「倉賀野駅」の版間の差分
細 (→外部リンク) |
|||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
49行目: | 49行目: | ||
== 貨物駅 == | == 貨物駅 == | ||
− | |||
JR貨物の施設は旅客駅の東側にあり、「倉賀野駅貨物基地」の通称がある。基地を貫く1本の[[停車場#側線|側線]](主線、全長約2.5km)があり、この主線の先に[[操車場 (鉄道)|操車場]]が設置されている。また、操車場からさらに先へ伸びる[[引き上げ線]](入換線)があり、この線から倉賀野駅方面へ戻るように多くの側線が分岐している。なお、この主線は[[岩鼻軽便鉄道]]の廃線跡を転用したものである。 | JR貨物の施設は旅客駅の東側にあり、「倉賀野駅貨物基地」の通称がある。基地を貫く1本の[[停車場#側線|側線]](主線、全長約2.5km)があり、この主線の先に[[操車場 (鉄道)|操車場]]が設置されている。また、操車場からさらに先へ伸びる[[引き上げ線]](入換線)があり、この線から倉賀野駅方面へ戻るように多くの側線が分岐している。なお、この主線は[[岩鼻軽便鉄道]]の廃線跡を転用したものである。 | ||
196行目: | 195行目: | ||
[[Category:日本貨物鉄道の鉄道駅]] | [[Category:日本貨物鉄道の鉄道駅]] | ||
[[Category:高崎線]] | [[Category:高崎線]] | ||
+ | [[Category:八高線]] |
2014年7月22日 (火) 01:32時点における最新版
倉賀野駅(くらがのえき)は、群馬県高崎市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
JR東日本の駅は倉賀野町1797番地に、JR貨物の駅は旅客駅の東側、東中里町65番地にある。
目次
歴史[編集]
- 1894年(明治27年)5月1日 - 日本鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化、国有鉄道の駅となる。
- 1917年(大正6年)4月28日 - 岩鼻軽便鉄道が開業。
- 1931年(昭和6年)7月1日 - 八高北線(現在の八高線)が開業。
- 1945年(昭和20年)9月1日 - 岩鼻軽便鉄道が廃止。
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 日本オイルターミナル高崎営業所開所。
- 1970年(昭和45年)1月15日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
乗り入れ路線[編集]
高崎線と八高線が乗り入れている。このうち、高崎線が当駅の所属線[1]である。八高線は路線としては当駅が終点であるが、列車運行上は隣の高崎駅を起終点し、施設上の分岐点は当駅ではなく、北藤岡駅構内(高崎線に旅客扱い施設なし)となっている。また、高崎線は上野駅発着の列車と、新宿駅経由で東海道本線へ直通運転を行う湘南新宿ラインの列車が停車する。なお、JR貨物は高崎線にのみ第二種鉄道事業者として貨物列車を運行している。
駅構造[編集]
高崎駅管理のJR高崎鉄道サービスが業務を受託する業務委託駅で、みどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:00)や自動改札機が設置されている。夜から早朝、無人時間があるので、乗車駅証明書発行機が改札前に設置されている。
高崎線と八高線はホームを共用する。ホームは嵩上げされておらず、E231系や211系等のステップのない車両には段差が生ずる。
発車べルが整備されているが、高崎線の電車でのみ使用される。(八高線の列車では省略される。)
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■高崎線 (■八高線含む) |
下り | 高崎・前橋方面 | 2番線は定期旅客列車の入線なし |
3・4 | ■高崎線 | 上り | 大宮・上野・新宿・横浜方面 (■湘南新宿ライン含む) |
4番線は定期旅客列車の入線なし 湘南新宿ラインの列車は 大船駅から東海道線へ直通 |
■八高線 | 寄居・高麗川方面 |
定期旅客列車は1番線(下り)と3番線(上り)のみ使用する。待避線(2番線・4番線)は旅客用としては予備ホーム扱いであるが、貨物列車が入線する。
貨物駅[編集]
