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− | '''らき☆すた''' | + | {{継続中の作品}} |
+ | 『'''らき☆すた'''』(らきすた)とは[[美水かがみ]]の[[4コマ漫画]]及びそれを原作とした[[コンピュータゲーム|ゲーム]]・[[アニメ]]作品である。[[角川書店]]の月刊[[ゲーム雑誌]]「[[コンプティーク]]」において[[2004年]]1月号より連載されている。また「[[月刊コンプエース|コンプエース]]」他数誌で掲載されている([[#掲載誌|掲載誌]]参照)。 | ||
+ | {{ポータル|らき☆すたの登場人物|らき☆すた (アニメ)|らき☆すた 萌えドリル}} | ||
− | ==概要== | + | == 概要 == |
− | [[ | + | 小柄でアニメやゲームが大好きな[[おたく|オタク]]な女子高生'''泉こなた'''とその友人でゆったりした性格の'''柊つかさ'''、つかさの双子の姉でしっかりものでツッコミ役の'''柊かがみ'''、容姿端麗で博識ながら天然な所がある'''高良みゆき'''の4人を中心として、その周囲の人々も含めたまったりとした普段の生活を描いている。 |
− | + | [[タイトル]]は“Lucky Star('''ラッキー スター''')”が原義であり単行本表紙のロゴにもそうデザインされている。作者の美水によれば「女の子が学園生活を送る漫画のタイトル」としてイメージした結果、女優が演じるという意味合いの「スター」と「幸運」と「気まぐれ」という意味を持つ「ラッキー」をあわせたとしている<ref>『らき☆すた公式ガイドブック 陵桜学園入学案内書』、p.24。</ref>。 | |
− | == | + | そもそもは連載を予定していた作品ではなくコンプティーク誌で急に生じた空きページを埋めるための掲載だったが人気を博したため連載される運びとなり、その後[[月刊少年エース|少年エース]]や[[コンプエース]]など、掲載誌も増えていった。 |
− | + | ||
+ | [[2005年]][[8月24日]]に[[ドラマCD]]が発売された。さらに2005年[[12月1日]]には[[ニンテンドーDS]]で『[[らき☆すた 萌えドリル]]』が、[[2007年]][[5月24日]]には同じくニンテンドーDSで続編の『真・らき☆すた萌えドリル 〜旅立ち〜』が発売された。そして、2007年4月から9月にかけて[[らき☆すた (アニメ)|テレビアニメ]]が放送され、それに連動する形で2007年1月からラジオ番組『[[らっきー☆ちゃんねる]]』も放送が開始。また『真・らき☆すた』の予約特典であった恋愛アドベンチャー「らき☆すら -Lucky☆Star RAvish Romance-」が[[2008年]][[1月24日]]に[[プレイステーション2]]用[[アドベンチャーゲーム]]『[[らき☆すた 〜陵桜学園 桜藤祭〜]]』というタイトルに変えて発売された。2008年夏には[[OVA]]とアニメ版キャストによるドラマCDが発売される予定になっている。 | ||
+ | |||
+ | またサイドストーリーとして、登場人物の一人で情報ページ『らっきー☆ちゃんねる』のキャプテン・[[小神あきら]]を主人公にした『'''あきらの野望'''』『'''あきらの王国'''』がコンプエースで、『萌えドリル』シリーズのオリジナルキャラクター、宮河ひなた・ひかげ姉妹を主人公にした『'''宮河家の空腹'''』が[[コンプH's]]でそれぞれ連載されている。 | ||
+ | |||
+ | 主な登場人物4名はマンガ連載開始時は高校1年生であり、当初は実際の[[年度]]が進むに従ってリアルタイムに進級<ref>このため1巻のepisode 6の時点で2年生に、2巻のepisode 40の時点で3年生に進級している。</ref>(現在は3年生)していた。ただし、編集部の方針によって、高校3年生の2学期以降は時間の流れが実質的に停止している<ref>『陵桜学園入学案内書』p.140の記述による。作者曰く「ゆっくりとでも時間は進んでいくけれど、流れはあまりループしたりせず進んでいこうということになった」とのことで、この点でいわゆる[[サザエさん方式]]とは異なる。</ref>。なお、アニメでは第13話までは2年生、第14話からは3年生である。 | ||
+ | |||
+ | == 主な登場人物 == | ||
+ | {{See|らき☆すたの登場人物}} | ||
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+ | == 主な舞台 == | ||
+ | アニメ版の舞台は[[埼玉県]][[春日部市]]をモデルにしている。 | ||
+ | ; 陵桜学園高等部(りょうおうがくえんこうとうぶ) | ||
+ | : こなた達が通う学校。埼玉県内にあるという設定。こなた達の学年で13クラスもあるマンモス校。制服は女子は青色系(夏服)とえんじ色系(冬服)の[[セーラー服]](色の他、リボンの形も若干異なる)で、男子は[[詰襟|詰め襟]]。プールはあるが、体育の授業になぜか水泳が入ってない。 | ||
+ | : アニメ版では作者の出身校([[春日部共栄中学高等学校|春日部共栄高等学校]])がモデルとなっている(エンディングクレジットの「スペシャルサンクス」で表記)。 | ||
+ | ; 鷹宮神社 | ||
+ | : 柊姉妹の父が宮司を務める神社で、柊家はこの境内に居住する。家の電話機は古い[[黒電話]]で[[電電公社]]の600形電話機である。 | ||
+ | : アニメ版でのモデルは埼玉県[[北葛飾郡]][[鷲宮町]]にある[[鷲宮神社]]。こちらの最寄り駅は[[東武鉄道]][[東武伊勢崎線|伊勢崎線]][[鷲宮駅]]下車5分程度。 | ||
+ | ; 糟日部駅 | ||
+ | : アニメ版にのみ登場、鉄道会社は糖武鉄道と表記されている。モデルは東武鉄道伊勢崎線・[[東武野田線|野田線]][[春日部駅]]。なお、アニメのOPでつかさが踊っている場所は西口である。 | ||
+ | ; 泉家の近所 | ||
+ | : 埼玉県[[幸手市]]と思われる。『陵桜学園入学案内書』の「らき☆すた関連マップ」でも東武鉄道[[東武日光線|日光線]][[幸手駅]]が「泉家の最寄り駅」として記載されており、アニメ版では幸手市内や[[権現堂堤]]がモチーフとして用いられている。 | ||
+ | ; [[秋葉原]](アキバ/秋葉腹) | ||
