OSたん

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OSたん(オーエス-)とは、パーソナルコンピュータおよびネットワークにまつわるソフトウェア製品を擬人化したキャラクターである。OSガールズ、OS少女、OS娘、OS-tan等とも呼ばれ、派生シリーズとしてOS兄弟(OS息子)なども存在する。

概要

ハードウェア・ソフトウェアとその擬人化

神話や寓話には、動物や石、雷や風などの自然現象、神や精霊それらを人間に近い姿で表現した例は少なくはない。また、宗教的な物語に限らず寓話や童話の類にも、動物や花が人間に変身し、人間と共に暮らす物語はあるだろう。それらの物語は伝聞だけではあなく戯画小説などの形で伝わっていく事もある。 物語が継承されていく目的は、教育、教訓、娯楽など様々ではあるが、娯楽として漫画アニメーション同人誌の題材にされることも少なくはない。それらは、何らかのモチーフを人間もしくはそれに類する形で表現しており、OSたんOSやソフトウェア、あるいはハードウェアや機械等の非生物の特徴を漫画アニメチックなキャラクターとして擬人化されたものだと言える。 「OS/ソフトウェアの擬人化」というムーブメントそのものについては、雑誌TECHWINにおける吉崎観音の「OSアイドルWinちゃん」や「BSDのプリンセス、マジカルとこちゃん」などがその先駆として存在し、さらに古くは1980年代8bit機の時代にまで遡ることも可能であるように、擬人化は日本の創作文化全般において殊更に特異と呼べるほどのものではない。

このような状況のもと、この「OSたん(OSタン・OS娘・OS息子)」の項目では、匿名掲示板であるふたば☆ちゃんねるの画像掲示板「二次元裏@ふたば」を発祥・主な活躍の場とするものを指す。

OSたん とは

OSたんは、ふたば☆ちゃんねるの二次元裏@ふたば掲示板を発祥・主な活躍の場として、当該掲示板の利用者がアクセスの際に主に使用されるMicrosoft Windowsシリーズを中心としたOS/ソフトウェア製品をモチーフに、主に少女の姿をかたどって擬人化されたキャラクターと、それに類する一群を指す。

彼女たちは現実のWindowsの製品名から取られた名前や愛称で呼ばれ、実際の製品の特徴を(ある程度)反映した性格・能力・外観などを(ある程度)備えている。Windows以外のOS・ソフトウェアをモチーフとしたキャラクターも、およそ同様の出自と特徴をもつ。

また、彼女たちはPCの所有者である主人と共に暮らしており、現実のPCやWindowsがユーザーの仕事をこなす(あるいは無に帰す)ように、主人の仕事を手伝ったり邪魔したりして過ごしている。

OSたん達の主人は主に「としあき」と呼ばれる事が多い、これはOS擬人化が、ふたば☆ちゃんねるの二次元裏掲示板で流行した当時、掲示板のデフォルトネームが「としあき」となっていた為である。 「としあき」以外の名前で書き込むのも可能だが、ふたば☆ちゃんねるを基準とした場合、OSたんの主人は「としあき」(名前欄の存在しない場合は「」)として表現されることが多い。

ふたば☆ちゃんねるで活躍するOSたんの世界観や設定は、基本的には明確な作者が存在しない。これはOS擬人化の案として考え出されたのがイラストだけではなく、ショートストーリー的な物も同時に発表されたためである。イラストとショートストーリーは互いに影響しあい、幾つものキャラクター性が集積して、OSたんの大まかなキャラクターが形作られている。そのため原初のデザインや初期設定などを除き、明確な作者や個人が設定を決定した訳ではない。(後述)OS擬人化そのものは一時的な流行とも、その場のノリで提案されただけだとも言える。そのため、特定の個人やグループ等がこれらの設定や取り扱いについてコントロールしているのではなく、印象に残ったエピソードが後に設定と呼ばれ、OSたんの設定として扱われていった。

OSたんの世界観のなりたちを強いて例えるなら、OSたんの世界は沢山の「としあき」達(二次元裏@ふたば掲示板の参加者たち、以下「」)による(ジャズのような)セッションであろうか。パロディとアドリブの入り交じった先の読めない意外性や、部外者には一見すると単に不条理な設定の集積のようにも見える複雑さが、混沌とした世界観を構築しているのだろう。そして混沌の中から気に入ったエピソードを選び、キャラクターの設定を(他人に押しつけない限り)自由に組み合わせて楽しむことが可能な点が、OSたんだけでなく二次元裏@ふたばの持つ魅力なのだろう。

OSたんの発祥と著作権

2003年8月6日、当該掲示板上に最初のOSたんとして「Me」が登場して以降、Windowsシリーズを始めとしてMacintoshLinspireなどのOSや電子ワクチン、その他のアプリケーション等のソフトウェアが擬人化され、派生キャラクターや他の設定をもつキャラクター達ともクロスオーバー的に相互に関与することで、今なおその世界観を広げ続けている。

いずれのOSたん・擬人化キャラクターについても、その著作にまつわる諸権利は当然ながら各々の原作者が保有しており、決して権利放棄やパブリックドメイン化等が為されたキャラクター・設定ではない点に注意が必要である。特にMeを含む幾つかのキャラクターについては個々に原作者が特定されており、原作者によって著作権と二次利用についての意思表示が明確にされている。

