ネ－20」を製作。
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=== 旧播磨造船所 ===
 
=== 旧播磨造船所 ===
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* [[1907年]]（明治40年） - 播磨船渠(はりませんきょ)株式會社設立。[[兵庫県]]相生（現在の[[相生市]]）に船渠建設開始。
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* 1907年 - 播磨船渠株式會社設立。[[兵庫県]]相生村（現在の[[相生市]]）に船渠建設開始。
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* [[1909年]]（明治42年） - 播磨船渠株式會社解散。この年に起きた建設中の事故により船渠が崩壊し、出資者が事業意欲を失った事が原因とされる。
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* 1909年 - 播磨船渠が解散。同年に起きた建設中の事故により船渠が崩壊し、出資者が事業意欲を失った事が原因とされる。
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* [[1911年]]（明治44年） - 播磨船渠合名會社設立。旧社の事業を引き継ぐ。
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* 1911年 - 播磨船渠合名會社を設立。旧社の事業を引き継ぐ。
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* [[1912年]]（明治45年） - 相生船渠完成。播磨造船株式会社に改組・商号変更。
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* 1912年 - 船渠完成。播磨造船株式會社に改組・商号変更。
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* [[1916年]]（大正5年） - 株式会社播磨造船所（第一次）に商号変更。
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* 1916年 - 株式會社播磨造船所（第一次）に商号変更。
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* [[1918年]]（大正7年） - 帝国汽船株式会社と合併。鳥羽造船所（三重県）と共に同社の造船部となる。
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* 1918年 - 帝國汽船株式會社と合併。鳥羽造船所と共に同社の造船部となる。
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* [[1921年]]（大正10年） - 帝国汽船、造船部を株式会社[[神戸製鋼所]]に営業譲渡。[[神戸製鋼所]]造船部となる。
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* 1921年 - 帝國汽船、造船部を株式会社[[神戸製鋼所]]に営業譲渡。神戸製鋼所造船部となる。
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* [[1929年]]（昭和4年） - 株式会社播磨造船所（第二次）、神戸製鋼所から分離設立。この時、造船部傘下の鳥羽電機製作所（のちの[[神鋼電機]]）は、神戸製鋼所に残る。
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* 1929年 - 株式會社播磨造船所（第二次）、神戸製鋼所から分離設立。この時、造船部傘下の鳥羽電機製作所（現[[シンフォニア テクノロジー]]）は、神戸製鋼所に残る。
  
 
=== 旧呉造船所 ===
 
=== 旧呉造船所 ===
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* [[1945年]]（昭和20年） - 株式会社播磨造船所、旧[[呉海軍工廠]]跡に呉船渠開設。
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* 1945年 - 株式會社播磨造船所、旧[[呉海軍工廠]]跡に呉船渠開設。
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* [[1952年]]（昭和27年） - 米ナショナル・バルクキャリア(NBC)、旧呉海軍工廠跡に呉造船部開設。
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* 1952年 - 米ナショナル・バルクキャリア (NBC)、旧呉海軍工廠跡に呉造船部開設。
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* [[1954年]]（昭和29年） - 株式会社呉造船所、播磨造船所から分離設立。
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* 1954年 - 呉造船所、播磨造船所から分離設立。
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* [[1958年]]（昭和33年） - 世界初の10万トン級タンカー[[ユニバース・アポロ]]就航。
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* 1958年 - 世界初の10万トン級タンカー「[[ユニバース・アポロ]]」就航。
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* [[1962年]]（昭和37年） - NBCから同社呉造船部の営業譲渡を受ける。
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* 1962年 - NBCから同社呉造船部の営業譲渡を受ける。
  
 
=== 石川島播磨重工業・IHI ===
 
=== 石川島播磨重工業・IHI ===
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* [[1960年]]（昭和35年） - 石川島重工業株式会社と株式会社播磨造船所が合併し石川島播磨重工業株式会社となる。
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* 1960年 - 石川島重工業株式會社と株式會社播磨造船所が合併し、石川島播磨重工業株式会社となる。
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* [[1966年]]（昭和41年） - 世界初の20万トン級タンカー[[出光丸]]就航。
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* 1966年 - 世界初の20万トン級タンカー「[[出光丸]]」就航。
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* [[1968年]]（昭和43年） - 石川島播磨重工業株式会社、株式会社呉造船所を合併。
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* 1968年 - 石川島播磨重工業株式会社、株式會社呉造船所を合併。
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* [[1975年]]（昭和50年） - 当時世界最大のタンカー（約48万トン）[[日精丸]]就航。
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* 1975年 - 当時世界最大のタンカー（約48万トン）「[[日精丸]]」就航。
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* [[2000年]]（平成12年） - [[川崎重工業]]・[[三井造船]]と官公庁船分野を除く船舶・海洋事業の業務提携を締結。
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* 2000年 - [[川崎重工業]]・[[三井造船]]と官公庁船分野を除く船舶・海洋事業の業務提携を締結。[[日産自動車]]から宇宙航空事業・防衛事業を譲受（現[[IHIエアロスペース]]）。
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* 2000年（平成12年） - [[日産自動車]]から宇宙航空事業・防衛事業を譲受。（→[[アイ・エイチ・アイ・エアロスペース]]）
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* 2002年 - 臨海地区開発の影響で東京第1工場（豊洲）を閉鎖。事業は横浜第3工場に移管。船舶・海洋事業を[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]に分社化。
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* [[2002年]]（平成14年） - 臨海地区開発の影響で東京第1工場（豊洲）を閉鎖。業務は横浜第3工場に移管。
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* 2003年 - [[新潟鐵工所]]から原動機事業（新潟原動機）、運搬機事業（現[[新潟トランシス]]）を譲受。
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* 2002年（平成14年） - 船舶・海洋事業を[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]に分社化。
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* 2006年 - アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドを完全子会社化。本社を[[千代田区]][[大手町 (千代田区)|大手町]]二丁目から[[江東区]][[豊洲]]三丁目に移転。
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* [[2003年]]（平成15年） - [[新潟鐵工所]]から原動機事業（新潟原動機）、運搬機事業（[[新潟トランシス]]）を譲受。
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* 2007年 - [[橋梁談合事件|橋梁工事をめぐる談合事件]]をうけ、国土交通省より[[建設業法]]に基づき45日間の業務停止命令を受ける。社名を'''株式会社IHI'''（英文社名：''IHI Corporation''）に変更。 2007年3月期の[[有価証券報告書]]が[[上場廃止]]基準である虚偽記載に当たる可能性があり、東証[[監理ポスト]]に指定される。
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* [[2006年]]（平成18年） - アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドを完全子会社化。
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* 2008年 - 2月9日付で監理ポストの指定から[[上場廃止#特設注意市場銘柄|特設注意市場銘柄]]の指定へ変更。
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* 2006年（平成18年） - 本社を[[千代田区]][[大手町 (千代田区)|大手町]]二丁目から[[江東区]][[豊洲]]三丁目に移転。
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* 2009年 - 5月12日付で[[上場廃止#特設注意市場銘柄|特設注意市場銘柄]]の指定解除。
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* 2007年（平成19年） - [[橋梁談合事件|橋梁工事をめぐる談合事件]]をうけ、国土交通省より[[建設業法]]に基づき45日間の業務停止命令を受ける。
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* 2007年（平成19年） - 社名を'''株式会社IHI'''（英文社名：'''IHI Corporation'''）に変更する。
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== 夢の戦闘機(2011年10月) ==
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* 2007年（平成19年） - 2007年3月期の[[有価証券報告書]]が[[上場廃止]]基準である虚偽記載に当たる可能性があり、東証[[監理ポスト]]に指定される。
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「我々の要求がのめなければ、日本にはエンジンを供給しない」
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* [[2008年]]（平成20年） - 2月9日付で監理ポストの指定から[[上場廃止#特設注意市場銘柄|特設注意市場銘柄]]の指定へ変更。
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20年前、航空自衛隊の次期戦闘機（FSX)の開発を巡る日米交渉で、米側担当者はそう強く主張し、日米で共同開発することが決まった。実用に堪えるエンジンを造れない日本の足元を見透かした言葉で、それは今も、開発の現場に「FSXのトラウマ」として根強く残っている。
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そのトラウマに挑む2人の男がいる。
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IHIで先進技術実証機のエンジン開発に取り組む池山正隆(49）と井上靖浩(45）だ。1991年、当時の防衛庁から「圧縮機などエンジンの構成要素の研究」を受注したのを機に、戦闘機エンジンの開発に着手した。軽量小型で大きな推力という厳しい条件に加え、燃焼時のエンジン内部はセ氏2000度近くにまで達するため、耐熱性を考慮し、ニッケルやチタンなど部品は20種を超す金属を使い分けなければならない。しかも加工にはミクロの精度が求められる。
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すでに十数回に上る燃焼試験を終え、実証機に載せるエンジン「[[XF5-1]]」は、機体の形に合わせた微調整を残すだけとなった。小さなエンジンで大きな出力を示す推力重量比は8点台に達し、7点代後半の[[F15]]や[[F16]]戦闘機のエンジンの数値を上回った。「米国との技術力とは20年以上の差があったが、かなり縮まってきた」と池山は言う。
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終戦から52年まで、米国は日本に航空機開発の一切を禁じた。解禁後、ジェット機の開発競争に立ち遅れた航空機産業は、「空白の7年」で生じた欧米との技術力の差を埋めようと必死になった。IHIも社内ファンドを取り崩して開発を進めてきた。戦闘機のエンジンを造りたくて入社した井上だが、「超音速巡航が可能なF22戦闘機のエンジンを造れと言われても、それは無理」と話す。
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官民一体で多くのエンジン開発を繰り返してきた欧州、F22のエンジンだけでも1兆円を超す国費を投じた米国とは、研究開発に対する国の考え方が違いすぎるからだ。
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「それでも戦闘機のエンジン開発を続けなければ、故障機の修理も出来なくなる」と2人は口をそろえる。
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だが、実証機エンジンに続く開発の道筋は、見えない。
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「このままでは日本の技術は途絶えてしまう。エンジニアや熟練工を維持することなどできない」池山は開発現場の空洞化に警鐘を鳴らした。
  
