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: 高校生編では美人に成長したが、動いたり話したりすると台無しになることから、周囲から「無駄美人」と評されており、優征からは「天然かるたバカ」と言われている。容姿端麗であるにも関わらず、高校に入るまで告白されたこともなく、恋愛面での話題に対する免疫が無い。好きな人は「原田先生」で、つきあうなら「かるたが強い人」がいいらしい。 | : 高校生編では美人に成長したが、動いたり話したりすると台無しになることから、周囲から「無駄美人」と評されており、優征からは「天然かるたバカ」と言われている。容姿端麗であるにも関わらず、高校に入るまで告白されたこともなく、恋愛面での話題に対する免疫が無い。好きな人は「原田先生」で、つきあうなら「かるたが強い人」がいいらしい。 | ||
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: 小学校卒業後は祖父の[[介護]]のために福井へ戻り、千早たちと離れ離れとなる。その後、祖父の死に関する出来事がきっかけでかるたから離れていたが、千早と太一と再会して再びかるたと向き合い始める。 | : 小学校卒業後は祖父の[[介護]]のために福井へ戻り、千早たちと離れ離れとなる。その後、祖父の死に関する出来事がきっかけでかるたから離れていたが、千早と太一と再会して再びかるたと向き合い始める。 | ||
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: モデルをしている千早の姉。かるたを始める前の千早の憧れで、現在でも第一のファンとして慕われている。身長159cm、血液型AB型。 | : モデルをしている千早の姉。かるたを始める前の千早の憧れで、現在でも第一のファンとして慕われている。身長159cm、血液型AB型。 | ||
: 美少女コンテストで最終選考に残ったものの、グランプリを逃し現在は背が低いのを気にしている。女優に挑戦するも、ネットで演技について酷評される。千早に比べて気性が激しいが、自身の反発心をバネとして上を目指す性格。主に単行本巻末のおまけ漫画に登場。ファースト写真集は「Millennium」。 | : 美少女コンテストで最終選考に残ったものの、グランプリを逃し現在は背が低いのを気にしている。女優に挑戦するも、ネットで演技について酷評される。千早に比べて気性が激しいが、自身の反発心をバネとして上を目指す性格。主に単行本巻末のおまけ漫画に登場。ファースト写真集は「Millennium」。 | ||
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+ | ====映画==== | ||
+ | 2016年に公開された。後半の挨拶で続編やる事判明した | ||
+ | 余談であるが主題歌は鬼太郎天魔の天魔のパロディ | ||
== 注釈 == | == 注釈 == | ||
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* [[近江神宮]] - 協力 | * [[近江神宮]] - 協力 | ||
* [http://www.habutae.com/ 羽二重餅綜本舗 松岡軒] - 5巻協力 | * [http://www.habutae.com/ 羽二重餅綜本舗 松岡軒] - 5巻協力 | ||
+ | ミュウツー。会見したせいで千早がイベント出たのにぐっとしか放送されなかった | ||
+ | 小田切竜。ごくせんの人物。山猫で千早と共演した | ||
+ | 甲斐享。相棒の人物。同上 | ||
== 外部リンク == | == 外部リンク == |
2016年7月25日 (月) 18:05時点における最新版
『ちはやふる』は、末次由紀による競技かるたを題材とした日本の少女漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)において2007年から連載中。単行本は2011年12月現在、同社のビーラブKCより15巻まで刊行されている。
目次
概要[編集]