なお、一部雑誌(ネットランナーソフトバンクパブリッシング刊)の杜撰な記事・企画上においてOSたんの成立には別個の掲示板である2ちゃんねるも関与した、あるいは2ちゃんねるで誕生した等と報じられたが、以下に紹介するOSたんは匿名掲示板・「ふたば☆ちゃんねる」上で誕生・発展したものであり、その誕生や発展過程において2ちゃんねるは一切関与していない。(勿論、2ちゃんねる内で「OSたん」の存在を知り、その後「ふたば☆ちゃんねる」で創作活動にかかわった人も多いだろうが、あくまでその主な舞台となったのは「ふたば☆ちゃんねる」である。)


とらぶる・ういんどうず

-ごく初期の土台となる設定「とらぶる・ういんどうず」-

OSたん達は、架空の漫画「とらぶる・ういんどうず」(作者・双葉利秋)の登場人物として設定されている。設定では、OSたん達は「ご主人様」である「としあき」という冴えない青年のもとで共に暮らし、仕事を片付けたり増やしたりして過ごしていることになっている。

またこの架空作品「とらぶる・ういんどうず」は、架空のアニメ作品やゲーム作品としてメディアミックス展開されているとする設定もあり、有志の手によってflashムービー作品として公開された「とらぶる・ういんどうず」はこの架空のTVアニメ作品のオープニング映像として、同様に「OSぴったん」はエンディング映像として設定されていることになっている。

なお、原初のMeのデザイン、架空の漫画「とらぶる・ういんどうず」が存在するという設定、「とらぶる・ういんどうず」のタイトルおよびロゴデザインについては原作者(Meあき氏)が明確に特定されており、作者自身のホームページ「Meたんのお部屋」上において、その取り扱いについての意思表示が行われている。

一方で「とらぶる・ういんどうず」「双葉利秋」はともに実在しない、架空の漫画と作者であり、作品・作者とも具体的な作品・個人としては実在しない。また「とらぶる・ういんどうず」を題材として創作活動を行う(主に同人の)作家たちも多く存在するが、彼らの中に具体的な個人として「双葉利秋」が実在するわけでもない。このような背景から、架空の漫画作品「とらぶる・ういんどうず」及びその架空の作者「双葉利秋」については、後述される個々のOSたんキャラクターに対する実在の著作者とは異なり、取り扱いには注意が必要である。


2007年5月29日追記 現在、ふたば☆ちゃんねるで見られるOSたんは、上記の設定を活かしているだろうかと、疑問を持つ人がいるかもしれない。 この設定は、ふたば☆ちゃんねるでのOS擬人化初期の産物であり、現在この設定を知らずにOSたんを扱っている人も少なくはないだろう。 しかし、この設定は一種の「ひな型」的な扱いとして残り、過去の設定や前例をアレンジし続けて遊ぶという「としあき」や「」の姿勢に繋がっている。 現在でもOSたんは、ファンアート、ファンフィクション、同人漫画のような形で変化し続けており、他のキャラクターともクロスオーバーする事も少なくはない。 この項目に書かれている世界観はとしあき達によって妄想された原作遊びであると言える。 現在まで続くOSたん設定と、その変遷のスタート地点とも言えるだろう。


商業作品としての「とらぶる・うぃんどうず」

とらぶる・うぃんどうず(作画:栗橋伸祐) 
月刊コミック電撃帝王VOL.5に掲載された。1話で打ち切り。
『とらぶる・うぃんどうず OSたんファンブック』(ISBN 4776791889宙出版) 
2005年7月7日発売。25名以上の「としあき」達が参加した、ふたば☆ちゃんねる公認のOSたん本。

キャラクター紹介

Me

Windows Meの擬人化少女。現実においてもWindowsの9x系OSの最終形(末っ子)であり、また9x系の中でもシステムリソースの逼迫等の事情から最も不安定で、すぐにフリーズしてしまう等といった困った特徴に悩まされるユーザーが少なくなかったことから、これをコミカライズし、熱意はあるものの実力が追いつかない“ドジっ子メイド”風のキャラとして成立した。OSたんキャラとしては最初に成立したものであり、また二次元裏@ふたば上では、現在までに最も多く描かれているキャラクターである。

外見的な特徴としてはオーソドックスなエプロンドレス姿であり、Windows Meのデフォルトデスクトップの背景色をモチーフとしたブルーのワンピースのドレスに純白のエプロンを重ね、襟の真紅のリボン締めにはアクティブデスクトップのエラー表示に使われるエクスクラメーションマーク(!)のアイコンをあしらっている。髪は緑色で、三つ編みのツインテールという髪型である。また頭頂部には立派なアホ毛があり、様々な場面で感情を表現する等の自己主張を行う。また一部には、実はこのアホ毛こそがMeの本体であり、少女に寄生しているに過ぎないとする説もある。

大事な場面で突然フリーズしたり、前触れなく暴走するなどといった、実際のWindows Meの挙動に即した困った行動以外にも、コーラ電子レンジに入れたり、ネギバールのようなものを振り回したりと、ギャグメーカー、トラブルメーカーとして天然ボケをかましたり、一風変わった行動を取る事が多い。

ちなみにMeが得物として振り回す野菜のネギは、フリーウェアであるWindows用国産パーソナルファイアウォール、NEGiESの名前から連想されたものである。

またMeの好物はロールケーキとされるが、これは節分の際に関西の一部で行われてきた恵方巻を真似しようとしたところ、勘違いしてロールケーキを1本貪り食ったエピソードから定着したものであるようだ。

