1970年代
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1970年代は1970年から1979年までの10年間を指す。
できごと
1970年
- 第3次佐藤内閣発足。
- 喜劇王・榎本健一が死去
- 青森放送で民放初のワイドニュース番組「RABニュースレーダー」放送開始。全国のテレビ局におけるワイドニュース番組の根幹となる。
- ゴジラ・ウルトラマンを製作した特撮監督の円谷英二が死去
- 国産初の人工衛星おおすみが打ち上げ。
- 日本万国博覧会(大阪万博)が開催
- 東京都港区浜松町に世界貿易センタービルが完成する
- よど号ハイジャック事件
- プロ野球で黒い霧事件が起き、池永正明らが5人が球界から永久追放される
- トミーがトミカ発売
- ロッテが10年ぶりパ・リーグ優勝。
- 巨人がセ・リーグ6連覇(V6)達成して同時にセ・リーグの連覇記録更新。
- FIFAワールドカップ・メキシコ大会開催。ブラジルがイタリアを下し優勝。
- 天六ガス爆発事故。
- ビートルズ解散。
- 日本山岳会の登山隊、エベレスト登頂成功。
- 東京都内ではじめての歩行者天国が銀座、新宿、池袋、浅草で実施。
- 三島由紀夫が割腹自殺する(三島事件)。
- 日本初のテレビショッピング番組を、フジテレビ「東京ホームジョッキー」内で放送。
1971年
- 環境庁が発足
- ドルショックが起こる
- マクドナルドの日本1号店が東京・銀座に開店
- 日清食品から世界初のカップ麺「カップヌードル」発売
- 朝日放送系列で桂三枝(現・六代目桂文枝)司会のトーク番組「新婚さんいらっしゃい!」放送開始。2011年現在も放送中。
- 毎日放送系列の特撮番組仮面ライダーシリーズが放送開始
- よみうりテレビ系列のテレビアニメ「天才バカボン」が放送開始
- TBS系列の刑事ドラマ「刑事くん」第1部が放送開始
- ボウリングブームが起こる
- 大相撲で横綱の大鵬幸喜が引退
- 大相撲で横綱の玉の海正洋が現役のまま死去。
- 新宿副都心内初の超高層ビルである京王プラザホテルが完成する
- 画家の山下清が死去
- プロボクシングの輪島功一が当時日本最重量級(ジュニアミドル級)の世界王者となる
- 小説家の志賀直哉が死去
- 国語学者の金田一京助が死去
- ルパン三世シリーズが放送開始
1972年
- 太平洋戦争の旧日本兵横井庄一さんが28年ぶりにグアム島から帰還する
- 札幌オリンピック
- あさま山荘事件
- 札幌市・川崎市・福岡市が政令指定都市に指定。
- 千日デパート火災
- 沖縄返還
- 日本テレビで東宝制作による刑事ドラマ「太陽にほえろ!」が放送開始。約15年続いた刑事ドラマに発展した。
- 朝日放送と松竹の制作による時代劇必殺シリーズ放送開始。第1作は「必殺仕掛人」。
- 日中共同声明
- ウォーターゲート事件
- 東京スタジアムが閉幕する
- 北陸トンネル火災事故
- 暴走族による富山事件が起き、これがきっかけで「暴走族」と言う言葉が世に登場する
- 佐藤栄作内閣総辞職、田中角栄内閣発足
- パンダの2頭が上野動物園に来日する
- ミュンヘンオリンピック
- 奈良県明日香村で高松塚古墳が発掘される
- 大相撲で高見山大五郎が史上初の外国人力士幕内最高優勝を飾る
1973年
- 神戸港が日本の港として初めて海上コンテナ取扱量で世界第1位となる(1973年-1978年)。
- プロボクサーの大場政夫が自家用車で事故死
- 足尾銅山閉山
- 上尾事件
- コナミ設立
- フジテレビ系列で「ポンキッキシリーズ」が開始する
- 週刊少年マガジン連載の「あしたのジョー」が連載終了
- 地方競馬出身のハイセイコーが大旋風
- 大相撲で輪島大士が史上初の学士横綱となる
- オイルショック
- 大洋デパート火災
- 阪神・江夏豊が史上初の延長戦ノーヒットノーラン達成。最後は自らのサヨナラホームラン
- 巨人V9達成。王貞治が三冠王を獲得
- 江崎玲於奈がトンネル効果の発明でノーベル物理学賞を受賞する
- ブルース・リー主演の映画「燃えよドラゴン」公開。ブルース・リー大旋風が起こるも死去
- 日本科学技術振興財団テレビ事業本部(愛称・東京12チャンネル)が放送終了。翌日から株式会社東京12チャンネル(現・テレビ東京)の運営に移行すると同時に教育局から一般総合局に移行。
1974年
- 上野消火器商一家殺人事件
- 伊豆半島沖地震
