「木嶋佳苗」の版間の差分
(→概要) |
|||
(10人の利用者による、間の11版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
[[Image:木嶋佳苗4.jpg|300px|thumb|木嶋 佳苗]] | [[Image:木嶋佳苗4.jpg|300px|thumb|木嶋 佳苗]] | ||
− | '''木嶋 佳苗'''(きじま かなえ、[[1974年]] | + | '''木嶋 佳苗'''(きじま かなえ、[[1974年]][[11月27日]] - )は、[[日本]]の殺人犯、[[インターネット]][[詐欺師]]である。[[婚活連続殺人事件]]の犯人。[[血液型]]A型。[[愛称]]は、きじかな。現在の氏名は、土井佳苗。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[北海道]]中標津町生まれ、別海町育ち。祖父は司法書士兼町議会議員(通算10期)、父親は行政書士。[ | + | [[北海道]]中標津町生まれ、別海町育ち。祖父は司法書士兼町議会議員(通算10期)、父親は行政書士。[[北海道別海高等学校]]卒業、[[東洋大学]]二部除籍。ケンタッキーフライドチキンに就職し退職する。 |
− | + | 小1で[[初体験]]をし、翌年より[[援助交際]]に目覚める。高校生のときに窃盗罪で保護観察処分。 | |
− | [[2003年]] | + | [[2003年]]3月、ネットオークションにパソコンを売ると書き込み、東京都内の男性から10万円をだまし取ったなどとして、警視庁に詐欺容疑で逮捕され、懲役2年6月、執行猶予5年の有罪が確定していた。 |
ピアノ講師や、訪問ヘルパーにつく。インターネット詐欺での被逮捕暦がある。月額23万円の高級マンションに住んでいた。ワインカラーのベンツの高級車も運転していた。『かなえキッチン』なるブログも更新していた。 | ピアノ講師や、訪問ヘルパーにつく。インターネット詐欺での被逮捕暦がある。月額23万円の高級マンションに住んでいた。ワインカラーのベンツの高級車も運転していた。『かなえキッチン』なるブログも更新していた。 | ||
19行目: | 19行目: | ||
週刊新潮、週刊朝日、日刊ゲンダイでは、実名が掲載されている。また、多くの一般市民は、彼女による連続殺人事件がおきたと、とらえている。 | 週刊新潮、週刊朝日、日刊ゲンダイでは、実名が掲載されている。また、多くの一般市民は、彼女による連続殺人事件がおきたと、とらえている。 | ||
− | [[2012年]] | + | [[2012年]]4月13日、[[さいたま地方裁判所]]から死刑判決。 |
+ | |||
+ | [[2014年]]3月12日、[[東京高等裁判所]]から控訴棄却。 | ||
+ | |||
+ | [[2017年]]4月14日、[[最高裁判所]]から上告棄却。この時に60代男性の支援者と[[獄中結婚]]までしている。 | ||
+ | |||
+ | == 学歴 == | ||
+ | * 1990年3月 別海町立別海中央中学校卒業 | ||
+ | * 1993年3月 北海道別海高等学校卒業 | ||
+ | * 1996年4月 東洋大学経営学部第2部経営学科入学(後に学費未納で除籍) | ||
+ | |||
+ | == 木嶋佳苗被告の死刑が確定。最高裁が申し立て棄却(2017年5月) == | ||
+ | 交際していた男性3人への殺人罪などに問われ、1、2審で死刑とされた木嶋(現姓・土井)佳苗被告(42)について、[[最高裁]]第2小法廷([[小貫芳信]][[裁判長]])は、上告棄却の判決に対する被告の訂正申し立てを棄却する決定をした。決定は9日付。木嶋被告の死刑が確定した。 | ||
+ | |||
+ | 被告の関与を示す直接証拠はなく、弁護側は「3人は自殺などの可能性があり、殺害されたとしても被告が犯人という立証は不十分」として、殺人罪について無罪を主張していた。 | ||
+ | |||
+ | 同小法廷は4月14日の判決で、被害者の死亡時刻と近い時間に現場にいたこと、現場に残されていたのと同種の練炭コンロを入手していたことなどから被告を有罪と認定した1、2審判決を是認。「計画的で極めて悪質。死刑はやむを得ない」とした。 | ||
+ | |||
+ | 確定判決によると、平成21年1~8月、寺田隆夫さん=当時53歳、安藤建三さん=同80歳、大出嘉之さん=同41歳=を、練炭による一酸化炭素中毒などで殺害するなどした。 | ||
+ | |||
+ | == 著書 == | ||
+ | *『礼讃』([[角川書店]]、2015年2月) | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
− | * [[婚活連続殺人事件]] | + | *[[婚活連続殺人事件]] |
