ゾディアック事件

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目撃者の証言をもとに描かれたゾディアックの似顔絵
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犯行声明文に書かれていたゾディアックのシンボルマーク

ゾディアック事件(ゾディアックじけん、英:Zodiac Killer)は、アメリカ合衆国連続殺人事件。現在も継続捜査中である。ちなみに、「ゾディアック」は犯人が手紙の中で使っていた自称である(This is the Zodiac speaking.)。

概要[編集]

1968年から1974年サンフランシスコで警察が確認できた被害者5名を殺害。現在も犯人不明のまま、事件は解決されていない。

1990年代には、ニューヨークでこの事件を模倣した連続殺人が発生した。以後ゾディアックは連続殺人の代名詞にもなる。

一連の事件[編集]

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ゾディアックの犯行声明文
  • 1968年12月20日、サンフランシスコで2人の10代の若者、1人は重傷の男マイケル・マジョー、そしてもう1人は死亡した女性ダーレン・フェリンが発見される。
  • 1969年7月5日、男がヴァレホ警察に電話をして2件の殺人を報せ、それ以前の殺人も自分のものだと言った。警察は電話をかけてきた男の指示した場所で新たなカップルの犠牲者を発見したが、男性は死んではおらず、その襲撃から生き残った。
  • 翌月に掛けてゾディアック(黄道十二宮の意、一般的には“星座”)と名乗る人物がサンフランシスコ湾域警察、新聞社「タイムズ・ヘラルド」とサンフランシスコの2社、著名人へ多量の手紙を送った。あるものは部分的に暗号化されていた。
  • 1969年9月、ナパ警察は電話を受け、新たなカップルの犠牲者を発見。男性は生き残る。
  • 1969年10月、ゾディアックはタクシーの運転手を撃ち殺し、男のシャツの切れ端を地元の新聞社に送った。彼は警察署への電話を続け、弁護士とも接触を持とうとした。
  • 1974年 サンフランシスコ警察へすでに37人を殺害したこと、新聞でもっと大きく取り扱わないと「何かすさまじいこと」をやるとあった2通の最後のゾディアックの手紙が受け取られた。しかしそれ以前に殺人事件は終息していた。
  • 1981年 容疑者の一人が連続殺人で逮捕。一時期ゾディアックの犯行も彼の仕業と目されるが、手口や物証との食い違いが多く、別人と判明。
  • 2009年、「真犯人は私の父」とデボラ・ペレス(カリフォルニア州南部在住の女性)が名乗り出た。父親は1983年に癌のため死去したとしている。ただしペレスはジョン・F・ケネディの非嫡出子と自称したこともあり、この申し立てはあまり真剣に受け取られていない。

関連作品[編集]

映画[編集]

ダーティハリー
1971年
出演 クリント・イーストウッド
連続殺人犯スコルピオのモデル。「自己顕示欲が強いと思われる犯人は、自分が登場するこの映画を観にくるに違いない」と考えた警察はアンケート用紙を用意し、投入箱の中に警官を潜ませていた。
『サンフランシスコ 連続殺人鬼』
1971年
原題 The Zodiac Killer
『ゾディアック』
製作年 2005年
原題 THE ZODIAC
日本未公開
監督 アレクサンダー・バークレー
出演 ジャスティン・チャンバースロビン・タネイロリー・カルキンウィリアム・メイポーザー
ゾディアック
全米公開 2007年3月 日本公開 2007年春
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジェイク・ギレンホールロバート・ダウニー・Jr.、マーク・ラファロアンソニー・エドワーズ

ドラマ[編集]

テレビ[編集]

丸見え。2014年12月15日に放送された

外部リンク[編集]

関連項目[編集]