- 三菱重工爆破事件
- ウォーターゲート事件でニクソン米大統領が辞職。
- 中華人民共和国秦王朝『始皇帝』の墓の一部とされる兵馬俑が発掘される
- 太平洋戦争の陸軍中野学校出の旧日本兵小野田寛郎がフィリピンで29年ぶりに発見される
- 原子力船むつが放射線もれ事故
- 日本赤軍がオランダ・ハーグにあるフランス大使館を占拠(ハーグ事件)。
- 宇宙戦艦ヤマト第1作放映
- レオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵画『モナ・リザ』が上野国立西洋美術館で期間展示される
- 大相撲で北の湖敏満が21歳2ヶ月の史上最年少横綱となる
- FIFAワールドカップ・西ドイツ大会開催。地元西ドイツがオランダを下し優勝。
- 佐藤栄作元首相にノーベル平和賞が贈られることが決定する。
- 中日が巨人のV10を阻止し20年ぶりセ・リーグ優勝。
- ロッテが24年振りの日本一。
- 巨人の長嶋茂雄選手が引退。
- サッカーのペレが引退。
- 気象庁のアメダスが運用開始。
- 巨人の川上哲治監督が勇退し、後任に長嶋選手が就任。
- 金脈問題で田中角栄首相辞任。三木武夫内閣発足。
- ハイセイコー引退。
- 日本初の正式なコンビニエンスストア第1号店『セブン-イレブン』が東京都江東区豊洲に開店する
- 池田理代子作の少女漫画『ベルサイユのばら』が連載開始し宝塚歌劇の名物となる「ベルサイユのばら」が公演される
1975年
- 毎日放送系のテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」が放送開始
- 山陽新幹線・岡山駅~博多駅間開業。大ダイヤ改正をこれに伴い実施。
- 大阪の毎日放送(MBS)・朝日放送(ABC)のテレビネットワーク交換に伴い、腸捻転が解消。
- 歌手のザ・ピーナッツ・ロックバンドキャロル引退解散。
- ローソン(当時:ダイエーローソン)設立。
- 朝日放送系列でクイズ番組「パネルクイズ アタック25」が放送開始。現在も放送中。
- NETテレビ系列の特撮番組スーパー戦隊シリーズが放送開始
- TBSで東映制作による刑事ドラマ「Gメン'75」が放送開始
- サイゴン(当時)陥落、ベトナム戦争が終結
- イギリスの女王エリザベス2世が来日する
- ソニー、ベータマックスの家庭用ビデオテープレコーダ1号機、「SL-6300」を発売。
- 佐藤栄作元首相死去。
- 蒋介石中華民国総統が死去
- 沖縄国際海洋博覧会開幕。
- ファッションスタイル「ニュートラ」が若者の間で全国的に流行。
- 三木首相が現職首相としてはじめて終戦記念日に靖国神社を参拝。
- 皇太子夫妻が初めて沖縄を訪問する
- エニックス設立。
- 広島、球団創設以来26年目で初優勝。古葉竹識監督就任1年目での快挙。
- 巨人が球団創設以来初の最下位転落。
- 阪急が日本シリーズで球団創設以来40年目で初の日本一(阪急黄金時代開幕)。
- 第1回サミットがフランスで開催。
- 暴走族史上最大の抗争が鎌倉の七里ガ浜海岸で起こる(七里ガ浜抗争)
- スペインの総統であるフランシスコ・フランコが死去
- 3億円事件が時効成立する
- エポック社から日本初の家庭用テレビゲーム機である「テレビテニス」を発売。
- 明治製菓(現・明治)から「きのこの山」が発売。
1976年
- 鹿児島市で日本初の5つ子誕生。
- アメリカで、ロッキード事件が発覚する。
- NETテレビで黒柳徹子司会のトーク番組「徹子の部屋」が放送開始。現在も放送中。
- シングルの「およげ!たいやきくん」が453万枚による日本記録(更新中)で大ヒットとなる
- TBSで大橋巨泉司会のクイズ番組「クイズダービー」が放送開始
- NETテレビ「欽ちゃんのどこまでやるの!?」が放送開始
- 北海道道庁爆破事件
- ソウェト蜂起
- 周恩来が死去
- 中華人民共和国の国家主席毛沢東が死去
- ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕。※衝撃的な事件でした。
- 中華人民共和国で唐山地震。24万人以上の犠牲(20世紀最大被害の地震)
- ベレンコ中尉亡命事件
- モントリオールオリンピック ※あの頃の日本は強かったなー。
- 三木改造内閣発足。
- フジテレビのスポーツアニメ「ドカベン」が放送開始。
- 酒田大火(山形県酒田市中心部)。焼失面積22.5ha・焼損棟数1,774棟・被災者3,300人。