本作は筆者の活動再開後、連載復帰第一作目となった。競技かるたを題材としており、競技かるたに魅了されてクイーンを目指す少女を主軸に物語は進む。競技かるたの試合だけでなく、家族・友情・仲間などを題材としている点も本作の特徴である。物語の冒頭は、主人公がクイーンの座を賭けて争う場面から始まり、その後は過去を回想する形で第6話までは小学校編が、第7話からは4年後となる高校生編が描かれている。小学校編の主人公たちがいる都市は、東京都府中市がモデルとなっている。
タイトルの『ちはやふる』という言葉は六歌仙の1人、在原業平朝臣の歌「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは[1]」から来ており、「神」などを導く枕詞で勢いの激しいさまを言う。なお、競技かるたでは濁点無表記で濁音で発音(「ちはやふる」と表記して「ちはやぶる」と発音)するが、本作品のタイトルは清音で発音(「ちはやふる」と発音)する。
2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれた。宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位・2010年オンナ編1位。2011年、第35回講談社漫画賞少女部門を受賞。
2011年5月にテレビアニメ化が発表された。同年10月4日より日本テレビ系にて放送中。
2011年9月現在の累計発行部数は500万部に達する[1]。
原作で出てくる殆どの駅は実際にある駅を再現しており、駅の構造も実際のとさほど変らない。また、近江神宮などの一部の実在する建物も再現されている。
あらすじ[編集]
小学校編[編集]
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。
3人の出会いから始まり、小学校卒業までが描かれている。
高校生編[編集]
小学校編から4年後、小学校卒業を期に3人はそれぞれの道を歩み始めた。たとえ離れていても、かるたへの情熱は変わらないと信じていた千早だが、福井へ戻った新は、祖父の死がきっかけでかるたから離れてしまっていた。それでも、新がかるたを嫌いになったわけではないことが分かり、千早と太一の2人は卒業の時に交わした「かるたを続けていればまた会える」という約束を胸に、強くなって新と再会することを誓い合う。そして、進学先の瑞沢高校で新たな仲間と出会い、瑞沢高校かるた部を設立する。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- 綾瀬 千早(あやせ ちはや)
- 声 - 瀬戸麻沙美映画。広瀬すず
- 主人公。小学6年生の時に新と出会い、かるたの世界へ導かれる。後に都立瑞沢高校へ進学し競技かるた部を設立、キャプテンに就任する。
- 高校生編では美人に成長したが、動いたり話したりすると台無しになることから、周囲から「無駄美人」と評されており、優征からは「天然かるたバカ」と言われている。容姿端麗であるにも関わらず、高校に入るまで告白されたこともなく、恋愛面での話題に対する免疫が無い。好きな人は「原田先生」で、つきあうなら「かるたが強い人」がいいらしい。
- 詠まれた札への驚異的な反応速度が物語るように、天性の聴力が武器(「感じ」が非常に良い)。また、かるたへの情熱も、強欲さと愛情を兼ね備えた上で人一倍強い。夢や目標も「高校団体戦で優勝」「クイーンを目指す」「卒業後も学校に来て後輩に教える」など、全てがかるた中心となっている。しかし学業では、学年で下から5位の成績をとるなど危機的状況であった為、駒野に学習指導を受けている。
- 自分の名前と同じである「ちはやぶる〜」の札が一番好きで、得意札としている。府中白波会所属のA級選手。身長167cm(高校1年生時)、血液型B型。
- 綿谷 新(わたや あらた)
- 声 - 細谷佳正、寺崎裕香(小学生)映画鈴木周平
- 小学生の時に福井[2]から東京へ転校し、千早と太一をかるたの世界へ引き込んだ少年。永世名人を祖父に持ち、自身も小学校1年生から6年生まで全国大会の学年別で毎年優勝してきた実力の持ち主。千早からは「かるたの神様」だと尊敬されている。小学校時代の師匠である原田先生には「めがねくん」と呼ばれている。遺伝的に視力が悪く、3歳から眼鏡。
