浴槽
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浴槽(よくそう)または湯船(ゆぶね)、バスタブ(英語:bathtub)とは、家財の一種。中に水か湯を入れ、人間や動物が入浴する際に用いる。かつては磁器で作られた浴槽も多かったが、現在では熱成型アクリルやホーロー鋼板、ガラス繊維強化ポリエステル、鋳鉄ホーロー製がほとんどを占める。大抵は浴室内に独立した固定家具として設置されるか、シャワーとともに置かれる。
現代の浴槽には排水管と排水溝、さらに蛇口が取り付けられているものも存在する。浴槽の形状は長らく長方形が主流だったが、熱成型アクリルの出現により多様な形にも対応できるようになった。色は白であることが多いが、様々な色合いのものも見ることが出来る。鋳鉄ホーローによる浴槽は、スコットランド生まれのアメリカ人であるデイヴィッド・ダンバー・ビュイック が確立した。
浴槽の種類は、東西で大きく2種類に分かれる。西洋の浴槽は入浴者が横たわれるように、浅く長く作られるものが多い。一方で東洋の浴槽は入浴者が座れるように、深く短く作られるものが多い。東洋式の浴槽は日本の風呂(en:Furo)が有名である。