Windows Meの読みは、Microsoftによれば公式にはウィンドウズ・ミーであるとされるが、マスコミ等一般的にはエムイーと発音されているように、Meたんもミーと呼ばれる一方、エムイーと呼ぶ例が多いようである。

MEの息子版(ME坊)は通常は少年探偵キャラである。青年姿からデフラグが出来ないうちに若年化していった話等が有るが、基本的には娘のMeたんと同じですぐフリーズするドジキャラとして扱われる。

アメリカ版はダウンタウン育ちのフールガール。頭のアホーガンをぶっぱなす。

2000

Windows 2000 Professionalの擬人化少女。2kとも呼ばれ(表記され)る。

現実においてWindows 2000はWindows Meとほぼ同時期にリリースされているが、NT系カーネルをもつWindowsであるためMeとは対照的に安定した動作を実現しており定評を得ていることから、2Kの性格付けにもこのような背景が反映されたものとなっている。またWindows 2000は、日本国内においてはコンシューマ向け製品としてはリリースされず、Windows NT4.0後継のビジネス用(ワークステーション用)OSとして位置付けられていた背景を受け、有能だが遊びには疎く、いま一つ垢抜けていないというイメージもあるようだ。

OSたんとしてはMeの保護者・姉役のような位置付けであり、しっかりとした生真面目な性格として描かれる事が多い。また縁の下の力持ち、キャリアウーマン的な「頼れる女」として自他共に認められていることから、何かと損な役回りにおかれることも少なくない、有能が故にやや薄幸なきらいのある少女である。

外見は、Windows 2000のデフォルトデスクトップの背景色をモチーフとした青いボブヘアに、猫耳のような機械とフリルの付いたカチューシャ眼鏡を着け、4色のウィンドウズのロゴカラーをあしらったコートの下にレオタード状のボディスーツ(もしくはスクール水着)を着用、またニーソックスとスーツの間には絶対領域を装備している。

2000たんの呼称としてよく用いられる2kとは、一般的にk(キロ)=1000であることからWindows 2000の略称として慣用的に用いられており(SI接頭辞を参照)、翻って2kたんも同様に表記・呼称されるようになったものである。なおこの場合2kはニケイ、ニーケイ、ニケ等と発音し、ニキロ、ツーケー等と呼ばれることはまず無い点に注意が必要である。

最近では、MicrosoftにおけるWindows 2000のサポートがまもなく保守段階に移行することから、2kも現役引退を意識してナーバスになったり、只でさえ気にしている部分を突っ込まれたりして、さらに不幸な目に遭うことが増えているようである。ほとほと不憫なキャラクターである。

2k息子版(2k兄さん)は娘の2kと同じくクールな頼れる切れ者のはずだったが、いつしか空気が読めない天然キャラになっていった。初期はセミロン毛のジャージ姿。現在ではスーツ姿にマント。

XP息子の特訓を影から見守り、友達の営業石さんと夜は飲みに歩き、バーの女の子に恋慕し、空気の読めない行動で場を乱す。ツッコミもボケも見事にこなす。何かヒーロー物のストーリーが展開する場合はたいてい悪役。

アメリカ版は国防総省から色々任されている才女。色々と日本を勘違いしている。アフリカ系米国人の女性。

XP

Windows XP Professionalの擬人化少女。XPはエックスピーと発音する。ペケピーという愛称も定着している。ちなみにXPとは、Microsoftによればexperience(エクスペリエンス、経験・体験)の意味から取られたもの。

Windows XPは、技術的にはNT系カーネルをもつWindows 2000の後継OSであり、またマーケティング上はWindows 2000とWindows Meの双方を収斂する後継OSとして位置付けられている。とくに日本国内においてはNTカーネルを採用した初のコンシューマ向けWindowsでもあるという背景から、仕事も遊びも人並み以上にこなせるが、その代償として動作に大量のメモリリソースを要求する性質が強調された結果、才色兼備だが大喰い、という性格設定が付加されている。ちなみに好物は吉野家牛丼である。

成立当初はビキニタイプの露出度の高いコスチュームであったが、ServicePack 2のβリリースにあわせ、白と青を基調とした、レオタード系のややおとなしめの服装となった。黒または濃紺のロングヘアで、「XP」と型取りされた髪飾りをつけている。

要求メモリサイズと胸の大きさが比例するナイスバディ少女であり、そのグラマラスな肢体からOS姉妹の中ではお色気担当に据えられる事も多く、させ子と呼ばれる事が多い。「させ子」の渾名の由来については諸説あるが、PC/AT互換機OADG準拠日本語106/109キーボードにおいて、「X」「P」のキーがそれぞれカナの「さ」「せ」に該当する事からつけられたものであるとされる。

現在では大半のユーザーがWindows XPを使用しているため、その愛着感からか最近では出現頻度が最も高く、本来主人公格であったMeや、Meのツッコミ役・尻拭い役として登場していた2kたちの座を、いまや完全に喰ってしまった感もある。

XPの息子版は数種類有り、ふんどし姿のブルー、片腕が義手で燃えキャラのレッド、腐女子に受けしそうなショタキャラのオリーブがいる。しかし、現在ではふんどし姿で三つ編みお下げのブルーのみ「XP息子」として定着し、他のバージョンはほぼ見受けられない。

アメリカ版は筋肉おっぱいな金髪女性。XP息子と同じく筋肉バカ。2人は筋肉で会話が出来る。

XP home (ほめ子)

