東府中駅
概要[編集]
京王線と競馬場線が乗り入れており、競馬場線の起点となっている。
競馬場線が開業する前は、当駅が東京競馬場への最寄り駅となっていた。競馬場線開業後は東京競馬場で競馬が開催される時は、乗り換え客を中心に当駅の利用者が多い。
歴史[編集]
- 1916年(大正5年)10月31日 - 府中寄り約500mに、京王電気軌道の八幡前駅が開業。
- 1935年(昭和10年)11月12日 - 現在地に臨時競馬場前駅が開業。
- 1937年(昭和12年)9月1日 - 八幡前駅が東府中駅と改称。
- 1940年(昭和15年)10月26日 - 東府中駅が臨時競馬場前駅に統合し、現在の東府中駅となる。
- 1944年(昭和19年)5月31日 - 東京急行電鉄(大東急)に併合。同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東急から京王帝都電鉄が分離。同社の駅となる
- 1955年(昭和30年)4月29日 - 競馬場線が開業し、同線との分岐駅となる。
高幡不動検車区の東側が整備される前は、当駅横の踏切から車両の搬入・搬出を行っていた。
駅名の由来[編集]
府中駅の東側にあることによる。
駅構造[編集]
相対式・島式ホーム3面4線を有する橋上駅。このうち競馬場線の2両編成ワンマン列車しか入線しない1番線のみ有効長が短い。かつては地上駅であり3つのホームは、2011年4月9日まで京王八王子・府中競馬正門前寄りの地下道で連絡し、最も北側のホームが北口に、最も南側のホームが南口に直結し、南口は7時から21時30分までの営業であったが、京王線・井の頭線 全駅のバリアフリー化の一環として橋上駅舎及び商業施設を建設する工事が施工され、2011年4月10日より橋上駅舎の使用が開始された結果、北口と南口の改札口が1か所に集約され、自由通路とエレベーター・エスカレーターが設置された。2011年10月20日、複合商業施設京王リトナードが開業した。 トイレは改札内にある。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■競馬場線 | - | 府中競馬正門前行 | 平日の大半と土休日夜間 折り返し専用 |
2 | ■京王線 | 下り | 京王八王子・高尾山口・多摩動物公園方面 | 下り待避線 |
■競馬場線 | - | 府中競馬正門前行 | 平日の初電と土休日の夕方まで | |
3 | ■京王線 | 下り | 京王八王子・高尾山口・多摩動物公園方面 | |
4 | ■京王線 | 上り | 調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
- 方面表示にも府中競馬正門前方面の発車番線に関する説明が記載されている。
京王リトナード東府中[編集]
駅構内には専門店街「京王リトナード東府中」がある。出店店舗の詳細情報は公式サイト「フロアマップ」を参照。
利用状況[編集]
2013年度の一日平均乗降人員は20,169人である[1]。
近年の一日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。
年度 | 一日平均 乗降人員 |
一日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
[2] 1955年(昭和30年) | 5,377 | ||
1960年(昭和35年) | 8,176 | ||
1965年(昭和40年) | 13,200 | ||
1970年(昭和45年) | 15,535 | ||
1975年(昭和50年) | 14,672 | ||
1980年(昭和55年) | 13,003 | ||
1985年(昭和60年) | 14,474 | ||
1990年(平成 | 2年)16,672 | 8,540 | [3] |
1991年(平成 | 3年)9,240 | [4] | |
1992年(平成 | 4年)9,701 | [5] | |
1993年(平成 | 5年)18,965 | 9,970 | [6] |
1994年(平成 | 6年)9,899 | [7] | |
1995年(平成 | 7年)18,787 | 9,795 | [8] |
1996年(平成 | 8年)9,362 | [9] | |
1997年(平成 | 9年)9,353 | [10] | |
1998年(平成10年) | 9,545 | [11] | |
1999年(平成11年) | 9,541 | [12] | |
2000年(平成12年) | 18,023 | 9,430 | [13] |
2001年(平成13年) | 9,438 | [14] | |
2002年(平成14年) | 9,178 | [15] | |
2003年(平成15年) | 9,402 | [16] | |
2004年(平成16年) | 9,353 | [17] | |
2005年(平成17年) | 9,463 | [18] | |
