ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(エヴァンゲリオン しんげきじょうばん:じょ、EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.)は、2007年9月1日に公開された日本のアニメ映画である。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第一作であり、スタジオカラー設立第一回作品。
目次
概要[編集]
本作は1998年3月に公開された『REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』以来、約10年ぶりとなる『新世紀エヴァンゲリオン』の映画である。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ一作目として制作された本作は、基本的にTVシリーズの第壱話から第六話までのストーリーを踏襲しているが、製作サイドは新劇場版に関して「リメイク」という表現ではなく、ガイドブック等[1]で「リビルド(再構築)」であると解説している。また、『新世紀エヴァンゲリオン』の制作母体であったGAINAXは原作協力としてクレジットされるのみにとどまり、監督であった庵野秀明によって新たに興されたスタジオカラーによって制作された。ただしGAINAXのスタッフをはじめとする前作の主要スタッフは今作でも引き続き制作に関わっている。
TVシリーズの原画、動画やタイムシートを素材として再利用しているものの[2]、絵は全て新たに描き直され、そのままの絵は1枚たりとも使用していない[3]。また全編にわたってデジタル撮影や3DCGが使用されて、映像の再構築が行われている。エヴァや使徒の形態、渚カヲルの早い段階での登場など、設定や演出の変更もみられる。また、登場人物の立ち位置や性格の描写にもわずかな変更が加えられている。
エンドクレジットの後に、旧TVシリーズ予告パートを模した、次作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の予告編が上映された。
本作品の特徴として、興行形態が自主制作映画に近い点が挙げられる。近年のアニメ製作において常態化した製作委員会方式とせず、スタジオカラーが資金を直接調達する自社製作を行った。また配給・宣伝も大手の配給会社や広告代理店に依頼せず、小規模な会社と組んだ上でこれも自社で行っている。このため、作品の知名度に比べると公開前の宣伝は小規模であり、公開館も封切り段階では84に留まった。しかし、前売り券の売れ行きなどから、公開前にメイン上映館が224席の「シネマスクウェアとうきゅう」から、日本最大級である1024席の「新宿ミラノ1」に変更された経緯がある[4]。
公開日の9月1日は、ミラノ1をはじめとして最終上映まで満席となる映画館も多く、公開後2日間の週末興行で観客動員数23万6158人、興行収入2億8000万円を記録し、初登場1位となった。公開館数84の映画が週間興行収入成績で1位を獲得するのは異例で[5]、最終的には公開105館で観客動員150万人、興行収入20.0億円をあげ[6][7]、パンフレットも25万部の売上を記録した[8]。
なお2008年4月26日から5月16日までDVD特装版の発売を記念して、都内2か所の映画館において特別上映が行われた[9]。
あらすじ[編集]
かつて地球を襲った大災害・セカンドインパクトにより、人類はその半分が死に至った。幾ばくかの年月が流れ、その大惨事より復興しつつあった人類に、突如として使徒と呼称される謎の生命体が攻撃を仕掛けてきた。
国連の下部組織である特務機関NERV(ネルフ)は、極秘に開発されていた汎用人型兵器エヴァンゲリオン(EVA)によって襲来する使徒を迎え撃つ作戦を開始する。NERV司令である碇ゲンドウは、14歳の息子「碇シンジ」にエヴァンゲリオン初号機のパイロットになることを強いる。
シンジは、父親に反発してエヴァンゲリオンに乗ることを拒んだが、もう一人のEVAパイロットである「綾波レイ」の重傷を目の当たりにしてエヴァンゲリオンに乗り込むことを決心する。
キャスト[編集]
- 碇シンジ:緒方恵美
- 綾波レイ:林原めぐみ
- 葛城ミサト:三石琴乃
- 赤木リツコ:山口由里子
- 渚カヲル:石田彰
- 碇ゲンドウ:立木文彦
- 冬月コウゾウ:清川元夢
- 日向マコト:優希比呂
- 伊吹マヤ:長沢美樹
- 青葉シゲル:子安武人
- 鈴原トウジ:関智一
- 相田ケンスケ:岩永哲哉
- 洞木ヒカリ:岩男潤子
- キール・ローレンツ:麦人
スタッフ[編集]
- 総監督・原作・脚本・音響監督:庵野秀明
- 監督:摩砂雪、鶴巻和哉
- 主・キャラクターデザイン:貞本義行
- 主・メカニックデザイン・新ネルフマークデザイン:山下いくと
- 新作・画コンテ:樋口真嗣(ヤシマ作戦の兵器・使徒のカット)、京田知己(ヤシマ作戦の人間描写や、その他)
- 画コンテ:鶴巻和哉、庵野秀明
- 総作画監督:鈴木俊二