Windows XP Home Editionの擬人化少女。XPの双子の妹として、XPとほぼ同時に設定されていたOSたん。XP Homeのパッケージカラーである緑色と白を基調としたドレスのコスチュームに身を包み、体格はスリーサイズ等を含めXPと瓜二つで、緑の長い髪はポニーテールにして結っている。

ここまでの基本デザインは早期に決定していたようではあるが、性格設定等いま一つ特徴的でなかったため、XPの双子の妹として以前から存在していたものの当時の最新OSでありながら影の薄さを否めなかった。

しかし比較的最近になって再解釈されることによって再び注目されることとなる。

ある「」の「HOME子が『ホモ子』に見える」という発言から通称がほめ子となり、性格もXPとは異なったいわゆる腐女子キャラとして再設定されることとなる。

風貌では髪や瞳の色を除きXPと瓜二つという設定は残しつつも、普段着ではもっぱらひっつめ髪に眼鏡を着用し、XP Home Editionのパッケージに合わせた緑色を基調としたジャージを着用しており、オタク少女然とした色気のないものとなった。それまでのドレス様のコスチュームも正式なコスチュームとして存在するが同人誌即売会などで着用する程度で滅多に着ることはなくなった。 性格も、腐女子の典型的な性格・性向をもち、やおい同人誌を好んで、目に入るあらゆる異性を勝手にカップリングして妄想する(男性同士を同性愛カップルとして設定し、彼らが性行為に及ぶ妄想に耽る)という奇癖の持ち主として再設定された。どちらかというと「ちょっと困った人物」として描かれることが多い。「としあき」と共におちんちんランドについて熱く語り合うことも多々見られる。

オタクである「としあき」や、現実の二次元裏@ふたば掲示板の参加者たちにとっては最も話し易く、相手にもしやすいキャラクターであるためか、後者のキャラクターで出現頻度が急上昇し定着に至っている。

息子版は通称ほめ男。ショタキャラでみんなのおもちゃにされている。ほめ子には漫画の資料にと色々な写真を取られたり原稿のアシスタントをやらされ、98とSEには色々悪戯され、95兄貴には飲めない酒を飲まされ、2kに心配され、2k兄さんからは訳の分からないアドバイスを受け、そしてとしあきには愛でられたりと、色々といじられている。女装癖のある美少年キャラとしても描かれ、むしろ女装しているときの方が生き生きとした表情で描かれる事も多い。今やOSキャラの中でも有数の人気を誇るキャラに成長している。

95

Windows 95の擬人化少女。1990年代後半のITバブルを牽引した「近代的Windows」の最初の世代であったという背景を受け、着物姿の古風でおしとやかな女性として描かれる。また英語版Wikipediaにおいて、95のコスチュームは日本が近代化を始めた明治大正時代になぞらえた女学生のルックであると解説されているように、単なる振袖姿のみならず、袴姿などにアレンジされる例もあるようだ。

現役時代にはMac OSと熾烈なシェア戦いを繰り広げた歴戦の猛者という設定があり、日本刀を始めとした様々な武器の扱いに精通している。

ちなみに振袖(着物)の柄は、日本語版Windowsに標準添付の壁紙ファイル「花見 (hana256.bmp)」である。補足であるが、初期には現在の物と違いメカを全身に纏ったキャラクターも存在した。

としあきは、95をババァと呼ぶ事も多く、ババァと呼んでいる所を発見するととしあきは半殺しの目にあう。惨殺された場合は表記を「ババ/ /ア」など文中で斬られたように見えるに書くのがお約束となっている。ちなみに95姐さんとも呼ばれることも多い。

98や98SEを妹分的存在、Vista(びす坊)を娘のような存在として保護対象としており、彼女たちに不埒な行為を働こうしたとしあきは容赦なく斬殺される。 それが嵩じてか最近はロリコン全般を斬るようになった。

一時期は和菓子の赤福をとしあき(「」)他様々なキャラクターに狂的なまでに勧めるキャラとして描かれ、大食いであるさせ子(XP)が赤福を見るだけで昏倒してしまうほどのトラウマを植えつけられるなど、その被害は多岐に渡った。

息子版は通称95兄貴。桜の柄の着物を着た豪快な性格の酒飲み。現在は渋く枯れた感じの中年男性だが、少年時代は学ラン姿の美少年として描かれることが多い。

98

Windows 98の擬人化少女。「98」と型取りされた髪飾りをつけたおかっぱ少女として描かれる。普段は、漫画「金色のガッシュ!!」に登場したバルカン300のような箱状のモノの中に入っている。可憐な容姿とは裏腹にボク少女で、SEたんと一緒に姉妹として描かれることも多い。SEからは「はっちゃん」と呼ばれている。

状況によってはガチサドキャラや、ふたなりキャラになる。主な被害者はSEとほめ男。

長らくこれといったキャラ立ちが出来なかった関係から本人もそれを悩んでいる描写もされたが、中学生が考えそうな俗に言う「痛い」設定の物語を考えるサブカル志向の少女としてキャラ立ちした時期があった。しかしその後現れた、二次裏発のメイドキャラクター・イタいさんの登場でそのポジションも奪われ、再び不遇のOSキャラになりつつある。

息子版はマスク・ド・バルカン。戦いに傷ついた元ヒーロー。変身後の格好でうろちょろしているわりには影が薄い。しかし、2006年秋頃から徐々に「定職に就かずおたくで、大婆様(3.1)に小遣いをせびってパチンコに突っ込む」といった、俗にイメージされる「」のような自堕落キャラとして、主にimgにて認知されつつある。

