上西小百合
上西 小百合(うえにし さゆり、1983年(昭和58年)4月30日 - )は、日本の政治家。衆議院議員(2期)。「浪速のエリカ様」の愛称を持つ。日本維新の会で女性局事務局長を務めた。
目次
「片山さつきが恥知らずな迷惑行為。急病人のために新幹線を停車させた。人命のためとは言えやりすぎ」(2016年8月)
上西(うえにし)小百合 @uenishi_sayuri @katayama_s 新幹線で急病人が出た。そしたらいきなり「次の駅で停車しなさい!」と大騒ぎをした人がいて、よく見たら医者でもなんでもない片山議員だった。「私は衆議院議員の片山さつきです」とか言いながら、あっちこっちに電話し始めた。当然車内は大迷惑。でもそこまでは別にいい。
@katayama_s 「次の駅周辺にある全ての病院で受け入れ体制が整うように手配した!だから停車しなさい」って車掌さんに言い出したのは驚いた。そして新幹線は次の駅で停車する。人命が大切なのは、当然としてこの行為はどうなんだろう。NHKの件とあわせて片山議員の考えをお聞きしたい。
@katayama_s 先の参院選直前の出来事でしたよね。政治家が選挙を意識するのは当然ですが、やり過ぎとは思いませんでしたか。片山議員についてよく言われる「恥知らず」ではすまない問題だと私は思うのですが。
片山さつき @katayama_s
- これ程の虚偽よく書けますね。私は本人、医師、車掌以外の方と話しておらず、大声もあげず、判断は全て医師がしており、私は受け入れ先の病院が早急に対応できるよう携帯電話しただけ。車掌さんも後で車内にお礼に来られました。名誉毀損ですね。
上西(うえにし)小百合 @uenishi_sayuri
- ならば訴えるべきです。口だけではなく。その方が事実がハッキリしますから。
- 当然ですが、裁判に備えて黙りますなんて事は、私はしません。
- 片山さん参議院でしたね。大変申し訳ありませんでした。心の底から謝ります。ただその他は全て事実なので謝りません。
岩渕潤子 @junko_iwabuchi
- @uenishi_sayuri @katayama_s 上西議員ならどうされましたか?迷惑だなと思って見ていただけですか?
- 議員として急病人の方や車掌さん、片山議員に何か協力できることはないかとは思いませんでしたか?
上西(うえにし)小百合 @uenishi_sayuri
- マニュアルのある車掌さんやJRに任せるのがベストだと判断しました。私は医者でも看護師でもありません。あの場合議員としてできる事は皆無です。個人として何かできる事はあったかもしれませんが、私はその必要を感じませんでした。
上西小百合氏、タイタンを国会で追及へ。太田光代社長との「バトル」真意を語る(2016年9月)
「浪速のエリカ様」こと上西小百合衆院議員(無所属)が、芸能事務所「タイタン」の太田光代社長とツイッターで「場外乱闘」を繰り広げた。
太田氏をいきなり「テレビの閉塞感の代表」などと批判。太田氏も、事務所所属の芸能人や上西氏がしばしば出演する情報番組「サンデージャポン」(TBS系)にからめ、「文句があるなら『サンジャポ』に出演頂かなくて結構」と切り返した。「乱闘」を終えた2人に心境を聞いた。
上西氏は2016年9月3日、太田氏のアカウントに「上西小百合と申します。私の秘書を含め、そこそこのご理解はされていると思いますのですが」と突然呼びかけた。
そして、タイタン所属の橋下徹・元大阪市長に触れながら「ハッキリ言いますが、橋下徹さんのマネージメントは貴方には無理じゃないですか?明らかに問題を避ける地上波レベルだと思うのですが。テレビの閉塞感の代表が太田さんとテリー(伊藤)さんだと思う」と痛烈な批判を加えた。
これに太田氏は「私は貴方の秘書を存じ上げません。貴方に対しても時々サンジャポに出演頂いている議員としか認識がありません」と素早く返信。「橋下さんは十三年前から弊社の顧問弁護士で弊社でタレント活動をしています」と明かし、「サンジャポに文句があるなら出演頂かなくて結構ですよ」と「切り捨てた」。
上西氏は「なるほど。力のある芸能事務所とはそのような権利を持っている、という事でよろしいですね」と一言。太田氏が以後、当件に関するツイートをやめたのに対し、上西氏は「橋下徹さんの一連の問題には『タイタン』という芸能事務所の存在があるのは、わかっていた」となおもつぶやき続けた。
なぜ突然、太田氏を批判したのか。9月6日、上西氏は「『橋下徹さんのマネージメントは貴方には無理じゃないですか?』の部分が本音です」と語った。