 
== 製品 ==
 
== 製品 ==
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大きくは5つの事業セグメントに分かれる。主力工場は次の通り。
 
大きくは5つの事業セグメントに分かれる。主力工場は次の通り。
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* 船舶・海洋事業
 
* 船舶・海洋事業
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: - アイ・エイチ・アイ　マリンユナイテッド（下記参照・横浜、浦賀、呉）、
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** アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド（下記参照・横浜、浦賀、呉）、
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: - アイ・エイチ・アイ　アムテック（相生）
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** アイ・エイチ・アイ アムテック（相生）
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* 航空・宇宙事業<ref>田無工場（[[東京都]]）は、相馬事業所への移転完了に伴い閉鎖となった。</ref>
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* 航空・宇宙事業<ref>田無工場（東京都[[西東京市]]）は、相馬事業所への移転完了に伴い閉鎖となった。</ref>
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: - 相馬第一・第二工場（新加工棟を建設中）（[[福島県]]）、瑞穂工場（[[東京都]]）、呉第二工場（[[広島県]]）、富岡事業所(富岡市)
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** 相馬第一・第二工場（新加工棟を建設中）（[[福島県]][[相馬市]]）、瑞穂工場（[[東京都]][[瑞穂町]]）、呉第二工場（[[広島県]][[呉市]]）、富岡事業所（[[群馬県]][[富岡市]]）
 
* 機械事業
 
* 機械事業
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: - 横浜第二工場、知多工場(愛知県)、呉新宮工場（広島県）
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** 横浜第二工場（[[横浜市]]）、愛知工場（[[愛知県]][[知多市]]）、呉新宮工場（広島県呉市）
 
* 物流・鉄構事業
 
* 物流・鉄構事業
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: - 砂町工場（東京都）、横浜第一工場、知多工場(愛知県)、相生生産部、呉新宮工場
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** 砂町工場（東京都[[江東区]]）、横浜第一工場（横浜市）、愛知工場、相生生産部（[[兵庫県]][[相生市]]）、呉新宮工場（広島県呉市）
 
* エネルギー・プラント事業
 
* エネルギー・プラント事業
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: - 横浜第一工場、相生工場
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** 横浜第一工場、相生工場（兵庫県相生市）
 
* その他の事業
 
* その他の事業
  
 
{{reflist}}
 
{{reflist}}
  
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=== [[船舶]]・海洋製品 ===
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=== 船舶・海洋製品 ===
 
船舶・海洋製品については、2002年に分社化した[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]が担当している。
 
船舶・海洋製品については、2002年に分社化した[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]が担当している。
  
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==== [[商船]]・海洋製品 ====
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==== 商船・海洋製品 ====
 
* [[超細長双胴船 Ocean Arrow]]
 
* [[超細長双胴船 Ocean Arrow]]
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* [[東宝]]映画『[[連合艦隊 (映画)|連合艦隊]]』（[[1981年]]8月8日公開）の特撮シーン撮影用・[[戦艦]][[大和 (戦艦)|大和]]縮尺1/20モデル（船体は[[IHIクラフト]]製で、艦橋や煙突、砲塔やマストなどの上部構造物は東宝美術、ならびに、東宝特殊美術(現：東宝映像美術)で製作。完成は[[1981年]][[1月20日]]。水冷[[ディーゼルエンジン]]搭載。船体内部に3人が搭乗し、時速6ノットでの自力航行が可能。また、火薬を使用して、46cm3連装主砲の発射シーンの再現も可能 。撮影終了後、東京・お台場の[[船の科学館]]の玄関脇に屋外展示されていたが、2004年12月、台風並みに発達した暴風雨により破損し、廃棄処分となった）。
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* [[クルーズ客船]]
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* バルクキャリア
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**[[ぱしふぃっくびいなす]] - 1998年竣工
 +
* [[フェリー]]
 +
**[[フェリーしらかば]] - 1994年竣工
 +
* [[タンカー]]
 +
**[[橘丸 (タンカー)|橘丸]] - 1921年竣工。日本初の本格的近代タンカー。
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**[[出光丸]] - 1966年竣工
 +
**[[ユニヴァース・アイルランド]] - 1968年竣工
 +
**[[日石丸]] - 1971年竣工
 +
**[[グロブティック・トーキョー]] - 1973年竣工
 +
**[[日精丸]] - 1975年竣工
 +
* [[ばら積み貨物船|バルクキャリア（ばら積み貨物船）]]
 
* [[コンテナ船]]
 
* [[コンテナ船]]
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* [[ONE PIECE|ワンピース]] [[ゴーイングメリー号]]　石川島造船化工機製 遊覧船を改修したもの（[http://www.ihi.co.jp/ihi/ihitopics/topics/2003/0717-2.html ニュースリリース]）。
+
**[[NYK アルテア]] - 1994年竣工
 +
* [[ONE PIECE|ワンピース]] [[ゴーイングメリー号]] - 石川島造船化工機製の遊覧船を改修したもの（[http://www.ihi.co.jp/ihi/press/2003/2003-7-17/index.html プレスリリース]）。
  