SE

Windows 98 Second Editionの擬人化少女。髪をサイドで束ねた少女として描かれる。普段は漫画「金色のガッシュ!!」に登場したバルカン300のようなモノの中に入っている。

98たんとは対照的に恥ずかしがり屋な女の子。98からは「せっちゃん」と呼ばれる。

プロレス好きの女子中学生として描かれる事が多い。純粋な目でプロレスを見ているといわれる場合と、アングルやブック等の裏話を理解しながらもソレを知らないふりで純粋な目で見ているとされる場合が有る。

また、「まうまう」「ちんこマジ死ねよ」等の口癖があり、男性キャラへは比類無き攻撃性を発揮する。凶器は栓抜き。主な被害者は、ほめ男やとしあき。

キャラクター原案からアナザーSEと言う、着物姿でおかっぱでやんちゃなイメージのキャラも存在する。また、山田さんと言う別キャラクターとなった例も有り、山田さん独自のストーリー展開もされている。

息子版はマスク・ド・バルカンSE。戦いに傷ついた元ヒーロー。悪の手先にされてたり、長年行方不明だったり、話によって設定が変わる。

Windows Server 2003の擬人化少女。 頭にLAN用のハブを乗せ、Server → 鯖という言葉遊びから鯖の着ぐるみに身を包んでいる。何故か2等身。

「うわっエロッ」「とびまーす」など限られた言葉しか話さない。

金髪で縦巻きロールのお嬢様キャラバージョンの鯖も存在する。話す言葉もお嬢様らしく「おほほ エロくてよ」。

CE

Windows CEの擬人化少女。小さな妖精USBのプラグを模した杖を持っている。

「これで「」さんの尿道をですね」と言う言葉と共に襲ってくる恐怖の対象ともされ、あたかも害虫のような扱いをされることも多い。

2006年末頃から頭を殴られて記憶喪失になったCE、椎井(しいい)が登場するようになった。とても働き者でケーキ工場でショートケーキにイチゴを載せる仕事や新聞配達、牛乳配達をこなす。健気で素直なその姿は邪悪化したCEとの落差から評価されつつある。しかし頭を殴られすぎたせいか再び凶悪化し、丸太を尿道に突っ込もうとするなど相変わらず恐怖の対象として恐れられている。

アメリカ版は妖精のようなランボー。

NT

Windows NT 4.0の擬人化少女。ノースリーブのワンピースを着ている。原作者はせつあき。また初期には、三十路を迎えた地味なキャリアOL、という設定もあったようだ。通称NTママン

ユーザーの絶対数ゆえにか影薄く、ほとんど露出(登場)のないキャラクターではある。さらに、いぬてぃの登場により、NTママと呼ばれるようになった。 2006年冬頃から、95、3.1と共に「年増園」トリオの一人として熟女の魅力を振りまき、再び露出が増えつつある。

いぬてぃ

Windows NT Workstationの擬人(犬)化少女。ノースリーブのワンピースを着て、首輪をつけている。垂れた犬耳とふさふさした尻尾を持つ少女。鳴き声は「わふーん」。

NTたんから派生したキャラクターであり、現在ではこちらが主流となっているようである。

Longhorn

MicrosoftがWindows XPの後継OSとして開発されたOS (Windows Vista) の擬人化少女。OS自体が未だ正式リリースされず正式名称も発表されていない時期にデザインされたため定まったデザインは存在していないが、hornの語感からか水牛のような角をつけた姿で描写されることが多かった。

なおLonghornとは、Microsoft社内における次期Windowsの開発コードネームであり、製品名ではない。また、その名が本来意味するものは牛や動物ではなく、北米に実在するWhistler(ウィスラー)スキーリゾートにある、“Longhorn Bar & Saloon” というレストランの名称から取られた。ちなみにWhistlerスキーリゾートにある2つの山の名称はそれぞれ「Whistler」及び「Blackcomb(ブラックコーム)」であり、それぞれWindows XP及びWindows Server 2003後継サーバーOSのコードネームとして知られていた。

2005年7月のWindows Vista(開発コードネームLonghorn)の発表を受け、Longhornのキャラクターやポジションは変化し、二次裏@ふたばでは既に何度かVistaの(OSたんとしての)デザインが論じられた。

数多くのキャラクター原案が生まれ、淘汰の結果後述のキャラクターが残った。

Vista

Windows Vistaの擬人化少女。

Vistaの擬人化が活発に行われた時期は大きく分けて2期ある、前期はVistaの名称が決まった時期、後期はVista発売前後である。


Vistaの正式名称が決定された際に、Vista擬人化祭りで20体以上のキャラが作られた。 その中には犬やタコのようなキャラもあり、「人じゃないぞ!」とツッコミを入れらていた。 2005年の擬人化祭りで生まれたキャラクターのうち、イラストやショートストーリーで活躍する機会が多い2人と2匹を紹介する。

一人は忍者スタイルの少女くノ一びす坊。頭に大きなしいたけ(ビスをイメージしたものと、後述のビスたけの名前が混同され、いつの間にかしいたけ色に塗られることになった)をあしらって銀髪。幼児のような体系と、それに合った子どもらしい素直で無邪気な性格。その反面、無邪気さゆえに、としあき(「」)が秘密裏に頼んだ依頼(95姐さんの下着を取ってきてくれ…等)を、何の悪気もなく95に話してしまい、「」が95に斬られる事もよくある。語尾に「ござる」と付けるのが特徴。

