バカップル
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バカップルは、恋人同士の熱愛ぶりを皮肉った言葉で、「バカ」と「カップル」をくっつけた日本語の俗語(かばん語)[1]。
語原[編集]
日本独特の表現。1985年版の『現代用語の基礎知識』に掲載された後、1990年代にTBSの番組内で用いられたことにより広まった。また1995年頃にタレントの羽賀研二と梅宮アンナのカップルをワイドショーが「バカップル」と評したため再び流行語となった[2]。
定義[編集]
俗語なので、はっきりとした定義は存在しないが、恋人のいない人が妬みを込めて恋人同士を呼ぶこともある。公共の場所で衆目を意識せず平然といちゃつく、キスをするなど人目をはばからない行動や[3]、2人だけが良ければそれで良い、という自己中心的な言動などを繰り返し、周囲に不快感を与えるカップルに対して皮肉を込めて用いられる場合が多い。また、それら行為をおこなってしまった恋人当人が自嘲気味にバカップルを自称する場合もある。いずれにせよ、あくまで俗語であるためその基準は人によって異なる。
日本以外の諸国における状況[編集]
英語圏には lovebirds もしくは love birds という単語があり、通常は「おしどり夫婦」「仲良しカップル」を意味するが、文脈によっては否定的なニュアンスを帯び「バカップル」と同等の意味になる[4][5]。
韓国では、닭살 커플(鳥肌カップル)が「バカップル」を指す言葉として存在している。
出典[編集]
- ↑ 米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 492頁
- ↑ 『現代用語の基礎知識 1996年版』1006頁、加藤迪男編『20世紀の言葉の年表』 東京堂出版 2001年 ISBN 978-4-490-10567-4 260頁
- ↑ 加藤迪男編『20世紀の言葉の年表』(東京堂出版、2001年、ISBN 978-4-490-10567-4)260頁
- ↑ 金明香「『年の差婚』『授かり婚』を英語で!結婚にまつわるフレーズ5選」『Cheer up! English』(ビードットコム株式会社)2014年1月27日
- ↑ 「love birds」『Weblio英和対訳辞書』(Weblio)2014年12月9日閲覧