前提にあったのは、タイタン所属の大渕愛子弁護士が依頼者との間に起こした金銭トラブルだ。事態を重く見た東京弁護士会は、2016年8月2日付けで大渕弁護士に業務停止1か月の懲戒処分を下す。これをうけ、橋下氏は同月3日、「著しく重い処分であり、不当」「処分を是正する法的手続きを執っていきたい」などと文書で発表。「徹底抗戦」の構えをみせた。
上西氏は「橋下氏の行為はパフォーマンスとしての性格が強く、明らかに問題です。加えて、それを容認するタイタン側にも問題があります」と厳しく批判。大渕弁護士の一件に関しては、9月26日に召集される秋の臨時国会で追及していくという。
「これは私の法務委員としての仕事です。私がやらなければ誰がやるのか。そう考えています」
上西氏は、大阪維新の会に所属していたが、その後、除名された経緯があり、それ以降、維新の会代表だった橋下氏との関係が悪化していたことも背景にあるとみられる。
また、「サンジャポに出演頂かなくて結構ですよ」という太田氏のツイートには「一芸能事務所の代表としていかがなものでしょうか。おごりが見えました」と話した。
上西氏はここ3年の間に「サンジャポ」に4回出演している。ただ、番組内での「扱い」は良いと言えず、出演者から幾度となく辛辣な言葉を投げかけられていた。
15年5月23日放送回では、テリー伊藤さんに「そばで見るとあまりかわいくないね」。同年6月23日の放送回では、女医の西川史子さんから「雑なんだな、人生が」となじられた。
こうした放送内容と「太田批判」の関係は不明だが、ツイッターには
「常に何かに噛み付いてないと死んでしまう病気なんですか?」「最近目に余る批判が多い」と上西氏への厳しい声が寄せられている。
突然、上西氏から批判の矢が飛んでくる形となった太田氏。9月5日、本人に電話でコメントを求めると、困惑した様子で「ツイート以上のことはありません。ノーコメントで」と答えた。ちなみに、太田氏は上西氏と共演したことは一度もないという。
上西議員炎上。太田光代氏にかみつき不評「狂ってる」「橋下さんに直接電話しろ」
衆院議員の上西小百合氏がツイッターで、前大阪市長の橋下徹弁護士のマネジメントを担当する芸能事務所・タイタンの太田光代社長にかみついている騒動で、上西氏は9月7日、太田氏の反論に対し、論旨が分かりにくい投稿を連続した。
これがネットの不興を買ったようで、上西氏のツイッターには「何がしたい?」「話すり替えた」「相手の文章を読んで反論を」「狂ってるとしか思えない」「国会議員が民間人に噛みつくなんて考えられない」「橋下氏に言いたいことがあるなら橋下氏の事務所に電話でもしなさい」と批判のコメントが殺到し炎上した。
事の発端は、最近ツイッターで各方面にかみつきまくっている上西氏が9月2日に太田氏に向け「橋下徹さんのマネージメントは貴方には無理」などと批判文を投稿。その後、タイタン所属の大渕愛子弁護士の法テラス問題を「悪用した件について追及します」とも通告。太田氏や顧問弁護士の橋下氏にも「問題があると思っています」と批判した。
7日に太田氏は「国会にタイタン代表の私を呼ぶというのなら、お会いするのを楽しみに、お待ちしています」と応じたが、これに上西氏は「国会は国民の代表が議論をする場所なので、太田社長を呼ぶのは無理でしょうね」「メディアを存分に使って反論なり、ご意見をなさればいいんじゃないでしょうか」と返すなど、かみ合わない返信を続けた。
上西氏のツイッターが炎上する一方で、太田氏のツイッターには「相手にするだけ損ですよ」「狙いは橋下さんです」と助言するコメントが続いた。
なおこれまで上西氏はツイッターで橋下氏に対する批判も繰り返しているが、橋下氏は一切反応していない。
経歴・人物
1983年(昭和58年)4月30日、大阪府羽曳野市に生まれる。
大阪教育大学附属天王寺小学校、同中学、同高校、神戸女学院大学を卒業。卒業後は日新火災海上保険に就職し2年間勤務した後、美容関連会社の阪南理美容に転職し2012年(平成24年)10月まで働く。同年3月に維新政治塾に参加した。
学生時代は、天神祭の「ギャルみこし」のキャンペーンガールにもなる。
2012年12月の第46回衆議院議員総選挙で大阪7区に日本維新の会公認で出馬。選挙区では自由民主党現職の渡嘉敷奈緒美に得票率3.8ポイント差で敗れ2位であったが重複立候補していた比例近畿ブロックで復活当選した。当選後は総務委員会、消費者問題に関する特別委員会、政治倫理審査会に所属。日本維新の会大阪府第7選挙区支部支部長、女性局事務局長、党道州制社会部会委員などを務めた。
