団長 (安田大サーカス)

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団長(だんちょう、1974年4月26日 - )は、日本お笑いタレントであり、お笑いグループ安田大サーカスのリーダーでツッコミ担当である。本名、安田 裕己(やすだ ひろみ)。

兵庫県西宮市出身。松竹芸能所属。所属事務所のプロフィルでは、団長安田鳥取城北高等学校卒業。血液型A型。星座おうし座。

人物・概要[編集]

  • 一番小柄 (163cm) で普通のルックス。HIROクロちゃんに服を破らせて赤い1枚になり、2人の肩の上に乗る芸を披露する。一度、番組内で服を破ると褌ではなく普通のパンツ一丁だったことがある。
  • お笑いのことを何も分からなかったHIROとクロちゃんを仕込んだのは団長である。会社から押し付けられた力士・アイドルにそれぞれ挫折した2人を根気よく、厳しくも優しく指導し続けた。2人はせりふも覚えられないし、「間」というものも理解できなかったらしい。そのためカンニングペーパーを作り、2人のせりふの際、後ろからつついてしゃべるタイミングを伝えていた。一時はHIROのために食費を稼いでいた。
  • 安田大サーカスを結成する以前は「安田と竹内」というコンビで活動していて、ユースケ・サンタマリア千秋が司会の『トロイの木馬』(フジテレビ)に出演し、アメリカでヒッチハイクを行い「猿岩石ドロンズに続く」と思っていたがブームが去っていたこともあり、結局、全国区では売れなかった(『笑いの金メダル』でそのことを語った)。当時の相方の竹内宣和はその後、「タケウチパンダ」という名前でピン芸人をしている。
  • スポーツ万能であるが、柔道だけは増田英彦(ますだおかだ)に勝てないという。
  • 特技はサッカーで、高校時代は鳥取へサッカー留学。所属事務所の芸能人女子フットサルチーム「蹴竹G」では監督を務めていた。ヴィッセル神戸をJリーグ昇格以前から応援している(コールリーダーを務めていたという話も)。2006年、ラジオゲストで訪れたJ2ザスパ草津のゲーム後に、レプリカユニフォームを自費購入。テレビ番組で着用している。
  • 自転車ロードレースにホビーレーサーとして挑戦し、2008年はジャパンカップヒルクライムレースのオープンクラスに参加した。
  • 高校は大相撲の元大関琴光喜と同じで、団長が2年先輩。琴光喜が1年の時に学園祭でトリオ漫才をやっていた団長を見たことがあるという。その後も親交があり、「第41回 上方漫才大賞」で奨励賞を受賞したときもプレゼンターとして琴光喜が駆けつけた。中学では小西博之松尾貴史の後輩。
  • ルックスは俳優の大沢たかお香川照之阪神タイガース鳥谷敬に似ているともいわれているが、ラッキィ池田に1番似ているといわれている。裸にジャケットを羽織り、矢沢永吉を意識したようなパフォーマンスを見せるコントもある。また、半沢直樹の大和田常務のモノマネは絶品である。
  • クレーンゲームが得意でTVチャンピオン「クレーンゲーム王選手権」に芸能人で唯一(ただし、団長としてではなく本名の安田裕己名義で)参加し、第3ラウンドまで進出したほか、CATV系の、コミュニTV 熱情放送「UFOキャッチャーを熱く語る」の中でもテクニックなどを中心に力説した。
  • ホームパーティーが好きで、TKOの木本武宏や後輩芸人を自宅に呼んでパーティーを行う。メンバーではHIROは呼ばれるが、クロちゃんは足の裏が汚い、子供に影響が出るという理由でパーティーどころか自宅に呼ばれたことがない。
  • 松竹芸能の大先輩である森脇健児の物まねを得意とする。森脇に成り済まして島崎和歌子に電話をかけ、だまし通せるかというコーナーで、最後までバレなかった。レパートリーは以下のものである。
    • 道順の教え方
    • 店の入り方
    • 毛穴から毛が3本 等
  • 別名は半沢直樹の大和田常務(容姿が似ている上にモノマネのレパートリーの一つであることから)など。

エピソード[編集]