- 作画監督:松原秀典、黄瀬和哉、奥田淳、もりやまゆうじ、貞本義行
- メカニック作画監督:本田雄
- 特技監督:増尾昭一
- 演出:原口浩
- 作監補佐:大塚八愛、田代雅子、高山朋浩
- デザインワークス:高倉武史(機器類全般)、okama(レベルEEE、リリス)、渡部隆(第6の使徒)、きお誠児、出渕裕(新ゼーレマーク)他
- 色彩設計:菊地和子(Wish)
- 美術監督:加藤浩(ととにゃん)、串田達也(美峰)
- CGI監督:鬼塚大輔・小林浩康(スタジオカラーデジタル部)
- 撮影監督:福士享(T2スタジオ)
- 編集:奥田浩史
- 音楽:鷺巣詩郎
- 音響制作:楽音舎
- 効果:野口透(アニメサウンド)
- 総監督助手:轟木一騎
- 原作協力:GAINAX
- 脚本協力:薩川昭夫、榎戸洋司、吉川良太郎、櫻井圭記
- 演出協力:静野孔文
- 原画協力:平松禎史
- アニメーション制作:スタジオカラー
- 協力:ローソン、UCC上島珈琲株式会社、ジャパンフリトレー株式会社、ピザハット 他
- 配給:クロックワークス、カラー
- 配給協力・宣伝:日活(当初担当したメディア・スーツ社の日活への吸収合併に伴う事業継続)
- 宣伝協力:氷川竜介、神谷誠 他
- 製作:カラー
- エグゼクティブ・プロデューサー:大月俊倫
主題歌[編集]
- 宇多田ヒカル「Beautiful World」
- 宇多田ヒカル「Fly Me To The Moon(In Other Words)-2007 MIX-」
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の第1弾予告編にて使用。
前売券[編集]
- 第一弾前売券
- 「新ネルフマーク」ストラップ付き前売り鑑賞券。2007年4月28日より全国の公開劇場窓口にて販売された[11][12]。
- 第二弾前売券
- 「EVA初号機」3Dカードチケット前売り鑑賞券。6月9日より全国の公開劇場窓口にて販売された[13]。
- 第三弾前売券
- 「綾波レイ」イラストチケット前売り鑑賞券。「綾波レイマウスパッド」付き。7月7日より全国の公開劇場窓口にて販売された[14]。
- アニメイト限定前売券
- クリアファイルセット付き前売り鑑賞券。6月15日より全国アニメイト各店舗にて販売された[15]。
- トートバッグ付き前売り鑑賞券。7月12日より全国アニメイト各店舗にて販売された[16]。
- ローソン限定前売券
- 「ぷちえう゛ぁ 綾波レイ」フィギュア付き前売り鑑賞券。7月1日よりローソンホームページにて販売された[17]。
- 「ぷちえう゛ぁ ペンペン」ストラップ付き前売り鑑賞券。7月1日よりローソンホームページにて販売された[17]。
- 通常前売券
- 6月9日より全国の公開劇場窓口にて販売された[18]。
TVシリーズとの相違点[編集]
エヴァンゲリオン[編集]
本作に登場する機体は以下の2機のみ。両機ともカラーリングが変更されているが、これはテレビ版における山下いくとの初期設定に回帰し、それを発展させたものである。スタッフロール後の「破」の予告編では2号機(新劇場版より表記変更)・3号機・4号機のほか、前作の量産型とは異なる仮設5号機・6号機が登場する。2号機に関しては小さい角の様なものが2本付いている。
- 初号機
- 肩の形状が変更され、プログレッシブナイフが中折れ式になった。対第5使徒戦ではパレットライフルに代わり新デザインのガトリング砲を使用した(従来のパレットライフルも登場している)。ヤシマ作戦時には右肩にG型装備(自動照準装置)が追加され、陽電子砲のデザインも変更されている。3DCGモデルも製作され、発進シーンなどに使用されている。
- テレビ版ではサキエルの攻撃でネルフ本部が損傷を受けた際、無人の初号機が自らシンジを落下物から庇う描写があったが削られた。
- 第4の使徒との戦闘時、初号機の緑・オレンジのストライプ部分が夜光塗料(蓄光塗料)風に発光している。
- 零号機
- ヤシマ作戦で使用した盾は前作のSSTOの底部を流用した物から新デザインのエヴァ本体に近い意匠の物に変更された。
使徒[編集]
本作で登場する使徒はいずれも倒される際に破裂・溶解し血を噴き出すため(ネルフではこの現象を「形象崩壊」と呼称している)、血の雨とともに周囲は一面血の海となる。コアを含め使徒の組織は一切消滅するが、第5の使徒の触手のみは後に残った。第6の使徒出現時にゲンドウによって「残り8体の使徒を倒さねば」と明言されている。
なお、テレビ版では使徒に天使の名前が付されていたが、本作ではリリスを除き全て「第○使徒」、或いは「第○の使徒」とのみ表記されている。
- 第4の使徒
- テレビ版の第3使徒サキエルと同じデザイン。能力・形状ともほぼ変わらない。戦闘のあらすじもほぼ前作と同様。ただし、国連軍部隊との戦いで大型ミサイルを手で受け止める印象的なシーンや、学習してビーム兵器を身に付ける描写が削られた。
- 冒頭の国連軍による爆撃のシーンで、ミサイルをA.T.フィールドで防御する描写がこの度の劇場版にて加えられた。
- この使徒のみ3DCGで描かれていない。
- 第5の使徒