+ | : 原作や『陵桜学園 桜藤祭』の作中で秋葉原に行くエピソードがあるほか、『真・らき☆すた 萌えドリル 〜旅立ち〜』では「アキバ」として主な舞台の1つとなっている。また、アニメ版では第16話で「秋葉腹」として登場([[東日本旅客鉄道|JR]][[秋葉原駅]]も「UR秋葉腹駅」となっている)、同地にはこなたのバイト先のコスプレ喫茶がある。 | ||
+ | ; [[さいたま市]][[大宮区]] | ||
+ | : 具体的な地名としては作中ではでていないが『陵桜学園入学案内書』の「らき☆すた関連マップ」には「よく利用する[[ゲーマーズ]]、[[アニメイト]]のある街」として記載されており、アニメ版では[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]の西口周辺(実際にゲーマーズとアニメイトが所在する)や[[大宮ソニックシティ]]などがモチーフとして使われている。 | ||
+ | ; [[京都市#観光|京都]]・[[奈良市#観光|奈良]] | ||
+ | : アニメ版の第21話でこなた達の学年が、秋の[[修学旅行]]で訪れた都市。チャーターした観光バスは京都に本社があり、首都圏地区にも営業所がある[[ヤサカグループ|ヤサカ観光]]の車両がモデル。 | ||
+ | |||
+ | この他、アニメ版では[[池袋]]や[[東京国際展示場|東京ビッグサイト]]などが舞台として使われている。 | ||
+ | |||
+ | == 書誌情報 == | ||
+ | {{漫画}} | ||
+ | |||
+ | === 掲載誌 === | ||
+ | ==== 掲載中 ==== | ||
+ | * [[コンプティーク]](月刊、2004年1月号より掲載) | ||
+ | * [[月刊コンプエース]](季刊→隔月刊→月刊、創刊号より掲載、以前掲載されていた[[エース桃組]]を継承) | ||
+ | ** 本編と並行して、2007年Vol.15([[5月26日]]発売)より『らき☆すた コミックアラカルト』(毎回異なる作者が執筆する[[アンソロジーコミック|アンソロジー]]形式)が連載されている。 | ||
+ | ** 2008年1月号より公式アナザーストーリー『[[らき☆すた ポケットとらべら〜ず]]』が連載されている(原作:美水かがみ、漫画:[[あかりりゅりゅ羽]])。 | ||
+ | ** 2008年7月号よりパロディ作品『[[ぶーぶーかがぶー]]』が連載されている(原作:美水かがみ、漫画:[[えれっと]]) | ||
+ | * [[コンプH's]](あきらが主な主人公) | ||
+ | * [[月刊ニュータイプ]](月刊、ゲームコラム「美水かがみゲーム遊画」として掲載) | ||
+ | * [[ゲーマーズ#フロムゲーマーズ|フロムゲーマーズ]]([[ゲーマーズ]]の月刊無料情報誌、2004年12月号より出張版を不定期掲載) | ||
+ | * Mobile Newtype(ニュータイプ誌の携帯電話向けモバイルサイト、毎月新作を掲載) | ||
+ | * 角川HotLine(書店向け月刊情報誌(非売品)、同社の話題の書籍を紹介する形で毎月1本をカラーで掲載) | ||
+ | |||
+ | ==== 掲載終了 ==== | ||
+ | * [[月刊少年エース]](月刊、2004年8月号 - 2006年5月号) | ||
+ | * [[月刊ドラゴンマガジン]](月刊、2005年6月号より2006年5月号まで4コマコラムを掲載) | ||
+ | |||
+ | === 単行本 === | ||
+ | 角川書店[[カドカワコミックス]]より刊行されている。累計発行部数は2008年3月時点で300万部を突破した。 | ||
+ | # 第1巻(2005年[[1月8日]]初版発行、ISBN 978-4048538060) | ||
+ | # 第2巻(2005年[[8月10日]]初版発行、ISBN 978-4048539036) | ||
+ | # 第3巻(2006年[[7月10日]]初版発行、ISBN 978-4048539784) | ||
+ | # 第4巻(2007年[[4月10日]]初版発行、ISBN 978-4-04-854095-7)<ref>表紙違いの限定版が[[ゲーマーズ]]にて同時発売された(『[[ギャラクシーエンジェる〜ん]]』OPのパロディでこなたたちがルーンエンジェル隊のコスプレをしている。ちなみにこなたはアニメ版声優の[[平野綾]]つながりで[[ギャラクシーエンジェルの登場人物一覧#カルーア・マジョラム|カルーア・マジョラム]]を担当)。</ref> | ||
+ | # 第5巻(2007年[[9月10日]]初版発行、ISBN 978-4-04-854125-1) | ||
+ | |||
+ | === アンソロジーコミック === | ||
+ | コンプエース掲載分の再録と新作で構成されている。 | ||
+ | * らき☆すたコミックアラカルト 〜はっぴーストライク!〜(2007年9月26日発売、ISBN 978-4048541268) | ||
+ | **参加作家:[[駒都えーじ]]、かんきりこ、タカトウアユミ、渡真仁、[[あかりりゅりゅ羽]]、米、[[えれっと]]、高津ケイタ、[[竹内元紀]]、春野友矢、歩鳥、アツタカシ、ゆ〜のす、しゅー、杜講一郎×さくらあかみ、てっけんとう、鳩麦月々、おこさまランチ、俺と海、西脇だっと | ||
+ | * らき☆すたコミックアラカルト 〜ラッキーたーん♪〜(2008年3月25日発売、ISBN 978-4048541640) | ||
+ | **参加作家:[[七尾奈留]]、[[池上茜]]、駒都えーじ、[[渡辺明夫|ぽよよん♥ろっく]]、杜講一郎&さくらあかみ、龍牙翔、[[京極しん]]、しゅー、かんきりこ、[[霧賀ユキ]]、歩鳥、[[高野うい]]、神楽坂まな、南條ハルノ、[[あずまゆき|あづまゆき]]、タカトウアユミ | ||
+ | |||
+ | === 小説 === | ||
+ | {{Main|らき☆すた (小説)}} | ||
+ | * らき☆すた らき☆すた殺人事件([[竹井10日]] 著・[[角川スニーカー文庫]]、2007年[[9月1日]]初版発行、ISBN 978-4044712037) | ||
+ | * らき☆すた らき☆すたオンライン(竹井10日 著・角川スニーカー文庫、2008年[[3月1日]]初版発行、ISBN 978-4044712044) | ||
+ | |||
+ | === 関連書籍・ムック === | ||
+ | * らき☆すた おきらくカーニバル(2006年10月10日発売、ISBN 978-4047215566) | ||