JR貨物の施設は旅客駅の東側にあり、「倉賀野駅貨物基地」の通称がある。基地を貫く1本の側線(主線、全長約2.5km)があり、この主線の先に操車場が設置されている。また、操車場からさらに先へ伸びる引き上げ線(入換線)があり、この線から倉賀野駅方面へ戻るように多くの側線が分岐している。なお、この主線は岩鼻軽便鉄道の廃線跡を転用したものである。
操車場の北側に1面2線のコンテナホームがあり、南側に日本オイルターミナル高崎営業所(油槽所)の石油荷役線、さらに南に1面1線のコンテナホームがある。また、操車場の倉賀野駅側にはセメントターミナル高崎営業所の荷役線があるが、1999年(平成11年)9月以降使用されていない。構内の入換作業は、ジェイアール貨物・北関東ロジスティクス(旧・高崎運輸)が担当している。入換に用いる入換動車は他社から転籍されたDE10形ディーゼル機関車が使用される。
かつては、倉賀野駅の西側にあった日本たばこ産業高崎工場(2005年閉鎖)やキリンビール高崎工場(2000年閉鎖)への専用線もあった。前者はコンテナ輸送も行っていたが工場閉鎖により廃止され、後者は横浜本牧駅発送の麦芽輸送などに使用されていたが、麦芽輸送の海上コンテナ化により1998年(平成10年)に廃止された。また、貨物基地周辺にある太平洋セメント高崎サービスステーション、日本ケロッグ高崎工場、岩谷産業群馬LPGセンターなどへの専用線もあった。
取扱貨物[編集]
貨物列車[編集]
(2008年3月15日現在)
- 高速貨物列車(コンテナ輸送用)
- 下り列車(高崎方面行)3本、上り列車(大宮方面行)2本が停車する。下り列車のうち2本が当駅終着で、すべての上り列車が当駅始発である。列車の行き先は、新座貨物ターミナル駅・越谷貨物ターミナル駅・新潟貨物ターミナル駅の3駅。
- 高速貨物列車(石油輸送用)
- 川崎貨物駅発当駅行が2本、浜川崎発当駅行が1本、当駅発川崎貨物駅行が1本、合計4本発着している。
- 専用貨物列車
- 当駅終着の下り列車5本、当駅始発の上り列車7本が設定されている。そのうち石油輸送列車は、川崎貨物駅発・浜川崎駅発・根岸駅発・千葉貨物駅発の1本ずつと、根岸駅行・千葉貨物駅行の1本ずつ、川崎貨物駅行・浜川崎駅行の2本ずつ、合計10本である。
このほか臨時列車も設定されている。
利用状況[編集]
- JR東日本
- 2013年度の1日平均乗車人員は1,640人である。近年の推移は下の通り。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2001 | 1,486 |
2002 | 1,490 |
2003 | 1,509 |
2004 | 1,491 |
2005 | 1,489 |
2006 | 1,526 |
2007 | 1,559 |
2008 | 1,582 |
2009 | 1,530 |
2010 | 1,536 |
2011 | 1,547 |
2012 | 1,585 |
2013 | 1,640 |
- JR貨物
- 2006年度のコンテナ貨物の発送は129,224トン、到着は139,702トン、車扱貨物の発送は162,252トン、到着は1,674,624トンであった。
駅周辺[編集]
- 高崎市役所倉賀野市民サービスセンター
- 浅間山古墳
- 大鶴巻古墳
- 群馬の森
- 旧中山道
- 国道17号
- 倉賀野神社
- 倉賀野中学校
- 倉賀野小学校
- 倉賀野幼稚園
- 東日本調理師専門学校
- おひさま倉賀野保育園
- 倉賀野郵便局
- フレッセイ倉賀野西店
- タイムクリップ倉賀野店
- ベイシアマート倉賀野店
- ローソン倉賀野薬師店
- ミスターマックス倉賀野ショッピングセンター
- 高崎コロナワールド
- アピタ高崎店
- 永泉寺
- 火雷若御子神社 - 雷避けの神様が祀られている[2]
路線バス[編集]
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
11 (倉賀野線) | 高崎産業技術専門校、商科大学前 | 高崎駅西口 | 高崎市内循環バスぐるりん | ||
12 (倉賀野線) | 下中居町東 | 高崎駅西口 | |||
15 (岩鼻線) | 群馬の森 | 昭和病院 | |||
16 (岩鼻線) | 産業創造館入口、上佐野町 | 高崎駅東口 |
隣の駅[編集]
- 東日本旅客鉄道
- ■高崎線
- ■八高線(当駅 - 高崎駅間は高崎線)
- 北藤岡駅 - 倉賀野駅 - (高崎操車場) - 高崎駅
廃止路線[編集]
- 岩鼻軽便鉄道
- 倉賀野駅 - 上州岩鼻駅