- 日本ビクター、家庭用VHSビデオテープレコーダ1号機、HR-3300を発売。
- NECがワンボードマイコンのTK-80を発売。
- 日清食品が「日清焼そばU.F.O.」と「どん兵衛きつねうどん」を発売。※俺、大好きだー。
- 国民的マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が連載開始。現在も「週刊少年ジャンプ」で連載中。
1977年
- アップルコンピュータが設立される。同年Apple IIを発表。
- 青酸コーラ無差別殺人事件※衝撃的な事件でした。
- ジミー・カーター、アメリカ合衆国39代大統領に就任
- 日米漁業協定調印。200海里経済水域規定に基づく初の漁業協定。
- 日本教育テレビ(NETテレビ)が全国朝日放送に社名変更(愛称:テレビ朝日→2003年から正式社名に)教育専門局から総合局に。
- スペイン領カナリア諸島でテネリフェの悲劇。死者583人を出す史上最悪の航空事故となった。
- ロンドンで第3回サミット開催。
- 和歌山県有田市で集団コレラが発生。
- 領海法施行、日本の領海を海岸より12海里と定める。
- 全日本柔道選手権大会で山下泰裕が19歳10ヶ月の最年少優勝(当時)を飾る
- 1977年ニューヨーク大停電 - ニューヨークで落雷が原因の停電が起こり、復旧までの3日間に900万人が影響を受けた。
- 日本初の静止気象衛星「ひまわり」(後の「ひまわり1号」)打ち上げ。
- 有珠山が噴火活動を開始(~翌年10月27日)。
- 巨人の王貞治が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の756号を達成。※王選手、偉大だったなー。
- 国民栄誉賞が創設される。王貞治が受賞。※王選手、偉大だったなー。
- 沖永良部台風
- 南海の野村克也監督が解任される。
- 横浜米軍機墜落事件
- ダッカ日航機ハイジャック事件
- 長崎バスジャック事件
- 日本で再放送や外国番組の放送等の一部の例外を除き、白黒放送が消滅(完全カラー放送化)。最後まで白黒放送を行っていた放送局はNHK教育テレビ。
- 月刊アスキーが創刊される
1978年
- 成田空港管制塔占拠事件
- テレビ朝日で人気時代劇「暴れん坊将軍」放送開始。その後20年以上続く長寿番組に。
- TBSで人気音楽番組「ザ・ベストテン」放送開始(1月19日-1989年9月28日)。※革命的だった。
- 日本一の高層ビル(当時)サンシャイン60完成。
- 大阪府藤井寺市の三ツ塚古墳から古墳時代の修羅が出土する。
- 福岡県での旱魃のため、福岡市でこの日から翌年3月24日まで287日間にわたる給水制限開始。
- 新東京国際空港(現成田国際空港)開港。
- アイドルグループのキャンディーズが解散。※とても盛り上がりました。
- 世紀の作曲家アラム・ハチャトゥリアンが死去。
- FIFAワールドカップ・アルゼンチン大会開催。地元アルゼンチンがオランダを下し優勝。
- 宮城県沖地震。
- 植村直己が人類初の北極点到達に成功。
- 作曲家の古賀政男が死去。
- 農林水産省が発足。
- 東洋水産から「マルちゃん赤いきつね」が発売される。※俺、大好きだー。
- 郵便貯金がオンライン化。
- 日中平和友好条約調印。
- 昭和53年国鉄ダイヤ改正
- ヤクルトが球団創立29年目で初優勝&日本一。
- 西武鉄道グループがクラウンライターライオンズを買収し、球団名を西武ライオンズとする。
- ヤクルトの大杉勝男選手が日本シリーズで阪急の足立光宏投手から疑惑の本塁打放つ(俗にいう1時間19分の抗議、阪急の上田監督はシリーズ終了後辞任)(阪急黄金時代終焉)。※すごすぎた。上田監督は偉大な人物だ。
- プロ野球で江川卓による空白の一日起こる。
- 日本をはじめアジア各国において、中波放送の周波数間隔を10kc(キロサイクル)から9kHz(キロヘルツ)間隔に変更。
- 第1次大平正芳内閣発足。※話し方が面白かった。
- テレビゲーム「スペースインベーダー」が大ブーム。※みんな針金使ってタダで遊んでた。
1979年
- 第二次オイルショックが起こる
- 三菱銀行人質事件
- スリーマイル島原子力発電所事故
- 西武ライオンズ球場が完成
- イギリスでサッチャーが国内初の女性首相となる
- イラン革命
- イランアメリカ大使館人質事件