+ | *: 過去の作品をカラー化したものや、フロムゲーマーズに掲載された番外編、ショートストーリー2作、イラストレーター・漫画家によるイラスト、アニメ化及びDS版『真・らき☆すた 萌えドリル ~旅立ち~』の情報を掲載。 | ||
+ | * らき☆すた公式ガイドブック 陵桜学園入学案内書(2007年8月25日初版発行、ISBN 978-4048541244) | ||
+ | *: 漫画版の公式ガイドブック。キャラクターの詳細ガイドや、イラストギャラリー、ラフスケッチ、情報ページ「らっきー☆ちゃんねる」の歴史、用語集、4巻時点までの全エピソード目次、美水かがみインタビューなどで構成。 | ||
+ | * らき☆すた おきらくBOX 泉こなた編/柊かがみ編(2007年9月27日発売、ISBN 978-4049007862/ISBN 978-4049007879) | ||
+ | *: こなた・かがみそれぞれのパッケージになっており、それぞれフィギュア、CD-ROM、解説小冊子、陵桜学園生徒手帳型のメモ帳を同梱。 | ||
+ | * らき☆すた 陵桜学園入学記念BOX(2008年4月10日発売、ISBN 978-4049007916) | ||
+ | *: 陵桜学園入学のしおりと、シャープペンシル、消しゴム、定規、ペンケースのステーショナリーセットを同梱。 | ||
+ | |||
+ | == 投稿・情報コーナー == | ||
+ | 『らき☆すた』の連載が開始して4ヶ月後のコンプティーク2004年4月号に欄外の文字投稿コーナー「らき☆すた横丁」が開始したのが始まりとなる。同年7月号に「すぺしゃるいんふぉめーしょん」が掲載され同年12月号よりレギュラー化、そして2005年5月号から「'''らっきー☆ちゃんねる'''」として本格開始、同コーナーのキャプテン(進行役)として小神あきらが登場する。この時期よりフィギュアやドラマCD、ゲームなど関連グッズのリリースが行われることによって、「らっきー☆ちゃんねる」も読者投稿だけでなくこうしたメディア展開の情報コーナーとしての役割を担うようになった。 | ||
+ | |||
+ | 『らき☆すた』の連載が3年目に入った2006年1月号にコーナーをリニューアルし「'''らっきー☆ぱらだいす'''」が開始、これまでのあきらが「二等兵」に格下げする代わりに新たに桜庭ひかるをキャプテンとして登場させた。この時期にコーナーのページ増や多数の企画が実施された。その後再ゲーム化・アニメ化に伴い2006年11月号に「'''超らっきー☆ちゃんねる'''」へと再度リニューアル、あきら・ひかるのダブルキャプテン制に移行した。2007年からはコンプエースでも「'''超らっきー☆ちゃんねる分校'''」としてコーナー展開している。 | ||
+ | |||
+ | これまでのコーナー名である「らっきー☆ちゃんねる」は公式webサイトや、[[#ラジオ|ラジオ番組]]及びこの番組を元にしたアニメ版のミニコーナーに名前が引き継がれ、同番組・コーナーと「超らっきー☆ちゃんねる」などコンプティーク・コンプエース誌面、公式Webサイトとの連動企画も行われている。また「らっきー☆ぱらだいす」はアニメ版の[[製作委員会方式|製作委員会]]の名称として用いられている。 | ||
+ | |||
+ | また連載初期にはコンプティーク誌上の他の読者コーナーにこなたが送ったはがき(実際には作者の美水かがみがこなた名義で書いて送った物)が掲載され、それを喜ぶ4コマ漫画も描かれる(原作第1巻所収)など、[[メタフィクション]]的なことも行われている<ref>アニメ版では第8話でこのエピソードが使われているが、掲載誌が[[月刊ニュータイプ|ニュータイプ誌]]の読者コーナーに変更されている。</ref>。 | ||
+ | |||
+ | == アニメ == | ||
+ | {{Main|らき☆すた (アニメ)}} | ||
+ | テレビアニメが2007年4月から9月まで、[[千葉テレビ放送|チバテレビ]]などの[[全国独立UHF放送協議会|独立UHF局]]を中心とした16局で放送された。全24話。また2008年夏にOVAの発売が予定されている。 | ||
+ | |||
+ | == ドラマCD == | ||
+ | === ドラマCD らき☆すた === | ||
+ | [[2005年]][[8月24日]]に[[フロンティアワークス]]より発売された。アニメ版とは声優が異なる。 | ||
+ | |||
+ | ==== 声の出演 ==== | ||
+ | * 泉こなた - [[広橋涼]] | ||
+ | * 柊つかさ - [[中原麻衣]] | ||
+ | * 柊かがみ - [[小清水亜美]] | ||
+ | * 高良みゆき - [[中山恵里奈]] | ||
+ | * 黒井ななこ - [[浅野真澄]] | ||
+ | * 成実ゆい - [[斎藤千和]] | ||
+ | * 小早川ゆたか - [[清水愛]] | ||
+ | * 岩崎みなみ - [[松来未祐]] | ||
+ | * パトリシア=マーティン - [[雪野五月]] | ||
+ | * 駅員 - [[川原元幸]] | ||
+ | * イベントスタッフ - [[宮本克哉]] | ||
+ | |||
+ | ==== スタッフ ==== | ||
+ | * 原作・イラスト・挿絵:美水かがみ | ||
+ | * エグゼクティブプロデューサー:及川武(Frontier Works) | ||
+ | * プロデューサー:松澤博(Frontier Works) | ||
+ | * ディレクター:池知也(Frontier Works) | ||
+ | * 演出:関根奈美 | ||
+ | * 脚本:藤原たすく | ||
+ | * 音楽:剱持満 | ||
+ | * エンジニア:亀田亮治 | ||
+ | * アシスタントエンジニア:三田英登(セントラル録音) | ||
+ | * 音響効果:野崎博樹([[サウンドガーデン (音響効果)|サウンドガーデン]]) | ||
+ | * スタジオ:セントラル録音、ハイブライト、ドリーム・フォース | ||
+ | * マスタリング:小林良雄(ハイブライト) | ||
+ | * 音響製作:ドリーム・フォース | ||
+ | * スペシャルサンクス:加藤剛(角川書店)、コンプティーク編集部、[[アーツビジョン]]、[[アイムエンタープライズ]]、[[青二プロダクション]]、[[81プロデュース]]、[[劇団若草]]、[[賢プロダクション]]、[[ブロッコリー (企業)|ブロッコリー]]、[[メディアフォース]] | ||
+ | * デザイン:山口勉(ヤマグチデザイン室) | ||
