東京スカイツリー
東京スカイツリー(とうきょうスカイツリー、Tokyo Skytree)は東京都墨田区押上にある電波塔(送信所)である。観光・商業施設やオフィスビルが併設されており、ツリーを含めた周辺施設は東京スカイツリータウンと呼ばれる。2012年に電波塔・観光施設として開業。
目次
概要
既存の電波塔である東京タワーに代わる新タワーについて、1997年頃から首都圏各地で誘致活動が行われていたが、2003年12月に日本放送協会(NHK)と在京民間テレビ局5社(日本テレビ放送網、東京放送(TBSテレビ)、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京)が600m級の新しい電波塔を求めて「在京6社新タワー推進プロジェクト」を発足、新タワー構想を推進していくことで建設に向けた計画に進展がついた[1][2]。(建設地決定についての経緯は後述)
東京スカイツリーの建設目的は東京タワーが位置する都心部では超高層建築物が林立し、その影となる部分に電波が届きにくくなる問題を低減させるほかにワンセグやマルチメディア放送といった携帯機器向けの放送を快適に視聴できるようにすることも建設目的のひとつとされた[1][2]。
事業主体は東武鉄道が筆頭株主となる「東武タワースカイツリー株式会社」であり、事業費は約500億円とした。このために、同社は500億円のユーロ債のCBを発行して資金調達を行っている[3]。建設費は約400億円。総事業費は約650億円。施工は大林組、設計は日建設計である。テレビ局からの賃貸料および観光客からの入場料などで収益を得る見込みである。
東京都墨田区に所在する東武伊勢崎線・東京地下鉄半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線の押上駅(2012年5月22日より「押上(スカイツリー前)」)と東武伊勢崎線のとうきょうスカイツリー駅(旧業平橋駅)の間に挟まれる、東武鉄道の本社隣接地で所有地でもある貨物駅(のちの業平橋駅3、4、5番線ホーム)跡地に建設された。当地区は航空法上、東京国際空港(羽田空港)の制限表面の外側水平表面が被さる地域であるため空港標点の海抜295mまでの建造物しか建てられなかったが2005年4月28日に高さ規制区域が見直されて建設可能となった[4][5]。
2008年7月14日に着工され、3年半の期間をかけて2012年2月29日に竣工した[6]。2012年5月22日に展望台として開業して[7]、2012年4月から2013年3月にかけて放送局の試験放送ならびに本放送を実施する計画である。
東京タワーの建造時(1957 - 1958年)に比べて鋼材の品質や溶接技術、各種構造計算(シミュレーション)などの設計技術、基礎部の特殊な工法が大きく進歩したことにより東京タワーの建築面積を大きく下回る面積でのこの高さの自立式鉄塔の建設が可能となっている。全体の主要接合部が溶接により建設されている。鋼管同士を直接溶接接合する分岐継手を採用し、軽量化と耐震性を増している。主要鋼材はH鋼ではなく鋼管が使用された。構造が鉄骨造としては稀に見る複雑さであり各部材に要求される寸法等の精度も一般建築物とは桁違いであるため、鉄骨部材を作成する工場のうち国内のレベルの高い工場の多くは一時的にスカイツリーの部材製作で繁忙を極める状態となった。又、溶接作業の一部には人間の手作業による職人技が寄与しているところも多分にある。
2006年5月に第一生命経済研究所が出した予測[8]によると開業から1年で300万人が訪れると仮定、経済効果を473億円と試算している。また2008年1月公表の墨田区「新タワーによる地域活性化等調査報告書」では東京スカイツリーへの来場者を年間552.4万人、東京スカイツリーに併設される商業施設などを含めた開発街区全体での来場者数を年間2,907.9万人と試算している[9]。
計画の基本的情報
- 計画名:業平橋押上地区開発計画(新タワー計画)
- 所在地:東京都墨田区押上一丁目1番13号
- 建築主:東武鉄道、東武タワースカイツリー
- 施工:大林組
- 設計・監理:日建設計[10]
- 監修者:澄川喜一、安藤忠雄
- 階数:地上29階(第2展望台)
- 高さ:634m[11]
- 敷地面積:36,844.39m²(施設全体)
- 建築面積:31,832.60m²(施設全体)
- 延べ面積:229,410.30m²(施設全体)
- 建設地点:ほぼ平行する東武伊勢崎線と北十間川間の幅約100m強と都営地下鉄浅草線に囲まれた場所に一辺約68mの三角形型の基礎。東西に向く一辺は北十間川とほぼ平行。
- 構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
- 基礎工法:場所打ちコンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)工法固有名称:ナックルウォール工法
- 基礎の深さ:50m[12]
- 地上部分本体重量:約41,000トン[12]
- 用途:電波塔、展示場、店舗、ミュージアム、事務所、ホール、各種学校、地域冷暖房施設、駐車場
- 電波塔内の施設:放送施設・展望施設(第1展望台・第2展望台)・商業施設ほか
- 高さ350mの第1展望台にはレストランやカフェ、ショップなども併設される。また4階には出発ロビー、5階には到着ロビーがそれぞれ設置される。
- 高さ450mの第2展望台には天望回廊と呼ばれるチューブ型でガラス張りの回廊を設置。天望回廊は第2展望台の2つのフロアを結ぶ約110mのスロープになっている。
- 入場料は第1展望台が2000円、第2展望台は追加1000円である[13]。
- エレベーター:地上から350mの高さにある第1展望台まで約50秒間の分速600m40人乗り4台(東芝製)、第1展望台と450mの高さにある第2展望台を結ぶ約40秒間の分速240m40人乗り2台(日立製)および地下駐車場から第2展望台まで昇降距離464.4m27人乗り業務用2台(東芝製)[14]、そのほかにも第1展望台内の移動用に1台(日立製)、タワーの足元の施設に4台がある(日立製)[15]。
- 収容人数:天望デッキ(第1展望台):約2,000人、天望回廊(第2展望台):約900人[12]
- 地上31階建てのオフィス棟のほか、中層の商業棟、広場、約1,100台分の駐車場なども建設された。
高さ
全高(尖塔高)634m、軒高(塔本体の屋上の高さ)495mは2012年完成時点で自立式鉄塔としてはキエフテレビタワーの385mを上回る世界第1位。現存する電波塔としてはKVLY-TV塔の628.8mを上回る世界第1位[16]。2011年11月17日に世界一高いタワーとしてギネス世界記録の認定を受けた[17]。人工の建造物としてはブルジュ・ハリーファの828mに次ぐ世界第2位となる。
建築物としての高さは470.97mであり、横浜ランドマークタワーの296.33mを上回って建築物としても日本一の高さである。
東京都心部で立ち並ぶ200m級の超高層ビルの影響を受けない高さとしてNHKと在京民放キー局5社が「600m」という数字を要請し、着工当初は高さを610.6mとする計画であった。建設計画を策定する中で当時世界一の高さのカナダオンタリオ州・トロントにあるCNタワーを上回る。またアメリカイリノイ州・シカゴに建設予定のあった「シカゴ・スパイア」(現在は凍結中)のアンテナを含めた高さが約2,000フィート(約609.6m)だったため、「610m」という数字になったという[18][19]。構想段階では世界一高い建造物を目指していたが、完成時の高さを非公開にして建設していたブルジュ・ハリーファが高さ828mで完成した。
