西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道株式会社[1](にしにほんりょかくてつどう、英称:West Japan Railway Company)は、日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業および船舶事業を引き継ぎ発足した旅客鉄道会社の一つで東証一部上場企業。1987年4月1日設立。北陸・近畿・中国地方および信越地方・福岡県の一部に路線網を持つ。本社は大阪市。略称はJR西日本(ジェイアールにしにほん)。英語略称はJR West Japan 。コーポレートカラーは青色。取締役会長は倉内憲孝(社外より登用)、代表取締役社長は真鍋 精志。管轄税務署は大淀税務署である。Jスルーでカードに印字される符号はJNであった。
またJ-WESTカードの発行を自社で行っているため、貸金業登録を行っている(近畿財務局長(1)00795)。
目次
概況[編集]
中国・北陸地方を中心にローカル線を多数抱えているうえ、戦前の鉄道省~戦後の国鉄時代から、人口の多い京阪神周辺地区では、近畿日本鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道・山陽電気鉄道・南海電気鉄道・京阪電気鉄道などの並行する私鉄、山陽新幹線は航空機、またほぼ全域でマイカーなどの道路交通との激しい競争もあり黒字経営ではあるが、莫大かつ安定した収入源である首都圏の通勤路線を抱える東日本旅客鉄道(JR東日本)や東海道新幹線を保有する東海旅客鉄道(JR東海)と比べると経営基盤が弱い。
その環境と国鉄時代の実績を踏まえ、JR西日本は、発足直後から京阪神周辺地区については「三都物語」キャンペーンを実施するとともに[2]、「アーバンネットワーク」と名付け、221系電車に始まるデラックス通勤車両の導入、大幅な増発やスピードアップなどに取り組み、競合他社を圧倒。「私鉄王国」の牙城を崩し、収益力の強化に努めてきた。この他には女性乗務員を早くから採用したり山陽新幹線では高速性能を徹底して追求した500系電車を独自に開発し、日本国内初の300km/h営業運転を行うなど、ソフト面と輸送改善に対する積極的な姿勢への評価は非常に高かった。
一方で、そのような他の私鉄との激しい競合を生き抜くため列車増発・スピードアップに対応した安全分野への投資が必ずしも十分なものでなかったとの指摘もあり、1991年の信楽高原鐵道列車衝突事故や2005年のJR福知山線脱線事故など、有責の重大事故を引き起こした原因の一つとも指摘されている。また、異様な労務環境がJR福知山線脱線事故の一因とされ、同社では今後の経営・労使関係のあり方などを再検討している。
さらに現状では山陽新幹線や北陸本線の特急と近畿地区の京阪神近郊の路線を中心に設備投資している。その一方で京阪神地区以外ではかなり差別化しており、まだハード面においては立ち後れている一面もある。中国・北陸地区においては多数の赤字ローカル線を抱えているためにローカル線問題は深刻な課題でもある。特に月一回の保守運休(代替輸送なし)においてはかなりの批判がある。また、莫大な費用を要する山陽新幹線の補修工事問題など、経営課題は依然として多い。
本社・支社等[編集]
本社[編集]
支社[編集]
- 金沢(旧金沢鉄道管理局)
- 京都(旧大阪鉄道管理局、一部は旧福知山鉄道管理局)
- 大阪(旧天王寺鉄道管理局、一部は旧大阪鉄道管理局)
- 和歌山(旧天王寺鉄道管理局・初期は和歌山支店)
- 神戸(旧大阪鉄道管理局)
- 福知山(旧福知山鉄道管理局・初期は福知山支店)
- 岡山(旧岡山鉄道管理局)
- 米子(旧米子鉄道管理局)
- 広島(旧広島鉄道管理局)
新幹線管理本部(旧新幹線総局)[編集]
2006年6月22日まで新幹線は、並行在来線と同じ支社に属していたが、2006年6月23日付で広島新幹線運転所の検修部門と岡山新幹線運転所を、福岡支社博多総合車両所所属とする組織変更が実施された。