+ | |||
+ | === TVアニメ「らき☆すた」ドラマCD === | ||
+ | {{新製品|section=1}} | ||
+ | [[ランティス]]から発売が予定されている。当初は[[2008年]][[2月6日]]に発売される予定だったが、その後2008年夏頃に発売されると発表された。前述のドラマCDとは違い、テレビアニメ版のキャストが出演している。 | ||
+ | |||
+ | == ゲーム == | ||
+ | * 現在[[ニンテンドーDS]]用[[脳ゲー]]ソフト『[[らき☆すた 萌えドリル]]』とその続編『[[らき☆すた 萌えドリル#真・らき☆すた 萌えドリル 〜旅立ち〜|真・らき☆すた 萌えドリル 〜旅立ち〜]]』、[[プレイステーション2]]用[[アドベンチャーゲーム]]『[[らき☆すた 〜陵桜学園 桜藤祭〜]]』が発売されている。いずれも開発・[[ブリッジ (ゲーム会社)|ブリッジ]]、発売元・角川書店。詳細はそれぞれの該当項目を参照。 | ||
+ | * また『萌えドリル』シリーズ・『陵桜学園 桜藤祭』を開発したブリッジと[[松下グループ]]の[[パナソニック ネットワークサービシズ]]が共同で[[iモード]]専用の携帯端末向けゲーム配信サイト『[[らき☆すた もばいる]]』を[[2007年]][[4月2日]]に開設、脳ゲーアプリなどを配信している。 | ||
+ | * この他、アニメ版DVDの限定版特典の[[Windows]]用[[ミニゲーム]]集『[[らき☆すたの森]]』、『陵桜学園 桜藤祭』DXパック予約特典のWindows用[[対戦型格闘ゲーム]]『らき☆ばと! 〜Lucky Battle Chronicle〜』がある。 | ||
+ | * [[ブロッコリー (企業)|ブロッコリー]]・[[富士見書房]]による[[トレーディングカードゲーム]]『[[プロジェクト レヴォリューション]]』に角川書店からの参戦キャラクターとしてらき☆すたのキャラクターも登場、エキスパンションパック「らき☆すたプラチナパック」も発売されている。 | ||
+ | ムゲンでYouTubeでこなた等がFFのキャラクターと対決している映像がある | ||
+ | |||
+ | == ラジオ == | ||
+ | * アニメ本編放送前の2007年1月から同年9月まで、あきら役の[[今野宏美]]とみのる役の[[白石稔]]による[[アニラジ]]『[[らっきー☆ちゃんねる]]』が放送された。 | ||
+ | * 2007年10月から同年12月まで『[[らっきー☆ちゃんねる-陵桜学園放課後の机-]]』が放送された。前番組を担当した2人に加え、ミニコーナーを担当していたかがみ役の[[加藤英美里]]とつかさ役の[[福原香織]]がパーソナリティとなっている。 | ||
+ | * 2008年1月から同年3月まで『[[新らっきー☆ちゃんねる]]』が放送された。今野・白石とみさお役の[[水原薫]]がパーソナリティとなっている。 | ||
+ | * 2008年4月より『[[元祖らっきー☆ちゃんねる]]』が放送されている。パーソナリティは今野・白石の2人のみという初期の状態に戻っている。 | ||
+ | |||
+ | == 地元への影響 == | ||
+ | [[画像:鷲宮神社.jpg|thumb|250px|right|「聖地巡礼」の対象のひとつとされている鷲宮神社。鳥居の側にあるのが大酉茶屋わしのみや。]] | ||
+ | アニメ雑誌「[[月刊ニュータイプ]]」の付録にて[[埼玉県]][[鷲宮町]]の[[鷲宮神社]]を始めとしたいくつかの場所が本作の舞台の1つであると紹介されたことをきっかけに、ファンが[[巡礼 (通俗)|聖地巡礼]]と称して登場した場所を訪れるようになった。 | ||
+ | |||
+ | 鷲宮神社においては、彼らが[[絵馬]]に『らき☆すた』の登場人物の絵を描き残す、記念撮影を行う、[[コスプレ]]姿で[[参拝]]するなどの行動がマスメディアを通じて報じられた<ref>「[http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/070725/gam0707252202005-n1.htm 関東最古の神社にアニヲタ殺到 地元困惑、異色の絵馬も]」MSN産経ニュース(初出はイザ!)、2007年7月25日。</ref><ref>「[http://www.asahi.com/komimi/TKY200708300115.html 「らき☆すた」ファン、神社に続々]」asahi.com、2007年9月3日。</ref>。<!--絵馬に関しては、絵馬掛けには一見してキャラのイラストやキャラに対する主張が書かれた絵馬が多く掛けられているのが見受けられる<ref>「[http://www.new-akiba.com/archives/2007/10/post_12113.html 「らき☆すた」の舞台・鷲宮神社に巨大な絵馬が登場!]」にゅーあきばどっとこむ、2007年10月29日。</ref>。--> | ||
+ | [[2008年]]の正月においては、[[初詣]]の参拝客が<!--を例年の約9万人より4万人多い約13万人と予想していたが<ref>「[http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071231mog00m200106000c.html らき☆すた:“聖地”鷲宮神社の初もうで13万人の見込み “特需”で地元商店に活気]」毎日.jpまんたんウェブ、2007年12月31日。</ref>、三が日でその予想よりさらに約17万人増で、-->この年の埼玉県内第3位となる約30万人に達し、関係者の驚きを呼んだ<ref>「[http://www.asahi.com/culture/news_culture/JJT200801090001.html 「らき☆すた」効果、鷲宮神社初詣で17万人増 埼玉]」asahi.com、2008年1月9日。</ref><ref>[http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20080109-304829.html 「らき☆すた」舞台の神社、初詣客倍増]」nikkansports.com、2008年1月9日</ref>。 | ||
+ | |||