- テレビ版の第4使徒シャムシエルと同じデザイン。主に3DCGのトゥーンレンダリングで描かれており、背面には第4の使徒と同じ顔が付いている。腹部が半透明になっており、うっすらと奥にある背景が見える。攻撃に使うわけではないが、腹部の脚を盛んに動かす。なお、顔面に相当する部位にも短い触覚のような足が2脚存在する。
- 戦闘時のストーリーは前作とほぼ同様だが、プログレッシブナイフでコアを破壊された後、2本の触手を残して消失した。このため、戦闘後にリツコが遺骸を分析して使徒と人間、エヴァとの遺伝子的類似性を指摘する場面は登場しない。ただし、パターン分析は行われている。
- 第6の使徒
- テレビ版の第5使徒ラミエルと同じデザイン。全身が水晶のようになっており、薄らと奥にある背景が見える。3DCGで描かれており、正八面体を基本とするが、攻撃時には様々な幾何的形態(4次元立体を3次元に投影した立体図形を基にしている)に目まぐるしく変化する(この際は中央にコアが見える)。また、ジオフロントへの掘削攻撃に用いるドリルも、正八面体の下部がソフトクリームのように伸びてドリルを形成する。攻撃力は前作より強化されており、連射や掃射も可能。攻撃のバリエーションも増えており、初号機との初接触においては防壁で加粒子ビーム攻撃を防がれた後、より大出力のビームを射ち込んで防壁を吹き飛ばした。
- ヤシマ作戦では、序盤に囮として発射されたミサイル群を円周状に照射したビームで撃破するも、陽電子砲による1回目の狙撃で負傷。全身をウニのような棘皮状に変化させ、血を噴き出して叫び声を上げるが、致命傷とはならず反撃する。しかし、零号機の盾に阻まれ、陽電子砲の2射目で殲滅される。なお、その際にはジオフロントまで到達したドリル部も破裂し、ネルフ本部に血の雨を降らせた。
- 第2の使徒・リリス
- ネルフ本部の地下、L-EEE(レベルトリプルE:扉にセントラルドグマとの表記)に安置されている白い巨人。最後まで使徒とは断言されなかった旧版と異なり、当初より第2使徒として、そして「リリス」として紹介されており、また「地球の生命の始まりであり、終息の要である」という旧版では劇場版で初めて明かされた真実もこの段階でミサトからシンジに告げられている。デザインは前作とほぼ同様だが、仮面は第4の使徒の顔と似たもの。胸には人類が調査をした跡である傷があり、ロンギヌスの槍の他にも複数の十字架が刺さっている。
- 渚カヲル
- ヤシマ作戦終了後、本作のクライマックスにおいて月面で複数の棺のうちの1つから目覚める。この時点ではまだ面識の無い筈のシンジの事を、既に知っているような台詞がある。また、近くには前作のリリスを男性化したような巨人が安置されている。
その他(変更点等)[編集]
- テレビ版冒頭の「時に、2015年」のテロップが消え、年代が明示されていない。宣伝協力の氷川竜介は、パンフレットに「時に、2015年」の一節を引用しようとしたところ削除されたと証言している[19]。
- ネルフとゼーレのシンボルマークが変更になったほか(ネルフマークは4種類を併用)、各種画面やゼーレのモノリスのデザインも変更になった。
- キールらが補完委員会としてでなく、当初からゼーレとしてモノリスの姿で登場している。また、ゼーレの人数が7名に減っている。
- 前作の「○th Children」という特徴的な表現が消え、「第○の少女(少年)」「○番目の子供」などと表現されている。
- 「プラグ深度」(正確にはエントリープラグ内におけるコクピット・インテリアの深度位置)がエヴァ本体の状態に関係している事が示されている(零号機の暴走時にはエヴァ側に引き込まれようとしていた)。
- 最大の変更点はリリス?の存在といえる。ミサト達はネルフ本部地下の使徒がリリスである事を最初から知っており(アニメ版では、ネルフ本部地下の使徒をアダムとしていたが、登場人物たちがそれを見破る設定になっている。また、そもそも「アダム」とされたリリスの存在そのものが秘匿されていた)、ヤシマ作戦前にミサトがシンジにリリスを見せて、使徒のセントラルドグマへの到達の際は、ネルフ職員全員がリリスもろとも自爆する覚悟を決めている事を伝える場面が加えられている。
- 本作の世界では海の色が血のように赤い。また、月面には血痕のような赤い染みが存在する。
- 本作時点でゲンドウがダミープラグに言及したり、前述のゼーレ登場やラストにタブリス(カヲル)が登場するなど、前作では後半まで伏せられていた設定が大幅に早出しされている。
- スタッフロール後の「破」の予告編では、新キャラクター「真希波・マリ・イラストリアス」と新たなエヴァ5号機・6号機の登場が示唆されている。
その他[編集]
- 公開前日の2007年8月31日にお台場映画王にて本映画の先行上映会が行われた。
- 映画公開前にはピザハット[20]、UCC[21]、ジャパンフリトレー[22]において公開記念キャンペーンが展開された。また劇中にもプロダクトプレイスメントの一環として同製品が描かれている。
- 庵野総監督らスタッフは作品の舞台となる箱根で空撮ロケハンを行っている。またダム、変電所でもロケを行った[23]。パンフレットにはその時撮影された写真が使われている。