- 小学校卒業後は祖父の介護のために福井へ戻り、千早たちと離れ離れとなる。その後、祖父の死に関する出来事がきっかけでかるたから離れていたが、千早と太一と再会して再びかるたと向き合い始める。
- 非凡な記憶力を持ち、アルバイトでもその才能は遺憾なく発揮されている。普段は冷静かつ寡黙だが、かるたでは負けず嫌いな面が出て密かに熱くなる(特に敗北した場合)。他の人物と最も違う点として、「かるたの世界に天才はいない」という基本姿勢を持つ。福井南雲会所属のA級選手。身長173cm(高校1年生時)、血液型O型。
- 真島 太一(ましま たいち)
- 声 - 宮野真守、高垣彩陽(小学生)
- 千早の幼馴染。負けず嫌いな性格で、かるたを通じて千早と親しくなった新への対抗意識でかるたを始める。小学校卒業後、進学校である開明成中学校へ進学したため千早とは疎遠になっていたが、瑞沢高校へ進学し千早と再会する。千早に片想いをしている。
- かるたに関しては中学の間は時折同好会で活動する程度で、高校でも他のことをするつもりでいたが、千早の熱意に動かされ、千早と共に競技かるた部を創設、部長に就任する[3]。非常に高い暗記力を持っており、一度、百首全てを何も見ずに、ランダムに上の句・下の句を詠むという離れ業を見せた。しかしこれは同時に、彼の弱点にもなっている事を優征に指摘されている。府中白波会所属のB級選手で、師匠の原田からは「まつげくん」と呼ばれる。
- スポーツ万能で成績も良く、定期テストでは常に学年1位を誇る。更に容姿も良いため、女性からの人気が高い。祖父、父が医者で裕福な家庭。7歳年下の梨華という妹がいる。身長172cm(高校1年生時)、血液型A型。
瑞沢高校競技かるた部[編集]
- 綾瀬千早(あやせ ちはや)
- #綾瀬千早
- 真島太一(ましま たいち)
- 真島太一
- 大江 奏(おおえ かなで)
- 声 - 茅野愛衣
- 会計。呉服屋の娘で和服をこよなく愛している。また、かなりの古典おたくで、百人一首や歌に関して造詣が深い。元々は和服を着たいがために弓道部に所属していたが、袴でランニングをすることに耐えられず、試合時に袴を着用することを条件にかるた部へ転部する。
- 太一を除くかるた部の部員からは「かなちゃん」と呼ばれている他、名人戦・クイーン戦の東日本予選の日に出会った原田からは「おでこちゃん」と呼ばれた。他にも初対面の菫からは「ロリ巨乳」、対戦相手から「ボインちゃん」と評されている。菫が入部してくるまで、太一の千早への好意に気付いていたのは、部員内では彼女のみであった。歌や和装への想いが、他の部員からは理解の出来ない形でかるたのスタイルに結びついており、これはちはやの歌への理解にも大きく影響を与えていく。専任読手になるのが夢。翠北かるた会所属のC級選手。
- 西田 優征(にしだ ゆうせい)
- 声 - 奈良徹
- 機器・道具管理。小学校6年生の時に千早と対戦したことがあり、それが縁でかるた部に入部する。
- 千早と対戦した時に肉まんを買いに行こうとしたことと太めの体型が相まって、太一を除く部員からは「肉まんくん」と呼ばれているが、本人は快く思っていない。体型と容姿がそっくりの姉がいる。
- かるた歴は5歳の頃からと部内で最も長く、技術面、精神面での戦術などでちはやや太一に助言する事が多い[4]。小学校時代の全国大会では新と優勝を競い合うなど、幼い頃はかなりの実力者だったが、中学時代はテニス部に在部しており、かるたから離れていた。翠北かるた会所属のB級選手で、後に太一とのB級決勝戦に勝利し、A級選手となる。部内上位の実力者。
- 駒野 勉(こまの つとむ)
- 声 - 代永翼
- 書記・対戦記録管理。瑞沢高校では太一にこそ及ばないものの好成績の秀才。常に机に噛り付いて勉強していることから、クラスメイトからは「机くん」と呼ばれており、かるた部でも太一を除いた部員からそう呼ばれている。
- 自分の才能は勉強だけで居場所は机にしかないと劣等感を抱いていたが、太一のかるたへの想いに揺り動かされて入部を決意する。入部後は対戦記録管理という立場から、他の部員の対戦時の傾向など、詳細なデータをノートに記録・分析し、部員達に的確なアドバイスを送っている。ちはやが自らの力を自覚したのも勉の分析からであった。試合時の対戦順や攻略などもデータに基づき分析し、自身のかるたのスタイルも同様。翠北かるた会所属のC級選手。