2009年10月16日に計画を修正し、高さ634mを目指すことを発表した。数字には東京近辺の旧国名である武蔵国(「むさし」のくに)の語呂合わせも考慮したとしている[20]。なお当初は東京タワーの2倍の666mの計画だったが設計者から少し低い高さにすべきと言われ、浅草寺が創建された628年に因み628mの案も有ったと根津嘉澄東武鉄道社長は2012年5月14日の開業記念式典後の記者会見で秘話を語った[21]。
タワーデザイン・ライティング
2006年(平成18年)11月24日にデザインが公表された。以下の3つのコンセプトに基づき、デザインされている。
- 時空を超えた都市景観の創造:日本の伝統美と近未来的デザインの融合
- まちの活性化への起爆剤:賑わいと親しみを感じる3つのゲートと2つの展望台
- 都市防災「安全と安心」への貢献:日本古来の建築「五重塔」に通じる新たな構造システム
法隆寺の五重の塔を参考にして、心柱(鉄筋コンクリート造の高さ375m直径約8mの円筒で内部は階段)により地震などによる揺れを抑える心柱制震構造となっている。また、アンテナが取り付けられる「ゲイン塔」の上には制振装置(総重量約100tで、バネの上に乗った重りでアンテナの揺れを抑える)が設置される。ゲイン塔外周の直径約6m、アンテナ外周直径約8m[23]。
タワーの水平方向の断面は地面真上では正三角形であるが、高くなるほど丸みをおびた三角形となり地上約320mで円となる。概観は「起り」(むくり)や日本刀の緩やかな「反り」(そり)の曲線を生かした日本の伝統建築の発想を駆使し、反りの美的要素も盛り込まれている[18]。このため、タワーを見る方角によっては傾いているようにも裾が非対称になっているようにも見える。
2009年2月26日にカラーデザインが公表され、「スカイツリーホワイト」と決定された。これは日本伝統の「藍白」(あいじろ)をベースにした独自の命名のオリジナルカラーで、青みがかった白である。なおエレベーターシャフトはグレー、展望台はメタリック色、頂部は鮮やかな白である[24]。
2009年10月16日にライティングデザインが公表された。江戸で育まれてきた心意気の「粋」と、美意識の「雅」という2つの異なるライティングを1日毎に交互に替えるライティングである。このライティング機材や調光コントロール全般は東京スカイツリーのオフィシャルパートナーのパナソニック(当時・パナソニック電工)が請負い、ライトアップの全てをLED照明とした。
なお「雅」はピンクすぎず青すぎない上品な紫色(複数の色のLEDを混ぜたものでなく単体で表現する)を目指しており、このような色のLEDは従来にはないため「オリジナルのLEDを新たに開発する」としている。また2010年10月13日にはLED実験のため、51台の照明器具で数時間だけライトアップされた[25]。完成時には1995台の照明器具が使用されている。
- Tokyo Sky Tree at night (Iki).JPG
ライティング「粋」
- Tokyo Sky Tree at night (Miyabi).JPG
ライティング「雅」
- Skytree night view from bottom.jpg
足元から見上げるライティング「粋」
名称
正式名称決定までの仮称は「新東京タワー」。正式名称は一般公募によって寄せられた1万8,606件の命名案の中から、まずは有識者10人で構成される「新タワー名称検討委員会」によって6つに候補が絞り込まれた。言葉の美しさや親しみやすさなどを基準に「東京スカイツリー」「東京EDOタワー」「ライジングタワー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」の6つが名称候補として選ばれ、2008年春にインターネットを通じて一般投票を行った。その結果、最多得票の「東京スカイツリー」に決定した[26]。
なお公募で最も多く寄せられた「大江戸タワー」はタワー建設予定地近くにある和菓子屋(株式会社森八本舗)がタワーの名称決定を見越してすでに商標を取得しており、3位の「さくらタワー」も以前から高輪プリンスホテルには「さくらタワー」がありすでに商標登録も行っていたために使えなかった[27]。仮称として使用されていた「新東京タワー」も既存の東京タワーに似ており、東京スカイツリーは東京タワーを管理する日本電波塔社とはまったく関係が無いためそれぞれ候補から外された。一候補地だった時期はプロジェクトホームページで「すみだタワー」という名称が用いられていたが、台東地区と連携した2007年夏頃からは見られなくなった。
「東京スカイツリー」は東武鉄道と東武タワースカイツリーの登録商標である(第5143175号ほか)。
注目度
完成すると日本一の建造物、さらには世界一の電波塔という大きな話題性から各種マスメディアで大きく取り上げられている。テレビでは建設中のスカイツリーを取材した特番が時折放送されるようになったこともあって建設期間中から"東京の新名所"となっており、休日ともなればタワーを撮影する者や見物人で周辺は混雑している。
電波塔としての東京スカイツリー
この項目は予定される事象を扱っています。予想の記載や性急な編集をせず事実を確認し正確な記述を心がけて下さい。この内容は不特定多数のボランティアにより自由に編集されていることを踏まえ、自身の安全利害に関わる情報は自己責任でご判断ください。 |
送信局
FMラジオ放送送信設備
周波数 (MHz) |
放送局名 | コールサイン | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
81.3 | J-WAVE | JOAV-FM | 7kW | 57kW | 東京都 | - |
82.5 | NHK東京FM | JOAK-FM | ||||
VICS | JOVS-FCM | |||||
※コールサインは主放送に対するもののみ |
- 在京FM局のうちJ-WAVEとNHK東京FMの2局が先行する形で東京タワーからの送信所移転を申請、2011年2月3日に変更許可が下り[28]、2012年4月23日より本放送を開始した[29][30]。同時にNHK-FM放送を使用したVICSの文字多重放送についても道路交通情報通信システムセンターが申請を行い、前2局と共に変更許可を得ている[28]。
- 東京タワーでの放送時の空中線電力は10kWだったが高所設置に伴うスピルオーバーを防ぐため、東京スカイツリーでの空中線電力は7kWに減力されている。ただし送信点高が東京タワーよりも遥かに高くなっており、実質的な受信可能エリアは広くなっている[31]。
- InterFMならびに放送大学(JOUD-FM)、TOKYO FMは従来どおり東京タワーから送信され、東京スカイツリーからは送信されない。
- 開業初日、J-WAVEはニッポン放送と共同で東京ソラマチ内のTOKYO SKYTREE TOWN STUDIOから放送した。なおニッポン放送は同日朝に同スタジオから放送しており、オンエア自体はニッポン放送が先となる。
マルチメディア放送送信設備
周波数 (MHz) |