- シンジのネルフIDカードの番号には、スタートレックシリーズに登場する航宙艦エンタープライズ号の登録番号「NCC-1701」が使われている。
- ミサトの部屋に安野モヨコの漫画・働きマンに登場する「週刊JIDAI」が置かれている。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
国内でのリリース[編集]
DVD・BD[編集]
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.01 YOU ARE (NOT) ALONE.』特装版DVD - 2008年4月25日
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.01 YOU ARE (NOT) ALONE.』通常版DVD - 2008年5月21日
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11 YOU ARE (NOT) ALONE.』BD - 2009年5月27日
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11 YOU ARE (NOT) ALONE.』DVD - 2009年5月27日
『EVANGELION:1.01』のDVD化においては、庵野総監督によってDVDとして鑑賞する上で最適化した映像・音声の微調整が加えられているが、ストーリーや設定での追加変更はない。また、特装版の特典には解説ブックレットと劇場上映生フィルムコマが封入されており、一部生フィルムがネットオークションで高値で取引され、話題となった[24][25][26]。『1.01』の特装版DVDはオリコン調べで発売第1週で21.9万枚を売り上げ[27][28]、オリコン2008年年間総合DVDランキングでは29.7万枚で3位となった[29]。破の公式サイトによる発表では国内DVDセールスは60万枚以上[30]で、ジーエフケーマーケティングサービスジャパン(GfKジャパン)による調査において、2008年に販売されたDVDソフトの最高販売枚数を記録した[31]。
2009年、次回作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の公開日発表と同時に、新作カットを含むデジタルマスター版『EVANGELION:1.11』の発売が発表された[32]。こちらはBlu-ray DiscとDVDの両メディアで発売され、BDはソニーが開発した映像用階調補完技術「Super Bit Mapping for Video」(SBMV)の採用事例第一弾ソフトとなる[33]。『1.11』では幾ばくかの新作カットが追加された事で、本編時間も101分に増えており、映像特典として『1.01』の特装版に加え『破』の特報が収められている[34]。
『1.11』のBDはオリコン調べで発売第1週で4.9万枚を売り上げ、それまでBDの最多セールスであった『ダークナイト』の初週2.9万枚という記録を塗り替えたほか[35]、3週目には合計6.3万枚を販売しこちらも『ダークナイト』の5.6万枚の記録を塗り替えて国内史上最高を記録した[36]。
CD・書籍[編集]
- 『Shiro SAGISU Music from "EVANGELION: 1.0 YOU ARE (NOT) ALONE"』- 2007年9月26日
- 『公式ガイドブック ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE 1』(角川書店)ISBN 978-4-048541190 - 2007年10月31日
- 『「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」アニメーション原画集』ISBN 978-4-903713-18-2 - 2008年4月25日
- 『「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」全記録全集』ISBN 978-4-903713-17-5 - 2008年5月15日
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 オリジナルサウンドトラック』 - 2008年5月21日
ゲーム[編集]
- 『ヱヴァンゲリヲン:序』(PS2/PSP、バンダイナムコゲームス) - 2009年6月4日
海外でのリリース[編集]
映画祭[編集]
海外では第12回釜山国際映画祭に招待され、クロージング作品として上映された[37]。またアメリカ合衆国では、2008シアトル国際映画祭[38]とAnime Expo 2008にて英語字幕にて上映され、フランスではアヌシー国際アニメーション映画祭2008にてフランス語字幕にて、スペインでは2008年10月2日から12日にかけて開催されるシッチェス・カタロニア国際映画祭[39]にて、 カナダでは2008年11月13日から16日にかけて開催されたWaterloo Festival for Animated Cinema[40]にて、インドネシアでは2008年11月下旬に開催されたIndonesia International Fantastic Film Festival 2008[41]にて上映された。