- 花野 菫(はなの すみれ)
- 新1年生。中学時代に付き合っていた彼氏にフラれたばかりで、良い男を探している内に太一に目をつけてかるた部に入部する。根っからの恋愛体質。
- 入部当初は全くかるたに興味がなかったが、徐々にかるた部員の熱意に動かされて自身もかるたに真剣に取り組んでいく。太一の千早への思いに気づいた二人目の部員。府中白波会所属。
- 筑波 秋博(つくば あきひろ)
- 新1年生。北海道の下の句かるた経験者。ペコちゃんのような不気味な顔が武器。年子の弟が3人いる。かなりのメンクイ。弟にいい顔をしたいがために、ついつい嘘をつく癖がある。
- 経験不足だが、下の句かるたで鍛えられた取りのスピードは洗練されたものを見せる。府中白波会所属。
- 宮内 妙子(みやうち たえこ)
- 声 - 藤田淑子
- 瑞沢高校の化学教師で、通称「女帝」。50歳。
- 元々テニス部の顧問だったが、後にかるた部の顧問も兼ねる。当初はテニス部の方にのみ熱意を注いでおり、かるた部は遊びの延長だと軽く見ていたが、部員が真剣にかるたに取り組んでいる姿を目の当たりにし、考えを改め積極的に協力するようになる。
競技者[編集]
名人・クイーン[編集]
- 若宮 詩暢(わかみや しのぶ)
- 現クイーン。小学4年生でA級に昇進し、中学3年の時に史上最年少でクイーンになった。京都・津咲高校の生徒。
- 左利きで、左目の下にほくろがある。美人だが服のセンスはあまりよくない。関西でのみ発売している「スノー丸」というキャラクターが好き。スノー丸グッズを手に入れようとアイスを食べ過ぎたため、初のクイーン位の防衛戦の時は約10キロ太り体型が丸くなっていたが、見事防衛に成功した。
- まるで「かるたに愛されている」かのように札との繋がりを持つ少女で、試合では美しく圧倒的な強さを見せる。「正確さ」の極致と云える取り方は、「感じ」の良さに頼っていた千早の初期スタイルとは対極にある。
- 小学生時代は大会で毎年新と一回戦で当たって敗退しており、それ故に新とは再び対戦したいと思っている。
- 周防 久志(すおう ひさし)
- 現名人。大学からかるたを始めて3年で名人になり、9巻で名人戦4連覇を果たしている天才。大学は留年中。声が小さい。また和菓子が好き。
- 千早以上に聴力が優れており、彼にとっての一字決まりの札は28枚もの数が存在する。「感じ」の良さにおいては、作中で最強の人物。
- その圧倒的な強さから、強者と戦える名人戦以外の試合以外に興味がなく、かるた会にもかなり非協力的で、横柄な態度を見せる。現時点では詩暢にのみ、対戦してみたいという感情を持っている。
府中白波会[編集]
千早・太一・新が小学生の時に入会したかるた会。瑞沢高校競技かるた部の部員のうち、千早・太一・菫・秋博の4名が籍を置いている。
- 原田(はらだ)
- 声 - 石塚運昇
- 府中白波会の責任者。千早と太一にとって師匠のような存在である。自身もA級選手であり、その風貌・戦いぶりから須藤に「知的な熊」と喩えられる。
- 外見からあだ名をつけることがあり、作中では新を「めがねくん」、太一を「まつげくん」、奏を「おでこちゃん」と呼んでいる。
- 本業は開業医で、「原田内科・小児科」という医院を経営している。
- 坪口 広史(つぼぐち ひろし)
- 声 - 高橋研二
- 府中白波会所属のA級選手。会一番の実力者で、作中では名人戦東日本代表になっている。
- かるたのスタイルは、原田の影響を強く受けた攻めがるた。作中で新と対戦した際、新から「原田先生が奥にいる」と評されている。
- 大学卒業後は高校教師になり、朋鳴高校かるた部の顧問となる。
翠北会[編集]
瑞沢高校競技かるた部の部員のうち、優征・奏・勉の3名が籍を置くかるた会。
- 北野(きたの)
- 声 - 佐藤健輔
- 翠北会の会長。江戸っ子。原田とは仲が悪い。優征の師匠に当たる。
- 山本 由美(やまもと ゆみ)
- 翠北会所属のA級選手。前クイーンで、通称「ユーミン」。職業は銀行員。
- 優征曰く「ほかの選手よりすこしだけ丁寧ですこしだけ正確」なかるたをする。また、対戦相手と自分のどちらが札を取ったか微妙な場合、堂々とモメる(自分の取りを主張する)ことから「モメユミ」と呼ばれる。
