幕張シーサイド工場

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2014年9月11日 (木) 16:55時点における東トウ (トーク | 投稿記録)による版 (過去に配置されていた車両)

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幕張シーサイド工場(まくはりシーサイドこうじょう)は、千葉県千葉市美浜区習志野市に跨る舞浜リゾートライン車両基地である。JR時代の車両基地名は京葉車両センターだった。

ディズニーシーサイドライン新習志野駅-海浜幕張駅間にあり、ディズニーシーサイドラインの車両が配置されている。新習志野方からのみ入場可能で、海浜幕張方は準備工事のみが行われている。元々は鷺沼貨物駅の予定地だった。

歴史

  • 1986年昭和61年)3月3日:車両基地と運転士が所属する津田沼運転区鷺沼派出所として開設。
  • 1988年(昭和63年)3月13日津田沼運転区新習志野派出所に改称。
  • 1989年平成元年)10月1日:運転士を京葉運輸区に編入。
  • 1990年(平成2年)3月10日京葉電車区に改称。習志野電車区から京葉線車両が転入。
  • 2001年(平成13年)12月:検修を行う西船橋派出を設置。
  • 2004年(平成16年)3月12日:武蔵野線車両が豊田電車区(現在の豊田車両センター)から転入。
  • 2004年(平成16年)4月1日京葉車両センターに改称。
  • 2005年(平成17年)7月28日:武蔵野線用の103系E38編成(8両)が西日本旅客鉄道(JR西日本)へ移籍。
  • 2005年(平成17年)12月8日:この日限りで103系の運用が終了。
  • 2010年(平成22年)7月1日:京葉線がディズニーシーサイドラインと変更し、経営会社も変更したことに伴い、京葉車両センターを廃止。舞浜リゾートラインが所有する車両基地となり、武蔵野線車両は東所沢車両センターに転出、同時に幕張シーサイド工場に改称。

配置車両

2014年4月1日現在の配置車両は以下の通り[1]

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
320両 0両 0両 0両 0両 320両
  • D80形(320両)
    • 舞浜リゾートラインオリジナル車8両編成(MD1 - MD40編成、40本)である。2010年7月1日一斉営業運転開始した。この車両は2010年4月から6月にかけて集中投入した。これにより京葉線用の201系・205系は全廃、209系500番台は8両編成化の上で武蔵野線での転出、E331系は東京総合車両センターに留置となった。