+ | こうした「巡礼」を受け、鷲宮町[[商工会]]は、町独自のオリジナルグッズを制作、同会青年部の運営する[[大酉茶屋わしのみや]]や町内の複数の商店にて発売し<!--[[春日部市]]の伝統工芸である桐箪笥の桐と鷲宮神社の絵馬を組み合わせ、角川書店から版権利用許諾を得た『らき☆すた』のキャラクターをあしらった桐製のミニ絵馬付き携帯電話用ストラップを2007年12月2日から発売--><ref>「アニメ絵馬で街おこし祈願 鷲宮」『[[読売新聞]]』埼玉版2007年11月10日付朝刊、地方面。</ref>、同日には作者や出演声優の鷲宮神社への公式参拝イベントを開催した<ref>「[http://mainichi.jp/enta/mantan/graph/anime/20071202_02/ らき☆すた:鷲宮神社「公式参拝」にファン3500人集まる 人気アニメで町おこし]」毎日.jpまんたんウェブ、2007年12月2日。</ref>。その他にも歳末セールで『らき☆すた』のキャラクターをあしらったスクラッチカードを用いるなど、様々な[[地域おこし|地域振興]]策に取り組んでいる<ref>「[http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071127mog00m200009000c.html らき☆すた:大ヒット“萌えアニメ”、舞台の埼玉・鷲宮で町おこしに一役]」毎日.jpまんたんウェブ、2007年11月27日。</ref>。こうした地域振興策について商工会関係者は「萌えアニメでの町おこしは初の事例では」と語り、アニメ業界からも注目が集まっている<ref>「萌えアニメで町おこし いま人気の「らき☆すた」に意外な経済効果」『[[東京スポーツ]]』2007年11月15日、社会面。なお、萌え系のキャラクターを使った既存事例としては[[和歌山県]][[みなべ町]]での『[[びんちょうタン]]』、[[長野県]][[大町市]][[木崎湖]]周辺での『[[おねがい☆ティーチャー]]』『[[おねがい☆ツインズ]]』を使った例が知られている。</ref><ref>2007年12月6日の[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]「[[首都圏ネットワーク]]」でも「“アニメ神社”で町興し」として取り上げられた。ここで本作のファンの有志がボランティアで企画・運営を手伝い、グッズの品揃えや徹夜・行列対策は彼らのアドバイス・ノウハウが大いに活かされた事が紹介され、過疎化であえぐ地方都市の地域振興策のモデルケースになるのでは、と報じられた。</ref>。鷲宮町もこうした経緯から柊一家を町内の架空の住所に住民登録し、2008年4月7日より[[特別住民票]]の交付を行っている<ref>「アニメ「らき☆すた」一家 鷲宮町民に」『読売新聞』埼玉版2008年3月1日付朝刊、地方面。</ref><ref>「[http://www.town.washimiya.saitama.jp/navi/new/new_oshirase/oshirase/rakisuta.htm 人気アニメ「らき☆すた」特別住民票の交付(頒布)について]」鷲宮町公式サイト、2008年3月3日。なお一般交付開始前日の2008年4月6日には交付記念式典とファン向けに特別交付を行った(「[http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20080406-345094.html 「らき☆すた」に鷲宮町が住民票交付]」nikkansports.com、2008年4月6日)。</ref>。 | ||
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+ | さらに、こなたの住んでいる町とされる<!--アニメ作中で市内や[[権現堂堤]]が描写されている-->[[幸手市]]の商工会でも『らき☆すた』を元にした地域振興策として、歳末セールで『らき☆すた』をフィーチャーした企画を実施、オリジナルグッズ<!--として権現堂堤の桜にちなみ、桐製の桜の花びら型の携帯電話用ストラップを制作、市内の店舗で発売するほか、『らき☆すた』のキャラクターをデザインした[[商品券]]を発売-->の製作・発売を行ったほか、関連イベントの開催を検討するなど、様々な企画を行っている<!--<ref>「[http://ameblo.jp/sattesci/entry-10054864901.html アニメ「らき☆すた」で街おこし。幸手市商工会の企画案]」幸手市商工会公式ブログ、2007年11月10日。</ref><ref>「[http://ameblo.jp/sattesci/entry-10072659382.html 「らき☆すた」桜花びら型ストラップ試作品公開]」幸手市商工会公式ブログ、2008年2月14日。</ref>--><ref>「[http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080222c3b2204t22.html 幸手市商業協同組合、人気アニメ「らき☆すた」で街おこし]」NIKKEI NET、2008年2月23日。</ref>。また鷲宮町商工会とも連携し、両商工会の間で版権データの共有や今後のイベント開催・グッズ販売での共同事業の展開などに取り組んでいる。 | ||
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+ | 2007年12月からの2008年5月までの半年の鷲宮町での経済効果は4170万円、商工会の2007年度決算での歳入合計が前年度比36%増の8000万円になったと発表、幸手市も約2500万円の経済効果があったと商工会が発表している<ref>「「らき☆すた」効果4170万円 鷲宮町商工会」『読売新聞』埼玉版2008年6月6日付朝刊、地方面。</ref>。 | ||
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『らき☆すた』(らきすた)とは美水かがみの4コマ漫画及びそれを原作としたゲーム・アニメ作品である。角川書店の月刊ゲーム雑誌「コンプティーク」において2004年1月号より連載されている。また「コンプエース」他数誌で掲載されている(掲載誌参照)。
目次
概要[編集]
小柄でアニメやゲームが大好きなオタクな女子高生泉こなたとその友人でゆったりした性格の柊つかさ、つかさの双子の姉でしっかりものでツッコミ役の柊かがみ、容姿端麗で博識ながら天然な所がある高良みゆきの4人を中心として、その周囲の人々も含めたまったりとした普段の生活を描いている。
タイトルは“Lucky Star(ラッキー スター)”が原義であり単行本表紙のロゴにもそうデザインされている。作者の美水によれば「女の子が学園生活を送る漫画のタイトル」としてイメージした結果、女優が演じるという意味合いの「スター」と「幸運」と「気まぐれ」という意味を持つ「ラッキー」をあわせたとしている[1]。