2014年の維新分党に際して松野頼久らとともに橋下徹共同代表を中心とするグループに参加、その後の人事で党国会議員団副幹事長に就任。同年9月に維新と結いが合併して維新の党が結党すると引き続きこれらの役職を務めた。同年12月の第47回衆議院議員総選挙では大阪7区で渡嘉敷に再び敗れたものの、比例復活で再選。
2015年4月4日、大阪維新の会より除名され、同日維新の党も除名を決定した。これにより、無所属の議員として活動していくことを表明している。
2015年8月21日、自身の生い立ちや維新の会除名騒動について等の自伝に加え、写真家の西田幸樹による撮り下ろし写真も掲載したフォト自叙伝『小百合』を双葉社より刊行。
政策・主張
- 憲法改正に賛成。
- 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成。
- 原子力規制委員会の新基準を満たした原発は再開すべきとしている。
- 女性宮家の創設に反対。
- 日本のTPP参加に賛成。
- 日本の核武装について今後の国際情勢によっては検討すべきとしている。
- 選択的夫婦別姓制度の導入にどちらかといえば反対。
なお、上西本人はウィキペディアの自身の記事に関して、2016年5月、ツイッターで「核兵器を条件付きで容認するという記述は石原慎太郎が日本維新の会に書かせたものであり、私自身は最近まで知らなかった」と発言した。また同時に「核兵器を是とする議員がいるかどうか疑問であり、原発は存在することさえ異常であると思っている」という趣旨のツイートも行った。
不祥事
運動員の逮捕
2012年12月20日、公職選挙法違反(買収)容疑で、上西の選挙運動を行っていた会社員が大阪府警に逮捕された。容疑は、12月中旬にさいたま市内で、関東地方に住む20代から30代の男性運動員3人に対し、公示後に選挙運動をした報酬として、1人当たり現金約20万円を渡した疑い。大阪府警捜査2課によると、容疑者は容疑を認め、運動員3人も事情聴取に対し「現金を受け取った」と供述している。これを受けて、日本維新の会の幹部は「『選挙違反はないように』と徹底して取り組んできたので残念。事実関係を調査し、厳格に対応する」と述べている。
維新の党からの除名処分
2015年3月13日に体調不良を理由に衆議院本会議を欠席するも、翌14、15日に知人男性と旅行に出かけていたことを週刊誌に報じられる。この報道に対して自身のFacebookにて一連の経緯に関して釈明を行い、4月3日には橋下徹大阪維新の会代表同席の下で記者会見を開き、「私的な旅行でなく、仕事での宮津市行きであった」と説明するも、翌4月4日に橋下は統一地方選の街頭演説中、上西本人に対して議員辞職を求めたが拒否されたと述べ、「許すことはない。あの議員とは二度と付き合わない」と発言。
橋下は上西に「1回辞めて、2年間3年間もう1回修行積んで、次の選挙の時に一生懸命努力して、また維新の党から出てしっかりやればいい。だから1回どうですか、時間置きませんか」と述べたところ、上西は「法に触れない限りは議員の身分は奪われません」と答え議員辞職を拒否し、「いや、もう、それだったら除名で結構です」と答えたという。
維新の党の江田憲司代表は、4日にも党として厳しい処分を決める方針を明らかにし、党紀委員会を開き上西を党から除名(除籍)処分とする決定をし公表した。上西の処分決定後、大阪維新の会幹事長(大阪府知事)の松井一郎は「(上西を議員に)擁立した責任はこの僕にある」と悔悟の言葉を述べた。上西は維新の党幹事長の松野頼久に対して「議員辞職はしない」と表明し、朝日新聞の取材に対しても「議員辞職はせずに無所属で頑張っていく」とコメントした。
ヤジ被害
2014年4月の衆議院総務委員会にて、上西の質問中に、委員会室にいた大西英男(自民党)から「まず自分が子どもを産まないとダメだぞ」というヤジを受けた。大西は当初朝日新聞の取材に対し「記憶がない」と述べていたが、のちにこれを認め、謝罪を行った。
所属団体・議員連盟
書籍
- 『小百合』(2015年8月21日、双葉社、ISBN 978-4-575-30930-0)
テレビ出演
- めちゃ×2イケてるッ!しれっと19周年なんで目指せ問題ゼロスペシャル!!(フジテレビ、2015年10月3日) - 抜き打ちテストに参加。
- ロンドンハーツ(テレビ朝日、2015年10月27日) - 格付けシリーズ「格付けしあう女たち」に出演。
- サンデー・ジャポン(TBS、2016年5月15日)