廣木隆一
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廣木 隆一(ひろき りゅういち、1954年1月1日- )は、福島県郡山市出身の日本の映画監督である。
人物・来歴[編集]
アメリカン・ニューシネマの影響を受けて、アテネフランセの映画技術美学講座で学ぶ。
フリーの演出部として中村幻児監督の一連の作品に助監督として携わる。
1982年、ピンク映画 『性虐!女を暴く』 でデビュー。独特の空間描写でシティ派の異名をとる。
1994年、米俳優ロバート・レッドフォードが主催する新人育成の世界的登竜門サンダンス映画祭において奨学金を獲得して渡米。
2003年に、寺島しのぶを主役に起用した 『ヴァイブレータ』 で数々の映画賞を受賞。
「女性の繊細な感情を描くのが巧い」と言われており、本人も様々なインタビュー等で「女性が好き」と宣言している。結婚歴は無い。
ミュージシャンとも交友が多い。インディーズミュージシャンを映画に起用することもあり、その音楽センスは注目を浴びている。
近年は海外(主にヨーロッパ)での人気が高まり、特集上映が相次いでいる。
監督作品[編集]
- 1982年 『性虐!女を暴く』
- 1983年 『木又三郎君の事 ぼくらの時代』
- 1983年 『西川瀬里奈・覗き部屋の女』
- 1983年 『ぼくらの季節』
- 脚本/望月六郎
- 1984年 『白昼女子高生を犯す』
- 1984年 『痴漢とスカート』
- 1984年 『先生、私の体に火をつけないで』
- 脚本/望月六郎
- 1985年 『やりんこチエ・いちじく診察台』
- 脚本/沢木毅彦、廣木隆一
- 1985年 『ぼくらの瞬間』
- 1986年 『白衣調教』
- 脚本/沢木毅彦
- 1986年 『禁断・生贄の女』
- 1986年 『SM教室・失禁』
- 脚本/加藤正人
- 1986年 『発情娘・ぐりぐり遊び』
- 脚本/加藤正人
- 1986年 『盗撮マニア・FRIDAYの女』
- 脚本/加藤正人
- 1986年 『ロマン子クラブ・エッチがいっぱい』
- 脚本/田辺満
- 1987年 『小林ひとみの本性』
- 1988年 『菊池エリ・巨乳責め』
- 脚本/石川欣
- 1988年 『聖熟女』
- 脚本/加藤正人
- 1989年 『童貞物語4・ぼくもスキーに連れてって』
- 1990年 『さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座』
- 1991年 『ジ・ゴ・ロ』
- 1992年 『テンカウント』
- 脚本/飯田浩
- 1993年 『魔王窟・サディスティックシティ』
- 原作/半村良・脚本/香川まさひと
- ゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭・ビデオ部門グランプリ
- 1994年 『夢魔』
- 原作/勝目梓・脚本/斎藤久志
- ロッテルダム国際映画祭
- 1994年 『800 TWO LAP RUNNERS』
- 1995年 『君といつまでも』
- 原作/山本直樹・脚本/加藤正人
- 主題歌/ハイポジ 「身体と歌だけの関係」
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
- 1996年 『ゲレンデがとけるほど恋したい。』
- 1996年 『MIDORI』
- 1997年 『野良犬2匹に猫1匹』
- 出演/木村一八、野村祐人
- 1999年 『晴レタ日ニハ…』
- 出演/嶋田博子、手塚とおる
- 1999年 『天使に見捨てられた夜』
- 2000年 『東京ゴミ女』
- 2000年 『不貞の季節』
- 原作/団鬼六・脚本/石川均
- 主題歌/The Blue Hearts 「星をください」
- 出演/大杉漣、星瑶子、村上淳
- 2001年 『美脚迷路』
- 2002年 『理髪店主の悲しみ』
- 2003年 『刑事(デカ)まつり』
- 出演/森下能幸、野村祐人
- 2003年 『ひと夏のパパへ』 (TBS)
- 2003年 『ヴァイブレータ』
- 原作/赤坂真理・脚本/荒井晴彦
- 主題歌/浜田真理子 「あなたへ」
- 出演/寺島しのぶ、大森南朋
- 東京国際映画祭・優秀女優賞、マンハイム&ハイデルベルグ国際映画祭・特別賞、ナント三大陸映画祭・優秀主演女優賞、ヨコハマ映画祭・主演女優賞・助演男優賞・監督賞・脚本賞・作品賞、ドーヴィル国際映画祭・脚本賞、高崎映画祭・監督賞、シンガポール国際映画祭・審査員特別賞・最優秀女優賞、ブルーリボン賞・主演女優賞、キネマ旬報第3位・主演女優賞・新人女優賞・助演男優賞・脚本賞、日本映画批評家大賞・主演女優賞、エランドール賞・新人賞、藤本賞・特別賞、ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ロンドン映画祭、湯布院映画祭、オスロ国際映画祭、高雄国際映画祭、あきた十文字映画祭、ロッテルダム国際映画祭、イーストランシング国際映画祭、香港国際映画祭、フィラデルフィア国際映画祭、フロリダ映画祭、サンフランシスコ国際映画祭、全州国際映画祭、バルセロナ・アジア映画祭、ダラス映画祭、ブルックリン映画祭、ロサンゼルス映画祭、ニューヨークアジアン映画祭、シネマニラ映画祭、オークランド国際映画祭、バレンシア映画祭、ウェリントン国際映画祭、エラ・ニュー・ホライズン映画祭、ブリスベン国際映画祭、アテネ国際映画祭、ハワイ国際映画祭
- 2004年 『機関車先生』
- 2004年 『4TEEN』 (WOWOW)
- 2004年 『終わらない歌』 (BS-i)
- 2005年 『ガールフレンド』
- 2005年 female by Jam Films 『太陽のみえる場所まで』
- 2005年 『L'amant ラマン』
- 2005年 『ラン・スパイ・ラン』 (BS-i)
- 2006年 『やわらかい生活』
- 原作/絲山秋子 「イッツ・オンリートーク」・脚本/荒井晴彦
- 音楽/nido
- 出演/寺島しのぶ、豊川悦司
- バルセロナ・アジア映画祭・審査員特別賞・観客賞、シンガポール国際映画祭・グランプリ、ナポリ映画祭、ロサンゼルス・アジア映画祭、ニッポンコネクション、フィラデルフィア映画祭、プラハ国際映画祭、ドーヴィル国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、サンダンス映画祭
- 2006年 ohana presents a short movie 『予感』
- 2006年 『恋する日曜日 文學の唄』「新居」 (BS-i)
- 2006年 『恋する日曜日 LOVE ON SUNDAY』
- 2006年 『ケータイ刑事 銭形雷』 (BS-i)
- 2007年 『M』
- 原作/馳星周・脚本/斉藤久志
- 音楽/オオヤユウスケ
- 出演/美元、高良健吾、大森南朋
- 東京国際映画祭・日本映画ある視点部門特別賞、ロッテルダム国際映画祭、Natfilm Festival、シンガポール国際映画祭、バルセロナ・アジア映画祭、富川国際ファンタスティック映画祭
- 2007年 『恋する日曜日 私。恋した』
- 2007年 『ケータイ刑事 銭形海』 (BS-i)
- 2008年『縛師』(ドキュメンタリー)
- 2008年『きみの友だち』
- 2008年『ニュータイプ 〜ただ、愛のために〜』
- 脚本/加藤淳也
- 出演/大政絢、竹財輝之助、佐野和真
- 富川国際ファンタスティック映画祭
- 2009年『余命1ヶ月の花嫁』
- 2009年『僕らは歩く、ただそれだけ』