そもそもは連載を予定していた作品ではなくコンプティーク誌で急に生じた空きページを埋めるための掲載だったが人気を博したため連載される運びとなり、その後少年エースやコンプエースなど、掲載誌も増えていった。
2005年8月24日にドラマCDが発売された。さらに2005年12月1日にはニンテンドーDSで『らき☆すた 萌えドリル』が、2007年5月24日には同じくニンテンドーDSで続編の『真・らき☆すた萌えドリル 〜旅立ち〜』が発売された。そして、2007年4月から9月にかけてテレビアニメが放送され、それに連動する形で2007年1月からラジオ番組『らっきー☆ちゃんねる』も放送が開始。また『真・らき☆すた』の予約特典であった恋愛アドベンチャー「らき☆すら -Lucky☆Star RAvish Romance-」が2008年1月24日にプレイステーション2用アドベンチャーゲーム『らき☆すた 〜陵桜学園 桜藤祭〜』というタイトルに変えて発売された。2008年夏にはOVAとアニメ版キャストによるドラマCDが発売される予定になっている。
またサイドストーリーとして、登場人物の一人で情報ページ『らっきー☆ちゃんねる』のキャプテン・小神あきらを主人公にした『あきらの野望』『あきらの王国』がコンプエースで、『萌えドリル』シリーズのオリジナルキャラクター、宮河ひなた・ひかげ姉妹を主人公にした『宮河家の空腹』がコンプH'sでそれぞれ連載されている。
主な登場人物4名はマンガ連載開始時は高校1年生であり、当初は実際の年度が進むに従ってリアルタイムに進級[2](現在は3年生)していた。ただし、編集部の方針によって、高校3年生の2学期以降は時間の流れが実質的に停止している[3]。なお、アニメでは第13話までは2年生、第14話からは3年生である。
主な登場人物[編集]
らき☆すたの登場人物 を参照
主な舞台[編集]
- 陵桜学園高等部(りょうおうがくえんこうとうぶ)
- こなた達が通う学校。埼玉県内にあるという設定。こなた達の学年で13クラスもあるマンモス校。制服は女子は青色系(夏服)とえんじ色系(冬服)のセーラー服(色の他、リボンの形も若干異なる)で、男子は詰め襟。プールはあるが、体育の授業になぜか水泳が入ってない。
- アニメ版では作者の出身校(春日部共栄高等学校)がモデルとなっている(エンディングクレジットの「スペシャルサンクス」で表記)。
- 鷹宮神社
- 柊姉妹の父が宮司を務める神社で、柊家はこの境内に居住する。家の電話機は古い黒電話で電電公社の600形電話機である。
- アニメ版でのモデルは埼玉県北葛飾郡鷲宮町にある鷲宮神社。こちらの最寄り駅は東武鉄道伊勢崎線鷲宮駅下車5分程度。
- 糟日部駅
- アニメ版にのみ登場、鉄道会社は糖武鉄道と表記されている。モデルは東武鉄道伊勢崎線・野田線春日部駅。なお、アニメのOPでつかさが踊っている場所は西口である。
- 泉家の近所
- 埼玉県幸手市と思われる。『陵桜学園入学案内書』の「らき☆すた関連マップ」でも東武鉄道日光線幸手駅が「泉家の最寄り駅」として記載されており、アニメ版では幸手市内や権現堂堤がモチーフとして用いられている。
- 秋葉原(アキバ/秋葉腹)
- 原作や『陵桜学園 桜藤祭』の作中で秋葉原に行くエピソードがあるほか、『真・らき☆すた 萌えドリル 〜旅立ち〜』では「アキバ」として主な舞台の1つとなっている。また、アニメ版では第16話で「秋葉腹」として登場(JR秋葉原駅も「UR秋葉腹駅」となっている)、同地にはこなたのバイト先のコスプレ喫茶がある。
- さいたま市大宮区
- 具体的な地名としては作中ではでていないが『陵桜学園入学案内書』の「らき☆すた関連マップ」には「よく利用するゲーマーズ、アニメイトのある街」として記載されており、アニメ版では大宮駅の西口周辺(実際にゲーマーズとアニメイトが所在する)や大宮ソニックシティなどがモチーフとして使われている。
- 京都・奈良
- アニメ版の第21話でこなた達の学年が、秋の修学旅行で訪れた都市。チャーターした観光バスは京都に本社があり、首都圏地区にも営業所があるヤサカ観光の車両がモデル。
この他、アニメ版では池袋や東京ビッグサイトなどが舞台として使われている。
書誌情報[編集]
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掲載誌[編集]
掲載中[編集]
- コンプティーク(月刊、2004年1月号より掲載)
- 月刊コンプエース(季刊→隔月刊→月刊、創刊号より掲載、以前掲載されていたエース桃組を継承)
- コンプH's(あきらが主な主人公)
- 月刊ニュータイプ(月刊、ゲームコラム「美水かがみゲーム遊画」として掲載)
- フロムゲーマーズ(ゲーマーズの月刊無料情報誌、2004年12月号より出張版を不定期掲載)
- Mobile Newtype(ニュータイプ誌の携帯電話向けモバイルサイト、毎月新作を掲載)
- 角川HotLine(書店向け月刊情報誌(非売品)、同社の話題の書籍を紹介する形で毎月1本をカラーで掲載)
掲載終了[編集]
- 月刊少年エース(月刊、2004年8月号 - 2006年5月号)
- 月刊ドラゴンマガジン(月刊、2005年6月号より2006年5月号まで4コマコラムを掲載)
単行本[編集]
角川書店カドカワコミックスより刊行されている。累計発行部数は2008年3月時点で300万部を突破した。
- 第1巻(2005年1月8日初版発行、ISBN 978-4048538060)
- 第2巻(2005年8月10日初版発行、ISBN 978-4048539036)
- 第3巻(2006年7月10日初版発行、ISBN 978-4048539784)
- 第4巻(2007年4月10日初版発行、ISBN 978-4-04-854095-7)[4]
- 第5巻(2007年9月10日初版発行、ISBN 978-4-04-854125-1)
アンソロジーコミック[編集]
コンプエース掲載分の再録と新作で構成されている。
- らき☆すたコミックアラカルト 〜はっぴーストライク!〜(2007年9月26日発売、ISBN 978-4048541268)
- らき☆すたコミックアラカルト 〜ラッキーたーん♪〜(2008年3月25日発売、ISBN 978-4048541640)
小説[編集]
- らき☆すた らき☆すた殺人事件(竹井10日 著・角川スニーカー文庫、2007年9月1日初版発行、ISBN 978-4044712037)
- らき☆すた らき☆すたオンライン(竹井10日 著・角川スニーカー文庫、2008年3月1日初版発行、ISBN 978-4044712044)
関連書籍・ムック[編集]