2007年7月1日付で、新幹線の現業機関を統括する支社組織として新幹線管理本部を新設した。これまで各支社に分散していた車両管理や施設保守など新幹線関係の業務を一元管理するとともに、新幹線固有の技術力の維持向上を図るのが狙い。これに伴い、福岡支社は同管理本部の地方機関と位置付けられ、山陽新幹線小倉、博多の両駅の運転や設備管理、サービスなど駅業務全般を行うほか、九州エリアにおける同社の対外的な窓口としての機能も担う。
建設工事機関[編集]
付属機関[編集]
- 社員研修センター
- 所在地:大阪府吹田市片山町二丁目12-1
- 大阪鉄道病院
- 所在地:大阪府大阪市阿倍野区松崎町一丁目2-22
- 広島鉄道病院
- 所在地:広島県広島市東区二葉の里三丁目1-36
- 交通科学博物館
- 所在地:大阪府大阪市港区波除三丁目11-10
- 梅小路蒸気機関車館
- 所在地:京都府京都市下京区観喜寺町
かつては事業地域外の東京都内や名古屋市内のオフィスビルなどにも、自社の営業窓口「TiS」が存在したが、グループの旅行会社である日本旅行に移管された。
歴史[編集]
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)
- 3月13日 - 関西本線加茂~木津間電化。関西地区で路線愛称使用開始。
- 3月25日 - 能登線廃止(のと鉄道に転換)。
- 10月1日 - 福岡支社発足。
- 4月1日 - バス部門を分離し、西日本ジェイアールバス、中国ジェイアールバス発足。
- 4月10日 - 瀬戸大橋線全通。快速「マリンライナー」運転開始。
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 3月14日 - 播但線姫路~寺前間電化。
- 7月10日 - 寝台電車「サンライズエクスプレス」運転開始。
- 1999年(平成11年)
- 2月26日 - Jスルーカードによるストアードフェアシステム導入。東海道・山陽新幹線の第二指令所が大阪に完成。
- 3月13日 - 700系新幹線電車が「のぞみ」として営業運転開始。
- 10月2日 - 舞鶴線綾部~東舞鶴間電化。
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 10月5日 - 「広島シティネットワーク」の呼称使用開始。
- 11月6日 - 東海道本線塚本~尼崎間で救急隊員死傷事故。1名死亡、1名重傷。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 2月18日 - 山陽新幹線に自動改札システムを導入。
- 4月25日 - JR福知山線脱線事故。死者107名。6月19日には不通だった宝塚駅~尼崎駅復旧。
- 10月1日 - ICOCA電子マネーのサービス開始。
- 12月1日 - 321系営業運転開始。
- 2006年(平成18年)
- 1月6日 - JR羽越本線脱線事故を受け、列車運転見合わせの風速規制値を30m/s以上から25m/s以上に強化。
- 1月21日 - ICカード乗車券、ICOCAとPiTaPaの相互利用開始。
- 1月24日 - 伯備線で保線作業中に作業員をはね3名死亡、2名軽傷。
- 2月1日 - 社長に山崎正夫が、倉内憲孝が会長就任前提で顧問に就任。J-WESTカードサービス開始。
- 3月1日 - 富山港線廃止。富山ライトレールに移管(同年4月29日開業)。
- 4月1日 - 新たな「企業理念」および「安全憲章」を制定。
- 6月23日 - 岡山新幹線運転所と広島新幹線運転所(検修部門)を福岡支社博多総合車両所管轄に変更。一部を除き、新幹線と並行在来線の管轄を分離。
- 7月1日 - 舞鶴鉄道部および可部鉄道部廃止。
- 10月21日 - 北陸本線長浜~敦賀間、湖西線永原~近江塩津間直流化開業。大阪方面からの新快速の運転区間を敦賀まで延長。ならびに、湖西線北小松~永原間と北陸線虎姫~近江塩津間にICOCA導入。
- 11月19日 - 津山線玉粕~牧山間で土砂崩れによる脱線事故発生。
- 11月30日 - 交直流電車521系が運用開始。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
今後の予定[編集]