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==== [[艦艇]] ====
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==== 艦艇 ====
 
戦前の[[大日本帝国海軍|日本海軍]]への受注は小艦艇が主だった。戦後は輸出向けに建造されたことはないため、納入先は[[海上自衛隊]]のみである。
 
戦前の[[大日本帝国海軍|日本海軍]]への受注は小艦艇が主だった。戦後は輸出向けに建造されたことはないため、納入先は[[海上自衛隊]]のみである。
  
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** [[若竹型駆逐艦|若竹型]]：朝顔、夕顔
 
** [[若竹型駆逐艦|若竹型]]：朝顔、夕顔
 
** [[神風型駆逐艦|神風型]]：[[疾風 (駆逐艦)|疾風]][II]
 
** [[神風型駆逐艦|神風型]]：[[疾風 (駆逐艦)|疾風]][II]
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** [[睦月型駆逐艦|睦月型]]：卯月[II]、長月[II]
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** [[睦月型駆逐艦|睦月型]]：[[卯月 (睦月型駆逐艦)|卯月]][II]、[[長月 (睦月型駆逐艦)|長月]][II]
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** [[吹雪型駆逐艦|吹雪型]]：薄雲[II]、[[天霧 (駆逐艦)|天霧]]
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** [[吹雪型駆逐艦|吹雪型]]：[[薄雲 (吹雪型駆逐艦)|薄雲]][II]、[[天霧 (駆逐艦)|天霧]]
  
 
===== 播磨造船所（戦前） =====
 
===== 播磨造船所（戦前） =====
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===== 石川島播磨（東京） =====
 
===== 石川島播磨（東京） =====
−
* [[こんごう型護衛艦]]
+
* [[やまぎり型練習艦]]
−
** ミサイル護衛艦　DDG-176 「[[ちょうかい (護衛艦)|ちょうかい]]」 （4番艦）
+
** 練習艦 VT-3516 「[[あさぎり (練習艦)|あさぎり]]」 （2番艦）
 
* [[むらさめ型護衛艦]]
 
* [[むらさめ型護衛艦]]
−
** 護衛艦 DD-101 「むらさめ」 （1番艦）
+
** 護衛艦 DD-101 「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」 （1番艦）
−
** 護衛艦 DD-106 「さみだれ」 （6番艦）
+
** 護衛艦 DD-106 「[[さみだれ (護衛艦)|さみだれ]]」 （6番艦）
−
** 護衛艦 DD-108 「あけぼの」 （8番艦）
+
** 護衛艦 DD-108 「[[あけぼの (護衛艦・2代)|あけぼの]]」 （8番艦）
−
* [[はるな型護衛艦]]
+
* [[こんごう型護衛艦]]
−
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-142 「[[ひえい (護衛艦)|ひえい]]」 （2番艦）
+
** ミサイル護衛艦 DDG-176 「[[ちょうかい (護衛艦)|ちょうかい]]」 （4番艦）
 +
* [[とわだ型補給艦]]
 +
** 補給艦 AOE-423 「[[ときわ (補給艦)|ときわ]]」 （2番艦）
 +
* [[あさぎり型護衛艦]]
 +
** 護衛艦 DD-151 「[[あさぎり (練習艦)|あさぎり]]」 （1番艦）
 +
** 護衛艦 DD-154 「[[あまぎり (護衛艦)|あまぎり]]」 （4番艦）
 +
** 護衛艦 DD-158 「[[うみぎり (護衛艦)|うみぎり]]」 （8番艦）
 +
* [[はつゆき型護衛艦]]
 +
** 護衛艦 DD-125 「[[さわゆき (護衛艦)|さわゆき]]」 （4番艦）
 +
** 護衛艦 DD-127 「[[いそゆき (護衛艦)|いそゆき]]」 （6番艦）
 +
** 護衛艦 DD-130 「[[まつゆき (護衛艦)|まつゆき]]」 （9番艦）
 
* [[しらね型護衛艦]]
 
* [[しらね型護衛艦]]
 
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-143 「[[しらね (護衛艦)|しらね]]」 （1番艦）
 
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-143 「[[しらね (護衛艦)|しらね]]」 （1番艦）
 
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-144 「[[くらま (護衛艦)|くらま]]」 （2番艦）
 
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-144 「[[くらま (護衛艦)|くらま]]」 （2番艦）
−
* [[あさぎり型護衛艦]]
+
* [[はるな型護衛艦]]
−
** 護衛艦 DD-154 「あまぎり」 （4番艦）
+
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-142 「[[ひえい (護衛艦)|ひえい]]」 （2番艦）
−
** 護衛艦 DD-158 「うみぎり」 （8番艦）
+
−
* [[はつゆき型護衛艦]]
+
−
** 護衛艦 DD-125 「さわゆき」 （4番艦）
+
−
** 護衛艦 DD-127 「いそゆき」 （6番艦）
+
−
** 護衛艦 DD-130 「まつゆき」 （9番艦）
+
 
* [[ちくご型護衛艦]]
 
* [[ちくご型護衛艦]]
−
** 護衛艦 DE-216 「あやせ」 （2番艦） 1996年除籍
+
** 護衛艦 DE-216 「[[あやせ (護衛艦)|あやせ]]」 （2番艦） 1996年除籍
−
* [[やまぎり型練習艦]]
+
−
** 練習艦 VT-3516 「あさぎり」 （2番艦）
+
−
* [[とわだ型補給艦]]
+
−
** 補給艦 AOE-423 「ときわ」 （2番艦）
+
  
−
===== アイ･エイチ･アイ マリンユナイテッド（横浜） =====
+
===== アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド（横浜） =====
 +
* [[19500トン型護衛艦]]
 +
** 22DDH
 
* [[ひゅうが型護衛艦]]
 
* [[ひゅうが型護衛艦]]
−
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-181 「ひゅうが」 （1番艦） 建造中　
+
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-181 「[[ひゅうが (護衛艦)|ひゅうが]]」 （1番艦）
−
** ヘリコプター搭載護衛艦 18DDH （2番艦） 建造中　
+
** ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-182 「[[いせ (護衛艦)|いせ]]」 （2番艦）
 
* [[たかなみ型護衛艦]]
 
* [[たかなみ型護衛艦]]
−
** 護衛艦 DD-112 「まきなみ」 （3番艦）
+
** 護衛艦 DD-112 「[[まきなみ (護衛艦・2代)|まきなみ]]」 （3番艦）
−
** 護衛艦 DD-114 「すずなみ」 （5番艦）
+
** 護衛艦 DD-114 「[[すずなみ (護衛艦)|すずなみ]]」 （5番艦）
−
 
+
−
===== アイ･エイチ･アイ マリンユナイテッド（浦賀） =====
+
−
* [[むらさめ型護衛艦]]
+
−
** 護衛艦 DD-103 「ゆうだち」 （3番艦）
+
−
* [[たかなみ型護衛艦]]
+
−
** 護衛艦 DD-110 「たかなみ」 （1番艦）
+
−
* [[てんりゅう型訓練支援艦]]
+
−
** 訓練支援艦 ATS-4203 「てんりゅう」 （1番艦）
+
−
 
+
−
* 試験艦 あすか
+
−
** 試験艦 ASE-6102 「[[あすか (試験艦)|あすか]]」 （1番艦）
+
  
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==== [[官公庁船]] ====
+
==== 官公庁船 ====
−
* 大型浚渫兼油回収船 「海翔丸」
+
* 大型浚渫兼油回収船 「[[海翔丸]]」
 