+ | *[[筧千佐子]] | ||
+ | *[[福田和子]] | ||
+ | *[[林真須美]] | ||
== 外部リンク == | == 外部リンク == | ||
*[http://news.google.co.jp/news?hl=ja&q=%22%E6%9C%A8%E5%B6%8B%E4%BD%B3%E8%8B%97%22&lr=&um=1&ie=UTF-8&ei=WZ7qSsjlCaTs6gPnzrnsCw&sa=X&oi=news_group&ct=title&resnum=1&ved=0CA0QsQQwAA 木嶋佳苗-Google.ニュース] | *[http://news.google.co.jp/news?hl=ja&q=%22%E6%9C%A8%E5%B6%8B%E4%BD%B3%E8%8B%97%22&lr=&um=1&ie=UTF-8&ei=WZ7qSsjlCaTs6gPnzrnsCw&sa=X&oi=news_group&ct=title&resnum=1&ved=0CA0QsQQwAA 木嶋佳苗-Google.ニュース] | ||
+ | *[http://blog.livedoor.jp/kijimakanae/ 木嶋佳苗の拘置所日記] | ||
{{DEFAULTSORT:きしま かなえ}} | {{DEFAULTSORT:きしま かなえ}} | ||
− | |||
− | |||
− | |||
[[Category:死刑囚]] | [[Category:死刑囚]] | ||
[[Category:人殺し]] | [[Category:人殺し]] | ||
+ | [[Category:北海道出身の人物]] | ||
+ | [[Category:1974年生]] | ||
+ | [[Category:存命人物]] |
2021年10月14日 (木) 11:43時点における最新版
木嶋 佳苗(きじま かなえ、1974年11月27日 - )は、日本の殺人犯、インターネット詐欺師である。婚活連続殺人事件の犯人。血液型A型。愛称は、きじかな。現在の氏名は、土井佳苗。
概要[編集]
北海道中標津町生まれ、別海町育ち。祖父は司法書士兼町議会議員(通算10期)、父親は行政書士。北海道別海高等学校卒業、東洋大学二部除籍。ケンタッキーフライドチキンに就職し退職する。
小1で初体験をし、翌年より援助交際に目覚める。高校生のときに窃盗罪で保護観察処分。
2003年3月、ネットオークションにパソコンを売ると書き込み、東京都内の男性から10万円をだまし取ったなどとして、警視庁に詐欺容疑で逮捕され、懲役2年6月、執行猶予5年の有罪が確定していた。
ピアノ講師や、訪問ヘルパーにつく。インターネット詐欺での被逮捕暦がある。月額23万円の高級マンションに住んでいた。ワインカラーのベンツの高級車も運転していた。『かなえキッチン』なるブログも更新していた。
2009年9月25日に、結婚詐欺で埼玉県警察に逮捕される。
2009年10月21日に、詐欺の容疑で起訴される。
彼女の知人で、不審死を遂げた人が6人いて、連続殺人事件の可能性を視野に入れて、関連について警察が慎重に捜査している。推定無罪の原則を貫かざるを得ない。
週刊新潮、週刊朝日、日刊ゲンダイでは、実名が掲載されている。また、多くの一般市民は、彼女による連続殺人事件がおきたと、とらえている。
2017年4月14日、最高裁判所から上告棄却。この時に60代男性の支援者と獄中結婚までしている。
学歴[編集]
- 1990年3月 別海町立別海中央中学校卒業
- 1993年3月 北海道別海高等学校卒業
- 1996年4月 東洋大学経営学部第2部経営学科入学(後に学費未納で除籍)
木嶋佳苗被告の死刑が確定。最高裁が申し立て棄却(2017年5月)[編集]
交際していた男性3人への殺人罪などに問われ、1、2審で死刑とされた木嶋(現姓・土井)佳苗被告(42)について、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は、上告棄却の判決に対する被告の訂正申し立てを棄却する決定をした。決定は9日付。木嶋被告の死刑が確定した。
被告の関与を示す直接証拠はなく、弁護側は「3人は自殺などの可能性があり、殺害されたとしても被告が犯人という立証は不十分」として、殺人罪について無罪を主張していた。
同小法廷は4月14日の判決で、被害者の死亡時刻と近い時間に現場にいたこと、現場に残されていたのと同種の練炭コンロを入手していたことなどから被告を有罪と認定した1、2審判決を是認。「計画的で極めて悪質。死刑はやむを得ない」とした。
確定判決によると、平成21年1~8月、寺田隆夫さん=当時53歳、安藤建三さん=同80歳、大出嘉之さん=同41歳=を、練炭による一酸化炭素中毒などで殺害するなどした。
著書[編集]
- 『礼讃』(角川書店、2015年2月)