- 日本テレビで当時同局アナウンサーの徳光和夫の司会による朝の情報番組「ズームイン!!朝!」放送開始(3月 - 2001年9月)。
- テレビ朝日系列のアニメ「ドラえもん」と名古屋テレビ制作のアニメ「機動戦士ガンダム」の放映開始。
- TBSで関口宏が司会を務めるクイズ番組「クイズ100人に聞きました」放送開始(4月 - 1992年9月)。※とても面白い番組でした。
- テレビ朝日で石原プロモーション制作による刑事ドラマ「西部警察シリーズ」が放送開始
- 日本坂トンネル火災事故
- 東京サミット※日本でサミットが開催され、うれしかった。
- 箕島対星稜延長18回※名勝負でした。
- 広島が日本シリーズで近鉄を4勝3敗で下し球団創設30年目で初の日本一に。第7戦の江夏の21球が語り草となる。※江夏、すごかったなー。
- 韓国の大統領である朴正煕が暗殺される
- 旧ソ連がアフガニスタンに侵攻。※大事件だった。
- マザー・テレサがノーベル平和賞を受賞する。※偉大な人物でした。
- 女優の水谷八重子 (初代)が死去
- TBSで武田鉄矢主演による学園ドラマ「3年B組金八先生」シリーズが放送開始する。※裏番組の新日本プロレス(猪木)のほうが面白かった。
- 関西テレビが制作するお笑い番組「花王名人劇場」が放送開始(漫才ブームとお笑い第二世代のきっかけを作る)
世相
日本
社会
- 学生運動が退潮する。
- 赤軍が日本国内外で暴動を起こす。
- 全国各地に暴走族が現れる
- 海外旅行の一般化が始まるが、アジア諸国で日本人男性の買春旅行が問題となった。
- 総理府の「国民生活に関する世論調査」(1979年5月調査)で、「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.9%)が「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.3%)を初めて上回る。
- 1976年に行われた「国民における元号の使用に関する世論調査」によると、「元号を主に使用している」と答えたのは87.5%で、「併用している」が7.1%、「西暦のみを使用している」は2.5%とあり、この頃は西暦よりも元号の方がまだ国民の間で一般的であった。なお、新聞やテレビなどのメディアを筆頭に1980年代にかけて西暦の使用は増えていったが、公文書などを除いて元号より西暦が多用される転換となったのは、1989年に元号が昭和から平成に変わったことの影響が大きい。
経済
- 高度経済成長が一段落し、オイルショックにより高度成長は終焉を迎え低成長時代に移行する。
- 都市部で路面電車が次々に廃止される。東京などの大都市では地下鉄の整備が進む。
- 全国にスーパーマーケットが普及する。
- 海外炭の普及により国内炭は競争力を失い、九州・北海道の炭鉱の多くが閉山する。
- 都市部で高層建築物が次々着工され、マンションも多数建設されはじめる。
- 山陽新幹線が博多駅まで開業して、在来線特急列車は九州各地に移動。
- 自動車やオートバイが普及する一方、国鉄の運賃値上げが続き、鉄道離れが起こる。
- 電卓が急速に普及。歯車式計算機・そろばんを置き換える。
- マイコン制御の機器が現れる。
文化
- 1970年辺りまでは、若者の街、若者文化の流行の発信地といえば、新宿だった。しかし、1973年に渋谷でPARCOの開店があり、日本における若者文化の歴史が大きく変化。その流れは「新宿から渋谷、または渋谷区全体へ」と移り変わっていく。
- 第一次アニメブーム。『宇宙戦艦ヤマト』などの作品が一部の若者の間で人気を呼び、後に「オタク」と言われるようになるマニア層が現れる。
- 仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなどの特撮ブーム。※藤岡弘、サイコーだった。
- 昭和ゴジラシリーズが終焉を迎える。
- 蒸気機関車が定期輸送から引退。これに先立ってSLブームが起こった。
- ジーンズ、ベルボトム、男性の長髪の流行。
- 若者の国内旅行がピークを迎え、アンノン族やカニ族といった言葉が流行した。
- 若者男性の間でパンチパーマ・リーゼントの髪形が流行。
芸能界
- 渡辺プロダクションが1960年代に続いて大旋風を起こし、ザ・ドリフターズ・沢田研二・森進一などが活躍する。
- お笑いではコント55号・ザ・ドリフターズが大旋風を起こす。※カトちゃん、サイコーだった!