- クイーン戦で対戦した詩暢の強さに圧倒され、以降かるたに対する情熱を失っていたが、千早との対戦を経て情熱を取り戻し、クイーン位の奪還を目指す。
福井南雲会[編集]
東京から福井に戻った新が所属するかるた会。
- 栗山(くりやま)
- 福井南雲会の会長。新とは、新の祖父・始が健在だった頃からの付き合い。
- 原田とは旧知の仲であり、かつてはライバルだったが、今は膝を痛めて競技から遠ざかっている模様。
- 村尾 慎一(むらお しんいち)
- 福井南雲会所属のA級選手。かつて挑戦者として周防に挑戦するも、その時の敗北から自分に限界を感じて一時期、競技かるたから離れていた。後に再起し、再び大会で活躍を始める。双子の弟が2人いる。
北央学園かるた部[編集]
東京の強豪校。5年連続で全国大会に出場していた。
- 須藤 暁人(すどう あきと)
- 声 - 大原崇
- 学年は千早たちの2つ上、北央学園かるた部の主将で、卒業後は大学へ進学。A級選手。
- ドSな性格で、試合中に立ち上がり対戦相手を上から見下すことで平静を保とうとする癖がある。初対面以来千早を敵視する。
- 全国区の実力者であり、高校選手権の個人戦では準優勝の好成績を収めている。また周防の強さについて「読手を研究しているのではないか」と分析し、読手の講習会に通う勤勉な一面もある。卒業後の高校選手権東京都予選では、北央のOBとしてと同時に団体決勝の読手として登場した。
- 甘糟 那由太(あまかす なゆた)
- 声 - 本田貴子
- 北央学園かるた部部員で後に主将を務める。A級選手。
- 学年は千早たちより1つ上だが、翠北会では優征の後輩であった。
- 運動神経と身体能力を活かした速い取りが持ち味。
- 面倒なことが嫌いな性格で、楽観的な人物。
- 木梨 浩(きなし ひろ)
- 声 - 中井和哉
- 通称「ヒョロくん」。小学生の時、府中白波会で千早たちと知り合う。中学校からは北央学園に通い、現在はB級選手。「ヒョロットカード」という独自のカードを使った占いで、団体戦の対戦相手を予想できる。
- 太一に対抗意識を持っており、高校選手権の東京都予選では2年連続で太一と対戦している。また現在、優征の姉と交際している。
- 持田 太(もちだ ふとし)
- 声 - 阪口大助
- かるた部顧問。自身もA級選手であるが、実力は須藤たちには及ばない。
富士崎高校かるた部[編集]
部員50名を誇る名門かるた部。高校団体戦における「王者」で、勉の分析ではスタメン全員が須藤クラスの実力者。
- 江室 凌雅(えむろ りょうが)
- 主将でA級選手。エロキャラゆえに真琴などからは「エロム」と呼ばれている。
- 高い記憶力を持ちながら、覚えすぎない暗記という太一と優征のバイブリッドとも云えるスタイルを確立しており、お手つきが少ない完成度の高いかるたを見せる。
- 山井 真琴(やまい まこと)
- A級選手。勉いわく、「言動はおネエキャラなのにプレイは漢」。美しいものが好き。登場人物の中では最も睫毛が長い。
- 山城 理音(やましろ りおん)
- B級選手。富士崎の試合においてスタメン参加した唯一の女子選手で、同時に唯一千早達と同学年。
- 既にA級並の実力を持っていながら、音への感応が良すぎるため、専任読手である祖母・今日子のように美しい詠みでなければ本気になる事が出来ない性格だった。ただし、祖母が詠む試合においては絶対負けないという自信を持っており、その実力は詩暢からみても厄介と感じる程に高い。
- 桜沢 翠(さくらざわ みどり)
- かるた部顧問で顧問歴12年。指導においても現実主義かつ計算高い優秀な顧問。決勝では必ず下級生をメンバーに入れており、これを見て「3年の団体戦への思いもすべて勝利のために利用する強さがある」と持田が評している。
他の競技者[編集]
- 綿谷 始(わたや はじめ)
- 声 - 有本欽隆
- 新の祖父。1980年代に7連覇を成し遂げた永世名人。
- 新にとっての「かるたの神様」であったが、新がA級に昇級した日に亡くなる。
- 金井 桜(かない さくら)
- 競技歴35年のA級選手。千早との対戦時、千早に「速いだけの子」「(千早は札とだけ闘ってるようで)つまらない」と告げ、千早が抱えていた問題点を指摘する。
- 口癖は「ラッキ☆」。椿と楓という娘を持つ。
