ジョブ (ファイナルファンタジー)
ファイナルファンタジーシリーズにおけるジョブ(job)とは、 スクウェア・エニックスのテレビゲームファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)に登場するキャラクターの能力による役割分担を示す項目である。すなわちキャラクタークラスをいう。
ジョブのあるFFシリーズの多くはジョブチェンジというシステムを採用しているため、一体のキャラクターが自由にキャラクタークラスを変更できることを特徴とする。
『ファイナルファンタジーX-2』ではドレス(ドレスフィア)という。この項目では便宜上ドレスもジョブと表記する。
ジョブは職業のようなものと解されることがあり、ジョブチェンジをすること(ジョブを変更すること)は「ジョブに就く」と表現することがある。また、ドレスチェンジをすること(ドレスを変更すること)は名称の通り、服を着替えることをイメージしているので、「ドレスを着替える」と表現されることがある。
登場作品[編集]
- ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーIII
- ファイナルファンタジーIV
- ファイナルファンタジーV
- ファイナルファンタジーVI
- ファイナルファンタジーXI
- ファイナルファンタジーXII
- ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム
- ファイナルファンタジーX-2
- ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル+ラストミッション
- この作品は『ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル』と『ラストミッション』を同じソフトに収録したもので、両者は異なるシステムであるためテレビゲームとして独立している。そのため、以降は前者を『FFX-2 インターナショナル』、後者を『FFX-2 LM』と略す。
- ファイナルファンタジータクティクス
- ファイナルファンタジータクティクスアドバンス
- ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア
- チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮
ジョブに関するシステム[編集]
- クラスチェンジ
- 『FFI』に登場するシステム。上位のジョブに変更できる。シナリオ終盤に行うことができる。『FFIV』では、主人公のセシルがクラスチェンジするイベントがあるが、これは暗黒騎士からパラディンへの変更であり、厳密には上位のジョブとは言い難い。
- ジョブチェンジ
- 『FFIII』、『FFV』、『FFXI』、『FFTA』に登場するシステム。街中やダンジョン、フィールドマップ上などでジョブを自由に変更できる。『FFXI』ではモーグリがいる場所でしかジョブチェンジ出来ない。『FFIII』ではキャパシティというポイントがあり、変更するにはキャパシティが必要になる。これはDS版『FFIII』では変更され、ほかのジョブチェンジシステムと同じようなものになっている。ただし、変更からしばらくは能力が低下する。
- アビリティチェンジ
- 『FFV』、『FFT』、『FFTA』に登場するシステム。ポイントを得ることで覚えられるジョブのアビリティ(能力)を、他のジョブへ自由にカスタマイズできる。つまり、アビリティチェンジを行ったジョブは、そのジョブが専攻するアビリティ以外も使えるようになる。
- サポートジョブ
- 『FFXI』に登場するシステム。ジョブの役割をメインジョブとサポートジョブに分けてあり、キャラクターが就いているメインジョブのほかに、別のジョブをサポートジョブに設定できる。メインジョブに加え、サポートジョブのアビリティが使えようになるが、ジョブの使える能力にはレベルがあり、サポートジョブのレベルは半分になる。
- ゾディアックジョブ