* 大型浚渫兼油回収船 「白山」
 
* 大型浚渫兼油回収船 「白山」
−
* 巡視船 「はかた」
+
* [[巡視船]] 「はかた」
−
* 巡視船 「[[しきしま]]」  
+
* 巡視船 「[[しきしま]]」
−
* 海洋気象観測船 「凌風丸」
+
* [[気象観測船|海洋気象観測船]] 「[[凌風丸 (気象観測船・3代)|凌風丸]]」
 
* 海洋地球研究船 「[[みらい (海洋地球研究船)|みらい]]」
 
* 海洋地球研究船 「[[みらい (海洋地球研究船)|みらい]]」
  
−
=== 航空機・宇宙 ===
+
=== 航空・宇宙 ===
 
==== ジェットエンジン ====
 
==== ジェットエンジン ====
 
航空の分野において、IHIはジェットエンジン製造を専業とし、初の国産ターボ・ジェットエンジン「ネ20」は同社の製品である。国内におけるジェットエンジンのシェアは60%を超え、トップである。
 
航空の分野において、IHIはジェットエンジン製造を専業とし、初の国産ターボ・ジェットエンジン「ネ20」は同社の製品である。国内におけるジェットエンジンのシェアは60%を超え、トップである。
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===== 国産 =====
 
===== 国産 =====
 
* [[ジェットエンジン#ターボジェットエンジン|ターボジェット]]
 
* [[ジェットエンジン#ターボジェットエンジン|ターボジェット]]
−
** [[ネ-20|ネ20]]（初の国産ターボ・ジェットエンジン：[[橘花 (航空機)|橘花]] 搭載）東京石川島造船時代に製造。
+
** [[ネ20 (エンジン)|ネ20]]（初の国産ターボ・ジェットエンジン：[[橘花 (航空機)|橘花]] 搭載）東京石川島造船時代に製造。
−
** [[日本ジェットエンジン J3|J3]]（初の実用ジェットエンジン）
+
** [[J3 (エンジン)|J3]]（初の実用ジェットエンジン）
 
*** J3-3（[[T-1 (練習機)|T-1B]]搭載）[[日本ジェットエンジン]]による開発。
 
*** J3-3（[[T-1 (練習機)|T-1B]]搭載）[[日本ジェットエンジン]]による開発。
 
*** J3-7B（T-1B搭載）
 
*** J3-7B（T-1B搭載）
 
*** J3-7C/D（[[P-2J (航空機)|P-2J]]搭載）
 
*** J3-7C/D（[[P-2J (航空機)|P-2J]]搭載）
 
* [[ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン]]
 
* [[ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン]]
−
** [[石川島播磨 F3|F3-30/30B]]（[[T-4 (練習機)|T-4]]搭載）
+
** [[J3 (エンジン)|F3-30/30B]]（[[T-4 (練習機)|T-4]]搭載）
 
*** XF3-400（国産初の[[アフターバーナー]]付きターボファンエンジン）
 
*** XF3-400（国産初の[[アフターバーナー]]付きターボファンエンジン）
 
** XF5-1（研究機[[心神 (航空機)|心神]] 搭載予定）
 
** XF5-1（研究機[[心神 (航空機)|心神]] 搭載予定）
 
* [[ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン]]
 
* [[ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン]]
−
** [[インターナショナル・エアロ・エンジンズ V2500|V2500]]（国際共同開発、[[エアバス]][[エアバスA319|A319]]/[[エアバスA320|A320]]/[[エアバスA321|A321]]、[[ボーイング]][[ボーイング717|MD90]]搭載）
+
** [[V2500 (エンジン)|V2500]]（国際共同開発、[[エアバス]][[エアバスA319|A319]]/[[エアバスA320|A320]]/[[エアバスA321|A321]]、[[マクドネル・ダグラス]][[MD-90]]搭載）
 
** XF7-10（国産初の[[スラストリバーサー]]付きエンジン：[[P-X (航空機)|次期固定翼哨戒機]]に搭載）
 
** XF7-10（国産初の[[スラストリバーサー]]付きエンジン：[[P-X (航空機)|次期固定翼哨戒機]]に搭載）
  
 
===== ライセンス生産 =====
 
===== ライセンス生産 =====
−
* [[ジェットエンジン#ターボジェットエンジン|ターボジェット]]
+
* [[ターボジェットエンジン|ターボジェット]]
 
** J47（[[ゼネラル・エレクトリック|GE社]]製、[[F-86 (戦闘機)|F-86F]]搭載）
 
** J47（[[ゼネラル・エレクトリック|GE社]]製、[[F-86 (戦闘機)|F-86F]]搭載）
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** J79（GE社製、[[F-4 (戦闘機)|F-4EJ]]搭載）
+
** [[ゼネラル・エレクトリック J79|J79]]（GE社製、[[F-4 (戦闘機)|F-4EJ]]搭載）
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* [[ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン]]
 
* [[ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン]]
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** CF34（GE社製、[[ボンバルディア]]CRJ-700/900・[[エンブラエル]]ERJ170/175/190/195搭載）
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** [[ゼネラル・エレクトリック TF34/CF34|CF34]]（GE社製、[[ボンバルディア]][[ボンバルディア CRJ|CRJ-700/900]]・[[エンブラエル]][[エンブラエル 170|ERJ170/175/190/195]]搭載）
 
** [[ゼネラル・エレクトリック GE90|GE90]]（GE社製、[[ボーイング]][[ボーイング777|777-200ER/300ER/300LR]]搭載）
 
** [[ゼネラル・エレクトリック GE90|GE90]]（GE社製、[[ボーイング]][[ボーイング777|777-200ER/300ER/300LR]]搭載）
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* [[ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン]]
 
* [[ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン]]
−
** TF40（[[ロールス・ロイス]]・[[チュルボメカ]]製、[[F-1 (支援戦闘機)|F-1]]/[[T-2 (練習機)|T-2]]搭載）
+
** [[ロールス・ロイス・チュルボメカ アドーア|TF40]]（[[ロールス・ロイス・チュルボメカ]]製、[[F-1 (航空機)|F-1]]/[[T-2 (航空機・日本)|T-2]]搭載）
−
** [[プラット・アンド・ホイットニー F100|F100]]（[[プラット・アンド・ホイットニー]]製、[[F-15 (戦闘機)|F-15J/DJ]]搭載）
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** [[プラット・アンド・ホイットニー F100|F100]]（[[プラット・アンド・ホイットニー]]製、[[F-15J (航空機)|F-15J/DJ]]搭載）
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** [[ゼネラル・エレクトリック F110|F110]]（GE社製、[[F-2 (支援戦闘機)|F-2A/B]]搭載）
+
** [[ゼネラル・エレクトリック F110|F110]]（GE社製、[[F-2 (航空機)|F-2A/B]]搭載）
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* [[ターボプロップエンジン|ターボプロップ]]
 
* [[ターボプロップエンジン|ターボプロップ]]
 
