多磨駅
多磨駅(たまえき)は、東京都府中市紅葉丘三丁目にある西武鉄道多摩川線の駅。 多摩駅ではない。東京外国語大学の最寄駅であり、副駅名は東京外大前(とうきょうがいだいまえ)。駅番号はSW03。
年表[編集]
- 1929年(昭和4年)1月5日 - 多摩鉄道多磨墓地前駅として開業。
- 1988年(昭和63)年3月5日 - 新駅舎使用開始[1]。
- 2001年(平成13年)3月28日 - 多磨駅に改称。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ただし、朝と夜の一部時間を除いてこの駅では列車交換を行わない。駅舎は武蔵境方面ホーム側にあり、是政方面ホームとの間は構内踏切により連絡している。駅舎を出ると東側のバス乗り場と連絡する自由地下通路がある。臨時の切符窓口があるが現在は使われていない。
トイレは1番線ホームにあり、ユニバーサルデザインの一環として多機能トイレも設置されている。
のりば[編集]
1 | 多摩川線 | 武蔵境方面 |
2 | 白糸台・是政方面 |
利用状況[編集]
2011年度の1日平均乗降人員は12,401人である[2]。多摩川線では武蔵境駅に次いで2番目に多い。近年の1日平均乗降人員、乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1990年 | 4,540[3] | |
1991年 | 4,770[4] | |
1992年 | 4,764[5] | |
1993年 | 4,811[6] | |
1994年 | 4,690[7] | |
1995年 | 4,617[8] | |
1996年 | 4,479[9] | |
1997年 | 4,419[10] | |
1998年 | 7,893[11] | 4,348[12] |
1999年 | 7,891[11] | 4,380[13] |
2000年 | 9,517[14] | 5,310[15] |
2001年 | 11,536[14] | 6,427[16] |
2002年 | 11,621[17] | 6,466[18] |
2003年 | 11,568[17] | 6,429[19] |
2004年 | 11,944[17] | 6,427[20] |
2005年 | 11,901[17] | 6,181[21] |
2006年 | 11,748[17] | 6,099[22] |
2007年 | 11,875[23] | 6,057[24] |
2008年 | 12,475[23] | 6,326[25] |
2009年 | 12,830[23] | 6,485[26] |
2010年 | 12,873[23] | 6,427[27] |
2011年 | 12,401[23] |
駅周辺[編集]
駅の北西方向に旧駅名の由来となった東京都立多磨霊園、府中紅葉丘郵便局、府中市立紅葉丘図書館があり、霊園の北側には警視庁府中運転免許試験場がある。
旧在日米軍関東村跡地の北西端に近く、その跡地に移転した東京外国語大学・味の素スタジアム・警視庁警察学校・警察大学校や武蔵野の森公園へのアクセス駅となっており、東側バスロータリーが通り道となる。
当駅北側を東京都道110号府中三鷹線(人見街道)が通る。
地図上では調布飛行場の最寄駅となっているが、管理事務所や新中央航空ターミナルは当駅とは反対側である滑走路の東側にあるため、徒歩30分以上の距離である。実際の最寄駅は京王線西調布駅。
バス路線[編集]
京王バス東・小田急バスの路線と府中市コミュニティバス「ちゅうバス」が発着する。
- 飛01系統:外語大循環
- 飛02系統:飛田給駅北口行
- 調33系統:調布駅北口行(飛田給駅北口経由)
- 鷹52系統:三鷹駅行、車返団地・朝日町三丁目行
- ちゅうバス朝日町ルート 府中駅行(武蔵野台駅南口経由)
駅名の由来[編集]
2000年に東京外国語大学が北区西ヶ原から府中に移転した際に、当時の学長・中嶋嶺雄が駅名を「東京外国語大学前駅」とするように西武側と交渉したものの、周辺の墓石業者の猛烈な反対にあって実現しなかった。しかしその後、榊原記念病院の府中移転が決定したことにより(実際の移転は2003年)、駅名から「墓地前」の3文字が消え、「多磨駅」となった(なお、当駅の北西には「多磨町」があるが、駅所在地の地名は「紅葉丘」である)。現行の駅名標には、駅名の下に小さな文字で「東京外語大前」と表記されている。
また、この改称にともない立地上当駅の南西方向にあった北多磨駅は「多磨駅の“南”にあるのに“北”多磨」という矛盾を解消するため、合わせて白糸台駅と改称された。
旧称の「多磨墓地前」は開業当時の多磨霊園にちなむ。多磨墓地は1935年に「多磨霊園」に改称したが、駅名は2001年に多磨駅となるまでそのままだった。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁
- ↑ 西武鉄道「駅別乗降人員」PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)225ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)231ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 11.0 11.1 [1]PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 14.0 14.1 [2]PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 17.0 17.1 17.2 17.3 17.4 [3]PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 23.0 23.1 23.2 23.3 23.4 [4]PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)