この項目は予定される事象を扱っています。予想の記載や性急な編集をせず事実を確認し正確な記述を心がけて下さい。この内容は不特定多数のボランティアにより自由に編集されていることを踏まえ、自身の安全利害に関わる情報は自己責任でご判断ください。 |
- 2015年(平成27年)京阪神直下地震が発生。京阪神は焼け野原となる。大阪府、兵庫県、京都府、奈良県の全ての路線が3年にわたって運転を見合わせる。
- 2016年(平成28年)北朝鮮の核ミサイルが大阪駅、天王寺駅、三ノ宮駅、京都駅、京橋駅、高槻駅、尼崎駅、芦屋駅、草津駅、宝塚駅、奈良駅など京阪神の50駅に着弾。これにより京阪神の95%の人が死亡する。
- 2018年(平成30年)京阪神の路線のうち、大阪環状線、東海道線(京都~三ノ宮)、JR東西線(京橋~尼崎)、関西線(JR難波~柏原)、阪和線(天王寺~堺市)が運転を再開、しかしこれら全ての路線で営業係数(100円の利益を出すためにかかる費用)が1000を超える。
- 2020年(平成32年)阪和線、関西線が廃線に。また、2018年に復旧した路線以外の復旧を断念。
- 2021年(平成33年)京阪神の利益が無くなったために、北陸・中国各線の赤字を補填できなくなり、岡山・広島近郊各線を除く全路線を廃線。
- 2023年(平成35年)赤字のため倒産。なお、大阪環状線、東海道線、JR東西線は国が引き取り、細々と運営するも、2026年にはJR東西線が、2030年には東海道線が、2034年には大阪環状線が廃線となる。
路線[編集]
総キロ数:5,025.0km(51線区・2008年3月15日現在)
- 新幹線:644.0km(1線区)
- 在来線:4,379.5km(50線区)
以下の丸括弧内の線名は愛称(一部区間のみの愛称を含む)。[幹]:幹線系線区、[地]:地方交通線、[特]:特定地方交通線
新幹線[編集]
在来線[編集]
- 東海道本線 [幹]: 米原駅 - 神戸駅 143.6km
- 湖西線 [幹]: 山科駅 - 近江塩津駅 74.1km
- 大阪環状線 [幹]: 大阪駅 - 天王寺駅 - 大阪駅 21.7km - 基本事業計画での区間・距離。鉄道要覧では新今宮駅-天王寺駅間1.0kmを含まない。
- 桜島線(JRゆめ咲線) [幹]:西九条駅 - 桜島駅 4.1km
- JR東西線 [幹]: 京橋駅 - 尼崎駅 12.5km - JR西日本が第2種鉄道事業者、関西高速鉄道が第3種鉄道事業者。
- 福知山線 [幹]: 尼崎駅 - 福知山駅 106.5km
- 関西本線 [幹]: 亀山駅 - JR難波駅 115.0km
- 草津線 [幹]: 柘植駅 - 草津駅 36.7km
- 奈良線 [幹]: 木津駅 - 京都駅 34.7km
- 片町線(学研都市線) [幹]: 木津駅 - 京橋駅 44.8km
- おおさか東線 [幹]: 放出駅 - 久宝寺駅 9.2km - JR西日本が第2種鉄道事業者、大阪外環状鉄道が第3種鉄道事業者。
- 桜井線 [地]: 奈良駅 - 高田駅 29.4km
- 和歌山線 [地]: 王寺駅 - 和歌山駅 87.5km
- 阪和線 [幹]: 天王寺駅 - 和歌山駅 61.3km
- 関西空港線 [幹]: 日根野駅 - 関西空港駅 11.1km - うちりんくうタウン駅-関西空港駅間6.9kmはJR西日本が第2種鉄道事業者、関西国際空港が第3種鉄道事業者。
- 北陸本線 [幹]: 米原駅 - 直江津駅 353.8km
- (琵琶湖線): 米原駅 - 長浜駅
- 小浜線 [地]: 敦賀駅 - 東舞鶴駅 84.3km
- 越美北線(九頭竜線): 越前花堂駅 - 九頭竜湖駅 52.5km
- 七尾線 [地]: 津幡駅 - 和倉温泉駅 59.5km - うち七尾駅 - 和倉温泉駅間はのと鉄道が第2種鉄道事業者。和倉温泉 - 穴水間は第3種鉄道事業者。
- 城端線 [地]: 高岡駅 - 城端駅 29.9km
- 氷見線 [地]: 高岡駅 - 氷見駅 16.5km
- 大糸線 [地]: 南小谷駅 - 糸魚川駅 35.3km
- 高山本線 [地]: 猪谷駅 - 富山駅 36.6km
- 紀勢本線 [幹]: 新宮駅 - 和歌山市駅 204.0km
- (きのくに線): 新宮駅 - 和歌山駅