** T64（GE社製、[[P-2J (航空機)|P-2J]]・[[US-1|US-1A]]・[[YS-11|YS-11EA/EB]]搭載）
 
** T64（GE社製、[[P-2J (航空機)|P-2J]]・[[US-1|US-1A]]・[[YS-11|YS-11EA/EB]]搭載）
−
** T56（[[ゼネラル・モータース|GM]]社製、[[P-3 (航空機)|P-3C]]・[[C-130 (輸送機)|C-130H]]搭載）
+
** T56（[[ロールス・ロイス]]製、[[P-3 (航空機)|P-3C]]・[[C-130 (航空機)|C-130H]]・[[E-2 (航空機)|E-2C]]搭載）
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+
* [[ターボシャフトエンジン|ターボシャフト]]
−
* [[ジェットエンジン#ターボシャフトエンジン|ターボシャフト]]
+
** T58（GE製、[[シコルスキー S-61|HSS-2/2A/2B]]搭載）
−
** T58（GE社製、[[S-61|HSS-2/2A/2B]]搭載）
+
** [[ゼネラル・エレクトリック T700|T700]]（GE社製、[[SH-60J (航空機)|SH-60J]]/[[SH-60K (航空機)|K]]・[[UH-60J (航空機)|UH-60J/JA]]搭載）
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** T700（GE社製、[[SH-60 シーホーク|SH-60J]]/[[SH-60K (航空機)|K]]・[[UH-60 ブラックホーク|UH-60J/JA]]搭載）
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==== 宇宙 ====
 
==== 宇宙 ====
−
宇宙事業は100%子会社の[[アイ・エイチ・アイ・エアロスペース]]がその多くを担っている。
+
宇宙事業は100%子会社の[[IHIエアロスペース]]がその多くを担っている。
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* [[H-IIロケット]]・[[H-IIAロケット]]
 
* [[H-IIロケット]]・[[H-IIAロケット]]
 
** [[LE-7A]]エンジン用ターボポンプ
 
** [[LE-7A]]エンジン用ターボポンプ
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* 橋梁
 
* 橋梁
 
*: [[ゼネコン]]等からの発注または[[共同企業体|JV]]を組んでの製造
 
*: [[ゼネコン]]等からの発注または[[共同企業体|JV]]を組んでの製造
−
* 駐車装置  
+
* 駐車装置
 
*: タワーパーキング
 
*: タワーパーキング
 
* 鉄骨
 
* 鉄骨
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* 水処理装置
 
* 水処理装置
 
* 廃棄物処理装置
 
* 廃棄物処理装置
−
* [[ガスタービン]]/ガスエンジン
+
* [[ガスタービンエンジン|ガスタービン]]/ガスエンジン
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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* 土木・[[建設機械]]
 
* 土木・[[建設機械]]
 
* [[農業機械]]
 
* [[農業機械]]
 +
* この他、1980年代の[[フォーミュラ1|F1]]において、ホンダ製のターボエンジンのタービンにIHI製のタービンが使用されている。
 +
* [[東宝]]映画『[[連合艦隊 (映画)|連合艦隊]]』（[[1981年]]8月8日公開）の特撮シーン撮影用・[[戦艦]][[大和 (戦艦)|大和]]縮尺1/20モデル（船体は[[IHIクラフト]]製で、艦橋や煙突、砲塔やマストなどの上部構造物は東宝美術、ならびに、東宝特殊美術（現：東宝映像美術）で製作。完成は[[1981年]][[1月20日]]。水冷[[ディーゼルエンジン]]搭載。船体内部に3人が搭乗し、速力6ノットでの自力航行が可能。また、火薬を使用して、46cm3連装主砲の発射シーンの再現も可能 。撮影終了後、東京・お台場の[[船の科学館]]の玄関脇に屋外展示されていたが、2004年12月、台風並みに発達した暴風雨により破損し、解体処分となった）。
  
 
== 関連会社 ==
 
== 関連会社 ==
−
[[2007年]]の会社名変更に合わせ、関連会社も従来の「石川島～」より「IHI～」に名称を改めている。
+
[[2007年]]に行った会社名変更に合わせ、子会社も従来の「石川島～」より「IHI～」に名称を改めてきている。また本店住所、出資比率もあわせて記載する。
−
 
