刑事を犯れ(ANAL B'z)
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刑事を犯れ(デカをやれ)は、日本のロックユニットであるANAL B'zの1枚目のシングルである。発売日は1988年9月21日。売り上げ枚数はANAL B'zの知名度がまだなかったのに加えて、発売数日後にビーイングが自主回収したために不明である。(理由は後述)
概念
後に「ロード」や「愛のままにわがままに僕はアナルがあったら入りたい」などの大ヒット曲を連発し、90年代以降の音楽をリードすることとなるANAL B'zのデビューシングルである。
だがその出だしはあまり好調ともいえず、むしろ大コケしたと言える。というのも、発売前にはすでにその歌詞の過激さから全国の民放・NHKから「放送禁止指定楽曲」に指定されてしまい、テレビやラジオを利用した宣伝はほぼ不可能になってしまったからである。それに追い討ちをかけるかのように、一部の有識者やPTAからビーイングに「卑猥すぎる」というクレームが何百件もつけられたために、その結果自主回収をせざるを得なくなってしまった。これに関連して、翌年のANAL B'zの初ライブの時にはB'zの2人と一緒に土下座で謝罪をしている。
発売数日後に自主回収をしたためなのか、現在では高いプレミアがついている。ANAL B'zファンでもこのシングルを所持しているのはほとんどまれである。
収録曲
- 刑事を犯れ
- ボーカルの稲葉が大ファンである山川純一の漫画からタイトルがとられている。シングル曲のタイトルに山川純一の漫画からとるこの傾向は、一部例外はあるものの2004年に発売される絆まで約16年も続くことになる。自主回収の原因となった曲であり、その歌詞の内容を見ると放送禁止になったのもうなづける。(現在のANAL B'zの楽曲も十分過激ではあるが、この曲ほど過激ではない。)松本のギターもまとまってはいるものの、おとなしい印象が強く後年のANAL B'zの楽曲を聞いた後では見劣りしてしまう。2007年現在、ANAL B'zがシングルのA面に出した曲はほぼ必ずと言っていいほどアルバムに収録されているが、この曲に限っては自主回収という事情をふまえてか、アルバムには一切収録されていない。ファンの間でもなかったことにされている。作詞した稲葉曰く、「この曲についてはなかったことにしてください」。
- あそこも濡れるナンバー ~Fate/stay night~
- なかったことにされているA面とは異なり、同性愛表現はあるものの現在のANAL B'zの楽曲程度に抑えられている。しっとりとしたブルース調の曲であり、初期からのファンに好まれている。エロゲメーカー・ノーツの代表である武内崇は初期の大ファンであり、同社のブランド名である「TYPE-MOON」、代表作である「Fate/stay night」はこの曲のタイトルからとられたとされている。
関連項目
- だからその手を離して - B'zのデビューシングル。
- 武内崇
- TYPE-MOON
- Fate/stay night
- エクストリーム・謝罪
ANAL B'zのシングル | |||
前作:なし | 『刑事を犯れ』 | 次作:『やりすぎたイタズラ』 |
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