放送局名 | コールサイン | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
214.714286[32] | モバキャス NOTTV |
JOMZ | 25kW | 最大105kW[33] | 関東広域圏 | 約1600万世帯 |
- mmbi及びジャパン・モバイルキャスティングによる携帯端末向けマルチメディア放送(VHF-HIGH帯)「モバキャス」はスカイツリーに4段16面のアンテナを設置、スカイツリーからの送信で関東全域約1600万世帯をカバーできるとしている[34]。2011年9月14日に電波監理審議会から予備免許を交付することが適当であると答申を受け[33]、翌15日に予備免許の交付を行った[35]。2012年4月1日にmmbiが運営するNOTTVが放送を開始、スカイツリー初の本放送送信局となった[36]。
- なおVHF-LOW帯のマルチメディア放送は関東甲信越地区の企画会社・ブロック別ソフト事業者である東京マルチメディア放送にTOKYO FMやJFN系列各局とともに東京タワーの運営会社である日本電波塔が出資しているが[37]、送信所が東京タワーとスカイツリーどちらになるのか正式な決定はなされていない。
タクシー無線集中基地局
特別区・武三交通圏(特別区・武蔵野市・三鷹市)を営業エリアに持つタクシー各社は港区赤坂の国際新赤坂ビルに集中基地局を設置していたが、都内各地で高層ビルが相次いで建設されたことで不感地帯が増加していた。そのため、東京スカイツリーへの移転が行われることとなった[38]。地上300メートルの位置にアンテナを設置し2011年10月から1か月間、昼間の時間帯に試験電波を発信[39]、2012年3月より業務無線の運用を開始[40]、4月23日から本運用を開始している[41]。
送信予定局
以下の内容は著者独自の見解で根拠がないのではないかと言っていた人がいたようです。 |
地上デジタルテレビジョン放送送信設備
ID | 放送局名 | コールサイン | 物理チャンネル | 空中線電力[42] | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | 利用チャンネル番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | NHK東京総合 | JOAK-DTV | 27ch | 10kW | 南関東 | 約1,400万世帯 | 011-012 |
2 | NHK東京Eテレ | JOAB-DTV | 26ch | 全国放送 | 021-023 | ||
4 | NTV日本テレビ | JOAX-DTV | 25ch | 関東広域圏 | 041-042 | ||
5 | EXテレビ朝日 | JOEX-DTV | 24ch | 051-053 | |||
6 | TBSテレビ | JORX-DTV | 22ch | 061-062,268 | |||
7 | TXテレビ東京 | JOTX-DTV | 23ch | 071-073,077 | |||
8 | CXフジテレビ | JOCX-DTV | 21ch | 081-083 | |||
9 | TOKYO MX | JOMX-DTV | 16ch | 3kW | 東京都 | 約690万世帯 | 091-092 |
- 放送大学(JOUD-DTV)は従来どおり東京タワーから送信され、東京スカイツリーからは送信されない。
- TOKYO MXについてはNHK水戸放送局の地上デジタル放送の物理チャンネルと重複するため、物理チャンネルの変更が決定した[43]。
- 災害時の放送バックアップ体制として、災害などにより東京スカイツリーから放送電波を送信できない場合に備えて東京タワーを予備の電波塔として利用する契約が2010年9月27日に日本電波塔株式会社とNHKや在京キー局5社との間で結ばれた[44]。
- 計画案では従前の東京タワーとほぼ同等のエリアを確保するとなっている。北関東ではNHK総合の県域化[45]を見越して必要なUHFアンテナが1本で済むよう関東広域民放5社についても県域局とほぼ同等の空中線電力で中継局が設置されており要出典(例外もあり、総務省の判断で地元ローカル局以外のNHKや在京民放等は置局不要とされている中継局も北関東に多数ある。東京タワー波等の受信が期待されているため要出典)、当該各県のデジサポではUHFアンテナを地元中継局に向けるよう呼びかけているが県庁所在地が遠い場合もしくはタワー波北限地域の山間部でVHF受信に頼っているケース[46]など地形的に地元局の恩恵が無く受信困難な場合も多く、引き続き東京タワーもしくは東京スカイツリーの電波を受信せざるを得ないケースも存在する。南関東では(スカイツリー移転後も)UHFアンテナを複数設置する必要があることによる混合器のデジタル化対応など追加の措置が必要になっておりテレ玉、チバテレ及びtvkではこの点について視聴者への注意喚起を行っている。要出典
- TOKYO MXは2012年10月1日から東京タワー(20ch)とのサイマル放送開始(東京タワーからの電波は11月中旬頃から段階的に弱めていき、2013年3月30日をもって停波予定)[47]、NHKと在京広域民放局は2013年1月頃から東京タワーから完全切り替えとなる[48]。
その他の用途
落雷の仕組みを解明するため地上497m地点のアンテナのゲイン塔の根元部分に落雷の発生を常時監視し電流の大きさや波形の変化などを記録する計測装置のセンサーが六角形状に囲んだ形で設置され、東武タワースカイツリー、東京大学生産技術研究所、電力中央研究所の3者共同による研究が2012年3月より行われている。ゲイン塔が延びる高さ500m付近では年間20〜30回の落雷が見こまれており、地上よりもデータが多く蓄積できる。500mを超える超高層建築物への計測装置の設置例ではカナダのCNタワーだけで今後世界的に珍しい研究成果が期待でき、この成果を元に雷被害防止や雷に強い電子機器の開発につなげたいとしている[49][50]。
観光・商業施設としての東京スカイツリー
東京スカイツリータウンの各施設(東京スカイツリーのほか、東京ソラマチ、東京スカイツリーイーストタワー、コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン、すみだ水族館)の中核として東東京エリアの観光・産業拠点の形成と地域社会の活性化、国際観光都市東京実現への貢献が期待されている[51]。
下層フロア
1F東京スカイツリー団体フロア
- THE SKYTREE SHOP
- 和洋菓子、雑貨、ステーショナリー、ファッションアイテムなどの東京スカイツリー限定グッズを販売する。
- 団体チケットカウンター
4F東京スカイツリー入口フロア
- チケットカウンター
- インフォメーション
5F東京スカイツリー出口フロア
- THE SKYTREE SHOP
- 日本のブランドと東京スカイツリーとがコラボレーションした限定商品を販売する。
- インフォメーション
展望台
東京スカイツリー天望デッキ(第1展望台)
- フロア340
- 「SKYTREE CAFE」
- フロア345
- 「Sky Restaurant 634(MUSASHI)」
- 「THE SKYTREE SHOP」
- フロア350
- 「SKYTREE CAFE」
- 「パノラマスクリーン」
- 「東京時空ナビ」
- 「江戸一目図屏風」
東京スカイツリー天望回廊(第2展望台)