+
* 株式会社[[IHIインフラシステム]] - 大阪市堺市堺区
−
* 株式会社[[アイ・イー・エム]]（港区）
+
** 株式会社[[IHIインフラ建設]] - 東京都江東区東陽、2011年に「イスミック」より改名、IHIインフラシステム出資100%
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・アムテック]]（相生市）
+
* [[IHI運搬機械]]株式会社 - 東京都中央区明石町、東証2部
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・エアロスペース]]（江東区）
+
* 株式会社[[IHI環境エンジニアリング]] - 東京都江東区木場、100%
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・エアロスペースエンジニアリング]]（富岡市）
+
* 株式会社[[IHI知多・E&M]] - 愛知県知多市北浜町、70%
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・エスエーテック]]（呉市）
+
* [[IHI建機]]株式会社 - 神奈川県横浜市金沢区昭和町、100%
−
* 株式会社[[IHIエスキューブ]]（中央区）
+
** [[IHI建機東京販売]]株式会社 - 東京都千代田区神田須田町、IHI建機出資100%
−
* 株式会社[[IHI回転機械]]（中央区、2007年に石川島汎用機サービス、石川島風水力サービス、及び石川島汎用機の一部を統合、設立）
+
* 株式会社[[IHIスター]] - 北海道千歳市上長都、100%、2008年に「スター農機」より改称
−
* 株式会社[[IHI機械システム]]（横浜市磯子区、石川島岩国製作所・石川島産業機械を統合して設立）
+
* 株式会社[[IHI造船化工機]] - 東京都江東区新砂、東証2部、96%
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ 呉マリンコンストラクション]]（呉市）
+
* 株式会社[[IHIロジスティック]] - 東京都江東区豊洲、100%
−
* 株式会社[[IHIシバウラ]]（中野区、[[ヤンマー|ヤンマー農機]]と農業機械販売部門を業務提携、2007年に石川島芝浦機械より改称）
+
* 株式会社[[IHIフォイトペーパーテクノロジー]] - 東京都中央区八重洲、51%
−
* 株式会社[[IHIシバウラテック]]（松本市）
+
* 株式会社[[IHI汎用ボイラ]] - 東京都江東区深川、100%
−
* 株式会社[[IHIターボ]]（江東区 2007年に石川島汎用機より車両用過給器に特化する形で独立）
+
* 株式会社[[IHI検査計測]] - 東京都品川区大井、100%
−
* 株式会社[[IHIトレーディング]]（中央区）
+
** [[高嶋技研]]株式会社 - 福井県あわら市瓜生、IHI検査計測出資100%
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ フォイトペーパーテクノロジー]]（中央区）
+
* [[IHIプラント建設]]株式会社 - 東京都江東区豊洲、100%
−
* 株式会社[[IHI物流]]（横浜市磯子区）
+
* 株式会社[[IHIキャスティングス]] - 東京都昭島市拝島町、100%、「石川島精密鋳造」より改名
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・マリン]]（港区）
+
* 株式会社[[IHIジェットサービス]] - 東京都昭島市拝島町、100%、主としてガスタービン発電プラント･艦艇用ガスタービンのメンテナンス業務
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]（港区）
+
* 株式会社[[IHIマスターメタル]] - 兵庫県相生市相生（IHI相生事業所内）、100%
−
* [[IHIメタルテック]]株式会社（港区）
+
* 株式会社[[IHIエアロスペース]] - 東京都江東区豊洲、100%
−
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・ロジスティックテクノロジー]]（江東区）
+
** 株式会社[[IHIエアロスペースエンジニアリング]] - 群馬県富岡市藤木、IHIエアロスペース出資100%
−
* 株式会社[[アイ・エヌ・シー・エンジニアリング]]（新宿区）
+
* 株式会社[[IHIプラントエンジニアリング]] - 東京都江東区豊洲、100%
−
* 株式会社[[アイテック (IHIグループ)|アイテック]]（横浜市磯子区）
+
* 株式会社[[IHI技術教習所]] - 神奈川県綾瀬市小園、100%
−
* 株式会社[[アイメック]]（横浜市磯子区）
+
* 株式会社[[IHIテクノソリューションズ]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町（IHI横浜事業所内）、100%
−
* [[青森プラント]]株式会社（下北郡六ヶ所村）
+
* 株式会社[[IHI機械システム]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町、100%、旧（株）[[石川島岩国製作所]]・旧[[石川島産業機械]]（株）の事業統合して設立
−
* [[石川島運搬機械]]株式会社（中央区、東証2部）
+
* 株式会社[[IHI回転機械]] - 東京都江東区東雲、100%、旧[[石川島汎用機サービス]]（株）、旧[[石川島風水力サービス]]（株）及び旧[[石川島汎用機]]（株）の事業統合して設立
−
* [[石川島運搬機械エンジニアリング]]株式会社（大田区）
+
** [[IHI精機]]株式会社 - 滋賀県大津市真野、IHI回転機械出資100%
−
* [[石川島環境エンジニアリング]]株式会社（江東区）
+
* 株式会社[[IHI物流]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町（IHI横浜事業所内）、100%
−
* 株式会社[[石川島技術教習所]]（綾瀬市）
+
* 株式会社[[IHIターボ]] - 東京都江東区豊洲、100%、旧[[石川島汎用機械]]（株）・旧[[石川島汎用機サービス]]（株）の事業統合して設立
−
* [[石川島建機]]株式会社（横浜市金沢区）
+
* 株式会社[[IHIシバウラ]] - 長野県松本市石芝、91%、[[ヤンマー|ヤンマー農機]]（[[2009年]][[2月21日]]をもって解散。それ以降は[[ヤンマー|ヤンマー(株)]]が受け持つ）と農業機械販売部門を業務提携、2007年に石川島芝浦機械（株）より改称
−
* [[石川島建機東京販売]]株式会社（千代田区）
+
** 株式会社[[IHIシバウラテック]] - 長野県松本市南原、IHIシバウラ出資100%
−
* [[石川島検査計測]]株式会社（品川区）
+
* 株式会社[[IHIトレーディング]] - 東京都中央区八重洲、100%
−
* [[石川島建材工業]]株式会社（千代田区、東証2部）
+
* 株式会社[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]] - 東京都港区海岸、100%、IHIの船舶海洋事業全てと[[住友重機械工業]]の艦艇事業を統合、[[アイ・エイチ・アイ・エスエーテック]]の事業をIHIと共に分割吸収
−
* [[石川島興業]]株式会社（中央区）
+
** 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・マリン]] - 東京都港区海岸、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド出資100%
−
* [[石川島ジェットサービス]]株式会社（昭島市、主としてガスタービン発電プラント･艦艇用ガスタービンのメンテナンス業務）
+
** 株式会社[[アイ・エイチ・アイ・アムテック]] - 兵庫県相生市相生（IHI相生事業所内）、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド出資100%
−
* [[石川島精機]]株式会社（大津市）
+
** 株式会社[[アイ・エイチ・アイ 呉マリンコンストラクション]] - 広島県呉市昭和町（IHI呉第一工場内）、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド出資100%
−
* [[石川島精密鋳造]]株式会社（昭島市）
+
** [[IHI ENGINEERING MARINE VIETNAM]] LTD. - 32 Tran Phu Str, Hai Phong City, Vietnam、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド出資100%
−
* [[石川島造船化工機]]株式会社（江東区、東証2部）
+
** 株式会社[[アイ・イー・エム]] - 東京都港区海岸、IHI、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド出資
−
* [[石川島汎用ボイラ]]株式会社（江東区）
+
** [[シンコウ・エスビーエー]]株式会社 - 佐賀県西松浦郡西有田町曲川乙、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド出資
−
* [[石川島プラントエンジニアリング]]株式会社（江東区）
+
*下記3社は、旧[[新潟鐵工所]](経営破綻)の事業を引き継ぐために設立。
−
* [[石川島プラント建設]]株式会社（江東区）
+
** [[新潟原動機]]株式会社 - 東京都中央区八重洲、100%
−
* 株式会社[[石川島マスターメタル]]（相生市）
+
*** [[ニコ精密機器]]株式会社 - 新潟県南魚沼市、新潟原動機出資100%
−
* 株式会社[[イスミック]]（江東区）
+
** [[新潟トランシス]]株式会社 - 東京都中央区八重洲、100%、
−
* 株式会社[[NAP (IHIグループ)|NAP]]（上伊那郡辰野町）
+
* 株式会社[[ディーゼル ユナイテッド]] - 東京都千代田区、100%
−
* [[金町浄水場エネルギーサービス]]株式会社（江東区）
+
* 株式会社[[IHIエスキューブ]] - 東京都中央区、IHI、伊藤忠テクノソリューションズ、IHIビジネスサポート出資
−
* [[関東セグメント]]株式会社（茨城県行方市）
+
** [[SJCIHI（北京）環保科技]]有限公司 - 中華人民共和国北京市、IHIエスキューブと[[SJCシステムソリューション]]株式会社との[[合弁会社]]
−
* [[近畿イシコ]]株式会社（門真市）
+
* [[江蘇石川島増圧器]]有限公司 - 中国江蘇省江陰市周荘鎮、45%、江陰通用動力機械有限公司との合弁会社。[[三井物産オートモーティブ]]、[[いすゞ|五十鈴]]中国、[[三井物産]]（中国）も出資
−
* [[技研テクノロジー]]株式会社（由利本荘市）
+
* [[IHI Charging Systems International]] GmbH - ドイツ・ハイデルベルク市、51%、[[ダイムラー]]との合弁会社
−
* 株式会社[[ギャラクシーエクスプレス]]（江東区）
+
* [[石川島運搬機械エンジニアリング]]株式会社 - 東京都大田区大森北
−
* [[クリエイティブサービス]]株式会社（綾瀬市）
+
* [[石川島建材工業]]株式会社 - 東京都千代田区有楽町、東証2部
−
* [[寿鉄工]]株式会社（相生市）
+
* [[関東セグメント]]株式会社 - 茨城県行方市
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* 株式会社[[三越 (IHIグループ)|三越]]（富山市）
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* [[西日本設計]]株式会社 - 広島県呉市光町（IHI呉新宮工場内）
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* [[シンコウ・エスビーエー]]株式会社（西松浦郡有田町）
+
* [[リブコンエンジニアリング]]株式会社 - 東京都千代田区有楽町
−
* 株式会社[[ジョイプランニング]]（茅ヶ崎市）
+
* [[IHIメタルテック]]株式会社 - 東京都港区新橋
−
* [[スター農機]]株式会社（千歳市）
+
* 株式会社[[アイメック]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町（IHI横浜事業所内）
−
* [[西播開発]]株式会社（相生市）
+
* [[技研テクノロジー]]株式会社 - 秋田県由利本荘市石脇字山ノ神
−
* [[ターボ システムズ ユナイテッド]]株式会社（墨田区）
+
* [[ターボ システムズ ユナイテッド]]株式会社 - 東京都墨田区錦糸
−
* [[高嶋技研]]株式会社（あわら市）
+
* 株式会社[[NAP (IHIグループ)|NAP]] - 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富
−
* [[知多イー・アンド・エム]]株式会社（知多市）
+
* 株式会社[[日本ヘイズ]] - 愛知県丹羽郡大口町秋田
−
* [[千葉倉庫]]株式会社（千葉市中央区）
+
* [[青森プラント]]株式会社 - 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附
−
* 株式会社[[ティ・エフ・アイ]]（江東区）
+
* [[寿鉄工]]株式会社 - 兵庫県相生市
−
* 株式会社[[ディーゼル ユナイテッド]]（千代田区）
+
* [[豊洲エネルギーサービス]]株式会社 - 東京都江東区豊洲
−
* [[東京湾土地]]株式会社（江東区）
+
* [[名古屋プラスチック・ハンドリング]]株式会社 - 愛知県名古屋市港区昭和町
−
* [[豊洲エネルギーサービス]]株式会社（江東区）
+
* [[金町浄水場エネルギーサービス]]株式会社 - 東京都江東区豊洲
−
* [[名古屋プラスチック・ハンドリング]]株式会社（名古屋市港区）
+
* 株式会社[[アイ・エヌ・シー・エンジニアリング]] - 東京都新宿区百人町
−
* [[新潟原動機]]株式会社（中央区）
+
* 株式会社[[IHIビジネスサポート]] - 東京都中央区八重洲
−
* [[新潟トランシス]]株式会社（中央区）
+
* 株式会社[[IHI西播磨サービス]] - 兵庫県相生市那波南本町
−
* [[ニコ精密機器]]株式会社（南魚沼市）
+
* [[近畿イシコ]]株式会社 - 大阪府門真市深田町
−
* [[西日本設計]]株式会社（呉市）
+
* 株式会社[[三越 (IHIグループ)|三越]] - 富山県富山市下冨居
−
* 株式会社[[ニッシン (IHIグループ)|ニッシン]]（上伊那郡辰野町）
+
* [[千葉倉庫]]株式会社 - 千葉県千葉市中央区出洲港
−
* 株式会社[[日本ヘイズ]]（丹羽郡大口町）
+
* [[東京湾土地]]株式会社 - 東京都江東区新砂
−
* 株式会社[[ヒューマン・アセット・サポート]]（江東区）
+
* [[西播開発]]株式会社 - 兵庫県相生市那波野
−
* [[ピーシー橋梁]]株式会社（港区、石川島建材工業子会社）
+
* 株式会社[[ニッシン (IHIグループ)|ニッシン]] - 長野県上伊那郡辰野町
−
* 株式会社[[ピーシーテクノス]]（港区）
+
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* [[リブコンエンジニアリング]]株式会社（千代田区）
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== 影響力 ==
 