- 『FFXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』に登場するシステム。これはオリジナル版にはない要素である。メインプレイヤーキャラクターを仲間にする時点からジョブが選択できるようになり、選択すると変更できなくなる。オリジナル版ではすべてのプレイヤーキャラクターの成長は、プレイヤーの意思によって個性が付けられることは可能ではあるものの、同じ成長のさせ方であるために最終的には画一的にならざるを得ないものになっている。ゾディアックジョブシステムは、これとは逆に違った育成をさせることで各キャラクターに個性を付けるさせることが狙いである。それぞれ異なるライセンスボードをジョブごとに設置したのであり、ジョブに就くことは他のキャラクターと違うライセンスボードで育成させるということである。全ての武器が装備できるオリジナル版とは違い、装備できる武器の種類はジョブごとに異なっており、そのジョブ専用の武器もある。ジョブに就かないことで、オリジナル版と同じライセンスボードで育成させることもできる。違うキャラクターが既に選択したジョブに就くことはできないため、ジョブに就かないことを選択しない限り、全キャラクターは別の育成方法になる。
- ドレスフィア
- 『FFX-2』に登場するシステム。リザルトプレートと呼ばれる『FFX』に登場したスフィア盤に似たボードにドレスフィアをはめ込むことで、ジョブ(ドレス)を自由に変更できるシステムである。戦闘中にも変更できるのを特徴とする。
- スペシャルドレスフィア
- 『FFX-2』に登場するシステム。3人のプレーヤーキャラクターがそれぞれ固有に持っているドレスフィアである。単一バトル内でリザルトプレート上の全てのドレスに着替えると呼び出せる。ユウナは「フロラフルル」、リュックは「マキナマズル」、パインは「斬騎王」。それぞれ本体と2つの付属パーツで構成される。HPが比較的高く特殊攻撃を持ち、過去のシリーズの召喚獣に近い存在。ドレスフィアと同様にAPでアビリティが増える。ただし、発動した場合には一人でしか活動できない。
- 重ね着
- 『FFX-2 LM』に登場するシステム。ジョブ(ドレス)の役割をベースドレスとサポートドレスに分けてあり、キャラクターが着ているベースドレスの上にサポートドレスを重ねることで能力をあげることができる。5つまで重ねられる。また、使用できるアビリティが増え、どのアビリティが増えるかは、重ねたドレスの組み合わせにより決まる。ドレスにはキャラクターとは別にHPがあるため、防具としても活用できる。
ジョブの一覧[編集]
中黒で区切ったジョブは、リンクの貼られた項目で言及されているので、リンク先を参照のこと。ジョブの分類は傾向を示すもので、分類にそぐわない例外もある。
戦士系[編集]
武器攻撃を主体に扱うジョブ。魔法を扱うジョブもあるが、専門的には扱わない。
- たまねぎ剣士・すっぴん・見習い戦士
- 全てのジョブの基本となるジョブ。ジョブチェンジのあるFF作品では初期ジョブとなる事が多い。能力は他ジョブと比べて著しく低いが、『FFIII』のたまねぎ剣士は、レベルが高くなると著しく能力が向上し、専用の強力な武器が装備できる。『FFV』のすっぴんはそれ自体何のアビリティも持たないが、全ての武器が装備でき、他のジョブが1つ持つアビリティの枠を2つ持っている。また、それぞれのジョブをマスターにする(最大レベルまで育成する)と、マスターになったジョブの特性などを引き継ぐことができる。『FFT』の見習い戦士は、「基本技」という弱いコマンドアビリティを持つが、主人公だけが「基本技」に幾つかの利便性の高いコマンドを持ち、「ガッツ」というカテゴリーでそれらを使うことができる。また、装備できるアイテムも汎用ユニットの見習い戦士よりも豊富である。
- 戦士・ソルジャー・ウォリアー・闘士・剣闘士・フェンサー・将軍
- 武器攻撃を得意とする、攻撃力の高いジョブ。戦士は『FFI』や『FFIII』ではアビリティを持たないが、多彩な武器を使いこなすことが出来るのが特徴である。DS版『FFIII』では「ふみこむ」という能力が付いた。『FFTA』に登場するフェンサーは細身の剣を得意とする。将軍は、『FFVI』に登場するレオの固有ジョブであり、ショックで敵全体に攻撃する事が出来る。
