羽生駅
羽生駅(はにゅうえき)は、埼玉県羽生市南一丁目にある東武鉄道・秩父鉄道の駅である。
東武鉄道の伊勢崎線と、秩父鉄道の秩父本線が乗り入れており、接続駅となっている。
年表
- 1903年(明治36年)4月23日 - 東武鉄道の駅として開業。
- 1921年(大正10年)4月1日 - 北武鉄道が開業。
- 1922年(大正11年)8月 - 北武鉄道が秩父鉄道に合併。
- 1992年(平成4年)9月21日 - 当駅 - 川俣間が複線化され、当駅始発・終着列車が廃止される。
- 2004年(平成16年)10月22日 - 橋上駅舎供用開始。東武鉄道と秩父鉄道の改札を分離。
- 2006年(平成18年)3月18日 - 東武鉄道の駅が2面4線化。
- 2012年(平成24年)3月17日 - 東武鉄道の駅にTI 07の駅ナンバリングを導入。
駅構造
東西自由通路を兼ねた橋上駅舎を有しており、両社の改札口は別々となっている。以前は、東武鉄道の管轄駅で改札を共用していたが、橋上駅舎完成により2004年(平成16年)10月22日から東武鉄道と秩父鉄道の改札は分離された。
東武鉄道
島式ホーム2面4線を有する地上駅。東武ステーションサービスによる業務委託駅である。
2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正の際に上りホームに待避線(1番線)が新設され、それまで川俣駅で特急「りょうもう」の待避をしていた列車が、当駅で待避するように変更された。
以前は利根川橋梁を挟んで川俣駅との間が単線区間となっており、当駅始発・終着の準急列車が多数設定されていたが、1988年(昭和63年)8月9日のダイヤ改正で上下2往復に減少し、1992年(平成4年)9月21日のダイヤ改正時に羽生 - 川俣間が複線化され、当駅発着の準急列車は廃止された。
当駅で接続する秩父鉄道を介して、新製車両の搬入および東上線車両の検査および転配のための回送が行われる。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■伊勢崎線 | 上り | 久喜・東武動物公園・ ■東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
3・4 | ■伊勢崎線 | 下り | 館林・足利市・太田方面 |
秩父鉄道
島式ホーム1面2線を有する地上駅。直営駅である。改札が分離される前は、東武鉄道に駅業務を委託していた。
東武の新ホーム(現行の1番線)が設置されるまで、東武は1 - 3番線(現在の2 - 4番線)、秩父鉄道は4・5番線であった。新ホーム完成後に東武が番線を繰上げ変更した際に秩父鉄道は変更しなかったため、4番線は二つ存在する。当駅ホームにおいてはJR型の駅名版を使用している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
4・5 | ■秩父線 | 行田市・熊谷・寄居・長瀞・秩父・三峰口方面 |
利用状況
近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 東武鉄道 | 秩父鉄道 | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員[4] |
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 | |
1999年(平成11年) | 14,130 | 6,977 | 4,366 | 2,118 |
2000年(平成12年) | 14,044 | 6,942 | 4,386 | 2,113 |
2001年(平成13年) | 13,802 | 4,339 | ||
2002年(平成14年) | 13,800 | 4,380 | ||
2003年(平成15年) | 13,840 | 6,871 | 4,425 | 2,120 |
2004年(平成16年) | 13,985 | 6,989 | 4,552 | 2,240 |
2005年(平成17年) | 13,972 | 7,030 | 4,684 | 2,378 |
2006年(平成18年) | 14,034 | 7,044 | 4,697 | 2,394 |
2007年(平成19年) | 14,308 | 7,221 | 4,761 | 2,431 |
2008年(平成20年) | 14,488 | 7,318 | 4,992 | 2,549 |
2009年(平成21年) | 14,188 | 7,150 | 4,901 | 2,507 |
2010年(平成22年) | 14,229 | 7,159 | 4,943 | 2,520 |
2011年(平成23年) | 14,408 | 7,173 | 4,994 | 2,569 |
2012年(平成24年) | 14,840 | 7,371 | 5,146 | 2,642 |
駅周辺
- 羽生市役所
- 羽生市中央公園
- 羽生市体育館
- 羽生市民プラザ
- 羽生市産業文化ホール
- ワークヒルズ羽生
- 羽生市立図書館・郷土資料館
- 羽生市中央公民館
- 羽生郵便局
- 国道122号
- 埼玉純真短期大学
- 埼玉県立羽生高等学校
- 埼玉県立羽生第一高等学校
- 埼玉県立羽生実業高等学校
- 建福寺 - 田山花袋の小説『田舎教師』のモデル・小林秀三の墓がある。
- 日本精工埼玉工場
- イオンモール羽生
路線バス
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
羽生駅西口 | イオンモール羽生線 | 下岩瀬 | イオンモール羽生 | 平成エンタープライズ | ||
川俣・新郷ルート | 下新郷北・新郷駅・本川俣・羽生駅東口 | 市役所 | あい・あいバス | 平日運行 | ||
栄町 | 市役所 | 平日運行 | ||||
須影・岩瀬ルート | 下新城中・南羽生駅・文化ホール・羽生駅東口 | 市役所 | あい・あいバス | 平日運行 | ||
宮田団地入口 | 市役所 | 平日運行 | ||||
羽生駅東口 | 川俣・新郷ルート | 本川俣・別所・新郷駅・羽生駅西口 | 市役所 | あい・あいバス | 平日運行 | |
須影・岩瀬ルート | 文化ホール・南羽生駅・下新城中・羽生駅西口 | 市役所 | あい・あいバス | 平日運行 | ||
手子林・三田ヶ谷ルート | 北袋集会所・南羽生駅・三田ヶ谷2区・羽生駅東口 | 市役所 | あい・あいバス | 平日運行 | ||
北袋・三田ヶ谷2区・南羽生駅・羽生駅東口 | 市役所 | 平日運行 | ||||
井泉・村君ルート | 中央公園入口・井泉公民館前・スカイスポーツ公園・羽生駅東口 | 市役所 | あい・あいバス | 平日運行 | ||
稲子集会場・スカイスポーツ公園・井泉公民館前・羽生駅東口 | 市役所 | 平日運行 | ||||
市役所 | あい・あいバス | 平日運行 |
かつては東武鉄道による路線バスが運行され、羽生車庫も設置されていたが、いずれも廃止された。また、羽生には戦後間もない時期に東武鉄道によりバス工場が設置されていたことがある。バス運行会社のものとしては当時の日本でも稀な規模で、東武のバス車両について車検や大規模な修繕などを手がけていた。なお、現在も東武グループはバス・自動車車両のメンテナンスは主にさいたま市内に本社を置く関連企業で行っている。
隣の駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 埼玉県道413号羽生停車場線 - 駅前通り