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== 提供番組 ==
 
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* [[がっちりマンデー!!]]（[[東京放送|TBS]]）
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* 2011年5月現在、同社の提供する番組はない。
 
'''過去'''
 
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* [[がっちりマンデー!!]]（[[TBSテレビ|TBS]]）
 
* [[世界まる見え!テレビ特捜部]]（[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]）
 
* [[世界まる見え!テレビ特捜部]]（[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]）
 
* [[どちら様も!!笑ってヨロシク]]（日本テレビ）
 
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**トップの素顔
 
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**囲碁プロアマ熱血対決
 
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== 関連項目 ==
 
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* [[皆勤橋]]
 
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* [[草川昭三]]
 
* [[草川昭三]]
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* [[野口聡一]]（[[宇宙飛行士]]） - 元社員。
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* [[アーバンドック]] - 東京第一工場跡地の再開発名。[[アーバンドック ららぽーと豊洲]]・[[パークシティ豊洲]]が立地している。
  
 
== 外部リンク ==
 
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* [http://www.ihi.co.jp/index.html 株式会社IHI]
 
* [http://www.ihi.co.jp/index.html 株式会社IHI]
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* [http://www7a.biglobe.ne.jp/~ihijinken/index.html 人権回復を求める石川島播磨連絡会]
 
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* [http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-20/2007012001_04_0.html しんぶん赤旗 石川島播磨40年の思想差別反省の記事]
 
  
 
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2012年3月31日 (土) 11:17時点における最新版

株式会社IHI（アイ・エイチ・アイ、IHI Corporation）は、1853年（嘉永6年）水戸藩主徳川斉昭が隅田川河口の石川島に建設した造船所に端を発する重工業を主体とする製造会社である。旧社名は石川島播磨重工業株式会社（いしかわじまはりまじゅうこうぎょう）。2007年7月1日より、従来略称として用いてきたIHIを正式社名に変更した（「H」はハリマ（Harima）ではなくヘヴィーインダストリーズ。

元来独立系の企業だが、旧石川島重工業の社長だった土光敏夫が、三井系の電機メーカーである東芝の再建に関わって以来東芝と密接な関係にあるため、三井グループを構成する二木会（社長会）・三井業際研究所（二木会直轄のシンクタンク）・綱町三井倶楽部（三井系の会員制クラブ）及び月曜会（三井グループ各社の役員間の相互親睦と情報交換を目的とする会合）に加盟している。一方、旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりから、メインバンクはみずほコーポレート銀行であり、IHIは旧第一勧銀グループにも属しているといえる。

コーポレートスローガンは「Explore the Engineering Edge」。

沿革[編集]

旧石川島重工業[編集]

旧播磨造船所[編集]

  • 1907年 - 播磨船渠株式會社設立。兵庫県相生村（現在の相生市）に船渠建設開始。
  • 1909年 - 播磨船渠が解散。同年に起きた建設中の事故により船渠が崩壊し、出資者が事業意欲を失った事が原因とされる。
  • 1911年 - 播磨船渠合名會社を設立。旧社の事業を引き継ぐ。
  • 1912年 - 船渠完成。播磨造船株式會社に改組・商号変更。
  • 1916年 - 株式會社播磨造船所（第一次）に商号変更。
  • 1918年 - 帝國汽船株式會社と合併。鳥羽造船所と共に同社の造船部となる。
  • 1921年 - 帝國汽船、造船部を株式会社神戸製鋼所に営業譲渡。神戸製鋼所造船部となる。
  • 1929年 - 株式會社播磨造船所（第二次）、神戸製鋼所から分離設立。この時、造船部傘下の鳥羽電機製作所（現シンフォニア テクノロジー）は、神戸製鋼所に残る。

旧呉造船所[編集]

  • 1945年 - 株式會社播磨造船所、旧呉海軍工廠跡に呉船渠開設。
  • 1952年 - 米ナショナル・バルクキャリア (NBC)、旧呉海軍工廠跡に呉造船部開設。
  • 1954年 - 呉造船所、播磨造船所から分離設立。
  • 1958年 - 世界初の10万トン級タンカー「ユニバース・アポロ」就航。
  • 1962年 - NBCから同社呉造船部の営業譲渡を受ける。

石川島播磨重工業・IHI[編集]

夢の戦闘機(2011年10月)[編集]

「我々の要求がのめなければ、日本にはエンジンを供給しない」

20年前、航空自衛隊の次期戦闘機（FSX)の開発を巡る日米交渉で、米側担当者はそう強く主張し、日米で共同開発することが決まった。実用に堪えるエンジンを造れない日本の足元を見透かした言葉で、それは今も、開発の現場に「FSXのトラウマ」として根強く残っている。

そのトラウマに挑む2人の男がいる。

IHIで先進技術実証機のエンジン開発に取り組む池山正隆(49）と井上靖浩(45）だ。1991年、当時の防衛庁から「圧縮機などエンジンの構成要素の研究」を受注したのを機に、戦闘機エンジンの開発に着手した。軽量小型で大きな推力という厳しい条件に加え、燃焼時のエンジン内部はセ氏2000度近くにまで達するため、耐熱性を考慮し、ニッケルやチタンなど部品は20種を超す金属を使い分けなければならない。しかも加工にはミクロの精度が求められる。

