ユリウス・シャウブ
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ユリウス・シャウプ(Julius Schaub、1898年8月20日-1967年12月27日)は、ドイツの政治家。総統アドルフ・ヒトラーの副官長を務めた人物。
経歴[編集]
バイエルン王国ミュンヘン出身。ミュンヘンの薬剤師になり、第一次世界大戦中には軍事病院に勤務した。1920年に国家社会主義ドイツ労働者党に入党(党員番号81)。親衛隊の前身である「アドルフ・ヒトラー衝撃隊 (Stoßtrupps Adolf Hitler)」に入隊。
ミュンヘン一揆の後、アドルフ・ヒトラーとともに投獄された。そしてまもなくヒトラーの側近となっていった。最終的にはヒトラーの副官の中で副官長ヴィルヘルム・ブリュックナーに次ぐナンバーツーの座を確立した。1940年にブリュックナーが失脚した後には代わって総統副官長となり、第二次世界大戦の敗戦までその地位を保持した。親衛隊の隊員でもあり、親衛隊における最終階級は親衛隊大将。親衛隊の隊員番号7番の人物であった。敗戦直前にはミュンヘンやベルヒテスガーデンに派遣され、ヒトラーの書類を処分する任にあたっていた。同地でアメリカ軍に拘束された。
戦後は薬剤師に戻った。1967年にミュンヘンで死去した。
参考文献[編集]
- Charles Hamilton著『LEADERS & PERSONALITIES OF THE THIRD REICH VOLUME1』p168 ISBN 0912138270