  • 1995年1月17日に起きた兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)の被災者として、震災当時、友人が生き埋めになった倒壊現場の前に呆然とたたずむ姿が新聞に掲載された。その時のエピソードが2005年の『24時間テレビ』(日本テレビ)などで紹介された。
  • ABCお笑い新人グランプリの審査員特別賞を受賞した後、その盾を震災現場跡まで見せに行った。
  • 日本赤十字社水上安全法救助員(いわゆるライフセーバー)の資格を所持するも『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』の企画でロバートと潜水を競った時は23.8m(一般成人男性が平均20m程度)しか潜水で進めなかった(クロちゃんの記録にも劣っている)。しかし2006年2月2日の同番組の放送で77m(日本単独4位)を非公認ながらも記録し、その後、2006年7月17日の放送にて、元オリンピック平泳ぎ代表の林亨 (108m) の記録を抜く115m(公認日本新記録)を記録し、潜水日本一になった(後に野久保直樹により日本記録は116mに更新され、2011年現在日本4位)。
  • 上下関係としては団長が上であるが、クロちゃんはセリフを覚えていないことを団長が指摘すると泣く、HIROは稽古が嫌いで偽装事故を起こしてまでサボろうとする、と団長の悩みは尽きない。しかし、劇場に遅刻したクロちゃんを殴って号泣させてしまい、他の芸人に無理やり舞台に出され何とかごまかそうとするも、クロちゃんが泣き続けていたことと昼間の舞台のため、年配のお客さんが多かったせいで客を引かせてしまったこともある(HIROは数少ない引いてなかったお客さんと一緒に笑っていた)。
  • 礼儀には厳しいがむちゃをするタイプで、『アメトーーク!』(テレビ朝日)に出演した時に、自分が座っている椅子でクロちゃんの頭部を殴るなどした。クロちゃんは表情が変わり涙目になっていた。ネタが詰まりだした時も、自分がHIROにぶつかりにいったり、クロちゃんをHIROにぶつけたりと、舞台所狭しと駆け回るが、騒ぎ過ぎてHIROに舞台から引きずり下ろされたり「ABCお笑い新人グランプリ」審査員特別賞の受賞祝いで行った飲食店でHIROとクロちゃんが嫌がる中、無理やりネタをやったりと他の出演者から「やり過ぎ」といわれることもある。
  • 「安田と竹内」時代に同世代のみょーちゃんせんたくばさみらと共に「夕べザカリ」を結成して路上ライブを行っていた。後のインタビューでは結成理由として「アメリカザリガニなど上の世代が頭角を現し始めたことに影響された」と語っているが、ネタ中に服を脱ぐなどの暴走で警察に怒られたこともあった(当時のネタの一部はDVD『安田大サーカス 汗かきベソかき大作戦!』に収録されている)。
  • 2009年7月8日、都内の自宅で急に腹痛を起こし、港区内の病院で精巣捻転症(睾丸が回転し血管などを圧迫する病気)という病気であることが判明した。その後、1時間程度の手術で精巣捻転を戻す処置を行い、無事成功した。団長は生まれつき睾丸が回転しないようについている靭帯が細いため、何らかの理由により睾丸が回転し、それにより睾丸についている血管神経がねじれてしまったために、腹部・睾丸に激痛が起こったのではないかと診断された。
  • 2009年9月に、タレント岩田さちと入籍。記者会見が9月15日に行われた。それぞれ団長、さっちゃんと呼び合っていることを、よゐこ部で暴露された。
  • 趣味の自転車では、斜度20%を超えるような激坂が好き。停止状態からスタート、蛇行しない、足を付かないなど自分なりの縛りを加え楽しんでいる。
  • 自転車趣味は、最初は関口宏の東京フレンドパークIIの景品としてプレゼントされたトレックの本格的なロードバイクであったが、乗り方もよく分からなかったため自転車屋に持って行きママチャリと交換してもらおうとしたが、良いバイクなのにもったいないので乗って下さいと説得された。しかし乗ってみるとものすごく速く、軽く気持ちが良かったため、段々楽しくなっていき、今に至るという。現在の愛車はキャノンデールのSuper Six HI-MOD Team。
  • そのSuper Six、以前番組で「Ultimateですよ、120万の自転車ですよ!」としゃべったことがあるが、実際にはコンポネートの中にシマノ・アルテグラが混じっていたり、マヴィックのキシリウムが入っていたりすることから、Ultimateではないことが判別可能。
  • ジャパンカップに遊びに行った際、当時は自転車の知識が無く、誰だか分からないままイヴァン・バッソにサインをもらったことからリクイガスのファンに。その関係と坂馬鹿であることを含め、リクイガス仕様のマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュレプリカをよく着用する。自身のロードバイクもリクイガスのチームカラー。
  • 2008年に放送された『トミカヒーロー レスキューフォース』ではサーンの声を担当した。

出演[編集]

スッキリ(2014年8月29日。VTR。日本テレビ) そこん所(2014年11月21日。VTR。テレビ東京) サプライズ(2015年1月27日。日本テレビ)自宅当てクイズラウンド2に出演。自宅公開された 有吉ゼミ。(2016年3月28日。日本テレビ。)ゴミコーナーに出演

関連項目・人物[編集]

  • 安田大サーカス
  • HIRO
  • クロちゃん
  • やしきたかじん … 団長の物まねネタ、下腹部にサングラスをあて陰茎を鼻に見立てて行うが、当然ながら放送上堪えられないために楽屋やプライベートな打ち上げ現場限定になっている。
  • 森脇健児 … 団長のモノマネネタの一つ、事務所の先輩。

外部リンク[編集]