もう一人は嫉妬キャラのビスたけ。褐色の肌に銀髪の縦巻きロールで、額にビスがある。服装はまるで改造セーラー服のようであり、巨大な草刈鎌を持つことも多い。このキャラクターは最初にイラストを描いた「」がが、他人の描いた絵を見ては『神絵師め…』と、嫉妬と羨望の念が混ざった言葉を呟くキャラだったため、彼の生んだビスたけもそのようなキャラクターとして扱われた。そして「自虐的な嫉妬キャラ」だけではなく「素直な気持ちを表現しようとするが恥ずかしさで言葉遣いが乱暴になってしまうキャラ」としての一面も見せるようになった。草刈鎌を持っているのも彼の職業が庭師だったことに由来している。口癖は、「神絵師なんてマジ死ねよ」「ギギギギギ」(歯ぎしりの音)。

この他にも、Windows Vistaという名称が発表されて間もなく擬人化されたビスタが存在する。ロングホーン時代の、水牛の角をかたどったロゴを顔に見立て、あにょーんと鳴く犬。通称あにょーんや。 頭に十字傷を負い、八本の足を螺旋状に巻き付けることでネジ(ネジ=ビス)の形になるジライヤ等がいる。 擬人化なのに人間の形ですらない、と思うかもしれないが、OSたん達をひとつの家族としてみた場合、あにょーんとジライヤはペット的な存在として扱われたり、びす坊を乗せて空を飛び散歩したりしている。


Vista発売に合わせた時期では、ふたばちゃんねる、+にじうら+、半角二次元や他サイト、雑誌企画等において数多くのキャラが新たに生み出されている。特にふたばちゃんねるの擬人化スレではデザインベースで新たに200体以上のデザインが発表された。


Windows Xpは姉妹になっているが、Windows Vistaも8バージョンも存在すると報じられたため、「姉妹が多い」「一人で何パターンも変身できる」等、バージョンの違いを活かそうとする発案も多い。しかし、公式なVista擬人化キャラを決めるべきだと執拗に主張する荒らしが、掲示板を荒らすこともあった。

3.1

Windows3.1の擬人化。ゴスロリ調の少女の姿で描かれる。通称大婆様

「DOS猫」という猫を抱え、話言葉は語尾に「~じゃ」等が付くおばあさんのような言葉である。このDOS猫は大塚明夫の渋い声で人間語を喋るキャラとして定着している。

初期のイメージ画には、3.1の動作があくまでMS-DOS上で動作するアプリケーションのようなことからか、DOSたんが乗り込んで操作するロボットのようなものもあった。

MS-DOS

MS-DOSの擬人化。背中に巨大なキーボードを背負っている少女、もしくは黒いボディースーツに身を包んだ少女。

これらは絵師の中にMS-DOSを現役で使ってきた世代がもはやほとんど居ないため、DOSのCUI環境や、真っ黒な背景に殺風景な白文字のプロンプトが浮かぶというような、外見的なイメージから想起されたものであるようだ。

Mac OS 9

Mac OS Xのイメージカラーである白を基調としたボディースーツに身を包み、頭にAppleブランドロゴを模した囓りかけのリンゴをのせた金髪少女として描かれる。

ちなみに頭のリンゴは時折爆弾にすり替わり、OSたん達への攻撃に利用される。爆弾はMacOS 9までのエラーメッセージに使われていたアイコンである。

また、近年のOS擬人化ネタのテコ入れの際に新たな派生キャラとしてボディースーツに代わって流麗なスカートを履きこなした落ち着いたお嬢様キャラが誕生した。ソナタ先生(ソナタ:sonataはMacOS9の開発コード)と呼称されるこのキャラは、Macの画像処理能力=絵が上手でインテリ=育ちのいいお嬢、Macはエロゲーできない=エロくない=処女という呆れるほど単純なコンセプトによって突発的に生み出されたキャラでOS擬人化キャラとしては希少なお嬢キャラということもあってか、一時期はかなりもてはやされていたが、数ヶ月経過した後に「エロくない」という理由で皆から飽きられてしまい、人気は沈静化した。

Mac OS X

擬人化の元のMac OS XがそれまでのMacOSとは一線を画したものとなり、それに伴って生まれたキャラクター。コードネームがTiger、Pantherなどの猫科の動物をモチーフにしたもので、キャラクターはゴツいマッチョの上半身裸の猫科っぽい顔立ちをしたものになっている。通称タイガー兄弟と呼ばれ、タイガー、ジャガー、ピューマ、チーター、パンサーの総称となっている。しかし、この5匹に明確な違いは今のところ無い。なお、後述のレオパルド(れお坊)は歳の離れた弟として別扱いになることが多い。 一部では「萌えられない」「汗臭い」などと言われているが、その男らしい井出達と単純明快なコミカルなキャラクターに魅せられた者も少なくはない気がしないでもない。

なぜか5匹とも広島弁に長けていて、自分達の姉にあたるOS9を盲目的に崇拝し、「姐さんMOEMOEじゃあー」と涙を流しながら絶叫する姿をよく見かける。

また、2007年10月にリリースが予定されているLeopardのOS息子としてれお坊も誕生している。本人から見て右目にAppleの林檎ロゴを模した眼帯をつけた金髪の少年で、ヒョウ(レオパルド)の耳と尻尾がある。 正式搭載が予定されているBoot Campの機能を意識してか、windows OSにおける同世代OSキャラのびす坊と同様に忍者という設定がなされている。しかしびす坊とはよく些細なことでケンカをして「」に二人とも怒られたりしている。