- フロア445
- 「天望回廊」
- フロア450
- 「天望回廊」
- 「ソラカラポイント」
天望シャトル(エレベーター)
入口、出口フロアと天望デッキ、天望回廊をつなぐエレベーター。シャトル内には地元墨田区のデザイナー高橋正実による桜や隅田川などをテーマにしたパネルが設置される。
スタッフ・ユニフォーム
スタッフは以下7職種があり、ユニフォームはミナ・ペルホネン(デザイナー:皆川明)によりデザインされている[52][53]。
- ディレクター(男女)
- 誘導(男女)
- インフォメーション
- チケットカウンター
- ショップ
- 清掃
- 駐車場誘導
歴史
2003年
- 12月17日 在京放送事業者各者(NHK・民放キー局5社)が600m級の新タワーを求めて「在京6社新タワー推進プロジェクト」を発足。
2004年
- 10月25日 押上・業平橋駅周辺地区内の地権者が「押上・業平橋駅周辺地区まちづくり協議会」を設立。
- 12月5日 墨田区・地元関係者が東武鉄道及び押上業平橋駅周辺地区まちづくり協議会に対し、新タワー誘致の協力要請。
2005年
- 1月27日 町会等関係団体や関係企業等、地元組織で構成された「新タワー誘致推進協議会」設立。
- 2月7日 東武鉄道として新タワー事業に取組む事を放送事業者・墨田区に表明。
- 2月10日 「新タワー誘致推進協議会」が決起大会を開催。
- 3月7日 押上・業平橋駅周辺地区に関する都市計画決定(土地区画整理事業区域・都市計画道路)。
- 3月28日 放送事業者が墨田区押上地区を第1候補地に選定。
- 7月22日 墨田・台東両区の地元誘致組織が提携し、「墨田・台東新タワー誘致推進連絡会」を結成。
- 12月15日 土地区画整理組合設立認可(事業認可)。
2006年
- 3月31日 新タワー建設地として最終決定。
- 5月1日 事業会社「新東京タワー株式会社」を本社所在地・東京都墨田区押上一丁目1番2号に資本金4億円(東武鉄道全額出資)で設立。
- 6月19日 地元関係者が「新タワー建設推進協議会」を発会。
- 7月4日 - 24日 様々な人からの「届け! 私が想う新タワー」と題したアンケートやアイデアや意見を募集。応募数5,079名。
- 7月4日 新タワーデザインの監修者を安藤忠雄(建築家・東京大学名誉教授)・澄川喜一(彫刻家・元東京藝術大学学長)に決定。
- 10月10日 次の3点の「新タワーを核とした複合開発事業のコンセプト「Rising East Project~やさしい未来が、ここからはじまる」」を公表。
- 11月24日 デザイン公表。基本設計は日建設計が担う。概算建設費約500億円。
- 12月4日 環境影響評価調査計画書提出。
2007年
- 8月30日 新タワーライティングデザイナーを戸恒浩人に決定。
- 9月28日 「新東京タワー」の本体施工者を数社による競争入札のうえ、大林組に決定して請負契約を締結した。大林組の請負金額は非公表。着工は2008年夏で、工期は3年6か月を見込む。
- 10月6日 建設予定地でサーチライト9台を使い、新タワーの脚に見立てた光の束を上空に向けて放出された。最初に東京タワー(約333m)の高さで光を交差し、その後光を伸ばして610mの上空で交差させ「新東京タワー」の高さを表現した。これは前年秋に地元住民らが企画、住民や団体から寄付を募って実現したもの。
- 10月26日 - 11月25日 「新東京タワー」の名称案を公募。応募数17,429件。2008年4月に名称検討委員会により数案に絞り込まれたうえ、一般投票を経て6月に決定。
- 11月29日 建設地周辺町会を中心とした「押上・業平橋地区新タワー関連まちづくり連絡会」を結成。
- 12月11日 東武鉄道と子会社の新東京タワー株式会社は、日本放送協会(NHK)および在京民放5社の放送事業者6者と同日付で新タワーの"利用予約契約"を結んだと発表した。完成後、改めて各放送事業者と"正式な利用契約"を結ぶという。
2008年
- 3月12日 押上・業平橋駅周辺地区に関する都市計画決定(用途地域変更、地区計画等)。
- 3月19日 「新東京タワー」の名称案を、一般公募から「東京EDOタワー」「東京スカイツリー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」「ライジングタワー」の6通りに識者等からなる「新タワー名称検討委員会」によって絞り込んだことを発表。一般投票で正式名称を決定する。投票期間は4月1日から5月31日まで。
- 5月14日 現在の資本金4億円を放送会社などから出資を募り300億円規模とする方針を明らかにした[54]。
- 5月30日 環境影響評価書提出。
- 6月10日 環境影響評価事後調査計画書提出。
- 6月10日 正式名称を「東京スカイツリー」に決定。それに伴い、新東京タワー株式会社は会社名を「東武タワースカイツリー株式会社」に変更。
- 7月14日 安全祈願祭[55]と起工式典を行い着工。タワー部分の総事業費は約650億円を見込む。
- 9月2日 Webカメラで建設中の様子の中継開始。
- 12月1日 東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)と新タワーの利用予約契約を締結。
- 12月6日 基礎工事(地中50mのコンクリート壁の杭工事)が完了。
- 12月26日 エレベーターシャフトの工事が開始され、地上に鉄骨が立ち上がり始めた。
2009年
- 2月5日 タワー塔体地下基礎部の鉄骨建て方を開始し、3箇所の鼎(かなえ)で安全祈願を執り行った。
- 2月26日 カラーデザインが公表され、「スカイツリーホワイト」と決定された。
- 4月6日 本体の鉄骨(重さ約29t、高さ約4m、直径2.3m、厚さ10cm)を地中の基礎に据え付ける作業と金・銀のボルトで締結する「鋲打(びょううち)の儀」を行い、地上部分の本体の鉄骨を組み上げる工事が開始された[56]。
- 5月1日 建設中の高さ33.4mからホームページで順次公表開始。
- 6月8日 本体鉄骨組み上げ工事の最初の山場である塔本体を支える3本の脚を地上50mで組み合わせる工事が行われた。
- 8月7日 高さ100mを超え105mに到達。
- 10月16日 完成時の高さを634mに変更すること及びライティングデザインを発表。
- 11月10日 高さ200mに到達(プレス発表)。
- 11月22日 スカイツリー内部公開(外部リンク参照)。
- 12月15日 併設する商業施設に、水族館とプラネタリウム(コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン)を開設することを発表。
- 12月20日 タワー地上部を囲む足場が撤去されタワー支柱が全容を見せる。
- 12月21日 - 26日 クリスマス時期として工事用の全照明を夜9時まで点灯しライトアップ[57]。
2010年
- 2月16日 高さ300mに到達(プレス発表)。
- 3月1日 ライティング機器のパートナー企業をパナソニック電工に決定。ライティングデザインのオールLED化を目指すことが発表された。
- 3月29日 10時17分、上部に高さ約10mのエレベータシャフトが設置されたことで東京タワーの332.6mを超えて338mとなり日本一の高さの建設物となった。
- 4月24日 東武ワールドスクウェア(栃木県日光市)で、25分の1サイズの東京スカイツリーの展示始まる。高さ約26メートル、鋼管柱とFRP製、総工事費約2億円[58][59]。