- アイドルが事実上登場し、1970年代のアイドル黄金時代を迎える
- テレビ司会者の大橋巨泉がテレビ番組で大活躍する
- 作詞家の阿久悠・なかにし礼が人気歌手の作詞を手がけ大驀進を及ぼす。
- 郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎が「新御三家」と呼ばれ1970年代をリードする。※ヒデキとヒロミ、サイコーだった。
前半(1970年から1973年)
- 南沙織・天地真理・小柳ルミ子が「新三人娘」と呼ばれ大活躍する。※天地真理は白雪姫だった!
- グループ・サウンズが下火を迎え、新たにフォークソングが登場し男性歌手では吉田拓郎・ガロ・チューリップ・かぐや姫などが登場する。女性歌手では荒井(松任谷)由実など登場する。
- フォークデュオが流行し、トワ・エ・モワ・チェリッシュ・ビリーバンバンなどが登場する。
- 国内初となる兄弟バンドのフィンガー5が登場し大旋風を巻き起こす。※すごかった。
中期(1974年から1976年)
- 芸能事務所では日本テレビ系列「スター誕生!」で大成功を収めたホリプロが渡辺プロダクションと台頭する大手の事務所となる。
- 「スター誕生」をきっかけにデビューした森昌子・桜田淳子・山口百恵が「花の中三トリオ」と呼ばれ大活躍する。※淳子、サイコーだった!
- アイドルグループのキャンディーズが大活躍し、ファンクラブに主催のコンサートが初めて開かれるようになる。
- アイドルや歌謡歌手による新たなスターの登場が前半に比べて不作だが、アイドルでは太田裕美・岩崎宏美などが登場。
- フォークソングではさだまさし・中島みゆきなどが登場する。
後半(1977年から1979年)
- アイドルデュオのピンク・レディーが大旋風を起こす。※ミーちゃん、サイコーだった!
- 演歌によるヒット曲が減少し始める。
- ニューミュージックの隆盛、第一次バンドブーム。矢沢永吉・アリス・松山千春・ツイスト・サザンオールスターズ等が登場し活躍する。
- この時期のアイドル歌手は上記のスター達による大活躍の中で新たな大型スターの凶作であったが、それでも榊原郁恵・大場久美子・石野真子などが登場した。石野真子によるぶりっ子が1980年代のアイドルの主流となり黄金時代に結びつくこととなった。
スポーツ
- プロ野球ではセ・リーグは読売ジャイアンツのV9時代の終止符が打たれ、広島東洋カープ・ヤクルトスワローズのリーグでの初優勝。パ・リーグでは阪急ブレーブスの黄金時代を迎える。
- 高校野球では黄金時代を迎え始めPL学園が屈指の強豪校として実力をつけて来た。鹿児島実業の定岡正二、東邦高校の坂本佳一などのスターが登場した。
- アマチュア野球で江川卓・原辰徳が高校野球や大学野球で大旋風を起こす。
- 大相撲では北玉時代を経て輪湖時代を迎える。力士の平均体重が急上昇し、平均体重が140kg超となっていった。
- プロレスではアントニオ猪木が新日本プロレスを旗揚げしさらに異種格闘技戦を行い、ジャイアント馬場も全日本プロレスを旗揚げし、国内のプロレス団体を2分する。女子プロレスではビューティ・ペアが話題となる。
- 日本のサッカーでは、サッカー日本代表がFIFAワールドカップ・予選やオリンピック予選での敗退が続き、日本サッカーリーグの人気が落ち込むなど低迷期を迎える。
- 柔道では上村春樹、遠藤純男、二宮和弘、高木長之助が活躍し四天王と呼ばれた。後半には山下泰裕が新たに登場する。
世界
- 欧米を中心に、スタグフレーションが起こる。
- 1970年代後半から、新保守主義の台頭が始まる。
- 文化大革命が終焉。鄧小平の指導体制の下で、1978年から改革開放政策が始まる。
- 韓国で漢江の奇跡。(韓国の高度経済成長)
- 欧米ではロックがポップミュージックの主流となった。ロックの複雑化・多様化が進み、プログレッシブ・ロック、グラムロック・ニューロマンティックが流行したが、末期にはその反動からシンプルで反逆的なパンク・ロックが英米を席巻した。
- マイクロプロセッサの登場。パーソナルコンピュータが現れ、一般の人々がコンピュータを手軽に使えるようになった。
人物
アメリカ合衆国と西ヨーロッパ
政治と軍事
- マルセロ・カエターノ(1906年 - 1980年)
- ジョルジュ・ポンピドゥー(1911年 - 1974年)
- ジェームズ・キャラハン(1912年 - 2005年)
- リチャード・ニクソン(1913年 - 1994年)
- ジェラルド・ルドルフ・フォード(1913年 - 2006年)
