鵠沼海岸駅
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鵠沼海岸駅(くげぬまかいがんえき)は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸二丁目にある小田急電鉄江ノ島線の駅である。駅番号はOE 15。
概要
夏場は海に向かう観光客の利用が多く、特に毎年7月1日から8月31日までの期間は、片瀬江ノ島駅近辺が海の家開設のためにサーフィン禁止になるため、サーファーの利用が増加する。そのため駅構内には、サーフボードの車内持ち込みに関する注意書きが掲示されている。
急行の停車駅ではあるものの、2004年12月のダイヤ改正で平日ダイヤでは当駅に停車する急行が減少した[1]。
歴史
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 藤沢町鵠沼中岡6599番地に開業。「直通」の停車駅となる。なお、各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみで運行されていた。
- 1945年(昭和20年)6月 - 「直通」が廃止され各駅停車が全線で運行されることとなり、その停車駅となる。
- 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 通勤急行が設定され、停車駅となる。
- 1957年(昭和32年) - 夏季に快速急行(現行の快速急行とは異なり海水浴客輸送用の臨時列車)が運行され、停車駅となる。快速急行は翌年以後も運行されたが、当駅は通過となった。
- 1964年(昭和39年)11月5日 - 急行の停車駅となる(当時は全列車が停車)。
- 1998年(平成10年)8月22日 - 一部(10両編成)の急行列車が通過となる。
- 2004年(平成16年)12月11日 - 一部(6両編成)の急行列車が停車となる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上りホーム側に駅舎・改札口が設置されている。ホーム有効長は6両編成分であることから、10両編成の急行列車は当駅を通過する。
2004年度にエレベーターとスロープが設置され、バリアフリー経路が確保された。ただし、前記したように改札口は上りホーム側の一か所のみであり、下りホームを利用する場合はエレベーターに二度乗る必要がある。
駅係員は7:15から終電まで配置されている。駅員勤務時間以外の早朝時間は、インターホンで問い合わせるようになる[2]。
のりばは東側を1番ホームとして、下表の通りとなる。
2012年度の設備投資計画において行先案内表示器の新設が盛り込まれた[3]。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■江ノ島線 | 下り | 片瀬江ノ島方面 |
2 | ■江ノ島線 | 上り | 藤沢・相模大野・新宿・千代田線方面 |
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は19,650人である[4]。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1998年 | 9,989[6] | |
1999年 | 9,686[7] | |
2000年 | 9,498[7] | |
2001年 | 9,486[8] | |
2002年 | 9,220[8] | |
2003年 | 18,292 | 9,320[9] |
2004年 | 18,886 | 9,419[9] |
2005年 | 19,184 | 9,550[10] |
2006年 | 19,586 | 7,745[10] |
2007年 | 19,843 | 9,873[11] |
2008年 | 19,950 | 9,940[11] |
2009年 | 19,873 | 9,916[12] |
2010年 | 19,765 | 9,859[12] |
2011年 | 19,110 | 9,536[13] |
2012年 | 19,177 | 9,576[14] |
2013年 | 19,650 |
駅周辺
鵠沼 も参照 周辺は静かな住宅地である。駅名の通り湘南海岸に近いが、駅から海岸を望むことはできない。江ノ島線の駅としては珍しく駅前広場がない。
- 鵠沼海岸
- 県立湘南海岸公園
- 藤沢市鵠沼公民館・鵠沼市民センター
- 鵠沼海岸郵便局
- 鵠沼運動公園(八部公園)
- 鵠沼海浜公園 - スケートパークが所在(旧・鵠沼プールガーデン)。
- 湘南学園中学校・高等学校
- 藤沢市立鵠南小学校
バス路線
- 高根(徒歩5分)
- 江ノ電バス
- 藤沢駅南口行
- 江ノ電バス
駅名の由来
隣の「本鵠沼駅」よりも海岸に近いところに駅を設置したので、「鵠沼海岸」と名づけられた。
隣の駅
脚注
[ヘルプ]
- ↑ 本駅のホーム長の問題に加え、藤沢・片瀬江ノ島両駅の構造上、藤沢 - 片瀬江ノ島間は10両編成の列車を頻繁に走らせることが困難なため、2003年3月のダイヤ改正で江ノ島線急行の大半が10両編成の「湘南急行」(のちの快速急行)に置き換わった際、藤沢折返しとされたため、この区間を走る急行が1時間に1往復程度(江ノ島線内のみの運転で6両編成)まで減少、さらに2004年12月のダイヤ改正で平日の線内急行が新宿まで延長され10両化された際にほとんどが藤沢折返しとされて、さらに激減した。そのうえ、2008年3月15日に原則として新宿発着便はすべて10両編成での運転となったため、新宿発着列車の停車は消滅した。
- ↑ 各駅のご案内 鵠沼海岸駅 - 小田急電鉄
- ↑ 2012年度の鉄道事業設備投資計画 (2)駅施設改良、サービスの向上 2.行先表示装置の新設PDF - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
- ↑ 小田急電鉄「事業案内」
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)223ページ
- ↑ 7.0 7.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)225ページ
- ↑ 8.0 8.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)223ページ
- ↑ 9.0 9.1 神奈川県県勢要覧(平成17年度)225ページ
- ↑ 10.0 10.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)227ページ
- ↑ 11.0 11.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)241ページ
- ↑ 12.0 12.1 神奈川県県勢要覧(平成23年度)239ページ
- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成24年度)235ページ
- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成25年度)237ページ
関連項目
外部リンク
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