京成船橋駅

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京成船橋駅(けいせいふなばしえき)は、千葉県船橋市本町1丁目5番1号にある、京成電鉄本線である。駅名標と旅客向け案内では「京成」を省略し、船橋とされている。駅番号はKS22

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する高架駅

以前は、跨線橋も地下道もない地上駅であった。しかし、列車の本数が多く、成田寄りの「船橋1号踏切」は「開かずの踏切」になることもしばしばあり[2]、これを解消するべく、1983年より海神 - 船橋競馬場間2.5kmの高架化工事が進められてきた。2006年11月25日に線路は高架化されたため、駅周辺の鉄道との平面交差はなくなり、渋滞はほぼ解消されている。

2007年11月17日には2階コンコース部分が完成、2009年3月24日には商業施設「ネクスト船橋」も開業し、長期にわたって行われてきた高架化工事が終了した。

かつて、ホーム上のLED発車標は、東芝製の旧式のものが使われていた。高架化に伴い、新デザインの京三製作所製のものが設置されている。この更新に伴い、放送装置も更新されたが、合成音声の種声はそのままである。

西口は遠隔操作になっており、無人対応。営業時間は6時~23時だが、ネクスト船橋開業以前は21時に閉鎖されていた。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 KS 京成本線 上り 日暮里上野押上A 都営浅草線KK 京急線方面
2 下り 津田沼千葉成田空港SL 新京成線方面
  • 上表の路線名は成田空港線開業後の旅客案内の名称に基づいている。
  • ホーム有効長は10両編成分である。(10両編成化の予定があるシティライナーの停車に対応するため)
  • 以前の車内アナウンスでは、当駅でのJR線・東武線への乗り換え案内を行っていなかった。

利用状況

2013年度の1日平均乗降人員93,256人である[3]。京成線内69駅中第4位。1991年度から2009年度まで、当駅は押上駅に次ぐ第2位であったが、成田スカイアクセス線が開業した2010年度に京成高砂駅日暮里駅を下回った。北総線が京成高砂駅まで延伸開業した1990年度以前は、当駅が京成線内全駅で最も乗降人員が多い駅であった。

1991年度の最ピーク時は1日平均乗車人員が70,000人を越えていたが、その後2006年度まで減少傾向が続いた。近年は45,000人程度でほぼ横ばい傾向である。

当駅以東の京成線利用者が都心に出る際に、船橋駅でJR線に乗り換えた方が早く到着する場合が多いため、乗換駅である当駅の乗降人員が多くなっている。なお総武快速線・京成本線相互で連絡運輸が設定されている駅は当駅のみである。

近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
1975年(昭和50年) 65,333
1980年(昭和55年) 64,592
1985年(昭和60年) 64,651
1989年(平成元年) 68,550
1990年(平成02年) 69,820
1991年(平成03年) 70,344
1992年(平成04年) 69,640
1993年(平成05年) 68,333
1994年(平成06年) 67,088
1995年(平成07年) 67,203
1996年(平成08年) 59,634
1997年(平成09年) 55,672
1998年(平成10年) 53,488
1999年(平成11年) 50,952
2000年(平成12年) 49,062
2001年(平成13年) 47,933
2002年(平成14年) 46,254
2003年(平成15年) 91,240 45,489
2004年(平成16年) 89,528 44,999
2005年(平成17年) 88,499 44,485
2006年(平成18年) 87,529 44,086
2007年(平成19年) 88,106 44,225
2008年(平成20年) 91,353 45,729
2009年(平成21年) 92,190 46,136
2010年(平成22年) 91,907 45,940
2011年(平成23年) 91,071 45,492
2012年(平成24年) 92,145
2013年(平成25年) 93,256

駅周辺

船橋駅#駅周辺」も参照。

ペデストリアンデッキ再開発ビルFace」により、当駅と船橋駅の駅舎が接続されている。さらに2007年11月17日からは駅コンコースにも直結した。「Face」とコンコースをつなぐ通路は「Face」2階通路と同様、早朝深夜帯は閉鎖されるため、当該時間帯は地上の公道・横断歩道を経由する必要がある。

路線バス

船橋駅#バス路線」も参照。なお、当駅始発のバス停は船橋駅(南口)の3番のりばという扱いとなっている。また、船橋駅始発の路線にも「京成船橋駅」バス停がある。逆に、終点としては基本的に京成船橋駅を終点とする。

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 所管 備考
1番       京成バスシステム
京成バス
京急バス
ちばグリーンバス
  船橋駅#バス路線を参照
2番
3番 船61 日の出町・丸善 船橋海浜公園 京成バスシステム   下り(当駅発)のみ
日の出町・二俣新道
日の出町 丸善
船62 日の出町・二俣新道・潮見町 船橋海浜公園
船63 南本町小学校・二俣新道
南本町小学校 丸善

歴史

当初計画では船橋駅より北に駅を造るつもりだった。中心地から離れすぎるということから南側に変更された。当駅付近ではもっと直線的に市街地を貫通する予定が、住民の反対で急曲線ができた[6]

隣の駅

京成電鉄
KS 本線
快速特急・特急・通勤特急
京成八幡駅 (KS16) - 京成船橋駅 (KS22) - 京成津田沼駅 (KS26)
快速
東中山駅 (KS19) - 京成船橋駅 (KS22) - 船橋競馬場駅 (KS24)
普通
海神駅 (KS21) - 京成船橋駅 (KS22) - 大神宮下駅 (KS23)

脚注

  1. 「モーニングライナー」「イブニングライナー」は従来通り当駅を通過する。
  2. ラッシュ時などは、国鉄線との乗り換え客らが踏切が開くのを待ちきれず強行横断するなどしており、一部では「マラソン踏切」とも呼ばれていた。
  3. 京成電鉄 駅別乗降人員
  4. 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  5. 千葉県統計年鑑
  6. 白土貞夫著『ちばの鉄道一世紀』による。

関連項目

外部リンク