- ヴィリー・ブラント(1913年 - 1992年)
- ハロルド・ウィルソン(1916年 - 1995年)
- エドワード・ヒース(1916年 - 2005年)
- アルド・モーロ(1916年 - 1978年)
- ヘルムート・シュミット(1918年 - )
- ジュリオ・アンドレオッティ(1919年 - )
- ゲオルギオス・パパドプロス(1919年 - 1999年)
- ヨハネ・パウロ2世(1920年 - 2005年)
- エンリコ・ベルリンゲル(1922年 - 1984年)
- ヘンリー・キッシンジャー(1923年 - )
- ジミー・カーター(1924年 - )
- マーガレット・サッチャー(1925年 - )
- ヴァレリー・ジスカールデスタン(1926年 - )
- ズビグネフ・ブレジンスキー(1928年 - )
- フアン・カルロス1世(1938年 - )
哲学と思想
- グレゴリー・ベイトソン(1904年 - 1980年)
- エマニュエル・レヴィナス(1906年 - 1995年)
- ハインツ・コフート(1913年 - 1981年)
- ポール・ド・マン(1919年 - 1983年)
- ジェームズ・マギル・ブキャナン(1919年 - )
- ジョン・ロールズ(1921年 - 2002年)
- ケネス・アロー(1921年 - )
- ルネ・ジラール(1923年 - )
- ポール・ファイヤアーベント(1924年 - 1994年)
- ジル・ドゥルーズ(1925年 - 1995年)
- ミシェル・ド・セルトー(1925年 - 1986年)
- マイケル・ダメット(1925年 - 2011年)
- カルロス・カスタネダ(1925年/1931年? - 1998年)
- ヒラリー・パトナム(1926年 - )
- クリフォード・ギアツ(1926年 - 2006年)
- イヴァン・イリイチ(1926年 - 2002年)
- ニクラス・ルーマン(1927年 - 1998年)
- アルビン・トフラー(1928年 - )
- ヘイドン・ホワイト(1928年 - )
- ジョージ・スタイナー(1929年 - )
- フェリックス・ガタリ(1930年 - 1992年)
- ピエール・ブルデュー(1930年 - 2002年)
- ミシェル・セール(1930年 - )
- ハロルド・ブルーム(1930年‐ )
- イマニュエル・ウォーラーステイン(1930年 - )
- エズラ・ヴォーゲル(1930年 - )
- リチャード・ローティ(1931年 - 2007年)
- ポール・ヴィリリオ(1932年 - )
- ジョン・サール(1932年 - )
- エドワード・サイード(1935年 - 2003年)
- トマス・ネーゲル(1937年 - )
- ロバート・ノージック(1938年 - 2002年)
- カルロ・ギンズブルグ(1939年 - )
- ダグラス・ホフスタッター(1945年 - )
文学
- ソール・ベロー(1915年 - 2005年)
- ハインリヒ・ベル(1917年 - 1985年)
- プリーモ・レーヴィ(1919年 - 1987年)
- カート・ヴォネガット(1922年 - 2007年)
- ミシェル・トゥルニエ(1924年 - )
- ミヒャエル・エンデ(1929年 - 1995年)
- ジョン・バース(1930年 - )
- トニ・モリスン(1931年 - )
- デイヴィッド・ロッジ(1935年 - )
- ジョルジュ・ペレック(1936年 - 1982年)
- トマス・ピンチョン(1937年 - )
- ジョン・アーヴィング(1942年 - )
- エリカ・ジョング(1942年 - )
- スティーヴン・キング(1947年 - )
芸術
- ミノル・ヤマサキ(1912年 - 1986年)
- ヘルムート・ニュートン(1920年 - 2004年)
- ヨーゼフ・ボイス(1921年 - 1986年)
- リチャード・ロジャース(1933年 - )
- クリスト(1935年 - )
- リチャード・エステス(1936年 - )
- ハンス・ハーケ(1936年 - )
- ヤニス・クネリス(1936年 - )
- デイヴィッド・ホックニー(1937年 - )
- レンゾ・ピアノ(1937年 - )
- ダニエル・ビュラン(1938年 - )
- チャールズ・ジェンクス(1939年 - )
- リチャード・セラ(1939年 - )
- チャック・クロース(1940年 - )