- 山陽本線 [幹]: 神戸駅 - 下関駅 528.1km
- 加古川線 [地]: 加古川駅 - 谷川駅 48.5km
- 播但線 [地]: 姫路駅 - 和田山駅 65.7km
- 姫新線 [地]: 姫路駅 - 新見駅 158.1km
- 赤穂線 [地]: 相生駅 - 東岡山駅 57.4km
- 津山線 [地]: 岡山駅 - 津山駅 58.7km
- 吉備線 [地]: 岡山駅 - 総社駅 20.4km
- 宇野線 [幹]: 岡山駅 - 宇野駅 32.8km
- 本四備讃線(瀬戸大橋線) [幹]: 茶屋町駅 - 児島駅 12.9km
- 伯備線 [幹]: 倉敷駅 - 伯耆大山駅 138.4km
- 福塩線 [地]: 福山駅 - 塩町駅 78.0km
- 芸備線 [地]: 備中神代駅 - 広島駅 159.1km
- 呉線 [幹]: 三原駅 - 海田市駅 87.0km
- 可部線 [地]: 横川駅 - 可部駅 14.0km
- 岩徳線 [地]: 岩国駅 - 櫛ヶ浜駅 43.7km
- 山口線 [地]: 新山口駅 - 益田駅 93.9km
- 宇部線 [幹]: 新山口駅 - 宇部駅 33.2km
- 小野田線 [地]: 小野田駅 - 居能駅 11.6km
- 美祢線 [幹]: 厚狭駅 - 長門市駅 46.0km
- 山陰本線 [幹]: 京都駅 - 幡生駅 673.8km
- 舞鶴線 [地]: 東舞鶴駅 - 綾部駅 26.4km
- 因美線 [地]: 東津山駅 - 鳥取駅 70.8km
- 境線 [地]: 米子駅 - 境港駅 17.9km
- 木次線 [地]: 備後落合駅 - 宍道駅 81.9km
- 三江線 [地]: 三次駅 - 江津駅 108.1km
- 博多南線 [幹]: 博多駅 - 博多南駅 8.5km
航路[編集]
廃止路線[編集]
- 信楽線 [特]: 貴生川駅 - 信楽駅 14.8km - 1987年7月13日廃止。信楽高原鐵道に転換
- 岩日線 [特]: 川西駅 - 錦町駅 32.7km - 1987年7月25日廃止。錦川鉄道に転換
- 若桜線 [特]: 郡家駅 - 若桜駅 19.2km - 1987年10月14日廃止。若桜鉄道に転換
- 能登線 [特]: 穴水駅 - 蛸島駅 61.1km - 1988年3月25日廃止。のと鉄道に転換。→2005年4月1日廃止
- 宮津線 [特]: 西舞鶴駅 - 豊岡駅 83.6km - 1990年4月1日廃止。北近畿タンゴ鉄道に転換
- 鍛冶屋線 [特]: 野村駅(現・西脇市駅) - 鍛冶屋駅 13.2km - 1990年4月1日廃止
- 大社線 [特]: 出雲市駅 - 大社駅 7.5km - 1990年4月1日廃止
- 七尾線 [地]: 和倉温泉駅 - 輪島駅 48.4km - 1991年9月1日第1種鉄道事業廃止。同区間の第3種鉄道事業者となり、運行はのと鉄道に移管。穴水駅 - 輪島駅は2001年4月1日廃止
- 美祢線 [幹]: 南大嶺駅 - 大嶺駅 2.8km - 1997年4月1日廃止
- 可部線 [地]: 可部駅 - 三段峡駅 46.2km - 2003年12月1日廃止
- 富山港線 [地]: 富山駅 - 岩瀬浜駅 8.0km - 2006年3月1日廃止。富山ライトレールに転換
JR線の他会社分界駅[編集]
(注)路線名はアーバンネットワーク内に関しては正式名称(愛称)の順で表記。
JR東日本[編集]
JR東海[編集]
- 新大阪駅(東海道本線(JR京都線)、山陽新幹線)- 東海道新幹線
- 京都駅(東海道本線(JR京都線・琵琶湖線)、山陰本線(嵯峨野線)、奈良線)- 東海道新幹線
- 米原駅(東海道本線・北陸本線(琵琶湖線))- 東海道本線、東海道新幹線
- 亀山駅(関西本線) - 関西本線、紀勢本線
- 新宮駅(紀勢本線)- 紀勢本線
- 猪谷駅(高山本線)- 高山本線
JR四国[編集]
- 児島駅(本四備讃線)- 本四備讃線
JR九州[編集]
列車[編集]
JR西日本発足以降に同社の路線で運行されている(されていた)列車を挙げる。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、全列車が他社の車両で運行されているものはその会社名も記載する。