- ナイト・パラディン・ルーンナイト・ホーリーナイト・剣聖・ディバインナイト・ナイトブレード・アークナイト・ホワイトナイト・神殿騎士・守護騎士
- 最も多くのバラエティーを生んだジョブ。そのほとんどは『FFT』や『FFTA』の物である。全体的に攻撃力も防御力も高く味方をかばう事が出来るジョブと言う認識が多い。聖なるジョブとして認識されている事も多く、『FFIV』のパラディンならびに『FFI』、DS版『FFIII』及び『FFXI』のナイトは白魔法も使う事が出来る。全般的に固有ジョブが多い。また『FFXI』のように攻撃は弱いが防御特化ジョブとされている事もある。初登場は『FFI』のナイトとFF黎明期から支えたジョブである。
- モーグリナイト
- 『FFTA』のモーグリ族がなれる前衛系ジョブ。
- 弓使い・狩人・ガンナー・スナイパー・砲撃士・機工士・銃使い
- 遠隔攻撃のスペシャリスト。作品によって弓しか装備できなかったり、銃だけしか装備できなかったり、全ての遠隔攻撃武器を装備できたりする。最も際立った特徴としては後列から攻撃しても敵に与えるダメージが減らなかったり、『FFXII』や『FFT』などでは敵から離れた場所からでも攻撃する事が出来る。『FFV アドバンス』の砲撃士は大砲で遠隔攻撃するジョブである。初登場は『FFIII』の狩人。
- 侍・サムライ・もののふ
- 特徴は日本の刀や鎧兜を装備する戦士と言った所、作品によっては所持しているギルを投げてダメージを与える『銭投げ』や敵の物理攻撃を高確率で回避する『しらはどり』などの特殊な技を習得するケースもある。『FFT』では所持している刀を使用した固有アクション『引き出す』を使うことができる。同じ和製ジョブでも忍者と比べると極端に登場機会の少ないジョブである。
- 魔剣士
- 『FFIII』に登場する魔剣士は、暗黒剣と呼ばれる日本刀のような武器を装備でき、白魔法を使うジョブである。DS版では、白魔法が使えなくなった一方、アビリティ「あんこく」が追加され、外見的にも実質的にも『FFIV』の暗黒騎士に類似した存在となった。因みに、北米向けに発売されたDS版『FFIII』では「Dark Knight」と翻訳されている。
- 暗黒騎士・ダークナイト
- 闇や負の力を攻撃に変える事が出来るジョブ。全般的な特性としてHPを消費して敵全体にダメージを与えたり、敵一体に大ダメージを与える事が出来る「暗黒」を使える点がある。『FFT』のダークナイトは「暗黒」こそ使えないものの、闇の力を攻撃に変えている点で同系のジョブだと推測される。『FFXI』では一部の黒魔法も使う事が可能である。初登場は『FFIV』の暗黒騎士。
- 竜騎士
- 槍を持った恐るべき跳躍力を誇る騎士。跳躍力を具現化したジャンプコマンドは多くの場合でジャンプ中は無敵となり、ダメージが通常の二倍になる。初登場は『FFII』だが当時はジャンプや槍と言う概念がなく普通に剣を装備していた。しかし竜騎士は飛竜を従えるとされており、その概念は『FFXI』で具現化された。『FFXI』の竜騎士は、ジョブアビリティとして子竜を召喚し、一緒に戦闘に参加させることができる。子竜は通常物理攻撃はもちろん、攻撃系のブレスやヒーリング系のブレスを吐き、竜騎士を助ける。
- ドラグナー
- 『FFT』に登場するレーゼの固定ジョブ。レーゼは竜の血族であり、竜に関するアビリティ「ドラゴン」が使える。女性専用の「バッグ」以外は装備できないが、素手での攻撃力は高い。
- 忍者・アサシン
- 専用の小型の刀や短剣を二刀流して闘うジョブ、二刀流による攻撃力は高いがHPや防御力が低く、打たれ弱い場合が多い。忍術や黒魔法を使える場合もある。例外的に『FFIII』の忍者は、一部の専用装備を除いたすべての武器防具を装備できる戦士系最強ジョブである。初登場は『FFI』。
- モンク・モンク僧・スーパーモンク・空手家・ホワイトモンク
