ヨーゼフ・ヴォルフスタール

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ヨーゼフ・ヴォルフスタール（Josef Wolfsthal, 1899年6月12日 - 1931年2月3日）は、オーストリア出身のヴァイオリン奏者。

ウィーン出身。４歳の頃から父親にヴァイオリンの手ほどきを受け、アンドレアス・モーザーの薫陶も受けた。10歳の頃から16歳の頃までカール・フレッシュに師事。1916年にカミロ・ヒルデブラントの指揮するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で師のフレッシュとヨハン・ゼバスティアン・バッハの二挺のヴァイオリンのための協奏曲を演奏してデビューを果たしたが、師に勧められてオーケストラの団員としても活動を始めた。1919年にブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとなったが、1921年にはベルリン・シュターツカペレのコンサートマスターになるまでの間にイェオリ・シュネーヴォイクトの指揮するストックホルムの音楽祭のコンサートマスターを務めていた。1926年にはカール・マルケスの後任としてベルリン音楽大学でヴァイオリンを教えるようになり、1928年にはクロル・オーパーのコンサートマスターの座をマックス・シュトループと分け合った。また、グレゴール・ピアティゴルスキーとレオニード・クロイツァーとでピアノ三重奏団を結成したり、パウル・ヒンデミットとエマヌエル・フォイアマンとで弦楽トリオを組んだりと、室内楽の分野でも活躍。

ベルリンでインフルエンザをこじらせた肺炎により死去。