常に裸足で、首にはマフラーをつけている。腰にもヒョウ柄の腰蓑をつけているが、 Appleの比較CM[1]に対する批判的な皮肉からかおちんちんを丸出しのデザインで描かれることも多い。コンピュータウイルスに対して無防備であるという意味合いからだと思われる。

「」やほめ子からいいように嘘を吹き込まれて女装させられたりするなどしている。語尾は「ゴザル」。

Linux

Linuxカーネル2.xのマスコットキャラクターであるペンギンのTux君を模したヘルメットを被っている少女として描かれていた事もあるが、現在ではもっぱらペンギンにウナギイヌのようなしっぽを持ち、闘牛のような角のついたヘルメットを被り、3つの男性器を具えた魔獣として描かれる。特にふたばちゃんねる内においては、後者の(魔獣の)姿の方が存在感が強いようだ。

ちなみに魔獣Linuxが身に付けているヘルメットや武器などには、Linuxを始めとしたUNIX系の世界で用いられる各種のソフトウェアやパッケージの名前がつけられている。たとえばヘルメットの角も正しくは闘牛ではなく、アフリカ大陸南部に棲息する野生牛であるヌー (Gnu) の角がモチーフであり、これはLinux等のUNIXクローン環境で愛用者の多いGNUプロジェクト(こちらはグニューと読む)のマスコットがヌーをモチーフとしていることから採用されたと考えられる。

また魔獣Linuxが手に持つ槍は、Linuxカーネルの作者であるリーナス・トーバルズフィンランド出身であることに因み、北欧神話になぞらえ聖槍グングニルということになっている。

Linspire

当初はLindowsの擬人化少女として設定された。緑を基調としたロングヘアに白いシャツと白タイツの少女として描かれる。最初に投稿されたイラストがその色合いから野菜のネギを連想させたこともあって、普段は「ネギ子」と呼ばれている。

現在は製品名を巡りMicrosoftから提訴された関係でLinspireと名称を変更したことを受け、髪型をストレートロングから2つに分け、白シャツ白タイツから白チャイナドレス(あるいは白系統のそれ以外の服装)で描かれることが多い。

ノートン先生

シマンテック社製ウイルス対策ソフトNorton AntiVirus (NAV) の擬人化(もちろん、少女ではない)。一般的に「ノートン先生」という呼称は、NAVやNorton Utilitiesの開発者であり最近までパッケージに自身の写真が載っていたことでも知られるピーター・ノートンのことを指すが、OSたんとしての擬人化では、チャールズ・ノートン似の禿げ上がった小父さんとして描かれることが多い。

ウイルスチェックと称してOSたん達にセクハラをするため、「スケベオヤジ」「エロジジイ」と呼ばれる事もある。また古くは導入することによってむしろシステムを不安定にさせてしまう時期もあった事から、「ヤブ医者」という設定がついて回ることも多い。

ウイルス駆除ソフトの類としては、他にもエッチな悪ガキとして描かれるウイルスバスターや、お姉さんキャラとして描かれるマカフィーも存在する。

その他の関連キャラクター

WE(初島妙子)
ネットキャラ板出身。
OS娘騒動で二次裏が荒れている中作られたネットキャラ板ではOS娘ネタは当初使用禁止であった。その為、Meの色を反転させ、新しいWEと言うキャラクターが出来上がった。現在では胸のマークは!から?に変わっている。
当初はMeのまがい物扱いだった。しかし、「前に出ようとして失敗する」OSになろうとする人間”キャラクターから、同じアパートの友達として山田さんの部屋に入り浸っているうちにキャラが立って目立つようになっていった。語尾に「だべ」等が付く田舎風のしゃべり方、メイドのもどいさんとは同郷、貧乏で食も貧しいがナイスボディー、OSたんに気に入られようと媚を売るが2kにいびられている等の設定が追加され今に至る。
Me坊と付き合っているらしい。ハメをはずしたMe坊とけんかしている描写も見受けられる。
山田さん(山田葛葉)
OSだった人間もしくはOSに良く間違われる普通のOL。どちらの設定も使う住民によって様々。元々はSEのキャラクター原案の一つ。
苗字はウィンドウズのロゴを横に寝かせてみたとき山田という文字に似ていることから、名前は元となったWindows98よりの語呂合わせ葛葉(クズハ)と付けられた。
普通の会社に勤める20代後半の普通のOL。会社名は特に決まっていないが、「帝国」の名称が入る場合多い。比較的胸が薄いことコンプレックスを持っているとされる。
会社の同僚には営業石さんや2K兄さん、田中さん、平苺さん、お茶くみの可憐な人、上司の米田部長等が居る。場合によってはアルバイトに妙子が居る場合も有る。同じアパートには明日田さん、中国(紅ちゃん)、オーナーの姉さん、スパイダーマン、オカヤマン、しそ仮面、内田さん、ギルとカイのご夫婦等が住んで居る。
ピッツァ(ピザ子)
2kの2Pカラーとして現われる。出始め当初はただの2kの色違いであったはずが、2kを突然後ろから突き飛ばすキャラクターになる。
突き飛ばす手を出す時に「ドンッ」と発した事から「ドンッ」としか喋れないと思われたが、多少は喋れる事が判明。口数はかなり少なく、表情で感情を表現する事が多い。
息子版は通称ピッツァーニ。2k兄さんの2Pカラーであるが、メガネをかけていないのが特徴。名前の由来は「ピッツア」+「兄」の合成語から。