- 素手やこぶしに装備する爪などの簡単な武器を装備して戦うジョブ。攻撃力とHPは高いが防御力が低い場合が多い。作品によってはレベルが上がれば上がるほど攻撃力と防御力がインフレするようなケースもあった。ヌンチャクなどの拳にはめる装備以外のものも装備できる場合もあり。基本的に攻撃方法は、直接攻撃のみだが、作品によっては気を利用した技を使用できる。初登場は『FFI』。
- バイキング
- 『FFIII』に登場する斧・ハンマーによる攻撃が得意なジョブ。斧・ハンマーが雷の属性を持っているため水棲モンスターに強く、体力も高い。DSリメイク版では「挑発」で敵の攻撃を自分に集める事が可能。
- バーサーカー・野生児・雪男
- 行動を指示する事が出来なかったり、一度指示を与えると指示を受付無くなるジョブ。操作が出来ない為非常に扱いにくい。初登場は『FFV』。
- 技師
- 飛空艇の設計・建造・補修などを行うシド・ポレンディーナの固定ジョブ。仕事道具であるハンマーを武器にして戦う。技師という職業柄、飛空艇に関する高い知識や能力を有するが、戦闘では目立つほどには生かされていない。機械や生物の構造に詳しいので、モンスターのステータスを見極める「しらべる」が使える。なお、『FFIV』のハンマーは機械タイプのモンスターの弱点をつくので、目立たない形で機械への知識は生かされている。
- 魔導戦士
- 『FFVI』に登場するティナの固定ジョブ。魔石という魔法を覚えるためのアイテムを使用せずに、初歩的な魔法を覚えることが出来るジョブである。シナリオを進めると、能力を大幅に上げることが出来る、「トランス」という特殊コマンドが追加される。
- バトルクイーン
- 『FFTA』に登場する大鎌を武器にする戦士系ジョブ。アビリティーを持たない、攻撃だけを行うジョブである。武器は装備していないので、大鎌は身体の一部であるとも受け取れる。
- 鉄巨人
- 『FFT』に登場する労働八号の固有ジョブ。自分のHPを消費することで強力な攻撃を行う『作業』を使用可能。
- きぐるみ士
- 『FFX-2』に登場する着ぐるみを着て戦うジョブ。キャラクターごとに個別の着ぐるみが存在し、ユウナにはモーグリ型、リュックにはケット・シー 型、パインにはトンベリ型があり、使用できる技もそれぞれ違う(「モグ○○」、「ケット○○」、「トンベリ○○」)。入手するには厳しい条件があり、それに見合った強さを持つ。
魔道士系[編集]
魔法を扱うジョブ。往々にして武器攻撃が不得意である。
- 黒魔道士(黒魔道師)・黒魔術士・魔人
- 「黒魔法」を使うジョブ。「黒魔法」には、ダメージを与える魔法や状態異常を与える魔法が多い。全般的に攻撃力や防御力やHPは低い傾向にあり、攻撃力が低く防御力が弱いので、モンスターに狙われるとひとたまりもない。『FFI』で初めて登場し、『FFVI』以外でのジョブのあるFF作品では必ず登場している。
- 白魔道士(白魔道師)・白魔術士・導師・ハイプリースト・ビショップ
- 「白魔法」を使うジョブ。「白魔法」には、HPや状態異常を治療する魔法や能力を上げる魔法が多い。他の魔道士系と比較すると攻撃力は若干高めであるが、期待できるほどの攻撃力は有していない。『FFI』で初めて登場し、『FFVI』以外でのジョブのあるFF作品では必ず登場している。
- 時魔道士
- 白魔法と黒魔法から分離した「時魔法(時空魔法)」を使用するジョブ。『FFV』では時空魔法であり、『FFT』、『FFTA』では時魔法として登場する。他のFF作品では黒魔法、白魔法であるものが多く、その中から時間や時空に関するものであると定義された魔法が、これに再構成されたものである。『FFV』の設定では、このように白魔法から細分化された魔法であるとする。
- 召喚士・幻術師・魔界幻士
- 召喚獣を召喚して得意な技を行使させる「召喚魔法」が使えるジョブ。体力は低いことが多い。『FFIII』に登場する幻術師には、召喚獣の技に「黒」と「白」の概念があり、どちらか一方の技をランダムで行使する。同じく『FFIII』に登場する魔界幻士の場合は「黒」と「白」を合体させた魔法という設定で、より強力な技を召喚獣に行使させることが出来る。召喚士は魔界幻士の名称を改めたもので、「黒」と「白」の概念を廃した『FFIV』から登場し、『FFV』、『FFXI』、『FFT』、『FFTA』に登場している。またジョブとは呼ばれないが、『FFIX』、『FFX』でも召喚士が登場する。