現行列車[編集]
新幹線[編集]
在来線[編集]
- 特急列車
- 雷鳥・サンダーバード
- しらさぎ
- はくたか
- おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス
- びわこエクスプレス
- はるか
- くろしお・スーパーくろしお・オーシャンアロー
- 北近畿
- 文殊
- タンゴエクスプローラー
- きのさき
- はしだて
- まいづる
- たんば
- タンゴディスカバリー
- はまかぜ
- スーパーはくと(智頭急行)
- スーパーいなば
- やくも
- スーパーおき
- スーパーまつかぜ
- 北越(JR東日本)
- (ワイドビュー)しなの(JR東海)
- (ワイドビュー)ひだ(JR東海)
- (ワイドビュー)南紀(JR東海)
- しおかぜ(JR四国)
- 南風(JR四国)
- うずしお(JR四国)
- トワイライトエクスプレス(臨時)
- 日本海
- サンライズ出雲
- サンライズ瀬戸
- 北陸(JR東日本)
- はやぶさ(JR九州)
- 富士(JR九州)
- 急行列車
- 快速・ライナー
- 普通列車
車両[編集]
山陽新幹線や特急列車(北陸本線、紀勢本線、山陰地区)、アーバンネットワーク地区のうち旧・大阪鉄道管理局管内では列車の増発やスピードアップに対応した新型車両を積極的に導入している一方で、それ以外の地域では厳しい経営環境を反映して、国鉄から承継した103系や113系、419系などの車両[3]に改装やリニューアルなど延命工事を施して使用している例が多い。この傾向は特に瀬戸大橋線を除いた山陽地方や北陸地方において顕著であり、これらの地域では非電化ローカル線の体質改善用に投入されたキハ120形を除けば一般形の新造車がほとんど投入されていない。
また、路線の高速化・電化に対応した新型車両を導入する際には、同社からの公式発表こそないが車両の購入費用を京阪神地区を除いて全額地元に負担させる方針を取っていると推定される。これは地元負担により整備される高速化・電化事業の一環とみなしていると考えられる。
実際、山陰地方(山陰本線・因美線)でキハ126系・キハ187系が導入された際は地元の島根県・鳥取県・中国電力が、北陸地区(北陸本線敦賀以南・小浜線)で125系と521系が導入された際は滋賀県と福井県が購入費用を全額負担した。管内の自治体の多くは財政的に厳しい状況にあるために購入費用を負担できず、結果として京阪神対地方線区でサービス格差が生じている。この方針には利用者や地方財界からの批判も少なくなく、芸備線の急行「みよし」が老朽化した車両の置き換えができないまま快速列車に格下げされてしまったのは、地元からの快速列車を増発してほしいという要望に加え、地元負担が原因ではないかとの見方もある。
蒸気機関車の保存運転[編集]
JR西日本は、国鉄時代に開館された蒸気機関車 (SL) の動態保存施設である梅小路蒸気機関車館を引き継ぐとともに、山口線をはじめとして、自社内や走行可能なSLを保有していないJR東海・四国での蒸気機関車保存運転や、SLを復活させたJR各社の運転士(機関士)の養成も請け負っている。
車両基地[編集]
車両工場[編集]
- 金沢総合車両所(松任本所) - 金沢支社
- 吹田工場 - 京都支社
- 梅小路運転区 - 京都支社(蒸気機関車専門・鷹取工場閉鎖により業務移管 )
- 網干総合車両所 - 神戸支社(鷹取工場閉鎖により業務移管 )
- 後藤総合車両所 - 米子支社
- 下関車両センター - 広島支社
- 博多総合車両所 - 福岡支社
- 鷹取工場 - 神戸支社(2000年廃止)
主な関係会社[編集]
連結子会社[編集]
- 株式会社日本旅行
- 中国ジェイアールバス株式会社
- 西日本ジェイアールバス株式会社
- 嵯峨野観光鉄道株式会社
- ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社
- ジェイアール西日本不動産開発株式会社
持分法適用関連会社[編集]
関連団体[編集]
- 財団法人交通文化振興財団
出資会社・サッカーチーム[編集]
CM[編集]