主題歌

「とらぶる・ういんどうず」がアニメ化された時の主題歌という設定で、オープニングテーマ「みれにあむキッス~Meだも~ん~」(KOTOKOさくらんぼキッス~爆発だも~ん~」の替え歌)、エンディングテーマ「ふたばのOSたん」(古原奈々ふたりのもじぴったん」の替え歌)が制作された。

OSたん保管庫

今までごく少数の協力者によって運営されていた画像保管庫が、一般の目に触れるようになったのもOSたん保管庫が最初のことである。(その証拠に『保管庫』で検索エンジンに掛けるとOSたん保管庫が真っ先にヒットする)

現在このサイトは旧OSたん保管庫と呼ばれ、HPスペース業者の管理に任されるままに放置状態になっている。

当サイトの空前の発展と爛熟そして閉鎖は、匿名掲示板由来の画像保管庫運営の難しさを象徴している。

ふたばと外部掲示板

OSたん保管庫の保管投稿用の画像掲示板が活況になるのと前後して、OSたん専門の外部掲示板が設置された。いわゆるOSたんファンサイトである。この外部掲示板の住人はもともとはふたば☆ちゃんねる出身者が多数を占めており、住人の毛色も、当初はふたば住人と酷似していた。

しかし、次第にその2つに、利用者の傾向とも言える差異が現れてくる。ふたば住人、主に二次元裏@ふたば住人はOSたんの総称を「OS娘」と呼ぶのに対して、外部では「OSたん」と呼ばれる事が多い。ふたば住民は、デジャヴアートワークスとの確執(外部リンク OSたん著作権のデリケートさを示す事例 参照)を境として、OSたんという呼称からOS娘へと変えていった。これはOSたんという呼称を止めることで「ふたば☆ちゃんねるを見ていない人」をあぶり出そうとする、半ば冗談めいた理由が発端だが、OSたんよりOS娘の方が親しみが感じやすいせいか、ふたば住人はOS擬人化キャラクターは自分達の家族的な存在として扱い、外部ではOS擬人化キャラクターは自分達のアイドル(崇拝的対象)のような存在として扱うことが多くなった。

掲示板ごとにキャラクターの扱いに相違点があり、掲示板利用者は自分にあった雰囲気の場所を選ぶことが出来る、そのため外部掲示板の話題を挙げることは少ない。 また、他の掲示板に対して攻撃的な発言を繰り返し、掲示板利用者の対立を自作自演で演じている荒らしが存在したために、複数の掲示板を掛け持ちしている利用者も、掛け持ちしているという事実を話題にすることは非常に少ない。

度重なる荒らしと半閉鎖(放置)

方々から保管庫サイトにリンクが貼られるにつれ、アクセス数の増加し、それに伴って住民の質の低下に歯止めが掛からなくなり、住民の自浄作用や管理人個人の仲裁では間に合わなくなった。

まず投稿用画像掲示板側のレス機能(スレッドに投稿された画像に返事を付ける機能)が削除され、OSたんのアイコンを投稿時に選択できる文字のみの掲示板が併設された。しばらくは小康状態を保ったものの、1~2ヶ月も経たないうちにそれも手が付けられなくなった。それに平行する形で保管庫の更新が極端に落ち、閉鎖宣言へと繋がっている。

従ってOSたん保管庫には投稿されたまま保管庫に入っていないケース、放置後、一部のコンテンツのサーバから削除されたケースなどが存在し、多数の画像が行方不明になっている。これに対してOSたん保管庫2は補完用のアップローダを設置し、収集に努めている。

OSたんの利用

当Wikipediaに書かれたOSたん/とらぶる・ういんどうずに関する説明は概括であり、あくまでも「ふたば☆ちゃんねる」上で各々の作者や読者たちが活動した結果を現状確認の上で追述しているに過ぎない。したがって、間違ってもここに書かれたものがOSたんやとらぶる・ういんどうずの正式な設定や読み方という訳ではなく、また表現やトラブル等に際し当項目の記述を判断の基準とすることには、少なからぬ問題を孕みかねないリスクがあることも申し添えておく。

なお、同人活動など二次創作としてイラストや文章などを制作する際には、制作者がこれらの内容から極度に逸脱しない範囲で多少アレンジすること関しては、出典を明記する(例:「©としあき・ふたば☆ちゃんねる」の表記をつける)などといった配慮を欠かさなければ、おおむね許容される事が多いようである。注意すべきは、一部(そして最近増えている)には、ふたばの二次元裏板をほとんどみていないと思われる作者による「金儲け目的」「売れればいい」感覚のOS本出版について非常に冷ややかな目でみられていることである。

ただし、商業活動への利用は、杜撰な先駆者が築いた事例とそれによって発生した確執が存在することから、これまでのいくつかの事例を見る限り消費ターゲット層の反応は基本的にナーバスであり、些細な事象を契機にそれらは即険悪なものに転化し兼ねないため、利用は事実上困難と判断すべきであると言わざるを得ない。

月刊コミック電撃帝王VOL.5に掲載された「とらぶる・うぃんどうず」についても、OSたん漫画の企画を担当した人物が、OSたんの著作権所有者に連絡を取ろうとして「」に仲介を頼んだが、担当者から仲介者への連絡内容と、担当者から著作権所有者への連絡内容に矛盾が見つかるという事例もあった。 詳しくは外部リンクのOS商業コミック化問題に関するリンクを参照。

外部リンク

OSたん著作権のデリケートさを示す事例

OS商業コミック化問題に関するリンク

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