- らき☆すた おきらくカーニバル(2006年10月10日発売、ISBN 978-4047215566)
- 過去の作品をカラー化したものや、フロムゲーマーズに掲載された番外編、ショートストーリー2作、イラストレーター・漫画家によるイラスト、アニメ化及びDS版『真・らき☆すた 萌えドリル ~旅立ち~』の情報を掲載。
- らき☆すた公式ガイドブック 陵桜学園入学案内書(2007年8月25日初版発行、ISBN 978-4048541244)
- 漫画版の公式ガイドブック。キャラクターの詳細ガイドや、イラストギャラリー、ラフスケッチ、情報ページ「らっきー☆ちゃんねる」の歴史、用語集、4巻時点までの全エピソード目次、美水かがみインタビューなどで構成。
- らき☆すた おきらくBOX 泉こなた編/柊かがみ編(2007年9月27日発売、ISBN 978-4049007862/ISBN 978-4049007879)
- こなた・かがみそれぞれのパッケージになっており、それぞれフィギュア、CD-ROM、解説小冊子、陵桜学園生徒手帳型のメモ帳を同梱。
- らき☆すた 陵桜学園入学記念BOX(2008年4月10日発売、ISBN 978-4049007916)
- 陵桜学園入学のしおりと、シャープペンシル、消しゴム、定規、ペンケースのステーショナリーセットを同梱。
投稿・情報コーナー[編集]
『らき☆すた』の連載が開始して4ヶ月後のコンプティーク2004年4月号に欄外の文字投稿コーナー「らき☆すた横丁」が開始したのが始まりとなる。同年7月号に「すぺしゃるいんふぉめーしょん」が掲載され同年12月号よりレギュラー化、そして2005年5月号から「らっきー☆ちゃんねる」として本格開始、同コーナーのキャプテン(進行役)として小神あきらが登場する。この時期よりフィギュアやドラマCD、ゲームなど関連グッズのリリースが行われることによって、「らっきー☆ちゃんねる」も読者投稿だけでなくこうしたメディア展開の情報コーナーとしての役割を担うようになった。
『らき☆すた』の連載が3年目に入った2006年1月号にコーナーをリニューアルし「らっきー☆ぱらだいす」が開始、これまでのあきらが「二等兵」に格下げする代わりに新たに桜庭ひかるをキャプテンとして登場させた。この時期にコーナーのページ増や多数の企画が実施された。その後再ゲーム化・アニメ化に伴い2006年11月号に「超らっきー☆ちゃんねる」へと再度リニューアル、あきら・ひかるのダブルキャプテン制に移行した。2007年からはコンプエースでも「超らっきー☆ちゃんねる分校」としてコーナー展開している。
これまでのコーナー名である「らっきー☆ちゃんねる」は公式webサイトや、ラジオ番組及びこの番組を元にしたアニメ版のミニコーナーに名前が引き継がれ、同番組・コーナーと「超らっきー☆ちゃんねる」などコンプティーク・コンプエース誌面、公式Webサイトとの連動企画も行われている。また「らっきー☆ぱらだいす」はアニメ版の製作委員会の名称として用いられている。
また連載初期にはコンプティーク誌上の他の読者コーナーにこなたが送ったはがき(実際には作者の美水かがみがこなた名義で書いて送った物)が掲載され、それを喜ぶ4コマ漫画も描かれる(原作第1巻所収)など、メタフィクション的なことも行われている[5]。
アニメ[編集]
テレビアニメが2007年4月から9月まで、チバテレビなどの独立UHF局を中心とした16局で放送された。全24話。また2008年夏にOVAの発売が予定されている。
ドラマCD[編集]
ドラマCD らき☆すた[編集]
2005年8月24日にフロンティアワークスより発売された。アニメ版とは声優が異なる。
声の出演[編集]
- 泉こなた - 広橋涼
- 柊つかさ - 中原麻衣
- 柊かがみ - 小清水亜美
- 高良みゆき - 中山恵里奈
- 黒井ななこ - 浅野真澄
- 成実ゆい - 斎藤千和
- 小早川ゆたか - 清水愛
- 岩崎みなみ - 松来未祐
- パトリシア=マーティン - 雪野五月
- 駅員 - 川原元幸
- イベントスタッフ - 宮本克哉
スタッフ[編集]
- 原作・イラスト・挿絵:美水かがみ
- エグゼクティブプロデューサー:及川武(Frontier Works)
- プロデューサー:松澤博(Frontier Works)
- ディレクター:池知也(Frontier Works)
- 演出:関根奈美
- 脚本:藤原たすく
- 音楽:剱持満
- エンジニア:亀田亮治
- アシスタントエンジニア:三田英登(セントラル録音)
- 音響効果:野崎博樹(サウンドガーデン)
- スタジオ:セントラル録音、ハイブライト、ドリーム・フォース
- マスタリング:小林良雄(ハイブライト)
- 音響製作:ドリーム・フォース
- スペシャルサンクス:加藤剛(角川書店)、コンプティーク編集部、アーツビジョン、アイムエンタープライズ、青二プロダクション、81プロデュース、劇団若草、賢プロダクション、ブロッコリー、メディアフォース
- デザイン:山口勉(ヤマグチデザイン室)
TVアニメ「らき☆すた」ドラマCD[編集]
ランティスから発売が予定されている。当初は2008年2月6日に発売される予定だったが、その後2008年夏頃に発売されると発表された。前述のドラマCDとは違い、テレビアニメ版のキャストが出演している。
ゲーム[編集]
- 現在ニンテンドーDS用脳ゲーソフト『らき☆すた 萌えドリル』とその続編『真・らき☆すた 萌えドリル 〜旅立ち〜』、プレイステーション2用アドベンチャーゲーム『らき☆すた 〜陵桜学園 桜藤祭〜』が発売されている。いずれも開発・ブリッジ、発売元・角川書店。詳細はそれぞれの該当項目を参照。
- また『萌えドリル』シリーズ・『陵桜学園 桜藤祭』を開発したブリッジと松下グループのパナソニック ネットワークサービシズが共同でiモード専用の携帯端末向けゲーム配信サイト『らき☆すた もばいる』を2007年4月2日に開設、脳ゲーアプリなどを配信している。
- この他、アニメ版DVDの限定版特典のWindows用ミニゲーム集『らき☆すたの森』、『陵桜学園 桜藤祭』DXパック予約特典のWindows用対戦型格闘ゲーム『らき☆ばと! 〜Lucky Battle Chronicle〜』がある。
- ブロッコリー・富士見書房によるトレーディングカードゲーム『プロジェクト レヴォリューション』に角川書店からの参戦キャラクターとしてらき☆すたのキャラクターも登場、エキスパンションパック「らき☆すたプラチナパック」も発売されている。
ムゲンでYouTubeでこなた等がFFのキャラクターと対決している映像がある
ラジオ[編集]