※印のものはテレビでは一度も放映されなかったもの。また、他のJRグループ管内でも放送されているものもある。
- 国鉄からJRへの移行をアピール - 加納みゆき
- 山陽新幹線(グランドひかり・ほっとタイム)、夏のリゾート、夏のWENS、アーバンネットワーク、Tis、シュプール号 - 南野陽子
- 夏のリゾート、シュプール号 - 西田ひかる(西田は2006年から阪急電鉄PiTaPaCMに出演)
- 三都物語、大和路快速、アーバンネットワーク、山陰本線園部~綾部間電化開業、京都駅ビル開業、JR東西線、きのくにシーサイド、ひかりレールスター - 賀来千香子
- 三都物語、DISCOVER WEST - 谷村新司(CMソングも担当する。DISCOVER WESTはCMソングのみ)
- 三都物語、嵯峨野線電化開業、北陸本線長浜直流化開業 - 阿木燿子
- シュプール号 - トニー・ザイラー
- シュプール号 - V6
- スーパーくろしお - 山口智子
- フレッシュ近畿 - トトロ
- 石川県キャンペーン - 村田雄治
- 2003年夏の列車 - 吉川ひなの
- 三都物語 - 阿久悠
- レール&レンタカー - 田口浩正
- ジパング倶楽部 - 三ツ矢歌子
- ジパング倶楽部 - 井川比佐志
- 三都物語、「5489」電話サービス、2004年夏の列車 - 鶴田真由
- 三都物語 - 平松愛理(CMソングも担当する、阪神・淡路大震災後に「美し都~がんばろやWe love KOBE~」を使用)
- Jスルーカード - 酒井美紀
- ICOCA(ICOCAでいこか)、J-WESTカード - 仲間由紀恵
- いい日旅立ち・西へ 、DISCOVER WEST - 竹内結子
- いい日旅立ち・西へ - 鬼束ちひろ(CMソングも担当する)
- 2003年3月ダイヤ改正、2003年12月ダイヤ改正(礼二はいずれも車掌役で出演)、白浜ぐるりんパス(パンダ役で出演)、※2006年3月アーバンネットワークダイヤ改正、※321系デビュー(乗務員役で出演) - 中川家
- 山陽新幹線(再確認・新事実)、のぞみ(のぞみが走って、日本が縮む(縮んだ)) 、関空特急「はるか」(いつもの駅から、世界へつながる)、500系のぞみ(世界最速の道へ)、ひかりレールスター(賀来千香子とペアで出演)- 石坂浩二
- 山陽新幹線 - 笑福亭鶴瓶
- 山陽新幹線 - 愛里
- ユニバーサルシティ駅開業、2001年夏の列車、2002年夏の列車 - 篠原ともえ
- JR瀬戸大橋線開通(単独出演)、山陰本線園部~綾部間電化開業、京都駅ビル開業(いずれも賀来千香子とペアで出演) - 大西結花
- 夏のリゾート、山陰本線綾部~福知山間電化開業、JR東西線、1999年夏の列車 - 大竹まこと
- 500系のぞみ(石坂浩二とペアで出演)、2000年夏の列車、2002年秋の行楽列車(ナレーションを担当) - 田中美奈子
- 味めぐり列車、かにかにエクスプレス、※京都ディスティネーションキャンペーン、※2006年3月新幹線ダイヤ改正、※321系デビュー(中川家とペアで、乗客役で出演)、 ぐるりんパス、山陰ディスティネーションキャンペーン(ナレーションを担当) - 長澤まさみ
一社提供番組[編集]
- 走れ!ガリバーくん(関西テレビ放送他)
- 旅っきり!〜ふれあい紀行〜(関西テレビ放送他)
備考[編集]
- 2007年3月18日(金沢支社管内では2006年10月21日)のダイヤ改正より、在来線列車内乗務員室に掲出する名札が「JR西日本・運転士(または車掌)・乗務員の名字」の様式に簡素化された。従前の名札は、所属組織と乗務員のフルネームが記載されていた。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 西日本旅客鉄道 (アンサイクロペディア)
- JR
- 日本の鉄道路線一覧
- 日本の鉄道事業者一覧
- 日本の鉄道
- 鉄道事業関連
- イベント
- その他の関連事業等
- JR西日本ホテルズ
- ハートイン・デイリーイン
- JR西日本硬式野球部(現在休部中)
- その他
外部リンク[編集]
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