- ブルース・ナウマン(1941年 - )
- ジェームズ・タレル(1943年 - )
- ギルバート&ジョージ
- ジョセフ・コスース(1945年 - )
ファッション
映画・舞踏・エンターテイナー
- ピエル・パオロ・パゾリーニ(1922年 - 1975年)
- マーロン・ブランド(1924年 - 2004年)
- ロバート・アルトマン(1925年 - 2006年)
- ミロシュ・フォアマン(1932年 - )
- ウディ・アレン(1935年 - )
- テオ・アンゲロプロス(1935年 - 2012年)
- ジェーン・フォンダ(1937年 - )
- フランシス・フォード・コッポラ(1939年 - )
- マイケル・チミノ(1939年 - )
- ビクトル・エリセ(1940年 - )
- ピナ・バウシュ(1940年 - 2009年)
- クリストファー・ウォーケン(1943年 - )
- ジョージ・ルーカス(1944年 - )
- スティーヴン・スピルバーグ(1946年 - )
- シルヴェスター・スタローン(1946年 - )
- シャーロット・ランプリング(1946年 - )
- ダイアン・キートン(1946年 - )
- シガニー・ウィーバー(1949年 - )
- ジョン・トラボルタ(1954年 - )
音楽
現代音楽
ポピュラー音楽
- カーペンターズ
- リチャード・カーペンター(1946年 - )
- カレン・カーペンター(1950年 - 1983年)
- デヴィッド・ボウイ(1947年 - )
科学
- コンラート・ローレンツ(1903年 - 1989年)
- ジェームズ・ギブソン(1904年 - 1979年)
- イリヤ・プリゴジン(1917年 - 2003年)
- エドワード・ローレンツ(1917年 - 2008年)
- ルネ・トム(1923年 - 2002年)
- ブノワ・マンデルブロ(1924年 - 2010年)
- ヴォルフガング・ハーケン(1928年 - )
- エドワード・オズボーン・ウィルソン(1929年 - )
- スティーヴン・ジェイ・グールド(1941年 - 2002年)
- リチャード・ドーキンス(1941年 - )
その他
- サイモン・ヴィーゼンタール(1908年 - 2005年)
- ギュンター・ギヨーム(1927年 - 1995年)
ソ連と東ヨーロッパ
- ミハイル・スースロフ(1902年 - 1982年)
- ニコライ・ポドゴルヌイ(1903年 - 1983年)
- アレクセイ・コスイギン(1904年 - 1980年)
- レオニード・ブレジネフ(1907年 - 1982年)
- ヤン・パトチカ(1907年 - 1977年)
- アンドレイ・グロムイコ(1909年 - 1989年)
- エーリッヒ・ホーネッカー(1912年 - 1994年)
- グスターフ・フサーク(1913年 - 1991年)
- ボフミル・フラバル(1914年 - 1997年)
- アレクサンドル・ソルジェニーツィン(1918年 - 2008年)
- アンドレイ・サハロフ(1921年 - 1989年)
- セルゲイ・パラジャーノフ(1924年 - 1990年)
- ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927年 - 2007年)
- ハイナー・ミュラー(1929年 - 1995年)
- エステルハージ・ペーテル(1950年 - )
ラテン・アメリカとカリブ海諸国
- パブロ・ネルーダ(1904年 - 1973年)
- サルバドール・アジェンデ(1908年 - 1973年)
- アウグスト・ピノチェト(1915年 - 2006年)
- ホルヘ・ラファエル・ビデラ(1925年 - )
- グスタボ・グティエレス(1928年 - )
- イサベル・ペロン(1931年 - )
- マヌエル・プイグ(1932年 - 1990年)
- ボブ・マーリー(1945年 - 1981年)
サハラ以南のアフリカ
- ジャン・ベデル・ボカサ(1921年 - 1996年)
- ナディン・ゴーディマー(1923年 - )
- イディ・アミン(1925年 - 2003年)
- アゴスティニョ・ネト(1922年 - 1979年)
- ルイス・カブラル(1931年 - 2009年)
- サモラ・マシェル(1933年 - 1986年)
- メンギスツ・ハイレ・マリアム(1937年 - )
西アジアと北アフリカ
- ゴルダ・メイア(1898年 - 1978年)