- アニメ本編放送前の2007年1月から同年9月まで、あきら役の今野宏美とみのる役の白石稔によるアニラジ『らっきー☆ちゃんねる』が放送された。
- 2007年10月から同年12月まで『らっきー☆ちゃんねる-陵桜学園放課後の机-』が放送された。前番組を担当した2人に加え、ミニコーナーを担当していたかがみ役の加藤英美里とつかさ役の福原香織がパーソナリティとなっている。
- 2008年1月から同年3月まで『新らっきー☆ちゃんねる』が放送された。今野・白石とみさお役の水原薫がパーソナリティとなっている。
- 2008年4月より『元祖らっきー☆ちゃんねる』が放送されている。パーソナリティは今野・白石の2人のみという初期の状態に戻っている。
地元への影響[編集]
アニメ雑誌「月刊ニュータイプ」の付録にて埼玉県鷲宮町の鷲宮神社を始めとしたいくつかの場所が本作の舞台の1つであると紹介されたことをきっかけに、ファンが聖地巡礼と称して登場した場所を訪れるようになった。
鷲宮神社においては、彼らが絵馬に『らき☆すた』の登場人物の絵を描き残す、記念撮影を行う、コスプレ姿で参拝するなどの行動がマスメディアを通じて報じられた[6][7]。 2008年の正月においては、初詣の参拝客がこの年の埼玉県内第3位となる約30万人に達し、関係者の驚きを呼んだ[8][9]。
こうした「巡礼」を受け、鷲宮町商工会は、町独自のオリジナルグッズを制作、同会青年部の運営する大酉茶屋わしのみやや町内の複数の商店にて発売し[10]、同日には作者や出演声優の鷲宮神社への公式参拝イベントを開催した[11]。その他にも歳末セールで『らき☆すた』のキャラクターをあしらったスクラッチカードを用いるなど、様々な地域振興策に取り組んでいる[12]。こうした地域振興策について商工会関係者は「萌えアニメでの町おこしは初の事例では」と語り、アニメ業界からも注目が集まっている[13][14]。鷲宮町もこうした経緯から柊一家を町内の架空の住所に住民登録し、2008年4月7日より特別住民票の交付を行っている[15][16]。
さらに、こなたの住んでいる町とされる幸手市の商工会でも『らき☆すた』を元にした地域振興策として、歳末セールで『らき☆すた』をフィーチャーした企画を実施、オリジナルグッズの製作・発売を行ったほか、関連イベントの開催を検討するなど、様々な企画を行っている[17]。また鷲宮町商工会とも連携し、両商工会の間で版権データの共有や今後のイベント開催・グッズ販売での共同事業の展開などに取り組んでいる。
2007年12月からの2008年5月までの半年の鷲宮町での経済効果は4170万円、商工会の2007年度決算での歳入合計が前年度比36%増の8000万円になったと発表、幸手市も約2500万円の経済効果があったと商工会が発表している[18]。
脚注[編集]
- ↑ 『らき☆すた公式ガイドブック 陵桜学園入学案内書』、p.24。
- ↑ このため1巻のepisode 6の時点で2年生に、2巻のepisode 40の時点で3年生に進級している。
- ↑ 『陵桜学園入学案内書』p.140の記述による。作者曰く「ゆっくりとでも時間は進んでいくけれど、流れはあまりループしたりせず進んでいこうということになった」とのことで、この点でいわゆるサザエさん方式とは異なる。
- ↑ 表紙違いの限定版がゲーマーズにて同時発売された(『ギャラクシーエンジェる〜ん』OPのパロディでこなたたちがルーンエンジェル隊のコスプレをしている。ちなみにこなたはアニメ版声優の平野綾つながりでカルーア・マジョラムを担当)。
- ↑ アニメ版では第8話でこのエピソードが使われているが、掲載誌がニュータイプ誌の読者コーナーに変更されている。
- ↑ 「関東最古の神社にアニヲタ殺到 地元困惑、異色の絵馬も」MSN産経ニュース(初出はイザ!)、2007年7月25日。
- ↑ 「「らき☆すた」ファン、神社に続々」asahi.com、2007年9月3日。
- ↑ 「「らき☆すた」効果、鷲宮神社初詣で17万人増 埼玉」asahi.com、2008年1月9日。
- ↑ 「らき☆すた」舞台の神社、初詣客倍増」nikkansports.com、2008年1月9日
- ↑ 「アニメ絵馬で街おこし祈願 鷲宮」『読売新聞』埼玉版2007年11月10日付朝刊、地方面。
- ↑ 「らき☆すた:鷲宮神社「公式参拝」にファン3500人集まる 人気アニメで町おこし」毎日.jpまんたんウェブ、2007年12月2日。
- ↑ 「らき☆すた:大ヒット“萌えアニメ”、舞台の埼玉・鷲宮で町おこしに一役」毎日.jpまんたんウェブ、2007年11月27日。
- ↑ 「萌えアニメで町おこし いま人気の「らき☆すた」に意外な経済効果」『東京スポーツ』2007年11月15日、社会面。なお、萌え系のキャラクターを使った既存事例としては和歌山県みなべ町での『びんちょうタン』、長野県大町市木崎湖周辺での『おねがい☆ティーチャー』『おねがい☆ツインズ』を使った例が知られている。
- ↑ 2007年12月6日のNHK総合「首都圏ネットワーク」でも「“アニメ神社”で町興し」として取り上げられた。ここで本作のファンの有志がボランティアで企画・運営を手伝い、グッズの品揃えや徹夜・行列対策は彼らのアドバイス・ノウハウが大いに活かされた事が紹介され、過疎化であえぐ地方都市の地域振興策のモデルケースになるのでは、と報じられた。
- ↑ 「アニメ「らき☆すた」一家 鷲宮町民に」『読売新聞』埼玉版2008年3月1日付朝刊、地方面。
- ↑ 「人気アニメ「らき☆すた」特別住民票の交付(頒布)について」鷲宮町公式サイト、2008年3月3日。なお一般交付開始前日の2008年4月6日には交付記念式典とファン向けに特別交付を行った(「「らき☆すた」に鷲宮町が住民票交付」nikkansports.com、2008年4月6日)。
- ↑ 「幸手市商業協同組合、人気アニメ「らき☆すた」で街おこし」NIKKEI NET、2008年2月23日。
- ↑ 「「らき☆すた」効果4170万円 鷲宮町商工会」『読売新聞』埼玉版2008年6月6日付朝刊、地方面。
外部リンク[編集]
- 公式サイト「らっきー☆ちゃんねるWEB」
- コンプティーク.com らき☆すたニュース
- らき☆すた ニフティ出張所 - @niftyとのタイアップによる特設サイト。原作単行本の電子書籍版の販売(第1巻の試読も可能)や壁紙・イベントレポート・各種動画の配信も行っている。
このページは Wikipedia日本語版由来のコンテンツを利用しています。もとの記事はらき☆すたにあります。執筆者のリストは履歴をご覧ください。 Yourpediaと同じく、WikipediaはGFDLのライセンスで提供されています。 コンテンツを再利用する際には同じくGFDLのライセンスを採用してください。