- 陰陽士
- 『FFT』に登場するジョブ。敵を状態異常にする「陰陽術」を使用する。他のFF作品では黒魔法であるものが多く、その黒魔法から状態異常に関する魔法を「陰陽術」として再構成したものである。名前は全て新規に名づけられたもので、全て漢字により構成されている。「陰陽術」の元となる他のFF作品での黒魔法の名前は、同じく『FFT』に登場するテンプルナイトの「魔法剣」として登場し、それは「陰陽術」とほとんど重複する効果を持つ。たとえば、「陰陽術」の「闇縛符」は、「魔法剣」の「ブライン」と対応しており、他のFF作品では黒魔法に分類されている。「陰陽術」が初出である魔法もある。
- 算術士
- 『FFT』に登場するジョブ。魔法をMP消費と詠唱時間無しで、条件を課す事により使用する「算術」を使う。覚えた魔法を全て使うことができる。ただし、「算術」の場合は、レベルなどの数値が3の倍数や素数などの、選択した条件と使いたい魔法を組み合わせるものであり、敵味方関係なく全てのキャラクターに発動する。敵を一気に殲滅できたりするが、文字通り計算に失敗するなどすると味方にも被害が及ぶ。行動回数が非常に少なく、算術士が1度行動する間に、素早さの高い忍者なら3回は行動する。
- 天道士・天冥士
- 『FFT』に登場するジョブ。天道士はラファ、天冥士はマラークの固有ジョブである。天道士は「真言」、天冥士は「裏真言」を使い、ジョブとして対極に当たる。
- ネクロマンサー
- 『FFV アドバンス』に登場する魔道士。禁断の暗黒魔法を使う事が出来る。このジョブになると、回復魔法でダメージ、即死魔法で回復、といったアンデッド属性になる。
- セージ
- 『FFTA』に登場するジョブで、「賢術」を使用する魔道士。
- 幻術士
- 『FFTA』に登場するジョブで、「幻術」を使用する魔道士。敵全体を攻撃することができる。
- 精霊使い
- 『FFTA』に登場するジョブで、「精霊魔法」を使う魔道士。
- 錬金術士・精錬術士
- 『FFTA』に登場するジョブで、「錬金術」を使うジョブ、精錬術士はその上位バージョンである。
- セージ
- 『FFTA』に登場するジョブで、「賢術」を使用する魔道士。
- 占星術士
- 『FFT』に登場するオーランの専用ジョブ。占星術士のアビリティである「星天」は、敵全体の動きを止める「星天停止」だけがある。
- クレリック・プリンセス
- 『FFT』に登場するジョブ。クレリックはアルマの専用ジョブで、プリンセスはオヴェリアの専用ジョブである。強力な補助魔法のある「聖魔法」を扱う。
- ルーンシーカー
- 『FFTA』に登場するバブズの専用ジョブ。設定上はあらゆる魔法を使いこなすことができるとされているが、表面上、アビリティの「ルーン」はそのようにはなっていない。「ルーン」には、それ専用の魔法が2つと、「時魔法」の「グラビデ」と「グラビガ」がある。
- 賢者・月の民・ソーサラー
- ほとんど、もしくは全ての魔法が使えるジョブ。『FFIII』においては、賢者は黒魔法と白魔法、魔界幻士の使う召喚魔法が全て使える。DS版『FFIII』では召喚魔法は幻術師のものに変わる。『FFIV』では、賢者はテラの固有ジョブであり、多くの黒魔法と白魔法が使える。月の民はフースーヤーの固有ジョブであり、これも多くの黒魔法と白魔法が使える。『FFT』のソーサラーは、敵ユニットであるクレティアンの固有ジョブであり、幅広い分野の魔法を「全魔法」として使う。「全魔法」という名前であるが、全ての魔法を扱うわけではない。
魔法戦士系[編集]
魔法を専門に扱いつつ、武器攻撃も得意なジョブ。魔法が使えるが、専門に扱わないジョブは戦士系に含める。
- 赤魔道士(赤魔道師)・赤魔術士
- 『FFI』『FFIII』『FFV』『FFXI』『FFTA』に登場するジョブ。初歩的な白魔法、黒魔法を使用し、武器攻撃も比較的高い。ただし、より強力な魔法は扱えないため、専門的なジョブには敵わない。『FFXI』では、「魔法剣」のような魔法を使うこと出来る。
- 青魔道士・魔銃士
