東向島駅
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東向島駅(ひがしむこうじまえき)は、東京都墨田区東向島四丁目にある東武鉄道伊勢崎線の駅である。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号はTS 05。
開設当初は白鬚駅(しらひげえき)、そして1924年(大正13年)に営業を再開した際には玉ノ井駅(たまのいえき)の名称であったが、1987年(昭和62年)に現行の駅名に改称された。改称後も駅名標には「旧玉ノ井」と表示されている[1]。
年表
- 1902年(明治35年)4月1日 - 「白鬚駅」として開業。
- 1905年(明治38年)7月15日 - 白鬚駅一時営業休止。
- 1908年(明治41年)4月4日 - 白鬚駅廃止。
- 1924年(大正13年)10月1日 - 「玉ノ井駅」として営業再開[2]。
- 1945年(昭和20年)5月20日 - 東京大空襲で被災したため、営業休止。
- 1949年(昭和24年)10月1日 - 営業再開。
- 1987年(昭和62年)12月21日 - 東向島駅に改称。
- 1989年(平成元年)5月20日 - 高架下に東武博物館が開館。
- 2012年(平成24年)
なお、1928年(昭和3年)から1936年(昭和11年)にかけては京成電気軌道の白鬚線が接続していた(京成玉ノ井駅)。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。ホーム有効長は10両編成に対応するが、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通列車は通過する。
バリアフリー対応施設として、2007年春に各ホームと1階改札内コンコースを連絡するエレベーターが整備された。浅草方面ホームのエレベーターは踊り場部分(中2階)での乗り換えとなっている。
トイレは改札内にあり、男性用と女性用は中2階に、エレベーターと同時に設置された多機能トイレは1階にある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東武スカイツリーライン | 下り | 北千住・新越谷・東武動物公園・ ■伊勢崎線 久喜・■日光線 南栗橋方面 |
2 | ■東武スカイツリーライン | 上り | 曳舟・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は17,304人である[3]。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1992年(平成 | 4年)7,671 | |
1993年(平成 | 5年)7,781 | |
1994年(平成 | 6年)7,948 | |
1995年(平成 | 7年)8,109 | |
1996年(平成 | 8年)7,942 | |
1997年(平成 | 9年)7,926 | |
1998年(平成10年) | 7,803 | |
1999年(平成11年) | 7,459 | |
2000年(平成12年) | 14,934 | 7,521 |
2001年(平成13年) | 14,583 | 7,414 |
2002年(平成14年) | 14,515 | 7,408 |
2003年(平成15年) | 14,830 | 7,525 |
2004年(平成16年) | 14,739 | 7,436 |
2005年(平成17年) | 14,832 | 7,474 |
2006年(平成18年) | 15,413 | 7,784 |
2007年(平成19年) | 16,867 | 8,533 |
2008年(平成20年) | 17,035 | 8,562 |
2009年(平成21年) | 16,913 | 8,501 |
2010年(平成22年) | 16,795 | 8,408 |
2011年(平成23年) | 16,226 | 8,180 |
2012年(平成24年) | 17,304 | 8,603 |
駅周辺
東向島 も参照
- 東武博物館 - 高架下にあり、駅名標にも「東武博物館 下車駅」と表示されている。館内にも線路から見た当駅のホームを映すモニターが設置され、また線路を見ることができる小窓を設けた「ウォッチングプロムナード」もある。
- 向島百花園
- 東京都立墨田川高等学校
- 東京労働局 向島労働基準監督署
- 向島消防署
- 墨田区向島保健センター
- 東向島五郵便局
- 墨田白髭郵便局
- 国道6号(水戸街道)
- 明治通り
バス路線
最寄り停留所は、水戸街道上の「向島消防署前」であり、以下の路線が都営バスにより運行されている。
また、明治通り上の都営バス「東向島広小路」停留所も利用できるが、若干距離がある。
- 草39:金町駅行き / 浅草寿町行き・上野松坂屋前行き(平日日中のみ)
- 里22:亀戸駅行き / 日暮里駅行き・南千住車庫行き
- 南千48:亀戸駅行き / 南千住駅東口行(日中のみ)
- 墨38:両国駅行き / 東京都リハビリテーション病院行き
その他
- 当駅のすぐ東側には、大正時代から1958年(昭和33年)まで、永井荷風その他の文学作品にも取り上げられた有名な私娼街「玉の井」があった。当時、当駅はその最寄り駅として賑わった。
- 玉の井を舞台にした永井荷風の小説『濹東綺譚』の初版本(1937年)には、当時の玉ノ井駅プラットホームの写真が掲載されていた。
隣の駅
関連項目
脚注
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