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− | 以前は[[帝王賞]] | + | 以前は[[帝王賞]]の前哨戦として位置付けされていたが統一GIになり、春のダートのマイル最強馬決定戦との位置付けとなった。これに伴い従来の南関東マイル最強馬決定戦に位置付けられていた[[大井競馬場]]の[[マイルグランプリ]]は南関東G1から南関東G2に格下げされ、当競走の[[トライアル競走|トライアル]]となった。 |
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出走資格は[[サラブレッド系種|サラ系]]4歳(旧5歳)以上の[[競走馬]]でフルゲートは14頭、南関東地方競馬の所属馬7頭、南関東以外の地方競馬所属馬3頭、JRA所属馬4頭と所属別に出走枠が決められている。またマイルグランプリの1着・2着入賞馬には当競走の優先出走権が与えられる。 | 出走資格は[[サラブレッド系種|サラ系]]4歳(旧5歳)以上の[[競走馬]]でフルゲートは14頭、南関東地方競馬の所属馬7頭、南関東以外の地方競馬所属馬3頭、JRA所属馬4頭と所属別に出走枠が決められている。またマイルグランプリの1着・2着入賞馬には当競走の優先出走権が与えられる。 | ||
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2009年5月5日 (火) 17:57時点における版
かしわ記念 | |
---|---|
開催地 | 船橋競馬場 |
施行時期 | |
格付け | JpnI |
1着賞金 | 6000万円 |
賞金総額 | |
距離 | ダート1600m |
出走条件 | サラブレッド系4歳以上 (中央競馬・地方競馬全国) |
負担重量 | 牡馬57kg、牝馬55kg |
創設 | 1989年5月17日(重賞格上) |
特記事項: | |
テンプレート |
かしわ記念(かしわきねん)とは千葉県競馬組合が船橋競馬場のダート1600mで施行する地方競馬の重賞(統一JpnI)競走である。競走名の由来「かしわ」は船橋競馬場の前身として千葉県柏市に柏競馬場が所在した事を記念して名付けられている。
概要
1928年の創設当時には東洋一の近代競馬場と称された柏競馬場の功績を称え、1978年に4歳(現3歳)以上の南関東地区限定の準重賞競走「かしわ記念」として創設され船橋競馬場のダート1800mで施行された。
1989年からは南関東地区限定重賞に格上げ、1996年からは中央・地方全国交流競走に指定、全国の地方所属馬や中央競馬所属馬の出走が可能になり更に施行距離を現在のダート1600mに短縮、南関東グレードのG2に格付けされた。
1997年からは前年から施行されたダートグレード競走のGIII(統一GIII)に格付けされ2002年からはGII(統一GII)・南関東G1に昇格、2003年からは出走資格が4歳(旧5歳)以上に変更、2005年からは船橋競馬場で最初のGI(統一GI)に格上げされた。
以前は帝王賞の前哨戦として位置付けされていたが統一GIになり、春のダートのマイル最強馬決定戦との位置付けとなった。これに伴い従来の南関東マイル最強馬決定戦に位置付けられていた大井競馬場のマイルグランプリは南関東G1から南関東G2に格下げされ、当競走のトライアルとなった。
創設当初は準重賞(中央競馬でいうオープン特別に相当する)として始まった競走が重賞となりレースの日程や距離設定などから6月に移行した帝王賞の前哨戦に位置づけられてダートグレード競走のスタートに伴いGIIIに格付けされ、それ以降も毎年の如く極めて良質なメンバーが集まってくる事からついには本競走そのものが春のダートマイル王決定戦とされて全国レベルの統一GIにまで格が上がった。ここまで大きく出世した競走は日本国内では他に類を見ない。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上の競走馬でフルゲートは14頭、南関東地方競馬の所属馬7頭、南関東以外の地方競馬所属馬3頭、JRA所属馬4頭と所属別に出走枠が決められている。またマイルグランプリの1着・2着入賞馬には当競走の優先出走権が与えられる。
負担重量は定量で牡馬57キロ、牝馬は55キロである。
総額賞金は1億200万円で1着賞金6,000万円、2着賞金2,100万円、3着賞金1,200万円、4着賞金600万円、5着賞金300万円と定められている。
なお、1着・2着に入賞した地方所属馬に限り帝王賞の優先出走権が与えられる。
歴史
- 1978年 - 船橋競馬場のダート1800mの4歳(現3歳)以上の準重賞競走「かしわ記念」として創設。
- 1989年 - 南関東重賞に格上げ。
- 1996年
- 施行距離をダート1600mに変更。
- 南関東グレード制施行によりG2に格付け。
- 中央・地方全国指定交流競走に指定。
- 負担重量を別定に変更。
- 1997年