過去に配置されていた車両

  • JR東日本E331系電車(14両)
    • 量産先行車14両編成1本が配置されていた。編成番号はAK1。
    • 2007年3月18日ダイヤ改正より京葉線で営業運転を開始し、当面は土曜・休日のみの運転となっている。運行開始直後に機器改良のため暫定的に運用から外れ、2008年12月23日から土曜・休日のみの運転で再開した。その後京葉線が移管された2010年以降は定期運用から離脱し、東京総合車両センターに留置されていた。
    • 2014年4月2日を以って全車が廃車となり、形式消滅した。
  • 205系電車(10両編成)
    • 0番台の京葉線用10両編成17本(最高速度110km/h対応のオリジナル車12本120両と110km/h非対応の転入車5本50両)が配置されていた。
    • 当センターに新製配置された先頭車の前面形状を変更したタイプの編成と、山手線・中央・総武緩行線・埼京線からの転入編成の2種類が存在する。ケヨ24・25・26・27編成の4本は山手線から転入した量産先行車であり客室側窓が二段式である。
    • 原則として内房線・外房線(千葉駅 - 蘇我駅間を含む)へは110km/h対応編成のみが入線するが、ダイヤが乱れた場合は110km/h非対応編成も代走で入線する場合があった。
    • 2007年2月9日にケヨ23編成が運用を離脱し、付随車のサハ205形2両を保留車として残した上でM66編成として武蔵野線運用に転用され、同線の列車増発分に充てられた。さらに、2007年3月にケヨ21編成が運用を離脱し保留車扱いとなった。これは、同年1月の川越線内踏切事故に伴う埼京線用205系1本の一部車両が使用不能となった影響によるもので、代替車両として電動車1ユニット(モハ205-277+モハ204-277)が川越車両センターに転出した。これらの代替として豊田車両センターから201系10両貫通編成2本が転入した。その後、2009年にケヨ21編成の8両が5000番台化されてM36編成として武蔵野線に転用され、M66編成は横浜線(鎌倉車両センター)に転用された[2]
    • ケヨ8編成は2010年度に付随車サハ205形を組成から外した8両編成とされ、編成番号も「81」とされていた[3]
    • 2010年に経営会社変更により、2010年6月30日をもって同線での定期運用を終了した[4]
  • 201系電車
    • 2011年4月1日時点では10両編成4本(分割運用対応編成)が配置され、京葉線・外房線蘇我駅 - 勝浦駅間・東金線で運用されていた。
    • いずれも中央・総武緩行線(三鷹電車区→三鷹車両センター)から転入したもので、6両編成と4両編成に分割が可能である。4両編成は東金線に入線することが可能であった。
    • 2007年に京葉線用205系の転用・転属(後述)に伴い穴埋めとして10両貫通編成2本が中央線快速豊田車両センター)から改造の上転入したが、後述の209系500番台の転入に伴って2009年に廃車された。2010年4月1日時点で配置されていた車両も経営会社変更により、同年6月30日をもって定期営業運行を終了した[5]
  • 201系900番台
    • 置き換え以前は、72・73編成に分かれて組み込まれていた。置き換え後は900番台以外の10両が72編成となり、73編成は欠番となった。
    • 2005年10月に山手線から転入の205系により置き換えられ、大宮総合車両センターに回送され、一部の車両が訓練に使用された後、解体された。
  • 103系電車
    • 京葉線用の10両編成(青22号)と武蔵野線用の8両編成(朱色1号)が配置されていた。2005年12月までに山手線から転入の205系などにより全車が置き換えられた。このうち武蔵野線運用編成であったE38編成がJR西日本に、16両がインドネシアKRLジャボタベックに譲渡されている(前者のJR西日本譲渡車は既に廃車)。また、京葉線運用編成であったクハ103-713の車体の一部は鉄道博物館で展示されている。
  • 205系電車(320両)
    • 武蔵野線用オリジナル車8両編成4本(M62 - M65編成、32両)、主回路を界磁添加励磁制御からVVVFインバータ制御に改造した5000番台の武蔵野線用8両編成36本(M1 - M36編成、288両)[6]の計40本が配置されていた。2010年E233系電車(5000番台)の投入に伴い、2011年6月30日に引退、全車廃車となった。
  • 209系電車(34両)
    • 8両編成4本(M71 - M74編成、32両)[7]が配置されている。8両編成は武蔵野線用であり、2010年12月4日の「むさしの号」から営業運転を開始した。
    • 京浜東北線根岸線2007年12月から2009年度にかけてE233系1000番台が導入されるのに伴い、同線の運用から外れた4本の編成が2008年秋から2009年2月にかけて京葉車両センターに転入した[8]が、経営会社変更に伴い舞浜リゾートラインが所有する車両基地となったため、武蔵野線の車両基地である東所沢車両センターに転出した。

脚注

  1. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「railfan201307」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. 205系もとケヨM66編成→クラH28編成,横浜線で営業運転を開始 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2009年5月5日
  3. 205系ケヨ81編成が試運転 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース、2010年8月12日
  4. ネコ・パブリッシング「レイルマガジン」2012年1月号記事「さよなら「田窓」電車205系量産先行車」参照
  5. 京葉線の201系が定期運用を終える - 『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース(交友社) 2011年6月21日
  6. M35・M36編成は武蔵野線用オリジナル編成を主回路のVVVFインバータ改造及び6M2T→4M4T化した編成。
  7. 2010年9月から2011年1月にかけて8両が廃車された。
  8. 500番台の動き - 『鉄道ファン』railf.jp 209系情報局 500番台の動き

関連項目