- 5月5日 最下部斜め支柱に始まる第1展望台の鉄骨建方工事開始[60]。
- 6月5日 タワー中心軸の空洞内でアンテナゲイン塔の組み立て開始。
- 7月2日 タワークレーンが塔先端(398m)脇3基から第1展望台屋上に1基増設、計4基体制となる。
- 7月4日 空調設備などを置く機械室(150m)部分を報道陣に初公開。第1展望台の鉄骨建方工事終了とされた[61][62]。
- 7月26日 7月2日のタワークレーン4基体制後、分解・設置位置変更・組上を繰返し第1展望台上ヤード外周位置での4基体制を確立[63]。北をアナログ時計の12時に例えればクレーン4基の設置位置は目算で3時15分、5時30分、8時45分、11時45分[64]。
- 7月30日 高さ400mを超え408mに到達[65]。5月29日時点の398mから2か月ぶりに10m延伸。
- 9月11日 高さ461mに到達。過去の建造物を含めて高さ日本一だったオメガ塔(対馬オメガ局。455mの支線式鉄塔で1998年に解体)を超えた。
- 9月13日 エレベータ等を収容するシャフト鉄骨の建て方が完了。
- 9月29日 スカイツリーの商業業務施設運営会社として「東武タウンソラマチ株式会社」を設立。
- 10月13日 当日限りとしてライティングに使用するLED照明の性能試験のため、18時30分から21時10分までの160分間に点灯・消灯をほぼ20回ほど経たライトアップが行われた[25][66]。
- 10月23日 支柱建方による最終高さ497mとなる。その後はアンテナゲイン塔を突き上げ最終高さとする[67][68]。
- 10月27日 第2展望台の支柱建方開始。
- 10月28日 公式キャラクター「ソラカラちゃん」決定[69]。
- 11月17日 東京スカイツリー並びに周辺大規模複合施設の施設警備業務を、綜合警備保障と東武ビルマネジメントが受注[70]。
- 12月1日 高さ500mに到達。塔体最上部に11月20日から仮置きを始めた制振装置と塔体内からリフトアップされたゲイン塔がドッキングし高さ511mとなる[71][72]。
- 12月16日 NHK及び在京民放5社に対しスカイツリーへの放送局の無線設備の設置に向けた変更許可が認められる。
- 12月18日 地上デジタルテレビ放送のアンテナ取付開始[73]。
- 12月24日 - 25日 クリスマス時期として工事用の照明を夜8時まで点灯。
- 12月27日 スカイツリーを中心とした開発街区全体の名称を東京スカイツリータウン、低層階及びオフィスビル最上階の商業施設の名称を東京ソラマチ、押上側に建設されるオフィスビルの名称を東京スカイツリーイーストタワーとしたと発表[74]。また開業に合わせて東武伊勢崎線業平橋駅の駅名を「とうきょうスカイツリー駅」に変更し、駅施設のリニューアルも行うと発表[75]。
- 12月31日23時45分 - 2011年1月1日0時30分 大晦日から新年を迎えた45分間、クリスマス時期と同じ工事用の照明を点灯。
2011年
- 1月28日 TOKYO MXに対しスカイツリーへの放送局の無線設備の設置に向けた変更許可が認められる[76]。
- 2月3日 NHK東京FM、J-WAVE及び道路交通情報通信システムセンターに対しスカイツリーへの放送局の無線設備の設置に向けた変更許可が認められる[28]。
- 2月17日 北十間川越しに見えたタワー正面の地上から立ち上がる支柱部分が鉄骨で遮られ始める。
- 2月28日 高さ600mを超える予定であったが降雨と軽風ないし軟風の天気で翌日以降に持ち越した[77]。
- 3月1日 ゲイン塔のリフトアップが行われ、13時7分に600mに到達。さらに13時29分には高さ601mに到達し、広州塔を抜いて自立式電波塔として世界一の高さとなる。同日中に、604mまで到達した。
- 3月12日 625mに到達。前日の東北地方太平洋沖地震によって東京タワーのアンテナが曲がる被害が発生したため、急遽スカイツリーも損傷を受けていないか点検。3月14日に作業員全員の無事と塔構造体への被害がなかったことを確認したと発表した[78]。後日内部に亀裂があったことが判明という報道[79]があったものの全くの誤報であることがわかり、これを報じた日刊ゲンダイは4月22日の紙面で「取り消し」と「謝罪」をした[80]。一方で地震発生の影響で資材納入に遅れが生じたため年末の竣工予定が2か月延びる形となった[81]。
- 3月18日 13時34分、完成時の高さ634mに到達。
- 5月23日 2010年7月2日以来4基体制となっていた建て方専用クレーンの順次撤去開始[82][83][84]。
- 6月7日 東京スカイツリータウンの開業日と展望台入場料金などを発表[85]。
- 9月15日 ジャパン・モバイルキャスティングに対し、携帯端末向けマルチメディア放送墨田局の予備免許が交付される[35]。
- 10月上旬 NHKと在京民放5局の実験試験局が本放送の700分の1程度の弱い電波で試験電波を発信開始。関東自動車無線協会の実験試験局もタクシー無線の電波発射試験を実施[39]。
- 10月31日 建て方専用クレーン4基、その後設けた順次小型とした解体用クレーン3基すべての撤去完了[86][87]。
- 11月4日 スタッフ着用のユニフォーム7種類を発表。デザインは皆川明のミナ・ペルホネンによるもの[88]。
- 11月17日 ギネス世界記録に「世界一の高さのタワー」の認定を受け、「ギネス世界記録2012」に掲載[89][90][91]。
- 12月 この頃までに放送事業者による無線設備の取り付け工事が完了し、1年間の試験電波期間に入る[42]。FM放送も同時に試験電波期間に入るが、テレビ放送よりは短くなる。
- 12月5日 この日の未明(3時)からNHKおよび在京キー5局が東京タワーからの放送休止時間帯に試験電波を40分程度、地上デジタル本放送と同じレベルのフルパワー(10kW)を初めて発射[92][93][39]。
- 12月23日 634mに到達してから初めてライトアップが灯される。
2012年
- 2月9日 高さ350mの第1展望台が「天望デッキ」、450mの第2展望台が「天望回廊」と命名。
- 2月下旬 夜間ライトアップの部分試験点灯開始[94]。
- 2月29日 竣工[81][95]。東日本大震災の影響で建築材料などの資材調達が滞り当初の計画から2か月遅れた。ALSOKが国内最大規模の常駐警備を開始[96]。
- 3月2日 竣工式。東武タワースカイツリー、工事、放送など関係者約70人は神事を伴い執り行った[97]。
- 3月 ゲイン塔根元部分に設置されたセンサーによる落雷観測を開始[49]。
- 3月8日 地上240m地点と第一展望台の上部分(地上375m)に設置したテレビ各局のお天気カメラの運用開始[98][99]。
- 3月10日・11日 東京大空襲から67年、東日本大震災から1年になる両日の夜間(18時から22時)に追悼のライトアップを実施[100]。
- 3月17日 東武伊勢崎線業平橋駅を「とうきょうスカイツリー駅」に改称。同時にダイヤ改正で同駅が特急停車駅となる[101]ほか、東武伊勢崎線浅草・押上 - 東武動物公園間の愛称として「東武スカイツリーライン」が付けられる[102]。
- 3月23日 関東自動車無線協会のタクシー無線の一部運用を開始[103][40][104]。