劇場公開[編集]
- 韓国 - 2008年1月24日公開(一部劇場では1月19日)から3月2日までで517,159ドル[42]。「SS501」が宣伝大使となりプロモーションが行われ、20スクリーン以下ながらも5日で4万人を動員した[43]。
- シンガポール - 2008年3月13日公開。
- 香港 - 2008年4月3日公開[44]から4月27日までで139,527ドル[45]
- 台湾 - 2008年4月18日公開から5月11日までで50,720ドル[46]。
- マレーシア - 2008年7月1日公開から7月20日までで5,976ドル[47]。
- スペイン - 2009年1月30日公開[48]から2月8日までで8,834ドル[49]。
- フランス - 2009年3月4日公開[50](一部劇場では2月25日)から3月15日までで11,592ドル[51]。
- アメリカ合衆国・カナダ - 2009年7月3日公開
DVD[編集]
- オーストラリア - Red Ant Enterprisesによる配給で、2008年11月12日発売[52]
- フランス - Dybexによる配給[53]
- イタリア - Dynitによる配給で、2008年10月30日発売[54]
- ドイツ - Ufa Animeによる配給で2008年10月20日発売
- スペイン - 2009年2月25日からDVDのレンタル開始。同年5月20日にDVD発売。
- アメリカ合衆国 - ファニメーションによる配給で[55]、2009年11月10日発売。
- カナダ - 2009年11月17日発売。
- ブラジル - 2009年12月1日発売。
受賞歴[編集]
- 第22回デジタルコンテンツグランプリ DCAj会長賞
- 第25回ゴールデングロス賞・ゴールデングロス特別賞「ゴールデングロス話題賞」
- 第31回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞
- 東京国際アニメフェア2008 第7回東京アニメアワード
- アニメーション オブ ザ イヤー
- 個人賞部門・監督賞 庵野秀明
- 第13回アニメーション神戸賞 作品賞・劇場部門
脚注[編集]
- ↑ 『エヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRYFILE 1』(角川書店)
- ↑ ここがみどころ 公式サイト
- ↑ 2007年フィギュア王114号 大月俊倫のコラムより
- ↑ 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」週末興行1位で登場 アニメ!アニメ! 2007年9月3日
- ↑ 国内映画ランキング : 2007年9月1日〜2007年9月2日 トップ10速報 eiga.com 2007年9月4日
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「a
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」パンフレット www.evastore.jp
- ↑ ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 序 特装版_期間限定生産 Neowing
- ↑ DVD発売記念特別上映 公式サイト
- ↑ 「週刊プレイボーイ」(集英社)2006.6/5(Vol.23)号の特集記事「エヴァンゲリオン10年目の真実」
- ↑ 完全数量限定チケット第一弾 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ 前売り劇場鑑賞券第一弾発売延期のお知らせ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ 完全数量限定特別鑑賞券第二弾 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ 完全数量限定特別鑑賞券第3弾の特典は「綾波レイマウスパッド」に決定 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ アニメイト限定特典クリアファイルセット付き 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ アニメイト限定特典トートバッグ付き前売券 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ 17.0 17.1 ローソン限定『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公開記念 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』前売り劇場鑑賞券 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト
- ↑ 2007年9月21日の文化放送『アニメ文化通信』より
- ↑ ニュースリリース ピザハット 2007年8月22日
- ↑ ヱヴァ缶キャンペーンサイト(現在は閲覧不可)
- ↑ ヱヴァンゲリヲン ドリトス フリトレー特製グッズプレゼント ジャパンフリトレー
- ↑ エヴァンゲリヲン新劇場版制作日記 Yahoo! JAPAN - 新世紀エヴァンゲリオン 電脳補完計画 第二章 2007年2月12日
- ↑ ヱヴァンゲリヲン:「おまけ」生フィルムに1万円超 オークションでプレミア化(まんたんウェブ ) 毎日jp 2008年4月28日
- ↑ 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」のDVD特典フィルムに3万円以上のプレミア、GIGAZINE、2008年4月28日
- ↑ 特典「生フィルム」がプレミア化 綾波レイは20万円突破 まんたんウェブ 2008年5月2日
- ↑ 新世紀エヴァが過去最高の売上を記録! ORICON STYLE 2008年4月29日
- ↑ ヱヴァンゲリヲン:DVD22万枚で今年トップ オリコンランキング(まんたんウェブ) 毎日jp(毎日新聞社) 2008年4月29日
- ↑ 2008年年間総合DVDランキング ORICON STYLE 2008年12月19日
- ↑ EVANGELION.CO.JPイントロダクション
- ↑ 「GfK Certified DVDソフト 2008 発表」(PDFファイル)
- ↑ 「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」が5月27日にBlu-ray/DVD化AV Watch、2009年2月20日
- ↑ BD版「ヱヴァ新劇場版」に、ソニーのSBMV技術導入AV Watch、2009年5月12日
- ↑ 公式サイト
- ↑ ヱヴァンゲリヲン新劇場版:第1部「序」BDが史上最高の初週4.9万枚売り上げ オリコン(まんたんウェブ) 毎日jp 2009年6月3日
- ↑ ヱヴァンゲリヲン新劇場版:第1部「序」BDがV3 6万枚突破、史上最高売り上げに オリコン(まんたんウェブ) 毎日jp 2009年6月17日]
- ↑ 日本アニメ『ヱヴァンゲリヲン』、釜山国際映画祭の閉幕作に選定帰ってきた『エヴァ』シリーズ、伝説復活なるか
- ↑ 2008_Seattle_International_Film_Festival,Evangelion_1.0:_You Are_(Not)_Alone(英語) 2008年7月17日閲覧
- ↑ シッチェス_アニメ部門に「ヱヴァ」、「FREEDOM」、「Genius Party」 アニメ!アニメ! 2008年10月4日
- ↑ [1]
- ↑ iNAFFF08該当ページ 2008年12月24日閲覧
- ↑ South Korea Box Office, February 29–March 2, 2008
- ↑ 興行成績:映画版「ヱヴァ」、公開5日で4万人突破 朝鮮日報 2008年1月30日
- ↑ "福音戰士新劇場版:序 (Evangelion: 1.0 - You Are (Not) Alone)" (中国語) Yahoo!電影 2008-04-24
- ↑ Hong Kong Box Office, April 24–27, 2008
- ↑ Taiwan Box Office, May 10–11, 2008
- ↑ Malaysia Box Office, July 17–20, 2008
- ↑ [2]
- ↑ Spain Box Office, February 6–8, 2009
- ↑ ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序_フランス公式サイト
- ↑ France Box Office, March 11–15, 2009
- ↑ Red_Ant-EVANGELION:1.0_YOU_ARE_(NOT)_ALONE (英語) Red Ant Enterprises 2008年9月30日閲覧
- ↑ "Evangelion Rebuild 1:0 acquis par Dybex !! (maj 22/04/2008)" (フランス語) MANE 2008-04-22
- ↑ Evangelion:1.01_in_Italy テンプレート:It icon Dinit 2008年7月17日閲覧
- ↑ ファニメーション公式サイト
外部リンク[編集]
- 公式サイト - EVANGELION.CO.JP
このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序を利用して作成されています。変更履歴はこちらです。 |