- 敵の技を覚えて「青魔法」として使用するジョブ。他の魔法に比べて変わったものが多い。例としてモルボルの「臭い息」やサボテンダーの「はりせんぼん」などがある。青魔法は敵の技を受けることにより「ラーニング」できる作品が多い。『FFX-2』のジョブ魔銃士も同じく敵の技を使う事が出来る。初登場は『FFV』。
- 魔法剣士・テンプルナイト・グラディエーター・ビスクマータ
- 『FFV』に登場する魔法剣士は、「魔法剣」を使う。また、『FFT』のテンプルナイトも「魔法剣」を使う。また、『FFTA』に登場するグラディエーター、ビスクマータも同じく武器に魔法を付与する事が出来る。
技能系[編集]
攻撃が苦手であり、魔法の能力を持たないジョブ。特殊な技で攻撃やサポートを行う。
- シーフ・冒険家
- 素早さが高く、相手のアイテムを盗めるジョブ。武器は主に短剣を使用する。多くは攻撃力が低い。『FFVI』では、シーフ的な役割のジョブは冒険家という名で登場する。『FFI』では「こううん」のステータスが高いため、戦闘から逃げやすいジョブである。「にげる」のコマンドは多くのFFシリーズとは異なり、各キャラクターが個別にもつため、逃げやすさは「にげる」を選択したキャラクターのステータスに依存している。シーフの代表的なアビリティである「盗む」は『FFIII』から登場しており、以降の作品ではかならず登場している。このアビリティは、敵キャラクターのアイテムを「盗む」ことにより獲得するものであり、「盗む」のみでしか入手できないアイテムなどさまざまなものが、この術により入手できる。これが「ぶんどる」であると「盗む」と同時に武器による攻撃を与えるものになる。これは『FFV』、『FFVI』に登場し、後者では特定のアイテムを装備することにより「盗む」がこれに変化する。『FFT』、『FFTA』でのそれは、盗める物の対象に応じたアビリティを取り揃えており、たとえば「鎧を盗む」なら鎧のみを盗む。そして、これらを「盗む」というカテゴリで使うことになる。『FFIII』では鍵の掛かった扉を開けることができ、『FFV』では「かくしつうろ」のアビリティで、隠し通路を発見でき、移動速度が2倍になる「ダッシュ」を覚える。『FFXI』では「不意打ち」や「だまし討ち」というアビリティが存在し、いずれも特定の条件のもと、与えるダメージを増加させるものになっている。攻撃力が低いという、FFシリーズのシーフらしさを損わない表現である。冒険家は「盗む」を使用できるほか、剣や鎧などの重装備ができる。この点を見て、攻略本『ファイナルファンタジーVI 基礎知識編』では、服などの防御力が低いものしか装備できない「軽装戦士」的なシーフとは違い、重装備ができる「戦士」であると解説している。
- 話術士
- 武器や魔法に頼らずに話術を駆使して戦うジョブ。能力を上げ下げしたり、敵を味方に引き込んだりする事が出来る。
- 予言士
- 『FFV アドバンス』に登場するジョブ、「宣告」で様々な効果を敵に与える事が出来たり、「予言」で天変地異を起したり出来る。
- 風水士(風水師)
- 地形を利用したダメージを敵に与える事が出来るジョブ。MPを使わずに魔法と同じ様な効果を発揮する事が出来る。『FFIII』では「失敗」があり、術者にダメージが及ぶことがある。
- モーグリ
- 『FFVI』に登場するモグや、他のモーグリたちの固有ジョブ。『FFVI』ではモグだけが、「おどり」を踊ることで、さまざまな能力を行使する。他のモーグリたちは、固有のコマンドを持たない。「おどり」は、外観としては踊り子の「踊る」に似ているが、踊ることで自然を操れる点が、風水士に似ている。風水士が自らが立つ地形を利用するのに対し、自らが立つ地形を変えて、変えた地形に基づいた能力を行使するのがモーグリである。
- 薬師・アイテム士・アイテムシューター
- アイテムの利用に精通したジョブ。作品によりアイテムの効果が2倍になったり、特殊なアイテム系のコマンドが使用できたり、アイテムが投げられたりするなどの特性を持つ。初登場は『FFV』の薬師である。
- ものまね士