すでに十数回に上る燃焼試験を終え、実証機に載せるエンジン「XF5-1」は、機体の形に合わせた微調整を残すだけとなった。小さなエンジンで大きな出力を示す推力重量比は8点台に達し、7点代後半のF15やF16戦闘機のエンジンの数値を上回った。「米国との技術力とは20年以上の差があったが、かなり縮まってきた」と池山は言う。

終戦から52年まで、米国は日本に航空機開発の一切を禁じた。解禁後、ジェット機の開発競争に立ち遅れた航空機産業は、「空白の7年」で生じた欧米との技術力の差を埋めようと必死になった。IHIも社内ファンドを取り崩して開発を進めてきた。戦闘機のエンジンを造りたくて入社した井上だが、「超音速巡航が可能なF22戦闘機のエンジンを造れと言われても、それは無理」と話す。

官民一体で多くのエンジン開発を繰り返してきた欧州、F22のエンジンだけでも1兆円を超す国費を投じた米国とは、研究開発に対する国の考え方が違いすぎるからだ。

「それでも戦闘機のエンジン開発を続けなければ、故障機の修理も出来なくなる」と2人は口をそろえる。

だが、実証機エンジンに続く開発の道筋は、見えない。

「このままでは日本の技術は途絶えてしまう。エンジニアや熟練工を維持することなどできない」池山は開発現場の空洞化に警鐘を鳴らした。

製品[編集]

総合重工という業態から、取扱製品は多岐に渡る。詳しくは同社ウェブサイト内の製品案内を参照。同業他社と比べると、日頃から目に触れるような一般民生品や耐久消費財が少ない。

大きくは5つの事業セグメントに分かれる。主力工場は次の通り。

  • 船舶・海洋事業
    • アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド（下記参照・横浜、浦賀、呉）、
    • アイ・エイチ・アイ アムテック（相生）
  • 航空・宇宙事業[1]
  • 機械事業
  • 物流・鉄構事業
    • 砂町工場（東京都江東区）、横浜第一工場（横浜市）、愛知工場、相生生産部（兵庫県相生市）、呉新宮工場（広島県呉市）
  • エネルギー・プラント事業
    • 横浜第一工場、相生工場（兵庫県相生市）
  • その他の事業
  1. ↑ 田無工場（東京都西東京市）は、相馬事業所への移転完了に伴い閉鎖となった。

船舶・海洋製品[編集]

船舶・海洋製品については、2002年に分社化したアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドが担当している。

商船・海洋製品[編集]

艦艇[編集]

戦前の日本海軍への受注は小艦艇が主だった。戦後は輸出向けに建造されたことはないため、納入先は海上自衛隊のみである。

東京石川島造船所（戦前）[編集]

明治初期に数隻建造したのみで軍艦建造から離れたが、大正期になり駆逐艦建造で復帰した。

播磨造船所（戦前）[編集]
石川島播磨（東京）[編集]
アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド（横浜）[編集]

官公庁船[編集]

航空・宇宙[編集]

ジェットエンジン[編集]

航空の分野において、IHIはジェットエンジン製造を専業とし、初の国産ターボ・ジェットエンジン「ネ20」は同社の製品である。国内におけるジェットエンジンのシェアは60%を超え、トップである。

国産[編集]
ライセンス生産[編集]

宇宙[編集]

宇宙事業は100%子会社のIHIエアロスペースがその多くを担っている。

機械事業[編集]

物流・鉄構事業[編集]

  • ローダー
  • アンローダー
  • スタッカー
  • リクレーマ
  • クライミングクレーン
  • 自動倉庫
  • 物流システム
  • 橋梁
    ゼネコン等からの発注またはJVを組んでの製造
  • 駐車装置
    タワーパーキング
  • 鉄骨
  • 水門
  • シールド掘進機
    シールド工法にてトンネルを掘削する機械
  • セグメント自動組立
  • コンクリート製品
  • プレストレストコンクリート製品
  • 鉄道車両
  • 案内軌条式鉄道車両
  • 制震装置/免震床
  • 除雪機械

エネルギー・プラント[編集]

  • 事業用ボイラ
  • 産業用ボイラ
  • 舶用ボイラ
  • 排煙脱硫装置/排煙脱硝装置
  • 原子力機器
  • 太陽エネルギー利用プラント
  • 石炭液化ガス化プラント
  • 石油精製プラント
  • 石油化学プラント
  • 大型風力発電設備
  • セメントプラント
  • 医薬プラント
  • 海水淡水化装置
  • LNGタンク/LPGタンク
  • 原油タンク
  • 水処理装置
  • 廃棄物処理装置
  • ガスタービン/ガスエンジン

その他[編集]

  • ディーゼルエンジン
  • 土木・建設機械
  • 農業機械
  • この他、1980年代のF1において、ホンダ製のターボエンジンのタービンにIHI製のタービンが使用されている。
  • 東宝映画『連合艦隊』（1981年8月8日公開）の特撮シーン撮影用・戦艦大和縮尺1/20モデル（船体はIHIクラフト製で、艦橋や煙突、砲塔やマストなどの上部構造物は東宝美術、ならびに、東宝特殊美術（現：東宝映像美術）で製作。完成は1981年1月20日。水冷ディーゼルエンジン搭載。船体内部に3人が搭乗し、速力6ノットでの自力航行が可能。また、火薬を使用して、46cm3連装主砲の発射シーンの再現も可能 。撮影終了後、東京・お台場の船の科学館の玄関脇に屋外展示されていたが、2004年12月、台風並みに発達した暴風雨により破損し、解体処分となった）。

関連会社[編集]

2007年に行った会社名変更に合わせ、子会社も従来の「石川島～」より「IHI～」に名称を改めてきている。また本店住所、出資比率もあわせて記載する。

影響力[編集]

幕末以来150年を超える歴史を誇り、重機・造船などの重工業において、日本を代表する名門企業の一つである。日本の工業技術をリードしてきた企業の一つであり、国鉄（現在のJR）東京駅の丸の内側本屋建設（1914年開業）、永野治による日本初のターボ・ジェットエンジン開発（1945年完成、第二次世界大戦での日本敗北の直前）、日本国内最大の大型海水淡水化装置建設（1967年、長崎県外海町（現長崎市）池島）、東京湾アクアライン工事用シールド掘進機納入（1997年）、明石海峡大橋のケーソンやタワー（主塔）の建設（1998年開通）など、その業績は数多く存在する。

そのため、同社のトップは政財界において大きな発言力を持ち、社外においても様々な場面で重用されてきた。最近では同社相談役の伊藤源嗣が日本経済団体連合会（日本経団連）の評議員会副議長を務めていた（就任時は社長、2003年～2007年）。1980年代に中曽根康弘首相が進めた行政改革においては、その基本方針をまとめた第二次臨時行政調査会の会長を同社出身の土光敏夫（当時は経団連（当時）会長）が務め、その主要政策として実行された日本電信電話公社の民営化では真藤恒が同公社の最後の総裁、及び日本電信電話株式会社(NTT)の初代社長としてその移行を実現させた。また、稲葉興作は1993年～2001年に日本商工会議所の会頭であった。

一方、名門であるが故に、日本企業の持つ構造的な問題点を抱えているとも指摘できる。その一つとして、各種公共事業における談合に同社が積極的に関与しているという疑惑が持たれており、2005年に発覚した橋梁談合事件では法人としての同社と個人としての同社元社員が起訴された。

提供番組[編集]

現在

  • 2011年5月現在、同社の提供する番組はない。

過去

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


テンプレート:三井グループ

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