- ダート競走格付け委員会にGIII(統一GIII)に格付け。
- 負担重量をグレード別定に変更。
- 1999年 - 石崎隆之が騎手として史上初の連覇。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
- 2002年
- 南関東グレードのG1に昇格。
- ダート競走格付け委員会にGII(統一GII)に昇格。
- 2003年
- 出走資格を4歳(旧5歳)以上に変更。
- 負担重量を定重量に変更。
- 2005年 - ダート競走格付け委員会にGI(統一GI)に昇格。
- 2006年 - 内田博幸が騎手として2人目の連覇。
- 2007年
- 5月5日に中央競馬が開催されるため5月2日に開催。
- 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIに変更。
歴代優勝馬
重賞格付け以後
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 1989年5月17日 | イシノラツキー | 牝4 | 船橋 | 1:52.5 | 桑島孝春 | 泉孝 | 亀井都 |
第2回 | 1990年5月5日 | フジノダンサー | 牝4 | 船橋 | 1:54.8 | 石崎隆之 | 須永和良 | 臼井勇 |
第3回 | 1991年4月23日 | パワーデイクター | 牡4 | 船橋 | 1:54.7 | 田部和広 | 金沢豊 | 潤間力夫 |
第4回 | 1992年4月23日 | スーパージョーク | 牡6 | 船橋 | 1:55.7 | 石崎隆之 | 須永和良 | 若林一郎 |
第5回 | 1993年5月27日 | トキノクンショウ | 牡4 | 大井 | 1:53.4 | 鈴木啓之 | 小筆昌 | 渡辺典六 |
第6回 | 1994年5月4日 | ヤマジュンオー | 牡5 | 大井 | 1:53.7 | 的場文男 | 栗田繁 | 山下洵一郎 |
第7回 | 1995年4月20日 | ヤマノセイコー | 牡5 | 船橋 | 1:53.0 | 田部和広 | 鈴木茂樹 | 山口明彦 |
第8回 | 1996年5月29日 | ヒカリルーファス | 牡4 | 大井 | 1:39.4 | 早田秀治 | 高岩隆 | 野口光雄 |
第9回 | 1997年5月28日 | バトルライン | 牡4 | JRA | 1:37.9 | 武豊 | 松田博資 | (有)社台レースホース |
第10回 | 1998年5月27日 | アブクマポーロ | 牡6 | 船橋 | 1:35.4 | 石崎隆之 | 出川克己 | 鑓水秋則 |
第11回 | 1999年5月26日 | サプライズパワー | 牡5 | 船橋 | 1:39.5 | 石崎隆之 | 川島正行 | 大迫忍 |
第12回 | 2000年5月24日 | ビーマイナカヤマ | 牡6 | JRA | 1:40.8 | 鹿戸雄一 | 高市圭二 | (有)中山牧場 |
第13回 | 2001年5月30日 | タマモストロング | 牡6 | JRA | 1:38.1 | 小池隆生 | 佐藤正雄 | タマモ(株) |
第14回 | 2002年5月8日 | トーシンブリザード | 牡4 | 船橋 | 1:36.5 | 石崎隆之 | 佐藤賢二 | 和泉栄一 |
第15回 | 2003年6月4日 | スターリングローズ | 牡6 | JRA | 1:38.2 | 福永祐一 | 北橋修二 | (株)協栄 |
第16回 | 2004年5月26日 | ナイキアディライト | 牡4 | 船橋 | 1:39.7 | 石崎隆之 | 出川龍一 | 小野スミ |
第17回 | 2005年5月5日 | ストロングブラッド | 牡6 | JRA | 1:37.9 | 内田博幸 | 増沢末夫 | 村木篤 |
第18回 | 2006年5月5日 | アジュディミツオー | 牡5 | 船橋 | 1:38.6 | 内田博幸 | 川島正行 | 織戸眞男 |
第19回 | 2007年5月2日 | ブルーコンコルド | 牡7 | JRA | 1:37.4 | 幸英明 | 服部利之 | (株)荻伏レーシング・クラブ |
第20回 | 2008年5月5日 | ボンネビルレコード | 牡6 | JRA | 1:37.6 | 的場文男 | 堀井雅広 | 塩田清 |
第21回 | 2009年5月5日 | エスポワールシチー | 牡4 | JRA | 1:35.9 | 佐藤哲三 | 安達昭夫 | (株)友駿ホースクラブ |
関連項目
ダートグレードのGI・JpnI競走 |
川崎記念 | フェブラリーステークス* | かしわ記念 | 帝王賞 | ジャパンダートダービー | マイルチャンピオンシップ南部杯 | JBCレディスクラシック | JBCスプリント | JBCクラシック | ジャパンカップダート* | 全日本2歳優駿 | 東京大賞典*
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