- 『FFV』『FFVI』『FFT』に登場するジョブ。前に行動したキャラクターの「ものまね」が出来る。『FFVI』に登場するゴゴの固定ジョブであり、他のプレイヤーキャラクターのコマンドを3つまで付けられる。
- 吟遊詩人・王族
- 『FFIII』『FFIV』『FFV』『FFXI』『FFT』に登場するジョブ。『FFIV』では「王族」であり、ギルバートのジョブである。『FFIII』の「うたう」はモンスターにダメージを与えるものであり効果はそれだけであったが、『FFIV』の「うたう」は、装備武器によって効果が変わるようになる。DS版『FFIII』でも『FFIV』と同じようになる。『FFV』『FFXI』『FFT』の「うたう」は、魔法などと同じように、どの歌を歌うかを選択出来るようになっている。『FFT』の「詩う(うたう)」は、味方のステータスを上昇させる効果の詩を歌うもので、吟遊詩人のターンが回ってくるごとに効果が上乗せされていく。『FFT』では男性だけがなれるジョブである。
- 踊り子
- 様々な効果が得られる「踊る」を使用するジョブ。『FFV』の「踊る」は効果の出現がランダムで、攻撃や補助に関するの4つの「踊り」がある。『FFT』の「踊る」は、吟遊詩人とは逆に相手側のステータスを下降させる効果の踊りを踊るもので、吟遊詩人と同じように、踊り子のターンが回ってくるごとに効果が上乗せされていく。『FFT』では、女性だけがなれるジョブである。
- 歌姫
- 「ダンス」と「うた」を扱うジョブで、他のFF作品に登場する吟遊詩人と踊り子の役割を合わせたようなジョブ。
- 魔獣使い・獣使い・調教士・動物使い
- モンスターを操ったり、捕らえたり、飼っているモンスターや動物を敵と戦わせたりする事が出来るジョブで作品によってかなり個性が違う。初登場は『FFV』の魔獣使い。
- 学者
- 『FFIII』に登場するジョブ。「みやぶる」で、敵の弱点を調べる事ができ、この能力がボスの一人であるハイン戦で重要な役割を果たす事となる。DS版『FFIII』では一部の白・黒魔法が使えるようになり、魔法アイテムの効果が2倍になる能力も得た。武器は本や辞典であり、これらを使ってモンスターを殴打する。
- からくり士・カラクリ士
- 『FFTA』と『FFXI』に登場するジョブ。「からくり」は、『FFTA』ではカタカナで表記され、『FFXI』ではひらがなで表記される。『FFTA』では味方全員か敵全員どちらかを対象に状態変化を引き起こす「パンドラ」を使用する。『FFXI』では、オートマトンと呼ばれるからくり人形を敵と戦わせることが出来る。
- めたもる士
- 『FFTA』に登場するジョブ。捕まえたモンスターに変身することが出来る。
- 曲芸士
- 『FFTA』に登場するジョブ。「曲芸」と言う変わった手法で攻撃をし、様々な状態異常を付加する事が出来る。
- ピクトマンサー
- 『FFVI』に登場するリルムのジョブ。敵の絵を描いて敵の特殊攻撃を使う事が出来る。
- 神官
- 『FFVI』に登場するバナンのジョブ。MPを消費せずに味方全体を回復させる、「いのる」が使える。なお、バナンは一時期しかパーティに加わらず、装備は変更できない。
- 幽霊
- 『FFVI』に登場する幽霊達(????)のジョブ。「とりつく」で相手を即死させると、パーティから離脱する。魔列車のイベント中しか仲間に出来ない。
- コルセア・ギャンブラー
- 『FFX-2』で登場したギャンブラーは、ダイスを振ることで特殊な効果を得たりや攻撃を行ったりすることができる。『FFXI』に登場するコルセアはムスリムの海賊の通称であり、ギャンブルと銃の扱いを得意とするジョブである。欧米における「ギャンブラー」という言葉の持つニュアンスが、さまざまな意味で障害となるため『FFXI』ではコルセアと名付けられたとの経緯がある。
- マシーナリー
- 機械を扱う事が出来る特殊なジョブ。
- サイキッカー
- 『FFX-2 インターナショナル』と『FFX-2 LM』に登場するジョブ。超能力やSF兵器を駆使して戦う。
- お祭り士