- 3月下旬 荒天時に実施する展望台付近の雲のライトアップの実験を開始[94][105]。
- 4月1日 携帯端末向けマルチメディア放送「モバキャス」及び同放送を使用したスマートフォン向け放送局「NOTTV」の本放送開始[36]。
- 4月17日
- 4月19日 「雅」と「粋」のライトアップが初めて行われる。
- 4月23日 NHK東京FM(82.5MHz)とJ-WAVE(81.3MHz)の送信所を東京タワーより移転しスカイツリーから本放送を開始[29][30]。同時にNHK-FM放送を使用したVICSの文字多重放送、および関東自動車無線協会のタクシー無線の本運用も開始[41]。
- 4月26日 天皇・皇后が天望回廊を視察。
- 5月3日 - 5日 墨田区民を対象とした内覧会を実施。著名人や報道関係者以外に初めて公開。
- 5月14日午前 「天望デッキ」で関係者約100人が出席し開業記念式典を開く[107]。
- 5月15日 レディー・ガガが天望デッキを訪問。
- 5月22日 開業。同時に押上駅の副駅名として「スカイツリー前」を導入[102]。10:00オープン予定だったが、人が多く集まり混雑したため30分繰り上げて9:30オープンとなった。また、夕方ごろに強風のためエレベーターが停止し天望回廊への入場が打ち切られた。開業日の特別演出として30分ごとに「粋」と「雅」のライティングが交互に行われた[108]。
- 7月11日 それまで予約のみ受け付けていた天望デッキの当日券販売を開始。
- 7月28日 開業してから初めて隅田川花火大会の日を迎え、特別営業体制となる。また、映画『東京スカイツリー 世界一のひみつ』を公開。
- 8月27日 この日からTOKYO MXが試験電波を毎日、地上デジタル本放送と同じレベルのフルパワー(3kW)で発射。9月24日までの予定だが、9月25日以降も継続的に発射する方針[109]。
- 10月1日 TOKYO MXの物理チャンネル切り替え措置のため東京タワーとのサイマル放送を開始予定[47]。
2013年
- 1月頃 テレビ放送のスカイツリーからの本放送開始予定。
- 4月1日 TOKYO MXの放送をスカイツリーに一本化予定[47]。
建設地決定までの誘致活動とその経過
「在京6社新タワー推進プロジェクト」は新タワーの建設地を第1候補地は「墨田・台東エリア」、第2候補地は「さいたま新都心」としていたが2006年3月31日に「墨田・台東エリア」に決定した[110]。決定までには東京の各地でいくつもの誘致活動が行われた。
墨田区
第1候補地になっていた東京都墨田区「業平橋・押上地区」は、東武伊勢崎線の業平橋駅構内の一部と押上駅(東武伊勢崎線・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営浅草線)との間にあった貨物駅跡地を中心とした地域である。跡地所有者は東武鉄道であり、同社は事業主体として建設費約500億円を負担するとしている。
2005年8月25日、同社がNHK・在京6社と墨田区との間で建設決定を協議するための「三者間確認書」を交わし12月末に最終決定することで合意したため墨田区を候補地として決定することが有力となった。しかし現在の東京タワーを改修して使う案も消えていないことと放送事業者側と東武鉄道の間で新東京タワーにおける賃貸料を巡る交渉が難航していたため、12月26日に年内の決定を断念して翌2006年3月末までの決定に変更した。決定時期が延期となった理由について墨田区と東武鉄道は、協議時間が不十分だったためと説明した。2006年3月25日にNHKと在京6社は墨田区に建設することを正式に決定し、同月31日に報道発表がなされた。
さいたま市
埼玉県とさいたま市は第2候補地として、大宮台地上に位置する埼玉県さいたま市中央区のさいたま新都心の8-1A街区に「さいたまタワー」を建設する構想を提唱していた。「さいたまタワー」は在京6社新タワー推進プロジェクトにより東京の震災時のバックアップ機能が優れているとして、「墨田・台東エリア」に次ぐ候補地となっていた。埼玉県ならびにさいたま市の関係者は「さいたま」に対するイメージアップ等を企図して懸命に「さいたまタワー」の誘致活動を実施したものの電波の混信世帯が約14万世帯に及ぶと想定され、これは「墨田・台東エリア」との比較で約7倍の規模に達し、その対策費用もより巨額になるという理由から落選した。
「さいたまタワー」の建設予定地だったさいたま新都心の8-1A街区は暫定的に駐車場として使用されており2008年3月に高さ186mのオフィスビルを建設することで正式に決まったが不況の影響で開発担当企業が規模縮小を要望、埼玉県とさいたま市がこれを拒否し2010年に再び白紙となった。2011年にはさいたま赤十字病院や埼玉県立小児医療センターなど老朽化している県内既存医療施設の移転案が浮上している[111]。
港区
東京タワーの運営会社である日本電波塔は2004年夏に放送事業者に対し東京タワーの高さを現在より30m程高くしてアナログテレビ放送終了後にアナログテレビ用アンテナを撤去しデジタルテレビ用アンテナに取り替え、送信アンテナ位置を現在より約90m高い地上350mに設置するとの案を示した。この案の場合、新東京タワーの建設費約500億円に比べて改修費用約40億円と割安であり各局の新タワーに比べて放送施設賃貸料に大きく差が付くと言われている。同社は収入の約6割を放送関連設備などの賃貸料から得ており新東京タワーが完成した場合、放送事業者の設備がすべて東京スカイツリーへ移ってしまうなど大幅な収入減となる。
これらの動きはさほど報道されなかったが同社は2007年9月21日にアンテナを80 - 100m高くし地上デジタル放送への完全移行に対応することを発表し、報道された。
練馬区
高さ1,008mの「東京ワールドタワー」を、新東京タワーとは別に練馬区の誘致団体「東京ワールドタワー推進協議会」(奥田則男会長)が西武鉄道系列の遊園地・としまえんの敷地約2万m2に建設を目指して活動していた。なお、漫画家の松本零士がタワーをデザインした。
新宿区
JR新宿駅南口の山手線や中央線の線路上空に基盤を整備し[112]、600m級タワーの建設をJR東日本が構想していたもの。建設費は約500億円と試算。
各放送局との距離の近さ等を売りにしていたが当時の運輸省(現・国土交通省)が航空法の改正により将来的に羽田空港離発着の航空機に対して新宿上空経路を解禁する事を計画していたため、同省からその運行上の支障になるとの指摘を受けて計画は立ち消えとなった。
豊島区
サンシャインシティの隣接地にある独立行政法人造幣局東京支局の敷地に、高さ600m級のタワーを誘致する活動を特定非営利活動法人東京アーバンクリエイト21が行っていた。また、サンシャインの広場と併せて防災用の広場ともなっていた。
台東区
商店街や観光連盟など民間主導による「台東ワールドタワー」の誘致活動もあった。場所は台東区立隅田公園や区民会館の周辺地区で、高さ600mのタワーを建設する計画だった。
足立区
東六月町のニッポン放送アンテナ跡地か舎人公園敷地内の2か所にタワーを誘致する計画もあり、共に高さ600mのタワーを建設する計画だった。
千代田区
秋葉原駅前の駐車場(後の秋葉原クロスフィールド付近)に高さ800mのタワー(秋葉原タワー・アキバタワー)を建設する計画もあり、オフィスやアミューズメント施設も入居する複合施設として計画されていた。なお当初は現在ロータリーや秋葉原クロスフィールド等が立地する山手線沿いの東西(神田青果市場跡)が再開発前であり、高架を跨いだ600m級のタワーを構想中という報道がされていた。同駅前には800m級を想定したタワー模型が設置されていたことがあった[113]。
