岩宿駅
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岩宿駅(いわじゅくえき)は、群馬県みどり市笠懸町阿左美にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)両毛線の駅である。
歴史
開業当時は大間々停車場と称した。駅の設置された場所は新田郡阿左美村字岩宿であり、山田郡大間々町からは30町ほど離れていた。これを疑問に思った阿左美村民に対して両毛鉄道の社長である田口卯吉からの回答書が残されている。
それによると計画当初は大間々南方に設置予定であったが実際は位置がさらに南方になってしまった。駅名は「大間々停車場」で許可されており今さら変更できない。また大間々の方が都会で知名度があり、それに他でもそのような例があるので事情を酌んでほしいと弁解し、了承をもとめている。その後1911年4月に足尾鉄道大間々町駅が誕生し、翌月に岩宿駅に改称された。
- 1889年(明治22年)11月20日 - 両毛鉄道の大間々駅(おおままえき)として開業。
- 1897年(明治30年)1月1日 - 日本鉄道に譲渡。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道国有化。官設鉄道に移管。
- 1911年(明治44年)5月1日 - 岩宿駅に改称。
- 1936年(昭和11年) 3月 - 駅舎改築。
- 1961年(昭和36年)10月1日 - 貨物扱い廃止。
- 1968年(昭和43年)10月 - 跨線橋完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に継承。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅である。電車とホームの間の段差が大きいため、足元に十分注意する必要がある。
業務委託駅となっている。簡易Suica改札機が設置されている。出口は北側のみ。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■両毛線 | 下り | 桐生・小山方面 |
2・3 | ■両毛線 | 上り | 伊勢崎・前橋・高崎方面 |
- 上り定期列車は主に2番線から発着。3番線から発着するのは、13:33発の高崎行きのみである。なお、3番線は上下双方の発着に対応している。
利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は1,241人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 1,150 |
2001 | 1,080 |
2002 | 1,023 |
2003 | 1,025 |
2004 | 1,042 |
2005 | 994 |
2006 | 997 |
2007 | 1,024 |
2008 | 1,045 |
2009 | 1,069 |
2010 | 1,090 |
2011 | 1,111 |
2012 | 1,162 |
2013 | 1,241 |
駅周辺
- みどり市役所笠懸庁舎(旧・笠懸町役場)
- 桐生競艇場
- 阿左美沼
- 笠懸郵便局
- 桐生警察署 笠懸町交番
- 桐生大学
- 岩宿遺跡
- 岩宿博物館
- 鹿の川沼
- 国道50号
- 群馬県道78号太田大間々線
- 群馬県道344号阿左美桐生線
- 群馬県道346号岩宿停車場線
- ヤマザキショップ
- ニトリ みどり店
その他
JTB時刻表では、みどり市の代表駅となっているが、みどり市役所HPの「鉄道・バス」の項には両毛線は記載がない。なお、中心市街に近い赤城駅と大間々駅が、みどり市の代表駅とされることが多い。
隣の駅
参考文献
- 『笠懸村誌 下』1987年、689-694頁