2006年(平成18年) | 19,009 | 9,619 | [19] |
2007年(平成19年) | 19,643 | 9,918 | [20] |
2008年(平成20年) | 19,841 | 10,040 | [21] |
2009年(平成21年) | 19,870 | 10,051 | [22] |
2010年(平成22年) | 19,527 | 9,836 | [23] |
2011年(平成23年) | 20,095 | 10,148 | [24] |
2012年(平成24年) | 20,137 | 10,158 | [25] |
2013年(平成25年) | 20,169 |
駅周辺[編集]
東都自動車グループが運営するホテル(マロウドイン東京)と自動車教習所(府中自動車教習所)、交番が隣接しており(2008年より橋上駅舎化工事を施工している関係で閉店や移転あり)、西側踏切脇には花屋、洋食店(ケーキ屋)、居酒屋などの店舗や歯科医が営業を行っている。
駅に接した西側は「平和通り」が線路と直角に交差しているが、この道路を北に行くと東京都道229号府中調布線(旧甲州街道)、東京都道229号府中調布線旧バイパス、国道20号(新甲州街道)を渡って航空自衛隊府中基地(旧:在日米軍基地)に至る。古くは駅の北口が平和通りに面しておりいたが、少し入った品川街道(品川通りを参照)に面するようになる。北口は、元の米軍基地関連店や飲食店のほか、府中の森公園、府中の森芸術劇場、府中市美術館、浅間山(せんげんやま)、東京都立府中工業高等学校など多くの施設が存在する。
北口の国道20号沿いには、村内ファニチャーアクセスやサミットストア、サンドラッグ本社、PC DEPOT、ドン・キホーテ第一号店などの店舗が点在する。
平和通りの南方は東京競馬場に突き当たるまで一本道となっている。商業施設は北口・南口共平和通り沿いに集中しており、南口は平和通りの東側歩道がアーケードになっていて商店が密集している一方、西側歩道はスーパーマーケットが中心となっている。アーケードを抜けると、府中清水が丘郵便局と清水が丘公会堂がある。東に入ると小さな公園があり、周辺に小さい商店が集まっているが、その先は府中崖線(立川崖線)があり、瀧神社の「お瀧」が湧いている。
駅の東側には住宅が建ち並ぶなど、上記以外は主に住宅地となっている。
バス路線[編集]
東府中駅(北口)
隣の駅[編集]
- 京王電鉄
- ■京王線
- ■競馬場線
- ■急行(競馬開催時の上りのみ運転)
- 調布駅(京王線)(KO 18) ← 東府中駅 (KO 23) ← 府中競馬正門前駅 (KO 46)
- ■各駅停車(競馬開催時も一部の重賞開催日を除いて線内折り返し運転のみ)
- 東府中駅 (KO 23) - 府中競馬正門前駅 (KO 46)
- ■急行(競馬開催時の上りのみ運転)
- 東京競馬場での競馬開催日及び有馬記念開催日(12月下旬日曜日)には、競馬場来場者への利便性向上のため、上下の特急と準特急が臨時停車する。
- 2013年2月22日現在、下りは東京競馬場の開門後、第1競走発走前の9:23着・特急京王八王子行き(新宿9:00発)からメイン競走発走前の15:12着・準特急高尾山口行き(新宿14:51発)までのおよそ6時間が臨時停車の対象となっており分散される来場客の輸送を幅広く対応し、上りはメイン競走が発走する頃の15:33発・特急新宿行き(新宿15:56着)から最終競走終了後の17:12発・特急新宿行き(新宿17:37着)までの2時間弱のみを臨時停車の対象としメイン競走終了後に集中する帰りの客の輸送に対応をしている。
- また、夕方には競馬場線の府中競馬正門前発の臨時急行新線新宿行が5本(府中競馬正門前16:02発~17:22発・東府中16:04発~17:24発、20分間隔)が設定される。この臨時急行は調布~笹塚間では定期列車の準特急と区間急行(橋本始発)の合間を縫って設定されており、つつじヶ丘で普通列車を追い抜く。通常、つつじヶ丘で準特急と区間急行の2本に追い抜かれる普通列車が同駅で3本の列車の通過待ちをすることになるが、臨時急行は準特急と区間急行の合間を縫って設定されているため、ダイヤに影響はない。
- イベントなどの開催時には、通常の隣の停車駅との間にある以下の駅に停車することがある。
- 味の素スタジアムでのイベント開催時には、一部の急行・区間急行が飛田給駅に停車する場合がある。競馬開催日と重なった場合には、臨時停車する特急・準特急も同様に飛田給駅に停車する場合がある。
脚注[編集]
- ↑ 京王グループ 1日の駅別乗降人員
- ↑ 競馬場線開業年度
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)227ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)233ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)