- ルーホッラー・ホメイニー(1902年 - 1989年)
- メナヘム・ベギン(1913年 - 1992年)
- アンワル・アッ・サーダート(1918年 - 1981年)
- バーブラーク・カールマル(1929年 - 1996年)
- ハーフィズ・アル・アサド(1930年 - 2000年)
- ダニ・カラヴァン(1930年 - )
南アジア
- モラルジー・デーサーイー(1896年 - 1995年)
- マザー・テレサ(1910年 - 1997年)
- インディラ・ガンディー(1917年 - 1984年)
- ムジブル・ラフマン(1920年 - 1975年)
- ムハンマド・ジア・ウル・ハク(1924年 - 1988年)
- ズルフィカール・アリー・ブットー(1928年 - 1979年)
- バグワン・シュリ・ラジニーシ(1931年 - 1990年)
東南アジア
- チャン・バン・フォン(1902年 - 1982年)
- レ・ズアン(1907年 - 1986年)
- ロン・ノル(1913年 - 1985年)
- ズオン・バン・ミン(1916年 - 2001年)
- ノロドム・シハヌーク(1922年 - )
- グエン・ヴァン・チュー(1923年 - 2001年)
- ポル・ポト(1928年 - 1998年)
- ヘン・サムリン(1934年 - )
中国
- 毛沢東(1893年 - 1976年)
- 葉剣英(1897年 - 1986年)
- 周恩来(1898年 - 1976年)
- 鄧小平(1904年 - 1997年)
- 林彪(1907年 - 1971年)
- 李先念(1909年 - 1992年)
- 四人組
- 汪東興(1916年 - )
- 華国鋒(1921年 - 2008年)
香港
台湾
日本
- 椎名悦三郎(1898年 - 1979年)
- 灘尾弘吉(1899年 - 1994年)
- 三遊亭園生(1900年 - 1979年)
- 佐藤榮作(1901年 - 1975年)
- 保利茂(1901年 - 1979年)
- 橋本登美三郎(1901年 - 1990年)
- 福田赳夫(1905年 - 1995年)
- 三木武夫(1907年 - 1988年)
- 大平正芳(1910年 - 1980年)
- 児玉誉士夫(1911年 - 1984年)
- 岡本太郎(1911年 - 1996年)
- 中村元(1912年 - 1999年)
- 丹下健三(1913年 - 2005年)
- 井筒俊彦(1914年 - 1993年)
- 松野頼三(1917年 - 2006年)
- 小佐野賢治(1917年 - 1986年)
- 田中角榮(1918年 - 1993年)
- 長谷川町子(1920年 - 1992年)
- 梅棹忠夫(1920年 - 2010年)
- 土居健郎(1920年 - 2009年)
- 西本幸雄(1920年 - 2011年)
- 大森荘蔵(1921年 - 1997年)
- 山本七平(1921年 - 1991年)
- 永井陽之助(1924年 - 2008年)
- 梅原猛(1925年 - )
- 江崎玲於奈(1925年 - )
- 中村雄二郎(1925年 - )
- 森英恵(1926年 - )
- 渥美清(1928年 - 1996年)
- 平山郁夫(1930年 - 2009年)
- 小松左京(1931年 - 2011年)
- 山田洋次(1931年 - )
- 山口昌男(1931年 - )
- 大島渚(1932年 - )
- 堀威夫(1932年 - )
- 廣松渉(1933年 - 1994年)
- 池田満寿夫(1934年 - 1997年)
- 黒川紀章(1934年 - 2007年)
- 堺屋太一(1935年 - )
- 小澤征爾(1935年 - )
- 蓮實重彥(1936年 - )
- 荒川修作(1936年 - 2010年)
- 梶原一騎(1936年 - 1987年)
- 阿久悠(1937年 - 2007年)
- 石ノ森章太郎(1938年 - 1998年)
- ジャイアント馬場(1938年 - 1999年)
- 松本零士(1938年 - )
- 三宅一生(1938年 - )
- 高田賢三(1939年 - )
- 立花隆(1940年 - )
- 柄谷行人(1941年 - )
- アントニオ猪木(1943年 - )
- 中上健次(1946年 - 1992年)
- 吉田拓郎(1946年 - )
- 村上龍(1952年 - )
関連項目
脚註
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