その他
これら以外にも仙台や那覇と同じ方式で多摩丘陵への現在の東京タワーとほぼ同じ高さのタワー建設や大阪・新潟・札幌など、大多数の道府県域で採用しているマウンテントップ方式を東京にも導入し西部山岳へ移設する案もあった。後者は東京タワー改修案の次に最も経済的に安くて済み、アンテナ高が海抜1,000mを超すためにいくつかの中継局を削減できる。
しかし多摩や山岳だと山梨県方面にスピルオーバーしてしまい、山梨県・長野県などの視聴者は恩恵を受けるがエリアが大きく変わってしまい山梨放送、テレビ山梨ほかの地元局は大打撃を受け都市難視聴問題の解消にはならないとして公にはなっていない。
新タワー建設自体の是非と立地を巡る議論
関東圏に新しく電波塔を建設することの利点と問題点が議論されている。
地上デジタル放送ではビル陰や山間部などにおける電波障害が減り、現在に比べて難視聴地域の範囲が減るといわれている。北関東では地理的条件で宇都宮・榛名波が受信できず、タワー波の受信レベルでさえ低い地域でも地上デジタル放送を受信することができる様になる。県域局のTOKYO MXが茨城などで混信の少ない16chへ変更となり、さらにスカイツリーへ今のままの送信出力・指向性なしで移転することで実質的にエリアが拡大することが期待されている。一方でTOKYO MXは親局を東京スカイツリーに移し高い位置から送信することで都内全域に放送を届けられるようになるが、その分スピルオーバーが大規模に発生するとして近隣県の独立放送局から反発を受けている。低い位置からの送信する場合はスピルオーバーは抑えられるが都内全域に放送を届けにくくなる。
- NHKは2009年度から3か年の経営計画において、完全デジタル化後に既に切り離されている茨城県に加え北関東の残り2県を総合テレビの広域圏エリアから切り離す構想を明らかにしている(2012年4月1日より宇都宮・前橋各局が県域化を実施)。このため、送信アンテナの設計にあたっては他局とのエリア調整をどのように行うかが課題として浮上した。
- 過去に秋葉原地区でテレビ塔建設の検討を行った際に、「電波塔直下において、高感度の受信機ではノイズ等が発生するおそれがある」が建設中止の理由の一つであった。このため、東京スカイツリーでも同様の懸念がある[114]。
東京タワーと異なる場所になるためテレビアンテナの向きを変える必要があるのではないかという質問[115]が多数寄せられたが、総務省・日本放送協会技術部などの見解は「問題なし」[116]である。2009年までのシミュレーションによると、スカイツリーに対して一番受信しづらい90度の向きであっても十分な電界強度が得られる。ただ、ごく近隣での受信では減衰させるアッテネーターを使用したほうが安定する場合もある。また今後実証実験がおこなわれた場合、この限りではない場合も考えられる。アンテナの向きに関して総務省は情報通信審議会情報通信政策部会「第42回地上デジタル放送推進に関する検討委員会」(2009年1月16日開催)において、「関東広域圏の地上デジタル放送の親局が東京タワーから東京スカイツリーに移行することによる視聴者への影響はほとんど無いであろう」との見解を示した。東京23区内は電波の強度が強くアンテナが東京スカイツリーに向いていなくても地上デジタル放送の番組を視聴できる可能性が高く、また東京タワーや東京スカイツリーから離れている地域については位置関係が相対的に変わらないため視聴者に与える影響はほぼ無いだろうとの見方が示された。
東京スカイツリーの問題点
経済面
東京スカイツリーができることにより多くの観光客が当地を訪れ、地元の商業が活性化することが期待できる。しかし、テナントを募集する際は地元の商店を優先したものの家賃が高いことから(墨田区の坪単価は1万前後だが、スカイツリーは3 - 5万)1軒も入らないことに決まった[117]。結果、東京スカイツリーには大規模な商業施設が併設され、短期的に見ると地元商店街を圧迫するおそれが大きい[114]。長期的に見ると、日本において過去に建設された多くの観光タワーや観光施設としてのテーマパークはその価値の低下・陳腐化によりオープンから時間が経つにつれ入場客が減少している。入場者の安定的な確保には東京ディズニーランドのような巨額の再投資が必要であるがその費用が十分確保されていないことから、タワー自身の観光的価値に多くを依存することは大きな経営的リスクを伴うと指摘されている[118]。
環境・安全面
スカイツリーの周囲は低層の住宅地であり、下町の雰囲気が色濃く残っている。ここに巨大な構造物が突如現れることにより町の景観が破壊され周囲に対する圧迫感を与えている[114]。景観だけでなく、周辺地域では東京スカイツリーを訪れた多数の観光客・見物客による違法駐車、ゴミのポイ捨て、立ち小便、深夜・早朝の騒音、交通渋滞、歩きたばこなども問題となっている[119][120]。
タワー本体に風があたり風切り音が騒音となるともいわれる。
電磁波による人体への影響についての医学的研究は途上であるが、電磁波により周辺住民が電磁波過敏症を発症するリスクが高まる可能性が指摘されている。また電磁波によって電磁障害が起き、コンピュータ等に影響を与える懸念も指摘されている[121]。
落雪問題
2010年2月から3月にかけて300m前後まで、また4月17日に約350mの高さとなったがこの時東京に降雪がありタワー上部に積もったり付着した雪の片または塊の落下が見られた[122]。今後、風に舞いタワーの敷地近傍へ雪の塊等が落下する事も考えられる。東京スカイツリーの展望台部分には営業開始後に同様の事象が発生しないように電熱線を設けて雪を溶かす装置を工事段階から設置しているが、工事期間中は電源が入らないため同じ箇所にネットを設置して雪片が落下しないように対策を講じた。要出典また、降雪時には事務所内に対策本部を設けている。2012年1月下旬にも落雪が原因と思われる被害が半径200メートル以内に出た。同塔は構造上は円筒状の柱が上下斜めになっていて雪が積もりにくいが、その材質が金属のため外気温の変化を受けやすい。更に展望台は雪が積もりやすく高い位置に長時間積もった雪は氷のように硬くなりやすい事から大きな塊が落ちた場合に備えて2012年2月11日と12日には東武タワーと大林組は通行人に落雪の注意を呼び掛けた。また東武タワーは同被害に対し修理に応じている[123]。
電波障害
茨城県かすみがうら市では現在東京タワーからの電波を受信してテレビを見ているが、東京スカイツリーが東京タワーからの電波の障害物となってしまって電波が受信しづらくなってしまう地域があるため東京スカイツリーによる電波障害を市民に注意喚起している[124][125]。
中国語表記について
東京スカイツリーの公式な中国語表記は「東京晴空塔」であり、施設案内などで採用されている。
なお、当初の表記は「東京天空樹」だったが、中国で既に商標登録されていることが判明した。このため、東武はやむを得ず「東京晴空塔」で中国語名を登録することとなった[126]。それに伴い、「とうきょうスカイツリー駅」の中国語表記も「東京晴空塔站」となった。
評価
- 開業から1週間の来場者は164万3000人で当初予想(約112万人)の1.5倍の人出となった[127]。