- 立川 梨理華(たちかわ りりか)
- 仙台のA級選手。詩暢と同じく小学4年生でA級に昇級したスピードスター。優れた聴力による「感じ」の良さが武器。
- 武村 敬一(たけむら けいいち)
- 高徳院大学かるた会所属のA級選手。挑戦者決定戦で坪内に勝利し、名人戦で周防に挑戦したが敗れた。職業は整体師。
- 逢坂 恵夢(おうさか めぐむ)
- 明石会所属のA級選手。明石第一女子高校の学生で、学年は千早たちの1年上。
- クイーン戦西日本代表になるも、挑戦者決定戦で山本に敗れる。高校選手権の団体戦では準決勝で瑞沢高校と対戦し、千早と熱戦を繰り広げる。
- 地味でドジっ娘だが、かなりの毒舌で負けず嫌い。オタク風な熱狂的ファンがいる。
詠み手[編集]
- 山城 今日子(やましろ きょうこ)
- 理音の祖母。7人しかいない専任読手のうちの1人。
- 奏が憧れている詠み手で、彼女の詠みは「声の響きが多彩」、また詩暢からは「情報量が多い」などと評されている。その情報を聞き取ることの出来る周防もファンの一人。
- 全国高校かるた選手権の決勝、瑞沢対富士崎戦で詠み手を務める。
その他[編集]
- 綾瀬 千歳(あやせ ちとせ)
- 声 - 遠藤綾映画。広瀬アリス。ヤフーで判明
- モデルをしている千早の姉。かるたを始める前の千早の憧れで、現在でも第一のファンとして慕われている。身長159cm、血液型AB型。
- 美少女コンテストで最終選考に残ったものの、グランプリを逃し現在は背が低いのを気にしている。女優に挑戦するも、ネットで演技について酷評される。千早に比べて気性が激しいが、自身の反発心をバネとして上を目指す性格。主に単行本巻末のおまけ漫画に登場。ファースト写真集は「Millennium」。
- 真島 麗子(ましま れいこ)
- 声 - 嶋村侑
- 太一の母。勝利至上主義をモットーにしている。太一がかるたを続けていることに不満を持っている。別名ミセス・プレッシャー。
- 大江 利恵子(おおえ りえこ)
- 声 - 久川綾
- 奏の母。大江呉服店の専務であり、おかみ。ジャニーズファンであり、太一のファン。瑞沢高校競技かるた部が大会時に着用する着物をレンタルし、着付けてくれたり、自家用車での送迎などサポートをする。
- 堀川 みちる(ほりかわ みちる)
- 声 - 日野未歩
- ちはやのクラスメイト。出番は非常に少ないが、競技かるたにのめり込む千早にいろいろと気を使ってくれる。
- 深作 時次(ふかさく ときじ)
- 老齢の古典教師。「ご隠居」と呼ばれ、女帝宮内も頭が上がらない。
- 勝義(かつぎ)書店店長
- 新のバイト先店長。エロ本での新いじりを楽しみにしている。
- 由宇(ゆう)
- 声 - 安済知佳
- 新の隣家の少女。高校とクラスも新と同じ。
単行本[編集]
すべて講談社コミックスビーラブ(講談社)より刊行。
- ちはやふる 1 (2008年5月13日 ISBN 978-4-06-319239-1)
- ちはやふる 2 (2008年9月12日 ISBN 978-4-06-319245-2)
- ちはやふる 3 (2008年12月12日 ISBN 978-4-06-319252-0)
- ちはやふる 4 (2009年3月13日 ISBN 978-4-06-319259-9)
- ちはやふる 5 (2009年6月12日 ISBN 978-4-06-319266-7)
- ちはやふる 6 (2009年9月11日 ISBN 978-4-06-319271-1)
- ちはやふる 7 (2009年12月11日 ISBN 978-4-06-319276-6)
- ちはやふる 8 (2010年3月12日 ISBN 978-4-06-319282-7)
- ちはやふる 9 (2010年6月11日 ISBN 978-4-06-319287-2)
- ちはやふる 10 (2010年9月13日 ISBN 978-4-06-319294-0)
- ちはやふる 11 (2010年12月13日 ISBN 978-4-06-380301-3)
- ちはやふる 12 (2011年3月11日 ISBN 978-4-06-380309-9)
- ちはやふる 13 (2011年6月13日 ISBN 978-4-06-380320-4)
