ミドル級
ミドル級(英:middleweight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つである。意味は「中重量」。
ボクシング
Yourpediaに「独自研究」という概念はありません。 |
プロボクシングでの契約ウェートは、154〜160ポンド(69.9〜72.6kg)である。 スーパーウェルター級とスーパーミドル級の間の階級で、全17階級中5番目に重い階級である。
アマチュアボクシングでは、165〜178ポンド(75〜81kg)である。シュガーレイレナード、ロベルトデュラン、ヒットマンハーンズ、マーベラスマービンハグラーらが争った時代は、ノックアウト必至でヘビー級よりも人気があった。
日本では、カシアス内藤が東洋チャンピオン・世界ミドル級1位となったほか、竹原慎二がWBA(世界ボクシング協会)世界ミドル級チャンピオンに輝いた階級であり、日本人が世界チャンピオンについた最重量の階級である。また、お笑い芸人のトミーズ雅がミドル級で日本1位にランクされたことがある。
この階級の日本ジム所属最新世界王者は、WBAの竹原慎二(沖、1995年12月19日〜1996年6月24日)
バーナード・ホプキンスが主要4団体王座統一に成功した階級としても知られる。
2011年から2012年にかけては、村田諒太が2012年ロンドンオリンピックに出場を決め、石田順裕がラスベガスでのノンタイトルマッチでジェームス・カークランドを倒した様子がHBOで中継され(石田が自らのベストとしている階級である)、さらに湯場忠志が史上初となる日本タイトル4階級制覇を達成するなど、日本関連では空前の活況を呈している。
石田は2012年5月、ディミトリー・ピログのWBOタイトルを奪うことに失敗するが、カークランド戦をアップセット・オブ・ザ・イヤーに選出した『リング』誌ではこの時も石田をゲートキーパーでもジャーニーマンでもトマト缶でもなくぎりぎりではあるがコンテンダーと書いている[1]。ボクシングフォーラムではピログの勝利よりも石田の鉄の顎が印象的だというコメントも多く見られ、石田の打たれ強さは(ミニマム級のポンサワン・ポープラムックが英国・米国で高評価を博したように)国外では日本以上に受けがよく、観客を楽しませ相応の評価を勝ち取るための重要な要素のひとつではあるが、ピログ戦での石田は全体の手数・ヒット数ともにピログを上回った一方で、(特に後半の)ディフェンスの甘さが指摘されている[2][3]。
統計で見る石田順裕
- 手数とパンチの正確性
全パンチ | (正確性) | ジャブ | (正確性) | パワーパンチ | (正確性) | |
---|---|---|---|---|---|---|
石田(対ピログ)[1] | 337 / 695 | 48.4% | 180 / 425 | 42.4% | 157 / 271 | 58.0% |
ピログ(対石田)[2] | 303 / 517 | 59.0% | 066 / 170 | 38.0% | 237 / 347 | 68.0% |
石田(対P. ウィリアムズ)[3] | 147 / 671 | 22% | 015 / 106 | 14% | 132 / 565 | 23% |
P. ウィリアムズ(対石田)[4] | 248 / 934 | 27% | 023 / 210 | 11% | 225 / 724 | 31% |
石田5戦平均 (1回; アベンダーニョ I & II、 バルデス、アルバレス、カークランド)[5] |
012.4 / 045.2 | 27.4% | 006.4 / 025.9 | 24.7% | 006.0 / 019.3 | 30.9% |
Jミドル平均値(1回)[6] | 018.2 / 058.9 | 31.0% | 005.5 / 024.9 | 22.3% | 012.7 / 034.0 | 37.3% |
※CompuBoxによる。ピログ vs. 石田についてはRossiya-2の番組内で発表された値(別のシステムまたはオペレーターによる数値の可能性あり)
- Wikipedia記事へのアクセス数
世界タイトルマッチ直後、チャレンジャーへのアクセス(Ishida: 721件)がチャンピオンへのアクセス(Pirog: 619件)を超えることは滅多にない。これはピログが米国で獲ったタイトルで、ピログもロシアに引きこもってきたわけではないし、現役チャンピオンの記事はどんなに無名のチャンピオンでもそれなりに関心を持たれている。
日本人ボクサーへの90日間のアクセスが英語圏(Ishida: 13267件)で日本語圏(石田: 11278件)を超えることなどもっと稀だ。
Wikipedia内部でボクサーの記事をウォッチしている利用者はほとんどいない。知名度があり荒らされることも多いパッキャオでさえ百数十のアカウントがウォッチしているだけだ[7]。これらの数字は記事の出来不出来にはほとんど全く影響を受けない。
関連リンク
ボクシングの体重別階級 | |
---|---|
プロ | ヘビー級 - クルーザー級 -25- ライトヘビー級 -7- スーパーミドル級 -8- ミドル級 -6- スーパーウェルター級 -7- ウェルター級 -7- スーパーライト級 -5- ライト級 -5- スーパーフェザー級 -4- フェザー級 -4- スーパーバンタム級 -4- バンタム級 -3- スーパーフライ級 -3- フライ級 -4- ライトフライ級 -3- ミニマム級(ミニフライ級) - アトム級 ※階級間の数字はリミットの重量差(単位:ポンド) |
アマチュア | スーパーヘビー級 - ヘビー級 - ライトヘビー級 - ミドル級 - ウェルター級 - ライトウェルター級 - ライト級 - バンタム級 - フライ級 - ライトフライ級 - ピン級 |
脚注
- ↑ Pirog defeats Ishida by unanimous decision in Russia The Ring 2012年5月2日
- ↑ Scott Christ Pirog vs Ishida Results: Dmitry Pirog Wins Unanimous Decision Over Tough Ishida Bad Left Hook 2012年5月1日
- ↑ Eric Armit Behind the Results BoxRecNews 2012年5月7日
総合格闘技
ネバダ州アスレチック・コミッションでは170〜185ポンド(77.1〜83.9kg)と規定している。
糞-1
八百長団体K-1では70kg契約をミドル級と呼んでおり、ミドル級の大会はK-1 WORLD MAXとして行われている。ちなみに塩試合が圧倒的に多い。