神奈川新町駅
神奈川新町駅(かながわしんまちえき)は、神奈川県横浜市神奈川区亀住町にある、京浜急行電鉄本線の駅である。駅番号はKK34。
歴史
- 1915年(大正4年)8月21日 - 新町駅として開業。駅名は、神奈川宿新町に由来する。
- 1927年(昭和2年)4月 - 神奈川新町駅に改称。
- 1965年(昭和40年)2月21日 - 隣接する子安駅に代わり、特急停車駅となる。
- 1978年(昭和53年)3月6日 - 上りホームの有効長を12両編成対応に延長、使用開始。
- 1999年(平成11年)7月31日 - 京急線の白紙ダイヤ改正により、京急蒲田駅 - 新逗子駅間の急行を廃止。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 京急線でダイヤ改正を実施。新設されたエアポート急行の停車駅となる。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。改札口は国道15号側の正面の中央口と、運転車両部運転課育成センター内にある西口の2か所がある。ホームの有効長は上り線12両分、下り線8両分である。そのため、12両編成で運行される下り特急の後部4両は、京急川崎駅終着として案内され、京急川崎駅から当駅までは回送扱いで運転し、当駅で解放される。解放後はそのまま新町検車区へ入庫する場合と、前8両が出発後に4両編成の所定停止位置目標まで移動し、6両編成の当駅止まりと車両交換をし、当駅始発普通として出発する2つのケースがある。
当駅 - 子安駅間は三線区間(上りのみ2線、ただし側線も多数)となっており、4番線は子安駅4番線へと線路が続いている。そのため、特急と同時発車や・快特と並走追い越しも行われている。 また、例外として、先発の当駅3番線発普通と後発の4番線発特急またはエアポート急行、が平面交差して、先発の当駅3番線発普通が子安4番線に入り、後発の当駅4番線発の特急またはエアポート急行、が本線に入り子安駅を通過し、普通が待避する場面がある。
日中の下り普通は、当駅で快特とエアポート急行を待避する。また、一部の普通電車では車両交換が実施される。かつては、朝ラッシュ時の一部特急が当駅で快特を待避していた。
なお、当駅は京急の運転上の拠点駅であるため車両の入換が多く、他の運転拠点駅と同様に自動接近放送が導入されていない。ただし、自動接近放送の導入されていない他の運転拠点駅とは異なり、当駅では通過列車が存在するため、列車が通過する際はあらかじめ信号所係員による放送を入れてホーム上の安全を確保している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■京急本線 | 横浜・上大岡・浦賀・三浦海岸方面 |
3・4 | 京急川崎・品川・新橋・浅草方面 |
新町検車区への入・出区のため、当駅始発・終着の列車が設定されている。
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は17,398人である[1]。近年の1日平均乗車人員と乗降人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員[2] |
1日平均 乗降人員 [3] |
---|---|---|
1997年 | 7,849 | |
1998年 | 8,340 | |
1999年 | 7,766 | |
2000年 | 7,721 | 15,799 |
2001年 | 7,663 | 15,709 |
2002年 | 7,550 | 15,502 |
2003年 | 7,561 | 15,523 |
2004年 | 7,931 | 16,254 |
2005年 | 8,222 | 16,760 |
2006年 | 8,240 | 16,922 |
2007年 | 7,906 | 16,243 |
2008年 | 8,237 | 16,860 |
2009年 | 8,348 | 17,009 |
2010年 | 8,223 | 16,736 |
2011年 | 8,040 | 16,372 |
2012年 | 8,121 | 16,483 |
2013年 | 8,576 | 17,398 |
駅周辺
- 新町検車区・運転車両部運転課育成センター - 京急の車掌・運転士の教習・研修はすべてここで行われる。
- テクノウェイブ100
- テクノウェイブ100ビル内郵便局
- 神奈川白幡郵便局
- ニューステージ横浜
- NTT新町ビル
- 白百合乳児保育園
- オートバックス東神奈川
- 国道1号
- 国道15号
- かつては在日米軍神奈川ミルクプラント(横浜ノース・ドック参照)が駅北側にあったが、2000年3月31日に返還されて解体された。なお、跡地は浦島公園を拡張し整備された。
- まいばすけっと 浦島町店
- ドトールコーヒーショップ 京急神奈川新町店
- 横浜中央看護専門学校 (2014年4月1日 開校予定)
- shinmachi1(新町第1京急ビル)、shinmachi2(新町第2京急ビル)(共に複合商業施設)
バス路線
- 横浜市営バス「浦島小学校前」停留所 - 国道1号上・徒歩5分。
その他
- 従来、当駅終着列車の車両の行先表示器は「新町」表記であったが、新規導入車両や字幕を更新した車両では「神奈川新町」と表記される。
- 中央駅舎およびホームへの連絡通路を改築し、駅舎および付近一帯を含む新たな駅ビルを建設する計画が進行中であるが、着工が遅れている。
- 当駅が所在する亀住町の名称は、浦島伝説の亀が元になっており、隣接して浦島町・浦島丘も存在する。
隣の駅
- 京浜急行電鉄
- ■本線
脚注
- ↑ 京急まちWeb「駅別1日平均乗降人員」
- ↑ 横浜市統計ポータルサイト「京浜急行線(駅、月別乗降車人員)(随時更新) 」
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会