- 『FFX-2 インターナショナル』と『FFX-2 LM』に登場するジョブ。「日本」の祭り、縁日の参加者を思わせる衣装を着ている。お祭り士は、「お祭り+士」の造語であるが、祭司のような「祭りを執り行う者」「宗教的に権威のある者」を意味するのではなく、「祭りを楽しむ者」の意味に近い。使用する技も、祭りの出し物に由来するものばかりであり、花火を使って攻撃する技のほかに、キャラクターごとに個別の技が存在する。ユウナは下駄、リュックは金魚すくい、パインはお面を使った技がある。デザインは一般公募により選ばれ、採用者のコンセプトを出来る限り再現している。
- ジャッジ・ジャッジマスター
- 『FFTA』においてロウに従い、エンゲージの審判を行うジョブ。戦闘の場に派遣される裁判官のような役職である。ジャッジマスターはジャッジを統括する役職であり、シド・ランデルがその任に就く。ジョブとは呼ばれないが、『FFXII』にも登場する。『FFXII』のジャッジも、アルケイディア帝国の裁判官のような役職であるが、従軍したり積極的に戦闘を行ったりと、軍人のような役割も担う。ジャッジマスターは『FFTA』とは違い複数存在し、自ら軍隊を率いることもある。
不戦系[編集]
基本的に戦闘を行う為ではないものや、戦闘はするが、そのジョブの能力以外のものが付加されており、なおかつ、そのジョブ本来の姿では戦闘出来ないもの、または、特殊な状況下にあるときだけのジョブ。この節では、戦闘のチュートリアル的なものは戦闘とは看做さず、特殊な状況とする。
- 帝国兵
- 『FFVI』に登場するビックスとウェッジのジョブ。魔導アーマーに搭乗しており、降りることは出来ない。したがって、魔導アーマーに搭乗していない帝国兵としては戦闘させることは出来ない。魔導アーマーに搭乗している者として「魔導」が使えるが、他のキャラクターも魔導アーマーに搭乗すると使えるため、固有のコマンドではない。固有コマンドは持たず、ミスリルソードなどを装備している。
- ゲームマスター(GM)
- 『FFXI』でスクウェア・エニックスが雇ったアルバイトや担当の社員だけが使用する事のできるジョブ。「ジャッジ」と呼ばれる赤い光を放ちヴァナディール最高の攻撃力と防御力を持つ装備で身を護っている(という設定になっている)。サービス開始直後の一時期を除き、基本的にモルディオン監獄でしか会えなかったが、GMポリシー改正後は現地に直接赴くようになった。プレイヤーのサポートや、何らかの理由で進行不可能になってしまったプレイヤーの救済、不正行為の取り締まりなど、様々なトラブルを解決する。理論上戦闘モーションが存在するが、GMの実戦を目視した報告はない。但し、かつて敵モンスターの範囲攻撃が非戦闘中のプレイヤーなどにも及んでいた頃、範囲攻撃によるダメージでGMが戦闘不能状態に陥ることがあった。
- ディリータの妹
- 『FFT』に登場するディリータの妹、ティータの固有ジョブ。名前の通り、ディリータの妹であることを示す。戦闘開始から既に「戦闘不能」の状態であり、戦闘不能から復活させることが出来ず、戦闘には参加しない。
- 転校生・図書委員・クラス委員・体育委員・放送委員・保健委員・美化委員
- 『FFTA』の戦闘のチュートリアル的なものである、課外授業「雪合戦で勝とう!」のためだけに登場するジョブ。転校生は主人公のマーシュのジョブで、あだ名でもある。図書委員はミュート、クラス委員はリッツ、デフォルト名のないキャラクターは美化委員のジョブに就いており、味方としてプレイヤーが操作できる。また、体育委員はコリンとライル、放送委員はギネス、デフォルト名のないキャラクターは保健委員のジョブに就いており、相手側として雪合戦を行う。共通して「こうげき」コマンドの代わりに、「雪玉を投げる」を使用する。
上記に分類不可能[編集]
- 斬騎王
- フロラフルル
- マキナマズル
関連[編集]
ファイナルファンタジーシリーズ |
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メインタイトル
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COMPILATION of FF VII
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