- 歌手のレディー・ガガは、「外は雨ですが、こんなに美しい景色を見たことはありません」と絶賛した[128]。
- 石原慎太郎東京都知事は、2004年の記者会見で新タワーについて質問されて「つくる必要はないと思う。インターネット時代でシステムが変わろうとしている時代に、あんなばかでかいタワーが要るかどうか、それはもう基本的な問題だ」と批判した[129]。なお、石原はその後2009年での都議会での答弁でTOKYO MXがスカイツリーに移転することによって「関東一円にまで電波が飛ぶようになり、東京におけるローカル放送の意味合いや価値が変わって、非常に大きなメリットになるのではないか」と述べている[130]。
- 上武大学経営情報学部教授の池田信夫は、「スカイツリーの建設には世界最先端の技術が使われているそうだが、この無用の長物は、技術者は世界一優秀だが経営者は世界最悪といわれる日本の企業を象徴する『21世紀のピラミッド』である」としている[129]。
- 作家の曾野綾子は、「高さ競争は後発国のやることではないですか。もっと大人になってもらいたいですね。どんな高い塔も今に抜かれます」と評した[131]。
建設中の東京スカイツリーのギャラリー
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着工前の地盤調査「試験実施中」。2008年4月12日撮影
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着工10か月後33メートル。2009年5月10日撮影
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着工1年後76メートル。業平橋駅プラットホームから2009年7月14日撮影
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着工1年後、三角柱をなす足場。東武橋から2009年7月14日撮影
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着工から1年4か月205メートル。東武橋から2009年11月14日撮影
- FileTokyo Sky Tree under construction 20091222-3.jpg
4本の足からなる正三角形の基礎の1つの支柱脚部のクローズアップ。2009年12月22日撮影
- Tokyo Sky Tree under construction 20100710-2.jpg
塔各部高さ表示進捗状況や全体平面の図など。2010年7月10日撮影
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高さ398m。第1展望台支柱建方完了、クレーン1基増設し4基体制となる。2010年7月10日撮影
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支柱建方での最終高さ497m。第2展望台下部支柱建方開始1週間後の2010年11月3日撮影
東京スカイツリーを扱った作品
東京スカイツリーは建設中のときから大変注目度があり、新たな東京のシンボルとして実に様々な小説や映像作品の中に登場している。ただ、大変多いため割愛している。
交通アクセス
鉄道
- 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン) とうきょうスカイツリー駅正面口から徒歩[132]
- 東京地下鉄半蔵門線・都営地下鉄浅草線・東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・京成押上線 押上〈スカイツリー前〉駅からスカイツリータウン口へ直結[132]
- 都営地下鉄浅草線 本所吾妻橋駅A4出口から徒歩[132]
路線バス
- 東京スカイツリータウン(東京ソラマチ1階)
- 東武バスセントラル
- 墨田区内循環バス「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」
- <北西部ルート> 押上駅・曳舟文化センター・鐘ヶ淵駅方面
- とうきょうスカイツリー駅前
- とうきょうスカイツリー駅入口
- 春慶寺前・東京スカイツリータウン前
- 押上駅(駅前バスターミナル)
- 押上
- 都営バス
- <S-1> 上野松坂屋・東京駅丸の内北口(土曜・休日のみ)行(浅草雷門経由)/錦糸町駅行
- <都08> 日暮里駅行(東武浅草駅前・奥浅草経由)/錦糸町駅行
- <都08急行> 日暮里駅行(奥浅草経由)/錦糸町駅行(土曜・休日のみ)
- <上23> 浅草寿町・上野松坂屋行(墨田区役所経由)/平井駅行(十間橋経由又は押上駅経由)
- <上26> 上野公園行(谷中経由)/亀戸駅行(亀戸天神経由)
- <門33> 門前仲町・豊海水産埠頭行/亀戸駅行(十間橋経由)
- 都営バス
高速バス・直行バス
- 東京スカイツリータウン(東京ソラマチ1階)
- 東京スカイツリータウン前(春慶寺前バス停)
その他
- 東京スカイツリー完成をさかのぼること約180年前の1831年ごろに当時の浮世絵師・歌川国芳が描いた『東都三ツ股の図』には、スカイツリーの立っているのとほぼ同じ場所にスカイツリーに酷似した謎の塔が描かれている(右画像)。回向院で勧進相撲が開かれる際に立てられる相撲櫓であるという説、あるいは井戸掘りの櫓であるという説があるが詳細は不明である[133]。
- 2010年4月24日、栃木県の東武ワールドスクウェアに縮尺1/25の「東京スカイツリーと周辺複合開発」が新展示物として加わった。実物より一足早く完成したこの展示は全高26m、総工費約2億円と発表されている。当日は同施設の開園記念日にあたり入園無料Dayとなったほか東武350系電車による浅草発鬼怒川温泉行きのギャラリー列車、「スカイツリートレイン」の運転初日となった。
- 2010年8月7日、読売新聞社会部江東支局は北十間川を挟む真向かいに取材を特化した「東京スカイツリー前分室」を開設し都民版、江東版、武蔵野版などに界隈の近況など含めて随時掲載する[134]。
- 2011年3月18日、東京スカイツリーの「ゲイン塔」が引き上げられ高さは634mとなったが高さを発表する際、最初に625mの十の位を変えたため高さが一瞬「635m」と表示され集まった報道陣を騒がせた[135]。
- 当初は2012年3月に開業予定だったが、2011年3月11日に起こった東日本大震災の影響で開業が2か月遅れた要出典。開業日を縁起のいい大安と決め要出典2012年5月に大安は5・11・17・22・28日と5日あるが、スタッフが業務に慣れるまでの習熟期間を作るため週末を避けた22日に決まったという。
脚注
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- ↑ 本紙「ツリー前分室」あす開設「ツリー前分室」2010年8月7日開設 YOMIURI ONLINE 東京23区版
- ↑ スカイツリー、完成時の634mに到達:東京スカイツリー特集:動画 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
関連項目
- 東京スカイツリータウン
- 塔の一覧
- 五重塔 - 建築の際、耐震技術(心柱)を応用している。
- 東京タワー
- 超高層ビルの一覧