- ちはやふる 14 (2011年9月13日 ISBN 978-4-06-380324-2)
- ちはやふる 15 (2011年12月13日 ISBN 978-4-06-380331-0)
テレビアニメ[編集]
2011年10月より日本テレビ系にて放送中。
スタッフ[編集]
- 原作 - 末次由紀(講談社「BE・LOVE」連載)
- 監督 - 浅香守生
- シリーズ構成 - 高山直也
- キャラクターデザイン - 濱田邦彦
- 美術監督 - 清水友幸
- 撮影監督 - 藤田賢治
- 色彩設定 - 橋本賢
- CG監督 - さいとうつかさ
- 編集 - 木村佳史子
- 音楽 - 山下康介
- 音響監督 - 三間雅文
- プロデューサー - 中谷敏夫、田村学、岩佐直樹
- アニメーション制作 - マッドハウス
- 製作著作 - 日本テレビ、バップ
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「YOUTHFUL」
- 歌 - 99RadioService
- エンディングテーマ「そしていま」
- 歌 - 瀬戸麻沙美
各話リスト[編集]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第一首 | さくやこのはな | 柿原優子 | 浅香守生 | 濱田邦彦 | - | |
第二首 | からくれなゐに | 加藤綾子 | いしづかあつこ | 牧野吉高 | 渡部裕子 菅井翔 |
濱田邦彦 |
第三首 | ふれるしらゆき | 柿原優子 | 伊藤尚往 浅香守生 |
渡邉こと乃 | 金錦樹 | |
第四首 | しつこころなくはなのちるらむ | 加藤綾子 | 伊藤智彦 | ところともかず | 島崎克実 | |
第五首 | よはのつきかな | 森山あけみ | 伊藤尚往 | 大舘康二 | ||
第六首 | けふここのへににほひぬるかな | 川嶋澄乃 | 高橋亨 | 細川ヒデキ | 山口真未 | |
第七首 | ひとこそみえねあきはきにけり | 加藤綾子 | 峰達也 | のがみかずお | 原田峰文 佐藤友子 竹内由香里 |
濱田邦彦 兼森義則 |
第八首 | たえてひさしくなりぬれど | 鈴木智 | 川尻善昭 | 吉村文宏 | 片山みゆき | 濱田邦彦 |
第九首 | しのぶれど | 森山あけみ | 牧野吉高 | 菅井翔 | ||
第十首 | ゆくもかへるもわかれては | 川嶋澄乃 | 伊藤尚往 | 宮前真一 | ||
第十一首 | あまつかぜ | 加藤綾子 | 芦野芳晴 | 渡邉こと乃 | 金錦樹 |
放送局[編集]
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ(NTV) | 2011年10月4日 - | 火曜 24時59分 - 25時29分 | 制作局 |
日本全域 | ShowTime | 2011年10月9日 - | 金曜 15:00 更新 | ネット配信 最新話会員無料配信 バックナンバーは有料配信 |
福岡県 | 福岡放送(FBS) | 2011年10月11日 - | 火曜 26時04分 - 26時34分 | |
近畿広域圏 | 読売テレビ(ytv) | 2012年1月 - | 月曜 深夜 | MANPA枠[2] |
映画[編集]
2016年に公開された。後半の挨拶で続編やる事判明した 余談であるが主題歌は鬼太郎天魔の天魔のパロディ
注釈[編集]
- ↑ 「神代の昔にも聞いたことがない、竜田川に紅葉が舞い散ることで、このような深紅の絞り染めにするということなど」。恋の歌と解釈する向きもある。
- ↑ 最寄り駅は「芦原温泉駅」(福井県あわら市)。
- ↑ 幼い頃から交流のある千早を除き、かるた部の部員のことは名字で呼んでおり、優征からは「真島が部長でよかった」と言われている。
- ↑ 特に太一に対しては実力が近かった事もあってか、様々な助言を行なっていく。
関連項目[編集]
ミュウツー。会見したせいで千早がイベント出たのにぐっとしか放送されなかった 小田切竜。ごくせんの人物。山猫で千早と共演した 甲斐享。相棒の人物。同上
外部リンク[編集]
- 全日本かるた協会
- テレビアニメ公式サイト(日本テレビ)
- TVアニメ「ちはやふる」(@chihaya_anime)- Twitter